●2014年03月20日(木)
メンテナンスネタです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@ メンテナンスと言っても色んなジャンルがありまして、例えば修理や整備上の技術的なテクニックの話し。 それ以外にも作業環境、例えば作業場やら工具に関する話なんかもあるのです。 個人的には、メンテナンスネタと聞くとまず思い浮かぶのは前者の方なんですけど。 でも、今回は後者の「工具」のお話です〜〜〜〜@
現在もあるかどうか知りませんが、メンテナンス情報誌ってのを一時期購読していたコトがあります。 もちろん、私としては技術的な内容を思いっ切り期待していたのですが・・・・ 残念ながら、まず工具ネタありき。 たまにケミカル特集とかもありましたけど、ぶっちゃけ広告記事ばかりでした。 その次にはガレージ建設の話しで、私にはぜんぜん関係ないのでがっかりした覚えがあります。 まぁ雑誌として成立させるには、記事にしやすい工具ネタが多くなるのは仕方ないですねぇ。 技術やテクニックなんかはそもそも文章で表現しにくいですし、企業秘密なんかもありますから。 しかし、工具ネタってのに傾倒しすぎると、そもそもの目的が摩り替わってしまうコトが多いのです。 つまり、工具ってのはあくまで作業する手段の一つに過ぎず、作業の目的(=ゴール)を目指すのが本来の話しのはず。 それが何時の間にか、工具収集自体が目的となってしまって、「一体その立派な工具でナニをするの?」みたいなコトになっちゃうんです。 いっつもピカピカに磨いて愛でてて、使うのが勿体無くなっちゃったり。 と言うか、使いもしない工具はそもそも存在価値すらないと思うんです。 もっとも、工具に凝るコトは間違いでもないし、とても大事なのですが。 ちゃんとした作業をする為には、ちゃんとした工具は絶対に必要ですからねぇ。 ようするに、工具の価値ってのは使用上に於いて発揮されるモノでして、決してお値段の高さでは決まらないと思うんです。
と言っても、やはり飯のタネの工具ですから、私もそこそこのモノを使ってたりしますです。 しかし全てを゛ブランド物で取り揃えるほどブルジョワではないのですが。 使用頻度が高いモノがブランド物になるコトが多いですねぇ。 やはり耐久性とか使い心地とかが問題になるのは、良く使う工具なので。 で、バイク整備でよく使うのは、ラチェットレンチ(ハンドル)です。 差し込み角が3/8inch(□9.5mm)のソケットが主力です。 インパクトレンチで使うサイズになると,一つ大きい1/2inch(□12.7mm)のも登場しますが。 四つ輪の場合と違って比較的締め付けトルクの小さいネジを多く扱うのと、対象物周辺のスペースの乏しさから、バイク整備ではちょっと小振りな工具が良いんですねぇ。 そんなワケで、ずーっと愛用していたのはSnap-Onのラチェットレンチハンドルでした。 写真で言うと上に写ってるヤツですねぇ。 これは首振り機構とかがないシンプルなモノですので、手応えが直接しっかり伝わるのが良いです。 場合によって足で踏ん付けたりするコトもありますから、堅牢であるコトは大前提です。 確か購入したのは20年ほど前だったと思いますけど、ずーっと使い続けてます。
長年使っているのでこのレンチはとても気に入っているのですが、やはり状況的にはもっと小型のレンチが必要になるコトもありました。 そうすると、差し込み角が1/4inch(□6.35mm)の製品が主流となってしまいます。 つまり、ソケット達もまた買い揃えなければなりませんねぇ。 もちろん工具は沢山取り揃えておけば、対応できる状況の範囲が広くなるのです。 しかし私の場合、工具を持ち運ぶ都合上で全体的な量に制約があるので、そういうワケにはいきません。 少数精鋭で吟味して揃えなければならないのです。
しかし、工具屋さんが持って来たパンフレットに、とても良い製品が載っていたのを見つけてしまいました。 そして・・・・ほぼ瞬間的に、購入を決定してしまいました〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@ 写真に写っている、首振りタイプの小型ソケットレンチです。 もちろんメーカーはSnap-Onですから、お値段は相応するのです。(希望小売価格\145,000-とか) 特徴としては、従来差し込み角□1/4inchのレンチのサイズのまま、□3/8inchに対応したと。 なので狭い場所での作業に、とても役に立つようになったとのコトです。 首振り機構はご覧の通りなので、自由自在にハンドルが回せ、場合によっては真っ直ぐにして使うことも可能。 その首振りの固さもイモネジ調整によって好みに応じて変えられるんですねぇ。 ラチェットの方向切り替えはツマミ型。クルマ屋さんなんかはこっちの方が馴染みがあるみたいですが。 そしてラチェットのギヤ数は72ととても細かいので、本当に狭く苦しい所のネジ回しには都合が良いです。 で、小さなレンチの泣き所である手の痛さを軽減するため、ハンドル部にはグリップを装備してます。 実際手に取ってみると、本当に小さいですねぇ。 ちょっと構造から華奢なので、激しい使い方をしても大丈夫かなと心配になりますが、Snap-On担当者は自信持って「心配要りません」とおっしゃってました。 勿論、ライフタイム保証も付いているのです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@ この保証があるからこそ、安心してプロユースに出来るんですねぇ。 そうそうポコポコと壊れてしまうようでは困りますので。 Snap-On製品に関しては、今まで運悪くプラスドライバーが欠けたのが一回あっただけです。
実務で使用してみても、なかなか良いですねぇ。 以外と見た感じよりもしっかりとしているのです。 キッチリとトルクを掛けても、工具はしなったりヨレたりしません。(これを心配してた) もっともこの辺は、比較的サイズの小さなネジばかり扱ってるのもありますけどね。 難点と言えば、ラチェット切り替えツマミ部分の黒染めが弱くてすぐに薄くなってくるコト位でしょうか。 これから、長い付き合いになりそうですv
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