2014年08月のコラム
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●2014年08月24日(日)

バイクネタ。かもめさんカブです〜〜〜〜〜〜〜〜@

毎日毎日酷使している為か、またトラブル発生。
ステップバーの左側が、根元からポッキリと折れてしまいましたv

カブを乗っている時には、ちょくちょく不整地とか凸凹が激しい路面とかを走ります。
そういう時のライディングスタイルは、お尻をシートから浮かせた「ヒザ乗り」ですねぇ。
バイクのサスペンションの動きをひざの屈伸で補助してあげて、ハイペースでの走行を実現するのです。
そして、配達経路の途中の何箇所かにちょっとした段差を超える場所があるんです。
そこはバイクに体重を掛けてサスペンションを縮ませ、伸びるタイミングとギャップ越えのタイミングを合わせると実に気持ち良く通過が出来ます。
積荷にも車体にもやさしいですからねぇ。
これをやんないと、よほどスピードを落としてあげないと「ガツン!」と衝撃が来るんです。


で、いつもの通りにギャップ越えをするタイミングでステップを踏ん張ったら・・・・・突然「グニャり」。
根元から折れてひん曲がってぶら下がっています。
咄嗟に体制を立て直したので転倒はしませんでしたが、びっくりしましたねぇ。

過去に左側ステップは2回ほどぶつけて曲げて、それを修正してましたので無理がたたったんでしょう。
そうじゃなくても荷物フル積載でサイドスタンド使っていますから、相当な負担を常時掛けていたのです。
この時点では前半行程の半分位でしたので、とりあえず路面と干渉してた折れたステップバーをもぎ取って、右側ステップだけで凌ぎました。
左足の置き場に困りましたねぇ。
サイドスタンドも使えなくなっちゃったんで、とりあえずセンタースタンドをいちいち掛けてたのです。


配達前半行程が終わって、修理をするコトにしました。
一応予備のエンジンがありまして、ステップバー&スタンドも付いていたのです。
まぁ12vカブの、ごくごく普通のタイプなんですが。

正直言って、ちょっと気に入らないですねぇ。
サイドスタンドは特注品の「配達ツノ」付けてましたが、これが実に具合が良いのです。
12vカブのスタンドにも足かけがあるんだけど、もうちょっとサイズが欲しいですな。
スタンドだけ新旧で移植して使おうと思ったら・・・・なんとバネの位置が、表→裏に変更されてました。
旧カブはスタンド表にバネが付いてたんだけど、それが裏側に行っちゃったんですねぇ。
なので、流用は不可能でございます。

ステップバーも全体的に太くなってて、曲がり部分にガジェットが付いてたりと改良されています。
これはとても良い事なんだけど、ステップラバーもブ厚くなってるんで、旧カブのカマボコスタイルに慣れてるとブニブニするのがしっくり来ませんな。
もちろんステップラバーの交換は出来るんだけど、問題はここでも新旧で固定ツメの位置が、表→裏と変更されているんです。
ちなみに、おにぎりモンキー('74Z50J)には旧カブのカマボコラバーを付けてんですが、これは加工してるんです。
見た目のスタイルに関わる部分なので、できれば古いまんまのカタチでいたいですねぇ。

でも、新しい方のブ厚いステップラバーの方が、実用性の点では完全に上なんです。
靴も傷まないし、雨天でも滑り難いし、振動も低減してくれてます。
やはり機械は新しいモデルになると、ちゃんと進化してんですねぇ。
それと、チェンジ/ブレーキペダルの位置関係からすると、やはりブ厚いステップラバーの方がマッチングが良いです。
旧カブの薄いステップラバーだと、どうしても走行中ペダルに足が無駄に触れてしまうんですねぇ。
まぁ感覚の違和感ってのも所詮慣れの問題なので、新しくしてしばらくすれば気にならなくなるでしょうな。
どうしてもってんなら、その時にまた見直しすれば宜しいのですし。

という事で、ステップラバーも12vカブのでイクことにしました。
予備品のは左右共に傷んでましたので、後日補修パーツメーカーのNTB製にて新品交換いたしました。


とりあえず予備品のステップバーに替えて、その日の業務は無事に終了。


当初は、折損した旧カブのステップバーを溶接補修&補強して使おうかと考えてました。
でも過大な負担を掛けて使う状況はそのままなので、やはり無理すればまた壊れるのは明白です。
特に怖いのは、荷物満載した状態でサイドスタンドから折れてバイクが倒れる事。
今回は「ジャンプ体制」でポッキリ逝ったのですが、それはそれでかなり危険な状態になりましたけどね。
ビクビクしながら旧型オリジナルに拘るよりも、ここは割り切った方が得策でしょう。
まぁ補修だけしておいて、予備品としてストックしておくのが良さそうです。


しかし、良く壊れます。
4月末にエンジン(クランク)、7月にチューブ断裂とマフラー折損、8月にこのステップバー折損。
そう言えば去年にリヤホイールハブ粉砕とかCDIパンクとかもしましたねぇ。
毎日毎日使っていれば仕方ないのかも知れませんけど。

やっぱり業務用バイクってのは、維持管理が大変なんですねぇ。

●2014年08月17日(日)

先日紹介しました、ヤマハの新モデル★トリシティ125を試し乗りして来ましたv

キャッチコピーが「ナニコレ!?」ですので、いっその事この三輪の名称は「ナニコレ125」と呼んだ方が宜しいのではないでしょうか。
まぁその後に、珍百景と続きそうな感じはしますが。

呼称は、ヤマハ・ナニコレ珍百二十五で決まりでしょう。


おさらいしますと、ヤマハが9月に発売する新しい三輪バイク。
最大の特徴は、前輪が2つ、後輪が1つという特殊な乗り物なんですねぇ。
メリットとしては、前輪の安定性が非常に高い。
かつ、ハンドリング特性がとても良いんだそうな。

そもそも、バイクの前輪は昔からさして変わらない大きさのままずーっと来ている。
後輪に関して、往年のレーサーと現代のスーパースポーツを比較するとサイズが物凄く太くなっているにも関わらずです。
何故、フロントタイヤはそんなに太くなっていないのかと言うと、どうしても太くするとハンドリング特性が悪くなるから。
でも基本的にタイヤは太いほどグリップ力も高くなりますので、グリップ力とハンドリングを両立させるのには矛盾を解決しなければならないんですね。
んで、細いタイヤを2つ並べてあげて、グリップ力を稼ぎつつもハンドリング特性をスポイルしないと。
そんな考え方から、前輪2つのトリシティが生まれたとのコトであります。

ちなみに、この形式の乗り物はイタリアのピアジオ社が先駆となってるいるので、ヤマハが最初ではないですよん。


で、まずは実際に乗ってみたインプレ。
着座姿勢は普通のスクーターよりも「お上品」な感じです。
足元周辺が狭いってのもあるんだけれど、目線も高いんですよねぇ。
なので、オフロードバイクを乗っている感じにちょっと似ています。

スタートからの加速は、車重をかなり感じるものの結構力強いです。
「うわっ、速ぇー」なんてコトはありませんが、充分に実用的な加速をしてくれます。
直進安定性の良さは、まぁそこそこってトコですねぇ。
と言うのもアイポイントが高いので、どうしても腰高感=不安感に繋がるんです。感覚的な問題なのですが。
慣れてしまえば何てことはありませんけどね。
何となく、フロントタイヤはすごく太いヤツを履いているような感じです。
しかも、そのタイヤはクルマ用みたいに四角い断面の。
それでも違和感まではいかず、バイク(二輪)に乗っているんだって気持ちは失うことはありませんよん。

乗り心地は比較的良好。
ホイール径の大きさもあって、125ccと言うよりか250ccのビクスクに乗ってる感じです。
でも足回りはちょっぴり硬い目なので、フワフワする感じはありません。


で、バンクさせて旋回状態に入ると、この乗り物の本領発揮です〜〜〜〜〜〜〜〜@
とにかく、ステアリング舵角が決まった状態での安定性は尋常ではありません。
ビターッ!!とフロントタイヤが路面に吸い付いてグイグイと曲がってイクのです。
普通のスクーター感覚で曲がると2倍位コーナーの内側に入って行きますねぇ。
※試乗で最も判り易い試し方は、定常円旋回だと思います。
切り返しもそこそこ軽快です。
これは良いですなv

さらに、曲がりながらギャップに突っ込んでみます。
前片輪のみハネる状況では、本当にビクともせず何事も無かったように乗り越えて行きます。
これは内側でも外側でも同じ。
次にちょっと意地悪して、前両輪が同時にギャップに掛かるようにすると・・・・さすがに乗り越える一瞬、ステアリングが反応しますねぇ。
でもフロントが外側に飛ぶのではなく、上下に跳ねる感じですのでラインがそれほど乱れません。
これが普通の二輪だとフロントが暴れて振られ、収束するのにしばらくバタバタする所でしょう。(いつもカブでやってます)
ナニコレ125では、本当にごく一瞬ビクッとキックバックがくるだけなんです。

ここまで試すと、「もしかしてコレって、相当転び難いバイクなんじゃないか?」と思うようになります。
逆に言うと、ここまでやんないと良く判んないんですねぇ。
訴求力ってのは弱いと感じました。
ジャイロシリーズのような、判り易い転び難さってのは感じられないんです。
人に余りにも優しすぎて、それが売れ行きに対し裏目に出なければ良いのですが。

ブレーキングの時も、とにかく安定しています。
コーナーリング中に軽くフロントブレーキを当ててみましたが、ラインは膨らみも巻き込みもしません。
この曲がりのフィールはとても良いですねぇ。
これまた、ハンドリングに拘るマニアのレベルじゃないと「ふーん」で終わってしまいそうな気もするのですが。
何回も言いますが、旋回中の安定性はスゴく良い感じなのです。


誉めてばかりではぶいぶいコラムらしくないので、重箱の隅を突付いてみます。
敢えて細かいフィールを追求させていただくと、と言う前提ですよん。

真っ直ぐ走っている所から。旋回モードに入る「極初期応答」が甘いですねぇ。
つまりバンクさせてからフロントが内側へ向くまでのタイムラグと言うか、無反応の部分がちょっと気になるのです。
四輪で言う所、ハンドルの遊びがあるみたいな。
これは、連続スラロームする時だとはっきり判りますねぇ。
でも初期応答性ではなくて、極初期応答性なんです。

この曲がり初めのルーズさは、ハンドリングの重さを感じる部分でもあります。
しかしフロントが反応して曲がり始めてしまえば、今度はそこから自在に旋回度合いを替えられますんで、ハンドリングは軽快だと感じるんです。
この、重たい→軽快のフィールの不連続性はちょっと気持ちが悪いですな。
もっともここの甘さがあるので楽に乗れる、って考え方もありますから一概に悪いとは言えませんよん。


それと、なんかステアリング軸が立ち過ぎている感覚があるんですねぇ。
クルマで言うと、トラックとか旧ミニを運転しているような感じ。
これはポジションのせいもあるかも知れませんが、どうしてもハンドルにしがみ付くような乗り方に近くなってしまいます。
どちらかと言うと、この手のバイクはふんぞり返って乗りたいなーと思いますねぇ。
最もバイクのステアリング軸ってのは足回りに直結しているのが普通なので、キャスター角に応じた後退度に自然になるんです。
キャスターが立ってる車種だと必然的にフロントに覆い被さるようなポジションになりますねぇ。
でもこの三輪バイクの場合、ステアリング軸とフロント足回りを支えている軸とは別なので、この辺の自由度はあると思うんです。
例えばステアリング軸だけ後ろに傾けて、ピロボールでリンク軸を結合するとか。
もっとも、初めての三輪モデルなんだからここまで細かく気にするのはナンセンスかも知れません。
もしも次モデルがあるのならば、ポジション(ステアリング軸含む)とか車体パッケージングもより洗練されて行くと思います。

ここからは要らん心配と言う事で。
三輪バイクってのは、ズバリ初心者やお年寄りへこの安定性=安全性をアピールしたい所ですよねぇ。
この点、ホンダ・ジャイロシリーズはバッチリでした。
しかし問題は、この立派な車格。
125ccと言いつつも、取り回しや扱いは250ccビクスクに近いモノがあります。
つまり、大きさ・重量のおかげで、ある程度バイクの扱いに慣れていないとひょっとしたら持て余すかも知れません。
初心者に対して、優しいんだか厳しいんだかって矛盾を抱えちゃってますねぇ。
この点もジャイロの場合にはパーキングブレーキで自立するってコトと、バンク機構のラバークッションで中立させやすくしてあって、初心者やお年寄りにも扱いやすくなっていました。
ナニコレ125の場合、中立付近の落ち着きはかなり高く、信号待ちスタンディングも楽々なんだけど、如何せん目線が高すぎます。
バンク時にもアイポイントの高さ故、オフ車とかに乗りなれていないと「高い所から逆さまに落ちて行く感じ」恐怖感に悩まされるかもしれませんねぇ。
慣れてしまえばどうってコトはないんですが、取っ付き易いバイクかどうかってのははっきり回答ができにくいですな。
面白がって乗ってくれれば良いんですけど。


まぁコンセプトからして迷走気味ですから、仕方ないのかも。
旋回中の安定性と曲がりのフィールが絶品バイク、としか言いようがありませんな。それと奇抜な見た目。

ちょっと手厳し過ぎたかな???
でも基本的な乗り味はしっかり煮詰めて作ってあって良い仕上がりですよんv




今回のコラムは、長文です〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
新しい三輪バイクなので張り切ってますからご容赦を。


ぶいぶいらしく、改造・カスタムの可能性を探って見ますv
既にワイズギヤからはアクセサリー関連が用意されてます。
長いスクリーン、ローシート、お洒落シート、リヤキャリヤ、ボックス等など。
でも私にはこんなの興味ナ〜イv

そもそも、125ccの三輪バイクってのは、法律的にどうなんでしょうか。
実は2008年に法改正されて、トライクやサイドカー等の三輪車の規定が見直しされました。
きっかけになったのはピアジオ社のMP3、つまり伊ナニコレですけどね。
三輪ってのは法律の隙間に位置する感じの乗り物なのです。

ミニカーに関しては、ジャイロ改造やモンキー・ゴリラトライク改造なんかで市民権を得ています。
色んな規定があるんだけど、その中で最大のポイントは「ミニカー=50cc未満である」こと。
つまりエンジンパワー不足でも排気量upなんかしてしまったらダメっちゅうことですな。
ミニカーではなくなってしまうんです。(何になるのかは後述)


で法改正のポイントは、ずばり「特定二輪車」にあります。
これは50ccを越えるクラスの三輪車に対する規定なんですよん。

(1).3個の車輪を備えるもの
(2).車輪が車両中心線に対して左右対称の位置に備えられているもの
(3).同一線上の車軸における車輪の接地部中心の間隔(トレッド)が460 mm 未満であるもの
(4).車輪および車体の一部、または全部を傾斜して旋回する構造を有するもの


これらの項目を満たすと「特定二輪車」となり、運転には自動二輪(オートバイ)の免許もヘルメット着用も必要となります。
つまり、三輪だけどバイクって扱いですねぇ。
ちなみに125ccならば、普通に第二種原付きになるんです。

じゃあ特定二輪車になれない場合はどうなるのか。
(1)の項目は置いといて、(2)ですがこれは形態的に側車・サイドカーになりますねぇ。
但し側車付き二輪車ってのの中には「第二種原付」なんてクラスはありません。
50ccを越えていたら一律「側車付二輪自動車」なのです。(軽と小型の区分はありますが)

で(3)もちょっと置いといて、(4)のスイング機構の有無なんだけど、スイングしないんならば「トライク」になるんですねぇ。
ちなみにトライク=クルマ(四輪の仲間)なので、ヘルメット不要・クルマの運転免許が必要となるんです。

ここで先ほどの改造ジャイロ等のボアアップ車で考えてみると、そもそも(3)の項目はミニカー登録する時に500mm幅以上にしてますので該当しなくなります。
モンキー・ゴリラトライクなんかだと車体がスイングしないので、(4)の項目に該当しなくなるんですねぇ。
つまり特定二輪車にはなり得ない、と言う結論になります。
何になるかと言うと、「側車付き軽二輪」名目のトライク(クルマの仲間)なんです。
つまり250ccバイクと同じ、白いでかいナンバープレートが付くんですねぇ。


トライクの法律的な立場は、道路運送車両法上では側車付二輪車/道路交通法上では普通自動車とみなされます。
判りやすく言うと、税金や登録はバイク・運転時(免許など)はクルマという扱いなんですよん。

50cc以下のトライクはミニカーという特別な種類になります。
50cc〜250ccまでは、登録の名目上「側車付軽二輪」です。登録書類の記載は「軽二輪車」ですが。
250cc〜だと車検が必要になり、車体形状は「側車付オートバイ」と記載されます。

でも、トライクはいずれもクルマの免許が必要で、ヘルメットは不要ってのは同じです。
ちなみに50ccを超えるトライクは合法的に高速道路を走れるのですよん。(これはサイドカーでも同様)
制限速度も、一般道=60km/h,高速道=80km/hとクルマと同じなのです。



トリシティは125ccの三輪ですねぇ。
前輪が2つ、後輪が1つなので「逆トライク」とか「リバーストライク」と呼ばれるカタチです。
これもトライクの仲間になりますよん。

でも、最初に書いた「特定二輪車」に該当するのです。
(1)の項目はok。(2)の項目も左右対称なのでokですね。
(3)に関しては、前輪のトレッド幅を測ってみると実測で390mmでした。
(4)の項目も、バンクさせて曲がりますからok。

つまり、ナニコレ・トリシティは125ccの「特定二輪車」に該当するのです。
ようするに三輪だけど、二輪オートバイとすべてに於いて同等なんですねぇ。
お墨付きなんです。


ここから、ぶいぶいEg共和国らしく、ちょっと改造プランを練って見ますv
多分何処かのショップがやると思いますが・・・・特定二輪車ではなくしてしまおう計画。
(1)〜(4)の項目の中で、改造によって非該当にする現実的な方法は、(3)のトレッド幅の見直しでしょうね。
タイヤの数は減らせないし、増やすとトライクではなく四輪になっちゃうんでややこしくなりますからダメ。
タイヤの付いてる位置関係もイジりにくいですな。
また足回りの構造上バンクさせる以外に曲がりようがありませんし。

実測値でトレッド幅が390mmですので、460mm以上にする為には70mm以上幅を広げなければなりません。
つまり片側35mmずつ外側へ前輪を追いやってあげれば、目出度く特定二輪車から脱出するんです。

ホイール周りの構造を調べてみると、片持ちなのでホイールシャフト(ボルト)が片側から刺さっているだけですねぇ。
つまり、ホイールとボトムケースの間に35mm以上のスペーサを突っ込み、ホイールシャフトもそれに応じた長さの物に交換。
ブレーキディスクの位置が変わると困るので、ディスクの取り付け部に同寸法のスペーサを取り付けて調整。
35mmと言うと、タイヤの幅が90mmなのでそれぞれ約半分位外側に移動するってコトになります。

つまり、スペーサとホイールシャフト(ボルト)だけで一応完了です。
ただワイドトレッド化をすると当然ホイールシャフト部分へ大きい力が加わりますので、スペーサの組み合わせだと強度に少し不安が出てきます。
足回りの基部はごつい造りになっているので、そんなに心配したコトはないでしょうね。
ブレーキディスクのオフセットに関しても、強度・剛性の心配がありますから出来れば削り出しでしっかりしたスペーサを製作したいですな。
もっともこれらの問題点は改造ジャイロでも同じなんですが。

アライメントが変わるので、当然ハンドリングも変化するでしょう。
しかしそもそもが特殊なレイアウトの乗り物なので、それを再セッティングして仕上げるってのは苦労しそうです。
実用上問題のない範囲内で収まってくれれば良いのですが。
それとフェンダー位置も変更しなければなりませんねぇ。
ただこのフェンダーは足回り部分を覆っている形状なので、カットするとか単純な加工では解決できなさそうです。
格好を悪くしないで何とかなれば良いのですが・・・・。
外してしまうと見た目から寂しすぎますねぇ。作り直しするのが理想です。


で、ワイドトレッド化をしたら、ナニコレ125改は軽二輪トライクになります。
どう変わるのかと言いますと・・・・・

●高速道路を走れる
●クルマの免許が必要。(バイクの免許は不要)
●ヘルメットは被らなくても良い


デメリットは税金や保険料が高くなるコトです。
ちなみにナンバープレートは、250ccと同じ白いでかいのが付くはず。

問題は、手続きですねぇ。
まぁボアアップミニカーと同様なので、方法はあると思います。
改造した証明は、ミニカー改造と同じように写真添付かな。
(タイトル写真中段みたいじゃなく、幅と車体番号とが明確になるようにしなければならない)


面白そうなので、機会があればやってみたいですねぇ。

ノーヘルで走ってたら、何かと物議を醸し出しそうですが・・・・・。
軽二輪ナンバーが付いているからって、寸法測ってみなければ「トライク改」なのか何なのかが判んないんですからねぇ。
ノーヘルは見た目ですぐ判るのに、改変内容は書類見るなり測定しなければ判んないなんて、ややこしいです。
取り締まる側にとってはた迷惑な乗り物になりそうですな。

バイクの免許を持たない人も乗れるようになるけれど、実質バイクの乗り方を要求されるんで安全性の点で大いに問題アリでしょう。
安全性って言えば前述のノーヘルも同様ですねぇ。
残りは高速道路走行だけなんだけど、実際125ccクラス(しかも重量級)ではあんまり走りたくない雰囲気ではあります。
いずれにせよ、話のネタとして楽しむのが正解のようですねぇ。

●2014年08月13日(水)

バイクのメンテナンスネタです〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

スクーターなんかだと、外装部品を留めているパーツに「クリップ」がありますね。
見た目にもスッキリとしているので、ホンダ車なんかは多用する傾向が見られます。

しかし、この便利なプラスチック製クリップにも難点があるのです。
どうしても古くなってくるとプラが劣化して破損するんですねぇ。
特にポロポロに弱ってるのを、メンテする際に割れたり折れたりしてしまうコトが多いです。
もしくは走行中に脱落して、何処かへ逝ってしまわれたり。

外装パーツはタップビスとかも使って複数箇所で取り付けてありますから、一つ二つクリップが役に立たなくても実際問題にはなりません。
しかし私の性分だと、とにかくあるべきモノが付いていないのは許容範囲外なので、修理の際には新しいクリップを付けてあげたくなります。
特に中古車としての商品バイクとして整備している場合には、キッチリとしていないと気にいりません。


しかし・・・このクリップってのが、意外に高いんです。
正式な名称は、「クリップトリム」と言いまして、品番は[90683-GAZ-003]
ホンダから補修部品として供給されているお値段は1つ\140-位。

ちなみに、キタコの小物補修品コンビニパーツでも同じ物を取り扱っています。
こちらは「KITACO:トリムクリップ (Φ6穴用)」[0900-994-00006]
3個入りで、\300-(税別)ですねぇ。

こんなお値段では、気軽にポンポンと補充するコトが出来ませんな。
なので、他のもっと安い補修用のクリップを探すわけですが・・・・
どうしても同じカタチをした製品に巡り合う事が出来ませんでした。
大抵は、オーソドックスな中央に+ネジっぽくなっているタイプなんですねぇ。
コレを使うと、パーツの固定という機能は果たしますが、他の場所のクリップと形状が異なるのでルックス的に良くないんです。
そもそも、本来の姿とは異なるモノになるってのは困ります。


でも、ようやくホンダのトリムクリップと同じ形状のモノを見つけて入手するコトが出来ました。
お値段は1/5程度ですから、これならば補修用にどんどん使えます。
数量は、1パックで50個入り。
まぁ沢山過ぎるかなとは思いますけど、腐るモノでもないのでイイですねぇ。
後はちゃんと管理しておいて、使いたい時にすぐ出てくるように気を付けます。
自分のバイクには、このクリップは使っていないので全て修理用ストックですよん。

●2014年08月11日(月)

バイクやクルマの消耗品は沢山あるんだけれど、まず思い浮かぶのはタイヤでしょうか。
やはり、交換する機会があって、止まる・曲がるの性能に直接関わってる大事な部分ですからねぇ。

でも、今回はバイクネタでもクルマネタでもありません。
人間にとってタイヤに相当する部分、つまり「靴」のお話です〜〜〜〜〜〜〜〜@


靴の良し悪しとか相性ってのは物凄く大切ですねぇ。
私のような、高荷重仕様だと耐久性もなければダメなのです。

以前、適当に安いクツを買ってみましたが、結局半年も持たずにダメになってしまいました。
それだけじゃなく、とにかく足首とふくらはぎ部分が疲れて仕方ありませんでしたね。

以前はずーっとReebokの皮革製スニーカーを愛用しておりましたが、如何せん高価です。
大体1.7〜2.0万円位してましたからねぇ。
しかもその当時はあんまりリーボックは置いてある店が少なかったんです。
ニューバランスとかナイキ辺りは、流行もあって比較的簡単に手に入ったんですが。


で、現在はちょっと景気が良くないので、そんなに高い製品を買う事は出来ません。
なのでリーボックの中でも安い目のモデルから選んでみようと思いました。
通販の最大手、Amazonよりネットで注文を試みました。
ネット通販だとサイズ選定はちょっと難しいです。
勿論、一旦購入して履いてみてサイズが合わなければ返品・交換してくれるシステムになってるんだそうですが。
でも個人的にはあんまりポンポン気軽に返品するってのには、抵抗感があります。
なんかクレーマーみたいで嫌なんですねぇ。(そんな気にする必要はないとは思いますけど)

でも、一旦Reebokのクツで自分のサイズがはっきりすれば、次回の注文時からは安心できるんです。
そしてアマゾンからリーボックのクツを買うのは、もう3回目ですから慣れてます。
いつも通りの、リーボックの法則「+2サイズ」で選びました。


で、買ったのがコレ。
今回はちょっぴりカラーが派手っぽいのにしました〜〜〜〜〜@
現在履いているヤツはブルーなので似ている感じではありますが。

最も重要視したのは、靴底のデザインです。
やはりウォーキング用っぽいヤツが良いですねぇ。
確か前に買ったヤツで、靴底がバレーシューズみたいなのを選んでしまって失敗したコトがあります。
すぐに靴底が磨り減って無くなってしまったんですねぇ。
しかも歩いていると疲れますし。
これはどうやら細かく方向転換するような動きを良くするのですが、その動きにグリップ力が対応し切れなかったようなのです。
カブに乗っている時だって、足を出してブレーキや方向転換の補助をしたりしますからねぇ。
グリップ力が足らなければ、その分足を踏ん張らなくてはならないので、それで疲れるようです。
その後一般的なウォーキング用タイプに戻したら、随分と楽になりましたし、靴底の寿命もぐんと伸びました。


実は、現在履いているクツはまだまだ大丈夫なのです。
若干靴底が薄くなってきてはいますが履けますよん。
でも、どのみち消耗するモノですから、手持ちの資金がある時に次のを買っておく事にしたのです。

モデル選びは、まず私の対応サイズがあるモノを探すことからはじめます。
そしてその中で好みと予算に合うものを選ぶんです〜〜〜〜〜〜〜@
ちなみに今回のモデルは\3,980-ととてもリーズナブルでしたv
しかも丁度割引きセールをやってたんで、送料を入れてもそれよりちょっと安く買えたのです。
当初は5千円位で・・・・というつもりだったんですけどね。


しかし、Amazonでの買い物ってのは簡単ですから、ちょっと怖い気もします。
何にも考えずポチポチっとクリックするだけで翌日届くんです。
特にクレジットカード決済だと、買い物の実感が薄いのでお金の計算すらしないで次から次へとイロイロ買ってしまいそうです・・・。
そうやって苦境に立たされている人ってのは、少なからずいると思いますよん。
気をつけなければ。

とか言いつつ私もスタートレックの映画DVDをついでに買っちまったのですv
総合すると、結局予算をちょっと超えちゃいましたねぇ。
気をつけなければ。

「Amazon ok. 逆さに読むと、konozamA(このザマ」)とは良く言ったものですね。


●2014年08月10日(日)

ヤマハ渾身の新製品、トリシティです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
このバイク最大の特徴はご覧の通り、前輪が2つあるスリーホイーラー(3輪車)なのです。
とは言っても新発明でも何でもなく、このレイアウトの乗り物は既にイタリアのピアジオ社が数年前から市販しておりますが。


さてさて、この3輪のメリットとは???
メーカーサイトの製品の特徴って所を見てみると、ぶっちゃけ「操縦安定性が良い」と言う事みたいですねぇ。
特にブレーキング時のふらつきが少なくて、乗り易いんだと。
確かにバイクでは、前輪のグリップを失うと大変危険な状態に陥ります。
反対に言えば、前輪の安定感が大きければ初心者でも安心して運転するコトが出来るでしょう。

これを見て、私が思い浮かべたのが少年時代に見たF1で、タイレル(ティレル)P34というマシンでした。
P34最大の特徴は、前輪が2×2個ある6輪車ってコトです。
そもそもの開発コンセプトは、前輪を小径化して空力性能を劇的に改善しようってコトでしたねぇ。
そのままタイヤを小さくすると舵もブレーキも効かなくなりますので、前輪をもう1セット付けたのです。
これにより前輪の接地面積もブレーキの有効面積も増えて、圧倒的なコーナーリング性能まで手に入ったんですな。
事実、何度か優勝しております。
子供心ながら、この画期的な発想に恐れ入ると共に、なんか卑怯っぽい雰囲気も感じておりました。
まぁその後すぐにレギュレーション改正で6輪システムはダメになっちゃったんですけどね。

トリシティの前輪2輪システムも、なんかタイレルP34に通じる部分があるような気がしました。


バイクでの三輪と言えば、今年当初から妙に関わってきているホンダ・ジャイロシリーズが思い浮かびます。
こちらは正統派?の後輪が2つ付いてる三輪車なんだけど、曲がる時にバンクさせられるよう車体後半が捩れる構造になっています。
トライクに関しては、この捩れる構造にはなっていないのでコーナーリングが結構大変なんです。

この後ろ二輪ってのは、荷物を沢山積んでも車体が不安定になりにくいと言う大きなメリットがあります。
それと、絶対的な車体の走行安定性(転び難さ)があるんですねぇ。
事実、ホンダは当初ジャイロのシリーズはオフロード走行を睨んだモノとして開発してました。
確かにジャイロ系は転倒しにくいんですよねぇ。


トリシティの前輪2つってののメリットは、果たして乗ってて実感できるんでしょうか。
見た目のイメージとしては確かに安定していそうな感じではあるのですが。

ちなみにお値段は、33万円+税ってコトで、相当に厳しいコスト制約をクリアしてくれています。
この手の変り種乗り物ってのは、どうしても製造コストでお値段が高くなってしまいがちですから、ヤマハは良く頑張ったと思います。

エンジンは125ccで、11PSと結構パワーがありますねぇ。
その代わり車体総重量は152kgと、250ccネイキッド並みのヘヴィーウェイトです。
ぶっちゃけ、取り回している時でも相当に重さを感じますねぇ。
初心者向けの乗り物ってコンセプトの割りには、この点ちょっと一考の余地アリですか。
邪推すると、奇をてらった面白さ重視で出してしまった製品じゃないかと。
進化したバイクとか、そういう意気込みが何か伝わってこないんですな。
実際に走行させたワケではないのでしっかりしたインプレは出来ませんが、その走行安定性のレベルはどの位ビックリさせてくれるのかが楽しみですねぇ。


9月発売なんだけど、ヤマハ販売店に一部には試乗展示車両として入ってきているのです。
私も実物見ましたけど、なんかサイズ的にはそれほど大きくは無いんだがどっしりとした重量感に圧倒されましたねぇ。
ポジションは・・・・ちょい狭くてキツイです〜〜〜〜〜〜@
燃料タンクはシート下ですから、メットインスペースも小さめ。
シート高も結構ありますねぇ。
ホイールはフロント14インチ、リヤ12インチと大きいので、乗り心地は良さそう。

●2014年08月07日(木)

バイクネタです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

業務臨時拡張したので、かもめさんカブは酷使しております。
一日辺り約60km前後走行していますので、カブも乗り手も磨り減っているのです。
夏の間だけのコトですから、なんとか頑張らなければ。

こき使ってみると、やっぱり第3世代エンジン仕様は大変よろしいですね。
HA02カブ90@97はトルクが豊かなので使い易いのです。
燃費も意外と悪くなっていなかったので安心。(プロユースで30km/lを超える)
操作系も含めて、全てキチンとやってある効果が良く出ています。

しかし、ここで満足してしまっては進歩がありません。
と言う事で、定期メンテと共に、ほんの些細な部分ですが改良をしてみました。


まずは、リヤブレーキのフィール。
効き具合は良いんだけど、なんかフィールが変でした。
これはブレーキペダル部分の経たりもあるんだけど、ちょっと気になる点がトルクロッド部分にあったのです。
かもめさんカブを手に入れた時からなんだけど、ブレーキパネルとトルクロッドの結合部分がちょー適当なワッシャが入ってました。

本来は、ゴムブッシュでパネルとロッドの結合部はフローティングされていなければなりません。
微妙な逃げがあるんです。
これが多分ゴム部品の経年劣化によるものからだろうけど、スプリングワッシャとかが突っ込んでありました。
一応機能は果たすんだけど、やっぱり結合の具合が違うためか、ブレーキのフィールが時々妙なコトになるんです。
シューが食い込むタイミングが変化するんですねぇ。

やはり、本来の構造には意味があってのコトだろうから、気持ちも悪いし、ちゃんとした元の状態に戻してあげるコトにしました。
細かい部品なのでお値段はそれほど掛かりませんけど、ソレ故に注文する手間とかが面倒です。
そういうワケで、なかなかちゃんとする機会が無かったんですけどね。
こういうネジとかナットとかワッシャってのは、ついその辺のモノで間に合わせてしまいがちなんです。
しかし厳密な寸法や仕様の違いが、思いも寄らない結果になるコトもあるんですよねぇ。

今回注文したのは、タイトル写真上段の左・中のモノです。
4点なんだけど、ちゃんとした純正補修部品で頼んでます。
ちなみに緩み止めの割りピンに関しては、ここだけはオリジナルのβピンにしてあるのです。
(タイヤ交換頻度が高いので、整備性向上策です)
ボルトとブッシュ、ワッシャ・ナットを仮組みしてみると、やっぱり結構微妙な寸法で作ってありますねぇ。
ワッシャやナットの厚みなんかも設計上関係しているんです。

ちなみに交換作業は、リヤタイヤ交換があるので同時に行いました。


その次の改良は、タイヤサイズの変更です。
以前のコンセプトでは、転がり抵抗ロスの低減ってコトで、敢えて細い2.25-17のタイヤを前後に履いていました。
フロント側はこれで良かったんだけど、問題はリヤなのです。
確かに、細いタイヤってのは軽くスムーズに転がります。
しかしそれは荷重が少ない場合だけ。
実稼動状態で気が付いたんだけど、やはり相当の重量物を積んで走っていますので、リヤタイヤは潰れて変形します。
勿論、高荷重に対応できるように空気圧も高めて使った上での話です。
タイヤ銘柄もミシュランM35なので、このような使い方が出来るようになっているのですが。

でも、やっぱり2.25-17では高荷重を受けるにはキツイみたいです。
むしろワンサイズ太いタイヤにして、たわみ量を減らした方が転がりも良くなる可能性が考えられるんです。
それにタイヤ寿命を少しでも稼ぎたいですからね。
そんなワケでして、どうやら現状はちょっと細過ぎたかなと思いました。


で、5月上旬にタイヤ交換をしたんだけど、リヤ側が磨耗してしまったので、次は2.50-17サイズにしてみました。
ちなみにリムに関しては、以前ホイール交換をした時に1サイズupのカブ90相当品にアップグレードしてあります。
つまり、本来あるべきサイズ同士の組み合わせになったんですねぇ。


リヤタイヤ交換(とトルクロッド結合パーツ交換)の作業は、まぁいつもやってんでササッと済ませます。

しかし・・・・ここで問題発生。
マフラーのエキパイ入り口近くの部分が割れているのを発見。
どうやら腹下をぶつけたりしてたダメージが蓄積してたのを、タイヤ交換作業時に触った事でトドメを刺してしまった様子。
エンジンを掛けると排気がスパスパ漏れてます。
ここは高温になる部分ですから、このまま走ってれば確実にエキパイは破断してしまうでしょう。

カブに関しては、色んなスペアパーツを常時用意してあります。
しかしマフラーに関しては流石に持っていませんねぇ。
でも、ダックス/シャリィ用のメガホンマフラーがストックしてあったのを思い出して、引っ張り出して装着してみました。

サイレンサー部分を吊る事は、流石に異なる車種用のために困難です。
それとリヤブレーキペタルのアームが干渉してますねぇ。
ブレーキペタルアームが、ストッパーではなくマフラーのエキパイに当たってんです。
とりあえず、正規のマフラーを入手するまでの間に合わせにはなりそうですが。

見た感じは、結構イイ感じなんです。
ちょっとカチ上げ気味なんだけど、チャラチャラはしていませんねぇ。
気持ちトラッグアメリカンっぽいテイストが入ったように見えます。
エンジンとの相性は、そこそこ良好ですな。
中低速域でのツキはノーマルマフラーよりも鋭く「ガッ!」と立ち上がります。
その反面、高回転域でより顕著なんだけどトルクが薄まってんですねぇ。
排気の抜けは良くなってんだけど、流れが粗いんでしょうか。

ちなみに、排気音に関してはそれほど大きくはありません。
ノーマルマフラーよりも、ちょっとポコポコ言うだけで、それほど大差はないんです。
つまり静かさレベルではかなり良いレベルですねぇ。

あくまで間に合わせの仮付けです。
マフラーの固定が大甘ですから、激しい走りは禁物。
リヤブレーキペダルを踏んでいなければ、ちょっとマフラーの固定の補助にはなりそうですけど。
早急に正規のマフラーを手配しなければ。


走行インプレです。

まずブレーキに関しては、やはり相当フィールが自然になりました。
ペダルを踏んで、ブレーキシューが広がりドラムに食い込む。
そしてググググッと制動力が立ち上がってくる・・・・・。
この瞬間の感覚が実に自然になりました。
セコい部品なんだけど、やっぱり重要なんですねぇ。
今度からは無闇にその辺のネットとか使うのは止めにします。
ちゃんと正規の部品を無くさないように注意して扱うコトはとても大事ですね。

タイヤに関しては、これも大正解。
2.50-17にすると特に違いが感じられたのは、積載状態で走行した時にリヤがプニプニと不安定にならなくなったコト。
今までは荷物満載の時はフラフラしてリスキーだったけれど、その不安定感が無くなりました。
肝心の転がり抵抗に関しては、確かにグリップ感が高まったので抵抗感として感じられはするんだけど、惰性走行(滑走状態)にしての距離とかは変わっていません。

砂利路面でもタイヤが潜りにくくなったので、走りやすくなりました。
高速コーナーは文句なしに楽です。今までは怖かったですからねぇ。
発進時にアクセルワークをラフにすると、フロントがすっと軽くなるように感じられます。
今まではリヤタイヤのグリップが逃げてたんでしょうねぇ。

もっともまだタイヤが新しいので、より強力にグリップしてるだけとも考えられます。
なので正当な評価は、使い込んでてタイヤが減って来た時、それと雨天走行した時を経てからでしようねぇ。


間に合わせマフラーに関しては、そこそこ良好なフィールです。
しかし、やっぱり正規の純正ノーマルマフラー(カブ90)の方が、トータル性能としては良いですな。
カブ90ベースのロングストロークエンジンは、マフラーとの相性が結構あるのです。


その他に、オイル交換とプラグ交換も行いました。
オイルはいつもの「ヤマハ・エフェロプレミアム」。
プラグは今回イリジウムを使ってみました。

そしてその後、マフラーに関しても正規のカブ90純正品にて交換しました。
基本的に元に戻っただけなんだけど、やはりトルクがキレイに出て良いですねぇ。
まぁ山奥でリヤタイヤがパンク(チューブの口金部が切れた)して、配達途中なのにそろそろ〜っと自走して戻って来て修理したりとかもアクシデントもありましたが。

でも一番の問題は、乗り手の体の経たりです。
筋肉痛だらけで、回復する間もなく動いてますので、相当ツライです〜〜〜〜〜〜〜@
こればかりは部品交換して修理完了ってワケには行きませんからねぇ。

●2014年08月02日(土)

クルマネタの続きです〜〜〜〜〜〜〜〜@

この間、生垣に突っ込んでしまった我が家の自家用車。
本当に「何でや!?」とツッコミを入れたくなるような事故でした。
で、バンパーのとこのフタを新品部品で買って取り付けたって話でしたね。

しかし、それ以外にもちょっとした外観ダメージがあるんです。
右も左もなんだけど、前輪のホイールキャップがキズキズなんですねぇ。
特に左フロント側なんてバキバキに割れちゃってます。
これは・・・非常に格好がよろしくない。
例えて言うと、お尻とかに穴がボコボコ開いたズボンを履いている様なもんです。

まぁケチが付いたんだから、この際なのでずーっと以前から検討していたある作戦を始動してしまおう。
丁度タイヤもだいぶ減って来ていて、オイシイ部分が終わりかけてますからねぇ。
(まだスリップサインは出ていませんけど)


ある作戦、とは・・・アルミホイール化です〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

軽トラの方はとっくにやってますねぇ。
調べてみると2012年9月に記事がチラホラ出ていますので、2年ほど前です。
軽トラの時は、タイヤサイズはそのまま(当初は鉄ホイールから剥がして移植してた位)。
しかしホイールリム幅が太くなったので、随分と走行フィールが変わりました。
無駄にプニプニしていなくて、ドライな雰囲気になったのです。
乗り心地はとても良くなりましたねぇ。やはりバネ下重量軽減の効果ってのはスゴイです。

てなワケなんだが、自家用車の方も機会があればアルミホイール化したいな〜と考えてました。
でも私のクルマではないし、金を掛けるのも勿体無いかなと。
しかし、ノーマル状態のタイヤは、「165/70R14」が付いていますが、これは随分と小振りなサイズですねぇ。
昔ならばコンパクトカークラスでは標準的なサイズだったんだが、現在では軽自動車でもこの位のタイヤが付いてます。
我が家の自家用車はコンパクトカークラスなんだけど、ビッツに比べて全長が長い(ホイールベースが長い)のでちょっと大き目ではあるんです。
なので、インチアップして15インチのホイールにしても良いのではないかなと思われます。
タイヤサイズは・・・60扁平ならば、175/60R15が外径的に一緒ですねぇ。
でも乗るのが父親なので乗り心地重視にすると、外径はちょっと大きくなりますが175/65R15辺りが妥当でしょうか。


問題は、ホイール選びです。
予算は渋いんだけど、だからって粗悪品は使いたくありません。
高速道路走行中に破断した現物を見ていますからねぇ。
それと、ホイールの中心がズレちゃってるような製品も見た事があります。
ああ言うのは勘弁ですねぇ。

なので、とりあえずメジャーなメーカー製か、もしくは純正流用で行きます。
もっともデザイン重視の観点で言うと、よほど安く入手できなければ純正流用は避けたいですねぇ。
純正流用は違和感が少なく仕上がるんだけど、それはつまり交換した実感が薄いってコトでもあります。
やっぱりオシャレをするんだから、デザインは重要です。


乗用車の純正装着ホイールのデータは、4穴PCD100、5.0Jのオフセット+39mmです。
まぁ現在主流の寸法規格ですねぇ。
ちなみにホイールハウス内を見てみると、オフセットに関しての許容範囲は結構あるみたいです。

実は同じ車種の上位モデルだと、標準で185/60R15のタイヤが付いてます。
ホイールの数値は4穴PCD100、5.5Jでオフセット+45mmですねぇ。
つまり、これ位までならば充分に対応可能ってコトになります。

以上のデータを踏まえて、適合するホイールを探します。
これが結構大変でして、寸法も合致してデザインが格好良くて、更に予算内に収まりそうかどうかまで考えなければなりません。
中古品を考えているのですが、ヤフオクなんかを見ても膨大な数のホイールが出品されています。
それらを全部チェックするのには少なくとも3〜4日は掛かりますねぇ。

どうしても買おうとは、この時点ではまだ考えていなかったので、探す労力を捻り出すのには苦労しました。


でも、幸運なコトに良い出物が見つかりました〜〜〜〜〜〜@
勿論第一候補も第二候補もあったんですが、それらは高騰してしまって入手できず。
結局第三候補にあげていた、社外品ホイールをゲットしたのです。

ちなみにこのように大きいモノだと、運送料にも気をつけなければなりません。
どうしても高くなりがちですから、ショップ出品などで運送契約締結している業者さんが狙い目なのです。
そうすると全国一律送料で安くなってたりしますからね。

つまり、あれもこれも計算して比較して・・・と大変面倒なのでした。
その甲斐あって、デザイン的にも程度も満足の行くモノが手に入ったのです。
勿論タイヤ付きで、しかもバリ山。
タイヤ銘柄はダンロップのSP31ってヤツですな。新車装着のOEM銘柄だそうです。
これは後で希望のタイヤに交換するコトも考えてはいましたが、とりあえず使える状態ってのは嬉しいですね。

ホイールのメーカーは、ジョーカー(ウエッズ)のスプレッドって製品です。
スリットが入った5本スポークのデザインが気に入りました。

ちなみに本来の純正オプションアルミホイールのデザインは、ベタッと幅広い5本スポークです。
可も無く不可も無くって感じの無難で地味なデザインですねぇ。
ボディやクルマのキャラとの整合はとれていると思いますけど、社外品で選ぶんならばもうちょっと遊び心を加えたいと思います。
この「もうちょっと」が結構微妙で難しいんですねぇ。
トヨタ車コンパクトカーの丸っこいデザインだと、なかなかホイールを合わせるのが難しいんです。

ネットで画像検索をしてみましたが、なかなかイメージが固まってきません。
メッキやポリッシュだとチグハグ感が半端ないです。
またガンメタや黒っぽいカラーは若々しいんだが、オーナーは高齢者なので似合わないっぽい。
やはりカラーは塗装で、シルバーが良いですねぇ。

スポークのデザインは、リヤブレーキがドラムなのであんまりスカスカじゃない奴が良いですな。
スポーク本数は最初沢山あるタイプをイメージしてたのです。
まぁ基本的に鉄チン+キャップの状態に近いのが良いと思ってましたので。
10本スポークのタイプとか、ちょっと欲張ってフィンみたいなのとか。
だからってBBS鍛造ホイールみたいに、高級感が先走ってるヤツは合いません。
そこそこ高級に見えて落ち着いたデザインなんだが、ちょっぴりチープさがあると良いんです。

・・・難しすぎv

それでも、結果としてかなり良い感じになったのでホッとしています。
正直言って、自分で見て格好イイ!と喜んでいます。
なんかちょっぴり車格が上がったような気がしますねぇ。


で、アルミホイールにするんならば当然ホイールナットの更新も考えなければなりません。
軽トラの時はホンダ独特の球面ナットから、汎用アルミホイールの一般的なテーパーナットへの変更が必要だったので必ず交換しなければならなかったのです。
でも今回はごく普通のテーパーナット同士なので、機能的には別にホイールナットはそのままでも使えるんです。
(社外品や純正品のアルミホイールの中にはテーパーナットではないモノもあるので要注意です)

しかし。
アルミホイールでもデザイン上、ホイールナットが露出しているタイプだと、今付いてる貫通ナットでは野暮ってもんですな。
やっぱりピッカピカの袋ナットじゃないと、ビシッと決まりません。
そして袋ナットにする場合問題になるのが、ナットの長さです。
あんまりビビッて余裕を持たせると、ホイール面から外側へナットが飛び出てしまうコトがありますねぇ。
これは大変にみっともないし、そもそも法的にペケ。
なので、許せる限り短い袋ナットを付けるのがベストなのです。
勿論短すぎるとナットがしっかり締まりませんから、物理的にナットとして機能する範囲内でですが。

調べてみると、トヨタ車もホンダ車も同じM12×P1.5を使ってます。
なので、ナットは使い回しが可能ですから、この際なので通常のちょい短いタイプと、超短いタイプの両方を仕入れてみました。
(タイトル写真下段)
実は、このナットは台湾製ですごく安いんです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
但し16個入りしかないんですけどね。

ホイール交換作業時に当てがってみたら、結局は超短いタイプでぴったり適合しましたv
ちなみにナットの二面幅(工具のサイズ)は純正は21mmだけど、袋ナットの方は19mmを選びました。
軽トラの方のアルミホイールは、ナットが入る部分が結構狭いですからねぇ。


話は前後しましたが、いよいよ装着してみます。
タイヤが4つあるってのは面倒なんだけど、でもバイクに比べれば作業しやすいんで助かりますねぇ。
ちなみに今回はタイヤの嵌め替えはありませんので。

ちょっとタイヤ外径が大きくなるので、ジャッキアップは余裕を見て上げなければなりません。
このクルマは足回りのリバウンドのストロークが結構ありますから、かなり大胆に持ち上げなきゃならないのです。
特にリヤ側ね。

フロント側のホイール交換時に、トンでもないモノを見つけてしまいました。
どうやらツッコミ事故で乗り上げた時のダメージだと思いますが、リムがべっこり凹んでいるのです。
外側の凹みは対したことはありませんけど、問題は内側。

・・・・ここまで凹んでいても「大丈夫ですよ」と言い切れるものなんでしょうかねぇ。
私としては、こりゃアウトですよん。
ちょっとでも空気圧が少なくなったら、突然ビード落ちして立ち往生間違いなしです。
ここまでリムが凹んでるってコトは、タイヤにも少なからずダメージがあると思われますねぇ。
ちゃんと事故の状況を説明して、問題の有無をしっかりチェックしてくれって依頼したのに。
そして保険を使うことも考慮してて修理代は気にしていないので、しっかり直したいと要望は伝えてあるのです。

完全に見落としてるじゃないですかぁ、ダメですねぇ。
エア抜き作業ミスの疑惑も、こんなレベルならばほぼ確定でしょう。
あまりにもお粗末です。フロントの対応は良かったけどね。
まぁ自分の中で今回一連の出来事の原因とプロセスが固まったので、スッキリはしましたけど。
(自分も同業ゆえ、今まで以上に気を付けて作業しなければ・・・・とこそっと思ったりして。)


当初はケチが付いたからってんで、厄落とし的に発動させたアルミホイール化計画でしたが、結局は必要な修理だったってコトです。
つくづく、アルミホイールに替えて大正解、良かったなと思いました。
問題は・・・費用負担はどうなるんだろう?
これは折を見て、オーナーさんと話し合いするしかないですねぇ。
少なくとも、鉄チンホイール&タイヤ2本分は必要金額なんですが・・・・どうなるんでしょ。

ダメージ部分を調べてみると、フロント側ホイールは左右2本共ダメ。
比較してみると左フロント側の方が凹みが大きいですね。当たり方かな。
リヤ側ホイールにはダメージはありません。(そもそもリヤ側は乗り上げていなかったし)
それとサスペンション・ダンパーとブレーキ周りは目視点検の範囲では、オイル漏れなどの異常は確認できませんでした。
でも自分の目で一度下回りをチェックしたいですねぇ。


15インチアルミのインプレ。
思ったよりも、乗り心地の悪化はありません。
それよりもハンドリングやブレーキ効力の向上がかなり大きいです。
従来はやたらプニプニした遊びが挙動に感じられたんですが、それが無くなってピシッとしてます。
より自然な動きになって、これは良いです。
多分このクルマは元々が15インチでセッティングしてあるのではないかと思いますね。

ギャップの乗り越え時、鉄チンホイールだと「ボコッ!」と鋭い突き上げ感があったんですが、アルミにしたら「ぽこっ」とスムーズに超えます。
乗り越えた後の収束感も良好ですねぇ。

これは自然で良いフィールになりました。
しかも、やっぱり見た目のデザインが大変よろしい。

イロイロありましたが、結論を言えば『怪我の巧妙』ってヤツですな。


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