2013年01月のコラム
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●2013年01月30日(水)

少し更新の間が空いてしまいましたねぇ。
ネタ詰まり気味ではありますが、まだまだ「おクルマ」の話題が続きます。
と言うか、今年に入ってからバイクのネタは出てきませんよねぇ。
唯一、正月のニューイヤーミーティングの記事のみです。

もしかして、クルマサイトになってしまうんでしょうか!?

まぁ流れからして、切羽詰ってから二輪ネタ出すのも気が退けますから、今月は四輪ネタのまま続けます。


ココ最近は各種業界を挙げての「エコブーム」でございます。
環境ブームとも言いますねぇ。
それと付随して、省エネのブームも同時進行中です。
公害を出さないって点と、省エネルギーとは別の問題ではあるんだけど、やたら一緒に混ざってたりもしますね。
まぁ新しい技術によってそう言う製品がどんどん出てくるのはとても良い事だと思います。


しかし、自動車に関しては昔から公害問題とかでヤリ玉に挙げられるコトがありましたねぇ。
私が少年の頃、21世紀の未来になったらクルマは大幅に進化するって言われてました。
タイヤがなくなって、エアーか磁力か反重力何かで浮きあがってて、もちろん排気ガスを出さずに高層ビル間に張り巡らした透明チューブの中を走っている。
そんなイメージだったのです。
ちなみに未来人ってのは、金色にピカピカ光る全身タイツのような服を皆着ているんでしたよねぇ。

でも、21世紀になって13年も経った現在、そんな風には全然なっていませんな。
相変わらずクルマにはタイヤが付いてるし、全身タイツスーツなんか着てたら変質者扱いですし。
しかし、電気自動車に関してはちょっと無理矢理感はあるんだけれど一応実用化されて市販車として世の中に出ています。
半分だけ電気自動車のハイブリッドカーに関しては、かなり普及していますからねぇ。
やっぱり未来カーってのになって来てんですな。

エンジンが「ブーン!」と唸って排ガスがドバーッと出るクルマってのは、昔のモノになりつつあるのでしょう。


電気自動車の仲間なんだけど、今回のネタは「セニアカー」なんですv
タイトル写真の製品でして、スズキ製ET4Aというモデルです。
現行よりも一つ前のモデルですねぇ。
ひょんなコトから私の所にやって来ました。

高齢者用としてのイメージが強いですけど、実際には老若男女問わず誰でも乗る事が出来ます。
つまり、運転免許は不要でして、お子様でもokなんですねぇ。
あんまり大きな声では言えませんが、酔っ払いも乗るのを禁止されてはいないんです。
と言うのもこのセニアカーは法律的には「自動車」には該当しない「電動車椅子」なのです。
歩行者と同じ扱いがされているのです。
一応スーパーなんかへの乗り入れは制限されてたりしますのでその点だけ要注意です。
似たようなのにゴルフカートがありますが、アレは公道ではない私有地内でしか乗る事が出来ません。


最高速度は、6km/hまでに決まっています。
これは丁度早足で歩く速度ですねぇ。
そしてスロットルレバーから手を離したら自動的にブレーキが掛かるような仕組みになっているので、お年寄りにも簡単に運転が出来るのです。
もちろんですが、手動ブレーキも別に付いてます。
スピード調整はスロットルレバーの押し込み具合で加減が出来ますし、ダイヤル設定でトップスピードを制限する事も出来ます。
このダイヤル調整範囲は2km/h〜6km/hです。


このモデルは素晴らしい事に、バックも可能です。
後退時の速度は2km/hまでですよん。
それとハンドル切って曲がる際にも自動的にスピードが絞られるようになってますねぇ。
まさしく至れり尽くせりです。


但し、現状ではどうやらバッテリーが消耗しているようでして、満充電にはなりません。
ちょっと走るとすぐにバッテリーが無くなっちゃいます。
バッテリーは昔ながらの鉛バッテリーで、比較的大きいのが2個入ってます。
これがちょっと高いのが難点ですねぇ。
1個2万円弱します。

タイヤもそこそこ消耗してますねぇ。
実はこのタイヤはノーパンクタイヤでして、空気ではなく発泡ゴムが充填されてます。
いわゆるムースタイヤって奴ですねぇ。
これがまた高くて、1本6千円ほどするのです。

タイヤはともかく、バッテリーは要交換でしょうな。


ちょっと乗ってみました〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
さすがに気恥ずかしさがありますが、割り切って近所を乗り回します。
ようするに「何か年寄りみたいに見られる」恥かしさを感じますねぇ。
特に、本当の高齢者だと年寄り扱いされるのに強い抵抗感を持ってたりしますから、やっぱり「割り切り」が必要な乗り物なんだなと思います。

走り出すと、中々トルクがあって力強い感じがします。
でも、やっぱりスピードが出ませんから最初はイライラしますねぇ。
どうしても意識だけ先走ってしまって「前のめり」姿勢になりがちです。
ここは意識改革をして、おおらかな気持ちでのんびり行こうと決めるしかありません。
そうすると、とっても優雅で気分が良い走行ができるようになります。

つまり、「割り切り」「おおらかさ」というメンタル部分がキモとなる乗り物ですねぇ。


で、ちょっと走り回って遊んでてふと気が付きました。
今まではどうしても「クルマ」「乗り物」って意識があったんだけど、そもそも車椅子なんだから本当は「歩行者」で考えなきゃダメなんですよねぇ。
すると、歩くよりも遥かに楽が出来て、しかも買い物とかして荷物が多くなっても全然大丈夫なんです。
こんな良いモノはありませんねぇ。

試しに私の母に乗せてみましたけれど、最初ほんのちょっとだけ戸惑いはあったけどすぐに慣れて軽快に乗っていただけました。
本人はとても楽しくて便利だなと喜んでいましたよん。
しかし、いざ自分の足とするかどうかと聞くと、「それはまだヤダ」だそうな。
やっぱり、メンタルな部分での抵抗感が強いんですねぇ。

運転操作が簡単な反面、細かい操作がとてもやりにくいです。
狭い場所での切り替えしとかは、惰性が強いので難しいですな。
シート座面を跳ね上げるとこのモデルはクラッチがフリーとなって手押しが可能なんだけど、車重がジャスト100kgありますから中々大変です。
(現行モデルは背もたれ裏側にクラッチレバーがあり、握るとフリーになります)

足回りは前後にサスペンションが付いていますが、タイヤ径が小さいので乗り心地はちょっと固いです。
段差とかは結構拾いますねぇ。
でも、どんな乱暴な運転をしてもそう簡単に転倒したりしません。
こういう安全対策はバッチリしてありますな。


道路を走ってて怖いのが、ちょっとした通りを横断する場合です。
車通りがあって、しかもスピード出して走ってくる道路だと、こっちが横断完了するのでの間の安全が確認できないと中々横断に踏み出せません。
セニアカーは人力と違って、移動速度が機械に決められちゃってますので、咄嗟の場合にサッと動けないのです。
街中なんかで信号がある横断歩道を渡るにしても、かなり余裕を持って渡らないと怖いですねぇ。
場合によっては、一つ信号が変わるのを見送って待つ必要があると思います。

それともう一つは、交差点の出会い頭に関してです。
この場合には相手がいるコトなんだけど、飛び出された時に背筋が凍ります。
スロットルレバーから手を離すだけなんだけど、でもイザって時は大抵固まっちゃいますよねぇ。
そうすると、スルーっと滑走してってしまうのです。
見通しの悪い角は、いちいち止まって安全を確認するようにしなければ危ないですな。


ご近所のお年寄り達が集まってる所に持ってって、ちょっと見せてきました。
概ね好評なんだけれど・・・・やっぱり自分が乗ろうって気持ちには中々ならないようです。

前述の通り「割り切り」「おおらかさ」があって、慎重に安全確認できて、さらに足腰は弱くても他が元気のあるお年寄りにしか向かないってコトですな。
なかなか売れないとセールスさんが嘆いていましたが、何となく判るような気がしました。


ちなみに新車の価格は、約34万円。
高いですねぇ。
実際、かなり贅沢な乗り物だと思いますよん。

●2013年01月23日(水)

一旦終わったはずなのに、まだ続く「クルマのタイヤ」ネタ。

まぁバイクもクルマも、定期的なメンテナンスが必要なのです。
しかし、よっぽどのコトが無い限りは、常時クルマのコンディションを気に掛けている人ってのは少ないと思いますねぇ。
そもそも日本の自動車ってのはとても優秀ですので、それほど気を使わずとも滅多に故障などしませんから。

しかし、その高い信頼性が時には仇となってしまって、ついつい放ったらかしの乗りっ放し状態にしてしまう事があります。
やっぱり、たまには思い出して、クルマの点検メンテナンスをやってあげたいものですな。


そんなワケでして、「働くカウンタック」の方のタイヤ交換をしたついでに、我が家の乗用車の方もちょっとタイヤの点検をしたのです。
と言っても、何とな〜く見ただけなのですけどね。

すると・・・結構、タイヤが減って来ていますねぇ。
このクルマのタイヤは、2011年12月20日のコラムに交換した記事がありますので、それから1年ちょっと使ったのです。
走行距離は、ちょっと忘れちゃいましたけれど、近場をウロウロするだけで乗ってるんでそんなに距離は走っておりません。
しかし、このクルマはFFですから、フロントとリヤとは負担の掛かり具合が全然違うんですよねぇ。
基本的には、FFのクルマの場合フロント側の負担が大きいのです。
駆動・操舵・制動と全部フロントでやってますからねぇ。

実車を見てみると、やっぱりタイヤのショルダー部分(特に外側)の磨耗が顕著です。
ちょっと写真では見にくいかも知れませんが、タイヤ角の部分の尖り具合が違いますねぇ。
これから取り替えようとしてるシーンですから、車体にまだフロントで使ってたタイヤが付いております。
何故かタイヤの色が違いますけど、これはブレーキダストの影響じゃなかろうかと。
フロント側はディスクブレーキ、リヤ側はドラムブレーキですからねぇ。
ブレーキダストはディスクブレーキの方が、周りに飛び散るのです。

これは、前後ローテーションをするしかないなと覚悟を決めました。


ローテーションのやり方は、色んな流儀があります。
基本的には「前/後」を入れ替えるんだけど、その場合「左右」をどうするのかで悩みますねぇ。


まずはタイヤの銘柄によって、回転方向指定が有る場合ではおのずと「左右入れ替え」は出来ません。
反対方向になっちゃいますからねぇ。
この場合は、「前/後」入れ替えを、右は右同士、左は左同士で行います。

もし、どうしても左右入れ替えがしたい場合は、ホイールからタイヤを一旦取り外して組み直しをしなけりゃなりませんねぇ。
こんな非効率的な作業はあんまりやらないのですが、例えば磨耗が進んでるけれど、あとちょっとだけでも延命したいって場合です。
スポーツカーなんかだと大抵タイヤの外側が良く減りますが、ホイールから外して組み替えれば「外/内側」も入れ替わります。
もっとも、作業コストをそれだけ余計に掛けてもイイって場合じゃないとメリットはありません。


タイヤの回転方向が無い場合は、左右交換も可能です。
その場合「右前/左後」「左前/右後」とそれぞれ入れ替える、クロス方式が一般的です。
しかしタイヤは使っていれば、回転方向への馴染みってのが付いてます。
それが逆になるのは果たして良いのかどうかと考えちゃうんですねぇ。
満遍なくタイヤの山を使い切るんなら、クロス交換でも良いのです。
しかし、折角馴染んだのをナシにすると、場合によってハンドリングに影響するんですねぇ。

そういう場合「右後」→「右前」,「左後」→「左前」へ付け替えて、「右前」→「左後」,「左前」→「右後」にする凹方式があります。
つまり後ろのタイヤはそのまま前に持って来て、前のタイヤだけクロスして後ろに付けるんですねぇ。
こうすると、ハンドリングに対する影響は出にくくローテーションするコトが可能です。


ちなみに自動車メーカーによってどうローテーションすべきなのか指定されている場合があります。
それと前後が異なるサイズのタイヤが装着されている場合は、ローテーションが出来ませんねぇ。

今回は、凹方式でローテーションする事に決めました。
何となくなんだけど、エコタイヤってのはやっぱり転がり具合が良過ぎるし、グリップ感覚がちょっと変わっていますからねぇ。
正直言うと、未だにグリップ感覚に違和感を覚えるのです。
実際はしっかりグリップしているにも拘らず、なんか頼りない感じがするのです。
なので出来るだけ、ハンドリングに対して不利にならないような、凹方式ローテーションでイクんです。


ローテーションの作業手順は、まずスペアタイヤを利用します。
右後ろから開始して、右前へ。右前から左後ろへ。
左後ろから左前へ。左前から、右後ろへで終了です。

ちなみに今回はエアインパクトレンチを使用しました。
でも、やっぱりなんだけどトルク不足ですねぇ。
なので最初はちょっと手動でクロスレンチにて緩めておかなきゃなりません。
これではあんまりインパクトレンチの恩恵にはあずかれませんな。
ちょっとだけ早回しするのが助かる程度です。
しかし、ホイールナットは数が多いので、このちょっとってのはバカには出来ませんけどね。
4穴ホイールだけど、都合5本タイヤ入れ替えしますので、20本のナットを回さなきゃなりません。

で、ここでちょっとショック。
私の軽トラだと、ホイールナットの頭は対辺19mmになっているのです。
しかし普通乗用車だからか、これが21mmナットが付いてんですよねぇ。
ちなみにバイクの整備では、21mmソケットなんてのは滅多に使わないサイズなのです。
原付きスクーターのリヤハブナットなんかは22mmとかが多いですからねぇ。

21mmソケットと言えば、プラグレンチがそれですな。
B型プラグはこのサイズです。
試しに当てがってみたら何とか使えそうなので、インパクトソケットとして流用しちゃいました。
破損が心配ですけど、どのみちトルク不足なんだからそんなら無理は掛かんないだろうと判断したのです。
本格的に高トルクのインパクトで回す場合だと、こんな冒険は出来ませんけどね。

どっちみち、最初に緩めるのも、最後に本締めするのも、手動のクロスレンチで行うんです。
なので皮製の作業手袋をキッチリはめて作業します。
ジャッキは油圧式のガレージジャッキ。
そして、ホイールキャップの取り外し用にはタイヤレバー、取り付け用にはゴムハンマーも用意します。
ついでに空気圧もやっておきたいので、エアチャック&ゲージも必要ですな。


サクサクっと合計5本のタイヤを入れ替えしてお終いです〜〜〜〜〜〜〜@
やっぱり「タイヤ交換」と一言で言っても、ホイールとタイヤを外すワケじゃないので簡単楽々ですねぇ。

スペアタイヤは乗用車の場合、緊急用のテンパータイヤですので、これの空気圧管理をしっかりしなければなりません。
普通のタイヤだと空気圧は大体2.0〜2.2kg/cm程度なんだけど、テンパータイヤは4.2kg/cm指定とかなり高圧なのです。
そしてトランク奥底に格納して滅多にチェックしないので、知らない間に空気圧が低くなっちゃってる場合が多いんですねぇ。
これではイザ使おうって緊急の場合に、使い物にならなくて困ってしまいます。
今回もチェックしましたが、案の定空気圧が低下しておりました。
一年ちょっとで約2kg/cmまで減ってましたので、これではイケマセンねぇ。

ちなみに軽トラなど貨物車の場合は、スペアタイヤも普通のホイール&タイヤと同じモノです。
なので基本的にローテーションは、5本のタイヤを回すカタチになるんですねぇ。
しかし現実には新しいタイヤを5本単位で買うコトはしませんから、古いタイヤの中で一番マシなのを流用する作戦を取ります。
まぁ酷い場合にはスペアタイヤの存在を忘れて、ずーっと古い昔のままのタイヤだったりするコトもあるようですけど。

わたしの場合はアルミホイール化しましたので、スペアタイヤだけはスチールホイールなんですけどね。
ホンダ車はホイールナットが特殊な球面ナットでして、社外アルミホイールだと普通のテーパーナットですから、ホイールナットもスペア用のを用意して無ければなりません。
そこがちょっと面倒なんです。

こういう同サイズのスペアタイヤの場合、空気圧も普通でokなんだけど、やっぱり自然に抜けてしまう分を見越してちょっと高い目にしておくと良いですねぇ。
あんまり高過ぎても劣化進行が早くなりますので、ほどほどが肝心ですけど。


で、乗用車のタイヤ・ローテーションした感想です。

ハンドルの安定感が実にしっかりとして復活しましたねぇ。
今まではちょっとハンドルを切った時の応答が少し鈍かったのですが、そこがとても微妙な舵角でも反応します。
そしてコーナーリングでちょっと車体を振ってみても、かなりがっしりタイヤが喰い付いてますねぇ。
やっぱり少しでも減ったタイヤってのは、グリップの初期応答が鈍くなります。
それでも少し荷重が加わればグリップ力が立ち上がりますので問題にはなりませんけどねぇ。
そしてそれが少しずつ少しずつ進行していくので、運転者にはなかなか判りません。

まぁファミリーカーなので、そんなシビアな動きはしませんから、オーナーさんが運転してもどの程度変わったのかは判んないそうです。
でも、やっておくべきメンテナンスですから無駄ではありません。


やっぱりクルマは少なくとも年1〜2回はちゃんと点検しなければダメですな。
6ヶ月・12ヶ月点検ってのがディーラーさんで薦めてますけど、これはちゃんと必要だからなんです。
またハイブリッド車とか省燃費ギミック搭載車なんかだと、そのメカ特有のメンテナンスポイントとかがありそうなので、やっぱりちゃんとした定期点検は受けるべきですねぇ。

●2013年01月20日(日)

お料理シリーズの第2弾です〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

今回は、このド寒い(←私の地方ではこのような表現をします)季節柄にぴったりな「鍋料理」。
でも、ちょっぴりモダンな「白菜と豚肉のミルフィーユ鍋」でございます。


鍋料理ってのは手軽で簡単、そして一家団欒しながら皆で突っつく醍醐味がありますねぇ。
私も1人暮らしをしていた頃は、鍋料理がとても懐かしかった想い出があります。

しかし世の中には沢山の「お鍋」がありますよねぇ。
最近はこのお鍋をお手軽簡単に作れるようにと、インスタントのスープの素が各社から用意されています。
私の家の人もそういうのを良く買って来ますねぇ。
世間一般では、その鍋料理の中でも「キムチ鍋」が人気だそうな。
・・・たしかにピリッと唐辛子の辛さが効いてて美味しいとは思いますが、でも好みが分かれるでしょうねぇ。
世の中には、この唐辛子の辛さがどうしてもダメだ苦手だと言う人が結構居るはずです。
実は私の家族の中でも、私以外の人は全員「唐辛子ダメ派」だったりするのです。
それと小さなお子さんがいる家庭では、香辛料の多量摂取はなるべくやっぱり避けるべきでしょうし。
刺激物ってのはいわば嗜好品でして、オトナの食べ物なのです。


そう言えば、随分前なんだけど一時期「もつ鍋」がブームになりましたねぇ。
調べて見ると、1992年頃に第一次もつ鍋ブームが起こり、その年の流行語大賞にもなったそうです。
ちなみに前述のキムチ鍋に関しては、2年後の1994年に流行ったとのこと。

もつ鍋は、もつ(ホルモン)を大量のニラやキャベツと一緒に出汁で煮た鍋料理です。
薬味のニンニクと唐辛子を利かせてて、とても食べ応えがあるんですよねぇ。
元々は九州・福岡の郷土料理だったのが全国的なブームとなりましたけれど、一過性のモノに終わってしまったのです。
でも、とても激しいブームだったので街のあちこちに「もつ鍋屋」さんが出来て、そして消えていきました。

ちなみに鍋料理の専門店と言えば、元相撲取り開業でお馴染みの「ちゃんこ鍋」屋さんが思い浮かびます。
ちゃんこ鍋ってのは、基本的には鶏がらの出汁でとり肉団子(つみれ)・魚・野菜を煮た寄せ鍋のコトだと言われてます。
しかし厳密な規定があるワケじゃなくて、それぞれの相撲部屋ならではのオリジナルがあるんです。
まぁ鶏肉を使うのはゲン担ぎでして、相撲は手を付くと負けですから二本足で立ってる鶏が珍重されただとかの逸話があるのです。

キムチ鍋は、韓国の「チゲ」由来なんですねぇ。
チゲってのは韓国語で「鍋料理」のコトを言いますので、ようするに韓国風鍋料理なんですな。
ですからあちらではお馴染みのキムチとかコチュジャンなどが入ってるんです。
知り合いに聞いた話ですけど、キムチチゲってのは良く食べられるんですが、これは残ってしまって発酵が進み酸味が出てきたキムチを使うんだそうです。
そうすると、食材を無駄なく美味しく食べられるってコトなんですねぇ。
日本では鍋にうどんを入れる事が多いんですが、韓国ではラーメンを入れるのがメジャーなんだそうな。
しかもそのラーメンってのはインスタントの乾麺なんです。
確かに想像するだけで美味しそうですねぇ。

しかしこれも好み次第ですから、必ずしも日本で大人気ってワケじゃないと思います。
何故か日本のテレビ局はやたらと韓国風を持ち上げゴリ押しする傾向があるので正直鼻につきますが。
私は個人的にはキムチチゲは美味しいと思いますけれど、でもあんまり好みではありませんねぇ。
お付き合いで出てきたら美味しく頂きますけれど、自分からこれ食べたいと進んで注文したりはしないです。
やっぱり日本人なので、もちょっと粋なお鍋の方がイイな。
野暮ったいのは勘弁です〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@


で、モダンかつ粋な鍋料理とは????

ぶいぶい的には、「白菜と豚肉のミルフィーユ鍋」で決まりでしょう!

これはどのような料理かと言いますと、白菜と豚肉(ばら肉推奨)を交互に重ね合わせて「ミルフィーユ」のケーキみたいにするのです。
それをお鍋の深さの寸法にザク切りにして、鍋の中に立ててキレイかつ満遍なく敷き詰めます。
そしてパラパラっと薬味(私は塩コショウだけど好みによりショウガやニンニクとかも可)を振って、出し汁で煮込むんです。
出し汁はどんなのでも良いんですが、私は完璧なる和風出汁ってコトで、カツオと昆布でとったのをごく少量の酒とお醤油を入れたのを使います。
黄金色の透き通った仕上がりが理想ですよん。

ポイントとして、お鍋の中への具材をいかにキレイに並べるかってのと、使う出汁の質ですねぇ。
煮込み具合に関しては、白菜の芯が透き通ったらですから大体15分位煮るんです。
薬味としてショウガがお奨めですが、使用量はかなり控えめにするのがコツです。
白菜の美味しさがメインなので、薬味が勝ってしまうと魅力が半減しますからねぇ。

そしてポン酢でいただくんだけど、タレは他にもゴマとか七味とかもみじおろしとか色んなのを試してみるのも楽しいですねぇ。
私のイチオシはと言うと、やっぱりオーソドックスにポン酢でしょう。
食べてって飽きてきたら他のタレに浮気してみるのが最も楽しめる食べ方です。

ちょっと邪道ですが、出汁をとった後の昆布を一緒に煮て柔らかくすると、これがまた美味しいんですよねぇ。


ちなみに、出し汁に関してはインスタント品でもokですし、直接醤油・日本酒を掛けるだけでも良いのです。
また洋風にフォンやブイヨン、コンソメなんかでも良いですねぇ。
ネットで調べると、「ほんだし」を掛けろなんてレシピが出てきました。
もちろん科学調味料の元祖、味の素のサイトですよん。

でも私のこだわりは、やはり海産物の出汁です。
豚肉が具材に使われてるんで、それとの組み合わせ相性が良いですからねぇ。
ちなみにしいたけ等キノコ類をあわせてもよさげではありますが、ちょっとコクが出過ぎるかも知れません。
濃厚な味わいが好きならば、いっそのこと豆乳とかを加えてミルキーに仕上げるのが良いですねぇ。
スイートコーンをトッピングするとかのお遊びが加わると尚更イイでしょう。


このお鍋の良さってのは、ちょっとした高級感が味わえるコトです。
その割りに、材料費が安上がりってのも魅力ですねぇ。
白菜だって3〜4人前なら1/2個ほどでイイですから、百円前後ですねぇ。
豚肉は200g程度ですんで、2〜3百円です。
つまり、5百円ほどで食べられちゃうんですよん。

豚肉は、脂身が命なのでロース肉よりもバラ肉の方が良いです。
但しスープが濃厚仕様の場合はその限りではありませんが。
豚の脂身を白菜が吸い込んで、甘みとなるんだけど何故かスッキリ食べられるのがこの料理のチャームポイント。


もっと簡単な白菜のお鍋として、シーチキン白菜鍋があります。
鍋の深さに合わせて白菜を輪切りにし、やはり立てに並べ、中央の芯を取り除いてそこにシーチキンを詰め込みます。
そのまま鍋のふたをして控え目の火力で15〜20分ほど煮れば出来上がり。
日本酒をお猪口1杯ほど回し掛けしておくとか、ちょっと塩コショウを振っておくとかしても良いですな。
出来上がりはポン酢でいただくのです。
ゴージャス感ではミルフィーユ鍋にはかないませんが、お手軽さでは断然ブッちぎりですねぇ。

実はミルフィーユ鍋を作る時の、白菜の上に豚肉広げて並べて重ねて行くのが結構面倒なのです。
(写真を撮影する余裕はありませんでした)
しかし、ココをちゃんとやんないと美味く白菜が肉の味を吸って馴染んでくれません。


●2013年01月17日(木)

お料理ネタです〜〜〜〜〜@

すっかりメジャーとなった「ゴーヤチャンプルー」を作りました。
ゴーヤってのはニガウリでして、夏の省エネ対策として「緑のカーテン」用に植えたりします。
スーパーにもごく普通に売ってますので、入手は比較的簡単です。

そもそも、ゴーヤチャンプルーってのは沖縄の郷土料理なんだけど、いつの間にか全国的に知られるようになりました。
ゴーヤと豆腐、そして豚肉が入った炒め物なのです。
私は以前、居酒屋でこの料理を一度食べた事がありますが、まぁちょっと変わった炒め物って感じでしたねぇ。
ご飯のおかずとしてもイイかな〜ってな感じです。
ただ、私は瓜系統があんまり好きではないので、ゴーヤに関しては美味しさがちょっと良く判んないですな。


で、クルマ屋さんの初売りフェアに出かけてって、福袋を貰って来たのです。
そしたらその中に、「ゴーヤチャンプルーの素」が入っていたのですねぇ。
これは是非とも作らねば。

しかし、肝心のゴーヤがありません。
いちいち買ってくるのも何だし、そもそも瓜は好きじゃないってんで「ピーマン」で代用する作戦にしました。
これならば色姿だけじゃなく食感・味も比較的ゴーヤに近いし、苦味もマイルドですからねぇ。
さらに丁度良い具合に冷蔵庫の中にストックがあったのです。


■■■材料■■■
ゴーヤ(の代用のピーマン)・・・・・2個(ピーマンなら4つ)
豆腐・・・・・一丁
豚肉・・・・・100g位
卵・・・・・・・2個


ピーマンの場合、果肉部分がゴーヤに比べて薄いので2倍の量が相当でしょうな。

お豆腐は木綿豆腐です。
と言うか、絹ごし豆腐ってのは実際使い勝手が良くないですねぇ。
非常に柔らかく滑らかな食感が特徴なんだけれど、それを生かした料理ってのは案外少ないんです。
お吸い物的に使うとかじゃない限りは、しっかりと腰がある木綿豆腐の方がオールマイティーなんですな。
実は「絹」と「木綿」なので、絹ごしの方が高級だと勘違いしている方が見えるようです。
これはお豆腐の状態の比喩でして、材料などのコトを言ってるんじゃありません。
お豆腐を固める時に、固まりかけで一度混ぜると「木綿豆腐」に、そのまま固めると「絹ごし豆腐」になるんです。
販売用の容器に直接充填して固めるタイプは途中でかき混ぜられないので、必然的に「絹ごし豆腐」となりますねぇ。

豚肉は、味付け用なのです。
なのであんまり多く入れすぎてもダメですよん。
主役はあくまでゴーヤ(ピーマン)と豆腐ですから。
出来る限り脂身がちゃんとあるモノを選びます。
ロース肉とか赤味ばかりなのだとしっかりとした味が付かず、出来上がりが不味くなりますから要注意。
健康の事を心配するとかならば、豚肉の質ではなくて量を少なく加減すれば良いんです。


作り方は、ゴーヤチャンプルーの素のパッケージ裏に記載されている通りです。
但し、豆腐や卵を使った炒め物ですから、ちょっと丁寧にヤらなければなりません。
乱暴にやっつけてしまうと、とてつもなく田舎風に野暮で粗野な、美味しくない仕上がりとなるのです。

まず、下ごしらえです。
ピーマンでもゴーヤでも、切っておいてから塩を揉み込み20〜30分置いてしんなりさせてから水洗いします。
ゴーヤの場合はこれだけじゃ苦味えぐ味が取れないので、下茹でが必要です。
もっとも、これは材料の質にもよりけりでして、元々苦味えぐ味が少ないならばある程度省略も可能ですよん。

お豆腐の下ごしらえは、ちょっと重しを掛けて押さえて水を切って置きます。
麻婆豆腐の時なんかと一緒ですねぇ。
塩を振って一晩置いておく方法もありますけど、これは応用テクニックですねぇ。
水が切れたら、ちょっと大きいさいの目に切りますです。

で、お豆腐を焼きます〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
フライパンに油を引いて、丁寧に表裏の両面に若干の焦げ目が付く位に焼くのです。
これがなかなか難しいのと根気が必要です。
面倒だとくっちゃくちゃにしてしまうと台無しになりますから気を付けなければなりません。
お豆腐ってのはしっかり焼いておいてから崩すのと、崩しながら焼くのとではまったく別の食べ物になりますからねぇ。
最初は強火で、芯に火が通ってきつつあれば中火まで絞って上手に焼くんです。
焼きあがったならば一旦お皿に取ります。

次に、豚肉を炒めてゴーヤ(ピーマン)を入れます。
しっかりと火が通るように中火で炒めます。
(強火だと表面だけ焼けて、芯まで火が通りにくいんです)

そして先ほどのお豆腐を入れ、ゴーヤチャンプルーの素も入れて味を絡めます。
最後に溶き卵を回し掛けして火力を絞るか、もしくは火を止めて余熱でふっくらと仕上げます。
卵を入れてからしつこくグラグラと煮ると、ボソボソ感が出て食感が損なわれるんです。
半熟ではなくて、8割〜9割熟位のギリギリの所に仕上げると非常に甘みとしっとり感が出て美味しいですよん。

出来上がったら、お皿に盛り付けます〜〜〜〜〜〜〜〜〜@


これは、なかなか美味しいですねぇ。
お味はかつお風味の出汁に、僅かな中華風味の醤油ダレで異国情緒が楽しめます。
豚肉とタマゴのこってりした味と豆腐のボリューム感を、野菜の苦味でビリッと〆てますねぇ。
実はお酒のつまみにも最適です。
居酒屋のメニューにもある通りですな。

お豆腐の炒め物といえば真っ先に麻婆豆腐が思い浮かびますが、ゴーヤーチャンプルーもアリですねぇ。
代用としてピーマンを使ったのも大正解です。
このおかげでとてもマイルドな味わいとなり、ちょっとお子様メニューみたいですよん。
ゴーヤを使ってないので、正確には「ピーマンチャンプルー」ですけどね。


ピーマンってのは昔から子供が苦手な野菜の代表格でした。
やっぱり苦味ってのはオトナの味覚ですからねぇ。
でも、こうやって上手く調理してあげれば美味しく食べられますので、苦手を克服出来るかも知れません。
ちなみにピーマンの料理ってのはいくつもあるんだけれど、一般的にはお肉との組み合わせで食べる事が多いようです。
ピーマンと牛肉(とタケノコ)を炒めたチンジャオロースーとか、挽肉のピーマン詰めとか。
ニンジンも同じですが、昔と違って品種改良により苦味えぐ味や青臭さが少なくなってるので、嫌いな子供ってのも少なくなってるのかも知れませんね。

●2013年01月15日(火)

昨日14日の月曜日は丁度雨が降りましたので、新しく交換したタイヤのインプレッションの続き。

ブリジストン・K300と言う、特約店専用銘柄の実力は果たしてどうなんだろう??
実は、タイヤ選定時にネットなどでざっと調べてみたんですが、あんまりこのタイヤに関する情報は出ていないんです。
大抵が何処ぞのタイヤ屋さんブログとかで「今回交換しました」って内容だけだったり。

実は、見知らぬパーツやタイヤなどを買おうかどうか悩んでいる時には、この評判ってのはなかなか参考になるんですよねぇ。
しかし、中にはインプレに見せ掛けた広告(提灯記事)ってのもありますから、丸ごと鵜呑みにするワケには行きません。
それと評価をする人間に関してもレベルは様々なんだけれど、中には到底製品の評価が行えるレベルではない方も含まれてんです。
タイヤに関してだと、知りたいのは他銘柄に比べてどうなのかなんかだけど、良くある評価は従来履いてて劣化し尽くしたようなタイヤを基準にした比較を平気で書いてんですねぇ。
確かに、タイヤを新しくすると飛躍的にグリップ等が良くなって感動すら覚えるモノなんだけど、それはそのタイヤの評価ではありません。
「タイヤ交換しましょう」と言うお題での評価・感想なんですな。

もちろん、プロドライバーでもなければタイヤの公平な評価なんて出来ないんだろうけれど、でも自分の判る範囲内での素直な評論はとても価値があると思うんです。
この銘柄はこんな感じってのが、多くの人の感想が集まると平均化されて見えて来ますからねぇ。

もっとも私自身がちゃんとインプレできていないコトが沢山あるので、なるべくそういう心がけを忘れないように情報発信して行きたいと思います。


まずは、K300のインプレとして。

同社製品でこのクラス主力の、DURAVIS/R670との比較では全体的に「マイルド・ソフト」な印象があります。
乗り心地はとても良好でして、特にギャップを踏んだ時の収束性が高いですな。
これは空気圧をかなり高い目にしても、基本的に変わりません。
ロードノイズに関しては、ちょっと大き目でゴワゴワした騒音が聞こえます。
R670も新しいうちは結構乗り心地は良かったですねぇ。
しかし、それに比べてもK300の方がやっぱりマイルドな感じの乗り心地なのです。
同乗者に聞いてもこれははっきりと感じられるそうな。


グリップ特性に関しては、一見弱そうな雰囲気がありますが、その実中々しっかりとグリップしてくれます。
但しR670みたいにカッチリとした感じではなく、何となくニュルニュルっとしたゴム感が強いのです。
でもグリップ力は意外とあって、この辺がやっぱりブリジストンのタイヤだなと思います。

ウェットグリップに関しては、R670と比較すると似たようなモノだけど、ちょっと落ちますねぇ。
しかし滑り出しが緩やかなので、滑っている感じが少々判りにくいですな。
まぁじわじわと滑り出しながらも曲がって行く、止まるって感じです。
コントロール性はとても良いですけど、これは限界が低いからと言う理由もありますね。


ブレーキング時に関しては、R670よりも早めにロックする傾向があります。
但し、ロックしてからもすぐにグリップは破綻せずに、ググググッと路面に喰い付いて行くので速度は確実に落ちてくれます。
良くある、ロックするとシャーッ!!と一気に滑って飛んでっちゃうのとは違いますよん。
よってポンピングブレーキ操作は、すごく余裕を持って行えますねぇ。
(ちなみに私の愛車にはABSなんぞ付いておりやせん)


転がり抵抗感は、かなり強い目に感じられます。
実際に60km/h巡航、80km/h巡航をすると、ちょっとアクセルを踏み足さなきゃならない感触ですねぇ。
ここいら辺は、ちょっと昔の設計のタイヤみたいだなと思います。
最近主流のエコタイヤとは完全に逆ベクトルを向いてますねぇ。
その代わり、直進安定性とかスタビリティはとても高く感じられます。粘る感じ。


乗用車タイヤに似ているフィールなのですが、だからって腰砕けになったりはしません。
価格が安い銘柄なので、値段相応の実力って感じです。
でも、ブリジストンのタイヤならではの安心感はちゃんと得られますねぇ。

総括すると、乗り心地を重視するんならば、このK300はとても良いチョイスです。
しかし、その点以外ではやっぱりR670には敵わないなと思います。
値段相応なんでしょうねぇ。


ちなみに耐摩耗性に関しては、もっと使って行かなければ判りません。
R670はロングライフって謳っていますが、多分前シリーズ(R600とか)に比べてなんでしょうな。
80kmほど走行した感じだと比較的早めにアタリが付いたので、その前シリーズ同等位ではないかなと思われます。

もっとも、私のクルマでは軽量&低パワーすぎてあんまりタイヤは減らないんです。
以前履いてたR670だって、結局コンパウンド&ワイヤーコードの劣化でダメになっただけで、溝はかなり残ってましたから。
なので荷物を沢山積んで走る人には、また違った感じになるんでしょうな。

総合評価点は、★★★★☆(星4つ)としておきます。
やっぱり予算が許すんならば上位銘柄の方により魅力を感じるのが正直な所です。
でも我慢できない程ではありませんので、お奨めは出来ますです。

私は四輪タイヤに関してはブリジストン信者ですから、他メーカー製品はあんまり考えていません。
価格的にはK300なら充分安いので、予算が厳しくてもちゃんとBS製品が買えるってのが一番の特長でしょう。


インプレをやってみて、この手のタイヤの評価情報が少ない原因が良く判りました。
ようするに、軽貨物ってジャンルに関してはタイヤの優劣とか特性の違いなんてのは殆ど問題にならないんです。
足回りやブレーキ性能も貧相ですし、そもそもフィールの質なんてのを気にするのがおかしいですねぇ。

よっぽど酷い特性でも持っていなければ、まぁこんなもんだで全て片付いてしまうんです。
そもそも限界を試すような走りをするクルマでもないですから、限界域近辺の性質とか関係ないですねぇ。
とか言いつつも、ちゃんと自分はそういう領域も(たまにですが)楽しんでたりしますけど。
でも、やっぱり、所詮軽トラだな〜って所に落ち着くんです。

その上で、敢えて言うのならば、「ごく当たり前」に使えるってのの凄さもまたあるんですよねぇ。
運転する側が何にも意識せずに安心して乗れるってのは、とってもありがたいんです。
元旦からタイヤに不安を抱えてビクビクしながら乗ってみて、そのありがたさが実に身に染みますねぇ。

軽トラでも、原付きスクーターでも、タイヤはごく普通レベルのモノを使えば充分なのでず。
しかし、その「普通」が突き詰めて行くと結構難しいんですよねぇ。
何でも良いワケじゃないんです。
安物で粗悪品のウンコでは、全然ダメですよん。
ちゃんとしてるレベルでの、「ごく普通レベル」じゃなければイケマセン。


これで、このタイヤのシリーズは終了です〜〜〜〜〜〜〜@

でも・・・フロント左のショックがちょっとオイルリークしてるのを見つけてしまいましたv
これでは車検に通せませんねぇ。
もしかして、、、、、要交換?

●2013年01月12日(土)

てなワケでして、「働くカウンタック★タイヤ交換大作戦」の続編。
いよいよ、タイヤ交換作業です。

今回も、ぶいぶい名物の「手作業」にて行いますです。
とか言いつつも昨年秋にアルミホイールにした時はタイヤチェンジャーの機械を借りて作業しましたが。

タイヤレバーを使ってのタイヤ交換ってのは、実際やってみるとどうなのか。
コレは、ちょっとコツが必要なんだけれど、それさえ掴んでしまえば何てことありません。
但しバイクと違ってちょっと固いので、体力勝負です。

以前の乗用車の時は14インチスチールホイールでしたが、今回は貨物12インチでアルミ。
ホイール径は大きい方が作業しやすいですけれど、その分ビードもゴツくなるので相殺されますねぇ。
でも貨物用タイヤってのは高荷重設計ゆえビードが固いんです。
さらにアルミホイールだと、リム部分の形状からビード落とすのに苦労するんです。
ホイール径も小さくなりますので、これもやりにくい方向ですねぇ。
トドメとして、スペアのタイヤも普通のホイールですから、合計5本交換しなきゃならないんです。

つまり、よりグレードアップした作業となることが予想されます〜〜〜〜〜〜〜〜@


用意するものは、タイヤレバー。
以前から持ってる堅牢なヤツ2本をメインに使いますけれど、この間新しいのを買ったので全部で4本あります。
クルマのタイヤの取り外しの場合は3本レバーで行うとスムーズに行くので都合が良いですねぇ。
本来ならば、クルマ用の長いタイヤレバーで作業するのがオススメなのです。
バイク用の短いタイヤレバーでやっつけようってのが、無謀なんですからねぇ。

コンプレッサーと空気入れチャック、さらにエアダスターの先っちょ、それにバルブコアドライバーです。
アルミホイールは金属製のクランプインバルブなので、バルブ交換はスペアタイヤの分のみ行います。
バルブインサートツールもあるし、乗用車用のスナップインバルブ(TR-413)も1個出しておきます。

後は、NASA認定品スペシャル液体(石鹸水)スプレーとビードクリーム。
クルマのタイヤ交換作業をする場合はCRC5-56を吹いてたりする方が多いですけど、あれはゴムには悪いですねぇ。
スペア用に外したタイヤを1本再利用するので、そういう場合には油は使えません。
もっともNASA認定品スプレーさえあれば大丈夫なんですが。
作業台として、段ボール箱を解体したのを2枚敷いておきます。
何で2枚かと言うと、重ねると自由自在に回して向きが変えられるからですねぇ。

それと、クルマからホイール脱着するのにジャッキとクロスレンチ、ホイールロックナットのキーも用意しておきます。
ちなみにエアインパクトレンチなんてお洒落なものは使わずに、全て手回しでやっつけちまおうってんです。
いちいちエア引っ張り回すのも難儀ですし、手応えを感じながら真心と魂を込めた方がより確実ですから。
運動にもなりますからねぇ。
それに、私の持っているエアインパクトレンチはパワーがイマイチなので、結局は手回しも併用になりそうです。


先回の乗用車タイヤの交換作業は、2011年12月20日のコラムに記載されています。
この時は、4本交換で1時間半掛かったと書いてありますねぇ。

今回は、5本交換で2時間弱です。

最初の1本だけですが、なかなかビードが上がらず苦労しました。
トレッド面をバンド締めしたりいろいろ頑張ったんですが全然ビードが上がってきてくれません。
最後には禁断のテクニックの「濡れタオル」作戦まで使ったんです。
これはリムとタイヤの隙間に濡れタオルを突っ込んでフタをし、エアーが流出しにくくするんです。
もちろんビードが上がるとタオルが噛み込まれますので、完全にビードが上がる寸前で一時停止しておいてタオルを除去します。
本当ならば、ラバーリングとかビードバッファと呼ばれるゴム製リングの専用工具も市販されてるんだけど、原理としては同じです。
水撒きホースを切って作るとか、バイクのチューブで代わりにするとか色んな方法が考えられますけれど、とりあえず手元にあったタオルで済ませました。

もし、これでもビードが上がらなかったら、最終手段の「爆破アゲ」をやってみるしかないと覚悟してました。
どういう方法かと言うと・・・↓これです。



ちょっと怖いやり方ですけど、一度は試してみたい気持ちもあったりします。
結果的には、濡れタオル作戦でクリアできたので、やらずに済みましたが。
これで約30分近く苦戦して、損してしまいました。


スペアタイヤ用には、使っていたR670を1本再利用します。
ピンチカットした奴は論外でして、残りの3本のうち最もコンディションの良好なのを選ぶのです。
しかし、どれを見ても似たように磨耗・劣化してますねぇ。
そもそもR670はメーカーの能書き通り、耐摩耗性がとても優秀で中々減りません。
残り溝は充分過ぎるほどありますが、その反面コンパウンドのひび割れ劣化はかなり進んでます。
まだまだ使えるレベルだとは思うんですが、1本は終わったので全部替えた方が安心ですねぇ。

やっぱり、アルミホイールに比べてスチールホイールの方が作業し易いですな。
リム形状の違いもあるし、あんまり気を使わなくて良いですから。
よく考えてみるとリム幅も狭いので、ビードだってすぐ上がるんです。
エアバルブは新品にしておきました。
なんてったって、以前ハマっていたタイヤは2000年製造品ですからとても古いんです。
エアバルブも同じように古いはずですからねぇ。
丁度ストック品が1本だけ残ってたので良かったです。


出来上がっての、実走行チェック&インプレッション〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
果たして、ブリジストン「K300」(※特約店専用銘柄)の実力の程は??


まず走り出すと、とても柔らかな印象を受けます。
慣熟走行中の空気圧は4輪共に2.5kg/cmとかなり高めなんだけど、そんな感じが全然ありません。
従来の「R670」は耐摩耗性が高い設計によりコンパウンドが硬いんだけど、それが無くてまるで乗用車用みたいですな。
ちょっと馴染ませてからお昼ごはんを食べて休憩。
タイヤが充分に冷えた所で、空気圧を規定値(F:1.8kg/cm,R:2.0kg/cm)に調整しておきます。
貨物用タイヤは若干、空気圧高めで使う前提になっているのですが、この「K300」は乗用車タイヤみたいな性格っぽいので普通の空気圧で使ってみるのです。


本格的に、テスト走行です〜〜〜〜〜〜@
やはり空気圧を減らしても、あんまり全体的な感触は変わりません。
むしろ、ウォールが変形してグリップ特性が良い方に生まれるような設計になってるようです。
ギャップを踏んでも、そのショックはすごくマイルドに吸収してくれますので乗り心地がとても良いですねぇ。
しかし、そのマイルドさが「R670」と比べれば頼りないような印象を受ける要因でしょう。
何となく、車高が全体的に下がって沈み込んでるような感じも受けますねぇ。
もちろんこれは感覚的なモノですから、実際にそうなってるワケじゃありません。
今までが「つま先立ち」感覚だったのに、それが裸足でベタ足付いてるような感じとなったのです。

空気圧が規定値だと、このベタ足感覚がイイ感じになるんです。
高い空気圧でもポンポンと弾む感じは無いんだけど、接地面積が減るからか初期グリップ感が薄くなるんですな。
でもタイヤに荷重が加わった状態だと、ガッシリしたグリップ感が蘇ってくるのです。

ハンドリングは、意外とシャキッとしています。
もっとグニャグニャしているのかと思ったらそうでもありませんねぇ。
まだタイヤが新しいせいもあるんでしょうけれど、ハンドルの応答性・回頭性はかなり良いのです。
そして奥でギュッと粘るグリップ感ですな。これはイイですよんv
ニュニュニュニュ〜ンって感じで曲がってってくれます。
ハンドルセンター付近の特性は、やっぱり空気圧が規定値のが圧倒的に自然です。
高め設定だと、ちょっと無応答領域が目立つんですよねぇ。
これはどんなタイヤでも、そういうモノなのですが。


ロードノイズは、これは若干出ますねぇ。
そもそも軽トラ自体が静かなクルマじゃないので、そんなに重要な要素ではありませんけど。
ペタペタペタ・・・って感じではなく、ゴロゴロって感じのノイズです。
ブロックの1つ1つの面積が大きいからでしょうか。
路面状況によりけりなんですけどね。

ちょっと気になったのが、転がり抵抗感が大きい感じです。
コロコロコロ〜っと軽く転がってはくれませんねぇ。ゴロンゴロンと廻る感じです。
なんか、アクセルを少し余計に踏まなければ速度が維持できないような感じなのです。
こればかりは、「エコピアR680」にしておけば良かったかな?なんて思っちゃいましたけど。

ゴム感が半端ないって感じです。これはちょっと慣らし運転して一皮剥ければ変わるかも知れません。
タイヤの外径が一緒なのでギヤ比が変わる事はありませんから、実際に出ている速度は同じはずです。
しかし、スピード感が狂っちゃってて、なんか速度が出ていないような気がするんです。
あまりにもソフトでマイルドなタッチになったからかも知れませんねぇ。

そんなワケなので80km/hでの安定性は、抜群に良いです。
ネッチョリ感が少しあるタイヤですから、そこに安心感が生まれます。
安い銘柄なんだけどその割りには良いですねぇ。
100km/h近くだとちょっと振られますけど、これはタイヤだけのせいじゃないでしょうな。
ホイールバランスはそれほど狂ってる感じではありません。

ちなみに、ブリジストンのタイヤ全般に言えますが、ビードが固くて組み込み時に苦労します。
そもそも、タイヤを持ってみると全体がちょっぴり重いんです。
トレッド面なんかは頑丈そのものですからねぇ。ブ厚いと言うか。
ファルケンなんかとは大違いですねぇ。
もっとも、それだけしっかり作ってあるので、使う方になれば安心なのですが。
この「K300」も安い銘柄にも関わらず、この点は他のBSタイヤと何ら遜色ありません。


あと心配なのは、タイヤ寿命とウエット性能ですな。
これらは今後ぼちぼちと乗ってって、試したいと思ってますです。
今の所の評価は、厳しく採点して★★★★☆+(星4つプラス)ですかねぇ。

●2013年01月09日(水)

タイヤが来ました〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

元旦早々からアクシデントに見舞われたのはショックだったけれど、対処しなければクルマに乗れません。
なのでタイヤをとにかく新しいのに交換すると決めたので、早速調達大作戦です。
まぁコラムのネタにしなければやってられない気分でもあるのですが。


実は、私はかな〜りタイヤ銘柄に拘るタイプなのです。
勿論ですが、実用本位でのチョイスをするんですよん。
あんまりマニアック路線とか、高級志向とかではありません。

バイクの場合ではダンロップ、クルマの場合はブリジストンが基本です。
この中から選んでおけばまぁ間違いないだろうってコトですな。
しかし、クルマ=BS製タイヤと言うと、多くの人は「だってお高いんでしょ」みたいなコトを言います。
確かに小売価格は他のメーカー製よりもちょっと高い傾向はありますねぇ。

それに、今では激安タイヤの波が押し寄せて来てます。
クルマにもマキシスだとかケンダとかの製品が売られてますからねぇ。
しかし、その手の製品品質の実態を見ていると、どうしても使う気になれないんです。
もしも、あんまり品質に違いが無いってんなら、価格が安いのは大きなメリットになり得ます。
でも実際の品質ははるかに劣っていて、比べ物にならないレベルなのでいくら安くても何にもなりません。
安全性ってのを考えると、タイヤ代で少々ケチっても、もしもの時の代償があまりにも大きすぎますからねぇ。


こんな事を言うと、激安タイヤ庇護派の人は必ずこんな反論をするのです。
「だって別にレースとかする訳じゃないし、そもそもスピードも出さないから大丈夫。」
これは・・・お話になりませんねぇ。
ぶっちゃけ、悔し紛れの言い訳をしてるだけってのが明白です。
むしろ「貧乏なんだからコレしか買えねーんだよっ!!文句あるか!」と開き直ってくれた方が、潔いと思うんであります。
走行状況やスピードの問題にすり替えるんじゃなくて、リスクを認識しているか否かの方がはるかに重要なのです。
モノは悪くても「安さ」を取ったんだと主張すりゃイイだけなのに、何かっこ付けてんだか。
まぁ皮肉な事に、激安タイヤってのはレースではないけどドリフト使いの人には結構人気があったりするんですけどね。

とか言いつつも、今回はちょっと安いブランドにも興味があって調べました。
確かに、標準的な小売価格同士で比較すると激安ブランドのはとてもお安いですねぇ。
しかしタイヤってのは流通ルートがイロイロとありまして、バッタ物なんかも出回ってますので、そういうのを探せば必ずしも激安ブランドが最安とは限らないんです。
むしろ、激安ブランドってのは最初から限界まで低価格にしてますので、それ以下の値段にはならないんですねぇ。


ちなみに、良いタイヤとはどんなモノなのか。
まずグリップ力が考えられますけど、その中でも「ドライグリップ」と「ウェットグリップ」とがあります。
ここでグリップ力を勘違いしている人がいるんだけど、グリップ力ってのはコーナーリングスピードの限界値だけを示すわけじゃありません。
ここの思い違いにより、前述のレースだとかスピード云々ってのが出て来るんだと思いますねぇ。
実は、グリップ力が関係するのはハンドルを切った時も、ブレーキを踏んだ時もあるのです。

グリップ力が弱い、または不安定なタイヤってのは、つまりハンドルを切っても曲がらない、ブレーキ踏んでも止まらないコトが往々にしてあるよってコト。
なので、そんなタイヤに当たってしまったならば、常時慎重にハンドルやブレーキの効き具合を心配しながら運転するしかないのです。
それを意識するか、意識せず自然に対応してるのかは人それぞれですが。

良いタイヤは、どんな状況でも安定したグリップ力を発揮してくれると言う信頼性が高いのです。
安心して使えるんですねぇ。


他のタイヤ性能だと、耐久性・耐摩耗性ってのがあります。
所謂、タイヤライフですねぇ。
やっぱり長持ちした方が良いですから、これも結構重要です。
まぁスポーティーなタイヤの場合だと強力なグリップを発揮する反面、物凄く減りが早かったりするコトがあるので要注意です。
今回の件みたいに実用タイヤならばあんまり意識しなくても、極端に寿命が短いタイヤってのは珍しいので心配しなくても良いですけどね。
もっともそういう常識は、激安ブランドには通用しないので要注意。

ちなみに貨物用タイヤってのはちょっと特殊でして、耐荷重が特別高いヤツもあるのです。
通常が6PR(プライ)なんだけど、これが8PRなんですねぇ。
もちろん高荷重タイヤってのはかなり固く重いので、乗り心地やグリップ性能への悪影響もあるんですが。
これは荷物を沢山積んで運ぶ用途として使う方専門のタイヤなのです。
当然ながら、普通の耐荷重のよりもお値段が高いです。
軽トラック用タイヤだと、農作業用に向けて「オフロードタイヤ」も普通にラインナップされてますねぇ。
あぜ道仕様ってのだけど、やっぱり舗装路での性能がある程度犠牲になってるのは仕方ありません。


そして、乗り心地とか転がり抵抗とかの性能もあります。
乗り心地はあんまり軽トラックには重視されませんから、高級車用銘柄みたいな商品はありません。
でも走行音(タイヤノイズ)が小さかったり、細かい振動が少なかったりする事が結果的にあります。
積極的に乗り心地を追求してタイヤを選定するモノではないんです。

転がり抵抗は、最近各メーカーが力を入れて来ている「エコタイヤ」「エコ技術」ですねぇ。
以前から省燃費タイヤってのは存在してたんですが、大抵は走行性能を大幅に犠牲にした、とても貧乏臭いイメージのタイヤでした。
具体的にはタクシー専用タイヤとかですねぇ。
でも時代は変わって、偽善者的なブランド価値が見出されてて、何となくエコって付く偉いような気がするんです。
BSだとエコピアってシリーズで展開してんですが、なんと軽トラの貨物タイヤ銘柄にもエコピアシリーズが発売されてたんですねぇ。

★ECOPIA R680 | バン・ライトトラック用タイヤ | 株式会社ブリヂストン★

カタログを見ると、同社旧銘柄との比較で転がり抵抗は20%低減だと。
正直、迷いましたねぇ。
非力なアクティには、転がり抵抗が少ないってのは凄く魅力なのです。
確かにエコピアEX10ってのを乗用車の方に履いた時にも、転がり抵抗の少なさに驚いた覚えがあります。
もっとも、新しいシリーズゆえに、なかなか安く放出してるモノがありませんねぇ。
とは言っても、高くても手が届かない程度ではないんですが。


ちなみに、現在使っているのはブリジストンのDURAVIS/R670です。
これの新しいエコ技術タイヤのが先ほどの「R680」なんですねぇ。

で、実はブリジストンのカタログに載っていない銘柄がもう一つあるのです。
OEMタイヤなんだけど、BS代理店向け銘柄の「K300」でございます。
こういう裏ワザみたいなのはトヨタの新車装着タイヤなんかにも良く見られまして、以前乗用車にはまってたB250やプリウス銘柄と呼ばれるEX25とかがありました。

他にもファイアストンのもありますねぇ。
ファイアストンとブリジストンは違うメーカーなんだけれど、BS販売店で普通に取り扱ってたりします。
お値段的に安いので、ブリジストンの下位ブランドみたいな扱いがされてるようですな。
激安ブランドよりかはマシってコトで、それよりもちと高いがBS銘柄品よりも安い。
何となく想像だけど、ブリジストンが用意した貧乏人用銘柄ってコトではないかと思うんです。
安いタイヤってのは碌なもんじゃないけど、最低限コレにしときなってファイアストンを出してくるみたいな。

ファイアストンの位置づけってのは正直良く判らないんです。
本来ならば米国の大手メーカーなんだから、例えばグッドイヤーなんかと双璧を並べるみたいな感じですよねぇ。
現在はとっくにブリジストンが買収しているので子会社になっているのです。
肝心の製品なんだけど、トレッドパターンなんかがブリジストンの旧型シリーズに良く似ていたりするんですねぇ。
評判とか調べて行くと決まり文句のように「ブリジストンと同じ技術で作られている」とか、やたら「ブリジストンが」と出てきます。
しかしだからと言って、ブリジストン製じゃないんです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
ちょっと希望的観測が入りすぎているように思えますねぇ。

似た様な事情として、住友ゴムが製造してるタイヤには「ダンロップ」「ファルケン」「グッドイヤー」があります。
ちなみにかなり昔にオーツタイヤも吸収しているのですが、とにかく全部住友ゴムが作ってんです。
だからって全部同じ、逆もまた真なりとは行きません。
あくまでそれぞれの銘柄は別物なんですからねぇ。

なのでイメージ的に、兄弟とか親戚みたいな感じで考えりゃ良いんでしょう。
壊滅的に三流以下レベルって事はない安心感はあって、あとはそれぞれのメーカーの個性・特色を持っていると。
つまりBSが基本と考えてる私には、ファイアストンはあくまで別メーカー製品として受け止めてるってコトです。


調べて行くと、ブリジストンのタイヤでは「エコピアR680」>「R670」>「K300」という序列があるのです。
「R670」は実際使ってみてかなり良いタイヤだと思いました。
なので普通に考えれば同じ銘柄で交換したいですねぇ。
少しだけ贅沢するんならば、シリーズ最高峰の「エコピアR680」になります。
いやいや、いっそのコトお金を節約して「K300」ってのにしようかなとも考えます。
でも実際の価格差ってのは、それほど大きくは無いんですよねぇ。
・・・・うーん、どうしましょうか。


散々悩んだ挙句、今回はちょっと急な話だったってコトで、節約プランの「K300」に決めました。
そもそも軽トラのタイヤに贅沢しても仕方ないし、BS銘柄指定ってコトで充分じゃないかと。
謎銘柄ってミステリアスな所も、ちょっとそそります。

ひとつ気になったことは、K300って名前のタイヤだとダンロップの二輪用にあるんですよねぇ。
RZ250/350とか、CB750Fなんかの全盛期に良く使われていたスポーツタイヤです。
どうしてBSはまた同じ名前を使っちゃうんだろうか。


「K300」の正体を調べて行くと、どうやらルーツは旧シリーズの「R600」のリファイン版みたいですねぇ。
トレッドパターンが実に良く似ているんだけど、左右フチの縦溝がありませんな。
ちなみにファイアストン製では軽貨物用シリーズはF300ってのがあるんだけど、こっちとは全然違います。
そして製造工場は、「R670」と同じインドネシアです。
コンパウンドはBS製だな〜と言う感じなんだけど、ちょっと全体的にちと柔らかい気もしますねぇ。
BSのタイヤってのはどっしりとした重さがあるんだけど、それが少し軽い感じです。
商品の位置づけから、もしかして安普請なんだろうかって勘繰っちゃいますです。

しかし、それ以外のインプレッション・評価が皆無です。
もっとも軽貨物タイヤを評価するってのも難しいんですけどねぇ。
そもそもがあんまりタイヤの特性とかを意識して使うジャンルのクルマじゃないのです。

つまり、自分で使ってみてのお楽しみってコトですねぇ。


タイヤの組み換えは、ぶいぶい名物の「手作り」でやっつけます〜〜〜〜〜〜〜@
勿論タイヤレバーを使っての手作業ですよん。
まぁ暇もあるし、運動にもなりますからねぇ。真心も込めているのです。魂注入なんですよん。

とにかく、がんばらねば。
(続く)〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@


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