●2013年09月06日(金)
いつの間にか、9月に入っていましたねぇ。 相変わらずクソ暑いですが。 バイクやクルマの足回りってのは、基本的に消耗品です。 特にショックアブソーバーに関しては定期的なメンテナンス、もしくは交換が必要とされているのです。 しかし、大多数の方は特にオイル漏れ等のトラブルが発生しなければ、ずーっとそのまま使っていたりしますねぇ。 フロント側の足回りはいざ手を加えようとすると結構大掛かりになったりするのですが、リヤ側は車種にもよりますが比較的簡単にユニット交換が出来たりします。 スクーターやら、2本サスのバイクなんかは結構簡単にリヤサス交換が出来ますねぇ。 しかも、色んな製品がラインナップされているのです。
今回は、スクーターのリヤサス交換です〜〜〜〜〜〜〜〜〜@ 使用する製品は、「YSS」と言うタイ製の物。 このメーカーの製品は15年ほど前に日本に入って来ていましたが、私はかなり初めの頃からお世話になっております。 当初はただ安いだけの補修用として見ていたのですが、それが意外と耐久性が高くてびっくりしましたねぇ。 ダンピングも安っちいオイルショックそのものの効き具合ではありますが、でも結構安定しているのです。 一つだけ気になる点は、どのショックもバネレートが少々高い目な部分ですねぇ。 二人乗り前提なのかなと思います。 (ちなみにガスショックもラインナップされているのですが、こちらは多少バネレートは柔らかい設定になっているようです)
ちなみに、スクーターの補修用リヤサスってのは現在海外からイロイロ入ってきていますが、中にはトンデモナイ製品があるのです。 私も以前ぶいぶいコラムで紹介しましたが、装着後わずか数日でなんとアッパー側のネジ山が走行中にスッ飛んで、ダンパーロッドが外れてしまったコトもありました。 そんな事件は初めてでしたけど、安いモノってのは相応にリスクがあるのですねぇ。 その点、YSS製品は長いお付き合いをしてきていますが、品質は相当良いのです。 最近はやっとそれが認められたようでして、結構高級なシリーズも正規輸入されているようですな。
交換の目的は、純正ダンパーでは荷物を積載した状態でフラフラするので、補修がてら強化したいとのコト。 まぁ純正品は相当に使い込んでて経たっているので仕方ないですねぇ。 それと、足回りはあまり固く設定すると、低μ路や雨天時のグリップに影響するので、原付きなんかではどのメーカーでも比較的柔か目にしてあります。 なので、カッ飛ばす人には少々頼りなく感じるかもしれませんねぇ。 ちなみに、私のバイクはどれもハード仕様になっています。 雨天走行は基本的にしません(但し仕事用のかもめさんカブは別)ので、キビキビは走る設定にしてあるのです。 かもめさんカブの場合は・・・重たい荷物を沢山積みますのでちょっとだけハード志向の、他メーカー純正流用に留めています。 やはり、あんまり固くすると雨天時に怖いですからねぇ。 またフロント側とのバランスも考えると、ほどほどが良いのです。 おにぎりタンクのモンキーちゃんに関しては、相当のハード志向に仕上げてます。 こっちは最初から晴天限定仕様ですし、非舗装路の走行も考えていません。 足回りは以前の仕様を継承している都合上もありますが。 ちなみにパワーが以前の半分位になったので、車体足回りが勝っている「安心仕様」ですよん。
交換作業は、比較的短時間で完了です。 予算は大体6〜7,000円ってトコでしょうか。 ちなみに重要なのはパーツチョイスです。 スクーターに関しては、理想を言えば良く動く「バネ柔かめ・ダンパー固め」なリヤサスが良いですねぇ。 そうすると、ちょっと高価なガスショックが一番お奨めになるのです。 発進加速中の姿勢安定性とかが全然違いますからねぇ。 でも、荷物運搬用としてだと、少々固いスプリングが入っていた方が都合良いのです。 やはり重量の大きさを受け止めるにはハードなバネが必要ですからねぇ。 その点、このリヤサスはバッチリです。 荷物を満載してもバイクがフラフラしませんから安心して乗れます。 また、駐車時にリヤの沈み込みも少ないのでサイドスタンド使用でも安心ですねぇ。
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