2015年01月のコラム
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●2015年01月30日(金)

バイクネタです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
今回は、かもめさんではない、スーパーカブのお話。

ホンダ・スーパーカブは名車と言われています。
何てったって歴史が長いし、その辺に幾らでも走ってますからねぇ。
スーパーカブを見たコトなんてないって人は少ないんじゃないだろうかと思います。

そこまで一般的になっているスーパーカブですが、それ故に誤解されるコトがあります。
実は・・・このバイクって整備性はあんまり良くないんですねぇ。
内外共に、独自の構造を持ってるんで、この車種特有のノウハウってのが必要になるのです。
イメージ的には、すごくイジり易そうな感じがありますけど、それは大間違い。
更に、ホンダならではの嫌らしい点がイロイロとあるんですねぇ。


まずは、燃料コック。
スーパーカブはSTD/DXの所謂「丸目」と、CMの「角目」とでは燃料コックが異なります。
角目の方はON/OFFだけでリザーブが存在しません。
ようするにメーター内に燃料計が付いてるんで必要ないからですねぇ。
当然ながら、燃料タンクの取り出し口も1本だけなのです。
リトルカブ後期はセル付きでもメーターに燃料ゲージは内臓されていないので、通常のリザーブ付き2本コックです。

それはイイとして、燃料コックってのは古くなるとパッキンの隙間とかから燃料が滲み出てくる場合があります。
そうすると交換しなくてはならないんですが、部品供給の体制が非常に嫌らしい。
パッキンだけ交換したくても、そもそもカシメてあるので非分解なんです。
じゃあ仕方ないんで燃料コックA'ssyで交換しようと思うと・・・・その形態では部品供給していないんです。
『何で?』と聞きたいですねぇ。

どうしたら良いかと言うと、フロートチャンバー丸ごとのA'ssy交換しか方法がありません。
要するにキャブの下半分ってコトです。
これが、約6千円ほどするんですよねぇ。

写真は梱包されたままの状態なので見難いですが、こんだけ丸ごと買わなきゃならないんです。
社外のインチキ部品では燃料コックのみで入手可能ですが、今現在ではどうやらSTD/DX系のリザーブがあるタイプしか無いみたいですねぇ。

ちなみにキャブレターを取り外す場合なんかの手順として、燃料を止めなければなりませんがカブ特有のやり方があります。
それは燃料ホースを外すのではなくて、コックをOFFの位置にして、コックを止めている2本の細いビスを外し、コックとキャブを分離するんです。
そうすると燃料漏れの心配なく、キャブを取り外すことが可能です。
もちろんエンジンを車体から降ろす場合にもこうやっておけばイイですねぇ。

ようするに、燃料コックはタンクと組み合わされる仲間でして、キャブとは別々のセクションなんです。
パーツリストのイラストを見ても、そんな雰囲気で書かれていますよねぇ。
(ちなみに[1]の部品はパッキンセットです。ストレーナとかoリングとかがセットになってます)

にも関わらず、単品で部品供給されていないってのはどういうコトでしょうかねぇ。
ホンダの罠と言うか、嫌がらせとしか思えません。


今回は、お客さんからの修理依頼で、燃料コックから燃料が漏れるのを修理しました。
とにかく一番手間が掛かったのが、部品代の高さを納得していただくコト。
やっぱり『何で?』と聞かれました。

工数は0.5Hですから、約4千円。
部品代が約6千円なので、合計1万円〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
ボッてはいません。でも金額からするとボッてるみたいな印象を与えてしまいますねぇ。

ホンダが燃料コックだけ単体で供給してくれれば、部品代も工賃も安く済むのに。

●2015年01月27日(火)

寒いです。ただひたすら、寒いです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

こういう時は、ガレージ内での作業がとてもツライですねぇ。
なかなか捗りませんので、修理がどんどん溜まってしまいます・・・・。
やっぱり、暖房機器が無い状態では、どうにもなりません。

てなワケでして、とりあえず暖房器具の用意をするコトになりました。


実は、以前手に入れた石油ファンヒーターがガレージの奥に仕舞ってあったのです。
着火および燃焼不良で、ちと調子が悪いと聞いてました。
しかし私には石油機器のメンテナンスをやっていた経験がありますので、何とかしてあげようと思い引っ張り出して来たのです。

メーカーは、「アラジン」。
これはブランド名で、正式には日本エー・アイ・シーという会社です。

この、アラジンってのは大変歴史のあるイギリスのメーカー発祥のストーブ、「ブルーフレーム」で有名です。
日本にある一般的な、灯油の対流式・開放型ストーブの原型になってますからねぇ。
70年位も、基本的な作りはそのまま受け継いでいるので、レトロ好きな方々に根強い人気があります。
むしろ信仰に近いレベルですねぇ。
ほんのりとブルーの炎がゆらめく、なんとも言えないイイ雰囲気で暖まるんだそうな。
とてもオシャレなブランドイメージがありますねぇ。


でも、実は石油機器ってのはとても難しい分野でして、日本の大手家電メーカーも昔は数多くの商品を扱っていましたが、現在ではほとんどその分野から撤退しちゃってたりするのです。
ご多分に漏れずアラジンの日本法人も倒産しちゃってて、現在の会社はブランド存続を第一義としてるとかのドラマもありますねぇ。

石油機器の何が難しいかと言いますと、やっぱり燃焼安定性の維持や、安全性の問題でしょうか。
完全燃焼させるには空気と燃料のバランスや温度管理がシビアです。
このバランスが崩れるとすぐに不完全燃焼を引き起こして、人命に関わる事故に結び付きますからねぇ。
安全性の問題は火災の防止に尽きますが、例えば地震対策を備える義務なんかも法律で決まってます。
つまり、石油機器ってのはリスクが大きいんですねぇ。
あんまり儲かんないんならば、扱いを止めるのは仕方が無いのかも知れません。


石油バーナーの原理ってのは、簡単に言うと灯油を気化させて空気と混ぜてキレイに燃焼させるのです。
そうすると排気ガスは水と二酸化炭素だけが排出されるんで、部屋の中で燃やしても大丈夫。
もし不完全燃焼すると人体にかなり有毒な一酸化炭素が出ますので、これは絶対に防がなければなりません。
さらに燃焼温度が低いと燃えカスであるスス・タールが発生して機械内部に溜まって悪影響を及ぼします。
反対に燃焼温度が高すぎても、燃焼搭やバーナーが過熱して壊れてしまいますから、とにかく適正な燃焼管理ってのがとても重要になってんです。

灯油を気化させる仕組みには色んな方法がありますが、基本的には電気ヒーターで加熱して蒸発させる方法がメジャーです。
それに加えて、燃料を霧吹きのように噴射したりもしますねぇ。
電気ヒーターは予熱のみ使用し、燃焼開始後は燃焼熱を循環させて気化に役立てる仕組みを持っていたりもします。
もしも燃料がガスならば、こんな苦労はしなくても良いんですけどねぇ。

燃焼空気は、ブロワー或いはファンによりバーナー部へ送られます。
自然に熱の対流を利用した、対流式ストーブなんかもありますが、これは燃焼搭他の設計を工夫してイイ具合に空気が流れるようにしてあります。
燃料と空気のバランスにより完全燃焼が実現されるので、とにかく設計ノウハウは各メーカーしのぎを削って開発・改良していたのです。
更に経年変化の影響を受けにくくする工夫も必要ですから、大変ですねぇ。


バーナーには、他にも色んなモノが付いています。
例えば点火装置も必要ですねぇ。
電熱式だったり、火花放電式だったり。
ガス機器に多いのは、パイロットバーナーという種火用の小型のバーナーに最初火をつけといて、大きなメインバーナーへの着火と二段構えにしてあるシステムです。
ガスは着火をミスると爆発の危険性が高いんで、より確実な仕組みがとられているんでしょうな。
石油バーナーではほとんどが火花放電式を採用しています。

それと炎検出装置もありますねぇ。
ちゃんと火が付いて燃焼をしているかどうかを機械が検知するシステムです。
一般的には、フレームロッドを用いた方法が使われてます。
これは炎は電気を通す性質を利用して、交流電圧を掛けた電極(フレームロッド)を燃焼部に設置し、炎に接触させるコトで電気的に検出するのです。
もっともこのフレームロッドは常時炎に晒されてますからススで汚れたり熱で劣化すると役に立たなくなります。
それとスプレー製品に含まれるシリコンがこのフレームロッド表面に集まって再結晶化し、炎への接触を阻害するコトにより炎検出が出来なくなるコトもありますから要注意。
他の方法だとボイラー機器なんかに使われる方法として、光電素子(cds)で燃焼時の赤外線を検出するのもあります。
バーナー部分が完全に囲われてて光が入らない構造でしか使えないんですが、より確実に炎検出が可能です。

温度素子での着火検出ってのは、あんまりありませんねぇ。
熱電対使ってる機器もあるにはあるんですが。
温度制御や安全装置には温度センサーは良く使われてます。


以前は、空気の取り入れ口に眼の細かいフィルターが装備されてて、バーナーや燃焼搭内部へのホコリ侵入を防ぐようにしてました。
しかしこれだと、使っている間にホコリが詰まって来て、むしろ不完全燃焼を助長する結果になりがちでしたねぇ。
なので途中からむしろホコリが溜まらない様に、内部もむしろ空気の流れでホコリを飛ばすような作りへと考え方が変わって行ったのです。
だからって、やっぱり定期的にホコリの掃除は必要なんですけど。

それと年越し灯油の問題もありますねぇ。
普通の家庭では灯油暖房機器を使ってるのは冬の間だけです。
春になって暖かくなると灯油が余ってしまって、ポリタンクに入れたまま仕舞ってたりしますねぇ。
そして次シーズン開始時、つい勿体無いからってその古い灯油を入れてしまうコトがありますが、これは絶対に禁止です。
と言うのも、光を通す容器で長期保管した灯油は変質するんですな。
そうなると揮発成分は抜けて、後には燃え難い成分や燃えカスを発生する成分が沢山残ります。
これを使っちゃうと、とにかく機器内の燃焼部にタールの堆積とかで大きなダメージを与えてしまうんですよん。
この不具合が実に多いのです。
(ちなみに灯心式のストーブなんかでも、灯心にタールが堆積して着火・燃焼不良に至るトラブルになりますので、どのみち変質灯油はダメなんです)

「この位は大丈夫、大丈夫」なんて某保険会社のブラックスワンみたいに気軽に言う人がいますが、愚か者としか言い様がありませんねぇ。
無知だから仕方ないんじゃなくて、無知は罪なのです。
いくらメーカーが啓蒙してもなかなか変質灯油起因のトラブルが減らないので困ってます。

ちなみに、私がこのアラジンの石油ファンヒーターの不具合は、この変質灯油問題かな?って最初予想してました。


とにかく寒いんで、早速メンテナンスに取り掛かります。
燃料の灯油をタンクに入れ機器にセットし、燃料が内部に行き渡るのを待ちます。
コンセントを刺して電源スイッチを入れ、予熱が掛かって、あとは着火を待ちます・・・・。

予熱時間は約2分ほど。
最初は、やっぱり着火ミスのようですねぇ。
炎が飛んですぐ消えてしまったり、もしくは最初から着火しなかったり。
ちなみに炎が飛ぶ「リフト炎(リフト燃焼)」は、空気量に対して燃料が「薄い」状態です。
反対に燃料が「濃い」と「黄火」と呼ばれる、炎が黄色く燃えて多量の煤が出る状態になります。
正常燃焼の場合は、青い炎が安定して燃えている状態ですよん。

やっぱり変質灯油かな、というコトで分解掃除を実施しました。
バーナー部分を外してヘッダーの詰まりや異物除去をしました。
当然ながら点火電極・フレームロッドも表面研磨してピカピカにしておきました。
更に燃料ポンプも取り外してストレーナーから何からお掃除して燃料の通り具合を確認。
燃焼搭内部のホコリも全部飛ばしてキレイにしたのです。
ちなみに、分解して元通りに組み立てるのは結構大変ですよん。


そして、再度運転試験です〜〜〜〜〜〜@
予熱が終わって点火動作に移行、するとすぐ着火して写真の通りイイ感じに燃焼が開始されます。
バッチリokじゃん、と喜んだのもつかの間。
点火動作は約10秒間続くんですが、それが終わったらバシッと炎が消えてしまいました。
消えたと言うよりかシャットダウンって感じですねぇ。
そしてしばらくしてもう一度再点火動作をするんですが、やっぱり同じ状態です。
そして・・・パネル表示に「H31」のエラーが。
資料はないんだけど、多分着火不良ってコトだと思われます。

でも物理的な燃焼状態は完璧に良いです。
念の為、もう一度分解掃除をやり直しましたが、やっぱり結果は同じ。

つまり、着火できないんじゃなくて、着火したのを検知出来てないってコトですな。


制御基盤のフレームロッドからの配線は、なぜかコネクタではなく基盤に直接半田付けされてます。
そこのラグがちょっとグラ付くんで、もしかしたら半田浮きか箔切れしてるかも知れませんねぇ。
基盤を取り外すのもそこそこ大変なんだけど頑張って外し、半田付けの手直しをしてみました。

しかし、結果は同じ。良くなりません。

テスターを持って来て、フレームロッド回路周辺の電圧チェックをしてみました。
回路図はありませんので、制御基盤を観察しおおよその回路をイメージしてのチェックです。
点火動作に合わせてフレームロッドとシャーシアースを短絡して擬似的に炎検出on状態にしても、やっぱりダメですねぇ。
そもそもフレームロッド電圧が来ていないです。
そして出た結論は、制御回路の不良。
ちなみに制御基盤は2つに分かれてて、機器の下にある基盤と操作部のマイコンチップ部です。
どちらが悪いのかの切り分けはちと難しいですねぇ。
下の基盤の方が怪しいと思うんですが。


そして、部品を入手すべく、ネットでメーカーサイトを調べてみました。
ついでに、ヤフオクなんかで中古部品がないかもチェックしようと思い検索してみたのです。

すると、思い掛けない事実が判明。

なんと私のこのファンヒーターには不具合があり「リコール」をしているとのコト。
そして重大な事故に結び付く恐れがあるので、該当機種はメーカーが商品交換してくれるんだそうな。
そして対応窓口にはフリーダイヤルが用意してあるんで、とにかく連絡するように書いてあります。


で、電話して「石油ファンヒーターの件で」と話しをし機種品番を伝えたらすぐに「商品交換になります」と対応してくれました。
そして我が家には新品のファンヒーターが運送便で到着し、不良機種は返送になりました。

まぁ入れた灯油を完全に抜き取って箱に梱包する手間は掛かりましたが、新品商品になったのはありがたいですねぇ。
メンテナンス作業で苦労しても修理完了せず敗北はしたんだけど、「勝負に負けたが試合に勝った」感じではあります。
もっとも途中で諦めずに粘り、部品入手策検討まで持って行ったからこそ、リコールが掛かってるのが判ったんで全くのタナボタでもないんでしょう。

でも石油機器ってのはつくづく難しくて、扱うリスクが高いジャンルなんだなーと実感しましたねぇ。
こんなのじゃ利益なんてなかなか上がんないですよ。
最初に書いた通りです。

折角なので新しいファンヒーターは大事に使わせて頂きます。
ブルーフレームじゃないけど、アラジン使いの仲間入りです〜〜〜〜〜〜@


●2015年01月26日(月)

(写真のみです。下の記事を参照して下さい)

●2015年01月25日(日)

「売りモンキー」が、ほぼ完成に近づいて来ました。
後は外観のごく細かい部分の仕上げと、本番エンジンへの換装を残すだけです。
ちなみにエンジンは今、仮のヤツが載ってて自走可能になってます〜〜〜〜〜@

タイトル写真は、全方向からの外観図です。
試乗車ナンバーを取り付けての慣らし運転&テスト走行をして来ました。


まずは、外観から。
コンセプトは「小さくて可愛い」モンキーを目指しました。
私の愛車のおにぎりタンクのモンキーは走りの性能最優先でチューンしていた経緯がありまして、足回りやブレーキはかなり頑張っています。
それ故にどうしても車体サイズが大きくなってしまう傾向がありまして、それとは真反対の方向を目指してみようかと思いました。

ノーマルのモンキーよりも小さくコンパクトにまとまってます。
ちなみに車高に関しては、足回りに手は加えておりません。ノーマルのままです。
タイヤ・ホイールで小型化と視覚的効果を狙っているんだけど、ちとヤリ過ぎた感もありますねぇ。
8インチキャストホイールはワイドリム(3.5J)で、130/50-8TLと言う凶悪なタイヤを前後に履いてます。
勿論チューブレスですよん。
でも機能よりもオシャレ優先で選んだサイズです。

ハンドルやグリップは、レトロ感のあるパーツチョイスをしています。
まゆげハンドルにタル型グリップですよん。
折りたたみハンドルではなくパイプハンドルにしたので、体の大柄な人でも乗り易くなってます。
ちなみに純正キャブなのにハイスロ入れてますので、基本的にON/OFFスロットル操作で考えてますです。
50ccなので、それでもイイかなと。
ミラーは悩んだけど、こればかりは機能優先です。
お洒落デザインのミラーは大抵役に立たない傾向があるので、純正同形状で両側に付けてます。

エンジンは仮付けで、現在CD50のを積んでます。
これは後日、12vモンキー純正Egへと換装予定です。
キャブ・エアクリは純正ですが、マフラーは外観純正準拠の大容量タイプです。
このお陰で、ちょっぴりトルクが強くなってますよん。
排気音量はそんなに大きくなっていません。排気音がちょいと野太くなってるだけ。

電装系は、12vCDIで主要パーツは純正部品です。
ヘッドライトは勿論、常時点灯ですねぇ。
スピードメーターは120km/hスケールで、速度警告灯の代わりにハイピームインジケータにしてあります。
ちなみに'99-'00位のモデル準拠なのでサイドスタンド警告灯も付いてますよん。(安全装置の点火カットも機能します)
鍵は補修部品メーカー製で、4箇所セットのヤツ。

実はメーター表示に関しては、かなりシアワセ度が高いです。
ハッピーメーターってヤツでして、実速度より14%ほど多めに出ます。
つまり、実速度が60km/hの時にメーター表示は68.4km/hになります。
これはタイヤ外径が小さくなっているから仕方ないんです。


ウインカーは旧6vルックで、テール周りはキャリアレス&グラブバー仕様です。
工具ケースはありません。
でもヘルメットホルダーはちゃんとありますよん。
テールは大きいキャッツアイタイプなんだけど、被視認性を考えるとこれで良いかなとも思います。


そして走行インプレ。
50ccなんだけど、意外に力がありますねぇ。
加速も思ったよりか悪くないです。モンキーは小さくて軽いからかな。
とりあえず頑張れば60km/h(実速度)を少しだけ超えます。

ポジションに付いては、私はかなり体格が大柄なんだけど窮屈ではありません。
シート座面が下がっているのでちょっとヒザの曲がりがキツイですが、ハンドルとヒザの干渉がないので楽です。
(むしろおにぎりモンキーの方がキツイ位です)
このTLシートは座り心地が柔らかく、尻(と言うか肛門廻り)が痛くなりません。

タイヤに関しては、ちとヤリ過ぎたかな〜と反省してます。
ぺったんこの超扁平ですから、ハンドリングはかなり癖がありますねぇ。
例えて言うと、かなり磨り減ったタイヤを履かせているようです。
キャストホイールの高い剛性感と相まって、空気感に乏しく、ソリッドゴムみたいな気がします。
でも曲がりには弱いんだが、直進安定性はピカイチですな。
これは多分キャストホイール効果で、ジャイロ効果が強くなったからでしょう。
とてもイイ感じです。
ちょっと不整地も走りましたが、これまた意外に走破性がイイですな。こんなタイヤなのに。
扁平タイヤにはデメリットだけじゃなく、メリットもそれなりにはあるようです。
もっとも、第2プランとしてマトモなハイトのサイズのもありますが、追加コストが結構痛いですねぇ。

ちなみに乗り心地もかな〜りキテますよん。
凹凸路面だと脳ミソが揺すられそうです〜〜〜〜〜〜〜@


総合的な感想は・・・・・実に楽しいですねぇ。
いやいや今更の49ccなんて考えてましたが、こんなに楽しめるとは思いませんでした。
狙い通りに、オモチャ感がすごくあります。
ルックスも近所のオバァチャンとかが見て「可愛いね」と誉めてくれました。
モンキーの良い部分が伸びているカスタマイズが出来たなと思います。

●2015年01月24日(土)

かもめさんカブにも履いている、ぶいぶい推奨タイヤ。
ミシュランのM35と言うシリーズでして、カブ他に使うサイズは2.25-17/2.50-17です。

このタイヤは何が良いのかと言いますと、オールマイティーに高いグリップ力を発揮してくれるコト。
例えば路面がウェット時でも、かなり安定したグリップをするので運転が怖くありません。
勿論ですが、ドライ路面だと結構大胆に攻め込んでも全然平気だったりします。
更に、滑り始めの過渡期の特性が著しく優秀なコトですねぇ。
砂とか浮いている所で「ズルッ!」と来た時にも、一気に滑るのではなくてズリズリズリ〜ってな感じで幅があるんです。
なので、通常ならば即転倒という状況でも助かるケースがちょくちょくありますねぇ。
と言うか、私は助かってばかりです。
そんなワケでして、未舗装路面なんかも走る時が多かったんだけど、それでも全然大丈夫で安心感がありました。
必ずしも「ハイグリップタイヤ」ではないんですが、総合的にいつでも安定したグリップ力を発揮してくれる、良い子なのです。

乗り心地も良いですよん。
さらに、強化タイヤですからかなり空気圧を上げるコトが出来て、重たい荷物を積載する場合にも対応が出来ます。
寿命に関しては、グリップが良い割りに長持ちしますねぇ。
もっとも業務用とかに使っていればちょくちょく交換しなくてはならないですが。

パターンは大人しいデザインでして、普通のカブのリヤタイヤっぽい感じです。
旧カブなんかにもそれほど違和感なくマッチします。
本来フロント側はタテ溝のタイヤなんだけど、アレはおミズに無茶苦茶弱いんで困りますねぇ。

そんなワケで、以前からぶいぶい推奨銘柄の1つになっています。
カブにはミシュランM35をどうぞ!


私は定期的にタイヤ交換をするので、スペアは常時ストックしてあります。
しかしこの2ヶ月ほど前から、何故かメーカーからこのM35(2.50-17の方)が入荷しなくなってしまいました。
問屋さんに聞いても、入荷未定と言う回答しか頂けませんでした。

実は、数年前にも同じ状況になったコトがあります。
しかも冬のこの同じ時期でしたねぇ。
その時は廃盤説も出回っててとても不安になったんですが、結果的にはモデルチェンジだったんです。
パターンが一部変更になって、より安定したグリップ力を発揮するようになったのです。
ちなみにお値段はタとか据え置きだったような。
まぁその時はあんまりカブはやっていませんでしたけどね。

今回はどうなのかと心配していました。
こうなったら最悪、他銘柄へ移行するしかないのかもとか考えてました。
候補として、同じミシュランM45(2.50-17のみ)とか、ピレリだとCITY DEMONとかですねぇ。
これらはミシュランM35と似たような性格みたいです。
じゃあ何で今までこれらを履かなかったのかと言いますと、ズバリお値段。
小売り価格では似たようなモノなんだが、実はM35だけは特別に安く仕入れが出来たから。


実はカブ用のタイヤにはもっと良いヤツ、スポーティーなのもあるんです。
ブリジストンのBT-390とか、ミシュランPILOT STREET(60/100-17,70/90-17)ですねぇ。
ハイグリップ系なんだけど、残念ながらかもめさんカブのようなプロユースマシンには向きません。
お値段が高いし、ライフも短いですからねぇ。
趣味のバイクとしての用途ならばこういうのも良いかなと思います。


しかし、正月休み明けに突然、ミシュランM35の入荷状況が改善されました。
何が起こったのかは判りませんが、これはチャンスかも知れないと思いました。
まぁこの際なので1年分ストックしておこうかと。

そんなワケでして今現在のストックは2.25-17が3本、2.50-17が4本です。
私の交換サイクルはちょっとあやふやではありますが、リヤは約3ヶ月ほどでしょうか。
フロントも似たような感じなんだけど、これは多分乗り方がちょっと独特なので良く減るんだと思われます。
ちょこちょこと小回り効かせて、無理矢理ハンドルこじって振り回してるんで、どうしてもタイヤの磨耗は早くなりますねぇ。
(郵便カブが14インチタイヤなのには、ちゃんとした理由があったのだと実感します)

タイヤ交換履歴は過去ログから調べると、7月29日・11月5日に、いずれも前後タイヤ同時交換してました。
3ヶ月のスパンなので、もうそろそろ次のタイヤ交換時期が近づいていると思われます。
冬季なので、もちょっと持つかも知れませんねぇ。


でも、4月からちょっと業務形態が変わるようなので、もしかしたらこのストック量は過剰だったかも知れません。
もしも余ったら、行商セールスでもしなくては。
とりあえず、日の当たらなくてオゾン発生源(電気火花とか)が近くに無い場所にて保管しましょう。

ちなみに、参考小売価格は次の通りです。
ミシュランM35・2.25-17(\5,160-)、2.50-17(\7,054-)
※交換工賃や廃タイヤ処分料は別途です。

●2015年01月23日(金)

最近、ひょんなコトからインスタントの袋入りラーメンをちょくちょく食べるようになりました。
きっかけは、頂き物として我が家にやって来たんだけど、大昔の子供の頃に食べたラーメンとはちょっと違うんですよねぇ。
麺の進化がすごくて、インスタントラーメン=ふにゃふにゃでコシの無い柔らかな麺、という概念がなくなってしまったのです。
生麺っぽい出来上がりで、なかなか見事ですねぇ。
もっとも、スープの、あの何となく偽物っぽい感じは昔から変わってはいませんが。


で、私が袋ラーメンと言えばまず思い浮かぶのが、「サッポロ一番」と「出前一丁」ですねぇ。
そもそも家庭の事情で、この手のジャンクな食べ物はなかなか与えて貰えなかった都合もあるんだけど、とにかく買って来るのはスーパーで安売りワゴンに乗っかってる銘柄のみ。
よくよく考えてみると、今まで自分の金を出してまでインスタントラーメンなんか買った事はありませんでしたから、銘柄にコダワリを持つ機会が無かったのです。


しかし、我が郷土には「名産品」と言っても過言ではない、昔ながらのラーメン銘柄があるのです。
それは・・・・山本製粉の「ポンポコラーメン」。

とにかく歴史が古いのです。
山本製粉の創業は、今から99年前の1916年(大正5年)3月。

そしてポンポコラーメンも発売から40年ほど経過していて、商品パッケージにも書かれている通り「懐かしい味」がします。
ポンポコラーメンならではの特徴として、昔ながらのフライ麺で、更に揚げ油にはラードを使用している所。
なんか昨今のヘルシー志向とは真っ向正反対だけど、美味しさ優先だと割り切れば良いのです。
もっとも、インスタントラーメンを食べてて健康を意識するってのはナンセンスだと思いますけどね。
ちなみに一袋約400kcalほどありますけど、インスタントラーメンとして取り立てて高い数値でもありません。

スープは醤油味、塩味、味噌味とあるんだけど、今回はオーソドックスな醤油味を買ってきました。
通常、昔ながらの「支那そば」風味ってのは鶏がらスープがベースになっているイメージがあるんだけど、ポンポコラーメンはスープも豚っぽいんですねぇ。
だからって最近の安直な豚骨風味ではなくって、つまり「豚の脂」の風味なのです。
そして太い麺とのバランスがとても宜しい。
なので重厚な食べ応えがして、満足度が非常に高いですよん。
最強のインスタントララーメンなんて大げさなコトを言う方もいるようですが、確かにそう言ってもよさげなボリュームがあります。


ちなみに山本製粉の所在地は、小坂井町ですから昔は宝飯郡だったんだけど現在は豊川市になっています。
ようするに、ポンポコラーメンは豊川名物の1つなんですねぇ。

ちなみに名古屋の方にもローカルでレトロな、歴史の長い銘柄のラーメンがあるのです。
その名も、小笠原製粉の「キリンラーメン」。
ポンポコがタヌキならば、こっちはキリンなんですねぇ。
名前の由来はパッケージにも記載がありますが、キリンの首のように末永く愛されるようにとのコト。
こちらも売り場で見掛けたので比較用として買って来ました。

特徴として、麺に豆乳が練り込んでありマイルドな味わいだそうな。
テレビ番組で紹介されてたりしたので、結構有名かも。


で、早速ポンポコラーメン(醤油味)を食べてみました〜〜〜〜〜〜〜〜@

スープはあっさりシンプルな味なんだけど脂(ラード)が結構浮いてます。
太い麺とそのラードのおかげで、食べ応えがありますねぇ。
大絶賛するほど美味とは言いませんが、何となくインスタントの袋入りラーメンとはかくあるべき、みたいな実感が持てました。
豚骨スープみたいなケモノ臭さとは無縁で、とても食べやすい味なのです。
ちなみにスープは濃い目の方が美味しく出来上がるので、最初に沸かす湯の量は慎重に。


恥ずかしながら私は子供の頃、ポンポコラーメンってのはパッケージに2匹のタヌキがいるので、てっきり「タヌキ」の出汁のスープなんだと思っとりました。
昔話なんかでタヌキを罠で捕まえて、タヌキ鍋にして喰っちまうぞ〜とか言われてましたからねぇ。
でもタヌキの肉を食べたコトがある人に聞くと、肉は美味しいんだけど臭みがすごいとのコト。
ちなみに精進料理のたぬき汁ってのは、肉の代わりにこんにゃくが使われてます。

まぁそんな自分勝手なイメージから、ポンポコラーメンはケモノ臭くてワイルドな味がするのかなと思っとりました。
内心、ちょっぴり恐怖を覚えていたりして。
よく考えてみると、他のメーカー、例えばエースコックなんかもタヌキのマスコットキャラクターを使っているんですよねぇ。
まぁ食べると満腹感があるから、満腹=タヌキ(の腹)というイメージなんでしょう。
それと、ポンポコって名前からしてタヌキのイメージですから。

でも、日清チキンラーメン等のように、やっぱりイメージキャラクターは味に直接結び付くモノの方が誤解を招かないから良いと思いますねぇ。
子供の頃にポンポコラーメンを食べた記憶が無いのは、多分この勘違いのイメージを持っていたからじゃないかと思うんです。
今になって考えると、もっと早く子供時代にポンポコの味わいを楽しめたら良かったのにと思います。
なんか人生損した感じですねぇ。


ちなみに、コレ書いてる時点ではまだキリンラーメンは未開封です。
これは追ってまたレポートしたいと思います〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

●2015年01月22日(木)

昨年10月下旬頃から始まった、マシンX計画・改め「売りモンキー」はどうなったのでしょうか。

実は、製作コストが嵩みまして、ちょっと資金繰りの都合で一旦休止状態になっていました。
まぁ年末年始でいろいろと出費もありましたからねぇ。
んで、やっとこさお金のメドが経ちましたので、ようやく再開するコトとなりました。


現在は、かなり完成に近い状態になっています。
フロント周りは結局また買い直しをして、純正ノーマル状態で組んでます。
インナーチューブやスプリングには一切手を加えておりません。
ホイールとかハンドル回りはアブノーマルですけどv

写真ではキャブが付いていませんが、整備中です。
AB27純正のキャブ〜エアクリです。
前ブレーキレバーは先端が折れてますんで、新品を注文するコトにしました。

この状態で、前半分は配線の繋ぎ込みまでやってあります。
ニュートラルランプやホーン、ウインカー、サイドスタンド警告灯なども機能しますです。
ヘッドライトのソケット線の部分が無かったので、これも部品注文ですねぇ。
ちなみにライトケースはApe100流用ですので、速度警告灯ではなくハイビーム警告灯になっています。
これも配線変更して機能させる予定です。
点火系もバッチリと作動しています。

キーは4点セットで、社外品にて新品を入れてます。
ちなみにメインキーの配線はモデルによって若干違いますから、加工して合わせてあります。
もっとも鍵自体がホンダのミニサイズのキーと互換があるので、先日の「くまモン・キー」とかにするコトも可能です。

グリップは、やっぱりのタル型グリップ。
まぁインナーハイスロにしてありまして、それに付いてくるグリップなんですけど。
写真を撮った時には装着していませんでしたが、ミラーは左右に付きます。
これは何の変哲もない、黒丸プラ製のミラーですよん。(モンキー純正準拠)
お洒落なミラーも良いけれど、そういうのって大抵は実用性が薄かったりするんです。
つまり、後ろが見え難いもしくは全然見えないんですねぇ。


シートとかテール関連、マフラー等は写真の通りです。
つまり外観はこの状態でとりあえず完成しているのです。

テールランプ周りの配線はまだこれからですけど、すぐ出来る予定です。
チェーンとスプロケットは、ギヤ比を計算して取り付けてあります。
タイヤの外径が大幅に小さくなっているので、ノーマルの13/31Tから15/31Tへ設定変更してあります。
この数値で、ほぼ純正ノーマルと同じトップギヤ比になるんです。

タイヤサイズを後で変更するかも知れませんけど、とりあえずはペッタンコタイヤで走らせてみます。
ちなみに変更計画として、F:110/80-8,R130/70-8を予定しています。
チューブレスタイヤ指定なので実はあんまり選択肢はないんですが、チェンシンから丁度良いサイズが出ています。
このサイズだと、ノーマルの3.50-8とほぼ同径になるので、メーター表示もギヤ比も悩まなくて済みますねぇ。
噂によると130/50-8のタイヤはあんまり良くないと聞いてますので、どんなモノなのか心配しています。

リヤサスも、できれば変えたいなーと思ってます。
スプリングにちょっとサビがあるので、これを何とかしたいんですねぇ。


ライディングポジションですが、シートが薄いので後ろにふんぞり返るような感じになります。
まゆげハンドルは奇抜な外観とは裏腹に、ノーマルからちょっとゆったりした、とても良い具合になります。

チェンジのパターンは、EgがCD50なので前へ踏んでシフトアップして行くロータリーシフトです。
この点はちょっと馴染めるかどうか不安がありますねぇ。
慣れてしまえば何てコトはないんですけど、ちょっと商品力の点で弱いかも知れません。
でも、モンキー純正のエンジンってのは、中古相場がやたら高いんです。
なので最初はカブの遠心3速にしてしまおうかと思ってました。
そこからギリギリ這い上がって来てのベンリィCDエンジンなのです。
シフトドラム変更でリターン化も可能ではありますが、コスト次第ですねぇ。


細かい配線とかを仕上げて、キャブを取り付ければ走れるようになります。
あとちょっと、と言う所まで来ています〜〜〜〜〜〜〜〜@
でも細かい追加部品発注があるので、それの部品待ちですねぇ。

ちなみに完成しなければ価格設定が出来ませんが、計算するのが怖いような気もします・・・・。
一応名前の通りの売り物にする予定なんだけど、いっそのコト自家用にしても良いような気がしてきましたv
50ccで、のどかな乗り味のが一台あっても良さそうな気がするんですねぇ。


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