2013年10月のコラム
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●2013年10月31日(木)

まだまだ、おにぎりタンクの4Lモンキーちゃんネタは続きます〜〜〜@

細かな部分を、重箱の隅つつくようにダメ出ししているのですが、それには「何となく気に入らない」レベルから「問題アリ、是非とも改善しなくては」という物までイロイロとあるのです。
優先順位で考えれば後者の方から取り掛かるのが普通ですが、このバイクの場合はとりあえず手を付けられる所から先にやっている状態です。
納期とかがあるワケではないし、のんびり気楽にやっつけてイクんです。


今回のネタは、比較的深刻さが大きい部分ですねぇ。
フロントタイヤです。

実は、以前の仕様から大きく変わったのがホイール関連です。
確かこのコラムで昔の仕様のモンキーちゃんが30歳になった時に一度ネタにしたような気がします。
その時も重大かつ再起不能なブローをした後の放置期間だったのですが、不動状態での30歳誕生日ってのは可哀想なので旧カブ70のエンジンを暫定的に搭載したんだっけ。
30歳ってコトは1974年モデル+30=2004年の話ですから、9年ほど前ですねぇ。

いかに、このモンキーちゃんが再起不能状態で眠っていた期間が長かったのかが実感できますですv
今回の復活作戦でも、ほとんど全部造り直ししていますから、2台目みたいなモノです。

で、以前の仕様でもフロント10インチ+ディスクブレーキ、リヤ8インチ(ドラム式のまま)という組み合わせでした。
フロントホイールがでかいのは、ミニバイクならではの非安定性が嫌だったから。
それとNSR50のブレーキシステムを流用する場合には最小でも10インチホイールが必要なのです。
(ディスク径が220φなので、10インチではギリギリですけど)
この組み合わせはあんまり他の方はやっていないようですけど、乗り味として私は気に入っていたのでこれを踏襲するコトは早くから決定事項でした。

そして新仕様として、前後共にキャストホイールにしてチューブレス化を図りました。
キャストホイールは、純正や社外の合わせホイールよりも重くなるんです。
それを逆手にとって、ジャイロ効果がアップするので安定志向が強くなるのが狙いどころです。
普通の大きなバイクの改造ではバネ下重量は低減するのがセオリーなんだけど、ミニバイクにそれがそのまま当てはまるワケではありません。
そもそもモンキーちゃんのハンドリングは軽快過ぎなので、むしろ反対方向へ振ってあげた方が良いのです。

そらにキャストホイールで、ハブ部とホイールを一体化した方が、耐荷重も良くなります。
どうしてもハードに走ると、分離型のハブってのはよろしくないんですねぇ。
さらに合わせホイールは歪みやすくて、空気圧とかで無理が利きません。
こういう不安感を払拭させるべく、キャストホイールを採用したのです。
まぁ見た目が全然変わってしまうってのがデメリットではありますが。

フロント側は、キタコの10インチアルミホイールです。
既に廃盤になっていると思いますけど、当時は確か\24,800-したと思います。
「うわっ、高っけぇ〜」と思いましたねぇ。
しかし、その当時のディスクブレーキ用ハブってのは確か\18,000-位はしたはずです。
そのディスクハブ+10インチホイールと組み合わせをします。
10インチホイールだって1本一万円近くしました。
すると、合計は\28,000-位ですから、キャストホイールのお値段がそんなに高いワケじゃあないんです。
もっとも私の場合は仕様変更による買い替えなので、単純計算通りのコストにはなりませんが。
もちろんですが、ディスクブレーキ用ハブはRCエンジニアリング製のイイ奴だったのですが、ヤフオクで売却したのです。
確かホイールと合わせて一万円位で捌けたような??

その時点で、キャストホイールにはタイヤをはめてありました。
IRCのスクーター用で、パターンの目が細かいヤツを選んだのです。
銘柄はMB70と言いまして、BSのBT-45と良く似たパターンですねぇ。



この手の眼の細かいパターンのタイヤは総じてタッチがソフトで、グリップが破綻しにくいのとスリップ過渡領域の挙動が緩やかなのです。
つまり、急激にスルッと滑るのではなくて、ズズズズィッとした感じで滑り出しますから怖くないんですねぇ。
どうしてもモンキーちゃんのフロント側はブレーキ性能が過大なので、コントロール性の良いタイヤじゃなければ困ります。
折角のブレーキ性能が仇となって、ブレーキ掛けたくても掛けられないようじゃ本末転倒なので。
このMB-70は、この点とても良い感触でした。
ちょっとスポーティーなフィールのタイヤでしたねぇ。


だが、時の流れは残酷なモノ。
殆ど使っていないこのタイヤも、古くなって劣化しているのです。
サイドウォール面には細かいヒビが沢山出て来てて、さらにテスト走行をする度にそれが増えるのです。
コンパウンド全般的に固くなってしまってて、しっとりしなやかな感触は皆無。
それなりにグリップはしますけど、ハンドリングでは初期応答性がかなりスポイルされてますねぇ。
喰い付き感が薄いんです。

まぁン年も経過してるんだから仕方ないですな。
溝はバッチリあっても、既に寿命なのです。
なので、これは新品に交換してあげなければなりません。
(やっとココまでが前フリ)


IRCのMB70は、現在ではとっくに廃盤です。

後継モデルとしてMB90(TukTuk/トゥクトゥク)ってのがあります。
このトゥクトゥクもスクーター用タイヤとしては結構良いんですが、パターンは大き目なんですねぇ。
同じくIRCにはMB520(UrbanMaster/アーバンマスター)って銘柄もありまして、これもパターンは良く似てますが、ミゾが深くて長持ちするのです。
どちらも普通のタイヤなのですが。

モンキーちゃんには、やはりちょっとスポーティーな性格のタイヤが欲しいです。
なので今回はIRCではなくて、ピレリ製のSL26にしました。
ミシュラン製S1と迷ったのですが、モンキーにミシュS1の組み合わせはありきたりですので見送り。

ピレリSL26は、ヤマハ・シグナスXのリヤ側にオススメする銘柄です。
欧州ブランドらしく、タイヤ全体がたわんで路面を捉えてグリップしつつも、ケース剛性がしっかりしてて最後まで踏ん張る。
そしてグリップが破綻した時にはニュルニュルニュル〜っと緩やかに滑り出すんです。

ちなみにピレリの小さなタイヤ銘柄は大抵がブラジル・ピレリ製なのですが、そう気にする必要はありません。
ミシュランだってなんだって、タイヤ工場は発展途上国とかにどんどん進出しているのです。
肝心なのは、設計と品質管理ですからねぇ。
たま〜に勘違いしている方を見かけますけど、農業生産物みたいに「生産地」で考えてちゃダメなのです。
支那国製品なんかで、日本メーカーが「中国工場」で製造したモノと、「中国メーカー」が設計・製造したモノとは根本的に事情が異なります。
そもそもメーカーブランドの評価や信頼性ってのは、品質管理と設計に対するモノのはずなんですが。


そんなワケでして、私のイチオシ銘柄であるピレリSL26がやって参りましたv
サイズは勿論3.50-10で、チューブレスです。
REINF(リインフォース)と表記があるように、高荷重対応しているタイヤですよん。
通常このサイズだと荷重指数が「51」(195kg)なんですが、ピレリSL26は「59」(243kg)です。
でも、タイヤが固いワケじゃないってのが嬉しいですねぇ。
ちなみにスピードレンジは「J」なので、〜100km/hです。

早速タイヤ交換・・・・と行きたい所ですが、ホイールのリムに少々キズが入っちゃってます。
確か以前タイヤを嵌め換えをした時にキズを付けてしまったようですねぇ。
その補修をしたいのと、ガンメタリックのカラーはちょっと地味なので、シルバーへ色換えしたいと思います。
ホイール塗装は、タイヤ交換時がチャンスですから。


実は、カブ用のミシュラン製M35(2.25-17)がキャンペーンをやってて安かったので3本ストックしてあるのです。
それに加えてピレリSL26ですから、お部屋がゴム臭くて大変です〜〜〜〜〜〜〜@
いわゆる「ホムセンの匂い」がするんですよねぇ。
タイヤは日光で劣化しますので、室内保管が最適なのですが。

●2013年10月29日(火)

モンキーちゃんネタです〜〜〜〜〜〜@
本来ならば、この手のネタばかりで埋め尽くされていなければ、バイクサイトとは言えないのですが。
まぁ何でもアリではないんだけれど、イロイロアリって路線でやっております。

先日のコラム記事でも触れておりますが、私の4Lおにぎり号の最大の特徴は電装回路にあります。
ホンダApeと同等の、全AC(交流)バッテリーレス仕様なのです。


そもそも、おにぎり号が最初のベースEgの崩壊により再起不能となった時、復活作戦の一番のポイントが「12v電装化」でした。
旧い6v電装系のモンゴリ系を知っていれば、あの電装系の安定の悪さや電灯の暗さは何とかしたいと思うモノです。
そして、まず第一に考えるのが「12vコンバート」でしょうねぇ。

「12vコンバート」と言うのは、旧6v電装に12vバッテリーと12v定格のレギュレターを付ける改造です。
このおかげで電装系の定格は12vになるのですが、ちょっと問題もあるのです。
と言うのは、発電機(ジェネレータ)の仕様はあくまで6v用そのまま。
つまり、元々の発電量に余裕が無ければ、バイク全体の電気が足らなくなります。

もちろん、電気が足らなくなればバッテリーから電力が供給されますが、それでも灯火系はバッテリー回路とは別系統になっているのが普通なので、ヘッドライトは電力不足で暗くなります。
エンジン回転を増せば発電量も増えますからそれでライトを充分駆動できるだけの電力が得られれば、まぁ実用上我慢は出来るんですが・・・・。
それとバッテリー電力には限りがあり、電気を出す(放電)だけではなく入れる(充電)方もバランス良く行わなければなりません。
なので、需要と供給のバランスが崩れる「12vコンバート」というのは、およそ安定性には期待があんまり出来ないんですな。

なので私としては、例えばエンジン改造などで大幅に最高回転数が高くなったような場合の球切れ対策として行うのが妥当だと考えます。
ヘッドライトの明るさ改善の目的だと、良い結果が得られるかどうかってのは元々の発電量の余裕次第ですから、やってみなければ判りません。
理論上では、ジェネレータコイルの巻き数を増やすなどの改造とセットで行って、電力の需要供給バランスを取り直すべきなんです。
正直、過去にそれも検討したコトはありますが、ちょっと改造方法として敷居が高いですねぇ。
2倍の電圧での作動を想定すると、相当沢山コイルを巻かなければなりませんし。
(なので純正回路では、コイルの配置を星型にして解決している)

ようするに、「12vコンバート」ってのはあくまで妥協策なのです。


そうすると、12v電装化の王道としては、やはり元々が12v仕様のエンジンをベースEgにするのが一番良いですな。
但し、旧6v仕様のエンジンの方がパワーをガツンと出しやすいので諸手を挙げて賛成は出来ないのですが。

しかし、この12v仕様エンジンへ換装するにも、4Lモンキーでは一筋縄では行かないのです。
実は、リジッド(A/Z/ZK1)と4Lモンキーの電装回路はちょっと特殊なんです。
通常のバイクだとメインスイッチのon/offは+(プラス)側を断続して行っているのですが、旧モンキー系では−(マイナス側)を入り切りしてんですねぇ。
つまり、バッテリー+側は常時回路に繋がってる状態なのです。

これは配線の省力化としての効果はあるんだけど、電圧制御の都合ではほとんど欠陥に近い設計です。
バッテリーが電圧調整を全て担っているんだけど、エンジンを切るとバッテリーの接続が「アース浮き」という形で完全に断たれて電圧制御不能となります。
それでも電灯等はプラス側ラインで繋がったまま。
エンジンを切っても惰性で回転してますので、発電機も作動中で電気は出て来てます。
ようするに、エンジンを切る直前に「ブィ〜ン!」と空ぶかしすると、キーoffした瞬間に異常電圧が作動中の電灯に加わってしまうんです。
この対策としては、キーswにヘッドライトon/offを組み込んで、ライト点灯させたままエンジンを切れないようになってます。
しかし、ブレーキランプやウインカーは作動中でもエンジンを切れますので、空ぶかしストップをされると一発で電球が飛んでしまいます。
まぁ実用上は、それらを作動させたままエンジンを止めるってコトはあんまりありませんから、考えない事にしたのでしょう。
でも、これら旧モンキーにニュートラルランプが装備されていない理由は、ここにあるのです。
ニュートラルランプってのは普通バイクを止めたら点灯させていますからねぇ。

そんな変な設計になっている、旧モンキーの電装系回路は非常に困りモノなのです。
もちろんレギュレターを追加すれば異常電圧をある程度防ぐ事は出来るんですが、急激な電圧変化には制御が追い付きません。
元々が急激な電圧変化を発生しやすいんですから、どうしてもレギュレターに大きな負担が掛かるのです。

やはりセオリー通りに、ジェネレータ/レギュレター/バッテリーをセットにしておいて、メインキーはその出口からon/offしなければ安定した電圧制御は難しいですねぇ。
まぁ実際の使い方で気を付ければある程度は大丈夫でしょうけれど。

そのセオリー通りの回路に変更したくても、メインキースイッチが大きな障害となります。
旧モンキーのメインキーsw自体が、根本的な原因なのです。
キーのボディだけでアースしていますので、接点動作もボディーアース前提になってんですな。
つまり、バッテリー回路のon/offもキーボディーのアースに頼っているので、それを変える事は出来ないのです。

キーsw自体を例えば良く似たダックス等に変えれば、こっちはアースはハーネスに出てるしそもそもプラス側on/offなので一気に普通の回路へ作り替えるのに都合が良いのです。
その上でメインハーネスも大改造もしくは新造して、はじめてマトモな普通の電装系回路となるんです。
書いてるだけでも面倒ですねぇ。


この電装系大改造の回避策として考えられるのが、新モンキーのハーネス流用です。
実際に多くのマニアさんがこの方法をとっていたりしますねぇ。

しかし、この手法にも問題があります。

そもそも電装部品の配置が根本的に異なります。
キースイッチの位置とか、ハンドルスイッチ関連とか。
しかもCDIユニットやレギュレター、バッテリーの設置スペースも足りません。
どうしてもあちこちに無理をしなければならなくなるんですねぇ。
ハーネスとか継ぎ接ぎだらけになったり、電装部品のレイアウトが無茶苦茶になったりしやすいんです。
もしくは、「これって12vモンキーベースで、外装だけ旧型から持って来た方が正解だったのでは?」みたいな結果になったり。

やっぱり、旧モンキーの特徴として「シンプルさ」がありますからねぇ。
電装系も出来る限りシンプルに行きたいモノです。


そこで行き着いたのが、ホンダ純正のモンキーR/RT・Bajaに採用している12v電装バッテリーレス回路です。
もっとも便宜上バッテリーレスと呼んでいますが、ニュートラル等インジケータランプ動作用のニッカド電池(2.4v)は積んでいます。
そして電装回路にはレギュレターが2系統と「DCパワーサプライ」と呼んでる別系統の系3つもある、とても贅沢な造りになってます。
まるで技術者の趣味の結晶みたいな設計なんですねぇ。

モンキーRは長く愛用してましたけど、このニッカドバッテリーが曲者でした。
電池が新しい間は良いんですが、年数が経過するとほぼ100%ダメになっちゃうんです。
やはり、充放電が不安定なバイク電装には、ニッカド電池は向かないんですねぇ。
なのに何でホンダの技術者はこんなの採用したのか、全く理解に苦しみます。
多分、仕事としてじゃなく趣味でやったのではないかと考える根拠がココにあるのですが、本当のトコはどうなんでしょ?

結局はコンペ仕様のモトクロッサーみたいに割り切って、エンジン掛けなければ全電装系が作動しない、で良いんです。
だって結局ニッカド電池がダメになっちゃったら同じコトですからねぇ。
(本音を言うと、エンジンスタート時にはニュートラルランプは作動して欲しいですけど)
電装系回路のシンプル化って点でも、これが回答になると思います。

もう一つの問題。
全交流電源ですから、ウインカーやホーンの回路も交流で動かさなければなりません。
ウインカーはともかく、ホーンは交流動作をさせるモノは相当特殊になります。
大昔には交流のホーンもあったんですが・・・・。
なのでホンダは、電子ブザーを使っています。
これには整流回路・電圧安定化回路が内臓されていますので、どんな汚い電気でもキレイに安定して鳴動してくれるのです。
でも音色が電子音そのものの「ピー」ってのですから、この点はいただけませんねぇ。
だって鳴らしても、バイク(クルマ)の警笛だって周囲が理解してくれませんから。
ちなみにXLR250とかApeなんかも同じ電子ブザー(ホーン)を使っていますが、音色に関しての評判ははやり良くないようです。

もっとも、バイクのホーンなんかあんまりならさないんだから気にしなくてもよさげですが。


こうなると、結果的にはモンキーRとApeの電装系の良いトコ取りで、ホーンは普通の音色で鳴るヤツってのが理想です。
なので、私のおにぎり号はモンキーBajaのジェネレータにApeの電装回路を組み合わせた設計になってます。
完全バッテリーレスなのです。

配線はとてもシンプルに仕上がっていますが、問題はバッテリーレス仕様に付きものの「電力需給バランス」。
バッテリーレス仕様はどんな方法でも、電圧制御の安定性が弱いんです。
ようするにバッテリーこそ電圧制御&安定の要なんですねぇ。
なので負荷変動に対してかなり気を使って設計しなくてはなりません。

電気的な負荷変動の防止策として、やはりヘッドライトの常時点灯化がかなり有効でしょう。
ヘッドライトは大きな電力を消費しますので、その負荷が有ったり無くなったりすると影響もまた大きいです。
近年のバイクは常時点灯なので、昔ほど昼間点灯状態に対する違和感はなくなって来ていると思いますし。
これで常時電気的負荷を掛けておけるので、余剰電力の行き場が無くならず電装系にはとてもありがたいんです。


そして、極め付けはニュートラルインジケータ。
これはオートバイ工房で実績がある、超高輝度LEDを使った超小型のタイプにしました。
LEDは市販の汎用品で、電圧変換・安定化はこれまたホンダ純正の、速度警告灯に使ってるパーツ流用をしてます。
今回はヘッドライトボディへインジケータを埋め込み、樹脂モールドして防水&耐震性を確保しています。
個人的にはステアリングステムナットへの埋め込みが好きなんだけど、おにぎり号は社外パーツの三ツ又なのでパス。
(ステムシャフトとかに配線を通せないですから)

実は、ここの超高輝度LEDってのがミソ。
以前沢山仕入れたのがまだ余っていたので、それを使ってます。
3φと小さいのに、輝度は5000mcdもあるのです。
5000mcd=5カンデラもあるんですねぇ。
ちなみにLEDでは1000mcdあると「直視すると眩しい」「ほとんど照明」レベルとされています。
その5倍の威力(光度)があるんだから、ちょっとヤリ過ぎな感じはありました。
もっとも交流電装ですから、実効率は随分下がるはず。
それでもまだまだ眩しそうです。

しかし、光パワーが弱いと、直射日光下ではインジケータ点灯が見えなくなってしまいます。
なので基本的な作り方としては、ある程度強力パワーでインジケータを輝かせておいて、幻惑対策としてはその光を拡散させるのが良さそうです。
作って行く時には、一応LEDの光軸を運転手方向から少し上の方へ逸らせてレイアウトしてあります。
これならば、インジケータが見えなかったり眩しかったりの時に、覗き込んだり避けたりしやすいですからねぇ。
(LEDの埋め込み時に、斜めに穴あけして工夫してんですv)


実際の運用で、昼間はさすがのハイパワー5000mcdで、直射日光下でも負けません。
しっかり点灯しているのが判ります。
そして問題の夜間。
実はなかなか夜暗くなってからモンキーちゃんを乗るコトがありませんでしたが、つい先日用足しの足に使った時には帰りが夜中になりました。
念願の夜間走行テストが出来たのです。

信号待ちの時に手持ちのスマホで撮影したのですが、このニュートラルインジケータの輝きは相当なモノですねぇ。
やっぱり、ちょっと眩しいかなと思います。
スマホカメラのLED照明を基準にすると、発光色の違いもありますがちょっとだけこのニュートラルインジケータの方が眩しくないかなって感じですねぇ。
まぁ運転上に支障を来たすほどの眩しさではありませんので、昼間重視で現状のままで決めたいと思います。


それとヘッドライトですが、以前の仕様変更により実用性は大幅に改善されました。
さすがヤマハ純正品(YB-1?)、光が散乱しませんのでとても明るく照らしてくれます。
Hi/Lowの切り替えも、やはり純正品らしくしっかり変わりますねぇ。

やっぱり、ライトに関しては純正部品流用が鉄板のようです。
社外品を使う場合は、よほどしっかりと光学的設計がされたモノを選ばなければ使い物にならないのです。
失敗してお金を無駄にしましたが、良い教訓にはなりました。
「ヤフオク買いの、銭失い」「チャイナフリー、粗悪な支那製品には注意せよ!」ですな。

ちなみに電球は、35/35wのハロゲン球を使っています。
しかも昔流行った「ゴールドバルブ」で、電装系工具箱の中にあったモノなのです。

電球だけに、「たまたま」そこにあったのを使ってます〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

これはちょっとした気の迷いの出来心なので、実用上問題があるのは覚悟してました。
やはり真っ当な電球色のハロゲンが一番なのです。
HID風味のホワイトバルブだって、光量が落ちて暗く感じますからねぇ。

このゴールドバルブはちょっとエグい色で発光しまして、まるで明け方の空の「朝焼け」のようなのです。
ヘッドライト照射している所は、赤っぽいのと緑っぽいののグラデーションでキチガイ地味ててかなり気色悪いですねぇ。
でもこんな気色悪くても、充分に照らしてくれますからそれほど暗いとは思いません。
充分実用上の明るさがあるのも、やはり純正ライト部品だからでしょう。
まぁ我慢が出来なきゃ、普通の電球に交換すりゃokなのです。
(以前モンキーRに入れた時は電力不足もあってもっと暗かったので、実用性ナシと判断してすぐに外しましたけど。)
もっとも対向車からの見た目は、薄緑色のキラキラしたゴールドバルブそのもので、被視認性はとても高いです。
この点だけは評価してあげたいですねぇ。


気になっていた電力需給バランスですけど、ヘッドライト35/35w,テール球18/5wでの組み合わせで決まりです。
もちろんアイドリング状態だとライトは暗くなりますけど、その変動は純正バイク並みなので合格でしょう。
ひとまず、バッテリーレス電装系は完成ですねぇ。
ホーンもチョイノリ純正部品(新品)流用で9/14のコラム記事の通り、常識的な音色で鳴動するので大満足です。


とにかく新設計ってのは、時間も手間も費用も結構掛かりますねぇ。やってて楽しいですけどv

●2013年10月27日(日)

バイクに乗る時の装備と言えば、まず思い浮かぶのがヘルメット。
これは法律で決まっているコトなので当然でしょう。
それ以外の装備といえば・・・・ジャケット、グローブなどがあります。

今回は、グローブのお話〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

グローブ、つまり手袋なんですけど、これは転倒時の保護という役割の他に、運転をしやすくする機能もあります。
滑りにくくグリップをしっかり保持できて、かつ余計な振動を手に伝えないので疲労低減もしてくれますねぇ。
軍手なんかで代用していると、そういう効果が得られないので要注意です。

できれば、安いモノで良いですから、グローブはバイク乗り用の製品を選んでいただきたいと思いますv


バイク用のグローブには、色んな種類のモノがありますねぇ。
大まかに言うと、「冬用」「冬以外用」「夏用」の3つに分かれてます。
この違いは耐寒性ですねぇ。

冬用のグローブは綿とか断熱素材とかで、風も通さないように造られています。
ゴワゴワしてブ厚いので、一般的にはちょっと操作感が良くないのが欠点。
反対に夏用グローブは薄手で風通し良く作ってあるのです。

また素材に関しては、天然皮革・合成皮革・ナイロン等の合成繊維があります。
手触りとかは天然素材が一番良いですな。
山羊革、鹿革なんかが昔から高級品として使われてきました。
しかし、耐水性の点で不利なので、オールウェザー対応品だと合成繊維と合成皮革の組み合わせが多いです。

またバイク用グローブの場合、プロテクターが装着されていたりとか、部分的に補強がされていたりとかの特徴があります。
これら機能部品は製品の個性として、デザイン的にも凝ったりしてますねぇ。
中には完全に見てくれだけ重視したようなトンデモ製品もあったりしますが。


そんなワケで、グローブはいざ選ぼうと思ってもなかなか決まらなかったりするのです。
これじゃなければダメ、 こうあるべき、というお約束がイマイチ判り難いんですねぇ。
まぁ好きなの買えばイイでしょうとしか言えないんですが。


また、サイズや形状ってのがとても重要になってきます。
一応SMLでサイズ表記されてはいますが、やはりメーカーや製品によってフィッティングの具合は大幅に変わります。
ですから、通販で買うにはちょっと向かない製品だと思いますねぇ。
あんまりピッチピチとかブカブカだと、動かしにくくて運転の邪魔にすらなってしまいます。

私のグローブの好みは、ある程度薄手で手を動かしやすく、操作感が得られやすいタイプです。
冬でもやっぱり薄でのグローブの方が良いですねぇ。
もっとも厳寒のシーズンだとその傾向はちょっと変わるかも知れませんが。

なので長年、オフロード用というかトライアル用のシンプルなデザインのグローブを愛用し続けていました。
普段乗りにはやっぱりこういう簡素なのが一番です。

しかし、先回のグローブのチョイスは正直失敗してしまいましたねぇ。
先々回のアルパインスター製グローブは大いにお気に入りだったんだけど、現在は後継モデルに該当するのが見当たらないのです。
なので、ホンダアクセス製のメカニックグローブにしたんだけど・・・・バイク用じゃないのが裏目に出てしまいました。
滑りにくいのは良いんですが、耐久性が弱く、また風を遮断しないので冬は物凄く寒かったです。
そもそも作業用なので仕方ないんですけどねぇ。
こちらも現在、後継モデルでよさげな製品が見当たりません。


で、選んだのが、ヤマハ純正アクセサリーのY'sGEAR製。
その中の「YAT24 グラフィックグローブ」という製品です。

何てったって、安い!
希望小売価格で3千円ですからねぇ。
グローブってのは消耗品ですから、あんまり高いのは勿体無いなと思うんです。
似たような価格帯にメッシュグローブってのがありますが、そっちよりかは風を遮断してくれそうな雰囲気があります。
メインの使い方として配達業務用ですから、雨が降っても大丈夫そうなのが良いですねぇ。

サイズは、私の手はとても大きいのでLL。
フィット感は上々です。
何となく、以前のホンダメカニックグローブっぽい感じに近いけれど、今度はバイク用なのでよりしっくりきますねぇ。
特に手のひらの革当て部分が秀逸でして、このお陰でスロットル操作とかレバー操作がとてもイイんです。
グリップを握る力が弱くても、全然滑らないので疲れません。


色は5色あります。
紫・緑・赤・青・橙ですが、私のはオレンジではなく赤ですv
(見た目はオレンジなんだけど)

実はコラム記事にならないボツネタになったんですが、先々月に一度グローブを新調したんですねぇ。
フルプロテクター装備で甲はメッシュの結構格好良いモノで、お値段は衝撃プライスの\980-。
しかし・・・商品が到着してびっくりしました。
と言うのも、基本的な手袋部分は、化繊でできた作業用手袋そのもの。
所謂「組み立てグリップ」ってヤツですねぇ。
手のひら側にブツブツの樹脂がくっ付けてあって、一応滑り止めっぽい効果はあるのですが・・・。

つまり、組み立てグリップにプロテクター部品をくっつけてそれらしく飾り立ててあるだけの代物でした。
実用性は殆どないですねぇ。
素手よりかはマシですけど、値段相応なのです。

しかし、繰り返しますけど見てくれだけはとても立派です。
なので画像で紹介すると、その酷い造りってのが伝わりませんから、結局ボツネタになったんですねぇ。
安物買いの銭失い、でした。

もっとも、レバーsetとかでは安くても製品としては良かったコトがありましたので、引き分けかなと思います。

●2013年10月23日(水)

おにぎりタンクの4Lモンキー、少しずつですが進化中。
とは言っても、細かい部分の仕上げレベルです。

昔みたいな、大幅パワーupとかはヤリません。
オトナになったので、そこそこのパワーで全体的に上品な乗り味ってのを目指すのです。

モンキーに限らず、バイクのチューンナップ改造ってのはある程度定石みたいなのがありますので、どうしても似たり寄ったりの仕様になりがちです。
勿論、それもアリですが・・・・・それだけじゃツマンナイですよねぇ。
色んな路線でのイジり型ってのが、あっても良いと思うんです。


で、ちょっとだけ手直しをしました。
まずは、レバー。
ブレーキとクラッチのレバーを新しいのに交換したのです。
先月に紹介した、驚きの低価格左右セット\280-のヤツですねぇ。
これのおかげで色目はシルバーで揃い、クラッチレバー側の破損部分もなくなったので操作がスムーズになりました。

やっぱり基本的な部分がちゃんとするってのは、気分が宜しいです〜〜〜〜〜〜〜〜〜@


もう一点。
実は、以前写真に撮ったのを眺めてて、何となく違和感を感じていた部分があります。
それは、ヘッドライトステー。

ヘッドライトステーはアルミ削り出しの高級なヤツとかが欲しいな〜なんて考えてはいたのですが、とりあえず安い製品を買って来て取り付けておきました。
まぁ暫定仕様みたいなモノですねぇ。
と言うのも、イロイロな部分に手を入れなきゃならない場合は一気に全部完成させるのは難しいので、とりあえず形にしながらヤル手法を取ることがあるのです。
ライトやウインカー関連は、電装系回路を刷新した都合上まずは動作させてみることが先決でしたので、より凝ったモノをチョイスする事が出来ませんでした。
なので段階を踏んで追々ステップアップするコトを考えたのです。

なのでウインカーも安いヤツ(一応、メーカー品ですけど)で、ライトステーも鉄板黒塗りのタイプが付いてるんですねぇ。
とりあえずはこれで作動確認をしたのです。

でも、ライトステーの取り付け方向でちょっと迷いました。
このステーだと、真っ直ぐ腕が伸びているのではなく、斜めになってますから上下の向きがあるのです。
しかし「正しい向き」ってのが指定されているワケではありません。

昔のバイクだと、この手のステーは大抵が上方に向かって伸びるカタチで取り付けてました。
まぁ族車っぽいって言えば、そうなんですけど。
上向きに付けると、フォークパイプとヘッドライトの間隔が狭く詰まるのです。
なので、当初はこの向きでライトステーが付いていたのです。


しかし、写真に撮ってじっくり眺めて見ると、何となくバイクの前から後ろへのラインの流れってのが引っ掛かるんですな。
ライトだけ別に取って付けた様な感じになるのです。
これが何となく感じていた違和感の正体ですねぇ。

なので、ダメ元でライトステーの取り付け方向を逆にしてみようと思ったのです。
もっともステーの向きを変更するには、一旦ステーを完全に取り外して左右入れ替えなければなりません。
フロントウインカーも外して付け直すので、意外と大掛かりな作業になりますねぇ。
はっきり言って面倒なんですが・・・・でも違和感を抱えたままってのはイヤなのでやってみました。


ヘッドライトステーが水平方向に伸びるカタチになったら、やっぱりスッキリしましたねぇ。
こうでなければイケなかったんです。

やはり、こういうカスタムパーツの取り付けは、イロイロと試してみなければ決まらないコトが多々あるのです。


欲を言うと、スピードメーターは何とかした方がイイかな〜と思ってます。
現在付けてあるのはCB350Four純正のスピードメーターなので、180km/hスケールになってんです。
実際に頑張っても90km/hちょいですから、半分余ってますねぇ。
まぁたまたま手元にあったトリップ付きメーターがコレでしたから、ずーっと使ってんです。
しかし、現在では新品で良いモノがありますから、いい加減「普通のメーター」にしても良いかと思うんです。
取り付け方法だって、フォークに適当なステーを組み合わせて付けてるだけですからねぇ。

そのうちに、もっと小型の120km/hスケール位のメーターにして、ヘッドライトステーももう少し短くしたら良いかと思います。
電装が完全AC仕様ですから、LED照明タイプとかは使えません。
(チラチラしてしまって照度が出ませんし、見難くなると思います)
同様の理由で、LEDインジケータも使えませんねぇ。
なので、電球照明タイプのごく普通のヤツになると思います。

もしくは、メーターはそのままで、取り付けをもっとちゃんとしてあげようかとか考えているのです。
CB350Fourのメーターは、往年のホンダ車って雰囲気でとてもキレイですからねぇ。
特に夜間照明の時は、透過光表示なのですごくイイのですv

何となく、この取り付け部分だけは「やっつけ仕事」っぽく残ってますから、気になるといえば気になります。
メーターのデザインの良いヤツとかを探しながら検討してみます〜〜〜〜〜〜〜〜@

●2013年10月17日(木)

この間、トイレのドアノブ修理の為にホムセンで買い物をしました。

しかしホムセンってのは怖いですねぇ。
ネジを買えば良いだけだったはずが、ついつい他のモノにまで目が行ってしまいます。
そして、そういう時に限ってイイモノに出会ってしまうんですな。

きっかけは、14mmのスパナが欲しいな〜とか思っちゃったコトです。


普段使いの工具として、実はスパナってのはあんまり出番がありません。
基本的にはソケットレンチやメガネレンチで締めますからねぇ。
でも、スパナじゃなきゃ扱えない部分ってのはもちろんあるのです。

手持ちのスパナは、なぜか短いヤツばかり揃えてます。
8mm/10mm/12mmと3本のショート・コンビネーションレンチがブランド工具ですねぇ。
コンビネーションレンチってのは、片方がオープンエンドスパナで、もう片方が同サイズのメガネレンチになってるヤツです。
これ一本で本締めと早回しの両方ができるので便利です。
ちなみに8mmがネプロス、10と12mmがスナップオンなのです。
(12mmはまだ買ったばかりですよん)
この手の小さな製品は安いんだけど、ブランド工具だと1つ3千円ちょいはしますねぇ。
つまり、3本で約一万円なのです。
それだけに無くなればパニックになってしまいますから、しっかり管理しています。

実は、以前12mmのはマックツールのを使っていました。
しかし残念ながら無くなっちゃったんですな。
(状況的に、盗難されたようです。勝手に使われて戻って来なかった・・・・。)


ちなみに12mmは、KTC製でマトモなサイズの片側がボックスレンチになってるヤツもあります。
これが結構使い勝手が良いんですねぇ。
それよりも大きいサイズとなると、手持ちのは19mmコンビネーションレンチしかありませんでした。


作業上、14mmと17mmのスパナはやっぱり欲しい時があります。
例えばミラーの調整なんかだと、このどちらかのサイズのナットが付いてますからねぇ。
今までは昔のホンダ車載工具の両口スパナとか使っていたのですが、やっぱりしっくり来ません。
まぁ使用頻度ってのはそれほど高くは無いので、こんな状況だったのですが。

まぁそのうちにマトモな工具で買おうとは思ってました。
そして、ネジを買いに行った時にたまたま思い出して、工具売り場へ行ったのですv


以前、ホムセン工具と言えばKTC製が定番でした。
廉価版の、表面仕上げがちょっと簡素なヤツですねぇ。
しかし精度や強度は抜群でして、プロユースにも十分耐えてくれる優秀な製品です。
密かに私のお気に入りだったのですが、最近はTOP製へと変わったようですな。

TOP工業ってのは新潟の老舗でして、戦時中は中島飛行機の鍛造部門だったそうな。
なのでKTC同様に、製品の造りはとっても良いのです。

そして、お目当ての両口スパナ14/17mmを買いましたv
確か600円〜700円位だった様な。
これで安心ですねぇ。


と、工具売り場で目に留まったのがスナップリングプライヤーの小さいヤツ。
スナップリングはエンジン内部とかブレーキマスターシリンダーのオーバーホール作業に使いますねぇ。

普段バイク整備で扱うスナップリングは比較的小型のばかりなので、実はプライヤー工具もあんまり力を入れなくても大丈夫なのです。
もちろん足回りなかに使ってるスナップリングは大きくてテンションも強いので、工具も大きいのが必要だったりするのですが。
それよりも邪魔にならない小型サイズのスナップリングプライヤーってのは魅力ですv

一応いつも使ってるのは、開閉ワンタッチ切り替えのタイプのプライヤー。
しかしその便利だけど複雑な機構のおかげで、プライヤー工具としてのしっかり感・剛性感は全くダメダメでした。
ちょっと押す方向に力が入ると、開閉が勝手に切り替わっちゃうんです。
まぁ頭が良すぎて失敗したって感じですねぇ。
なので、その工具を使う時には余計な方向に力が入らないように気を使うんです・・・・。

つまり、使いににくい。
もっとシンプルな工具の方が良かったなーと後悔しておりました。


このチビ・リングプライヤーのお値段は、1つ500円位。
握り開(軸用)と握り閉(穴用)の両方必要です。
売り場には先端がストレート形状なのと曲がり形状の2種類ありましたが、私は曲がり形状のが好きですねぇ。
まぁ合計4本あっても悪くは無いんだけど、でも工具箱の容量には制限がありますから今回は曲がりタイプ2本にしました。

工具の大きさの比較用として、何故か50円玉を置いてますけど、小さいですよねぇ。
(50円玉しか小銭入れに無かったのです)

でも、あんまり小型の工具ってのは無くしやすいんですよねぇ・・・・気をつけなければ。


つまり、ホムセンに100円位のモノを買いに行ったはずなのに、結局2千円位使って来てしまったと。
不思議ですねぇ。予定から20倍もの出費です。

ホムセン恐るべし。

●2013年10月10日(木)

我が家は築ン十年と古いので、あちこちにガタが来ております。
バイクやクルマは勿論、建物だって使っていれば仕方ないですねぇ。

でも、やはり長く使えるかどうかってのは「扱い方」に左右される部分が大きいなと思います。
乱暴に扱っていると長持ちはしませんねぇ。

業務用の車両なんかを見ていると、どうしても会社(お店)のモノって意識で使われていてガタガタ・ボロボロなのが結構多いのです。
特に不特定多数の人が使ったりしていると、激しくボロボロになるようですねぇ。
つまり、壊れようが調子が悪かろうが誰も責任を持ってくれないんですな。
これは良くないです〜〜〜〜〜〜@


で、話を我が家に戻しますが、この間トイレのドアノブが外れてしまいましたv
しかもよりによって夜中に親父がトイレに入ったその時に。
そのおかげで親父はトイレの中に閉じ込められた形になって、出られなくなっちゃったんです。

私は別の部屋に居たのですが、最初は「何か騒いでんなー?ゴキブリでも出たのか??」位に思ってました。
まぁ面倒臭かったけれど、一応見に行ったらそんな状況になっていたのです。
ロックが付いたドアノブなんだけど、その機構のお陰で内側からノブが回せないんですねぇ。
あぁ、気が付いて良かったv


てなワケで、修繕しなければなりません。
原因は、ドアノブを固定しているネジが緩くなってんです。
どうやら冒頭の「扱い方」に問題がある様子。

どうしてもトイレを利用する際ってのは、いわゆる緊急事態なので、中に人が入っているかどうかの確認もせずドアノブを引っ張るコトが多いようですねぇ。
空き室じゃない場合には、開かないドアをノブで強引に引っ張る感じになります。
これは性格の問題でもあるのですが、そういう時に「ガチャガチャ」とやたらドアを無理矢理開けようとする癖が家の人にはありますから、これでガタガタになっちゃったようです。

ドアノブの扱いなんてのは、今更細かく説明するまだも無いのですが・・・・

(1)ドアノブをしっかり掴む。
(2)ドアノブを右に回す。
(3)回したら、そのまま手前に引いてドアを開ける。

このように3アクションでちゃんとやってくれれば良いのに、どうしてもせっかちな人間だと「掴む&回し&引っ張る」と1アクションで扱いがちなのですねぇ。
すると、ドアノブに多大な負担が加わり、結局壊れてしまうんです。


さらに。
バカになったネジをみると、なんか異物が付着してますな。
これは一体???と思ったら、どうやら家の人が以前接着剤を塗って応急処置をしたとのコト。
・・・ネジにボンド塗って締めても、締まる様にはなりませんよねぇ。
こういう変テコリンな修理モドキをやっても、何にもなりません。

そう言えば、原チャリなんかでも時々見ますねぇ。
外装パーツが破損したのを、荷造りテープなんかでグッチャグチャに補修してあるヤツとか。
この手の補修に使われるのは「荷造りテープ」「針金」「荷造り用ビニール紐」と相場は決まってます。
もっと、見た目だけでもキレイに修理しようとは思わないんでしょうか。

素人電気工事なんかでも、「針金」「荷造り用ビニール紐」は良く使われてますねぇ。
全く耐郊性が無いのですぐにトラブってしまいます・・・・。
せめてタイラップ(インシュロック)位買って来て使えよなーと思います。
もっとも、その程度の技術しかないのならば、電気工事なんかやってはイケナイですねぇ。


てなワケでボヤいてても仕方ないので、どうにか修理を考えます。
ドアノブの固定のネジ穴は完全にバカになってしまってますのでそのままでは使えません。
ネジ穴自体をどうにかして補修しなければなりませんねぇ。

しかしオーバーサイズのネジを入れるんならば、ネジは効きそうです。
ちょっとネジの頭が大きくなるので見た目が良くないですが、あんまり目立つ場所でもないですから大丈夫かと。
必要なネジは2本だけですから、ホムセン辺りに行けば\100-程度で売っています。
これだけの費用で直るんなら、御の字でしょう。

てなワケで、早速ホムセンに行ってネジを買ってきましたv
普通、木ネジは3.4mm位のが良く使われるんだけど、これは5mmもあります。
この5mmの木ネジの、ネジの谷径は測ってみると3.6mmですから、丁度今までのネジの山径+αになります。
つまり、バカになってしまったネジ穴を「下穴」として考えると丁度良いサイズなんですねぇ。
なので完全に新しいネジはガッチリ締まるんです。
これならば、新築当時のドアノブ強度へ回復するでしょう。
むしろネジが太くなった分、丈夫になっていると思われます。
でも、反省するならばもう少しネジの頭が何とかなれば・・・・と思いますねぇ。


トイレ以外のドアのノブも、ガタガタになってる箇所が結構あります。
しかし、そちらの方はロックはありませんので、ドアノブの取り付けプレートを90度回転させてネジ穴をズラして対処すればokですな。
(ロック機構付きのドアノブでは取り付けの向きが決まってて変えられないのです。)
もちろん今回のように太いネジに替えればより強化され丈夫にはなりますが、扱い方が乱暴なままだとむしろその丈夫さが仇になり、他の部分を壊しかねません。

まぁ、丁寧に扱ってくれない限りはまたガタガタになっちゃうだろうな〜。
水道だって、やたらギチギチに力任せに締めるもんだから、すぐにパッキンが経たってしまってました。
なのでちょっと高かったけれどレバー式の混合水栓に変えたら、それ以降ずーっと長持ちしているんです。
レバー式だと力加減なんて関係ありませんからねぇ。

トイレのドアノブも、そういう作戦にした方が良いのかも。

●2013年10月05日(土)

たまには、グルメネタもやらなければ。

という事でして、クソ暑かった夏もそろそろ終わったようですので、慰労会をヤリました。
夏バテした体力を復活させるためには、滋養強壮効果の高いメニュー。
もはや「焼肉」しかありませんな。

焼肉と一言で言っても、実に様々なランクがあるのです。
食べ放題系のファミリー向けのお店ばかり今まで行ってましたけど、今回は予算があるのでちょっと趣向を変えて高級店へ。

・・・とここで困ってしまいました。
私は全然、焼肉屋さんに疎くて、どこのお店に行った良いのやら判りません。


そう言えば、私の住んでいる市内には「萌え系」な焼肉レストランがありましたねぇ。
ようするにメイドカフェのような焼肉屋さんです〜〜〜〜〜〜〜@

しかし、このプランは即効却下。
参加メンバーから批難轟々です。
もっとも、私自身がそんな冒険する勇気もありませんでしたけど・・・もし話の流れでそうなったら行くのも悪くないかなとか思ってたので。

ちゃんとマトモなお店に行きたいってコトで、いろんな人にアドバイスを頂くことにしましたv


そこで教えていただいたのは、比較的近所にある「焼肉匠・牛山」(★食べログへのリンク★)です。
アドバイザー曰く、お値段は高いけれどなかなか上品で良いとのコト。

近いし、ココにするしかないと決めました〜〜〜〜〜〜〜@
予め定休日を調べると、火曜日休みのようです。

ちなみに、以前はうどん屋さんがあった場所なのですよん。
立て篭もり事件で有名になった豊川信金の店舗から豊橋方向へちょっとだけ行った所にあります。


月曜日(祭日)に行ったのですが、駐車場には沢山クルマが止まってます。
店内もかなり混雑しててほぼ満員だったのですが、丁度1つ席が空いたので片付け待ち。

ちなみに、このお店は「ほぼ個室」で、掘り炬燵形式の座敷になっているのです。
落ち着いて食べられるのが良いですねぇ。


メニューを見ると・・・・やっぱりお値段は少々張りますねぇ。

いつも不思議に思っていたんだけど、焼肉屋さんの「一人前」ってのは具体的にどの程度の量なのか。
普通の大人だと、到底一人前の量では足りない位、少ないんです。
多分、色んな部分のお肉を何種類か食べる前提での、「一人前」なんでしょうねぇ。

焼肉って料理の世界は、イマイチよく判りませんな。
まぁ知ってる範囲で選べば良いんでしょうけど。
とりあえず無難に、盛り合わせから行きますです。
(ちなみに盛り合わせは一人前で2600円位だったかと)

それにプラスして、牛タンを頼みましたv
個人的には牛タンは大好きなのです〜〜〜〜〜〜〜〜@
どちらかと言うとコッテリ系よりもアッサリ系が好みなのですねぇ。

そしてご飯モノ。
セオリー通りにいくと「ビビンバ」、しかも石焼ビビンバになるんでしょう。
しかし、私はクッパ(雑炊)の方が好きだったりするのです。
しかもカルビクッパよりもテールクッパが良いですねぇ。
やっぱりアッサリ系で攻めて行くのです〜〜〜〜〜〜@


で、お肉がやって来たので早速焼きます〜〜〜〜〜〜@

焼肉で注意しなければならないのは、肉をイジるのは必要最低限にするコト。
それと、食べるペースを考えて、少しずつ焼くコト。

絶対に同席勘弁したいのが、鍋奉行ならぬ「網奉行」なる人。
仕切って面倒みてくれるのは良いけれど、次から次へと肉を焼き網に並べたかと思うと、焼いてる肉をやたら突付き回してひっくり返しまくったり。
ずーっと昔に、会社の慰安旅行で松阪に行った時にもヤラれましたねぇ。
あの時はさすがに、会社の先輩にたいしてご意見申し上げました。
「折角の松阪牛が台無しなのでやめてくれ!」とブチ切れですよん。

繰り返しますが、焼肉を焼く時は、お肉をイジり回すのは厳禁です。
イジればイジるほどマズくなりますから。

食べるペースを熟慮してお肉を焼き網に広げます。
実は焼き網にも熱が強い場所と弱い場所があったりしますので、最初は慎重に様子をみながらヤらなきゃなりません。
熱の弱い場所にお肉を広げても、中々火が通りませんからねぇ。
ちなみに焼肉は、短時間でパッと火を通す方が美味しく焼けるのです。

お肉を並べた順序を覚えておいて、最初に並べたお肉の焼け加減をきっちり観察します。
ひっくり返すのは1回だけにしたいですから、タイミングが命ですからねぇ。
早過ぎず、遅過ぎずのベストな瞬間を逃してはなりません。
「ここだ!」と言う時に、手際よくお肉をひっくり返していきます。
もし火の通りが不充分だったら、ちょっとひっくり返すのを待って時間調整をしましょう。

そして両面が焼けたタイミングでお皿にとって食べます〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
実は焼肉ってのは、焼き網から降ろすと秒単位で味が落ちて行くのです。
だからっていつまでも焼き網の上に置いておくワケにはいきませんので、最初の生肉を焼き網に並べる量が重要になってくるんですな。

タイミングにシビアなんだけど、食べるペースに合わせてゆっくり焼きに行く必要があるのです。
ココでせっかちな性格の奴に肉をイジらせると失敗する理由があるんですねぇ。
次から次へ勝手にどんどん焼いてって、焼けたからさあ喰えドンドン喰え、まごまごしてると焼け過ぎて肉が炭化。
網もすぐに汚れるは、その臭いが付いて次の肉も不味くなるわ、食べるペースは無茶苦茶なので味わえないわで悲惨です。


今回は、バッチリと焼けましたv


これまた個人的な流儀なんだけど、焼肉屋さんで基本的に「肉以外」のモノを頼むのは邪道だと思っとります。
具体的には、「野菜」とか「海鮮類」なんかですねぇ。
(サイドメニューとかデザートとかは別ですよん)

特に困るのが、やたら野菜を食べたがる人。
野菜が食べたければ焼くのではなくて、サラダなんかの方が良いと思うんです。
・・・ちなみに牛山さんでは、ちゃんとサラダがメニューにあるんですよねぇ。流石ですv

と言うのも、野菜ってのは一般的に火の通りが良くないので、焼きにくいんですな。
まぁ鉄板形式の場合なら焼肉の肉汁も利用できるし、焼くスペースも結構広いので野菜もアリですが。
焼き網形式のだと、野菜のおかげで肝心のお肉を焼く場所が少なくなっちゃったりしますねぇ。

ちなみに海鮮類は比較的すぐに火が通るモノが多いのでこんな問題はありません。
しかし火加減のシビアさはお肉よりもはるかに上ですから、海鮮類を焼いて食べる時はそっちに集中したいですねぇ。
まぁ焼肉なんだから、あくまでお肉を食べるのがメイン。
海鮮類とかはオマケ程度にあるのならば許せるかな〜とか思います。

「肉ばかり食べると健康に悪い、だから野菜とか魚介類も食べるべき」。
その考え方は確かに正しいんですけど、だったら焼肉屋さんなんかに行く事自体が間違ってると思いますねぇ。
ラーメンとか焼肉なんてのは、不健康な料理そのものなんですから、ハレの日限定で食べに行くんです。
そのハレの日の料理に、健康志向とか持ち込むコトがナンセンスじゃないかなと考えます。

普段はしっかり健康に気を使った生活をし、たまの贅沢で発散する。これがベストでしょう。


てなワケでして、慰労会は大成功です〜〜〜〜〜〜〜@
特にお肉なんだけど、盛り合わせの量がこじんまりとしてたので、追加で一品注文したのがステーキ。
しかもお肉の世界で流行っている、「シャトーブリオン」なるヒレ肉の柔らかいトコ。
これは一人前で3千円近くします。

シャトーブリオンってのは、ワインの銘柄にありますねぇ。
でもお肉のシャトーブリオンってのは、ヒレ肉の真ん中部分の「一番イイ所」を言うんです。
一頭の牛から500g程度しか取れない貴重品なのでお高いのですよん。
(こういうミーハーな知識だけは持ってたりする)


いやいやいや。いやいやいやいやいや。
生肉の状態でも、実にイイですねぇ。
そして焼いて行くうちにどんどんどんどんと美味しそうな色に変化してイクのですv
あんまり料理屋さんで写真撮影するのは、マナー的にどうかと思いつつも、コレだけは特別にパチリと撮りました。
お行儀悪かったかも知れません。
このサシの入り具合といい見事ですねぇ。

で、焼きあがったら間髪入れず召し上がります。

うぅうぅ〜ンv し・あ・わ・せ。

柔らかいですよコレ。例えて言うとショートケーキのような柔らかさで、しかもお肉です。
お肉のショートケーキ。
さすが、シャトーブリオンと名乗るだけのコトはありますねぇ。


ファミリー焼肉でがっつり並カルビを食べるのも良いけれど、こういう高級な部位をまったり頂くのも格別です。
まぁ、お会計も格別でしたけどv

ちなみに酒ナシで、1人4000〜5000円位の予算があると堪能できると思います。


記事が長くなってしまいましたが、タイトル写真の一番下の段のモノ。
これは別の日に食べた「熟成マグロ丼」です。

料理の名前でピンと来た方もいると思いますが、回転寿司チェーンの「くら寿司」のですねぇ。
うな丼が終了して、変わりに出来たのがコレ。

早速食べてみたのです。

盛り付けとかはイイ感じですねぇ。
マグロは6切れ載っています。
その付け合せに、海苔・大葉・ワサビに甘酢ショウガ。

よく考えてみると、既存のネタ(材料)ばかりですねぇ。
もしかして・・・・ちょっと嫌な予感。


食べてみて、心配したコトが現実になりました。
丼と銘打っているのに、ご飯はすし飯です。
つまり、「熟成まぐろ」3皿を丼に盛り付けし直しただけの料理ですねぇ。
これは残念です。

丼を名乗るならば、白飯で作って欲しかったですねぇ。
ちなみに天丼はまだメニューにありますが、こちらはちゃんと白飯なんです。
うな丼もちゃんと白飯でしたからねぇ。
回転寿司なのですし飯の方が用意しやすいとは思いますが、すし飯ってのはネタとの量的バランスがシビアなのです。
それを無視して、丼に握り寿司バラしてブチ込めばokってなものじゃないでしょうに。

だったら、いっそのこと散らし寿司にでもしたらどうか?と思いますねぇ。
色んなネタを載せた、吹き寄せ散らし寿司でいいです。
(ちなみにバラ散らし寿司ってのが別にあるんだが、こっちは具を載せるのではなく刻んで混ぜ込むタイプ)
もっとも散らし寿司は「豪華さ」がウリになるので、ネタがどうしてもイロイロ欲しくなるんですけどねぇ。
そうするとコスト的にキツくなるのかも知れません。

まぐろ丼といいつつ、不完全な散らし寿司。
正直言いまして、美味しくありませんな。
これならば、「熟成まぐろ握り」を3皿食べた方が良かったと思います。
なまじ天丼やうな丼の出来が良かっただけに悔やまれます・・・・。


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