2014年11月のコラム
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●2014年11月27日(木)

仕入れたパーツのネタしーず。
今回は、バッテリーと、ステアリングステムベアリングです。
どちらの製品も、激安インチキブランドだったりします〜〜〜〜@


まずはバッテリーから。
以前も使ったことがある、「バッテリーマン」ですねぇ。
これよりも安い製品は一応あるにはありますが、このアメコミ風キャラクターでそこはかとなくアメリカ風味にしてある所とかがそそられるのです。
4A-BSですから、ホンダ用ですねぇ。
つまり、やっぱりの売りモンキー用なのです。


モンキーの場合セルモーターは装備されていないので、バッテリーは電圧安定の役割で付いてます。
なのでバッテリーにはそれほど負担は掛かりません。
大きな電流が入ったり出たりはしないんです。
だからこその、コストダウンですよん。
これがもしもセル付きのバイクだと、バッテリーがもし粗悪ならばすぐにセルが回らなくなっちゃいますねぇ。

ちなみに、激安ブランドのバッテリーには電池としての性能以外にもウィークポイントがあります。
例えば、端子部分の寸法精度の狂いですねぇ。
規格で決まっているはずなんだけど、そこをズルしてあったり。
例えば端子が小さめ・薄いとかで、充分な接触を確保するのが難しい場合があります。
だからこそ、激安インチキブランド製品を使う場合には念入りにチェックしなくてはなりません。
更に外径寸法が狂ってる(大抵はちょっと大きい)場合もありますが、バイクのバッテリーケースの作り次第ですねぇ。
バッテリーケースに寸法の余裕(=ルーズさ)が無い場合には、激安インチキブランド製品が物理的に使えないってコトなのです。
大陸生まれなんで、細かいコトは気にしないって感じですかねぇ。

バッテリーマンの製品は、やっぱり外径寸法がちょっと大きい目のようです。
でもモンキーちゃんのバッテリーケースならば大丈夫ですねぇ。
端子部分はちょっと心配。


バッテリーの次は、ステアリングステムのベアリング。
ご覧の通りのテーパーローラーですよん。
メーカーは駄目で元々のダメモト、いいやミニモトでございます。

当然なんだけど、このベアリングは支那製でしょうねぇ。
軸受けみたいに材料・加工の品質が厳しいモノは、圧倒的に日本製品が一番です。
でも最近の中国製軸受けは良くなってますねぇ。
一昔前では考えられなかったコトです。
多分、設計製造ノウハウとか生産設備とかを手に入れたんでしょうな。

でも、あんまり支那製品は使いたくないのが軸受けです。
ただし今回はステアリングステム部なので、荷重こそ受けるけれど、そんなにぐるんぐるん回す使い方じゃないので、コレで良いのかも知れませんねぇ。
しかも耐荷重性では有利なテーパーローラーベアリングですし。


ステアリングステムベアリングに、テーパーローラーを使うコトにはメリットとデメリットがあります。
メリットは圧倒的に耐荷重があるコトですねぇ。
まあミニバイクだとそんなに耐荷重が必要なコトってのはありませんけど。
しかし、荷重を受けた状態での滑りやすさ・回りやすさってのには繋がります。
それと耐久性に関しても耐荷重性に余裕があるってのは有利ですな。
デメリットは動きの渋さ・フリクションの多さでしょう。
組み込み作業もちょっと手間が掛かりますし。

テーパーメーラーベアリングを組み込み際には、ベアリング部分にしっかりグリスを捻り込んでおかなければなりません。
文字通り、グリスを圧入・充填するんだけど、これがなかなか苦労します。
エア圧で行う機械もあるだけど、高いんですよねぇ。
なのでやっぱり手でグリグリとグリス詰め込むしかないんです。

ベアリングレースの組み込みとか、プリロードの掛かり具合とかでテーパーローラーベアリングは動きが全然違って来ます。
なので作業は慎重かつ愛情を込めて行いましょう。


ちなみに今回のテーパーローラーベアリングは、まぁまぁそこそこ使える製品でした。
お値段から言うと1/4くらいなので、それを考えるとたいしたモノです。

本来ならば、この手の激安ブランド品を使うのはためらわれますが、コスト圧縮もしなければなりませんから悩みます。
はっきり言って、悩んでばかりです〜〜〜〜〜〜〜〜〜@


●2014年11月24日(月)

色んな部品や道具を買い込んだので、しばらくはそれらの小ネタでイキますv
まぁ大体がモンキー関連の部品ですけど、他の仕事も並行してヤッてんでその関連もあるのです。

まず第一弾は・・・・工具です。

メーカーはキタコ製の、フライホイールプーラーですねぇ。
カブ系エンジンでセル付きモデル用の、専用工具であります。

セルが付いていないカブ系用のフラホプーラーは持っていましたが、セル付き用はありませんでした。
と言っても、こういうSST(専用ツール)ってのは、あんまり使う時は無いんですよねぇ。
例えば、とある車種専門でやっているのならば幾らでも専用工具を揃えるんだけど、ごくたま〜にとか1回か2回程度しか使わない場合は困ります。
どうしてもその工具が無ければ出来ないって場合は仕方ないけれど、そうじゃないならば代用策でなんとかするのです。
そもそも工賃ってのは、これら道具設備のコストも入っているからこそのお高い金額なのであります。


しかし、カブ系エンジンもフルモデルチェンジをして、フラホ廻りは従来のセル付きモデルがベースになりました。
具体的に言うと、カバーを開けるとフラホが伏せた状態で付いてる旧エンジンは廃止になったのです。
新型はジェネレータコイルはカバー側に付いてて、フラホの開口部は外側に向いてんですねぇ。
ちなみに、FIモデル(クランクケースカバーが黒く、ヘッドカバーがツルッとしてるヤツ)以降からですよん。
カブだと'08モデル〜AA04、モンキーは'09(FIモデル)〜で、セルが付いてないのも含みます。

つまり、今後はこっちの新しいエンジンをメンテする機会が考えられるので、この際なので専用工具を買ってしまおうってコトとなったんです。


実は、ホンダの罠(トラップ)があるのです。
もしかしたらそのうちに、新型カブ110(JA10)のエンジンの腰下廻りを修理するかも知れないので、ソレを見越しての購入となりました。
でも、よくよく調べてみると・・・・カブ110には前モデルのタイホンダ謹製の「JA07」と、現行モデルの支那国・重慶製「JA10」があるんですよねぇ。
基本的には同じ設計のはずなんだけど、ここにホンダトラップ。

理由は不明なんだが、問題のフラホの取り外し用のネジを切ってある部分のサイズが変更になってんです。
JA07までは従来のセル付きカブ同様「M28xP1.5」だったのに、JA10だと「M30xP1.5」へと太くなってんですねぇ。
ようするに、従来の特殊工具では使えない(=新しいのを買いなさい)ってコトなのです。

これは、激おこぷんぷん丸ですよん。

何で変えるの?嫌がらせ?しかもM30なんてスズキの一部(カタナ1100とガンマ125とか)位しか使ってない変なサイズだし。
※ちなみにホンダ・GROM(MSX125)もM30の方なのです。
別に今までのM28で良いではないですか。

今までもちょくちょくあったけれど、ホンダのこういう気まぐれはつくづく困りますねぇ。
これさえなければ良いメーカーなんだけど。


ちなみに最新型エンジン用のM30フラホプーラーは、ホンダ純正工具の他スズキ純正工具、それとスペシャルパーツ武川から出ています。
ストレートとかプロツールズとかの激安怪しいブランド工具では、今の所見当たりませんねぇ。
まぁ武川のが一番安いです。

1台の修理車の為だけに工具を買うってコトになると、厳しいですねぇ。
これから10台くらいこの工具を使って修理するんならば即買いなんですけど。


とりあえずは、従来のセル付きカブ用としてこのフラホプーラーに活躍してもらいます。
と言っても出番はなかなか無いんですよねぇ。

●2014年11月21日(金)

今回も、やっぱりバイクネタ。
しかも定番のメンテナンスシリーズです〜〜〜〜〜〜〜@

カブ系バイクの、駆動系全替えをヤリました。
チェーンにドライブ&ドリブンのスプロケット、所謂3点セットと、ハブダンパー交換です。
オートバイ工房では、駆動系メンテをする場合には必ずハブダンパーとハブベアリングのチェックを行います。
意外にトラブルを抱えてても、じわりじわりと症状が進行するので気が付かないケースがあるのです。
まぁどうせリヤホイール外しますからねぇ。


今回はギヤ比を替えてある車両でしたが、当店のお得意さまでしたので以前のデータが残っておりました。
なのでそのまんまの丁数で部品注文がスムーズに出来たのです。
やっぱり整備記録ってのは大事ですねぇ。

ドリブンスプロケットは、C70純正相当の36丁。
これは補修部品メーカーNTB製品をチョイスしました。
ドライブ側スプロケットは16丁と大きいので、高品質・軽量な武川製。

チェーンは江沼EKチェーンの強化版のヤツです。
このチェーンは、ぶいぶいお気に入り銘柄だったりするのです。
最近はEKチェーンばかりですねぇ。以前はRK一押しだったのに。
かもめさんカブで耐久性は折り紙付きです。とにかく長持ちするんですよねぇ。
それでいて何故かお値段はそこそこ。

そう言えばこの間も、かもめさんカブでチェーン交換したっけ。
それと売り物のカブ70もチェーン替えたなぁ。
チェーン交換ばかりやってるように気がします。

ハブダンパーはホンダ純正部品です。
社外品もあるんだけど、やっぱりゴム製品は材質や加工で大きく品質が変わりますから、純正品が一番良いです。


しかし、スプロケットの減り具合はスゴイですねぇ。
ほとんど歯の山が減っちゃってて、単なる凸凹に近くなってます。
ちなみに写真右下のは、新しいスプロケの上に磨耗したスプロケを重ねてますよん。
尖がった部分の高さが半分以下になっちゃってるんです。

ハブベアリングに関しては、チェックokでした。


今回のパーツチョイスで各社のカタログをじっくり見て回りましたが、ラインナップが変わっていたりしますねぇ。
そう言えば、タケガワでカブ用ドリブンスプロケがあるんだけど、普通版のと高耐久版ってのが出てました。
丁数は2種類だけなんだけど、丁度かもめさんカブに使ってる35丁があるのです。
こういうパーツメーカーの言う「高耐久性」とかってのは正直どうなんだろって感じではありますけど、気になりますねぇ。
本当に高耐久性があるんならば、是非とも使ってあげたいです。
ちなみにカブのスプロケットは完全にカバーされてて見えませんので、本当に機能的なパーツじゃないと余計なお金を出したくありません。


気になるメンテナンス費用は・・・・工賃込みで、約1.2万円です〜〜〜〜〜@
さすがに掛かりましたねぇ。

●2014年11月17日(月)

バイク修理ネタです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

今回もスクーターなんだけど、ちょっと新しい目のヤツ。
ヤマハの4サイクル50cc・水冷3バルブのシリーズですよん。

入庫してきた時の症状は、「エンジンが吹けない、スピードが20〜30km/h位までしか出ない」とのコト。
症状確認もしっかりと出来ました。吹けませんねぇ。


まずチェックするのは、プラグとエアクリーナーです。
プラグが消耗しているとこのような状態になるコトが考えられますし、悪名高い排気ガス規制対応の為に希薄燃焼させてますのでプラグの消耗は意外と早かったりします。
またエアクリーナーは吹き返しとかでブローバイガスが多量に発生して、エレメントが激しく汚れ目詰まりしているコトも考えられます。
オイルの入れ過ぎでもこんな状態になりますねぇ。

エレメントはぐちゃぐちゃでした。エアクリーナーボックス内もぐっちゃぐちゃに汚れてます。
でも何かその汚物が妙なんですねぇ。
汚物はオイルなんだけど「生キャラメル」とか「カプチーノ」状態なんです。

・・・オイルキャップを開けて中をチェックすると、あらあらあら。何と言うコトでしょう〜@
中から、クリーム?マヨネーズ?状になったオイルが溢れ出てくるではありませんか。
念の為、ラジエターキャップも開け中を見ると、こちらも同様です。

これは、水漏れですねぇ。


何処からか冷却水が漏れて、クランクケース内に侵入してしまったと。
オイルと冷却水が攪拌されてマヨネーズ状になり、その抵抗によりエンジン回転が伸びない。
しかも潤滑性能は大幅に低下しており、エンジン内各部分にもしかしたら重大なダメージがあるかも知れません。

ここで問題なのは、果たして何処から冷却水が漏れ出したのかの特定です。
考えられる箇所は、シリンダーヘッド/シリンダーの合わせ面。
ようするにヘッドガスケット抜けってのですねぇ。
そう言えば初代ぶいぶい軽トラの昭和キャリィもコレで逝かれてしまいました。

実はこのエンジンは一度開けて整備したのです。
つまり組んだのは私自身。
なので・・・・ここは自信たっぷりに「無い」と言えます。
その位しっかり確認して組まないとやって行けませんからねぇ。
もっとも運が悪く、ヘッドとかシリンダーの鋳物にスが入ってたりすれば別ですが。


もう一箇所考えられるのは、ウォーターポンプのシャフト部分。
ここにシールがあるんだけど、ヤマハのはオーソドックスなブ厚いゴムシールなのです。
もう少し上級クラスになるとメカニカル的なシールなんですけどねぇ。

ちなみにホンダの水冷50ccは良く考えられてて、完全密閉してて回転力は磁石でやっているのです。
シャフトが貫通していないのでシールに特別なモノが必要ありません。
もっとも、磁石駆動ってのはちゃんとポンプが回ってくれるのかと不安要素が別にあるんですけど。

どちらのメーカーも、ウォーターポンプはカムシャフト部分から駆動しています。


それ以外に、冷却水とエンジンオイルが接近してる部分はありません。
鋳物のクラックが原因だと仮定すると、この激しいマヨネーズっ振りは納得できませんねぇ。
相当リーク部分は大きくないと、クランクケースと冷却サイクル内が全滅ってコトにはならないはずです。

消去法で、ウォーターポンプが第一に怪しいと見当を付けました。
もっともクランクケース内も洗浄しなければならないので、エンジン腰上は少なくとも開けなくてはなりませんからヘッドガスケット部分もついでに点検するのです。


と、この段階でまず仮見積もり。
水冷の冷却サイクル部分ってのは、部品のお値段が結構するんです。
おミズの世界ってのは厳しいんですよねぇ。

・・・ウォーターポンプのアッセンブリだと、\16,524-もします。
なんか自動車並みですねぇ。
ちなみに中の部品単品で修理すると、\7,000-位でなんとかなります。
組み立てコストが沢山掛かっているんでしょうか。

なので、ウォーターポンプ部分だけ取り外して分解してチェックするコトになりました。
意外とここは簡単に作業出来たりします。(エンジンを降ろさずに作業が出来ます)
すると、故障原因が判明。しかも一目瞭然です。
タイトル写真の通り、ポンプのインペラーシャフト部分が錆びて酷く荒れてます。
これがポンプシールを壊してしまったんですねぇ。
ちなみにベアリングも錆が生じてます。
やっぱり最初の見立て通りでした。

これは結構な高額修理を覚悟していただかなくてはなりません。
ウォーターポンプ以外の、エンジン本体へのダメージは未チェックではありますがメカノイズでは嫌な雰囲気は感じませんでした。
なので一旦概算で修理スタート金額を算出し、エンジン本体部分の不具合が見つかった場合の追加予算分も合わせて計算しておきます。
オーナーさんに見積もりのご検討をお願いしたら、やっぱり「ちょっと考えさせて」とのコト。
金額がでかいんでじっくり検討したいんでしょうな。


イヤらしいコトに、高額な修理金額ではあるんだけど所詮原チャリクラス。
他のに買い換えるまでの金額では無いんです。
買うよりも安いけれど、この際だからちょっと無理して買い替えをするってのもアリ。
悩みますよねぇ。
結局、修理をするコトに相成りました。

ちなみに本当ならばウォーターポンプAssyで交換したいんだけど、工賃そのままで内部部品単品にてOHする作戦にしました。
これは一種のオマケですねぇ。費用が1万円ほど安くなるんです。


作業のほとんどは、洗浄に費やしました。
クランクケース内部も冷却サイクル内部も悲惨な状況でしたからねぇ。
ちなみに心配していたエンジン本体の状況でしたが、ダメージは僅少の様子。
多分、不調になってからすぐに持って来たのが功を奏したようです。
無理して乗り続けていたらもっと致命的な状態になっていたはずですからねぇ。


故障の原因を考えると、やはり自然故障でしょうな。
以前エンジンを分解整備しておりますが、ウォーターポンプは丸ごと取り外すだけなので内部を見ておりません。
つまりシャフト部が錆びて腐食してても判らなかったのです。

と言う事は、つまり他のバイクでも同じ造りになってるから、同様のトラブルが発生する可能性があるってコトです。
今回のスクーターは6〜7年経過してんですけど、今後も同様の修理が入ってくるんでしょうかねぇ。
正直言って、ちょっと大変だなーと思います。
特に見積もりをしてお返事を頂くのが一番の修羅場だったり。

4サイクルにしても、水冷にしても、インジェクションにしても、システムが複雑かつ高度になればトラブった時の修理代もまた高くなって行きますねぇ。
でも各々の常識って言うか、金額の感覚ってのは、なかなかそうスパッと切り替えて割り切れるモノではありません。
昔の原チャリみたいに、シンプルな構造で壊れにくく、壊れても修理しやすいってのは「良かったなー」と懐かしむ時代はすぐそこまで来ているのでしょうか。

もっともビンテージとか骨董品みたいな機械のメンテも、多大なコストと苦労が付き物だったりするんですが。

●2014年11月15日(土)

先週の土曜日、11/8の夕方から「御前崎マリンパーク駐車場」にて、フリーマーケットが開催されました。
私は都合により午後以降からのイベントにしか参加できないので、久々のフリマ見物を楽しみにしていました。

でも、御前崎まではかなり距離がありますねぇ。
片道で約100kmです。
なのでもし出掛けるんならば思いっ切り気合を込め「さぁイクぞ!」と出発しなければなりません。
そう言う場合に心強いのが、同行者。
まぁ1人で行ってもツマンナイですからねぇ。


そんなワケでして、16:00〜開催なんだけど出発したのは17:30頃。
勿論クルマ(働くカウンタックことアクティトラック)を私が出したのですが、まず燃料を満タンにして、それからお連れさんを迎えに行って・・・とバタバタしてました。

そして現地に近づくにつれ、所々でどうやら雨がパラパラ降ってるみたいです。
なので途中コンビニへ寄って傘を買って行きました。
目的地に到着したのは、20:30を少し過ぎた位の時間です。


ここで、びっくり。

なんと!すでに殆ど撤収済みのような状態でして、人影もまばら。
なんで?どうして?と驚くと共に、折角2時間半も掛けてやってきたのに何なんだろうって思いましたねぇ。
それでも一応、片づけ中のも含めて一巡しては見ました。
ラッキーだったのが、欲しいモノの一つが格安で入手出来たコトです。(しかも半額にしてくれたし)
来た甲斐があったと言うモノですねぇ。

で、主催者グループらしき方に、この悲惨な現状に付いて聞いてみた所、どうやら18:30前後に天候が崩れたのが一番の原因らしいです。
昔のフリマだと、夕方開催して、遠方からの人が夜近くになって到着、それから盛り上がり一晩中かけて売買を行い、朝になって売れ残りを値引きして売り切り、荷物を少なくして帰宅・撤収って流れでした。
しかし現在ではネットオークションの台頭もあり相場が決まってしまってるんで、無理にフリマ現地で売り切らなくても良くなっちゃったんですねぇ。
なので早い目に現地入りして、さっさと売りたい物を売って、夜になったら撤収するって短期決戦型に変わったみたいですな。
その流れで、更に雨が降って来たってので、殆どの人はさっさと閉まって帰っちゃったと。


もっとも我々だけではなく、後からもクルマで見物人が来て、我々と同じようにびっくり&がっかりしていました。
時代は変わったんですねぇ。


次回の御前崎フリマは、新年明けて1/3の16:00頃〜「御前崎マリンパーク駐車場」にて開催の予定だそうな。
もしかしたら30分位スタートが早くなるかも知れないってコトですよん。

●2014年11月14日(金)

売り物にするモンキー、略して「売りモンキー」の製作に入って一月たちました。
現在はどうなっているのかと言うと・・・・こんな感じですv

実は、次々と仕事が入ってくるので、中々作業が進みません。
そもそも部品調達に一番手間を取られているので、どうしても間があいてしまうのです。
とりあえずの部品待ち状態でこう着状態に陥ることしばしばですねぇ。
でも、何とか全体のカタチが出来て来つつあるのです。


とりあえず、出来る所から作っていってるんだけど、まずはカタチにするのを最優先です。
でも中古部品とか支那製部品なんかを駆使しているので、どうしてもアクシデントは付き物。
現段階でもフロント廻りがちょっと困ったコトになってます。

当初は、向こう側に転がっている「油圧フォーク&ディスクブレーキシステム」のはずでした。
しかしこのパーツはいい加減な部分と、意外に我が侭な部分とが同居してて、使い辛いのです。
よってボツ。

それから純正品(のはず)の中古部品を調達して来たんだが、何か妙なのです。
インナーチューブが長いんですよねぇ。
つまり、これは10インチホイールを履かせる為のロングインナーのようなのです。
しかも、サスペンションの動きが非常に渋い。殆どロック状態ですな。
なので一度分解整備してあげなければ使えませんねぇ。
仕方が無いので、もう一つ今度は慎重に純正中古品を探しました。
ちょっとお金が無駄になったけれど、ハブ関連部品とかも付いて来たのでそんなに損はしていないですねぇ。
使わなかったパーツもちょっと手を加えて整備し、また放出するって方法もありますから。


シート周りは、結構良い感じに納まりました。
最初は固定方法にちょっと不安があったんですが、手直しして解決。
グラブバー型のキャリアレスが付いてますけど、これも取り付けを工夫してなるべくコンパクトに収まるようにしました。
ツールボックスは付けられなくなっちゃいましたけど、まぁ可愛いスタイルの方を優先しましょう。
(ヘルメットホルダーはちゃんと装備されていますよん)

キャスチホイールと、130/50-8TLの極太ペッタンコタイヤは少々ケバいですねぇ。
と言うか、オモチャっぽくなって可愛いですな。
更にハンドルがバットスタイルなので、これまたケバいのです。
全体的に満遍なくケバいパーツを取り付けてバランスを取っているのですよん。

なんか「太ったポケバイ」的な雰囲気を醸し出しております。

シートは元祖TLシート。ちゃんとオリジナル縦溝ステッチも入っています。
意外に座り心地は悪くないですよん。(ヒザはキツイですけど)
これは40〜50代のオッチャンマニア達には涙モノの、ノスタルジック仕様ですねぇ。
更に追い討ちをかけるかの如く、ウインカーも旧樽型をチョイス。
やはり4Lモンキーが私の原点ですから、そのテイストを散りばめたくなるんですな。

前後フェンダー(と言っても現在リヤしか付いてないけど)は、プラ製ホワイト。
メッキが定番ではありますが、タンクのカラーリングとの兼ね合いだと白色のチープなヤツの方がバランス的に良いのです。
オモチャっぽく可愛らしく、コンパクトに作るには緩める部分も必要なんですよん。
欲を言うと、リヤの先っぽが長すぎるのでカットしたいんです。
でも機能的にはこの長さは必要ですから我慢ですねぇ。どのみちナンバー付くと気にならなくなりますし。


エンジンはベンリィCD50の、4速ロータリーシフト。
もしもリターン式へ組み替えるとなると、材料代としてまた1万円ほど掛かってしまいますねぇ。
50ccなので、まぁのんびり行きましょうやって感じです。
でもタイヤサイズが極端なので、ギヤ比の調整はしておきますです。

ちなみにヘッドライトは純正中古品。
でもスピードメーターは強気の120km/hスケールだったりします。
勿論、半分しか使えないですけどv


ボアアップ仕様は現在考えていません。
パワーを上げるのも良いけれど、そればっかりってのもどうだろうかと。
それに車体・足回りに必ずシワ寄せが来ますからねぇ。
そうすると機能的に手当てするコトとなり、どうしても大きくなってってしまうんです。
コンパクトに可愛らしく走るってコンセプトは大切にして行きたいですねぇ。

でも吸排気位はちょっぴりヤッてあげたいなとも思ってます。
マフラーは28φエキパイの偽物シリーズで、これはなかなか優れモノだったりするのです。
キャブは・・・AB27純正にするか、エンジンと同じベンリィCDにするか悩み中。

ハイスロ装備、タル型グリップ装備は既に決定事項です。
最初はZ2ヒダヒダグリップを考えていたんだけど、4Lおにぎりモンキーと一緒だし、可愛らしくないなと思いました。
だったらお洒落グリップで、樽型しかないでしょうねぇ。
オモチャっぽい可愛らしさに磨きを掛けてますです。

ミラーは、未定です。
可愛らしく行きたいけれど、ミラーだけは普通のヤツが機能的にベストなんですねぇ。
ファッショナブルな製品=見にくく実用的じゃないって傾向がモロにあるのです。
左右ラッタッタミラーにでもしようかな。白くてチャッチイ奴ですよん。


●2014年11月13日(木)

バイクネタばかりですねぇ。
もっとも本来バイクサイトのはずなので、これが正常なのです。

カスタムってほどではないけれど、ちょっとだけヤッてみる部分にグリップ交換があります。
グリップは消耗する部分ですし、直接触れる部分でもあるのでいつもちゃんとしてあげたいですな。
で、どうせ交換するんならば、ちょっと自分好みにカスタマイズして見ようかと思いますねぇ。

ちなみにグリップはとても重要な部分でもあります。
運転のしやすさってのに関わってきますので、コダワリを持つのはとても良い事だと思いますよん。


しかし、自分の好みのグリップに交換した時にちょっと寸法が合わず隙間が開いてしまうことがあります。
本当ならばちゃんとサイズがピッタリ合ったモノを選ばなければならないんですが、デザインの好みを優先させたい場合もありますから悩みどころです。
私の『おにぎりモンキー』も、『かもめさんカブ』も、そういう事情でちょっとの隙間があるんです。

この心の隙間をお埋めしてくれる、笑うせぇるすまんみたいなパーツがあるんですねぇ。
キジマ製の「グリップスペーサー」です〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

ぶっちゃけ、フォームラバー製の円盤です。
厚みは5mmあって、二枚入って\250-。
なんてコトのないパーツではありますが、これは細かい部分まで気になる方にはとても良いモノです。
手作りで製作するとどうしてもカット面がキレイになりませんからねぇ。


写真に、Before>Afterを載せてみました。
『おにぎりモンキー』の右側グリップは、ハイスロットルのインナーが長いので根元に隙間が開いてました。
もちろん操作フィールを重視した造りなので、グリップとスロットルの間には通称TTリングが入れてあります。
でもこれだけ隙間が開いてるとリングなんて全然役に立っていませんねぇ。

実は後で、スロットルパイプをグリップに合わせて切り詰め加工しようかと考えていました。
しかしグリップってのはゴム製ゆえ、使っていると長さとかが変化してくるのです。
ブ厚いタイプだと伸びてくる傾向がありますねぇ。
ソレを考えると、ある程度隙間が開いていた方が都合良いんです。

そこで出合ったのが、このアサヒ緑健の青汁・・・じゃなくキジマ・グリップスペーサ。

スポンジ状のフォームラバーなので、グリップ本体より柔らかく、寸法の変化を吸収してくれます。
取り付け方は、多分本来だとグリップを差し込む前に入れておくんだろうけれど、ちょっと頑張れば後から付けることも出来ます。
もしかしたら取り付け時に破損するコトを考えて2枚入りになってるのかも知れませんねぇ。

ちなみに『おにぎりモンキー』のグリップは定番のZ2タイプでして、メーカーもキジマ製なのです。
こう言う小物が得意なメーカーなので、色んな製品がありますねぇ。


もう一枚は、『かもめさんカブ』の左側に使いました。
こちらはスイッチボックスの形状の都合で、グリップがピッタリ密着しませんので隙間が開くのです。
グリップヒーターを装着しているのでケーブルが邪魔になりますから、スペーサは一旦切断して接着しての取り付けとなりました。
どっちみちスペーサ内径が26φありますから、22φハンドルだと左側に取り付けるには接着するしかありません。
(かもめさんカブは改造して、22φのサイズにしてあります)

やっぱり何てコトのないパーツなんだけど、でも隙間が埋まると何となく気分がスッキリしますねぇ。
グリップ廻りってのは運転中に目に付く部分ですから、ピシッとしてるのが良いんです。


と、ここで思い掛けないトラブルを発見!

かもめさんカブのセールスポイント、ハイテク豪華装備の本命であるグリップヒーターですが断線している様子。
電気回路的には、左と右のヒーターは直列接続になっているので、途中どこか一箇所でも切れると全体的に電気が入らなくなります。
実は、ちょっとだけ心当たりがあるんですねぇ・・・・・。
随分前なんだけど、左側のグリップの接着が外れてしまった時にどうやらコードに無理が掛かったような気がしていたのです。
なので調べてみると、案の定、左側グリップ付け根部分で電線が内部断線していました。

ゴムでしっかりモールドしてある内部での断線ですから、剥いて繋ぎ直すコトは出来ません。
なので必然的にグリップごとの交換となりますです。
デイトナの汎用(ミニバイクサイズ)の製品ですから比較的安価なので、シーズン突入前に注文をしておきます。
取り替えるのは、とりあえず不良が確認されている左側だけにしておいて、もう片方は悪くなってからでイイですね。

やれやれ、毎日稼動しているプロ用マシンだから仕方ないのかも知れませんが、メンテナンス費用が結構掛かりますねぇ。


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