2014年07月のコラム
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●2014年07月30日(水)

本日は、珍しくクルマネタです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

原因は不明ですが、我が家の自家用車が暴走して他所様の生垣へ突っ込んでしまいました。
運転していた人によると、ブレーキを踏んだんだがそのまますーっと走って行ってしまったように思えるんだそうな。

もしかしたら良くある、アクセルとブレーキの踏み間違えかも?とも思いましたが、それだとちょっと状況がオカシイ。
私が現場に駆けつけた時の状態は、生垣に突っ込んで亀の子のように乗り上げて止まってました。
そしてクルマの引き上げなんだけど、実はそのまま前進したら簡単に脱出が出来たのです。

という事は、つまりもしもアクセルを間違って踏んでいたのならば、クルマはもっと前進して向こう側にある石垣塀に激突してたはず。
咄嗟に(間違って)踏ん付けたアクセルを離すなんて芸当はそうそうできるもんじゃありません。
大抵は、ブレーキだと思ってアクセルを踏む→止まらない→益々あせって踏ん付ける→加速して激しく衝突ってパターンになるでしょうな。
以前、コンビニへの突っ込み事故現場を見た時も、店内は相当酷い有様でしたからねぇ。
文字通り「なぎ倒した」って感じなのです。
やはりこれも、どんどん加速してしまっての結果なのでしょう。


なので、アクセルペダルは間違って踏ん付けていないと思われます。
クルマの航跡から察するに、ハンドルを切った形跡がなく真っ直ぐ逝ってしまってますので、ブレーキ踏んだのに効かずにビックリしてあれよあれよという間に・・・・って感じですねぇ。
そして、引き上げた後、明らかにブレーキペダルのタッチがおかしい。
踏み込んでってブレーキが効いてきて、キャリパーピストン&ブレーキパッドがガッチリとディスクローターを締め上げて行く感覚はあるんだが、最後にキッチリ締め上げて止まる前にペダルのストロークが終わってしまうようです。

これ、ブレーキの液圧が充分掛かっていないですねぇ。
典型的な、エア噛みの状態です。
でも確か5月頃に、定期点検としてブレーキフルード交換に出していたはずなんだが?
???もしかして、ヤッてしまいましたでしょうか。
なんか、ABSが作動したタイミングで「スカッ」と空振りした疑いがあるんですよねぇ。

で、早速ブレーキのエア抜きをやり直ししていただきました。
そしたらちゃんとブレーキのタッチが良くなりましたので、まぁ原因は・・・不明ってコトにしておきましょうか。
直りゃイイんです。
もっとも運転してた人は少なからずショックを受けていましたので「貴方のせいじゃないよ」と慰めておきましたが。


ちなみに、私は自家整備もやりますが、基本的にABS付きのクルマのブレーキは触らない主義です。
正しい整備手順とかが判んないと自信が持てませんので。
もっともバイクでも最近は特にABS付きが増えて来ていますので、いつまでも判んないと言っていられません。
ちなみに、某車種の場合は通常のエア抜きをした後、サービスモードに入れてABSのアクチュエータを強制作動させ、その後にまたエア抜きをするように指示されています。

まぁ構造を考えれば、普通にフルード交換&エア抜きでも大丈夫って説もありますが・・・・・。
でもブレーキ回路が複雑になると、ちゃんとした手順でやんないとエアが抜けきらない可能性があるんですよねぇ。
例えばエア抜き作業中に誤ってマスターシリンダー内を空にしてしまった時とか。


一番簡単な確認方法は、エア抜き終了してテスト走行をしている時に、一旦ABSを作動させてみるコトです。
そしてその前後でブレーキペダルのタッチがどう変わるか、ですねぇ。
もっとも、その時にブレーキが「すかっ」と空振りする危険性もあるので、試す場所は充分吟味しておかなければなりません。
これからは、ブレーキ整備に出して戻って来た後はキッチリとABSも作動させてチェックしようと思いました。
今回みたいに事故になるのはとても困りますからねぇ。


で、生垣に乗り上げたショックでバンパーの牽引フックのフタが飛んで行って破損してしまいました。
固定の爪があるんだがヒビが入っちゃってます。
これ位の小さなパーツならば気軽に新品に交換してしまおうってコトで、注文をしておきました。
塗装アリの外装パーツなんだけど、これが付いていないと非常に格好が悪いんで。

で、入荷したので貰ってきました。
お値段は・・・・700円弱。安いですねぇ。
これはパチンと嵌め込んだら完成です〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

他の部分、時に下回りも点検してもらいましたが、マフラーをちょっと擦った程度で大丈夫だそうな。
ホントかな〜〜〜〜〜?

●2014年07月28日(月)

バイク修理ネタはまだまだ続きます〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
今回ばかりは続けたくなかったのですが。

我が愛車、ヤマハTT250R(18"モタード改)には持病と言うかウィークポイントがあります。
TT-Rに限ったコトではないんだけれど、ちょっと前の空冷ハイパワーエンジンにありがちな弱点。
それは・・・・エンジンからのオイル漏れ発生です。

特に、オフロードマシンとして設計されているので、空冷DOHC4バルブ単気筒なのに贅肉が削ぎ落とされ、軽量エンジンはとてもコンパクトになっています。
やはり車重は運動性能に直結するので、バイクの中でも最も重量の嵩むエンジンは特にコンパクト化が要求されるワケですね。
しかし、肝心のパワーが弱くなってしまっては元も子もありませんから、必然的に「軽量コンパクト・ハイパワー」となるんです。
ちなみにTT250Rのエンジンは、249ccで30馬力の出力があり、車体重量は僅か113kgとなっていますv

そのしわ寄せが、エンジン廻りからのオイル漏れの持病ですねぇ。


今まで数台、この修理をしてまいりました。
それでも自分のバイクだけはなぜかオイル漏れは発生していなかったのです。
当初は腰下辺りにオイル漏れでベタベタになっていたコトがありましたが、これはジェネレータカバーのスターターギヤ機構辺りの破損が原因でした。
かなり昔に事故で側溝に落ちているので、多分その時のダメージだと思います。
この時もオイル漏れだってコトで各シールを全交換する予定でしたが、作業を進めていくうちに真の原因であるケースカバー破損が見つかったのです。
修理後は完全にオイルリークは直って、エンジン外観は常時乾いている状態になっていました。

バイクを駐車している場所の都合上、いつもバイクの左側(チェーン側)ばかり見ていたのです。
そして乗り降りがしにくいシート高ゆえに、やっぱりバイクの左側しか見ないんですねぇ。
乗り降りの都合上バイクの左側が表玄関で、右側は裏口に該当するのです。

しかしこの間、エンジン前下方のクランクケースがオイルで湿っているのを発見しました。
ムムッ!?と良く観察してみると・・・・どうやらシリンダー基部の右前方辺りから滲んでいるようです。

「うわぁぁぁぁっ、とうとうキタか!」

正直な感想はコレです。
根拠は無いけれど自分だけは大丈夫だと言い聞かせていたのですが、やはりそういうワケには参りませんな。
現状でそれほどオイルリークは酷くないものの、この症状はどんどん進行して行って酷くなりますので早い所修理しなければなりません。


交換するのは、シリンダーベースガスケット。
不具合により漏れている原因はココだけですが、この部分に到達するまで腰上を分解しなければなりません。
すると、シリンダヘッドガスケットも要交換です。
ちなみにシリンダヘッドカバーにはゴムパッキンがあるんですが、これも本当ならば分解時に再利用せず新品交換が必要です。
しかしガスケットと違ってゴムパッキンですから、もしかしたら再利用しても大丈夫かもしれませんな。
もっともかなりの年数が経過していますので、すっかり柔軟性が失われてしまっている可能性もありますが。

まぁヘッドカバーパッキン交換ならば比較的簡単なので、後で問題が確認されてからでも良いでしょう。
と言う訳で、シリンダーベースパッキンとシリンダヘッドパッキンの交換をするコトに相成りました。
それとシリンダースリーブ基部には大きなOリングが嵌まっているのですが、これもオイルリークに関連しなくはないので交換します。
以上、3点の部品交換です〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

あ、カムチェーンテンショナのガスケットもありますねぇ。
これは慎重に外して、使い回しちゃいましょうか。
そもそもこの辺りにはオイルはあんまり廻って来ませんからねぇ。
もし後で問題が確認されても、やはり交換は簡単に出来ますから。
ちなみに部品詳細は、[4BE-12213-00] ガスケツト,テンシヨナケース (\86) となっています。


早速、部品手配です。

[4GY-11181-00] ガスケツト,シリンダヘツド 1 (\1,609)
[4GY-11351-00] ガスケツト,シリンダ (\454)
[93210-78544] O−リング (\410)
--------------------------------------------
合計 \2,473-

ちなみにヘッドカバーパッキンは、[4GY-11193-00] \2,376 となっております。
それともう一つ、排気ポート上にあるデコンプ?のメクラ蓋(ゴム栓)もオイル漏れしやすいポイントですねぇ。
この部品は、[90338-18067] プラグ (\356)  となっています。

とりあえず先のガスケット3点のみで、部品代が約\2,500-。
しかし工賃が結構高く工数3.5hなので、約2.8〜3万円になりますねぇ。
合計すると、3万円を少し超える、大修理となります。
もっとも自家用の修理なので、実際には部品代(原価)のみしか掛かりませんけど。


エンジンの腰上を完全に取り外しますので、ついでにピストンや燃焼室廻りも手を入れたくなります。
作業手順としては、実はこのバイクのエンジン腰上は車上整備が可能なのです。
燃料タンクを取り外さなければ勿論出来ませんが、それだけでok。
エンジンを車体から降ろさなくても大丈夫です。

確か以前作業した時、古いシリンダーベースガスケットがやたら固着してて、剥がすのに苦労した覚えがあります。
完全にクランクケースのアルミと硬化したガスケットが一体化してしまってましたからねぇ。
こうなっちゃうと、実はどうしようもありません。
ただひたすら愚鈍にコツコツと表面から少しずつ剥がして行く以外に方法がないのです。
ガスケット剥がしケミカルを使おうとしても、そもそも古いガスケットがガチガチに硬化しちゃってますので薬剤が染みていきません。
表面が若干ふやけるだけが関の山なのです。
これはガスケット面への面圧の掛かり方、ガスケットの材質でこうなっちゃうようなので、多分私のバイクでも一緒でしょうな。
心して取り掛からなければなりませんねぇ。


ついでに、念願のオイル交換もしておきましょうか。
ずーっと前に交換したままなので、ちょっとヤバいですからねぇ。
オイル銘柄は、ホンダG3とG2、ヤマハエフェロプレミアムとワコーズ4CRがストックにありますが、ホンダG3にしようと思います。

一応、ホンダG2はお客さんの修理用としてストック、エフェロPはかもめさんカブに、4CRはおにぎりモンキーにと予定しています。
ヤマハ車にホンダのオイル、ホンダ車にヤマハのオイル(とワコーズ)って組み合わせが面白いですねぇ。
まぁこれらは相性として良かった組み合わせで決めているので、たまたまなのですが。

どうせならば、オイル交換は3台一気にやっつけてしまおうかなと思います。
廃油処理が面倒なので、できるだけまとめた方が良いですからねぇ。
それでも3リットルしかオイルは出ませんけど。

●2014年07月24日(木)

我が家のカラオケシステムをちょっと発展させてみようと思いました。

かなり昔ですが、カラオケボックスにちょくちょく行っていた時にあったのが「ハモリ機能」。
歌ってる音声に電気的に合成したコーラスを被せる機能ですねぇ。
エレクトーンとかポータブルキーボード(鍵盤楽器)なんかにある、指一本でコードが出てくるのに似ています。
これがあると曲によってはとっても盛り上がるんですな。
それと一緒に、男の声を女声に変換してしまうボイスチェンジ機能とか、それの発展として演奏中に自動で切り替える1人デュエットなんてのもありました。

私はこれがとっても気に入りましたので、是非とも我が家のシステムにも取り入れたいと思ったのです。
リモコンの方にはそのボタンがつゃんとありますからねぇ。


しかし、調べてみると、それらハモリ機能はもっとずっと昔の機種にだけ標準搭載されていたモノでして、その後のモデルでは外付けオプション機器だったのです。
ボイスアンプってのを別に用意しないとダメなんだそうな。

で、ヤフオクを漁っていたら出物がありましたねぇ。
ジャンク扱いで、一切の動作を確認していないという触れ込みでした。
リサイクル屋さんらしい出品者でしたねぇ。
とっても格安で入手するコトが出来ました。


んで、モノが到着して現物チェックすると・・・・・おやおや、電源が全く入りませんな。
商品説明に書いてあった通りなんだけど、本物のジャンク品でしたv
ちなみに、私個人としてはいくらジャンク出品でも、電源が入るかどうか程度の確認をしてから出品した方が良いのではないかと思います。
大多数の方は実際にそうしていますからね。

ある程度覚悟はしていたので、めげずに修理を試みます。
天板を取り外して内部を解析。
電源トランスが左後ろにあって、3系統ほどの電圧ラインが見られますねぇ。
そして電源制御回路を見てみると、スイッチング電源ではなく、オーソドックスなシリーズ電源回路になってました。
これは良いですねぇ。
写真では取り外した後ですが、左前にはシールドケースに入ったデジタル信号処理回路ユニットがあります。
さすが音響機器ですからノイズ対策はバッチリですな。

テスターで各部分の電圧を測りましたが、どうやらトランスの出力は問題ない様子で、各種交流電圧はちゃんと出ています。
ヒューズ機構を探しましたが、それらしい部品は見つけられませんでした。
回路設計によってはヒューズ抵抗を使ってるコトもあるんだけど、相応のW数の抵抗器は見当たらないんです。
そして写真にも写っていますが、メイン基盤真ん中左端に大きな整流ブリッジがあるんだけど、そこをチェックしても交流電圧が来ておりません。
つまり、電源トランスと整流ブリッジの間のどこかでラインが途切れているってコトになるのです。

この手の、長時間電源が入りっぱなしで稼動する機器ってののトラブルには、良くあるパターンってのが存在します。
一番多いのが、ある程度電流が流れる部分の半田浮きですねえ。
電源回路のパワートランジスタの足とかコネクターなんかがそうなりやすいです。
コンセントを指した状態で、色んな部品を物理的に突っ付き回して見た所、一瞬ですが「パチッ」と電源が入りました。
この突っ付きチェックってのもコツがありまして、闇雲に突付くのはご法度。
どこをどのように力を加えたのかをしっかりキッチリと把握しながらやらないとダメなのです。
医者が触診するのと同じですからね。

ド素人流の困った修理法では、よくココほ間違えるんです。
下手するとワケの判らないのに症状が治まってしまって「直っちゃった」なんてコトになったりして。
これは実は不正確な表現でして、直っちゃったんじゃなく「症状が引っ込んだ」んです。
細かい言葉のアヤの問題ではありますが、物事の基本的な考え方としてより正確を期さなければなりません。
症状が出なくなったのならば、根本的に問題は解決されていませんので、事態としてはより厄介になったと認識しなければなりませんね。
直るって言い方は、こう言う場合には良い方向にだけ使っていただきたいです。
似たような話に「組み立てたらネジが余った」ってのもありましたねぇ。
こっちの正解は、「組み立て作業をミスして、ネジを付け忘れた」のです。


触診チェックをして判明したのは、電源トランスからのコネクターを機器前方側から横方向へ力を加えると電源が入るってコトです。
こりゃコネクタの接触不良ってよりは、端子の半田浮きでしょぅねぇ。
このラインはとにかく常時機器の電気の多くを通していますので、疲労してても不思議ではありません。

コンセントを抜いて、メイン基盤をとにかくひっくり返せられるまで分解して行きます。
やはり業務用機器だけあって、とにかくネジが多くしっかり組み立てられていますねぇ。
デジタル信号処理回路ユニットにはいくつもコネクタがありましたので、組み立て時に間違えないよう色付きマーカーで目印をあらかじめ付けておいてから外しました。
こういう風に、後で組み立てる時のコトをあらかじめ考えておくのが重要なのです。
分解する時にそれが出来ない人は、根本的に修理作業には不向きですよん。


で、ようやくメイン基盤を取り外して裏側を見てみると、やはり診断した通りの状態になっていました。
写真中段の通り、「半田付けが目玉焼き」になってますねぇ。
細かく見て行くと、写真に矢印を付けた端子意外にもいくつか半田付けが弱っている所が見つかりました。
問題のコネクターの反対側の足もうっすらとクラックが入りかけてますよねぇ。
その他には電源回路のパワーICの足とかですが、それら全てを半田付けし直しします。
そして、キッチリと目視点検を行い、しっかり半田付けが直ったコトを確認したら、組み立てます。


で、完全に組み立てが出来たら最終チェックをして、電源投入。
すんなりとパワーが入り表示ランプがチカチカと派手に光ってくれました。

問題は、結線とか使い方が全く判らない機器ってコトです。
取り扱い説明書なんかをネットで探してみても、何処からも出てきませんねぇ。
どうやらあまりにもニッチでマニアックな機器なので、絶対的に情報不足のようです。

背面端子を見てみると、音声入出力に関してはどうやらワイヤレスマイクユニットと同様ですねぇ。
つまり外部マイクアンプって扱いで、カラオケ本体へ音声ラインは接続するようなのです。
そしてカラオケ本体のマイク端子は基本的に使わず、マイクは必ずこのボイスアダプタ経由するんですな。

しかし疑問点が一つ。
ハモリ機能ってのは、曲のフルコーラスで常時効くのではなくて、サビとかのいい所だけ人造コーラスが被ってきたと記憶しています。
それとリモコンに各機能のオンオフ切り替えがありますから、何処かでコントロール信号のやり取りをしなければならないはず。
背面にはリモコン端子もありますが、これが該当するのかどうかは不明ですねぇ。
ちなみに各機器のリモコンセンサーは内臓のに加えてオプションで外部センサーもあるんですが、それを接続する端子がリモコン端子である可能性が高いです。
それ以外の制御系の端子と言えば、MIDI端子ですねぇ。
電子楽器同様に、IN/OUT/THRUの3つの端子が装備されています。(カラオケ本体にも同じく)

試しに、MIDIケーブル2本使ってカラオケ本体とボイスアダプタを繋いでみました。
勿論MIDIのお約束通りに、それぞれの機器のINとOUTでの接続です。交信していますからね。
そして一旦全機器の電源を落として再投入すると・・・・・

出ました!
「新しい外部機器を検出しましたので云々」と言う、今までなかったメッセージが画面に出ています。
なるほど〜ボイスアダプタとかの機器はMIDIで接続してコントロールしてんのか。
そうすれば楽曲のイイ所を狙って、ハモリを効かせたり出来ますからねぇ。
当然MIDIには色んな機器の制御用コマンドが規定されてますので、自由に機器コントロールが出来ます。

もっとも、後の動作から考えると、このような外部機器を接続したらネットワーク経由でいちいち認証の確認をするようですな。
つまりネットワークに接続していないと、外部機器を繋いでも機能拡張はされないみたいなのです。
もしかしたら楽曲演奏データも、ハモリ付きのは別バージョンで供給されているのかも知れませんね。


諸々のオトナの事情により、拡張機能は動きませんけど、唯一「ボイスチェンジ」のみは作動いたします。
私の野太い歌声が、可愛いお姉チャンの声になってしまうんです〜〜〜〜〜〜〜〜@
AKBとかの曲を歌う時には使えますが、まぁそれだけですねぇ。
ちなみに、スピーカから出てくる声に違和感アリアリで歌いにくいのと、採点機能を使うと点数が低くなりやすいみたいです。
正確にキッチリ音声が高くなるんじゃなく、音程がちょっと狂うみたいなんですね。

上手くいけばすんなりそのままハモリ機能が使えるかも?なんて甘く考えていましたが残念でした。
全然何にも使えないワケではないから、まぁヨシとします。
入手した価格も安かったので、ボイスアダプタってのはどのような物なのか調べられただけでも収穫アリです。
ちなみに、ボイスアダプタのモデルは「DAM-VA200」ですよん。

そのうち飽きたら、現在の作動内容をちゃんと記載して売りに出そうかと思います。
とにかく電源が入り、MIDIで繋げばカラオケ本体が認識して、ボイスチェンジ機能のみだが作動確認okと。
少なくともジャンク品ですってだけよりかは価値が高くなったのではないかな。
もっとも現在同じ機種が1つ安く出ていて、落札されずにぐるぐる回っている様子ですが。

●2014年07月21日(月)

ホンダの屋根付きスクーター、「キャビーナAF33」の続きです〜〜〜〜〜@

最近、天候がとっても不安定でして、季節は梅雨後半なんだなーと実感いたします。
雨が降る事が多くて、バイク乗りにとってはとても困ったシーズンです。

しかし!こういう時こそ、屋根付きバイクの本領発揮なんですねぇ。
という事で、折角雨が降って来たので「対雨性能テスト」をしてまいりました。


この時の雨の降り具合はそれほどではありません。
しかし、雨具ナシでは5分も走ればしっかりずぶ濡れになってしまうレベルです。

キャビーナで走ってみると・・・これは実に良い具合ですねぇ。
体の幅が風防よりも広くてはみ出ている部分はちょっと濡れますけど、体はほとんど濡れません。
特にテストした時の様に、雨が降るんだか降らないんだかあやふやな日なんかは、かなり安心して出かけられます。
雨具を持って行かなくてもなんとかなるって安心感はとても大きいですよん。
例えて言うと、傘さして歩いているような感じです。

当然、雨の降り具合が強ければ、防護性能を超えてしまって濡れるでしょう。
しかしそれは歩行者の時の傘でも一緒。
だからと言って、傘を一概に否定するのはおかしいですよねぇ。
なので、極論に走らず、冷静にこの屋根付きのメリットを考えられると良いと思います。

生活の足として、天候に不安があってもバイクで出かけなければならない人には、この屋根付きスクーターはとても良いです。
安定志向ではありますが三輪ではなく二輪ですから、結構小回りが効くので使い勝手は良いです。
まぁ強風時にはちょっと怖いイメージはありますが。


で、雨降りの具合を写真撮影して見ました。
でもあんまり判りやすくは写っていませんねぇ。
写真下段・左側は、雨粒がスクリーンに付着してる状態です。
そして右側はワイパーを作動させて、2往復した時の写真ですよん。
頼りなくて玩具のようなワイパーですが、その機能はなかなかどうして侮れません。
キッチリと雨粒を払って良好な視界を確保してくれます。

もっとも難点は、ワイパーで拭い払ったおミズがウインドゥの横からドバッと後ろに飛んできて、はみ出ている腕にかかる事があるんです。(特に右側)
なので私のように体の幅が広い人は、ワイパーの動きに合わせて腕の位置を変えて避けてあげなければなりません。
サイドバイザーを追加してる人が結構居たのにはやはり理由があったんですねぇ。


で、メカの方なんだけどちょっとした不具合が見つかりました。
オートチョークの作動不良なのか、しばらくの間エンジンを掛けず久し振りに始動すると最初はエンジンが吹け上がりません。
スロットルを少しでも開くと途端にストールしてしまいます。
アイドリングだけは暫くしていますが、それも段々元気が無くなってストール。
再始動を繰り返しているとそのうち復帰して、しっかりエンジンが吹け上がるようになります。
キャブレターや燃料供給機構関連をもうちょっとしっかり見直してみようと思います。
なので、しっかり修理が出来るまでは販売の予定は中止です。


本音を言うと、いっそのコト90ccのエンジンへ換装してしまったらどうだろうか?とか思っちゃうんですけどね。
やはり排気量=トルクに余裕があると、走りの世界は全然別のモノになるのです。

私の業務用マシン「かもめさんカブ」にしても、この間の新世代エンジン仕様になって根底から使い勝手が変わりました。
ある程度距離を走っても、登板路でも、力強くぐりぐりと登って行ってくれます。
しかもUターンを良くするんだけど、その時の取り回しですらアクセルワークでくるりっと向きを替えられます。
安定してトルクを発揮する特性によりとても使い易いんですよね。
(決して乗り易いワケではありませんよ。油断すると振り回されますから)
燃費に関しても、プロ使用で30km/L位をコンスタントにマークしています。
普通に足として使ってる場合とは直接比較できませんが、目安としてプロユースは2/3位なので、換算すると45km/Lレベルってコトですねぇ。
これはとっても良い部類に入ると思います〜〜〜〜〜〜〜〜@
トータル120kg位の重量物を載せて、STOP&GOの繰り返し、しかも田舎で山道もアリなんですから。
そして騒音レベルも純正ノーマル並みで静かなのです。

キャビーナに関しても、やっぱり車体の重さがネックなので、もっとエンジンにトルクがあれば軽快に走れるんだろうと強く思います。
所謂、走り屋さんみたいにスピード命って趣向ではなく、実用域での使い勝手を考えてですね。
でも、現状の50ccでも2サイクルなのでまだ何とかなってるとは思います。
欲を言えばキリがありませんが、加速力とかは充分実用レベルですからねぇ。
キャビーナに乗ってて一番苦労するのは、やはりトップスピードでの巡航中。
50ccクラスなので仕方ないんだけど、どうしてもクルマなんかが後ろからせっ突いて来るのが鬱陶しいですな。
法的に決められているスピード制限は勿論大事ですが、実際の交通の流れに即したスピードってのもまた重要なのです。
交通の流れを無視して走ってると事故の元ですし、そうなると直接命に関わって来ますからねぇ。
いくら品行方正に法律を遵守したからって、法律はこっちの命を守ってくれるとは限らないのです。
事故に遭わないように臨機応変に判断して走るテクニックってのが最も重要だと思います。
もちろんですが、無理をして却って事故を起こすようなスピードを出すのは言語道断ですが。


とりあえずは、現状50ccエンジンでメンテをしましたのでこれで行きますよん。
しっかり修理をして、ちゃんと使い物になるコトを確認してから売り出します。

●2014年07月20日(日)

今回は、バイクネタ。しかも販売品です〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

写真の屋根が付いてて風変わりなスクーターは、ホンダ・キャビーナ50(AF33)。
詳しい事はメーカーサイトの記事をご参照下さいませ。

★ホンダ★キャビーナ

概略を言いますと、1994年にデビューしたキャビーナ50/90は、屋根が付いているのが最大の特徴。
ちなみに3輪バイクのジャイロキャノピーにも同様の屋根が付いております。
少々の雨ならば濡れずに走れるってのがウリ。
ヤマハにもビジネススクーターのギヤ(2サイクル)に後付けでルーフキットってのがありましたが、確か12.8万円ほどしたような。
まぁ、屋根付きのバイクはいずれも高価なので、ようするに「高級車」なんでしょうな。

で、キャビーナに話を戻します。
ベースとなったモデルは、ホンダリード(50cc=AF20,90cc=HF05)です。
この50/90リードは派生モデルが色々と出ているのですねぇ。
キャビーナからルーフ(屋根)を取っ払った、いわばネイキッドモデルとしての「ブロード」。
アメリカン風味満点の「ジョーカー」。
ホンダでしかできない、とてもユニークなモデルが目白押しです。

ちなみに、キャビーナの偉い所は、屋根だけではなくてちゃんとワイパーとウインドウォッシャーまで装備されていること。
意気込みとして、新しい交通手段(シティコミューター)のご提案を真面目に考えていたと思われます。
94年と言うとバブルが弾けて、世の中にひしひしと不景気風が波及しつつあった時期。
そんなな中でも負けじと頑張っていたんですねぇ。
時代背景とかを考えると、じーんと胸が熱くなってしまいます。


動力性能的には、実はこの自慢のルーフが仇となってしまっております。
車両重量増と共に走行抵抗にもなってんですねぇ。
エンジンパワーは5.2psとリード系ならではの控え目な数値ゆえ、はっきり言って遅いです・・・・。

具体的には、最高速度は約50km/h前後ほど。
そこまでの加速も、のそっとしてて買い物スクーターよりもちと遅い。
もっとも第一種原付きなんだからと割り切ってしまえば、実用的な範囲内ではあるので問題ないのですが。
ジャイロXなんかもこんな感じでしたねぇ。

どうやらホンダと言うメーカーは、セコいモデル(実用車)なんかは平気で「50ccの制限速度は30km/hなんだから」みたいに考えてるようです。
つまり、法的に30km/hしか出しちゃいけないクラスなんだから、実際には60km/hも出なくてイイでしょ、50km/hで充分でしょって感じかな。
とても、レーサーレプリカなんかで公称40ン馬力、でも実際は50馬力オーバーのマシンを平気で毎年ポンポンと出していたメーカーだとは到底思えません。
他社の営業畑の人達なんか当時、「ホンダはインチキしててずるい!」とブーブー文句言ってましたからねぇ。

ちなみにヤマハやスズキも、50km/h縛りのモデルはあります。
ミントとか薔薇とかレッツ2等の、ソフトバイクですねぇ。
これは小型軽量を重視した車体のポテンシャルの都合とか、初心者や高齢者ユーザーが多いからって理由ですけど。それと配達用バイクなんかも実用域へのセッティング変更でトップスピードが犠牲になってるのもありました。
まぁこれは限られたパワーソースの有効活用策として当然なんですが。

でも、キャビーナはどうやら敢えて50km/hまでにしたのではなく、結果的にそうなっちゃったみたいですねぇ。
車両重量が108kgもありますから、普通のスクーターに荷物満載したようなモノなのです。
車格も堂々としたモノでして、パッと見ただけでは到底50ccクラスには見えません。
タイヤサイズも、F:100/90-12,R:110/80-10と太くて立派なのです。
まぁこの太さもまた、加速・最高速度をスポイルしてる要因なのですが。
その代わり、どっしりとした車体により乗り心地はとても良いですよん。
さらに兄弟モデルと異なり、フロントサペンションはテレスコピック式なので、ハンドリングも素直です。
(リードやジョーカーはボトムリンク式)
その代わりブレーキはフロントもドラム式になっています。
(リードやジョーカーはFディスクブレーキ)

もっとも、スピードが欲しければ上位モデルのキャビーナ90にすれば良いのですし、またリード90のエンジンへの換装も比較的簡単だと聞いています。
しかしキャビーナは90cc版でも車体は完全に共通ですので、二人乗りは出来ません。


キャビーナの良い所は、完璧なるウインドプロテクションです。
風防が付いてるスクーターがありますが、それらよりもはるかに風を防いでくれます。
そのお陰で、今のシーズンだと走ってても暑いです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

さらに走行風が来ないのと控え目なパワー、しっかりした車体足回りのお陰で、スピード感に乏しいです。
実際に遅いんですが、それが相乗効果によりより鈍足に感じますねぇ。
開き直って優雅に乗れない方には少々苦痛かも知れません。
でも面白いコトに、幹線道路とか走ってて後ろにクルマが詰まって来てても、なかなか追い越して行ってくれないんですよねぇ。
こちらは出来るだけ道路の左端に寄って走ってても、です。
なんか見た目的な存在感ってのが半端ないんでしょうか。
(こっちは後ろに付いてなくてさっさと抜いてって欲しいんだけど)

雨がどの程度凌げるのかってのは、ここんとこ晴天ばかり続いててテストが出来ておりません。
先日の雨天時に走れれば良かったんだけれど、チャンスを逃しました。
まぁ今度の日曜日辺りに雨降りの予報が出ているようなのですが。
他の方のインプレとか見ると、よほどの雨でも凌げるらしいですねぇ。
意地の悪い方なんかは、「横から降り込めば濡れるでしょ」とか言いますけど。
しかし、出かける時に天気がどうだろうかっていちいち心配しなくて済むってのは物凄くありがたいんです。
遊びだけでバイクに乗っている人には判らないでしょうけど。
もっとも、風防部の横幅はそれほど広くは無いので、私みたいなワイド体型の人だとはみ出てしまうんですけどね。


ちなみに装備は結構充実しております。
ワイパーとウインドウォッシャー装備。
このバイクでは破損してますが、ワイパースタンド機能も付いてます。
さらに上方へ折りたたみ収納可能なミラー。
ゆったりとしたポジションで運転出来る、大型シート。
メーターパネル右側に小物入れ、フロントトランクにメットイントランク(テニスラケットが入ります)。
ハイマウントLEDストップランプも付いてますねぇ。
更に、電動スタンドが装備された「スタンドupモデル」まで用意されてました。
重量級の車体なので、電動スタンドの意義は充分過ぎるほどあります。
もっとも、今回のマシンは普通のスタンドの、スタンダード50ccモデルなのですが。


ハンドリングに関して、ルーフがあるので重心が高いやら曲がりが鈍重だとか言われてますが、実際に乗ってみるとそれほどではありません。
フロント・テレスコピック式のしっかりしたサスペンションのおかげでハンドリングは素直です。
そもそもゆったりした挙動は車体・ホイールサイズの大きさに寄るものです。
こんな立派なサイズのタイヤが付いてて、フラフラ軽快な乗り味になるはずがないでしょうに。
屋根に関しては精神的な威圧感は確かに大きく感じますが、実際には軽く作られていますので操縦安定性への影響はそれほどでもない様子です。
確かに風の影響は大きいとは思いますが、それは大型の風防を装着したスクーターと同様です。
乗り易いスクーターですけど、車重と大きさにより扱いは初心者にはちょっと厳しい一面がありそうですが。
でも「屋根が付いてて重心が高い」とか切り返しがし難いとかはガセです。
大柄なスクーターだからと思えば、全然クセもないですし、乗り味はすごく良いんです。
あくまで普通の50cc買い物スクーターと比べればそう言えるかも知れませんが、そんなのナンセンスですよねぇ。
せめてリード50を基準にして比べるとかしなくてはと思うんです。


なんか、実際に乗ってもいなくて想像したイメージだけで語られた話しが蔓延しているようですねぇ。
それだけに見た目のインパクトが強〜い、個性的なスクーターだと思います。


これは、近日ヤフーオークションへ出品して販売する予定です。
ピストンとマフラー、それとエアクリエレメントを台湾・支那製の補修パーツにて交換してあります。
勿論ですが念入りに慣らし運転をしてありますよんv
(乗り回して遊んでただけと言う話もありますが)

エンジンの安定性に関しては、ぼちぼちですねぇ。
全開から一旦アクセルを閉じ、再全開でたま〜にツイて来ない時があります。
全体的にちょっとトルクが薄いかな?と感じますけど、前述のと共に安物マフラーなのでこんなモノでしょう。
ちなみに排気音はちょっと大きくて安っちぃです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
ま、マフラーが実際に安いんだから仕方ないですな。
(ちなみに以前付いてた純正品はエキパイ部が大きく破損しておりました)

マフラーに関しては、AF20リード用がそのまま使えます。
(ジョーカーに関してはスタンドストッパーの違いで適合車種に入っていません)
それなのに、どこにも「キャビーナ/ブロード用」とは書いてありませんねぇ。
マイナーな車種なので仕方無いのかも。
で、リード用の補修品マフラーはいくつか出ているので、予算に応じて選ぶコトができます。
今回は支那直輸入の、びっくりプライス品を使ってみました。
ちょっとエンジン特性は荒れますけど、まぁまぁ使えるレベルだと思います。
意外に鉄板が厚い様子で、ずっしりと重量がありました。

でも、重ねて言いますが排気音は安っちぃですよん。
「ぷぃ〜〜ん!ぱぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーー!!」と走ります。
(ちなみに純正マフラーで表現すると、「ばぃ〜〜〜ん、ぽぽぽぽーーーーー!」ですかねぇ)
気に入らないならば自分で交換しなさいって感じです。


車体は、左側にコケたのかちょっとダメージがあります。
ミラー基部のゴムカバーが破損しているのと、ルーフが僅かに歪んでいますねぇ。
走行に影響するようなレベルではありませんが。
それと、シート表面に擦れや破れが少々あります。
フロントはともかく、リヤタイヤは結構減っています。
110/80-10ってサイズはマイナーなので、あんまり銘柄は選べませんし、太いのでお値段が高いですから要注意。

エンジンはセルで掛かります。
今のシーズンだと、最初の始動時にアクセルをちょっと開けると掛かりが良いですねぇ。
アイドリングをもう少し上げた方が良いかも知れませんが。(外から簡単に出来ます)

ウインドシールドの状態は良好です。
少し汚れが下方にありますが、ワイパー傷とかも少なく逆光時視界も良好。

足乗せボードは、中央が盛り上がってるのでモノが置けません。
燃料の給油口も真ん中にあります。(バッテリーはその後方に格納)
ちなみにオイルの口はメットイントランクの中ですよん。


スタート価格は、2万円〜を予定しています。
即決価格は検討中ですねぇ。このバイクは相場が難しいです。
一応5万円位(\49,800-とか)付けとこうかなぁ。

現状で直接譲って欲しい方は、即決価格でならokです。
その場合の特典として、新品のリヤタイヤ(銘柄はIRC予定)に交換します。
少々オマケし過ぎかも知れませんけど、まぁ基本的に乗る事を考えるとリヤタイヤは新しくしたいですし。


ちょくちょくと乗っていたら何か段々お気に入りになって来てしまいましたv
なので、今後もまだ念入りな慣らし&試験走行を重ねるかも知れませんよん。
売り出しはいつになるのやら、不明です〜〜〜〜〜〜〜〜@

●2014年07月17日(木)

家電ネタです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
自分としてはそもそもがエレクトロニクス分野が本命だったはずなのですが、足を洗ったコトになってます。
随分昔の話ですからねぇ。
でも必要に迫られればヤルしかないのです。

梅雨まっさかりってコトで、天候が怪しい日がちょくちょくありました。
実は家の人は衣類乾燥機(ランドリー)が大好きでして、我が家のランドリーは結構稼動状況が多い目です。
やはり乾燥機から出した時のパリッとした感触じゃないと、乾いたって気にならないみたいなんですねぇ。
でも14時位に干してある洗濯物を取り込む習慣は、どうしたものかと思いますな。
その時間は日中の気温のピークですよねぇ。

こういった、身内の私にも理解できないやり方(習慣)がいくつかあったりするのです。
家電製品の扱いの分野に関しても、滅茶苦茶に近い使い方してたりしますからねぇ。
何でなんだろう?と不思議で仕方ありませんけど、多分本人達も判ってなくて習慣でやってるだけなんでしょう。
年を取ってからだと、長年染み付いた習慣はなかなか替えられませんからどうしようもないんです。


で、先日いつものようにランドリーはフル回転しておりました。
雨が降った日なので、真っ当に乾燥機を稼動させていたのですが・・・・・・・
運転中に突然「ピーッ!!」とブザーが鳴って、操作パネルのLEDが2つ点滅し始めたのです。
とは言っても、この時点では私はしっかり無関心だったのですけどねv

なんか騒いでいるなーとは思ってましたけど、やたら大騒ぎするのは家風みたいなモノでいつもの状況なのです。
いちいち気にしていたら病んでしまいますので、「何か大変だねー」とか適当に対応してました。
父親とかはフィルターが目詰まりしたんじゃないかと思って、新しいフィルターに交換まてしてましたが事態は変わりません。
そもそもが、フィルター目詰まりの場合にはちゃんとそのものズバリの警告ランプがあるのですが、今回は点灯していません。

素人さんってのは、すぐにやたら原因を決めて掛かりたがりますよねぇ。
エアコンが冷えない時は「ガスが無い!ガス入れなければ!」とか言ったりしますし。
トラブルの原因はxxxだと思ったってんならば、その根拠がちゃんと説明できなければダメなのです。
当てずっぽうで対応してても、上手く解決するコトはあんまりないですよん。


話はちょっと脱線しますが、修理屋をやってて困るのはこの素人さんの厄介な決めつけです。
トラブルに見舞われた時、勝手に原因(と言うか対処法)を決められてしまうと、ちゃんとした修理をすることが出来なくなってしまいます。
例えば前述のエアコンの例だと、症状は「冷えない」、でも依頼内容が「ガスを補充せよ」ですね。
これをこのまま修理屋に依頼すればどうなるのか。

頼まれたまま素直に受け止めれば、修理依頼というよりかは作業依頼になるのです。
つまり極端な話し、結果がどうなろうがまずガス補充の作業をしなければなりません。
それで「冷えない」って故障が直らなくても責任は依頼した側にあります。

つまり、修理依頼をする場合は、何をどうして欲しいのかはっきりすると共に、余計なコトは言わないに尽きるのです。
お客さんに伺いたいのは故障した時の状況とか、それまでの使い方なんかの情報収集です。
でもここで素人さんの見立てなんか聞かされても、何の参考にもならないですねぇ。
むしろ客という強い立場の人が言うコト=要望として、無視できませんのでとても厄介なのです。
依頼を受ける時に直接聞ければ良いんだけど、間に人を介在させてたりすると最悪ですな。

こんな事例の場合には、私はちょっと意地悪かも知れませんが徹底的にはっきりさせるようにしています。
ガス補充の必要性については診てからこちらで判断させていただきたい、と。
そしてお客さんがあまりにもガス補充に拘るんならば、依頼をお断りせざるを得ません。
どっか他所に行ってちょうだいという事です。
まぁ与太話の一環として「ガスが無いのでは」と言うのは構いませんが。


それと困りついでにもう一例。
故障内容と言うか症状を伺ってるのに、答えは「使えない」だけってのはとっても困ります。
「調子が悪い」ってのもありますが同じですねぇ。
確かに使えないんだから修理に出しているのは間違いないんだけど、こちらが知りたいのはもっと具体的な状態なのです。
今回のランドリーの場合は、「乾燥運転中、しばらくするとブサーが鳴って止まってしまう。操作パネルに2つLEDが点滅している」と言ってくれるととても助かります。
しかし現実は、「止まっちゃうんだけど!?」がせいぜいですねぇ。
「フィルター替えたのに止まる」「フィルターが欠陥じゃないのか」とか勝手に盛り上がっててくれて困りましたv


修理品は、パナソニック(旧:松下電器産業)製NH-D40K3というモデルです。
電気で乾燥するんだけど、除湿型って方式になってます。

実はランドリーには色んな構造の製品があります。
昔の単純な乾燥機だと、乾燥中のお部屋に湿気が放出されて蒸し風呂のようになってましたねぇ。
そもそもの原理が、ドラムを回転させ衣類を攪拌し。そこにヒーターで過熱した熱風を当てて乾かすってのです。
まぁヘヤードライヤーでハンカチを乾かすのと同じですな。
でも、吹き付けた熱風の後始末が問題なのです。
一番簡単で確実なのは、部屋の外にダクトを通じて湿った熱風を放出する方式です。
でもこれだと折角エネルギーを使って加熱したのに、どんどん熱エネルギーを捨ててて勿体無いですねぇ。
そこで考えられたのは、除湿式なのです。

ヒーターで過熱した熱風を洗濯物に吹き付けるのまでは同じです。
でもその後の湿った熱風の処理に一工夫してんですねぇ。
ドラム背面に熱交換器とファンが一緒になった、大きなヒダヒダのパネルがあって、それを回転させて空気の循環を行います。
ファン内側・ドラム内部の空間には湿気が多い熱風、ファンの反対側の外はドラム内よりはるかに冷たい空気。
するとパネルファンの表面に、ドラム内側が結露するんです。
冷たいドリンクが入っているコップの表面に露が付くのと同じですねぇ。
結露した水分はドレンから排出され、ランドリー本体底面のドレンホースから捨てられます。
そして水分が失われた熱風は、衣類の乾燥にまた使われるんですねぇ。
熱エネルギーのロスはせいぜい結露の時に温度低下した分だけなので、ヒーター過熱はそんなに頑張らなくても大丈夫なのです。
ドラム内部空間の空気は基本的に外部には出ませんので、お部屋がムンムンに蒸されるコトもありません。

考えた人って偉いなーといつも思います。


ちなみに、分野は何であれ、修理をするのにはまず内部構造を知らなければなりません。
とりあえず直すってんならば、不良部品交換作業だけできれば何とかなりますけど。

ランドリーの構造はまぁ上に書いた感じでして、乾燥中しばらくしてエラー停止するってのは、安全機構が作動しているってコトになります。
つまり、過熱ですねぇ。

実際、家電修理をやってればまず思い浮かぶのは、駆動ベルトの切断でしょう。
ドラムを駆動しているのは平ベルト、ファン駆動は丸ベルトを使っていますので、「平」か「丸」かだけで業界人には通じます。
ドラムの駆動が出来なくなっていれば、作動音で判別がすぐに出来ますねぇ。
あれだけデカいモノが回ってんですから回転音と振動があるはずなのに、それが無くなってれば不気味に静かになります。
ファンの駆動が出来なくなってると、そこは外からは見られないので裏ブタを開けてベルトの様子を直接目視するのが一番です。

他の原因としては、ヒーターユニットにホコリが詰まってて空気の通りが悪くなってるとか。
それとコントローラー(制御基盤)の不具合って可能性も、無い訳ではありません。
でも、大抵は「丸ベルトの切断」が殆どですよねぇ。
やっぱり、比較的大きな物体(ファン)をある程度速い回転数で回してんですから、一番傷むんです。
平ベルトに関してもダメになるコトはありますが、こちらは重たいけれど比較的低回転ですし、テンショナー機構も付いてるんでそれほど負担が大きいワケではない様子です。

一応、正攻法としてランドリー本体の裏ブタを開けてみて丸ベルトの様子を確認。
やっぱり切れちゃってましたねぇ。
どのみち部品交換作業をしなくてはならないし、この機会に内部のホコリも掃除したいので、ランドリー本体を置き台から取り外して降ろしました。
これが結構大変なんですねぇ。力仕事ですし。
さらに洗濯機が置いてあるのは洗面所で、狭いんで苦労します。
結構重量もありますからねぇ。


部品は純正品を調達して参りました。
[ANH413-3440]で、\1,300(税抜き)と言うお値段です。

ここでちょっとびっくり。
昔から部品のお値段が変わっていません。
クルマでもバイクでも値上がりしているのが当たり前なのに、これはとてもスゴイですねぇ。
管理コストが蓄積されているはずなんだけど、それを部品の値段に転嫁していないんでしょうね。
全く対したモノです。
でも・・・・丸ベルトにしては高いですねぇ。そんな特殊なモノでもないんですが。

ちなみにヤフオクとか調べてみると、社外補修部品がちょくちょく出ているのが見つかりました。
まぁ一般的な工業用の丸ベルトで、同じPVC製のサイズが同一ならば何でも使えるんですが。
でも純正部品には説明書も付いてるし、フェルトに塗る専用グリスも同梱されてて至れり尽くせりなのです。
個人的には、やっぱりメーカー純正部品で出来るだけ直したいですねぇ。


修理は30分程度で完了しました。
ランドリー本体の乗せ降ろしや掃除に大半の時間を費やしましたけど。
部品の交換作業だけなら3分も掛かんないんですが。

部品代は私のフトコロから出しました。
修理工賃は、自家修理なので無料。
このランドリーは私は使ってはいないんだけど、でも中身には私の衣類がしっかり入っているんで、負担するのは仕方ないと言うか当然ですねぇ。

修理する前にちょっと買い替えも検討しました。
でも、4万前後から5万近くするので、おいそれと簡単には買い換えられませんねぇ。
ちなみに修理中(部品手配中)にも雨が降ったのですが、その時は非常事態ってコトでコインランドリーに行って来たそうです。
百円で充分乾いたとのコトですけど、大物洗いとかの時にまたコインランドリーを有効活用すれば良いと思います。
ライフスタイルにも寄りけりだけどランドリーが自宅になくても、コインランドリーが近くにあれば何とかなるのかもしれませんねぇ。
ランドリーの\35,000-分で、350回もランドリーが使えるんですから。
一週間に一度のペースならば、7年間でトントンな計算となります。

●2014年07月15日(火)

今回も、バイクネタです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

お客さんいわく、走行中突然後ろの方から「バキッ!!」っと音がして僅かに衝撃を感じたと。
それから時々、「ギュイ〜〜〜ン」とかの異音が出たり、止んだりするようになったそうな。
何が起こったのかは判らなかったけれど、何となくヤバイと感じて私に電話をしてきたのです。

早速見させてもらうと、リヤホイールの回転が少々おかしい。
ゴリゴリした感触と、時々しゃっくりを起こすような引っ掛かりを感じます。
これは・・・・ファイナルギヤ部分の軸受けが破損してますねぇ。
走行距離が嵩んでくると起きる故障です。

このオーナーさんの判断は、大正解でした。
リヤホイールが回転すればするほど故障が進みます。
するとある程度まで行ったらリヤホイールが回らなくなってしまうんです。
走行中に突然リヤタイヤがロックしますので大変危険ですねぇ。

そしてリヤホイールロックに陥ると、もはや引き回すことすら敵わなくなってしまいます。
こんな状態では、引き上げに行ってトラックの荷台に乗せ降ろしするのも困難ですよん。
その前に修理に出していただいたのが幸いでした。


今回は、ファイナルギヤ(トランスミッション部)のベアリングをほぼ全て交換するコトにしました。
アクスルシャフト部分にはボールベアリングとローラーベアリングの2つ、クラッチ側シャフトにボールベアリングが1つ。
そして今回破損したのは中間ギヤのボールベアリング1つです。
(ちなみに中間ギヤの反対側にはベアリングは使っていません)

それにオイルシールが2つ、ギヤケースカバーのガスケットも新品にします。
サークリップも真面目に、再利用せず新品交換です。
そして、ギヤオイルが約100cc必要ですねぇ。


分解して行くと、破損しているベアリングを発見。
まぁ珍しい故障ケースではないので感動はしませんが、心配なのはこの不良ベアリングの取り外しです。
破損してしまっていると、普通のベアリングプーラーが使えないんですねぇ。
(引っ張るとインナーだけ抜けて来てしまいます)
いざとなったら溶接機を駆使して取り外す覚悟をしておきます。

結果的には、スライドハンマー&ベアリングプーラーで何とかなりました。
ちょっと斜めにテンションを掛け、ベアリングのインナーだけ抜けないようにしながらスライドハンマーでコツコツと引き抜いたのです。
勿論、メカニックの手には呉5-56ですよんv(写真にも写ってます)

今回は大丈夫でしたが、もしも破損ベアリングでアウターレース側が残ってしまった場合。
溶接機を駆使して、まずベアリングアウターにボルト片なんかで橋渡しさせ溶接します。
そしてそのブリッジ部分を引っ張って、アウターレースを抜き取るんです。
上手くやると、溶接の熱が残ってる間に引っ張ってすんなり取り外せたりしますねぇ。
いちいちガストーチで炙らなくても一石二鳥ってヤツです。


それよりも意外に手こずったのは、ギヤケースカバーのガスケット剥がし作業です。
カッチカチにこびり付いてて、中々大変でした。
それと、ベアリングの破片はギヤーにはダメージを与えていなかった様子です。
ギヤの歯のアタリも悪くなくて、スムーズに回転してくれます。
勿論ですが、ギヤケース内は徹底的にクリーニングして余計な油汚れや異物は取り除いておきます。


他の部分もちょっと修理があったんだけど、省略。
まだまだこれから手を入れなければならない所もいくつか見付かりました。
一遍にヤるワケには行かないので、これらの費用を概算で出して、後の宿題とします。

で、完成してまず大きく変わったのが「取り回し時の軽さ」ですねぇ。
これが全然違うんです。軽くスイスイと動きますからとても気持ち良いです。
ベアリングとオイルが新しくなった効果でしょう。

ちなみにスクーターのギヤオイルってのは、あんまり交換しなくても良いです。
でも、やっぱり長年使っていたモノは、オイル交換すると動きが軽くスムーズになりますねぇ。
時に2種原付きなんかの大きいヤツだと顕著に効果があります。
1万キロに1回くらいは交換してあげても良いでしょうな。


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