2013年03月のコラム
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●2013年03月25日(月)

作業報告も兼ねまして、バイクネタです〜〜〜〜〜@

今回もブレーキのメンテナンスを行っております。
125ccスクーターなんだけれどかなり使い込まれてお疲れ気味なのですが、オーナーさんはまだまだ乗る気マンマン。
やっぱり、このクラスのスクーターってのは足として使うのにとっても都合が良いですからねぇ。


しかし、現状を確認すると、これまた汚いブレーキですねぇ。
もしも「全日本・汚いブレーキ大賞」なんて言うイベントがあったならば、多分確実に上位を狙えるでしょう。
しかしブレーキパッドは比較的新しい時期に交換されている様子があります。
銘柄がベスラ製でしたし、またパッド残量がかなりありましたからねぇ。

実はこの車種のブレーキは、古くなってくると引きずりを起こしやすいのです。
どうやらキャリパーピストンが「でかい」「重い」と引きずりやすいみたいですねぇ。
ブレーキキャリパーってのはシール部分が命なんだけど、シールや軸受けってのは大きければ大きいほど動きが悪くなりやすいんです。
構造としては単純なシングルポッドなんだけれど、ダイヤフラム状のごっついダストシールが付いてるのが特徴です。
このダストシールはなかなか優秀で、パッドカスを内部に寄せ付けないんですが、組み込みはちょっと難儀します。


また、マスターシリンダー部分も同時にOHいたしました。
こちらもご多分に漏れず、汚いですねぇ。
実はこれらの汚いブレーキの写真は、少し掃除してから撮影したのです。
最初の状態だと『放送コードに引っ掛かる』程の汚さで、お食事中の方なんかに迷惑が掛かりますので掲載できませんv
勿論ですが、写真を撮ってからしっかりメンテナンスを行って、組み付けているのです。


使い込まれバイクなので、あちこちに難があります。
ブレーキレバーは転んだのか、少し下方へ曲がっていますねぇ。
実はこういう操作系ってのはちょっとの変形や曲がりがとても使いにくくなるんです。
黒く塗装されていたレバーでしたが、トーチを駆使して修正をしておきました。

また、ヘッドライトのハイビームが点灯しない、電球を交換しても改善しないと言う症状も伺っていましたので修理しました。
こう言う症状の場合、良くあるのがヘッドライトのソケット接点が焼損しているんです。
しかし今回は違ってて、ディマー(Hi/Lo切り替え)スイッチの接点不良でした。

こちらもびっくり。
ホコリとクモの巣で埋まってましたからねぇ。
「ハイビームが点灯しない」と言うよりも、むしろ「ロービームが点灯してた」コトに驚きを感じます。
マスターシリンダーOHの為にメーターカウルを取り外したついでの作業でしたけれど、結局大掃除大会になってしまいました。
スイッチ接点部分はオイルストーンで面研して修正しなければなりませんでした。
各コネクターも、出来る範囲ですが清掃を行いました。
汚れていると接触不良の原因になりますからねぇ。


しかし、ブレーキをOHしたバイクってのは、とても乗ってて楽しいですねぇ。
特に最初の状態が悪ければ悪いほど、OH後はそのフィールの差に愕然としますんで。

『やって良かった、ブレーキのメンテ』ですよんv

●2013年03月22日(金)

本日は、スクーターネタです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

ひょんなコトから私の手元へ原付きスクーターがやって来ました。
その名もホンダ・AF24ジョルノ。

いつもPCなどでこの名前を打つと何故か「ジョるノ」と変換されてしまいます。
これはこれで、微妙な言葉の響きが何となくイイ感じではありますが。
ちなみに我が家での通称は、あの「丸っこいの」。


AF24ジョるノは、タクトをベースとしてベスパを髣髴とさせるレトロ調デザインで登場したモデルです。
当初はショーモデルと言う事だったんだけど反響の大きさから発売へと漕ぎ着けたようですねぇ。
実は、現在でこそ主流となったこの「レトロデザイン調スクーター」ですが、その当時では画期的な試みだったのです。

この手のスクーターで大ヒットを飛ばしたのは、ヤマハ・ビーノでしょう。
パフィーをCMキャラクターに起用し、さらにオリジナルTシャツのプレゼント等もあって大人気でした。
こっちの方は、初期型アプリオがベースモデルでしたが、デザイン優先設計ゆえ細かい部分に渡ってオリジナルになっています。

ジョるノもバカ売れしまして、ホンダはこのモデルをシリーズ化して展開しました。
デラックス版やスペシャル版などの高級モデルを出したり、モデルチェンジして4ストのエンジンを搭載したジョルノクレア。
ラビット系のデザイン路線を踏襲したジュリオの発売。
さらに悪ノリしたとしか思えませんが、スクーターのシャーシなのにスーパーカブのエンジンをくっつけたジョルカブなど様々です。
ちなみにAF70と言うモデルで、いまだにジョルノのシリーズは続いているのですよん。


しかし、個人的には「初期型が最もエライの法則」もありまして、私は最初のAF24ジョるノが最も好きなのです。
このバイクは真正面から見るとどことなく「スーパーカブ」にも見えるってので、やっぱりホンダなんだなと思えます。
ちょっと垢抜けない感じがありますが、メットインボックス容量なんかはタクトと何ら変わらない大きさですから使い勝手はそれほど悪くはありません。
強いて上げると、デザインの犠牲になった部分はフットボード(床面)部分の中央が盛り上がっててフラットではないコト。
実はこの「もっこり」部分にはバッテリーなどの電装部品が格納されているのです。
このおかげで、大物を運ぶのに有効な「足の間に載せる」テクニックが使いにくいです。
灯油の18リットルポリタンクなんかを運ぶのにはちょっと困りますねぇ。
それとリアキャリアが、荷物を積載する前提になっていないデザインなコトでしょうか。
一説によると、これはキャリアではなくてグラブバーなんだそうな。
まぁZXなんかの羽根付きスポーツモデルだって同様に荷物を載せる前提ではありませんから、ここはあんまり気にせずとも良いでしょうけど。
つまり、メットインボックスが唯一の荷物を積める部分となっているのです。


とにかく隅々まで手を入れて、商品化しなければなりません。
でもちょっと古いスクーターゆえに消耗品はかなり交換しなければなりませんねぇ。
つまり、お金が沢山掛かるってコトです。

でも、ベースモデルになった初期型タクト&縦Dioはかなり丈夫な造りになっていまして、そう簡単には壊れません。
これがその後デビューしたライブディオになると、ちょっと故障が多くてどうにもならないんですけど。
タクトシリーズのメカの弱点ってのは、ズバリ駆動系の弱さです。
ドライブベルト長の短さ、変速プーリーの小ささ等で走行距離のワリに消耗しているモノが多いんですねぇ。
なので、この部分もOHがてら取り替えなければならないのです。
ようするに、ちゃんとしようと思うとお金が掛かるんですな。

点検してみると、やっぱり駆動系はかなり減っているようでした。
ベルトはもちろんのコト、プーリーのフェイス面がトップ部分(外周)を中心に段付き磨耗してます。
これはベルト/ウェイトローラー/スライドピースの他に、プーリー自身も交換しなければなりませんねぇ。

実は、ホンダのスクーター変速システムの場合、プーリー部分はクランクシャフトに対して基本的にフリーになってます。
ドライブフェイス部分がスチール製で作られてて、こちらだけがクランクシャフトとスプライン結合されてんです。
プーリー側はあくまでドライブベルトを挟んで追従して回ってるだけなので、多分慣性によりベルトとの回転差が大きく出るんでしょう。
それもあって、クランクシャフト端のスプライン部分が弱いとも言われてます。
(ドライブフェースとの噛み合わせ部分がナメる事例が多くある)
ヤマハの場合だと、プーリー側ランププレートもスプラインが切ってあって、クランクシャフトとの勘合はフェイス/プーリーの両方でやってます。

私の想像では、この片持ち駆動ゆえにドライブベルトなどの磨耗が早いのではと考えます。
その代わり、変速動作の邪魔が少ないというメリットはあるんですけど。

どのみち磨り減ってる部分は交換すりゃokですよねぇ。


プーリーまで交換するとなると、当然「ハイスピードプーリー」を採用するチャンスでもあります。
大昔はアホみたいにボるパーツが多かったんだけど、現在では海外製品で安くて良い物がイロイロと出てます。
純正での補修部品価格とそれほど違いがなかったりするんですねぇ。

そして、以前からずーっと気になっていた「横綱部品」製の、その名も「横綱プーリー」を試してみることにしました。
ネットなどでの評判は概ね良かったのです。
もっとも、このインプレ・評判ってのはクセモノでして、評価する側のレベルがあまりにもマチマチなので参考にしづらい点もあるんです。
今回のようにスクーター駆動系となると、当然組み合わせやセッティングによりその性能が発揮されるかどうかが大きく変わります。
つまり、取り付ける人のレベルが低ければ、ポン付け前提で設計でもされていない限り良い結果は得られません。
それを製品自体の評価とするのは、ちょっと違いますよねぇ。
せいぜい「使うのに難しい部品だ」位しか言えないでしょう。

横綱プーリーは、プーリーの他にランププレート、スライドピース、ウエイトローラ、プーリーボス、そしてクラッチスプリングがセットになってます。
しかしこれらのパーツをどんなモデルのにも全て組み込めば良いのではありません。

今回のAF24ジョるノの場合は検証してみると、プーリーボスとクラッチスプリングは横綱パーツを使わないのです。
プーリーボスの長さはAF24には合いませんし、クラッチスプリングはAF24純正の方が高レートです。
こういうコトは何処にも説明はありません。と言うか説明書すらありませんからねぇ。
なので、使いこなすのには結構コツが必要なパーツだと言えます。

ちなみにAF24には点火系リミッターはありませんので、ハイスピードプーリー装着するとスピードが出るようになるのです。


横綱プーリーの造りとしてはかなり良いですねぇ。
加工精度の点、鋳肌なんかや材質の比重などを見て、思っていたよりも良いんです。
さすが台湾製品ならではって感じですねぇ。

同時に交換したベルトは、NTB製の補修用です。
強化ベルトは固かったり、寸法が微妙に違ったりするのであんまり使いたくありません。
二種スクーターなどでちよっとベルトに対する負担が大きいモデルの場合は別ですけど。
私がいつも常用してるKN企画の製品は、今回はお休みってコトで1つも採用しませんでした。

エアフィルターエレメントもご多分に漏れず「粉砕」されてましたので交換です。
こちらは安価な補修用パーツにて、コストを抑制してます。
写真にはバッテリーやボトムケースカバー(通称ジョル玉)もありますが、これらも全てサードパーティー製の補修用パーツです。
唯一のブランド品(?)が、プラグです。
NGKのBR6HSですよん。
これだけは、さすがに他のは使いたくないですからねぇ。


んで、あっちもこっちも手を入れていよいよ始動。
さすがに縦Dioエンジン、簡単に掛かってブーンと回ってます。
スロットルを煽ると「ビュイーン!ビュイーン!」と吹けますねぇ。

ちなみに、スペックですがAF24ジョるノは5.9psだそうです。
タクトベースなので、ちょっと非力ですねぇ。
燃費も重視した設定ですから、まぁこれはこれでヨシとします。
ノーマルでは、確か60km/h弱のトップスピードでしたねぇ。

で、実走行。
おやおやおや、意外と「速い」ですよん。
スルスル〜っと軽快にスピードが乗って行って、すぐに60km/h超へ到達します。
さらにじわじわと速度が上がっていってメーターを振り切る所まで針が行きますねぇ。
感じとしては、75km/h位のトップスピードでしょうか。
それよりも、加速の良さはとても走り易いです。
変速プーリーの守備範囲がちょうど良い感じなんですねぇ。

「横綱」の名前は伊達ではありませんでした。

運転のコツとしては、あんまり意地になってアクセルを開けるんじゃなく、ゆったりとした気持ちで「スルッ」と開けてるととても気持ちの良い加速をするのです。
競争しようと焦ると、思ったよりも走りませんから少しイラ付きますけど。
もっとも、スピードなんてのはバイクが勝手に出すモノではなくて、あくまで運転手の操作加減によりますからねぇ。
私の場合はどうしてもガバカバにスロットルを開けて良く走るとか遅いとか言いたがりますが。


横綱プーリーはちょっと使うのにコツは必要ですが、安いので今回のように補修交換がてら採用するのはとてもお奨めです。


※ちなみに、このジョるノは既に新オーナーさんが決まってます。

●2013年03月18日(月)

バッテリーのお話です〜〜〜〜〜〜〜〜@

バイクのバッテリーってのは、とても高価ですねぇ。
クルマのバッテリーに対して軽く2〜3倍ほどするのです。
しかも種類が沢山ありますので、自分のバイクに適合するモノを選ぶのも大変。

そして、バイクはいつも乗る人ばかりではありませんから、ずーっと乗らずに放って置いてバッテリーを上げてしまうトラブルは結構メジャーだったりします。
充電をしてみて復活すれば良いのですが、そうじゃない場合は買い替えしかないのです。


バッテリーに関する、良くある勘違い。
『セルでエンジン掛けないから、バッテリーが上がってても大丈夫』
こんなコト言ってる人がたまにいますねぇ。
確かに、バッテリーのパワーを最も使うのはセルモーターです。
バッテリーが弱くなってくるとセルモーターの回り具合が真っ先に悪くなりますからねぇ。

でも、バッテリーとはセルモーターを回す為だけに付いているワケではありません。
そもそもセルの付いていないバイクにだって、ちゃんとバッテリーは搭載されているんですからねぇ。
(勿論ですがバッテリーレス仕様の特殊なモデルもあるにはあるんだけど)

バッテリーの役割は、電圧の安定化です。
バイク電装系全体の電圧を安定させるんですねぇ。
つまり、バッテリーが弱くなってくると、バイクの電装系が不安定になってくるのです。
しかし、同様の働きをする「レギュレーター」と言う部品も付いています。
本来ならば、このレギュレータとバッテリーの二人三脚にて、電圧安定化をやってるんです。
バッテリーが弱くなればそれだけレギュレターに対する負担が大きくなっちゃうんですな。


バッテリーが上がっちゃったけれど高いので、ケチってそのまま使ってる人がいます。
しかし、そういう状況で使い続けていれば確実に電装系が不安定になり、大きく負担が掛かるのです。
電球が飛んだり、レギュレターやイグナイタ(点火装置)などの故障に結び付いてきます。

でも、ン万円もお金を掛けられない。
そういう場合には、支那製に代表される「激安バッテリー」をとりあえず使う作戦がありますねぇ。
勿論ですが、品質・信頼性の点で不安があります。
でも、付いてないよりかはマシってコトですよん。
ちなみに、激安バッテリーってのは全般的に、上がってしまった時の回復力が弱いです。
なので絶対に上げてしまわないよう細心の注意が必要です。
これが日本製一流ブランド品だと、上がっちまっても充電すると回復したりするんですけどねぇ。


で、激安バッテリーには実に色んな製品があるのです。
その中には、「マジですか?」みたいに特徴があるモノを見かけますねぇ。
例えば外観がオレンジ色とかで、オモチャっぽいのとか。
さらに驚いたのは、密閉式バッテリーのはずなのに、開放型みたいなキャップが付いてるモノ。
これは実際には粗悪品でして使い物になりませんでしたねぇ。(構造的な問題で)

そして、銘柄も個性豊かです。
ホムセンなどで販売されているモノで有名なのが、「駆(かける)」なんてのですねぇ。
この間補修部品カタログを見てて、最安値銘柄のは「バッテリーマン」なんて名前が付いてました。

そして、引き上げバイクに入ってたヤツでちょっとびっくりなのがありましたよん。
その名も・・・・「SUPER NATTO」。
スーパー納豆??

日本の代表的な食品だから、納豆なんでしょうか。
だったら朝鮮製品の場合はスーパーキムチなんて名称になるのかな。
ちなみに翻訳ソフトに掛けると、「SUPER NATTO」は「スーパーの納豆」と言う結果になります。
「充電方法」とか日本語で書いてあったり、STANDARD OF JAPANなんて紛らわしい表示があったりして、胡散臭いことこの上なしですねぇ。
でも写真のバッテリーは当たりだったようでして、ちゃんと性能が出ていました。


激安バッテリーには、当たり外れがあります。
初期不良にあたっちゃうコトもあるみたいですねぇ。
なので、くじ運の良くない方には向きません。

●2013年03月15日(金)

いよいよ3月も中盤にさしかかり、暖かくなって参りました。
もっとも、ちょっとここんとこは寒の戻りの様子で、突然冷え込んだりしてますが。

実は、お馴染み「豊川ぎょぎょランド」に梅公園があるので見に行ったのですけど、咲き具合はぼちぼち程度でした。
そもそも色んな種類の梅が植わっているってのからか、一斉に開花するワケではなさそうです。
しっかり咲いている梅もあれば、全然つぼみも固いのもあるんですねぇ。
そんなワケでして、梅に関してはちょっと距離を置いて離れた所から眺めるとキレイです。


でも、近所の河沿いに植えてあるサクラが咲いていたのを見つけました。
サクラと言っても、早い時期に咲く「河津桜」みたいですねぇ。
延々と植えてあるのでかな〜りイイ感じではありますが、欲を言うと植える間隔をもうちょっと詰めてあればと思うんです。
もちろん密集させて植えれば、それだけ樹の本数も沢山必要になるからお金が掛かるんで簡単には行きませんけど。
老人ホームの人達がお花見に来ていたり、通り掛かりの人が写真を撮影してたりで結構賑わっていました。

私もたまたま通り掛かっただけなんだけど、あまりにもキレイだったのでちょっと戻って即席の撮影会をやりました。
その時のマシンは、かもめさんカブ。
そして、撮影機器として私の新兵器であるスマホで、ビデオモードにて。


ちなみにスマホのカメラには残念ながら手ブレ補正機能がありません。
なので、撮影の時点でブレないように気を付けるしかないのです・・・・。
もっともYouTubeなんかにアップロードすれば、そっちの方でどうやら補正してくれる機能があるらしいんですけど。

以前使ってたSHARPのAQUOS電話にはちゃんと手ブレ補正機能があったんですけどねぇ。
もっとも結構高い機種だったから当然なんですけど。
先代プリペ電話の方は普及モデルってのもあって、カメラ機能はとても貧弱でした。
一応何枚か、撮影した写真をこのぶいぶいコラム記事に使いましたけれど、こんな縮小版にしても歴然とした写りの差が生じていたのです。
まぁ正直言って、あんまりそれで撮影した写真は使いたくなかったですねぇ。
そもそもが「非常用電話」としての役割を重視してたので仕方ないんですが。

スマホの方のカメラの実力は、手ブレ防止やズーム関連に弱点はあるものの、まぁ実用性能はクリアしているのではないかと思われます。
静止画はやっぱり専門のデジカメに一歩譲りますけど、ビデオ動画に関してはなかなかのモノですねぇ。

それと、YouTubeへのアップロードが非常に簡単なのです。
最初にYouTubeのアカウントを準備しておいて、スマホのYouTubeアプリに設定をしておけば、後は撮影したビデオファイルはワンタッチでアップロード可能です。
「共有」とかのタブからすぐですからねぇ。
もちろんデータ通信量が多いので、携帯電話回線(3G)なんかよりもWi-Fi通信を推奨ですが。
(私のスマホはプリペイド契約なのでそもそもWi-Fiしか選択肢がありませんけど)

ビデオの編集とかをしない前提ならば、どんどん撮影してアップロードしていけますので楽しいです。
そもそもスマホってのは、そうやって使うモノのはずですからねぇ。


ちなみにデジカメ関連に関しては、色んな機能を試してみて最終的には感覚的に撮影できるようになりたいですねぇ。
いくら高級な一眼機種を持ってしても、撮影者の感覚とズレていればキレイには撮影が出来ません。
カメラってのはやっぱり、直感的に扱えてナンボなのです。
スマホのデジカメ機能もイロイロとあるんだけど、やっぱり汎用端末の制約で仕方ないのですが、操作系がイマイチ使いにくいですな。
アレもコレもやりたいってので、結局の所基本的な部分の使い勝手が悪くなっているのです。
一番顕著なのが、やっぱり電話機能ですねぇ。

タッチパネルってのは、あんまり操作感としては良くないと思います。
もっとも24世紀のスタートレックの世界では、マンマシーンインターフェースとしてタッチパネルがメジャーなようですが。
まぁ、あれはそもそも攻撃を受け被弾した時に操作パネルから平気で火が出たり爆発する、重大な欠陥が平気でそのままにされてるんですけどねぇ。
もしかしたら24世紀では一度先祖がえりして退化してるのかも知れません。


で、かもめさんカブで撮影したビデオ動画はこちらです。




YouTubeのブレ補正機能を掛けてありますv
しかし、なかなかキレイに撮影が出来るモノですねぇ。

撮影した時は風が強かったので、風切り音が大きく入っちゃってます。
それとかもめさんカブのメカノイズってのが、ちょっと独特な「ヒューン」って音色で混じってますねぇ。
ちなみに川の岸の黄色いのは「菜の花」が咲いているのです。
ピンク色と黄色との組み合わせってのは、なんかカレー屋さんとかケーキ屋さんっぽくて食欲をそそります。

●2013年03月11日(月)

携帯電話に関して、私は以前からプリペイドを利用しております。
と言うのも月々の支払いが基本的に発生しないので、維持が楽なんですねぇ。
しかしその代わりに、『ご利用を計画的に』行わなければあっという間にチャージした通話料がなくなってしまいます。
普通の携帯電話よりも、通話料レートが高額なのです。

※私から電話を掛けた時、妙にせわしない、早く切りたがるのはこのためなのです。

現在、プリペイド携帯を扱っているのはソフトバンクとauです。
ドコモは去年でサービス終了してしまいました。
ソフトバンクとauとを比べると内容的にかなりの違いがありますねぇ。
auの場合、純粋に電話だけとして使うようになっています。
もっともショートメール(Cメール,SMSとも言う)のみ対応していますよん。
ソフトバンクに関しては、オプションですけどメールサービス対応しているのです。(月額300円)
eメールアドレスに対して送信が出来ますので、メールを良く使う方にはコッチの方が断然良いですねぇ。


で、私の場合はauのぷりペイドです。
去年の2月に契約したので、先日チャージした料金の有効期限が来て再度チャージしました。
本来ならばプリペイドのカードを購入して、そこに記載されているシリアル番号を携帯で登録するとチャージ完了って仕組みになってます。
金額は数種類あり、それぞれ有効期限も違うのでややこしいですねぇ。

このプリペイドカードの購入に関しても、実はネット通販でちょっと安く売られているんです。
一万円券が約10%オフの値段で買えますから、これは嬉しいですねぇ。
そして、カードの現物を送付せずにeメールで番号を通知するって方式をとっている業者さんもあるのです。
何か怪しい雰囲気がたまりませんな。
今回、私は『ALNET Yahoo!ショッピング』にて購入しましたが、このeメール通知方式でしたよん。
こりゃ昔の人には絶対に受け入れられないだろうなーと思いました。
この怪しい雰囲気を払拭するためなのか、入金からeメールでのシリアル番号通知まではかなり早いです。
実体の無いモノを金銭でやり取りするので、スピードと信用第一ですからねぇ。
ちなみにこのストアさんには電話機本体(中古品)なんかも売っているのです。


中古携帯電話機をチョロチョロっと見てると、やっぱりスマホ(スマートフォン)が勢いありますねぇ。
実際どの程度の普及率なのかは良く判んないですけど、確かに私の周囲で使ってる人はちょくちょく見ます。
まぁ私の場合は前述の通り、プリペイド携帯なので関係ないやって思ってました。

が、それは大きな間違いだったのです〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

実は、プリケでもスマホで使える場合があるらしいんですねぇ。
この辺はなかなか調べてもはっきりしたコトが判らなかったのですが、それは携帯電話の契約が実にややこしく複雑ゆえでもあります。
人それぞれ個別の事情と状況がありますので、ブログ記事なんかになってても参考になったりならなかったり。

私の場合は、「予めプリケで契約した電話機を使ってて、電話機だけスマホに換えたい」のです。
電話番号とかプリケ契約などはイジりたくないですねぇ。
そしてその為にはお金がどの位掛かるんだろうって疑問がありました。
電話機購入のお金の他、事務手続き費用とか掛かるんだろうか。
ちょっとしたお小遣い程度の金額でスマホに換えられれば良いんですけどねぇ。


そして、調査した結果はどうやらスマホの機種を選べばokらしいってコトです。
これはauの場合だとSIMロックに関する部分がかなり緩いのがあるんだそうな。
その代わり、プリケだと通信方式の制約があるので、スマホのネット機能はWi-Fi接続でしか使えません。
3G通信はあくまで普通の携帯電話でのデータ通信(基本的に有料)ですからねぇ。

そもそも、スマホを使って何をしたいのかによります。
私の場合は・・・・ただのオモチャにしたいだけですねぇ。
強いて上げれば、見栄を張ると言うかお洒落です。
以前買った、偽スマホにもすっかり飽きちゃいましたので本物が使いたいんです。
それとリビングでのYouTube端末になれば良いなと思います。
まぁ本格的にスマホを活用しようってんなら、そもそもプリケ契約じゃ無理ですよん。

そして選んだのが、韓国パンテック社製のIS06「シリウスα」と言う機種です。
実は今まで使ってたのも同社の製品だったりします。(PT002)
ちょっと昔の機種ですが比較的安いってのと、Andoroid2.2で動いてて軽快なんだそうな。
評論からすると、スマホ入門機には良いのでは?って感じでした。

候補として他の機種もあるんだけど、万一プリペイドスマホ計画が失敗した時の事を考えると、高いモデルは怖いです。
このIS06の良い点は、「SIMロッククリア不要」な機種であるらしいんです。
auの場合だと、基本的に最初に刺したSIMカードでロックされ、別のSIMカードに差し替えても使えません。
このロックを解除する「ロッククリア」をして貰うのに、\2,100-の手数料が必要になるんです。
もちろんロッククリアした端末にまた新たにSIMカードを差し込めば、そのSIMカードで再びロックされるんですけど。
つまり他人の(だった)携帯電話機を使うためにロッククリアをしなければならないんです。
でも、IS06はグローバルモデルってコトで、この仕組みは実装されておらず自由にSIMカードを差し替えて使えるんだそうな。

もちろんですがSIMカードが刺さっていなくてもスマホとして動作してしまうコトも確認取れてるんですねぇ。
当然電話機能はダメですけど、それ以外ではWi-Fi(無線LAN)接続してネット端末として遊べるんで安心です。
IS06のスペックや特徴などに付いては、★まとめwiki★があるのでそちらを参考に。

でも、正直この時点ではプリペイドに対応してるんだろうかって疑問は残ってました。
なんか普通の電話機を持ち込んでプリケ契約するのに\4,200-だか必要とか、そんな話もありますからねぇ。


とりあえずは電話機本体の入手が先決です。

で、ヤフオクでちらちら見てました。
すると・・・妙に安値で入札が乏しいモノを見つけたのです。
IS06は大体\4,000〜\5,000位の相場で取引されているみたいなんですけど、まだ2千円台だったんですねぇ。
もちろん理由はハッキリしてて、出品者が「新規」さんだったのです。

実はヤフオクでの取引きにはリスクが付き物なんだけど、その中でもヤバいカテゴリーってのがあるんです。
トラブルとかが多いジャンルですねぇ。

携帯電話機、ノートPC、デジタルビデオなんかは人気商品ゆえ「ネット詐欺に注意」と言われてます。
ジャンル問わず、ブランド品に関しても同様です。
あと以前の話しですがカーナビやバイク関連なんかは、盗品が出回ったりしてますから気を付けろって言われてましたねぇ。
また、出す方も落とす方もキチガイが多くてクレームになりやすいのがアパレル関係ですな。
この分野での取り引きはとにかく神経を使うのです。

そんなワケなので、携帯電話、しかも人気のスマホを「新規さん」からってのはさすがにビビリが入ります。
勿論だけでも最初は新規さんなのですが・・・・。
だから\2,000-スタートでもあんまり値段が上がっていなかったんですな。

それでも終了間際のラスト5分で勝負が掛かって、相場の値段近くには上がるんでしょう。
まぁさすがに3千円以上にはなるだろうってコトで、ご挨拶代わりに\2,900-入札しときました。
これなら誰か他の人が3千円の金額を入れればそっちに権利が移りますから買わなくて済みますね。
「買いたくないんなら入札しなければイイ」と言われそうですが、確かに一理あります。
まぁ入札する以上は買いたくないってコトはありませんけど、高いのは勘弁ですな。
どうせ買えないんだろうけどなぁとか思いながら、賭けとくのがイイんです。

結果として、ほとんど誤爆のような形で安値落札してしまいました〜〜〜@
月末で資金枯渇してる時に、何やってんだか。
つまり、事務的費用が必要になってもすぐにお金はもう出ない状態でブツが来てしまったのです。


とりあえず、現在使ってるPT002からSIMカードを引っこ抜いて、IS06に刺してみました。
そしてスマホを起動して、自宅の電話番号をダイヤルして掛けてみたのです。
すると・・・家の電話がプルプルプル〜♪プルプルプル〜♪と鳴っていて、ちゃんと掛かるんです。

つまり、IS06は「ロッククリア不要」かつ「ぷりペイド対応」な機種なんですねぇ。

早速、従来のPT002から電話帳データとかを移植しつつ、スマホの使い方を探索したのです。
その前に充電しなきゃ。


まだイジり初めなのであやふやですけど、IS06スマホにしたらどうやらCメール機能が制約を受けているようです。
Cメールの受信は可能なんだけど、送信が出来ない様子。
ずーっと「保留中」のままで、データ通信が切れてる状態と同様になってます。
以前、スマホでのCメール送信はこっそりパケット通信使ってて、パケ代請求に反映されてるって黒い噂がありましたけど。
どんな仕組みで通信してるのかってのが複雑かつ不明瞭なので、判りにくいんです。

それと一部のサイトでパスワード認証が出来なかったりしますねぇ。
これも改善策を検討していかなければなりません。
さらにFlashPlayerが入っていないんだけど、これも後からインスコしようにも正式対応中止してるんで困ります。
まぁ旧verをアーカイブしてる所から持ってくれば何とかなるんですが、騙しサイトもありますから要注意。
FlashPlayerが入ってないと、天気予報のグラフだとかのFLASHファイルが見られないんです。
これはちゃんとインストールして解決しました。


しかし判っていた事ですが、Wi−FiやGPSを有効にしてイジってるとバッテリー消費が早いですねぇ。
バッテリー管理のアプリも必需品です。
こんな感じで、イロイロとイジって行くうちに何となく使い方が見えてきました。

動画再生関連などから、処理速度はそこそこ早いようです。
YouTubeに関しては、検索の勝手がPCとスマホで大きく違うので戸惑いますけど、動画はスムーズに再生されます。

Wi-Fi接続に関しては、我が家の無線LANのセキュリティにスマホを登録してあげて繋がるようにしました。
これもちょっとだけ手間取りましたが、それはMACアドレスが何処に書いてあるのか探さなければならなかったからです。
スマホの扱いに慣れていれば簡単なんだけど、何てったって私は初心者ですからねぇ。
でも、こうやってイロイロとイジるのが、使い方をマスターするのに一番良いのです。
やたら最初から一発で済まそうとか我が侭贅沢なコトを望むと、いつまで経ってもマスター出来ないんです。
年寄りがこの手の機器に弱いってのは、せっかちで我が侭な性格になる傾向が強いからなのかも。

後は、どんなアプリをチョイスするかですねぇ。
例えば同じ役割をするアプリでも、出来不出来の差が大きいんで困ります。
PCのツールとかならば評判とかを調べて判断が出来るんですけどねぇ。


従来機のPT002は、動態保存して予備機にしておきます。
定期的に充電してあげてりゃ結構持つでしょうな。
ちなみにSIMカードが入っていなくても起動して、カメラなどの機能はちゃんと使えるってのもスゴいです。
ソフトバンクの携帯だとこういうワケには行きませんからねぇ。

●2013年03月09日(土)

つい先日交換した、かもめさんカブのリヤサス。
これがとんでもない粗悪品でして、早速壊れてしまいました・・・・。
調べてみると、2月12日のコラム記事にこのリヤサスを紹介しています。
とっても格安で買ったので仕方ないんだけれど、約一ヶ月弱の寿命でしたねぇ。

破損状況ですが、壊れたのは右側。
ダンパーロッドとアッパー部分との連結部が離れちゃったんです。
ちなみにその状況でも車体はスプリングで支えられてしたので、気が付いたのは目視してから。

最初は、リヤサス製造時の組み立て工程で、ネジの締め付け不足になっていたのかなと思いました。
しかし修復しようと良く観察したら、なんとネジ山がすっ飛んでいたのです。
つまり、リコイル等でネジ山修復をしなければ直らないんですねぇ。
ひとえに原因は、アルミの素材の質が悪いコト。
それに加えてネジの加工精度が良くないみたいですねぇ。
ヤフオク買いの銭失い、とはまさにこのことです。


しばらく配達は純正ノーマル品に戻して行いましたが、やっぱり弱すぎます。
カーブを右へ曲がる時にブレーキペタルを路面に擦ります。
さらにサイドスタンドを立てても、車体の座りが非常に悪いですねぇ。
特に荷物が沢山積んである時に顕著です。

何とか修復して使おうかと考えましたが、スプリングが強いので分解組み立てが大変です。
もしかしたらスプリングコンプレッサーなどの特殊工具が必要になるかも知れません。
そうなると、また別の社外リヤサスを購入した方が早くて確実ですねぇ。


ここで、ふと思い付きました。
この間紹介した、鈴菌2stバーディーの純正リヤサスが1セット手持ちがあるのです。
と言うのも、このバーディーを修復する際、外装部品が欠品していたので中古部品を仕入れたんですねぇ。
その際に目的のカバーだけではなく、他の部品もごっそり入ったのを買ったのです。
もっとも車種モデルはRC50なので部分的に流用してるだけなんですけど。
メーター周り、燃料タンク、スイングアームと足回りなんかまで付いて来たのですが使わないので余ってます。
そしてリヤサスもその中に含まれてんですねぇ。

鈴菌バーディーもヤマハメイトも、リヤサスはカブに比べて短いんです。
リヤ周りの作りが、旧カブそっくりですからねぇ。
そして鈴菌2stバーディーを乗った感じでは、リヤサスはとてもしつかりしているんです。
スプリングレートもちょっと高く、ダンパーの効きも強い目なんですねぇ。
リヤサスにはカバーが被さっているので本体の太さなどは判りません。
でも外観から何となく太く見えますねぇ。
ちなみにリヤサスってのは、本体の太さが強さの目安になるのです。

比較してみると、長さ(アイtoアイ)が2cmほど長いです。
でもこの位長い方が、むしろサイドスタンド掛けた時なんかに安定しています。
そして取り付け部分なんですが、鈴菌は上側が10mm,下側が12mmとカブと逆になってます。
なのでカラーを上下入れ替えしなければなりません。

また、かもめさんカブのリヤサスはちょっと左右オフセットがあるのです。
サスペンション下側が内側へ少しズレてんです。
なのでオフセット無しのリヤサスを取り付けるには、オフセット分のスペーサーを入れておかなければなりません。
この辺は少々面倒ですねぇ。
その代わり、スイングアームとリヤサスの連結部分はボルト&ナットでしっかり取り付けするので安心なのです。
多少取り付け部厚みが違うリヤサスにしても、ネジの効き具合が変わりませんからねぇ。
実はかもめさんカブより前のモデルでは、リヤサスの取り付けが違っています。
また、かもめさんカブよりも後のモデルでも、また別の取り付け方に変わってたりするのです。

大昔のタイプだと燃料タンクがフレームと独立しているんですが、フレーム幅も狭いんです。
この場合は、リヤサス下側はスイングアーム内側に取り付けられています。
リヤサス上側はフレーム外側に付きますので、このタイプでは社外品のリヤサスに換えるのが難しいですねぇ。
どうしてもサスペンション本体が太くなるのですが、取り付けに逃げがないので真っ直ぐ付かなくなるんです。

かもめさんカブや、その後の長いリヤサスの取り付けだとスイングアーム外側に付きます。
これならば太いリヤサスに換わっても、リヤサスが外側へ逃がせるんで大丈夫。
もっとも、取り付けボルト部分なんかの制約はありますが。

ただ、リヤサスの長いタイプの場合、左側に関してチェーンケースとの間隔が厳しくて、ここが干渉しやすいんです。
なので、カブに取り付けが出来る社外品のリヤサスってのは、意外と適合するのが少ないんですねぇ。
これがモンゴリダックス何かだと余裕があるんですが。

つまり、カブのリヤサス交換ってのはやりにくい改造なんです。
なのでリヤサス選びの際に、スーパーカブへの適合を念入りに確認しなければなりません。
その中で唯一、かもめさんカブのタイプだけが、リヤサス交換をしやすくなってます。


鈴菌バーディーリヤサスはご覧の通り、随分外観が太いんです。
かもめさんカブだからこそ流用が可能なんですねぇ。

早速交換をしました。
なかなか寸法的には良い感じです。
サイドスタンドでの落ち着きも良好。

そして走行してみると、これがまた絶妙に固く強いセッティングなんですねぇ。
フロント側が思いっきり負けるコトはなくて、荷物満載しても底付きせずに、イイ感じ。
当初は仮付け仕様にと思っていましたが、どうやら本採用になりそうです。

見た感じは何にも華やかさがありません。
でもこの鈴菌リヤサスは、実践ではとても良いですよ。
飛んだり跳ねたりしても全然大丈夫なんです。
しかも、余ってたヤツですからねぇ。
安物で失敗したけれど、もっと安い物で取り返したのです。

●2013年03月06日(水)

車庫の出入り口ドアが壊れてしまいました・・・・。

そもそもこのドアは木造の屋外仕様ではなかったのです。
なので過去に私の手で一度作り直ししています。
それから20年近く持ったのですが、下側がズタボロになってしまいました。
そしてちょっと隙間が開くんだけれど、そこから猫が入り込むのです。
早急に何とかしなければなりません。


また同じように作り直しても、耐久性の点で不安があります。
なので、やっぱりちゃんとした屋外仕様で使えるドアにした方が良さそうですねぇ。
アルミサッシの「勝手口」ドアってのが良さそうです。
問題はドアの入手ですが、こういう時こそ中古品をヤフオクなどで探すんです。
新品の価格も調べましたが、意外と高いんですよねぇ。

アルミサッシとなると、ドアと外枠がセットとなってて、建物には外枠を嵌め込んで施工するようになっているのです。
但し、中古の物件の場合、肝心の外枠が歪んでいるので他に転用が難しいと言う理由で「使い捨て」にされているそうな。
外枠はかなりがっちりと嵌め込んで固定し、隙間もコーキングなどで埋めているので、おいそれと取り外せないんだそうです。
外枠を取り外す場合にはバールなどでコジらなければならず、どうしても歪んでしまうんですねぇ。
現在では建物解体する場合には、一気に重機でやっつけたりするので、あんまり中古のドアとか窓なんかを回収しないみたいです。

そんなワケなので、ヤフオクを見ててもそれほど中古ドアの出物ってのはないんですねぇ。
もしあったとしてもサイズが我が家の車庫側に合わなければ使えませんし。

そんな中で、どうにか使えそうなドアを見つけたので落札いたしました。
大物商品で嬉しい「送料込み」でした。


中古で入手したこのドアは、ドア単体で外枠はありません。
なので本来の取り付け方法ではないんだけれど、建物側で寸法を調整して直接ドアを取り付けるコトにしたのです。
サッシではない、単純な取り付け方になります。

そう言う訳なので、建物の開口部よりもドアは小さいサイズじゃなければなりません。
でもあまりにも小さすぎるのは考え物なので、可能な限り近いサイズが望ましいんですねぇ。
入手したドアは開口部よりも幅が約65mm,高さが150mmほど小さなサイズです。

幅に関しては、これはミリ単位で合わせなければドアを閉めることが出来ません。
そもそも建物自体はしっかりしてても築40年近いですから、当然歪が出ているのです。
その現物に合わせてキチンと寸法調整してあげなきゃならないので、結構シビアですねぇ。

その点、高さに関してはある程度ルーズでもokです。
そもそも地べた側なんかはちょっと隙間が開いてても良いですからねぇ。
しかも車庫の外と中ってのはそれほど密閉性が要求されるワケではないですし。
とは言うものの、さすがにドアが150mmも小さいってのは何とか調整しなけれはなりません。
15mmではなく150mmなのです。
そのまま取り付けると、まるで西部劇に出てくる酒場のドアみたいになっちゃいますねぇ。


イロイロと考えた挙句、ドア側の高さを延長するコトにしました。
明かり取りの窓枠みたいなのを製作し、追加取り付けするのです。
ココはなるべく格好良く作りたいですねぇ。

なので、アルミのアングル&角パイプ材をリベットで止めて、窓ガラス相当の部分はポリカーボネイト製のプラ段ボールにて作ろうと思います。
出来るだけ堅牢かつ軽量に作ってあげれば、開閉の衝撃に対しても持ちこたえられるだろうかと。


最初に考えたプランでは、建物の開口部側をドアのサイズまで狭くする方法です。
これが一番見た目ではスッキリと行くんですが、やはり出入りがしにくくなるのが難点ですねぇ。
ドアの高さが150mmも低くなるんだから、いくら背の低い人でも頭をぶつけるようになっちゃうでしょう。
そういう使い勝手の悪さを考えると、ボツです。

次に考えたのは、ドアの下部への造作物追加です。
そもそも余計な物をくっ付けるんですから、なるべく目立たない下側に追加した方が製作が楽でしょう。
しかし、ドアの下部ってのは他の物などに干渉させやすいんで、もしかしたら長持ちしないかも知れません。
その点は上部への追加の方が有利ですねぇ。
これは最後まで悩みました。

他のプランとしては、ドア自体を一旦分解して加工し、高さを延長してしまおうかという事です。
しかし、構造などを考えると、折角の丈夫さが損なわれてしまうんですねぇ。
そもそも加工すると言っても、溶接なんかにはアルミ専用の設備が必要ですからとても大掛かりになるのは必定です。
寸法を短く詰めるんならば何とかなりそうなんですけど。


ドア以外の材料は、いつもの近所のホムセンへ買いに行きました。
木材に関してはサイズを吟味して選びましたけど、やっぱり規格品なのか寸法ドンピシャってワケには中々行きませんねぇ。
全体的にカンナ掛けとかして、ちゃんと調整するのが本来の方法なのです。
まぁ、この辺りは現物あわせで何とか頑張ろうと思います。

道具類に関しても、私はあんまり日曜大工ばかりするワケじゃないので、持っていないモノも多いんです。
その中で今回必要だったノミを新たに買いました。
イロイロな商品がありましたが、普通のノミは1本売りで約\1,800-ほどするのです。
日本製の昔からある道具でとても良さそうなんだけど、使用頻度を考えるとちょいと贅沢ですねぇ。
なので価格優先で考え、3本セットで\1,500-程度のモノを買いました。
大きさが3種類あるので使い勝手が良さそうではあります。
なんか玩具っぽいんだけど、切れなくなったら研ぎ直しして対処すりゃokでしょうな。

ちなみに柱への施工は釘ではなく、ネジ主体で行います。
しっかり締め込んで固定するにはネジの方が良いですからねぇ。
でも、電動ドライバーは持っていないので、ひたすら人力でネジ込むしかないですから覚悟が必要です。
もっとも、下穴はちゃんと電動ドリルで開けますけどね。
(ドリルは持ってんです)


ドアの取り付けまでは、比較的トントン拍子ではかどり出来ました。
蝶番の取り付け部分やドアラッチ受けの部分の加工は、ノミを駆使してやっつけます。
ちょっと蝶番の取り付け部分を深くし過ぎたかも知れませんので、ココは後日また修正しようかと思いますねぇ。
それ以外はピシッとドアが閉まってイイ感じに出来上がったのです。

丁度物置の中にチョコレート色のペンキの余りがあるのを見つけたので、これで柱部分を塗りました。
かなり長期間経過したペンキなので缶の中で分離してましたけど、何とか練り直ししてかき混ぜて使ったのです。
ついでに本来の柱で表面が傷んだ場所にも塗りたくりましたので、ちょっとハミ出たりしてますがご愛嬌ってコトで。
ドアの取り付けは、面倒なんだけど木ネジを10本も使用してガッチリ付けてあるのです。
こうじゃないと開閉してるうちに緩んできてしまいますからねぇ。


それから明かり取り部の製作ですが、これが結構面倒でした。
やはりアルミの角材から作ろうってのは手間が掛かりますねぇ。
出来合いの製品を上手く流用する方法があれば、そちらの方が絶対に良いでしょう。
頑張った甲斐あって、何とかなりましたけど。
出来上がってしまえば、寸法を現物あわせ出来る今回のやり方の方にもメリットは感じられます。

ちなみに明かり取り窓の部分だけ開閉するコトは出来ません。
いわゆる嵌め殺しってヤツですからねぇ。
タイトル写真では判りにくいんだけど、ドアに明かり取り部は付いているのです。


このドアにはちゃんと鍵が付いてて、機能もするのです。
シャッター側にも鍵がありますから、車庫内の保安もバッチリですねぇ。
猫の子一匹たりとも侵入を許さないんです。

ちなみに、このドアにしてからいつもの黒い子猫は寄り付かなくなりました。
雰囲気が変わったので警戒したのか、もしかしたら侵入できないと判って諦めたのか。


今回、ドア交換に掛かった費用は、約1.6万円ほどでした〜〜〜〜〜〜〜〜@
日曜大工ってのも、たまにはイイモノです。


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