2013年12月のコラム
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●2013年12月27日(金)

とうとう始まってしまった、悪魔の計画「ギルの笛」。
いよいよ部品が揃ったので、取り付け実行です。
ほぼ毎日業務で使っているので、作業完了まで一気に仕上げなければなりません。

やる内容は、
(1)ハンドルパイプ標準化
(2)ハイスロットル装着
(3)グリップヒーター装着
の3点です。

まず、ハンドル左側にギルの笛を装着します〜〜〜〜〜〜〜@
今まで使ってたグリップを取り外します。
ちょっとキズが入ってるけど再利用するので、丁寧に取り外します。
もう使わない前提ならばカッターで切っちゃった方が簡単なんですが、そういう乱暴なコトはしません。
ちなみに、この取り外しをする際に良く「CRC5-56を注す」なんて方法を堂々と紹介している方がいますが、言語道断です。
一旦オイル分を与えてしまうと、後の新品グリップ装着時に必ず悪影響を与えてしまうからです。
油ってのは材料の細かな凹凸とかに浸透するので、完全に取り除くのは困難なのです。
そして、接着剤などに対して悪さをするんですねぇ。
もしも何らかの液体を注入して取り外したいんならば、パーツクリーナーにしておくべきです。
これならば蒸発して完全になくなりますから。
エアーと併用してあげれば、大抵はすんなりと取り外せるでしょうな。

ハンドルパイプに残ったボンドなどを除去します。
それからギルの笛を差し込んでみて、寸法の様子を見ます。
計算上ではギルの笛の内寸はちょっとキツイんだけど、現物合わせで確認すると叩き込んで圧入するのに丁度ピッタリですねぇ。
コツコツとハンマーで叩き込むと、実に良い感じに収まります。
(ちなみに肘が痛いので、ハンマーは左手で振るってます)
何か、このままでも充分に固定されてる感じはありますが、念の為にヘソ溶接を3発ヤッておきます。

ヘソ溶接した跡は、研磨して均してあげます〜〜〜〜〜@
まぁ見えない部分ではありますが、グリップを握った感触に影響しないように仕上げます。
写真を見ると、一箇所溶接部のヒケがありますねぇ。

これで、ギルの笛の装着は完了です。
今までとは違い、標準的なグリップ(ミニバイク用)を使用可能になりました。


その次は、スロットル交換です。
旧カブの「引っ張り式」スロットルはこんな感じになってんです。
スロットルパイプ内側は箱カムの構造になっており、捻るとご覧のスライダーを引っ張ります。
この回転運動→直線運動の変換が、ガタやロスを生むんですねぇ。
これを普通のバイクの「巻き取り式」スロットルにすると、回転運動だけでスロットルワイヤーを動かしますからロスが少ないです。

ちなみに、以前このカブに新90系のキャブを装着する上で、スロットルワイヤーとキャブトップ周辺を加工しました。
これは新旧入り混じった構成ゆえの現物合わせをしなければならなかったのですけど、信頼性確保と言う点では妥協策でしかありませんな。
なので、今回はこれらの部分を全て「ノーマル純正」の状態に戻すコトにしました。
つまり、スロットルワイヤーからキャブまで何ら手を加えていない、ノーマルの新90系のパーツだけで構成したのです。
その為に、ちょっと余計な部品代が掛かってしまいましたが。

スロットルパイプは、武川のカブ用アルミハイスロを使用します。
地味だけど判ってるって感じのパーツですねぇ。
まぁ装着したからって外からは全く見えませんが。
ちなみに、ここにはぶいぶいEg共和国の得意技として、「TT-Rリング」も装着してます。
TT-Rリングってのは、ヤマハTT250Rのスロットル部分に標準で付いているパーツで、グリップとスロットルホルダの間に入る樹脂製の円盤です。
グリップのゴムが、スロットルホルダーに直接当たって擦れるのを防ぐパーツなんだけど、\300-弱と安いんですよねぇ。
ちなみに、ヤマハ品番は[3Y1-26249-00]です。

スロットルワイヤーの取り回しも、かなり熟慮して決めなければなりません。
ちなみにハンドルカウルのサイドに、ワイヤーを通す穴を開ける必要があります。
ここの穴の位置も含めワイヤーの取り回し次第で、スロットルやハンドルの操作感の良し悪しが決まるので緊張します。
ちなみにかもめさんカブの場合、センターにチョークが付いてるので、新カブの位置よりもちょっとズラした方が良いですねぇ。

とは言っても、苦労して決めたワイヤーの取り回しは後で見ても「全然普通」でしかありません。
この普通さを実現するのか大変なんですけどねぇ。
でも、しっかり悩んで決めただけの効果はちゃんとあるのです。
たかだかワイヤー1本の突っ張りでも、ハンドルの動きには意外と影響しますよん。


ブレーキワイヤー部分は写真に撮っていませんが、ちょっと大変でした。
結局旧型ブレーキワイヤーの外寸が細すぎるんで、金属板を巻きつけてワイヤーホルダーに納めました。
いっその事、フロントホイールもブレーキパネルも含めて、新カブのに変更しても良かったかも。
しかしリヤ側と違い、フロント側ってのはちょっとしたデザインの違いでも目立つんですよねぇ。


そしてトドメは、グリップヒーターの装着です。
デイトナの製品で、\5,250-の「115mmショート・エンド非貫通タイプ」ですよん。
ちなみに固定ボンドは普通のだと発熱した時ユルくなりますから、専用品を使います。
サクサクっと取り付けて、後はボンドが固まるまで待ちます〜〜〜〜@

ちなみに、取り付けにはちょっとアレンジを加えてます。
説明書にはグリップ先端部にワイヤリングをするようにありますが、コレはパス。
一応ヒーターを傷めない程度にタイラップで締めてます。
タイラップの止め具の位置は、運転操作をした時の手の位置から考えて邪魔にならないトコに決めてます。

さらに電気を取る配線ですが、説明書にはバッテリーラインから取れと書いてありますねぇ。
ちなみにこのヒーターの定格は18W(1.5A)ですので、バッテリーラインへ繋げると相当の負担になります。
具体的に言うと、常時ストップランプを点灯させているのと同じです。
これが、グリップヒーターを装着するとバッテリー上がりを生じさせやすい理由です。

充電電流を計測してみると、やはり1.5Aの負荷は充電動作に対してかなり影響しているようです。
カブってのは意外と電気系のパワーが弱いのですねぇ。
少しエンジン回転をあげないと充電不足になってしまうんです。

なので、私はヘッドライトのラインに接続しました。
説明書には「やるな」と明記してありますが、多分電圧制御がちゃんと出来てない車種があり、場合によっては電圧が高く低温ヤケドを生じる危険があるからでしょう。
しかし、かもめさんカブはキッチリ13v以下に制御されてましたので、大丈夫だと判断しました。
まぁ熱かったらスイッチ切れば良いんだし。
ちなみに、電気的負荷に関してですけど、旧カブなのでライトスイッチが付いてます。
つまりヘッドライトを消してしまえば、都合25Wの負荷が浮きますから、そこにグリップヒーターの18Wを付けたからってまだお釣りが来るんです。
ちなみに走行中は強化したポジションランプを点灯させてますけど、この球の8Wとの合計26Wはほぼヘッドライト分に相当しますから問題ありません。

実際には、ヘッドライトを点灯させるとちょっとヒーターが弱くなります。
ライトもちょっとだけ暗くなりますねぇ。
そしてヘッドライトを消すと、ヒーターの効きはかなり良くなります。
温度は自販機のホットのコーヒー缶を握るのに近いか、ちょっと低い位。

ちなみに、ヒーターのコードの取り回しも熟慮の上決めてます。
操作の邪魔にならないようにゆとりは必要だけど、あんまりダラダラ長すぎてもダメです。
配線に物理的な負担を掛けないように配慮しつつ、ベストポジションを決めますが、これはセンスがモノを言います。


で、走行インプレです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

まず、スロットル操作のスムーズさは絶品です。
滑らかに、かつ精密にスロットル開度をコントロール出来るのでとても乗りやすいです。
ようするに今までは乗り難かったんだと改めて実感します。
特にカーブでは楽ですねぇ。

ちなみにブレーキも掛けやすくなったのです。
スロットル捻りながらでもある程度ブレーキレバーを握れますからねぇ。
従来はスロットルをしっかり戻してからじゃなきゃ、ブレーキ握れませんでしたし。

ウインカー操作も同様です。
つまり、スロットルを捻る動作で手の位置が変わってて、他の操作がし難くなってたんですな。
それを無理矢理力技で動かしてたんで、そりゃ肘を壊すのも当然でしょう。
まぁ遊びでたま〜に乗るバイクならば我慢出来たんだけど。

とにかく、肘に対する負担がかなり少なくなったんです。
今まで一進一退を繰り返すだけだったテニス肘が、少しずつだけど良い方向に行ってるようですねぇ。
まぁ走りやすくなったからってより調子に乗るのがぶいぶい流でもあるので、大いに自重しなければならないでしょう。


グリップヒーターは、とても快適です〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
このおかげで、寒さを感じないですねぇ。
暖かいかどうかと言うとちょっとパワー不足ですが、それでも寒さを低減してくれる効果は満足です。
またグリップ外径がちょっと太い目なので、手の大きい私にはピッタリだったりします。

ヒーターのスイッチを付ける場所は、悩みました。
実は運転中に操作するコトとか必要性はほとんどありません。
熱過ぎてスイッチを切ったり、また入れたりなんて加減なんて要りませんからねぇ。
パワーの弱さがむしろ点けっ放し前提で使えるので、良かったりします。
(つまりハイパワーなヒーターの場合は、コントロールスイッチは操作しやすい場所に付けなきゃならんってコト)

なので、エアクリ上面に横向きに付けてあります。
まぁ目立つパーツでもありますから、あんまりハンドル部分には付けたくないんですけどね。
クラシックテイストがこれ以上損なわれるのは勘弁。

グリップのデザインは地味なので、見た感じは以前よりもむしろ好感が持てます。
ワイヤーの鬱陶しさも、普通のカブそのものなので慣れれば気にならないでしょう。
そう言えばマフラーだって、本来モナカタイプのはずなんだが新カブのメガホン型が付いてますからねぇ。
その時も確か、クラシックテイストの損なわれて普通のカブになっちまったなーとか思ってたけど、いつの間にか気にならなくなってましたし。

とにかく結構な資金投入をして苦労したんだけど、その結果は見た目「普通のカブ」になっただけだったりするのです。
なんか報われないなぁと思いますが、でも実用性能は10倍upしたと言っても過言ではありません。


ギルの笛計画は、無事大成功でしたv
やって良かった。お金掛けた以上の結果が得られて大変良かった。

●2013年12月25日(水)

テニスをしないのに、テニス肘になっちゃった私。
どうやらその原因として大きいのが、かもめさんカブの操作系にありそうな予感です。

でも、旧カブなんだから仕方ないんです。
スロットルの方式は「引っ張り式」なので、遊びもフリクションも大きいんですねぇ。
更にキャブレターは新90系を使っているのもあって、スロットルワイヤーの引き代は不足がちです。
遊びの部分も合わせると、全閉⇔全開の開度は130度以上もあります。

まだまだそれに加えて、動きが渋いんです。
グリスアップで改善はしていますが、どうしても操作に力が必要です。
スロットルを開けるだけではなく戻す側でも、手で強制的に行わなければなりません。
つまり運転している間は常時右手に力を入れ続けるコトになりますねぇ。

スロットル以外でも、カブは片手運転可能に設計してありますからとにかく右手は忙しいのです。
ブレーキもウインカーも全部右手ですからねぇ。
左手はと言うと、ライトのスイッチとホーンしかありませんから、運転中は暇なんです。


で、今までどうして妥協してたのかと言いますと・・・・実はカブは独特な造りにより、イジり難い部分が多々あります。
ちなみににハンドル操作系もその最たる部分であります。

以前も紹介しましたが、スーパーカブのハンドルパイプ径はかなり特殊なんですねぇ。
基本的に19φ(精密に言うと19.1φ)のハンドルパイプを使ってて、これは丸目の日本製カブ全体的な伝統です。
しかし旧カブの場合は、左側グリップはその19φのままなんだけど、中期以降のカブの左側グリップはそこにスリーブを被せてあって25.4φになってます。
ちなみにスロットル側はスロットルパイプがありますんで、新旧いずれも25.4φなんですねぇ。

そのおかげでグリップ内寸は、旧カブだと左:19φ,右:25.4φ。中期以降・新カブでは左右共25.4φなのです。
一般的なバイクの場合では左:22φ,右:25.4φですから、その特殊さが判りますねぇ。

特殊と言えばご存知変態スズキの原付きスクーターの場合は、19φハンドルを使ってます。
しかしスロットル側も細くなってて、グリップ内寸は左:19φ,右:22φなんです。
ちなみにチビッコモトクロッサーなんかでも19φハンドルを採用してますけど、それらもスズキ同等の組み合わせなのです。

あ、四角いライトのカスーパーカブカスタムに関しては、元々22φハンドルがベースなので標準的なバイクと同じグリップ内寸の組み合わせですよん。
正直言いまして、とってもややこしいのです。


このおかげで、以前かもめさんカブに上質なグリップを装着する作戦では苦労しました。
結局、スズキスクーター用と標準スクーター用の2つのラインナップがあるグリップから、左はスズキ用で右は標準用のを使うと言う、とても贅沢な方法を取ったのです。


この変態スズキを凌駕する、超ド変態な寸法のハンドルは何とかしたいと思ってました。
ちなみに中期以降のカブのハンドルスリーブを移植すれば、巷で売られている「カブ用」のグリップが使えるようになります。
しかし私はもっと考えを進めて、左側のハンドルパイプ径は22φにしたいんですねぇ。

ちなみにパイプってのは工業規格品なのです。
なので、外径19.1φの上が22.2φ、その上が25.4φと決まってます。
寸法を見ている感じではインチが基本になってんですねぇ。
3/4",7/8",1"と表記したら判り易いでしょう。

つまり、19φ→22φへの変換は、22.2-19.1÷2=1.55mmの肉厚パイプを用意すれば良いのです。
でもハンドルパイプに使われている材料では、そんな薄肉のモノはありません。
やはり必要な強度を確保するには、少なくとも2mm厚は必要なんでしょう。

だったらワンオフ製作にするか?
旋盤で削り出せば、目的の寸法のスリーブは出来ます。
でもコストが掛かりそうですねぇ。

では、ハンドル側を削り込んで18φ位にして2mm厚パイプをブチ込むか?
全周を0.5mm削るのは、手間を掛ければ何とかなりそうです。
でもあんまりスマートな方法じゃないですねぇ。

だったら、1.5mm厚の鉄板を巻くってのはどうか?
確かに理屈ではコレは良いですねぇ。
でも果たしてキレイに巻けるモノだろうか。
1.5mm厚の鉄板は、「ブ厚い」部類に入りますし。
多少でも凸凹していれば、グリップを握る感触で必ず気になります。
ローラーで曲げ加工でもしない限りは難しいですねぇ。

非鉄材料でスペーサーを造り、接着する方法はどうか?
接着剤ってのは、意外と脆かったりします。
温度や経年劣化、水分なんかである日突然ポロッと取れちゃったりしますからねぇ。
長年使用が前提ならば、エポキシボンドでもご飯粒でも、信頼性の点では大差ありません。
でもグリップ側にスペーサーを付け、消耗品と考えるのならこれもアリかも知れないです。

やっぱり、丁度良い寸法のパイプを探すのがベストでしょうねぇ。


てなワケで、かなり前から材料屋とかを探し回って丁度良い具合のパイプをようやく見つけましたv
外径22.2φで1.6mm厚の、薄肉鋼管です〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

これならば、内寸は22.2-(1.6×2)=19.0φになりますねぇ。
0.1mmキツイですけど、これ位ならペーパー掛けするか、ハンマーで打ち込めば何とかなるでしょう。
ちなみに1.2mm厚のパイプも見つけましたが、こっちだと内寸は19.8φとなってかなりブカブカです。
まぁ固定は得意の「ヘソ溶接」をするつもりなのですが、でもやっぱり理想としては圧入してガッチリ嵌まってた方が良いですねぇ。
あくまでヘソ溶接は補助的な固定ってコトで行きたいんです。

ちなみに、今回使用するパイプの長さは10cmちょい。
でも、将来的にはカブのMT化とかやってみたい気もするのです。
その場合に問題となるのは、左側スイッチの変更。
カブ用は19φなんだけど、この寸法でクラッチレバーホルダーが付いたスイッチは見当たりません。
しかしハンドルパイプ径を標準的な22φにスイッチ部分まで変更してしまえば、普通のスイッチ&ホルダーが選び放題です。
折角入手に苦労したパイプなので、25cmほど余分に買ってストックしておきました。
まぁ材料自体の値段なんて対したことはありませんからねぇ。

使う長さにカットして、横っぱらに4φのヘソ溶接用の穴を3発ほど開けます。
この穴の大きさは、大きすぎるとヘソ溶接で埋まらないし、小さすぎるとヘソ溶接しにくいですので、この寸法なんです。なんか、出来上がりは笛みたいですねぇ。

・・・・この笛は後に「悪魔」と呼ばれるコトになるのですv


更なる野望。
本来はスロットル系の改良がテーマなので、こちらも考えます。
カブ用のハイスロットルは、唯一武川からラインナップされています。

★スペシャルパーツ武川★ カブ用ハイスロットル [09-02-0301] \3,990-(税込み)

ちょっとお高いんですが、アルミ製なので使う価値はありそうです。
やはりココは樹脂のよりもアルミ製の方が、操作フィールが良いですから。
これを使いつつ、当然スロットルホルダー(=右スイッチ)も新カブのを流用、スロットルワイヤーもブレーキレバーも全部新カブのに変えなければなりません。
ブレーキワイヤーも受けが違うのですけど、ここだけはハブ側との絡みもありますから、加工して凌ぐしかありませんねぇ。

これが上手く行けば、スロットル系は全て新カブがベースになり、更に高級なオールアルミ製になるって計画なのです。
難点といえば・・・・旧カブのチャームポイントでもある、ハンドル周りのスッキリさが損なわれる所でしょうか。
スロットルワイヤーが横から出てくるのがちょっと鬱陶しいですねぇ。
マニアならば許せない部分かも知れませんけど、今回は散々悩んだ挙句実用性を取る事にしました。


まだまだ欲張って、秘密兵器の投入です〜〜〜〜〜〜〜〜@

やはり、冬対策としては暖房グリップがあるとイイですねぇ。
新聞カブには標準装備されたグレードがありますが、新聞は早朝夜明け前の配達ですから付いてないと困るレベルです。
ただ新聞カブのジェネレータ(発電機)には、グリップヒーター専用のコイルが付いてますから、バッテリー系への影響は少なくなってます。
その代わり、増えたコイルの分だけジェネレーター(ローター)とかが一回りデカいです。
このジェネレータは魅力ですけど、かもめさんカブは元々からジェネレーター側カバー内のスペースが厳しいので、もうこれ以上大きいのは入りません。
そもそも現状ミツバの12v系ACGで、クリアランスは僅か1mmほどしかありませんので。

なので、一般的な配線で、汎用品のグリップヒーターを使うコトになります。


だったら、社外品で最も実績と信頼性がある、デイトナ製品に限りますねぇ。
実はカブの泣き所として、グリップヒーターも「カブ専用」じゃなきゃ使えないってのがあるんです。
しかし前述の標準ハンドルパイプ化により、この問題は解決してます〜〜〜@
そもそも、ハンドルパイプ改造とかハイスロットル装着の時点でグリップラバーは交換しなければならないから、ついでにグレードupしとこうかってコトですな。

このついでにグレードupこそが、改造マニアが陥る「悪魔の囁き」なのです。
よく「ピンチをチャンスに変える」とか言いますが、そこから更に「チャンスをピンチに変える」んですからねぇ。

まぁほぼ毎日稼動させてんですから、これ位ヤッちゃってもイイかも知れません。
現在のコンセプトは、究極の実用性ですからねぇ。


ちなみに、

(1)ハンドルパイプ標準化
(2)ハイスロットル装着
(3)グリップヒーター装着

この3つ同時進行の悪魔のプロジェクト名は、「ギルの笛」です〜〜〜〜〜@

ギルの笛ってのは、人造人間キカイダーという番組に出てくる、悪い博士(プロフッサー・ギル)が吹く悪魔の笛。
この音色はアンドロイドのキカイダーの良心回路を狂わせてしまうんです・・・・・。
具体的には、これ↓。




右肘の調子が悪いってんで、ヤケになってないだろうかと思いますねぇ。
このギルの笛計画で、2万近く飛んで行きますから。悪魔だ・・・・・。

●2013年12月21日(土)

何か、右肘の具合が良くないです。
時期としては9月頃からですねぇ。

最初は単なる筋肉痛かな?と思っていたんだけれど、そうではなかったようです。
ちなみに肘が痛くなる前に、実は酷い四十肩をヤッてしまって整形外科に駆け込んだりしました。
肩の方はおよそ二週間で良くなりましたけれど、肘の傷みはその後から出てきたようなのです。

ちなみに、軽い神経痛や筋肉痛に見舞われるコトはしょっちゅうですから、ちょっと痛いからって病院に行ったりすぐ薬を使ったりはしません。
自然に治るのを期待しつつ様子を見てから判断するようにしてます。
右肘に関しては、自己診断なのですがどうやら『テニス肘』のようですな。
テニス肘ってのは『上腕骨外側上顆炎』と言いまして、筋肉の付け根・腱が炎症を起こすんだそうな。
雑巾を絞るような動作をすると、ピリピリと激しい傷みが肘近くのある一点に起こるのです。
また、物を持ち上げたり、指の曲げ伸ばしや物を掴んだりしても痛みが走ります。
重症になると、ほとんど手を使う作業が不可能になっちゃいます。


そう言えば、今年の夏はやたら忙しくて大変でしたねぇ。
その疲れが出て来たのかもしれません。

実は、ずーっと昔にもテニス肘をヤッちまったコトがあります。
この時はすぐに整形外科に掛かりました。
直るまで随分時間が掛かった覚えがあります。

まずは安静にして、なるべく問題の側の手を使わないようにするのが一番です。
しかし現実的にはなかなかそう言うワケには行きませんけどねぇ。
そして湿布&サポーター併用しつつ、ストレッチも行って少しずつ良くなるのを待つのです。
ちなみに症状が酷い場合には、局所麻酔の注射みたいなのを打つとか、もっと酷くなれば手術しなければならない場合もあるとか。


日常生活において、右肘が一番痛くなるのがカブの運転ですねぇ。
そう言えば時間に追われて焦ってたり、また疲れからストレスが溜まるとイケナイんでその発散にと、かなりアグレッシブな走りをしてた記憶があります。
もしかしたらコレが原因?

確かに煙が出てきそうなほど激しいスロットルワークを繰り返し、ブレーキレバーはガツガツ握って、更にウインカー操作もキッチリ行ってたので、右手は大忙しでした。
カブってのは基本的に片手運転が出来るよう設計されてますから、どうしても右手側だけに操作が集中するのです。

更に困った事に、我が「かもめさんカブ」は使い込まれた旧カブをベースに、新90系のパーツを組み合わせてありますので操作系に問題を抱えてます。
もっとも、スタート地点でのコンセプトは「足バイク」ですから、その辺りは妥協してたんですけどねぇ。
それ故運転操作には力が必要ですし、またスムーズではありませんので余計に頑張らなきゃならないのです。
まぁよくある、こんなもんでしょ的な作り方してました。


ちなみに「おにぎりモンキーちゃん」の運転は、肘が痛くてもそれほど負担になりません。
と言うのもこちらのコンセプトは「高級な乗り味」ですから、操作系のスムーズさにも随分気を使っているのです。
オールアルミ製のハイスロットルにZ2タイプのヒダヒダグリップ。
指一本でビシッと効かせられるフロントブレーキシステム。
つまり、運転操作には力も余計なアクションも必要なくて楽なのです。


とりあえず、カブの運転はほぼ毎日のコトですから、痛みの軽減の為にサポーターを使う事にしました。
最初は近所のジップドラッグへ行きまして、そこにあった「バンテリン」銘柄の肘サポーターを買って来ました。
このサポーターは筒状のシンプルな形状のモノですが、装着するとそこそこ痛みは楽になりましたねぇ。

でも、やっぱりカブの運転操作をするにはもちょっとしっかりしたサポーターが欲しいので、何でも売ってるAmazonで選びました。
色んなメーカーのサポーターがあり、悩みますねぇ。
アマゾンの他には、この手の専門店である「ケンコーコム」も見てましたが、こっちの医療用のはべらぼうに高いのでビックリ。
もちろん普及品(?)のもありますけど、まぁどれもピンと来るのは見付かりませんでした。


そんな中で選んだのが、●Mueller(ミューラー) アジャスタブルエルボーサポート 53057

このサポーターは、太い二本の固定ベルトで肘の上下を締め付けるタイプですが、サポーター自体も実は筒状になってるのです。
なので湿布を併用している時に、サポーターと腕との動きの差により剥がれる事が少ないんですねぇ。
ちなみに良く似たタイプの他社のは、サポーターは平面状で、固定ベルトのみで腕に巻き付け固定するようになってますから、動きに追従できずズレやすいんです。

もっともこの手の商品は使う人の状況に応じての相性が大きいですから、必ずしも万人に対して良いとは言い切れません。
Amazonのインプレも、良い・悪いに評価が二分されてます。
私にとっては、なかなか良いんですけどねぇ。
しっかり締め付けてくれつつも動かしやすくて良い感じなのです。
ちなみにお値段は、\1,336-でした。(お手頃価格だと思う)


テニス肘用のサポーターと言えば、真っ先に思い浮かぶのが「ドクターエルボー」ですねぇ。
これはとてもシンプルなサポーターで、痛い部分を押し玉で圧迫するだけの役割をしてます。
昔からの実績のある製品で評判も良いです。
本当はこちらを考えていたのですが、湿布の固定もと思うともちょっとゴツイのが良いと考え直しました。

●2013年12月20日(金)

岐阜まで所用で行かなければならなかった日に見舞われたアクシデント。

いざ配達に行こうと、かもめさんカブに荷物を積んでエンジンを掛けようとしたら・・・・掛かりません。
前日まではちゃんと動いてたのにおかしいですねぇ。

早速プラグを点検です。
車載工具でプラグを外してみると、結構カブり気味ですな。
試しに火花試験をして見ましたが、火花は飛んでいません。
しかも「全くスパークしない」のです。
これは変だ。


とにかく応急措置では何ともなりそうもありませんので、急遽代わりのバイクにスイッチ。
こっちは貨物車ではないのですが、肩掛けカバンで何とか凌ぎました。
それでもやっぱりちょっと余計に時間が掛かりましたねぇ。

午後に予定があるので、物凄く焦りました。
もっとも翌日も配達はあるので、かもめさんカブの修理を早急に考えなければなりません。

かもめさんカブのエンジンは12v新聞カブでして、追加ハーネスによりCDI点火にしてあります。
点火系は普通に12v系カブと一緒です。
なので点火が突然死するってのはあんまり考えられませんねぇ。

今までの事例で行くと、まずはピックアップコイルの断線。
チェーンが外れたりしてピックアップコイルを破壊するコトがあるのです。
しかしかもめさんカブに使ったエンジンには、そのような瑕疵はチェックしたけど見られませんでした。
もっともピックアップコイルが自然に断線するコトもありましたけど。

その次は、イグニッションコイルの端子が外れちゃってるケース。
カブのIGコイルはバッテリーケースを外したフレームの奥深くにあるので、チェックしにくいです。
目視することすらままならないんですからねぇ。
他が悪くない場合には見てみなければならないでしょうけど、とりあえず後回し。
ちなみにIGコイル自体の不良ってのはほとんどありません。

他には安全機構の誤作動とかがあります。
もっともかもめさんカブの点火系には、安全機構は一切ありません。
単純にメインキースイッチだけで点火カットしてる回路ですので、これは考えなくても良いでしょうな。


その他には・・・CDIユニットの不良。
これはあんまり事例としては少ないんですが、でも無いコトは無いです。
カブのCDIユニットは左サイドカバーを外すとすぐ見付かりますので、もしも代替え品があれば差し替えてチェックすると簡単ですねぇ。
ちなみに4速セル付きモデルはトップギヤ時のリミッターがあるので、接続端子形状は同じでもピン配置が変えてあります。
リミッターの無いCDIユニットは、一時期のホンダミニバイクで幅広く使われた「標準品」なのです。
進角無しの点火時期固定で、回転制限なんかもありません。
スーパーカブの他には前期型JAZZ、縦ディオとかタクトなどの2サイクル・スクーターにも使われてんですねぇ。


で、ちょっと心当たりがあったので、配達業務が終わって昼食までの僅かな間を縫って入手してきました。
とりあえず差し替えチェックだけして結論を出しておこうと言う作戦です。

結果は、ビンゴ!
CDIユニットの不良でしたねぇ。
バチバチと元気良く火花が飛んでくれています。

ついでにプラグを新しくして、車載工具を仕舞ってカバー類もくっ付け、修理完了。

ちなみに修理代の計算は、部品代が新品だと8.5千円ほどで工数が0.4H=3千円位。
合計金額は、約\11,500-ですねぇ。
まぁ実際にはほとんど費用は掛かってないんですけど、ちょっと珍しい故障ではありました。


これで翌日のお仕事は大丈夫。

安心して、急いで昼食を取り14:00(ヒトヨンマルマル時)出発!の予定だったのに、助手が現れない・・・・。
ちょっと待ったら来たので出発したら、その直後に橋の上で渋滞してる・・・・・。
カーナビの到着予定時間では、約束より40分遅れの数字が表示されてます・・・・・・。
と、先日のコラム記事へと話しは繋がるんですねぇ。

しかし、イロイロと疲れる一日でした。
この週は遠出が多くて、足腰にキましたねぇ。

●2013年12月15日(日)

紅葉を猿投温泉に見に行ったお話しと同じ週に、所用で岐阜まで行ってきましたv

東名高速・音羽蒲郡ICから乗って、途中の豊田JCTから東海環状道路へ移ります。
このジャンクションってのは初めてだととても緊張しますねぇ。
以前大阪に行った時は、伊勢湾岸道路の方に行ったんだけど、今回は正反対ですから。
ちなみに東名下り方向での豊田JCTの分岐は、一番左側の車線が「豊田鞍ヶ池・土岐JCT方面」の東海環状道路です。
最初に左車線で東名から分岐して、直ぐにまたその左車線に居なければなりません。

ちなみに伊勢湾岸道路に行きたい場合は、まず左車線で東名から分岐して、次に右側車線にて伊勢湾岸道路に入るんです。
物理的な方向とは逆の車線なので混乱しやすいですな。
ちなみに案内看板を見てれば大丈夫ではありますが、やっぱり何度か使って慣れないと正直不安が残ります。

不慣れなジャンクションってのは、通過して無事目的の方向に行く事が出来るとホッとしますねぇ。
そして目的地の岐阜・可児御嵩までは、ずーっと道なりに真っ直ぐ行くだけなので簡単です。


この日は、仕事の掛け持ちをしてたので大忙しでした。
午前中は配達をして、昼食を取ってからすぐに出かけたのです。
お手伝いをしてくれる助手が約束の時間よりちょっと(7〜8分)遅れたり、出発してすぐの越線橋の上が渋滞してたりで相当焦りました。
カーナビの到着予定時刻だと、40分近くの遅れになるとのコトでしたからねぇ。

でも、それは要らん心配でした。
働くカウンタックの本領発揮、しかも先日「モービル1」にオイル交換したばかりでしたからビュンビュン走ります。
そしたら何故かカーナビでの到着予定時間が1時間近くワープしたのです!
とうとう時空を超えたみたいですねぇ。

そもそもナビの設定で「軽自動車」にしてたのに、実走行は普通車のペースだったから計算が合わなくなっちゃったみたいですな。
結局、可児御嵩まで1時間と15分で行っちゃいました〜〜〜〜〜〜〜@
やっぱり高速道路って早くて便利だv


そこから長良の方に行って用事を全部済ませ、晩御飯を食べて帰って来たのです。
ちなみに長良には、以前フリーマーケット(金華山の麓、長良川河川敷にて)へ何度か行った事がありますねぇ。
かなり昔の話しなんだけど、実際に行って見ると何となく道とかは覚えているモノなのです。
フリマ会場は他所に変わっちゃったんだけど、その跡地はなんか掘り返して工事してましたねぇ。

でも岐阜って寒いですな。
やっぱり私の地元よりも数度気温が低いし、そもそも寒さの感じからして突き刺すようでピリピリするのです。
さらにこの時には雨までパラパラしてましたからねぇ。
(愛知県に入ったら降っていませんでしたが)


全工程は240kmほど。
使用した燃料は20Lです。
おやおや、燃費が無茶苦茶悪いですねぇ。

アクティトラックは4MTなので、高速道路では80km/hペースじゃないとギヤ比の関係で燃料消費が激しくなります。
さらに空力的に不利なトラックですから、スピードが出れば出るほど走行抵抗が飛躍的に増加するのです。
それなのに調子付いてアクセルベタ踏みのフルスピード巡航なんかするもんだから、当然の結果なんですけどねぇ。
もっとも東海環状道路は結構アップダウン(登りが多い)ので、アクセルベタ踏みするしかなかったってのもありますが。


実は、この日の午前中の配達でトンでもないアクシデントがあったんですが、それはまた別のネタとして。

●2013年12月10日(火)

毎年恒例の、紅葉見物。
(実は行って来たのはちょっと前の、11月末なのですが)

3年ほど前に、ふと有名な香嵐渓ってのに今まで行ったコトがないのに気が付いて出かけたのが始まりです。
たしかに名所だけあってとても壮観な眺めなんだけど、渋滞がスゴくてとても疲れます。
次の年にも家の人の強い希望で出かけましたが、ヘトヘトになりました。

なので、去年は香嵐渓はパスして、定光寺に行って来たのです。
瀬戸の方なんだけど、まぁそっちには良く行くので土地勘はある程度ありますからねぇ。
山ノ上のお寺でこじんまりとしてましたけど、私としてはこういう位の規模で落ち着いてる方が好きです。
紅葉と銀杏とお寺のコンピネーションが見事だったなぁ。


そして今年は・・・・まぁ出掛けるのも大儀だし、用事のついでに「何処か連れてけ」と言われて急遽考えて、猿投温泉にしました。
以前行ったのは確か20数年前だったっけな。

猿投温泉は、所謂宴会をしに行く所ってイメージがあります。
山奥なのでドンチャン騒ぎをしても大丈夫って感じで。
そもそもは山間の河の上流の狭い所にありますからねぇ。
観光バスがメインでして、狭い山道なのにでっかいバスが走ってるんですな。
タイトル写真は小さくて判り難いけど、上段左から2番目にバス停がありますねぇ。

紅葉はこじんまりとしてましたけど、赤と黄色のコントラストは見事です。
温泉は流石に入りませんでしたが、湯の匂いがプンプンしてます。
ちなみに日帰り温泉もありますよん。(食事とセットのプランがある)


もっとも私達は、見に行っただけ。
でも折角行ったんだから、周辺をちょっと散策してみました。
河の上流には小さな滝があって、そこにはお不動さんが祭られてます。
プラプラと歩くには丁度良いですねぇ。

●2013年12月08日(日)

クルマのオイル交換ネタ(続き)です〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

先日買ってきた、モービル1(10W-30)の4L缶。
さらに写真にはありませんが、オイルフィルターも購入して来てあります。
こっちの銘柄は普通の補修用のヤツ(ユニオン製)なので、まぁわざわざ紹介するまでもないかと。

実は、アクティトラックのオイル交換を自家整備で行うのは初めてだったりしますです。
今まではお付き合いもあって、ショップでやってもらってたのです。
その流儀を変えたワケは単に心境の変化ってヤツですねぇ。
(ちなみに乗用車の方は一度だけ自家でやってますv)


アクティはミッドシップレイアウトなのですが、オイル交換作業はやり易いですな。
クルマの後ろから見るとドレンボルトが見えますし、トラックなので車高も高くドレンボルトへアクセスし易いです。
またオイルフィルターはエンジン前下方に付いてるので、これまた交換作業はとても行いやすいです。
ホンダのクルマってのは、イメージ的にギュゥギュウ詰めになってて工具が入らない、メカニック泣かせな造りを思い浮かべてました。

オイル容量は2.7Lとのコトなので、さすがにバイクよりは多いかなって感じです。
早速ドレンボルトを外してオイルを抜いてますが、色自体はキレイなものの粘り気は相当失われてますねぇ。
結構経たってましたので、オイル交換時期としてはまぁまぁのタイミングだと思います。

フィルターも交換して、新しいオイルを注入するのです。
アクティトラックのオイル注入口は荷台左後ろ角辺りにキャップが出ているので簡単です。
ちなみにオイルレベルゲージは左リヤタイヤハウス内、タイヤ前方に付いてんです。
最初は荷台のメンテナンスハッチを開けて、エンジンのヘッドカバー辺りにオイル注入口があるのかと思ってました。

作業難易度は、カブのオイル交換と大差ありませんねぇ。


ちなみに乗用車(トヨタ・ベルタ)の場合はちょっとやり難いです。
ドレンボルトはエンジンの後ろにあり、直ぐ横をエキゾーストパイプが通っています。
そしてボルト周辺は狭くて、クルマをリフトアップしないとボルトにアクセスがし難いんです。
これならばいっその事、上からポンプで抜いての交換でも良いんじゃないかって思っちゃいますねぇ。
現代のクルマってのはエンジンはとてもコンパクトに設計されてんだけど、意外とエンジンルームは狭かったりするのです。
むしろ昔のクルマの方が、エンジンルームはスカスカだったりしますからねぇ。
なので、このクルマに関してはやっぱりショップに依頼するのが良いかも知れませんな。


で交換してからのインプレ。

確かに低温流動性は物凄く良くなってますねぇ。
まだエンジンが暖まっていないのに、軽く回るんです。
それとオイルが新しくなったのを差し引いても、明らかにフリクションが少なくてアイドリングの安定性も良いです。
山道のアップダウンでもギアを変えずにそのままスルスル〜っと走っちゃってくれますし。

正直、鉱物油の時とは雲泥の差があります。
やっぱりお高いモノはイイんだなぁv


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