●2014年10月28日(火)
「売りモンキー」の続きです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@ 足回りパーツが来たので、とりあえず自立できるようにと仮組みしてみました。 最も興味があるのが、やはりペッタンコのタイヤ&アルミキャストホイールの収まり具合ですねぇ。 で・・・・ここで早速、問題発生。 しかも深刻レベル。 フロントフォークは支那ディスクなんだけど、コレがクセモノでしてとっても我が侭なパーツなのです。 左側ディスクってことなので、ハブは通常とは逆にホイール左側面に当たるようになってんです。・ でもキャストホイールは通常の鉄板合わせホイールよりも遥かに厚みがあるので、その厚みの分だけホイールセンターが右側へズレます。 ホイールはどんなのでも右側面を基準にしてありますから、この左側ハブってのは困りモノですねぇ。 勿論、合わせホイールでもアルミのヤツなんかはやっぱり厚みがあるので、センターズレは発生するのです。 つまり、このタイプのフォークは基本的に純正準拠の鉄板合わせホイールしか使えないってコトですな。
と言う事で、もしもキャストホイールとの組み合わせをするのならば、カラー加工等をしてセンター合わせをしなくてはなりません。 実際リヤ側がセンターからオフセットされているバイクは、昔のベスパなんかにありますが、さすがにフロント側がズレてるのはあり得ませんからねぇ。 右曲がりと左曲がりの時とで動きが変わってしまうのはとても困ります。 でも、センター合わせの加工をすると今度はこのキャストホイールしか使えなくなってしまいます。 自家用ならばそれでも良いけれど、売りモノを標榜するにはちと厳しいかも知れませんねぇ。 しかしももう一つ問題と言うか、気に入らない部分がるあるのです。 それは・・・・写真をご覧頂くと一目瞭然なんですが、ちょっとフロントが上がり気味の姿勢になってんですねぇ。 本来ならば「ノーマル同寸」だったはずなんだけど、実際には少しフォークが長いようです。 もっとも、本当の純正ノーマルのマンキーでも、少し前上がりの姿勢になっているのが正しいんですが。 この点をどうにかしようとすると、ちょっぴり大掛かりになるんですねぇ。 フォークを短くする加工ってのはネジを切らなければなりませんので加工コストが掛かります。 スプリングを切り詰めてダウンさせる手法は、私の流儀では禁じ手。 (足回りの性能を大幅に低下させるので、安全性が損なわれてしまいます) 考えられる方法は、上下クランプ式の三ツ又がありますからそれに替えてギリギリ許される範囲で突き出しするとか。 そうするとまた一万円ほど費用がかさみますねぇ。
冷静になって考えてみると、果たしてそこまでしてこの支那フォークを使いたいか?と疑問が沸いてきます。 内部構造を見ると、本来ならオリフィスをフォークオイルが通過する抵抗でダンパーを効かせてなければならないのに、このフォークはそうではありません。 ぶっちゃけ設計が悪くて、例えて言うと88ccボアアップ用シリンダーに49ccノーマルのピストンが入っているような感じです。 なのでダンピングの効きは良くなくて、辛うじてオイルの攪拌抵抗により働いている有様なんですねぇ。 もっとも、ミニバイクのフロント側なんてのはそれほどダンパーを効かせなくても充分実用域なんですが。 ここで、決断をしました。 残念ですけど、この支那フォークは捨てよう。 そしてノーマルのフロント廻りをベースにして、真っ当な方向に修正しようと。 こちらもお金が結構掛かりますけど、出来上がりを考えるとメリットは大きいのです。
実はTLシートに関しても、ちょっと固定の甘さがあるので見直しの必要があります。 でも流石に、このシートは使いたいですねぇ。 『コンパクトにまとめる』というコンセプトの為にはこの シートが良いですし、ちゃんと表皮はTL模様になってるんで捨てるには惜しいです。 エンジンは、やっぱりベンリィCD50です。 4速マニュアルクラッチ(ロータリーシフト)の方が何かと良いですからねぇ。 遠心クラッチの場合はどうしてもウィリー気味になるので、安心して乗るにはロンスイ化しなくてはなりません。 ちなみにマフラーは、ノーマル形状のヤツに決めてます。
次はいよいよ、フェンダーとかが付きますよんv
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