●2015年04月29日(水)
今月はずーっとグルメネタシリーズが続いているのですが、今回は少しだけ趣向が変わって行きます。 最近、炊飯器の調子が芳しくありません。 炊いている最中にフタの隙間から蒸気が漏れてくるようで、炊き上がり状態も少々おコゲが多かったりと。 全く使い物にならないレベルではありませんが、調べてみると10年も使っていたのでパッキン類の密閉が甘くなっているようです。 修理しようと、パッキン類の補修部品を注文したのですが・・・・残念ながら廃盤になっておりました。 家電製品ってのは生産中止後6年位しか補修部品の保有期間がありませんからねぇ。 なので、充分使ったという事で新しい炊飯器に買い換えることにしたのです。
炊飯器ってのは、文字通りご飯を炊く器械です。 原理としてはお鍋&コンロと同様でして、自動的に調理してくれるようになってるだけですよん。 熱源としては最もメジャーなのは電気。それとガスもありますねぇ。 ちなみに、ガス炊飯器は構造上どうしても大きい容量になりますので、主に業務用なんかで使われています。 プロパンガスと都市ガス用に分かれていますが、実はプロパンガスの方がちょっと火力が強い関係で美味しく速く炊けます。 美味しくご飯を炊くのには強い火力が必要なのです。 電気の炊飯器には、電気ヒーターを使用したタイプ、IH調理のタイプがあります。 そしてIH調理のタイプにも普通のと、圧力釜タイプとがあるのです。 当然ながらIH調理の方が熱効率が良いのですが、大きな電力を使うので場合によってはコンセント回線を別に工事しなければならなかったりします。 電熱ヒータータイプは主に小容量(〜3合)の製品にはまだ多く使われてます。 そして5号炊き以上の大きさの製品に、各種IHタイプなど豊富なラインナップが用意されてんです。
炊飯器の製品ラインナップってのは、どこのメーカーでも沢山あり過ぎて判り難いですねぇ。 ぶっちゃけ、大きさとお値段でクラス分けされているのですが。 更に他メーカー間での製品比較ともなると、マジでどれをどう比べて選べばいいのかさっぱり。 それに加えて、新製品と従来製品が混在していたりしますから、価格比較サイトで調べるにしてもかなりの困難を伴います。 なので、大雑把に予算を決めておいて、好きなメーカーを選択してその中からいくつかの製品を絞り込んで行くのが良いでしょうな。 今回も私はパナソナニックの製品から選ぶことにしましたので、あとは予算次第でしょうか。 ちなみに、炊飯器ってのは基本的に高価な製品ほど美味しく炊けるのです。 色んな機能は付いていますが、基本的に「炊飯する機能」を主体に開発しているので、炊飯に関係ない部分ってのはオマケみたいなモノなのです。 如何に炊飯を上手に行うかに集約されてんですねぇ。 それが内釜(内鍋)の材質や厚みなどの違いとかに結び付いてて、コストがそっちに掛かってんです。 反対に外装とかに金掛けて凝ってる製品とかってのはあんまりないですよねぇ。 ある意味、とても真面目に勝負しているジャンルだと思います。 なので、贅沢しようと思ったら、出来るだけ高い製品を選ぶのもコツなのです。 その炊き上がったご飯の違いは、多分10人が10人、目隠し比較テストしても判別可能なほどでしょう。 その位にはっきりとした違いが出てくるのです。
我が家では電気炊飯器を使用してますので、ガスのタイプは除外。 3人家族ですが、食事2回分のご飯を炊く事も多いので、3合の容量は必要ですねぇ。 まぁこの位の大きさならば、電熱ヒータータイプの安いヤツだと1万円以下からあったりするのですが。 そして今まで使っていたのは、通常のIH炊飯器。 これも10年前には3万円位したように記憶してます。 買い換えるのならば同程度が、もしくはちょっとだけステップアップしたいなと思います。 となると、必然的に容量は5合炊き(1.0L)タイプとなりますね。 流石に今更1升炊き(1.8L)タイプは必要ありません。 5合炊きならば、色んな種類の製品がラインナップされています。 勿論そのメーカーのフラッグシップモデルもありますからねぇ。 で調べてみると・・・・高級なタイプだと8万円前後のもあります。 流石にこのクラスには手が出ませんな。 普及クラスだと2万円位の通常IHタイプか、3万円位の廉価版・圧力IHタイプが選べます。 ちょっと欲張ると、もう1つ上のクラスのしっかりした圧力IHタイプもなんとか手が届きそうですねぇ。 う〜ん、悩むなぁ。 購入先は決めてあるので、そちらに2種類の候補を持ってって後は値段次第ってコトにしました。 その2機種に絞り込むまでに1週間以上検討していたりします。 だってお金を出すのは私ですからねぇ。 (でもご飯食べるのも私なのですから、安易に妥協できなかったりもするのです)
で、結局当初の予算はオーバーしてしまいましたが、上のクラスの可変圧力IH炊飯器を購入することとなりました。 勿論内鍋は「圧釜」タイプになってるヤツですよん。 事前に仕入れていた情報により、可変圧力IHとかはフタ部分の構造が複雑になり、お手入れ(洗ったりするの)が面倒になるとか、炊飯時の音が大きいとかのデメリットがあるそうな。 確かに圧力をコントロールするメカが必要ですからねぇ。 その点も考えると安いクラスの方が使い勝手が良さそうな気もしていたのですが・・・やっぱり美味しいご飯を食べたい気持ちが勝ちました。 で、購入したのはパナソニックの「SR-PA104」という製品です〜〜〜〜〜〜〜〜@ カラーはブラウン。実はこの色しか無いんですが。 ちなみに第二候補はこの下のクラスの製品のSR-PB-104ってので、カラーは白(シルバー?)だけでして、約1万円安いんです。 購入価格はナイショv 外装はブラウンなんだけど、なんかお櫃みたいでイイですねぇ。 「おどり炊き」と言うシリーズでして、これは買収した三洋電機の設計のノウハウが投入されているんだそうな。 昔からサンヨーの炊飯器は評判も良かったですからねぇ。 ちなみに炊飯器で最も人気が高いメーカーは、やっぱりタイガー、そして象印だそうな。 成金中国人観光客がお土産に選ぶのは圧倒的にこれらのブランドだそうです。 他の日本メーカーの製品も決して負けてはいないんですけどね。
可変圧力IHと言う事でして、情報通りにフタ内部の複雑な圧力調整機構のためにお手入れには少々手こずりそうです。 しかし・・・ご飯の炊きあがりは、見事ですねぇ。 写真で見ただけでも、おコメの一粒一粒がピン立ちしてツヤツヤしているのが判りますか? 今まで使っていた炊飯器も決して安モノではなかったんだけど、ここまではっきり米粒がしているのには驚きです。 しかも、釜の中の隅々まで同じ炊き上がりになってるのは流石ですねぇ。 お茶碗によそってみても、この美味しそうなおコメの感じは変わりません。 そして、食べてみると・・・・おコメが甘い!更におコメの味がしっかりしています。 昨日まで食べていたおコメと同じはずなのに、別格の味わいですねぇ。 ちなみに炊け具合のコースは、「かため」「やわらかめ」「もちもち」がありますが、おコメの味をしっかり味わいたいならば「かため」か無印が良いです。 やわらかさを求めるとやっぱりおコメの味わいが少なくなってしまいます。
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