2013年08月のコラム
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●2013年08月28日(水)

ほぼ毎日稼動している、かもめさんカブ。
すっかりお仕事ツールになってしまいました〜〜〜@

エンジンオイルに関しては、大体半年位の持ちですねぇ。
交換の目安ってのは普通は距離なんだけど、私の場合はギヤチェンジのフィールで主に判断します。
オイルが悪くなってくると、真っ先にギヤチェンジがスムーズに行かなくなってくるので判りやすいのです。

オイルは今月初め頃に交換しました。
以前はヤマハの「プレミアム」だったんですが、今回はホンダ純正ウルトラG2です〜〜〜@
10w-40の残りが少しありましたので、10w-30と混ぜて使いました。
混合比は1:2なので、10w-33になるんだろうか?

ウルトラG2は半化学合成オイルなんだけど、まあ普通クラスなんですねぇ。
なので交換後のフィールも、普通に良いです。
ちょっと立ち上がりトルクが増えたみたいなので、何となく以前よりスピードに乗るのが早いですよん。
なので配達モードでの走行だと、ちょっと速度感覚がズレてて思いがけずスピードが出てて慌てるコトがありました。
毎日毎日乗ってると、体に染み付いた感覚にかなり寄りかかってるのが良く判ります。
もっとも、この違和感はすぐに慣れて修正されましたが。


タイヤに関してですが、リヤタイヤはすっかり磨耗してしまって交換時期になってました。
2.25-17という細いサイズが良くないのもあるし、またキチガイじみた走りをするのも良くないんでしょうねぇ。
それに、運転者も荷物も重たいですから仕方ないんです。
リヤタイヤの寿命は、ジャスト3ヶ月ですねぇ。
オイルと共にタイヤも交換しましたが、ブレーキシューもまた相当粉吹いてます。
デイトナの良く聞くブレーキシューなんだけど、この調子では1年くらいが寿命かも知れません。
エアーダスターで吹いたら、まるで煙幕のようにブワッ!!と黒煙が発生しました。
(吸い込むととても人体に良くないと思いますので、落ち着くまで避難しました)

他の部分もさらっと点検しておきました。
やっぱり毎日稼動させていると、メンテナンスはおざなりとなりがちです。
徐々に不調になって行くので、「そのうちに直そう」とズルズル行きがちなんですねぇ。
それを防ぐためには、あらかじめメンテナンススケジュールってのを決めておいて、その計画を守ってメンテナンスするのが一番です。
かもめさんカブの場合だと、1ヶ月に1度軽く点検して、3ヶ月ごとにタイヤ交換を含めてしつかり細かくヤルのが良さそうですな。

・・・これが一般的なお客さんの場合だと、なかなかそういうワケには行かないみたいですねぇ。
それと業務使用するとどうしてもバイクが傷みますし、また寿命も早く来ますので、定期的な入れ替えも考えておかなきゃなりません。
ある程度の年数・距離を使ったら、潔く次のバイクへの入れ替えを検討すべきなのです。
丁度顧客の方にも現在進行形でやってる件があるんですが、あっちちこっち故障をしだすと次から次へと壊れてってキリがないんです。
そしてこの間直したばかりなのに、結局エンジンの根幹部分まで逝ってしまったりするんですねぇ。
あの時に直さず、さっさと車両を買い替えして於くべきだったのか、それとも少しの間でも延命できたのでヨシとすべきなのか大いに悩みます。

メンテナンスとか点検にしても一般の方にはコストが掛かるモノなので、こまめにやりなさいとお奨めしたくても現実は難しい点がありますねぇ。
まぁ仕事の道具なんだから、ある程度お金は掛けなきゃダメなんでしょうけれど・・・。


で、かもめさんカブの実際の業務は、こんな感じでやっているのです。
(タイトル写真参照)
配達はカタログやパンフレットがメインなので、結構ビッシリ詰めて積載すると重量があります。
写真の状態だと、約20キロ位でしょうか。
もっとキツキツに詰め込む場合も多々ありますが、そうすると30キロ以上にもなりますからねぇ。

この状態で、Go&Stopを激しく繰り返し、さらにいちいちサイドスタンドで止めて乗り降りしてますので、車体には相当な負担となるのです。
更に路面が悪い場所でもビュンビュンと走りますから、かなり過酷な使用状況と言えますねぇ。
とてもノーマルのサスペンションでは持ちません。
(でもノーマルサスでやってる人の方が多分多いとは思いますが)
ちなみに同業の人は配達スクーターでやってますけど、やはりサスペンションが弱いので強化したいと言っておりました。
沢山積んで、激しく走ればどうしても足回り強化は必要なんでしょうねぇ。


ちなみに、積載物はブックスタンドで区切ってあるんだけど、これは私の配達エリアが地理的にかなり広範囲だからです。
配達量自体はたいした数ではないんですが、田舎ゆえとにかく距離があるんですよねぇ。
なので、自分なりにいくつかのエリアを区切って、配達物も整理して分けてあるのです。
こうすると、最後の方で荷物が少なくなって来ても箱の中で暴れたりしません。

今のところはこんなスタイルでやってますけど、少しずつ改善とかしながらやり方は進化して行くのです。


●2013年08月20日(火)

今年はお盆休みらしい事を、何かしよう!
そう決意しておりました。
しかし毎度の如く間が悪いって言うかで、前半は色んな用事をコセコセとこなしつつ普段とあんまり変わらない日々を送っていたような気がします。

これではいかん!!

そう気を取り直して、休日らしいコトとは何か?と考えました。
まーよーするに、普段やらない事・出来ない事をすれば良いんですねぇ。

ここで、思い当たりました。
私の「おにぎりモンキーちゃん」は、やり掛けのまんまだったなと。
必要な部品は前回の作業完了後に手配してありますので、やろうと思えばすぐに取り掛かれるのです。

じゃあ、いつやるの?
今でしょ!

・・・と流行のキメ台詞を吐いた所で、おにぎりモンキーちゃんの完成に向けて作業開始です。


まずは、作業スケジュールの確認です。
どこまでやったのか、何を残しているのかですねぇ。

先回の作業完了後、第一次シェイクダウン走行をしています。
ここで見つかった不具合・問題点は次の通り。


(1)燃料コックからの、燃料漏れ。
リザーブ付きのコックを見つけて採用したのですが、如何せん品質が良くないようですねぇ。
燃料コック部分のあちこちからガソリンが滲み出てきます。
これでは、安全性に大きな問題アリですので、残念ながらこの燃料コックはボツ。
ちなみに、私の経験から言うと、純正品意外でマトモに使える燃料コックってのはあんまりないですねぇ。
操作ツマミの動きがクソ固かったりとか、燃料漏れしたりとか散々です。
まぁ燃料コックってのはキャブレター製造メーカーの領分らしいですので、それなりの設計ノウハウとかが要求されるんでしょうな。

これはホンダ純正品の、4Lモンキー用そのままのを新品で取り寄せて付けます。
実は以前買っておいたのがあったんですが、丁度知り合いのZ50A(正確にはZ50ZK1だが)モンキーの修理をするのに使っちゃったのです。
その時はリザーブ付きのを使う気まんまんでしたからねぇ。
なので、改めて買い直しをしておきました。2千幾らの金額でしたねぇ。


(2)キャブからの燃料漏れ。
何かガソリン漏れてばかりですねぇ。
ちなみに中古のケーヒンPC20なんですけど、やっぱりフロートバルブ周辺のコンディションが良くない様子です。
それと第一次シェイクダウン時の感じでは、MJ=#85.0が付いてたんだけどちょっと薄いみたいですな。
オーバーフロー気味になってて薄く感じるってのは、やっぱり相当薄いのでまずは1〜2ステップ上げなきゃ。

実は手持ちのPC20キャブは、もう一つあるのです。
こっちは以前シャリィで使っていた、現役バリバリのモノですから当然不具合なく使えます。
更に嬉しい事に、MJ=#88.0が組み込まれているのでそのまま挿げ替えをすればokです。
でも、実はそう簡単にイカないのですねぇ。
チョークレバーがシャリィ専用仕様として短く加工してありますから、それを本来のレバー仕様に戻さなければなりません。
なので、先ほど使ってたお漏らしPC20キャブと組み合わせて補修するコトにしました。
キャブトップの部分も実はスロットルワイヤーの取り出しを少し回転させ、フレームとの干渉を逃がすように加工したので、それもそのまま使いたいですからねぇ。
スロットル操作が引っ掛かるのは、絶対に勘弁です。

懸念する部分は、燃料ホースの取り回しです。
おにぎり4Lタンクのモンキーの純正燃料コックは、ビッグキャブを取り付けると丁度良くない部分に来るんです。
らっきょ5Lタンクはちょっと幅が広くなっているので、この点では有利ですねぇ。
実は、4Lモンキー用のインマニを使えばここの心配をしなくても大丈夫なんです。
でもエンジン(ヘッド)ベースが12v系なので、インマニも12v系で使うしかありません。
エンジンは12v系なのにタンクは4L、と言う本来有り得ない組み合わせなので、新たに問題がイロイロと出てくるんです。
これは現物合わせで解決していくしかありませんな。


(3)フォークトップのOリング破損
これは以前フォークの補修をする時に気が付いたんだけど、左右ともにOリングがちょっと欠けてんですねぇ。
まぁフォーク事態が古いモノですし、ゴム部品の劣化は仕方ないので、さっさと交換するしかありません。
ちなみに車載状態のままでもフォークトップは何とか取り外せますから、そんなに手間は掛からないはずです。
部品は勿論、手配して入手してありますです。(NSR50/80)


(4)ヘッドライトの改善
最初に取り付けていたメッキボディのヘッドライトなんだけど、海外製補修用パーツとして売られていたモノなのです。
PH6ハロゲン電球が使用できればイイやと思っていたのですが、ここに思わぬ落とし穴が。
実は海外製補修用パーツ(通称:偽物部品)は造りが悪いのが多くて、このヘッドライトもレンズカット他の光学系設計が全くダメダメでした。
なのでライトの光が散ってしまって、全然明るくないんです。
車検のあるクラスじゃないので、点灯してるだけで構わないって考え方もありますが、やはりちゃんと機能を果たさないのは気分が良くないですねぇ。
それに、夜暗くなってから帰宅するコトも良くありますから、やっぱりライトの機能はちゃんとしてないと。

それともう一つ、見た目ルックスの問題がありました。
この補修用ヘッドライトは本来250〜400ccとかのネイキッド用なので、かなり大きいのです。
レンズが大きいってコトはつまり明るさでは有利となるはず・・・・だったんですが、前述の通り光学設計がダメなのでそれはナシ。
つまり、暗いクセにでかいという最悪な状態になっていたのです。
(明るければ見た目が少々アンバランスでも我慢しようと思ってた)
なので却下。
ミニバイクらしい標準的な大きさで、ちゃんと光学的設計がしっかりしているヤツに交換します。

ちなみに、これはヤマハのYB-1だったかの中古品を入手して、それを流用する作戦でした。
ライトボディは黒くなりますが、まぁ普通のスタイルになります。
小顔エステにでも行った感じで、とても美人になってくれるはずですねぇ。

ライトボディには、実はニュートラルLEDが埋め込んであるのです。
※タイトル写真左下に、ニュートラルで光ってる状態を撮影してあります。
ちなみに500mcdという超高輝度なので日中の直射日光下でもちゃんと確認が出来ます。
その代わり、夜間だと少々眩しいなと思う時がありますが・・・
(AC電源なので高速点滅状態ですから、直流駆動すると多分正視出来ないのではないかと思われる)

このLEDも同じようにまた埋め込み加工しなければなりませんねぇ。
樹脂でモールドしてしまってるので取り外しは困難ですから、新しいLEDにて作り直しです。


(5)マフラー/サイレンサーのスプリングフック部分の修理
上下2本のスプリングで止まってるサイレンサーなんだけど、下側のフックが破損しててスプリングも欠品です。
ここを何とか修理してあげないとダメですね。


てなワケでして、大まかに5つの要改善ポイントが見つかったのです。
特に燃料系に関しては、一旦タンク内のガソリンを抜いて、作業後はまた入れ直さなきゃならないのが面倒ですねぇ。
ライトボディ交換するにもハーネスの繋ぎ換えをやんなきゃなりません。

でもよーく考えてみると、このモンキーよりもはるかに手間の掛かる厄介な仕事をココ最近立て続けにやっつけています。
マジで泣きたくなる位、行き詰まり寸前なのもありましたからねぇ。
それに比べりゃ簡単なモノですし、そもそも躊躇する理由すらありません。
いつの間にか自分のモンキーちゃんは「出来上がらないモノ」と言う気分になっていたような。


で、盆休みは道具も全部自宅に引き上げて来てるので、セコセコと作業をいたします。
やる事は既に決めてありますから、順番にやっつけて行きますです。

そして、出来上がり。
完成度としては、98%ですねぇ。
後は慣らし運転をしてオイル交換して、燃調セッティングとか確認して、フライホイールのウッドラフトキーがちょっと欠け気味なのでそれも交換しなきゃなりません。
でも、ちょっとならば走行させても構いませんから、燃料を入れつつテスト走行をいたします。

いやいやいや、久し振りに「ハイオクガソリン」を買ってしまいましたねぇ。
もちろんレギュラーガソリンでも使えますけど、一応ハイオク仕様で作ってありますので。
最初に他のバイクから1Lのガソリンを借りたのですが、GSでは3.08L入りました。
つまり燃料タンクの全容量は呼称通りの、4Lだったってワケです。


それから、エキパイがかなり汚くて焼け色も付いてたので、それをキレイにしました。
使用したケミカルは、ステンレス焼け取りクリーナーの「ヤケトール」です。
ヨシムラのステンマジックとかデイトナのとかで同等品が出ているのですが、ステンエキパイにはこれに限りますねぇ。
酸洗い&コンパウンドの組み合わせで、かなりキレイになるのです。
ちなみに、普通にコンパウンドでゴシゴシやるとキズだらけになるばかりで、全然美しく仕上がりませんよ。

それと、どうやら曲がり難い特性があるようです。
確かこのおにぎりモンキーちゃんがまだ昔稼動している時は、もっとハンドリングは良かったような覚えがあります。
でもそれから前後ホイールがキャスト化しましたし、スイングアームも少しだけ伸びたので、直接比較は出来ませんが。

実は、タイトル写真を撮影する前に、違うアングルで撮影したのです。
それをまじまじと見ていると、何となくフロントが上がってる感じが強いんですねぇ。
元々がフロント10インチ/リヤ8インチと言う変則的な組み合わせですから、フロント上がり感はあるのですが。
でもエンジンの下部やフレームの水平とかを基準にしても、明らかに上がってます。
イロイロと検討を重ねた結果、まずはジャスト10mmフロントを下げることに決めました。
そう言えば確か、昔もこの位はフォークが突き出していたっけな?とか思い出しながら。

これは大正解です。
ちゃんとフロントに荷重が掛かり、直進性もコーナーリングもイイ具合に効きます。
フロントフォークの動きもバッチリ良いですねぇ。
でもフロントタイヤは、経年劣化しててダメですな。要交換です。
乗ってると、どんどんどんどん細かいヒビが増えて行くので換えるしかありません。
さて、タイヤ銘柄はどんなのにしようかな???
ちょっと不思議なのは、リヤ側は何ともないんです。
厳密に言えば劣化してるはずなんですが、ヒビ割れとかしてないのです。


慣らし運転中と言いつつも、スペック確認を。

エンジンは、好レスポンス志向の中速ピックアップ重視。
ピークエンドメインではないのです。
バルブスプリングはキタコのライトタイプですからねぇ。
でも、トップスピードは90km/h前後は条件が揃えば到達しますです。
一応実用速度域は、〜80km/hと想定していますよん。
つまり、普通の原付き2種バイク相応ってコトですv

さすがにモンキーちゃんは小さくて軽いので、加速はとても良いですねぇ。
実にイイ感じでスピードに乗って行くんです。
もちろん絶対的な速さはハイパワー志向のエンジンには敵わないけれど、これは比較するのがナンセンスかも。
エンジンフィール/加速フィールはとにかく上質で、高級感があるんです。

車体に関しては、前後キャストホイールなのでかなり安定志向が強いです。
さらに足回りが基本的に高荷重設定のまんまなので固いんだけど、でもそこそこ動きは良いですねぇ。
(これは多分、ライダーの重さがあるので高荷重方向にバランスが取れたんだと思う)
コーナーリングも、フラフラせずにキレイな旋回ラインを取ります。
この小径キャストホイールの乗り味は、とてもイイですよんv

ブレーキですが・・・入力がちょっとシビアですな。
ブレーキレバーを「握る」のではなく、指で掴む感じに操作した方が良いです。
そもそも220φローターってのは10インチホイールでは、でか過ぎるのでこの特性は仕方ないですな。
しかしその甲斐があって、ブレーキング能力には何の不満もありません。
と言うか、ブレーキ性能が余ってて余裕があるんです。

現代的な仕様では、10インチホイールにはスクーターサイズの155〜160φローターを組み合わせるのが多いんですが、こっちの方が「握る」操作が出来ます。
しかし、速度が出てくるとどうしてもブレーキングで「待ち」が出るんですねぇ。
レバーを握ってブレーキ利かせて、スピードが落ちるのをひたすら「待つ」感じです。
一般的には、握りゴケ防止の為にはこういうフィールの方が良いとされてますが。

もっとも、ビッグバイククラスとかだと想定使用速度域が高い目なので、ブレーキは良く効くようになってるのが多いんです。
そして、そういう仕様のブレーキはちゃんと加減して操作する事を要求されます。
そんな感じだと思えば、この良く効くNチビブレーキはなかなか良いですねぇ。
そう言えば発進時のスロットル操作も、丁寧に操作しなければ簡単に棹立ちになりますし。
パワーがある小さなバイクなので、ある程度のシビアさは付き物でしょぅねぇ。


電装系に関しては、完全バッテリーレス仕様なんだけど安定性はなかなか良いです。
でも、残念ながらホーン鳴動に関してはちょっと良くないですねぇ。
AC駆動で安定して鳴るホーンってのを探してこなければ。
ちなみに現在使ってるのは、スズキ・チョイノリの純正ホーンなのです。
チョイノリはセル付いてないモデルだと、バッテリーレスの全AC電装ですからねぇ。
もしかしたらホーン事態が壊れてるだけかも知れません。

ヘッドライトは純正流用なので配光に関しては良好です。
しかし・・・手持ちの「ゴールドバルブ」を使ってみたら、これが結構暗いんですねぇ。
ちなみに被視認性としては通常バルブよりも良好らしいのですが。
まぁチャラい色で、今時流行らない仕様なんだけど、ヲジサンの懐古趣味ってコトでこのままにしときます。


あ、マフラーの騒音に付いて。
今回採用したのはキタコの認定マフラーですから、音量は大きくありません。
でも吸気はファンネルですから、とにかく全速加速中は吸気音が喧しいのです。
アクセル開度を抑えてトコトコと走れば、夜中の住宅街でもイケるほど静かなんですよん。

以前のパワー至上主義、スピードさえ出りゃ騒音なんかいくら大きくても構わない!なんて割り切りは、何処かへ行ってしまったようです。
随分とオトナになったんだな〜と、自分でも感心してしまいますねぇ。
流石に爆音なバイクを乗るのは、ちょっと恥ずかしい気がするのです。

そう言えば見てくれも、ちょと地味でオトナですよねぇ。
キッチリといじってある割りにはオイルクーラーとかも付いてないし、カラーもブルー系で統一されてるし。


現在は、慣らし運転をしつつ、細かい部分の問題点洗い出しを行っていますです。
まだまだもうちょっとお金が掛かりますねぇ。

●2013年08月19日(月)

ようやく、ぶいぶいにも夏休みが来た様子ですので、コラム更新にいそしんでおります。

今に始まったコトではないのですが、実に色んな修理をしております。
今回は、クルマネタ。

知り合いのお店のトラックはいつも手入れが行き届いていて、長い年数乗り続けているにも拘らずピカピカです。
(実はその社長に、ぶいぶいトラックもたまにはワックスを掛けてあげなさいと言われてしまいました)
しかし、後ろの荷台のフタと言うか「あおり」の一部分に難点があるのです。

聞く所によりますと、かなり前にバックしてて支柱みたいなのにぶつけたコトがあるらしい。
そのダメージが年数経過と共に出て来て、ヒンジ部分が千切れて取れてしまったのです。
困った事に、ぷら〜んと垂れ下がったヒンジが丁度ストップランプに被さってしまってるので、運行上危険極まりない状態。
それを私がちょっと前に見つけて、タイラップで一時的にヒンジを上に固定し、テールランプに被さらないようにしておきました。
もちろんタイラップ如きでは、本来受けるべき荷重には耐えられませんので、また機会を見て直そうってコトにしておいたのです。
もっとも、それからずーっと多忙で、その機会ってのが訪れたのはお盆休みに入ってからのコト。

てなワケで、あおり部分のみ取り外して持って来て修理をいたしました。


じっくりと観察してみると、4つあるヒンジの一番左付け根のキワに結構深い凹みが見られます。
ここがぶつかった箇所なんですねぇ。
そして、その凹みに引っ張られる形でヒンジの取り付け部分全体が歪んでいます。

その歪みが、あおりの開閉を繰り返したコトにより疲労破壊に至っているようですな。
しかも結構長い年月を掛けてのコトですから、破断面はしっかり錆びております。

千切れた部分を溶接してくっ付ける作戦なんだけど、まずは補修箇所の錆び・塗膜をしつかり落とさなければなりません。
この下処理が不完全だと、溶接が上手く行きませんからねぇ。
それとあおり部分に溶接機のアースをキッチリ取れる場所を探したんですが、意外と良い部分ってのはありませんねぇ。
なので、ヒンジから少し離れた部分のスポット溶接箇所が破断している所を見つけたので、そちらも補修するつもりで塗膜をしっかり剥がして、そこをアースポイントとしました。
スポット溶接部分の補修をする時には、既に溶接した場所を磨いてアースを取れば良いですからねぇ。
ちなみに、このアースをしっかり取るってのもまた、溶接を上手くヤるコツだったりします。
やっぱり電気をきちんと流さなければ溶接になりませんからねぇ。


しかし、このあおりってのはやたら頑丈に作ってあるんだけれど、意外に鉄板は薄いですな。
当初考えていたような、ビード跡をグリグリと繋いでいくような溶接だと、しつかり溶け込ませなければならないので難しそうです。
腐食も少しあるので、かなり溶接電流を絞り気味にしないと穴が開いちゃいますからねぇ。
仕方が無いので、点付けを繋いで行くような感じで、ちょっと見栄え的に不利なんだけどしつかりくっ付けるのを優先させるような作戦にいたします。
実は、私の持ってる半自動溶接機は家庭用100v電源ですから、ちょっとパワーの持続力が弱かったりするのです。
なので、実際には「点付け」は得意なんだけど、溶接ビードが大きくなればなるほど苦手になってくるんですな。


溶接補修は、まずヒンジ取り付け部分の千切れた場所を修理します。
亀裂が入ってる所を溶接で埋めるんです。
これを忘れると、将来的にその亀裂が成長して割れてきますからねぇ。
それと、溶接機の準備体操的な意味も含まれて居ます。

それが出来たら、一旦グラインダーで平面を出してヒンジをくっ付ける算段を取ります。
仮固定として点付けをするのですが、ここまでは実に上手く行きますねぇ。
接合面に関しては、残念ながらちょっと腐食と歪みがありますので、どうしても隙間が生じてしまいますな。

それからはジュワジュワと溶接して行きますです。
ちょっと立体的な溶接箇所になるので、難易度が高いですねぇ。
まぁあんまり弄繰り回しすぎるのも良くないので、腹八分目でやめておきますv
ちゃんと強度が確保できるのが第一なのです。

他の細かい部分の補修が出来たら、溶接した部分を磨いてキレイにします。
スパッタとかが結構飛び散って、この白いアオリが汚くなってますので、コンパウンド掛けしてお掃除します。
そして、白い塗料をスプレーして乾燥させます〜〜〜〜@


出来上がりは、ちょっと離れて見ればそんなに悪くは無いですねぇ。
職人さんがやるように美しい仕上がりからは程遠いですが、機能的な点ではokなのでこれで勘弁してもらいます。
ちなみに、車体への取り付けに関してはボルト穴の位置関係はドンピシャに直りましたv
アオリの開閉もスムーズです。
今度、このトラックのケツをぶつけられたらアオリ一枚丸ごとで交換してねvと言っときました。

でも溶接機があると便利ですねぇ。
このアオリだって、そのままずーっと使い続けていたら、悪くない3箇所のヒンジにどんどん負担が掛かって、終いにはガタガタになってしまったでしょう。
見てくれはちょっと悪くてもしっかり直ったので、もうそんな心配はありません。

でももっと腕を磨いて、職人さんレベルに少しでも近づきたいですな。

●2013年08月13日(火)

最近はめっきりとクソ暑くて、なかなかコラムの更新が出来ません。
と言うのも、私のお部屋のエアコンの調子が悪くて、外気温が高くなると冷えが非常に弱くなるのです。
ほとんど「冷えない」状態ですねぇ。
でも、夜になるとなんとか冷房が効いてくれるので今まで騙し騙し使っていたのです。
てなワケでして、日中は私の部屋への立ち入りが困難なんですねぇ。

しかし、閑念してエアコンの入れ替えを本日行いました。
ちょっと容量は小さくなりましたが、とてもパワフルに冷房が効いてくれます。
やっぱり、どうせ電力を使用するんならばちゃんと冷えてくれた方が良いですからねぇ。

しかし、このクソ暑い中でのエアコン取り付け工事は疲れます・・・・・。


本日のコラムは、バイクネタ。
スーパーカブのお洒落シートを作ってみましたv

バイクシートの張り替え作業もぶいぶいで行っているのですが、カブに関しては難易度がちょっと高いんです。
シート形状が、縁が鋭角に巻き込むようになっておりますからその部分の固定が難しいんですねぇ。
それと、シワが寄り易いし、タッカーが入る余地が少なかったりします。
やっぱり、スクーターのシートが一番張り替えやすいですねぇ。

でもカブのシートってのは、普通は黒一色の素っ気無いモノなんだけど、ここがちょっと色柄とかが入るコトでバイク全体がとてもポップな感じとなるのです。
特にお洒落バイクとして人気が高いリトルカブには、すごく似合うんですねぇ。
もっとも、リトルカブの中には茶/黒ツートーンのシートが標準で付いてるのもありますが。

今回も、元々はリトルカブのシート張り替えのついでだつたりします。
この写真のリトカブには、茶/白ツートーンの表皮にて張替えをしたのですが、それとは別に「チェック柄」シートも作ってみましたv
もちろんシートだけしかありませんので、一時的にリトカブにはモデルになってもらって記念撮影です。

このリトカブはクリーム色なんだけど、このカラーとの組み合わせだとちょっとギャルっぽくなり過ぎですかねぇ。
かなりのお洒落レベルになりますので、ヘルメットとか服装なんかもトータルでコーディネートしなければとか思っちゃいます。
ちなみに、このチェック柄シートは標準のグリーン系のカラーとの相性が抜群だったりします。
オバチャン仕様のハンドルカバーとセットにすると、尚更ピッタリですねぇ。


そう言えば、ホンダのバイクには昔花柄のシートがメーカー純正でありました。
確かダックスとシャリィでしたねぇ。
そしてこのチェック柄と言えば、やはりモンキーです。

シートはタンクと共に、バイク外装部分の目立つ所ですから、ここに手を入れてみるのも良いですねぇ。
バイク全体のイメージがかなり変わりますし、ポップになったり豪華になったりするのです。
もっとも、耐久性の点ではやはり黒一色のシートが一番有利ですけど。


ちなみに、このチェック柄シートは絶賛販売中です。(¥5,600-)
スペックは’00-モデル純正シートをベースに張り替え、シート表皮は耐水加工済み。
そして底面ゴム吸盤2つを純正部品にて新品交換してありますので、ピシッと固定され運転中ズレたりしません。

●2013年08月01日(木)

とりあえず、8月に入ったので一発目更新を。

最近のマイブームは、これ。
夜、テレビがついてて突然こんなのが始まり、????となったのですが妙にツボにはまってしまいました。
延々繰り返し聞いていると、多分精神に重大な悪影響を及ぼすと思われますので要注意。





♪タイツに手を入れ モゾモゾムニュムニュ ・・・・
♪自分の中身をのぞいてフリフリ (Oh!Yeah!)

と、微妙に下ネタを織り込んで、子供ウケをあざとく狙っていますねぇ。
メ〜テレ(名古屋テレビ)のキャラだそうな。


WebDiary CGI-LAND