2013年04月のコラム
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●2013年04月28日(日)

またまたバイクネタです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

今月はクルマネタが主流とか書きましたけれど、結局そうでも無かったようですねぇ。
車検の方はGWが終わってから持ち込もうかなと思っとりますです。
連休中はどのみち混雑しますから、家でキッチリと整備三昧ですねぇ。

そしてひょんなコトからですが、4Lモンキー復活作戦が進行中です。
以前のコラム記事を調べてみると、なんと2011年4月11日に回路配線のネタが上がっているのが最後でした。
それから2年ほど経過しているのです。
なんか、全然ヤル気が無いですねぇ。
と言うのも、そもそもこのモンキーちゃんは「所持している」だけで精一杯だったりするんです。
改造バイクをメンテナンスとかするのにはまとまったお金が掛かりますからねぇ。
さらに、他にもバイクはあるので、もし出来上がったとしても果たして乗る時間があるかどうか。
一旦仕上がってしまえば、定期的に乗ってあげないとまたダメになっちゃいます。

しかし、折角途中まで形にしたんだから勿体無い、作業場貸して上げるからヤリなよと言う意見を聞きまして、ヤル気が出てきました。


とにかくこの車体を見たのは、2年半ぶりですねぇ。
コラム記事の内容はあくまで電気回路・ハーネス製作のコトですので、バイク本体は2010年の暮れに作業したのが最後です。
その時にフレームの塗りなおしもしたのですが、とにかくホコリがすごかったですねぇ。
エンジン部分はちゃんと密封しておいたのです。

まず、ホコリをきれいにして、エンジン内部も注油をしてからクランキングを試みます。
ちゃんと圧縮が掛かりますので、どうやらリングなどは無事でしたねぇ。
実は、長期保管エンジンの怖い所は、ピストン周りの固着が発生すると厄介です。
最悪の場合は焼き付いてブローしたのと同じ状態に陥りますので、修理にお金が沢山掛かるんです。

またブレーキや足回りも無事でした。
シェイクダウンが済んだらフルード交換しますけど、意外と汚れていないモノです。


キャブの取り付けは、予想通り難航しました。
やはり4Lモンキーに12V系のエンジンを組み合わせるのはちょっと大変です。
マニホールドは、口径から12V系用のを使わなければならないんですが、そうするとタンクの小ささと燃料コックの位置が問題となります。
スロットルワイヤーの取り回しに無理があると操作感覚が悪くなりますから、この辺もしっかりやらなければなりません。

ここで一つ問題が。
PC20キャブを使う事にしたのですが、スロットル関連パーツが合いません。
そもそもスロットルは以前どこかで使ってたモノなんだけど、とりあえず揃えるのに持って来たヤツです。
なのでスロットルパイプなんかも歪んでて、操作が引っ掛かったりするんですよねぇ。
グリップ共々、新しいのに交換します。

グリップは、やっぱりヒダヒダが付いた通称Z2(ゼッツー)グリップ。
昔から4Lモンキーちゃんにはコレでしたからねぇ。
実はノーマルの純正品も同じデザインなんです。
ハンドルバーエンドは野暮ったいので取り外し、非貫通タイプのグリップを付けるんです。
スロットルは、minimoto製品です。
ここは支那製の安物パーツ専門なんだけれど、じっくり選べば中々使えるモノにめぐり合える時もあるのです。
まぁ何らかの手直し修正が必要だったりするのは致し方ないと割り切るべきでしょうかねぇ。
値段が安いってのも大きなメリットですが、実はココしかないデザインや商品ってのが結構あるので、バカにできません。
ダメで元々、と言う気持ちで買え!と言う意味で「ダメモト」なんか読んでる人もいますねぇ。

ちなみにスロットルワイヤーと、クラッチワイヤーも新調しました。
ワイヤー関連ってのは、ちゃんと長さを合わせて取り回さなければダメです。
短くて届かないのは論外ですが、長過ぎるのもまたダメなのですよん。
適度なゆとりを持ってキレイに取り回す必要があります。
今まで付いてたクラッチワイヤーも間に合わせでしたから、長すぎました。
確かコレは後期型JAZZ用だかのロングケーブルみたいですねぇ。
ヤンキー仕様の大アップハンドルに付けるパーツです。
スロットルワイヤーはminimoto製スロットルキット付属品、クラッチワイヤーはSHIFT-UP製です。
メッシュ風味で統一したのです。
キャブ回りも一応、取り付けが完了したのです。

※タイトル写真は、これら交換した後に撮影しました。


そして、いよいよ電装関連です。
ハーネスはもちろん、電気回路設計まで完全にオリジナル。
なので慎重に製作をしたつもりですが、如何せん随分と時が経ってますからねぇ。
ハーネスに関しても、長さや取り回しに関しては結構シビアに作ってます。
長過ぎるハーネスってのは、どこかに引っ掛かったりのトラブル源になり得ますからねぇ。

ちなみに、電気回路は完全バッテリーレス仕様。
ヘッドライトは常時点灯で、全ての電装品はAC(交流)動作してます。
ホンダのApe50/100に近いですねぇ。(回路はApeを参考にしてます)

ホーンも当然AC鳴動するタイプなので、スズキ・チョイノリのを入手しておきました。
ApeのホーンもAC鳴動なんだけど、あれは電子ブザーですから「ピー」とカン高い音で鳴るのです。
それ以外のAC鳴動タイプのバイクと言うと、旧ベスパとかZ50Mモンキーなんてのしかないのですが、
チョイノリは珍しくAC電装ですから、それの流用が安くてベストです。
(ヤフオクで\10にて落札したのです)

しかし、その肝心のホーンが見当たりません・・・・。
パーツ類はちゃんとまとめて仕舞っておいたのに、おかしいですねぇ。
でもちょっと探したら見つかりました。
実は、既に車体に取り付けてありました・・・・・・。
過去の私はきっと無くすといけないと思ったんですねぇ。


ハーネスを引き回し、端子類も付けて配線を進めます。
まぁいつも修理でやってるのと何も変わりませんので楽勝ですねぇ。
でも、ヘッドライトのチョイスは失敗だったかなと。
とにかくでかいんです。
これは、現在主流の「マルチリフレクター」式を嫌って、昔ながらのレンズ式のライトに拘った結果です。
支那製品なんかのライトだと、光学設計が全くされておらず、配光がトンデモナイものが多いです。
つまり、電球はギラギラと眩しく光るんだが照射が悪いので暗くて実用にならないんです。
酷い物だと全く使い物にならないレベルですからねぇ。
何となくの見た目の形を真似して作ってみたって感じです。

でもこのライトだと、安いけれどXJR/ゼファー400などにつかう「補修部品」で更に「車検対応」だそうな。
まぁでかいのはちょっと妥協しようかと。明るそうですからねぇ。


出来上がったので、エンジンに火を入れてみました。
調子がまだ出ていないんだけれど、何とか掛かりますねぇ。

でも、ライトが点灯しません。
これはイカンと言う事で調べましたが、どうやら発電量がすごく少ないですな。

でも、これはすぐ理由が判明しました。
ジェネレータコイルは、モンキーBajaのを使っているのです(バッテリーレスなので)。
このジェネレータはモンキーRと同様なんだけど、実はミツバ電機製の方しかありません。
通常の12vカブ系ジェネレータは、ミツバ電機と日本電装の2種類ありますからねぇ。
でもフライホイールマグネット側は小型軽量なND製が付いていました。
クランクシャフトのナットも緩かったので、どうやら仮付けしておいただけですねぇ。

よくよく考えて思い出すと、これは確かジェネレータ関連のパーツチョイスは悩んでいる途中でした。
回転マスからするとND製のが有利だし、でも電装はミツバ電機製のを使いたいし、どうしようかなと悩んでたんです。
今回はとりあえずミツバ電機製のマグネットを使うコトにしました。
ちょっと回転マスが多いんだけど、まぁ他の部分が軽量なので良いかなと。
でも、フライホイールを完全に固定せずエンジン掛けちゃったのは失敗でしたねぇ。
この部分は後でちゃんと修理しなければ。

そして再挑戦したら、今度はちゃんと電装系が動作しました。
ヘッドライトも明るいですねぇ。


で、ちょっと試運転してみました。
まだまだ本調子ではありませんが、でもなかなか良い走りをします。
やはりピックアップは軽快ですねぇ。
車体もシッカリ感があるので、速度が出て来ても全然安定性が悪くなりません。
やはりチューブレスキャストホイールのおかげでバネ下が重くなったのが、安定性向上に役立ってますねぇ。
ミニバイクの場合だと、普通のセオリーが通用せず、むしろ反対のコトが正解だったりするのです。
バネ下なんてのは普通ならば出来る限り軽くするんですけどねぇ。

ただ、ちょっとキャブは大きいようです。
それと中古品なので、多少オーバーフロー気味になりますねぇ。
ここはちゃんと修理しなければなりません。

さらに深刻なのが、燃料コック。
リザーブが付いてる新製品を投入したのですが・・・残念ながら、シールが良くないようです。
タンクとの接続部分から燃料が漏れてきてしまいます。
よくよく調べると、このコックは元々が5L用のモノを、取り付けナット部分だけ造り直して4L用に転用してるようです。
なので、コック本体がすこし大きいのを無理矢理付けてる格好になるんですな。
そのおかげで、どうしてもシールの密閉が確保できないみたいです。

ここは信頼性が第一ですねぇ。
駐車してある時にガソリンが漏れ出ていたら,火災の危険性があります。
なので、機能的には魅力ですがこの製品は不採用に決めました。
ホンダ純正品がまだまだメーカーから出ますので、新品でそっちを購入します。


マフラーに関しても、ヤられましたねぇ。
中古品で入手したのだけど、どうやらサイレンサーの中身が抜いてあるようです。
どうしてこのように頭の悪い改造をするのでしょうか。嘆かわしいですな。
使い物にならないので、知り合いのショップからちゃんとしたモノを買いなおします。
これもちょっとだけ修理しなければならないんだけど、変な改造してないですからねぇ。

ちなみにマフラーをつけ直ししたら、トルクが目に見えて向上しました。
音もそれほど大きくないです。
キタコ製のマフラーなんだけど、やっぱりメーカー品は良いですねぇ。

とりあえず、随分と進行しました。
あともう少しで完成しそうですが、課題が山積でまだまだお金と手間が掛かります。

●2013年04月26日(金)

今回は、バイクネタです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

「最近のバイクは、何か面白みにかけるなぁ」、そんな声を良く聞きます。
最新モデルってのにワクワクしなくなったとか。
でも、多分それは気のせいでしょ?と言いたくなりますねぇ。

確かに近年は過剰なエコブームにより、排気ガスや騒音の規制が厳しくなってきました。
そのおかげでパワー至上主義はすっかり影を潜め、より豪華な装備を誇るような方向へ進んでいるように感じます。
同じモデルでも年々排気量が拡大されたりしますねぇ。

でも、実はいつの時代でも「最近のバイクは・・・」と言われてきた歴史もまたあるんです。
これは良くある話でして、例えばバイクじゃなくても「最近の若者は・・・」ってのも同じですよねぇ。

ようするに、その時代の時々で、出来る範囲内で最も良いバイクを作ろうとメーカーさんは頑張ってるんです。
そしてユーザーは、その努力をちゃんと評価してあげなければならないと思います。
一番の評価方法は「買ってあげる」コトではありますが。


とか奇麗事を並べ立ててるけれど、実際にはちょっと古いモデルに魅力的なバイクが数多く存在するのもまた事実です。
さらに、私はそういうのが大好きだったりするので始末に終えませんねぇ。
古いバイクをキッチリとメンテナンスしてあげて使うのが、私の流儀なのです。

この、メンテナンスしてあげるってのが重要ですねぇ。
機械は古くなれば当然調子が悪くなるし、そうすると使うのにも支障が出てまいります。
その不具合を抱えた状態を「味がある」なんて評するのは絶対に間違ってると思うんです。
もちろん設計時点での技術的限界点はあるんだけれど、正直「壊れている」状態を基準に物事を考えるってのはどうかと。
なので、ちゃんとした状態にしてあげて、そして十分レトロ感なりを堪能すべきでしょうな。
壊れている状態だと我慢しなければならないので、ちょっと気分悪いです。


バイクが古くなってくると、色んな部分に不具合が出てきますねぇ。
特にぶいぶい的なメンテナンスポイントってのは、各種軸受けの状態でしょう。

軸受けにもイロイロあるんですが、特に足回り関連の部分を重要視しています。
やたらと「ホイールハブベアリング」を交換したがる習癖はココから来ているのです。
実はハブベアリング同様に、「ステアリングステムベアリング」にもコダワリがあるんですよん。

この2点の軸受けは、不具合が多少あっても判り難いケースが多いんです。
何となく不安定になるって症状ですし、それが徐々に進行して行くので慣れにより判断し難いです。
ベテランのバイク屋さんでも見落としたりするコトすらありますからねぇ。

それと、不具合の程度問題ってのもあります。
機械ですから、使っていれば段々ガタが出てくるのは当然。
そして、その消耗を一切許さないって考え方では現実的にやってはいけません。
許容範囲内ならばokと割り切るのも必要なのです。

でも、本当にヤバい状態だったら、「ま、いっかー」と割り切るのはダメなのですねぇ。
ちゃんと修理しなければ危ないです。


今回は、ステアリングステムのベアリングがちょっとゴロゴロしてましたので修理しました。
最初バイクを曳き回した時に,妙にフロント周りが重たいなと感じたのが発端です。
タイヤの空気が少なかったのも原因の一つですけど、何となくステアリングセンター付近に重さがあるんで気になったんですねぇ。

丁度センタースタンドが装備されている車種でしたから、それを利用してフロントへの荷重をちょっと抜いたりしてハンドルを振って見ました。
すると益々、ゴロツキ感とクリック感が認められましたので、不具合を確信したのです。
外野の人は「これ位大丈夫だろう」なんて言いましたけれど、喧嘩覚悟で、速攻否定。
大丈夫じゃないよ、運転してる人達は死んじゃうよ、危ないよ。
だからちゃんと修理しようよ、安心乗れるようになるからと説得して、ようやくGOサインを頂きました。

ちなみに、この辺の修理にはミニバイクでも大きいバイクでも同じようにお金が掛かるのです。
軸受け部分の部品代としては、5千円〜1万円弱ってのが相場ですねぇ。
(作業工賃に関しては、バイクによって差があるので一概に言えませんが1万円前後は掛かると思います)
なので、やっぱりおいそれと修理させていただけるワケじゃないのは仕方ないですねぇ。


軸受けの構造には、色んな種類があります。
最もオーソドックスなのは、ベアリングボールが個別のモノでして、タイトル写真の車種もこちらです。
ステアリングステムを組み付ける時に、ボールを並べてグリスでくっ付けておいて締め込まなければならないのでちょっと面倒です。
この構造をやたら嫌う方がいますけれど、そう何度も何度も作業するワケじゃないので我慢しなさいって言っときます。
勿論ですが、分解時からボールが散らばったりしないよう注意しなければならない煩わしさはありますけれど、メリットも多いんです。
ボールの数が沢山入りますので、耐荷重が高いですし、軸受けの剛性としても高いんですねぇ。

新しいバイクになると、ボールベアリングなんだけれどボールにリテーナー(支持器とか保持器)が付いてるのがあります。
ボールが連結されてますので、組み込みは簡単に済むのがメリットです。
その反面、リテーナーの分だけボールの数が少ないですし、軸受けとしての剛性も弱くなる傾向があります。
ミニバイクなんかに採用例が多いってのもその為ですねぇ。

また、究極の軸受けとしてテーパーローラーベアリング式のモノもあります。
ボールベアリングは「点接触」なんだけど、ローラーベアリングは「線接触」ですから耐荷重が格段に高いんです。
もっともフリクションもまた増えますし、組み付け時の予荷重の掛け具合とかでコツがあったりと、デメリットもまたあるんですが。
普通のボールベアリングの車種に、アフターでテーパーローラー式に変更するカスタムパーツも販売されていたりします。
これをどう採用するかってのは、カスタムのコンセプトに応じて考えなければなりません。
やたら何でも豪華にしたいって理由でも、一応理由にはなりますが。

ちなみに、どの車種だとは言えませんけれど,実は設計時にこのステム軸受け部分に弱点があって、テーパーローラー式へ変更した方が圧倒的に良いって場合もあったりするのです。
私の考えでは、剛性が必要な場合にだけテーパーローラー式を採用すべきで、それ以外は圧倒的にボールベアリングの方が良いと思います。
フリクションとか作動性が、やっぱり一番重要ですからねぇ。
(剛性不足だと荷重が加わった場合に動きが悪くなるので、全く別問題と考えます)

今回は、正統派のバラバラタマタマで交換するコトにしました。


まず第一に、不具合の確認ってコトで、分解しながら故障診断と確認を行います。
この軸受け部分にはグリスがしっかり付着してて汚いですから、それを洗浄してあげます。
「どうせ交換して捨ててしまう部品なのに」なんて思わず、ちゃんと不具合を確認した上で修理した効果も実感するのはとても重要なのです。

すると・・・やっぱり、ベアリングレース部分に虫食い状の腐食が見られました。
写真上段にて、右側に写ってるレース手前に荒れが認められますねぇ。

実はこのレースは、車体で言うと上側に付いていたモノなのです。
普通ならば車体の荷重を受ける下側の軸受けが悪くなるコトが多いんですけど。
でもこのバイクの場合、まず第一に走行距離が非常に少ない「上玉」でしたから、いわゆる消耗磨耗ではありません。
これは明らかに水分混入などに寄る、腐食です。
外装がキレイだった所からの想像なんだけど、多分洗車を念入りに行い過ぎて、それが仇になったのではないかと。
高圧洗車で噴射すると、思い掛けない部分にまで水が浸入しますからねぇ。
アレを使う場合には、絶対に軸受けやシール部分へ直接噴射を当てないってのを厳守しなければならないんです。
そうじゃないと、壊してしまいますからねぇ。


この時点で、やっぱり修理を決めて貰って良かったなと思いました。
修理屋としては、こんな状態になってるのを知らずに運転させるってのは許せませんからねぇ。
まぁ分解しなければ判りにくい部分ではありますが、プロならば分解しなくてもちゃんと判断して欲しいとは思います。


そして、後はポンポンっと交換するだけです〜〜〜〜〜@
簡単に書いてますけど、実際には何度もやってればそう難しくはありませんねぇ。
フロントセクションの殆どを取り外さなければならないので、手数としては多いのが面倒ですけど。

そう言えば、かもめさんカブもこの部分は真っ先に修理しましたねぇ。
カブにしても長い年数経ってたりすると、ここは悪くなるんです。
あの時も確か、安く上げようと部品選びで散々検討したように記憶しています。

でも軸受けってのは精度と材質が生命線ですから、やっぱり日本の一流メーカー品が良いですよん。


完成したら、取り回ししただけで以前とは雲泥の差が感じられます。
すごく軽くてスムーズに動くんです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

やっぱり、こうじゃなきゃね。


でも取り外した軸受け部品って、何かに役立たないかなといつも考えてしまいます。
上質な鋼ですから、捨てちゃうってのも何か勿体無いような気がするんですよねぇ。
実際には何にも使い道がないのですけど。

●2013年04月23日(火)

そう言えば、クルマネタをやるって言ってましたねぇ。
車検の準備も兼ねて、イロイロと手を入れようって計画です。

先回の整備は、ステアリングラックブーツの交換でした。
まぁ比較的スムーズに作業が出来ましたし、部品代もそれほど高くは無かったですねぇ。
まぁメンテナンス後に何か変化があったかと言われると、実感出来ないんで残念ではありますが。
でも見た感じでも新しくなって、気分が宜しいですね。

んで、その時一緒に部品を注文しておいたのが、ドライブシャフトブーツ。
アクティのリヤ側足回りの構造は、まるでFF車のフロントをそっくり持って来たようになっています。
なので、FF車名物の「ドライブシャフトブーツ」があるんですねぇ。
この部分は、ゴム製品ゆえ経年劣化が進みやすくて、古くなると交換が必要になるのです。
まぁFF車みたいに大きく動くワケじゃないので、結構長持ちはするようですが。

そして去年(2012年3月)に、右インナー側のブーツを交換しました。
破れてしまったワケじゃないんですけど、シャフトとのシール性が低下したようでしてグリスが滲んでいたのです。
勿論、反対側も全く同じ状況で使っていたワケですから,同じような不具合が生じる可能性が高かったのですけど、とりあえずその時点では顕著な漏れがなかったので後回しにしました。


そして、一年後。

・・・と、ドラマなんかで良くある流れではありますけど、やっぱり反対側も漏れて来たんですねぇ。
改めて写真を見てみると、全く同様の状態になってますねぇ。
機械ってのは正直です。

そう言うワケなので、今回は左インナー側のドライブシャフトブーツ交換をするのです。
使用する部品は、先回と同じ「ミヤコ自動車」の製品で、分割式の補修部品です。
ドライブシャフトを取り外さなくても交換ができるので、ありがたいですねぇ。
以前交換したブーツは、一年経っても全く問題がありません。
なかなか優秀な製品のようですねぇ。
パッケージに「3年3万キロ保証」とか書いてある位ですから、たいしたものです。

ブーツは一つ\4,000-位です。
やっぱり分割式は便利な分、ちょっと高いですねぇ。
適用は以前調べた通りなので、安心して注文が出来ます。
ちなみに車種によっては左右で使ってるブーツが異なる場合もあるとのコトなので要注意ですねぇ。


早速、交換作業に入ります。
今回やっつける左側はマフラーなどの関連もあって、ちょっと作業がやりにくいですねぇ。
本来ならジャッキやリフトで車体を持ち上げて作業すべきなんでしょうけれど、我慢して地べたに寝そべった体制でヤリました。

とにかくデロデロになった古いグリースをお掃除するのが大変です。
写真を撮影しながらの作業ですから、これもまた苦労しますです。
その甲斐あって、とても絵になる写真がとれましたよん。


タイトル写真を見て下さい。
この、酷く汚れたデロデログリースはスゴイでしょ???
大声で「エーックソシストォ!」と叫んで十字を切りたくなりますねぇ。
ちなみにすごく臭いそうな色をしていますが、実際イメージするような腐臭はありませんのでご安心を。

ブーツ交換がメインのテーマなんだけど、作業のウェイトは殆どがクリーンナップです。
特に周囲に飛び散ったグリース汚れのお掃除が手間掛かりますねぇ。
キレイにしとかなければ、「油漏れ」と判断されて車検不合格になりますので。

とらかく作業スペースが狭いので苦労しました。
まぁちょっとバンド固定とかで斜めになっちゃったような気がしますけれど、無事出来上がりです。


実は、ドライブシャフトブーツ交換と一緒に、エンジンマウントも一つ交換をしたのです。
作業の順番から言うとこっちのが先ですけどねぇ。

HA3アクティのエンジンマウントは、左右と後ろの合計3箇所あります。
そして、点検した結果、左側マウントのラバーに損傷が見られました。
実はこの車種は、決まってこの左側マウントがイカれるんだそうな。

普通に考えれば、3箇所同時交換がベストです。
でも、エンジンマウントは1つ\5,000-ちょいと高いですし、とりあえず右側・後ろ側マウントには損傷が見られなかったので今回はパス。
あくまで悪くなっている左側マウントのみを交換いたします。

エンジンマウントの部品は、残念ながら安価な補修部品メーカー製品が見当たりませんでした。
なので、ホンダ部品共販に行って純正部品を買って来たのです。
比較的近所に部品販社があるので助かりますねぇ。
しかも、在庫があったのですぐに出てきました。
左側エンジンマウントの部品番号は、[50820-SJ6-030]です。


左側エンジンマウントは、外から見える場所に付いているので、脱着もそれほど大変ではなさそうです。
車体側に1本、エンジン側に2本の計3本のボルトで止まってるだけですからねぇ。
隙間からレンチを入れて作業すればokです。

ちなみに、エンジンマウントを取り外せば当然エンジンが下がりますんで、予めジャッキで支えておかなければなりません。

交換は文字通り、取り外して新しいのを取り付けるだけです。
ボルトにはネジロック剤の痕跡がありましたので、取り付ける時にもちゃんとネジロック剤を塗布して締めます。


で、Egマウントもブーツも交換が出来ました。
目出度く作業完了・・・・・のばすだったんですが、ここでまた新たな問題発見。

ふと気になって、ドライブシャフトブーツのアウター側、つまりホイール側をじっくり見てみたのです。
この時の体制は地べたに寝そべってクルマの下に潜ってるんで、目の前にブーツがありますから良く見えます。
すると・・・・付け根が破れちゃってますねぇ。
指でちょっとズラして見なければ判りませんので、以前オイル交換の時のチェックは甘かったようですな。

やっぱり、アウター側がイカれるってコトは、ほぼ同じ状況で使ってるインナー側も悪くなってて当然なんでしょう。
しかも23年も経ってるんですからねぇ。
ちなみに、ドライブシャフトブーツってのは通常はアウター側が悪くなる事が多いそうな。
理由は判りませんけれど、多分FF車だとステアリング機構があってより大きくヒネられるからじゃないかとか言われてますねぇ。

んで、ブーツが損傷してんなら交換しなければなりません。
チェックすると、左右両方共ダメですねぇ。
1つ\4,000-位しますので、要するに\8,000-ほどの追加出費が決定です。


さらに追い討ちをかけるように、不具合箇所がまた見つかりました。
これまた去年の5月頃に「プラグホール内へオイル漏れ」の修理をしましたねぇ。
ヘッドカバーパッキンのセット交換をしたのです。

その後、一年経過してどうだろうか?と思い、点検してみました。
すると・・・3本あるプラグのうち、#3だけがやはりオイル漏れしていますねぇ。
ちなみに#1,#2は大丈夫でした。

実は、HA3のE07Aエンジンのプラグホール部分は、ちょっと変わった構造になってます。
シリンダーヘッドにプラグのネジ穴があるんだけど、ヘッドカバーとの間に一つ、部品が挟まっているんです。
カムチャフトホルダー&ロッカーアームホルダと一体になってて、どうやらそのカムホルダとヘッド間のOリングがダメになってるようですねぇ。
ヘッドガバーパッキンセットに入ってるプラグホールのシールはあくまで、カバーとホルダー間の密閉をしているのです。
つまり、3段重ねになってるのですが・・・ホンダらしい造りと言えば、そうなんでしょうねぇ。

これもエンジン不調の原因になるので、ちゃんと修理しなければなりません。
念の為に、先回交換したヘッドカバーパッキンセットもまた交換した方が良さそうですな。
「KPガスケット」製のキットで、\1,700-位でしたねぇ。

ちなみに問題のOリングに関しても、補修部品メーカー製のがあります。
10個入りで\1,200-ほどですが、これはどうしようか迷いますねぇ。
必要数は3個なのでホンダ純正部品で買って来ても、多分同じくらいの金額でしょう。

まぁ調達ルートの点で、全部一緒に購入した方が簡単なので今回は10個入り社外品にしましょう。


ようするに、追加出費として1.1万円ほど必要になっちゃったってコトですねぇ。
やっぱり、古いマシンはお金が掛かります〜〜〜@

それと、フロントダンパーの交換もしなきゃ。
こっちは中古品をすでに調達済みです〜〜〜〜@


ちなみに、今回の修理後のインプレ。
ドライブシャフトブーツ交換の効果は、正直言うと全く判りませんねぇ。
体感が出来るような内容ではないんでしょうな。
でも、直ってるって安心感があるので気分が良いです。

エンジンマウント交換の効果は、これは確かに感じられました。
今まではエンジンがゆさゆさと揺れていたんだなーってのが、ピタッと落ち着いています。
クルマの挙動がちょっとだけど安定したのと、振動が少なくなりましたねぇ。
まぁあと2つエンジンマウントがありますので、そちらの交換はどうするのかって課題はありますが。



●2013年04月22日(月)

(写真のみです。4月23日の記事をご覧下さい)

●2013年04月20日(土)

思い返してみると、やっぱり先日のバイクネタ記事は酷かったですねぇ。
やっつけっぷりとか、投げっ放しのオチとか、全然ダメでした。

なので、ちょいと気を取り直してマジメな「バイクネタ」です〜〜〜〜〜〜〜〜@

今回のお題は、TT250R改のFブレーキパッド交換。


実は、結構前になるんだけど、TT-Rのフロント周りは総合的に手を入れたコトがあるのです。
ハブベアリングとか、フォークやキャリパーシールとかアレコレ交換しましたねぇ。
そしてフォークブーツ代わりの、靴下みたいなカバーを採用したのでした。

しかし、その時にちょっと予定外のメンテナンス部分が発生したのです。
実は残量が充分だと思い込んでいたブレーキパッドがかなり消耗していまして、すぐに交換しなければならない事態であることが判明。
ちなみにその時点でリヤ側に付いては、やはりパッドが結構減ってたんだけれど、まだまだ大丈夫レベルでしたねぇ。
どうしてもオンロード仕様で使ってると、ブレーキ廻りに大きく負担が加わってしまいます。
ブレーキ関連はオフロード車のままですからねぇ。
一度ビッグローター&4ポッドキャリパー化を試みましたけれど、なかなか難しくて断念しました。
基本的にフォークスパン(フォーク間の間隔)が狭いので、ブレーキシステムのゴツいのを入れるのが困難なのです。
それでもオンロード仕様では、高い速度から一気にブレーキングする使い方をしますので、何とかブレーキ性能は高めたいと考えていました。

なので、将来のビッグローター化も睨みつつも、とりあえず現状でメンテナンスを完了させなければならないと言うジレンマに陥ってしまいました。
そして、その答えとしては「とりあえず」ブレーキパッドは安価で普通レベルで使える、補修用銘柄で交換しておこうという事になったのです。
私の所では、補修用銘柄パッドのお奨め品は「YAMASHIDA(ヤマシダ)」と言う台湾のメーカーの製品です。
まぁいたって普通に使えて、品質も悪くなく、しかもとても安く早く入手できる良いパッドです。
原付きスクーターの補修用にはよく使いましたねぇ。


で、そのまま現在に至ります。
途中、ブレーキマスターシリンダーのOHをしたり、ステンメッシュホース化したりはありましたけれど、パッドはYAMASHIDAのまま。
ごく普通の性能なのですけど、やっぱりハードに使おうと思うと不満は残りますねぇ。
もちょっとオンロードバイクっぽく、バシッ!!とブレーキが効いてくれたらなぁと思っていました。

しかし、ブレーキパッド残量は余裕でして、このパッドを買い換えて廃棄してしまうのは勿体無いですねぇ。
充分以上に使えるんですから。
酷使してましたけど、なかなか減らないんです。
本当ならば、寿命が長いので喜ばしいはずなんだけど、心のどこかで「早く減ってくれれば、買い換えられるのに」と思ってる部分がありました。


だが、ここで事情が変わったのです。
実は行き着けのショップに、TT-R(Raidですが)の中古車が入ったのですけれど、ブレーキパッド残量が心許ないんですねぇ。
しかもベースプレートがかなり錆びてまして、要メンテナンスなのです。
どうせパッドを交換するのならば、いっそのこと私のTT-Rのパッドを使っていただこう、そうすれば無駄にならず有効活用が出来る。
中古部品として値段を付けるワケには行かないんだけど、折角の良いパッドが活用できるんなら、私のバイクの方にも贅沢しても良いのではないかと考えました。

そして、ようやく、私のコダワリ銘柄のブレーキパッドに買い替えをする運びとなったのです〜〜〜@


実は、私にはコダワリ銘柄ってのがいくつかあるのです。
それがプラグだったり、チェーンだったり、タイヤだったり。
意外とオイルに関してはそれほど煩くは無かったりするんですけどねぇ。
ブレーキパッド関連では、もちろん「コレじゃなきゃ」って銘柄がちゃんとあるのですv

そのブランドとは・・・・・「FERODO(フェロード)」。

これはドカティ・モンスターの時からなんだけど、とてもブレーキ特性が好みなんですねぇ。
最初に「クッ!」と喰い付き、「シュ〜〜〜〜ン!」と握り込みに応じて制動力が高まってって、奥で効く感じ。
ようするに、コントロール性が良いのです。
そして大きな制動力が欲しい場合には、より強くブレーキレバーを握れば答えてくれます。


ちなみに、ブレーキパッドの評価ってのは、ちょっと難しいんですねぇ。
絶対的な制動力を数値化できれば、単純比較で評価可能なんだけどそういうワケには行きません。
一言で「ブレーキの効き具合」と言っても、人によってフィーリングには好みがあるのです。
一番判り易い「良く利くブレーキ」ってのは、初期制動から強力に「カチッ!」と利いてくれるタイプです。
これはカワサキ車なんかに良く見られるフィールでして、シンタードメタルパッド特有の感覚ですねぇ。

この初期制動力が高いブレーキフィールを「理想」とすると、より強力なブレーキシステムに交換するとかのカスタムプランになり易いです。
よくある、昔のバイクに4ポッドないし6ポッドの馬鹿でかいキャリパーを取り付け、ラジアルポンプのでっかいマスターシリンダーを装備するみたいな。
確かに、絶対的にスピード域が高い所での走行だと、こういう豪華絢爛な「でかいブレーキシステム」は有効です。
しかし、速度域が低い所では却ってネガティブな面が出てしまったりするんですねぇ。
加減が難しいとかです。

つまり、ブレーキを良くするってのは、フィールを上質にする事が肝心なんですねぇ。
制動力を高くしながらも、微妙な加減ができる使い易いブレーキこそが、高級で良いブレーキなのです。
こうなると感覚的な問題も多く含んで来ますので、一概にどうすれば良いとは言えないんですねぇ。


しかし、私の愛して止まないフェロードのパッドには、「値段が高い」という大きなデメリットがあります。
タイトル写真にも書いてある通り、キャリパー1つ分で\6,300-もしますからねぇ。
ちなみにYAMASHIDAパッドだと3セット買ってお釣りが出るのです。

そういうワケでして、妥協プランとしてのセカンド銘柄も用意してあります。
それはデイトナのブレーキパッドですねぇ。
普通の補修用の「ハイパーパッド(黒)」もYAMASHIDA同様に良いパッドですが、私のお奨めは「ゴールデン」「赤パッド」のちょっと高い方です。
特に赤パッドは根強い人気があるんですねぇ。
昔は走り屋さん御用達銘柄と言われてて、すごく減りが早いとかローターへの攻撃性が高いとか言われてましたけれど、度重なる改良を経てそういうデメリットはほとんど無くなったのです。
赤パッドは初期制動力が高くて、判りやすく利く特性が人気なんですねぇ。
それに対して、ゴールデンパッドは私もTT-Rのリヤに使ってますけれど、欧州銘柄っぽく「奥で利く」フィールになっています。
これは人によって好みが分かれますから、各自で選べば良いでしょうな。

ちなみに、ドラムブレーキ用のブレーキシューとなるとデイトナ製は「ぶいぶい推奨No.1ブランド」となるのです。
かもめさんカブにもちゃんと、前後に入れてあるんですよん。
(配達用バイクなんだけど、実はとても実用性能重視の贅沢なマシンだったりするのです)
基本的に、デイトナ製のブレーキ関連パーツってのは、レベルが高いんですねぇ。


ブレーキパッドの交換は、とても簡単です。
もっとも、これは過去にちゃんとメンテナンスをやってて、完全にクリーニングとかしてあったからなんですけど。
普通の場合だと、ブレーキのカスなんかでぐっちゃぐちゃになってるんです。
(以前の「全日本☆汚いブレーキ大賞」とかで書いた通りなのです)

ここがミソでして、実はパッド交換の工賃計算では、あくまで元々キレイな状態のキャリパーが前提だったりするんです。
なので、本来ならば「大掃除」の分を作業加算をして計算しなければならないんですよねぇ。
今回はメーカー指定工数通りの手間で交換作業をするコトができました。


でも、これで完了というワケには行きません。
実はフェロードのパッドは、「焼き入れ」が必要なのです。

パッドの焼き入れってのは、ブレーキを軽く作動させてパッド温度を充分に上昇させた後自然冷却して行います。
勿論ですがローターと馴染ませなければ、ブレーキ性能を充分に発揮させられません。
交通の安全に充分注意しながら、じわりじわりと走行中にブレーキ温度を上げて行くんです。
(いきなり急激なブレーキを使ってはダメなのです)

この仕上げが上手く行くと、素晴らしい「フェロード・フィーリング」を得られます。
握り込みに応じて制動力が高まる、握り込めば止め処もなく利く、そういうフィールですねぇ。


で、交換した結果。
これは、やって良かったなーと思いました。
今までよりも格段に「制動力」が向上して、しかもブレーキコントロールが自由自在です。
必要な時に必要なだけブレーキが使えるってのは、とても気持ちが良いですねぇ。
そのおかげで、むしろ加速の方も遠慮せずガンガン行ける様になりましたから、とても楽しいのです。

ようやく、オンロード仕様らしいブレーキになりました。


ちなみにYAMASHIDAパッドを使ったTT-Raidの方も、バッチリとブレーキメンテナンスが出来ました。
ごく普通レベルの仕上がりですが、この普通ってのがまた重要なのです。
勿論、こっちの方にもフェロードパッドを入れるのは良い事でしょうけれど、でもタイヤがオフロードでは絶対的な制動力は期待できないかも知れませんねぇ。
食べ物と同様で、「普通に美味しい」か「グルメの人も唸るご馳走」かの問題です。
お金が掛けられるんならば、オフロード仕様のままでもやっぱりフェロードのパッドは使いたいですな。
でも決して無理してまで入れなければならないってモノでもないんです。

現在のTT-R改ブレーキパッドは、[前]フェロード/[後]デイトナ金、の組み合わせです。
これはかなり良いですv


※褒めちぎってるフェロード・シンタードパッドですが、ちょっと弱点もあるのです。
 それは、ブレーキ鳴きが発生しやすい様子なんですねぇ。
 文字通りの「泣き所」です。
 これはローターとのアタリ具合を手直しするとか、パッドグリスを薄く塗るなどイロイロ工夫すれば改善できるかと思います。

●2013年04月18日(木)

ようやくバイクネタです。

近頃は海外製の補修部品が出回ってて、修理の際にはとても役に立ちます。
とても安い為に寸法精度や仕上がりがイマイチだったりする事もあるのですが。

今回は、ヘッドライトリムです〜〜〜〜〜〜@

この部分は、ヘッドライトの文字通りフチどりですので、とてもキズが付き易いのです。
コケたりすると真っ先にダメージを食らう部分でもありますからねぇ。
人間は本能的に丸いものが好きらしいのですが、こういう丸いパーツが損傷しているとすごく目立ちます。
なので、もし不具合があれば是非とも交換したいパーツですねぇ。


で、買って来てイロイロと見ていますが・・・・・このパーツで何かコラム記事を書こうと思っても、ちょっと無理ですねぇ。

ようするに、「リムはムリ」



・・・・・・。

●2013年04月15日(月)

クツを買い替えしました〜〜〜〜〜〜〜〜@

タイヤと同様に、動き回ればそれだけ消耗するのです。
しかも重たいのがチョロチョロするので、余計に負担が掛かるんですねぇ。

体重が増えると困ることが沢山ありますが、その中に「足腰への負担増加」ってのがあります。
特にヒザとか足首にキますからねぇ。
そのおかげでどうしても動くのが億劫となってしまい、余計に運動不足となり、体重が増える方向へと悪循環になります。
まぁ、身軽さがなくなってきたら要注意ってコトで。


クツは良く選ばなければなりません。
良いクツは断然、足の疲れが違うんです。
軽くて形状が工夫されてる製品を探すのですが、そうするとどうしてもお値段が高くなってしまいます。

私は以前から、リーボックのクツが好みなのです。
この間まで掃いていたのは違うメーカーのなんだけど、やっぱりリーボックのクツが良いですねぇ。
しかしリーボックはどこの靴屋さんでもなかなか扱っておらず入手に苦労してました。
最近では取り扱う問屋さんの事情が変わったのか、アチコチでも見かけるようになりましたが。

しかし。
リーボックは最近、ちょっと変り種のシリーズに力を入れてんです。
靴底がギザギザになってるヤツとか、球状の靴底のモノで履くだけでストレッチ効果があるヤツだとか。
私は、そういうのを求めてはいません。
普段履きにする、実用性の高いクツが欲しいのです。

靴屋さんに並んでいるのもそういう変り種シリーズばかり。
普通の、マトモなクツはないのかと聞くと、あんまり種類は置いていないとのコト。
お取り寄せならば出来ます、みたいに言われてしまいました。
マァリーボックのクツは結構高いのが多いし、それほど人気が高いワケでもありませんからねぇ。
ナイキとかニューパランスの方が多分メジャーなんでしょうな。

なので、ネット通販でイクコトにしたのですv


ネット通販と言えば、Amazonでしょう。
アフィリエイトはやっていないのでリンクは貼りませんけど、とにかく最大手ですからねぇ。

そう言えば、amazonでも楽天でもモノタロウでも、サイトを見に行くとその記録からやたらとアフィリエイトの所に見た履歴の商品が出て来てウザいですねぇ。
商売熱心なのは判りますけれど、もっと何とかやりようがあるのではと思います。
あんまり熱心にセールスして「ウザい、しつこい」と思われるようでは返って逆効果じゃないのかと。
特に楽天は、そういうデリカシーとかモラルが欠如しているように思われますねぇ。
一旦お取り引きをすると、勝手にメールアドレスを取得して宣伝(迷惑)メールをどんどん送りつけて来る。
それもこちらが忘れた頃を見計らって送ってくるので悪質です。
楽天ショッピングに出店しているショップにはいくつも良い商品を良心的な価格で提供している所もあるんだが、気分的にはなるべく楽天に関係している店からは買いたくありませんな。
買ってしまったがために、後々付き纏われるのは勘弁ですから。

でもアマゾンだって、似たようなモノですが。
とにかく一度でも閲覧した商品を強くプッシュしてくるのには参ります。
メールをどんどん寄こすんだが、今回みたいにクツをいくつか見た上で1つに決めた場合、もう他のクツは不要なのです。
それを他のクツのコトをメールで進められても困りますねぇ。
どうせならば、クツとコーディネートされた他の商品でも薦めたらどうなんだと言いたくなります。

その点は、モノタロウとかヤフーショッピングはちゃっかりしてますねぇ。
こいつらとは係わり合いになると、金がいくらあっても足りなくなるので恐怖です。


でもamazonの場合、とにかく対応が確実で早いですから、欲しい物を買う場合に重宝します。
しかも運送料とかも合わせて「安い」ですからねぇ。
そう言えば以前もリーボックのスニーカーをamazonで買ったっけな。


ちなみに、リーボックのクツを買う場合にひとつ気を付けなければならない点があるのです。
それは、クツの形状により表記サイズと実際の履いた時のサイズが大きく違うんです。

足型が違うのか、とにかく幅がキツイんですよねぇ。
なので「2つ」ほど大きいサイズで選ばなければ入りません。
例えば適性サイズが27.5cmならば、リーボックでは28.5〜29.0cmなんてでかいサイズじゃなければ履けないのです。
本皮スニーカーなら履いていれば多少伸びますけれど、それでも最初は大変ですからねぇ。
実は以前買った時に、この失敗をしました。
amazonはサイズが合わない場合には返品交換対応をしてくれるんだけど、申し出るのも面倒なので無理矢理合わせましたけどね。
なので、今回は大胆にも「29.0cm」と言うビッグサイズで探したのです。

しかし、なかなかこんなでかいサイズだと選べないですねぇ。
しかもお値段の安いのじゃなければダメですから。
暇な時にネットでポチポチ見てて、やっと2つほどに候補を絞りました。
そして、結果的にはかなり無難なモノに決まりましたv


ロイヤル・フラッグというシリーズの、ランニングシューズです。
靴底は平べったくて、バレーシューズみたいですねぇ。
でも、恐ろしく軽くて履きやすいんです。

さすがに29.0cmってのはちょっと大きいですが、それでも歩いた時に中で足がズレたりはしません。
もしかしたら28.5cmでも良かったのかも知れませんねぇ。
次に買う時には、そのサイズにしようと思います。

ちなみに、このクツのお値段は約4千円です。
丁度キャンペーン期間で割引きだったので、運送コスト分が助かりました。
サイズ合わせのリスクはありますけど、ネット通販でも買い物ってのも結構イイですねぇ。
しかも、クツ紐がちゃんとセットされた状態で来ましたので面倒がなくて良いです。

でもamazonの梱包って変ですねぇ。
リーボックのクツ箱を、ボール紙の台紙へビニールにて圧着パッキングしてあり、それが二周り大きなamazon段ボール箱に入れてあるのです。
まぁ、運送中の事故防止の為の梱包なんだろうけど、でも見ると笑っちゃいますねぇ。
以前、本を一冊買った時にも同様の包装がされてて笑っちゃったコトがありました。
たしかこれもコラムネタにしたような。



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