●2013年04月23日(火)
そう言えば、クルマネタをやるって言ってましたねぇ。 車検の準備も兼ねて、イロイロと手を入れようって計画です。 先回の整備は、ステアリングラックブーツの交換でした。 まぁ比較的スムーズに作業が出来ましたし、部品代もそれほど高くは無かったですねぇ。 まぁメンテナンス後に何か変化があったかと言われると、実感出来ないんで残念ではありますが。 でも見た感じでも新しくなって、気分が宜しいですね。 んで、その時一緒に部品を注文しておいたのが、ドライブシャフトブーツ。 アクティのリヤ側足回りの構造は、まるでFF車のフロントをそっくり持って来たようになっています。 なので、FF車名物の「ドライブシャフトブーツ」があるんですねぇ。 この部分は、ゴム製品ゆえ経年劣化が進みやすくて、古くなると交換が必要になるのです。 まぁFF車みたいに大きく動くワケじゃないので、結構長持ちはするようですが。 そして去年(2012年3月)に、右インナー側のブーツを交換しました。 破れてしまったワケじゃないんですけど、シャフトとのシール性が低下したようでしてグリスが滲んでいたのです。 勿論、反対側も全く同じ状況で使っていたワケですから,同じような不具合が生じる可能性が高かったのですけど、とりあえずその時点では顕著な漏れがなかったので後回しにしました。
そして、一年後。 ・・・と、ドラマなんかで良くある流れではありますけど、やっぱり反対側も漏れて来たんですねぇ。 改めて写真を見てみると、全く同様の状態になってますねぇ。 機械ってのは正直です。 そう言うワケなので、今回は左インナー側のドライブシャフトブーツ交換をするのです。 使用する部品は、先回と同じ「ミヤコ自動車」の製品で、分割式の補修部品です。 ドライブシャフトを取り外さなくても交換ができるので、ありがたいですねぇ。 以前交換したブーツは、一年経っても全く問題がありません。 なかなか優秀な製品のようですねぇ。 パッケージに「3年3万キロ保証」とか書いてある位ですから、たいしたものです。 ブーツは一つ\4,000-位です。 やっぱり分割式は便利な分、ちょっと高いですねぇ。 適用は以前調べた通りなので、安心して注文が出来ます。 ちなみに車種によっては左右で使ってるブーツが異なる場合もあるとのコトなので要注意ですねぇ。
早速、交換作業に入ります。 今回やっつける左側はマフラーなどの関連もあって、ちょっと作業がやりにくいですねぇ。 本来ならジャッキやリフトで車体を持ち上げて作業すべきなんでしょうけれど、我慢して地べたに寝そべった体制でヤリました。 とにかくデロデロになった古いグリースをお掃除するのが大変です。 写真を撮影しながらの作業ですから、これもまた苦労しますです。 その甲斐あって、とても絵になる写真がとれましたよん。
タイトル写真を見て下さい。 この、酷く汚れたデロデログリースはスゴイでしょ??? 大声で「エーックソシストォ!」と叫んで十字を切りたくなりますねぇ。 ちなみにすごく臭いそうな色をしていますが、実際イメージするような腐臭はありませんのでご安心を。 ブーツ交換がメインのテーマなんだけど、作業のウェイトは殆どがクリーンナップです。 特に周囲に飛び散ったグリース汚れのお掃除が手間掛かりますねぇ。 キレイにしとかなければ、「油漏れ」と判断されて車検不合格になりますので。 とらかく作業スペースが狭いので苦労しました。 まぁちょっとバンド固定とかで斜めになっちゃったような気がしますけれど、無事出来上がりです。
実は、ドライブシャフトブーツ交換と一緒に、エンジンマウントも一つ交換をしたのです。 作業の順番から言うとこっちのが先ですけどねぇ。 HA3アクティのエンジンマウントは、左右と後ろの合計3箇所あります。 そして、点検した結果、左側マウントのラバーに損傷が見られました。 実はこの車種は、決まってこの左側マウントがイカれるんだそうな。 普通に考えれば、3箇所同時交換がベストです。 でも、エンジンマウントは1つ\5,000-ちょいと高いですし、とりあえず右側・後ろ側マウントには損傷が見られなかったので今回はパス。 あくまで悪くなっている左側マウントのみを交換いたします。 エンジンマウントの部品は、残念ながら安価な補修部品メーカー製品が見当たりませんでした。 なので、ホンダ部品共販に行って純正部品を買って来たのです。 比較的近所に部品販社があるので助かりますねぇ。 しかも、在庫があったのですぐに出てきました。 左側エンジンマウントの部品番号は、[50820-SJ6-030]です。
左側エンジンマウントは、外から見える場所に付いているので、脱着もそれほど大変ではなさそうです。 車体側に1本、エンジン側に2本の計3本のボルトで止まってるだけですからねぇ。 隙間からレンチを入れて作業すればokです。 ちなみに、エンジンマウントを取り外せば当然エンジンが下がりますんで、予めジャッキで支えておかなければなりません。 交換は文字通り、取り外して新しいのを取り付けるだけです。 ボルトにはネジロック剤の痕跡がありましたので、取り付ける時にもちゃんとネジロック剤を塗布して締めます。
で、Egマウントもブーツも交換が出来ました。 目出度く作業完了・・・・・のばすだったんですが、ここでまた新たな問題発見。 ふと気になって、ドライブシャフトブーツのアウター側、つまりホイール側をじっくり見てみたのです。 この時の体制は地べたに寝そべってクルマの下に潜ってるんで、目の前にブーツがありますから良く見えます。 すると・・・・付け根が破れちゃってますねぇ。 指でちょっとズラして見なければ判りませんので、以前オイル交換の時のチェックは甘かったようですな。 やっぱり、アウター側がイカれるってコトは、ほぼ同じ状況で使ってるインナー側も悪くなってて当然なんでしょう。 しかも23年も経ってるんですからねぇ。 ちなみに、ドライブシャフトブーツってのは通常はアウター側が悪くなる事が多いそうな。 理由は判りませんけれど、多分FF車だとステアリング機構があってより大きくヒネられるからじゃないかとか言われてますねぇ。 んで、ブーツが損傷してんなら交換しなければなりません。 チェックすると、左右両方共ダメですねぇ。 1つ\4,000-位しますので、要するに\8,000-ほどの追加出費が決定です。
さらに追い討ちをかけるように、不具合箇所がまた見つかりました。 これまた去年の5月頃に「プラグホール内へオイル漏れ」の修理をしましたねぇ。 ヘッドカバーパッキンのセット交換をしたのです。 その後、一年経過してどうだろうか?と思い、点検してみました。 すると・・・3本あるプラグのうち、#3だけがやはりオイル漏れしていますねぇ。 ちなみに#1,#2は大丈夫でした。 実は、HA3のE07Aエンジンのプラグホール部分は、ちょっと変わった構造になってます。 シリンダーヘッドにプラグのネジ穴があるんだけど、ヘッドカバーとの間に一つ、部品が挟まっているんです。 カムチャフトホルダー&ロッカーアームホルダと一体になってて、どうやらそのカムホルダとヘッド間のOリングがダメになってるようですねぇ。 ヘッドガバーパッキンセットに入ってるプラグホールのシールはあくまで、カバーとホルダー間の密閉をしているのです。 つまり、3段重ねになってるのですが・・・ホンダらしい造りと言えば、そうなんでしょうねぇ。 これもエンジン不調の原因になるので、ちゃんと修理しなければなりません。 念の為に、先回交換したヘッドカバーパッキンセットもまた交換した方が良さそうですな。 「KPガスケット」製のキットで、\1,700-位でしたねぇ。 ちなみに問題のOリングに関しても、補修部品メーカー製のがあります。 10個入りで\1,200-ほどですが、これはどうしようか迷いますねぇ。 必要数は3個なのでホンダ純正部品で買って来ても、多分同じくらいの金額でしょう。 まぁ調達ルートの点で、全部一緒に購入した方が簡単なので今回は10個入り社外品にしましょう。
ようするに、追加出費として1.1万円ほど必要になっちゃったってコトですねぇ。 やっぱり、古いマシンはお金が掛かります〜〜〜@ それと、フロントダンパーの交換もしなきゃ。 こっちは中古品をすでに調達済みです〜〜〜〜@
ちなみに、今回の修理後のインプレ。 ドライブシャフトブーツ交換の効果は、正直言うと全く判りませんねぇ。 体感が出来るような内容ではないんでしょうな。 でも、直ってるって安心感があるので気分が良いです。 エンジンマウント交換の効果は、これは確かに感じられました。 今まではエンジンがゆさゆさと揺れていたんだなーってのが、ピタッと落ち着いています。 クルマの挙動がちょっとだけど安定したのと、振動が少なくなりましたねぇ。 まぁあと2つエンジンマウントがありますので、そちらの交換はどうするのかって課題はありますが。
|