2012年07月のコラム
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●2012年07月28日(土)

バイクネタの方へ戻ってまいります。

でも、バイクネタではありません。「〜の方へ」ですからねぇ。
メンテナンス関連です。

整備の作業には、知識ノウハウはもちろんですが、道具や設備なんかも必要になります。
これが意外と盲点でして、例えば修理代を浮かそうと思って自家整備で行っても、必要な道具類を持っていなければ無理。
まぁ誰かから借り出せれば良いんですけれど、なかなかそういうワケには行きませんからねぇ。

もし借りるにしても、ちゃんと現状復帰して返却するのがマナーです。
なので消耗品に関しては、キチンと自前で用意するのは絶対条件でしょう。
それすらも他人のモノを当てにすると、ずうずうしい人だと言われてしまっても仕方ないのです。


消耗品といえば、ケミカル類ですねぇ。
オートバイの整備に必要なケミカルと言っても沢山あるのですが。
思いついた順から並べてみます。(よく使う順番)


(1)液体ガスケット
エンジン関連の整備では使用頻度が高いです。
あんまり塗り過ぎないように使うのがコツなので、伸びの良いモノがイイですねぇ。
ちなみに自動車の整備屋さんは、やたらブ厚く塗りたがる傾向が見られますよん。
ペーパーガスケット無しで、液体パッキンのみで使ってる部分があるからでしょうか。


(2)パーツクリーナー
これもエンジン関連で良く使います。
ブレーキパーツクリーナーって書いてあるモノが多く、文字通りブレーキ関連の清浄にも使いますけど。
基本的にお値段の高いものほど脱脂洗浄力が強力でして、安いのは落ちが弱いです。
あらかじめ他の手段で洗浄しておいて、仕上げにパーツクリーナーを使えば安物でも充分役立ちますよん。


(3)キャブクリーナー
長く乗らなかったバイクの修理では必ず使うアイテムです。
これも種類がイロイロとありますが、経験から言うと臭いヤツほど強力ですねぇ。
もちょっと具体的に生々しく表現すると、アンモニア臭のキツイ奴がイイですよん。
甘〜い香りのする液体タイプも使った事がありますが、そこそこのパワーしかありませんからねぇ。
ちょっと高いけれど、Wako'sのエンジンコンディショナーが最も良いと思います。
とは言うものの、私はもっと安いヤツを使ってますけどね。

ちなみにゴムを激しく膨潤させますから、使用する場合には十分気をつけなければなりません。
キャブレターのパッキンとかが簡単にダメになっちまいますんで。


(4)CRC5-56オイル
これも必須です。メカニックの手には呉5-56!なんてコマーシャルしてましたねぇ。
但し使い方を間違ってるビギナーさんが非常に多くて困ります。
いい加減に、何でもかんでも壊れたモノには油を差せば直ると思っちゃってる人がとても多いのです。
それで直るんならば、そうやって直して下さいよ私は知りません。そう言いたいですv

実際の作業には、固くなったネジを外す時なんかに多用します。
道具とかの、「簡易な潤滑」にはどんどんと使って良いです。
バイク自体の潤滑ポイントには、やはり正規のオイル類を使うべきですけどね。

ちなみに、ホムセンに売ってるのに高いモノと安いのがあります。
高いのは\800-位でしょうか。
安いのは\300-切ってて場合によっては\200-ほどだったりします。
このお値段の違いは、添加剤の配合ですよん。
PTFEと言うテフロン潤滑剤が入ってるヤツが高い方です。
もちろんですが、高いやつの方が浸透・潤滑作用が強いですので、家庭用としてなら絶対にこちらをオススメします。
家庭用だとちゃんとした潤滑ポイントにも使いますからねぇ。
もちろん固まったネジ外しにしても、高い方のが成功率もアップするのですが。
私の場合はもちろん安い方で間に合わせてますv


(5)グリス
以前もコラムネタにしたと思いますが、マルチグリースとアンチシーズ、それとシリコングリースの3種類は必要ですねぇ。
マルチグリースってのは万能グリスとも言いますけれど、まぁ機械全般的に使うヤツです。
リチウムとウレアがありますが、ウレアの方が高級品です。
それと二硫化モリブデンを配合したモリブデングリースもありますが、これは極圧潤滑という条件で使うタイプです。
もっとも普通に使っちゃっても大丈夫ですけどね。

アンチシーズは商品名なんですけど、ようは焼き付き防止グリスのコトです。
銅粉末配合してるタイプが殆どでして、ちょっと前にデイトナ斡旋品を購入しました。
毒々しい黄金色をしていたので、「スケベグリース」と呼んでいますv
以前使ってたWako'sの製品がとても良かったので比較になりますが、これも充分良いモノですねぇ。
ステンレスネジを使う時や、予めカジりそうな場所に塗布しておくのに結構こまめに使います。
プロとしての作業を心掛けると、どうしても後々のコトを考えますからねぇ。
ブレーキマスターのフタを止めている皿ビスに塗るのはセオリーになってますよん。
スケベ大好きv

そしてシリコングリース。
これが今回のネタの主役です〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@


シリコングリースの特徴は、ゴムや樹脂に対して侵食しないってのです。
なので、ゴムのシール組み込みの際なんかに必要ですねぇ。
裏ワザとしてですが、弱くなったシールのリップ部分に塗るとシール性がちょっと改善される事があります。

ちなみに、ヤマハの純正部品でブレーキキャリパーのシールを注文すると、小袋に入った赤色のシリコングリースが付属して来ます。
これがなかなかの優れモノでして、かなり固い目なシリコングリスですがシールへの馴染みがとても良いのです。
安物のシリコングリスはすぐに乾いて(?)しまって、ヌルヌルしなくなりますからねぇ。
どうやら油脂類の高い安いってのは、潤滑性である程度判断が出来るようです。
でも赤色ヤマハおまけグリスは単体で何処に売っているのか判りませんねぇ。
ヤマハのケミルカ斡旋品の中にも見当たりませんし。謎です。

しかし、シリコングリスってのはやたらと高いですねぇ。
以前は(厳密に言うと現在でもですけど)Wako'sのスーパーSGってのを使っていました。
チューブに入って100g入り\3,150-もするのです。
ちなみに耐久性がちょっと弱い下位品のSG-Tってのは、同じく100g入り\2,850-でしたけど、それでも高いです。
ヤマハの斡旋しているシリコングリースは信越化学製なんですが、こっちも100g入り\2,835-ですからねぇ。
こうやってみると、シリコングリースの大体の相場ってのが判ってきます。
たま〜に千円位でシリコングリスを売ってたりしますけど、たいていは30〜40g入りとかの小さいヤツです。

支那製品のシリコングリスで、とっても安いのを見つけましたけれど、さすがにこれを使うのは考えモノですねぇ。
工業規格とか平気でガン無視してくるお国柄ですから、何が入っているのか判ったモンじゃないです。
もしかしたら白いグリス=シリコングリスという扱いだったりして。
以前これと同じような製品を見た時に、中身が石油の匂いがしたんですよねぇ。
安くてもこればかりはパスです。
不良グリスによる影響ってのは、後から出てきますから怖いんです。


そして、イロイロと調べて行って単価バランス的にイイモノが決まりました。
・・・またまた、デイトナですねぇ。
商品カタログページは、★こちらです★
30g入りチューブと、80g入り壺とがありまして、私の場合は業務用途ですから壺の方にしたのです。

80g入りで\1,890-ですねぇ。
という事は、100g換算だと\2,363-となりまして結構お買い得です。

ただし悩み所は、容器が「壺」ってトコですねぇ。
使い勝手としてはチューブの方が慣れている分、良いですから。
でも保管する場合だと壺の方が潰れたりしなくて良さそうです。
まぁ缶に入ってるグリースだってあるんだし、スケベグリスも壺入りだから良いですねぇ。
もっともシリコングリスの壺にはブラシは付いておりません。

机の上に置いておくと、何やらサプリメントみたいですねぇ。


ちなみに、上の方でも価格のコトをイロイロと書いてありますが、全て定価記述です。
実際の小売価格に関してはもちろん安く手に入るように工夫をしているのです。
そして私の最終判断はやはり調達価格での比較となりますが、記事にする場合は一般的な小売価格のコトを考慮してあります。
部品・部材の問屋さんとの取引がありますからそっちで主に調達してんですけど、仕切値なので掛け率がヒミツで書けないのが残念。
でも良く調べて行くと、たま〜に仕入れルートよりも激安ショップでの小売価格方が安いコトがあるのでびっくりです。

まだ、現在使っているWako'sのSSGが残っているのですが、待ち切れなくなってちょっと試しに使ってみました。
なかなか好感触ですねぇ。
ちゃんとしたシリコングリスです。
一般ユーザーさんにはチューブ入りがいいですねぇ。
それとグリス3種がセットになったモノもあります。

●2012年07月25日(水)

いよいよ梅雨もあけ、本格的な夏到来です。
少し前から熱中症の話題でテレビがわーわー言っていますが、実は去年はもっと早くから凄い暑さでしたからねぇ。

まぁ今では「日射病」と「熱中症」を混同している人はあんまりいないと思いますけれど、昔は夏の風物詩としては日射病だったんです。
日中に表へ出て直射日光に当たり過ぎるとクラクラ〜っと来て倒れちゃうよとか言われてました。
帽子をかぶって日射病を防止するとか、駄洒落みたいな事も言われていましたねぇ。

その名残が、「屋内でも熱中症になるのです」というセリフです。
はぁ?何言ってんの??
高温の場所で起きるんだから、屋内外は関係ないに決まってるのに。
・・・そう冷静に考えられる人が殆どだと思うんですけどねぇ。


実は、熱中症には何度かヤラれた事があります。
そういう危険のある職場にいたので仕方ないんですけど、アレは突然何やらフワァ〜ッとした気分と共に目の前が真っ暗になるんですよねぇ。
後から考えてみると、ちょっとした前兆ってのは確かにあるのですが、マズいと思った時は大抵手遅れです。
もっとも、その時のは熱中症だけなのか、それとも酸欠とか脱水症状とかもミックスされていたのかも定かではありませんけれどね。

予防策は、やはり涼しい所へ避難するのが一番です。
それと水分をしっかり取ること。
また汗が出る場合には塩分も必ず補給する事が重要と言われていますねぇ。
とは言うものの、野外作業なんかをしているとなかなか難しいかも知れません。
まぁ体力が落ちている時に熱中症になりやすいので、暑い間は節制してスタミナを温存しておくのが大事でしょう。


夏の風物詩といえば、「蚊」もありますねぇ。
蚊に刺されるとかゆくなってイライラするだけではなく、就寝中なんかだと安眠できなくなるので困ります。
睡眠不足は翌日の活動に差し支えますし、また先ほど出てきた熱中症に対する抵抗力も弱くなりますので、大げさに言うと生命に関わるケースも考えられるんです。

蚊は、窓を開けていれば外から入って来ます。
やっぱり蚊にとっても暑さは大敵ですし、またちょっとした風で飛べなくなってしまうので穏やかな環境の室内に惹かれるのは当然でしょう。
ちなみに、刺すのはメスの蚊だけですが、オスもいなければ繁殖しないので両方駆除する必要があります。

我が家の回りも、どうやら側溝にフタがされた頃から蚊の繁殖が増えたように思われます。
実は昔、家の前にちょっとした小川があって、そのトンネルの開口部がすぐ脇にあったのです。
そしてそこにはザリガニとかカメとかの水生生物がいたんですねぇ。
少し上流(と言っても数十m)に田んぼがあったのですが、夏になるとホタルが沢山飛んでいてとってもキレイでした。
水辺が近いので、トンボも沢山飛んでいましたし、カエルも盛大に騒いでましたねぇ。

ちなみに、トンボやカエルの子供は基本的に肉食ですから、蚊の幼虫であるボウフラとかを食べてくれます。
なので、蚊が大量発生するなんてコトは滅多にありませんでした。
結構蚊は少なかったように思いますし、種類も黒白の縞々のヤツがほとんどで、現在良く見られる黒一色のヤツは見かけませんでしたねぇ。


で、蚊によって寝不足になると困りますから駆除剤を買ってきました〜〜〜〜〜@

オートバイ工房では、建物容積が大きかったのでオーソドックスな「蚊取り線香」が活躍していましたねぇ。
蚊取り線香は短時間で大きな効果が得られる反面、火を使うので運用には注意しなければなりません。
点けたり消したりって使い方にも向きませんねぇ。

昔ながらの、豚の形の「蚊やり」を使ってました。
これはちょっとしたレトロ趣味の一環だったんだけど、すぐにヤニで汚れてしまってお掃除が大変でしたねぇ。
また蚊取り線香のメーカーは幾つもあって、お値段もマチマチなのですが、メーカーによる製品の違いってのもまた大きかったのです。
私が一番良いと思ったのは、「金鳥」の蚊取り線香ですねぇ。
しかしお値段が高くて、ホムセンで安売りしているフマキラーのモノの倍近いんで困ります。
でも、安い蚊取り線香はあんまり効き目が強くないのと、喉が痛くなるんです。
なので蚊取り線香代も結構掛かりましたねぇ。


でもお部屋では専ら、ベープノーマットなどの電子蚊取り器を愛用していました。
実はノーマットの「マット」が「No」ってのは、若い方には意味が判らないんだそうで。
今でもちゃんと売ってはいるんですが、昔の電子蚊取り器ってのは紙製のマットに薬剤が染み込ませてあってそれを加熱して燻して拡散させてたんですな。
使い終わったマットは真っ白になってて、「明日のジョー」の最終回みたいでした。
このマットの交換が今考えると面倒でしたねぇ。

そして時代が代わって、マジックというかサインペンみたいな薬剤ボトルをセットして、リング状ヒータで加熱するタイプの「ノーマット」が主流となったのです。
これは優れモノではありますが、その手軽さが裏目に出て、なんか利いてんだかどうだか実感できなくなってしまいました。
密閉した狭い空間ならば薬剤の効果が高いんですけどねぇ。


でも、ここ数年の間にまたまた新製品が出たのです。
今度は、定量噴射をするスプレーで「ぶしゅっ!」と薬剤を噴霧すれば、メーカーにもよりますが14時間ほどの長時間効果が継続すると言う物。
今そこにいる蚊がバタバタと落ちるし、また他所からの蚊も寄せ付けないんだそうな。

コレはいいですねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

と言うのも、夜間にふと蚊が「ぷーん」と飛んでたりしたら、「ぶしゅっ!」と発射すればやっつけられるんです。
従来のノーマットだと、スイッチ入れてから効き目が現れるのに時間が掛かりますし、そもそも効き目の実感が持てませんからねぇ。
だからってキンチョールを手元に置いといて噴射するってのも大げさですし。

まぁ一番、蚊をやっつけた実感が持てるのは、やはり直接撃墜するコトですv
動体視力と敏捷性がモノを言うんで、まさしく真剣勝負ですねぇ。
・・・蚊を相手に何をバカなと笑われるかも知れませんが、あっちは命が掛かってんですからやっつける側も頑張るのが礼儀でしょう。

実は、作業場とかでも蚊に悩まされます。
蚊よけとしての方法は、やはり効果が高いのは扇風機ですねぇ。
前述した通り、蚊はちょっとした風(おおよそ風速2m以上)で飛行困難となりますので。

でも、どうしても蚊がいる場合には、この「押すだけノーマット」を持ってって「ぶしゅっ!」と一発噴射すればokでしょう。
ある程度広い空間なので効果の持続性は期待できませんけれど、とりあえずその辺にいるのは駆除できると思われます。
電気も火も使わないので、持ち運んで何処でも使用できるってのがイイです。


ちょっとお値段は高いですねぇ。
容量の違いにより、90日分とか120日分とかがありましたけれど、一番大きい180日分ってのを買いました。

なにやらデザインのオシャレな噴射装置が付いてんですけど・・・完全にケースとしての機能しかありませんねぇ。
そもそも定量噴射してるのは内部のスプレーボトルですから、本当ならスプレー単体でも良いはずなんですが。
でもこんな小さなスプレーボトルで、しかもホンの少量の噴射での威力ってのを考えると、ちょっと怖いです。
キンチョールだと「ぶしゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!」位は噴射するんだけれど、これだと「ぶしゅっ!」ですからねぇ。

実は、殺虫成分ってのはピレスロイド系の薬剤が使われていて、これは一種の神経毒です。
でも人間を含む哺乳類と鳥類に対しての毒性は弱いのでこれで死ぬ事はありません。
昆虫類だけではなく、爬虫類や両生類にも効果があるそうなので、カエルとかトカゲとかイグアナなんかを飼育されている方は要注意です。
またお魚を飼ってる所にも使わない方が良いらしいですねぇ。

そう言えば昔カブトムシとクワガタを捕ってきて飼ってたんだが、親がベープマットを隣の部屋で付けててドアを開け、ほぼ全滅させられたコトがあったっけ。
まぁカブトムシも蚊も昆虫には違いないので、不用意にも駆除されちゃったんですねぇ。
ペットとか飼ってると意外な制約ってのがあるモノだと、その時に思いました。


しかし、近年ではこのピレスロイドに耐性を持つ蚊が出現しているんだそうです。
病原菌ウィルス同様に、生命の進化ってのは凄いですねぇ。
そのうちに殺虫剤が効かないなんてコトになるのかも知れません。
そう言えばゴキブリなんかだと、なかなか死なないのがいるんですよねぇ。

ちなみに、殺虫剤にはターゲットにしてる昆虫がありまして、蚊に効くのと、ハエに効くのと別々だったりします。
なので購入する際は、よく注意書きとかを見なければなりません。
この薬剤は様々な種類があって、まだ解明されていない部分もあるそうな。
なので、メーカーによってかなりの機能性能の違いがあるとのコトです。

つまり、殺虫剤はケチらずに一流メーカー品を使うに限りますねぇ。

●2012年07月22日(日)

バイクネタです。
ぶいぶいの真髄とも言える分野のはずなのですが・・・・
しかし最近暑かったり天候が悪かったりで、バイクに乗るには散々ですからねぇ。
梅雨は明けたはずなんだけれど、大気の状態が不安定ですから余談を許さない状態が続いてます。

以前のコラム記事でネタにした、テールランプの続きです。
過去ログを調べて見ると、6月22日(金)ですねぇ。
LED照明に付いてちょっとお堅い話しをしたと思います。
でも今回は、このテールランプキットを取り付けたってお話なのですよん。


先日の記事の最後の方に、こう書きました。

んで、タイトル写真のナンバー灯付きベースはと言いますと・・・TT250Rに取り付けようと考えています。
実は恥ずかしながらTTRは昔流行った「モトクロッサー風」にナンバーが付いているのですねぇ。
私の手元に来る前からこのスタイルだったのです。
しかもインナーフェンダーまで取り外してあるし。
フェンダーの上の、テールランプ下にへばりついてる形ですから、ナンバープレートの被視認性に問題があるのです。
コンセプトは全然違うとは言っても、なってるコトは「ナンバーカチ上げ」と一緒なんですよねぇ。
なので、ちゃんとした取り付け方に直さなければと思っていました。


ネット上での事だと、やたら厳格に遵法精神を問われるコトが多々あるようです。
まぁ意地悪と言うか、揚げ足を取るって言うか、そういう風潮があるんですねぇ。
もっとも、私自身も他所のサイトとか見ていると、ちょっと神経質な視点で見てたりしますからお互い様です。
だからってやたら些細なことで批難したりはマナー違反ですので、気にはなっても黙って静観するに限りますです。
しかし、もう既に学校は夏休みに入っちゃってますねぇ。
ネット荒らしや厨房軍団の季節ですから、かなり慎重に書かなければなりません。
本格的なシーズンってのは8月下旬からなのですけど。

んで、以前のTT-Rのナンバーの付け方に関しては、実は厳密に言うと法律違反になります。
ナンバー灯と反射板がありませんからねぇ。
もちろんこんな仕様にしたのは私ではなくて、ずーっと前のオーナーさんの仕業なのです。
どうやらその時には、このバイクでエンデューロレース参戦を考えていたようで。

エンデューロレースってのはオフロード競技でして、モトクロスの仲間です。
違いとしては、長丁場になるコトですねぇ。2時間とか4時間とか。
モトクロスの場合はスプリントレースですから、エンデューロは耐久レースってコトになるのです。
ちなみに、エンデュランス=耐久レースの意味がありますからねぇ。
そしてTT250Rは、このエンデューロにマッチした車種なのです。
「オープンエンデューロ」とサイドカバーにデカールが本来はあるんですから。
ホンダのXLR/XRも人気がありますが、かなり後からヤマハが出したのでより洗練されてんです。


そんなワケなので、リヤの泥除けなんかも取っ払っちゃってあるのです。
競技場ではドロドロになりますが、すっ転ぶ前提なので余計なモノは外すのがセオリーです。
泥除けみたいに尖がってるモノだと簡単に破損してしまいますからね。
・・・でも、もしかしたらそんな本格的な理由ではなくて、単なる「モトクロッサー風味」のカスタマイズなのかも知れません。
何となくカッコイイような気がするという下らない理由で、折角付いてるモノを取り外す愚行は良くあるコトですからねぇ。
真相はどうなのか闇の中です。
バイクのあちこちを見てみると、同様にイロイロ欠品部品がありますねぇ。
明らかに取り外してしまってるんです。

でも、いざノーマル純正の状態にしようと思うと、これが結構大変なのです。
細かい部品なのですが、意外と高いんですよねぇ。
しかも中古品ですからなかなか出物はなくて、あっても高いんです。
バイク店で売り物にしようと思うと、やっぱりパーツ欠品は目立ちますのでちゃんとしたいんです。
実は、こういう「取っ払いカスタム」自体が不人気な証拠なんですが。
我が愛車の場合も仕方ないので、良くないなと思いつつも現状に留めてあったのです。


とりあえずは、テールランプ部分が手に入ったので取り付けをします。
ちょっとステーの向きとかに工夫は必要ですが、何とか取り付け作業が完了しました。
振動とか緩みに対しての心配が少しあるので、タイラップでの補強もしてあります。

こういうパーツってのは、比較的簡単なカスタムとされています。
でも実は、ちょっとした取り付け方とか位置関係なんかのセンスが要求されるんですよねぇ。
出来上がった状態で自然に見えるようにと心掛けて、あれこれと悩んで取り付け方を決めるのです。

ちなみに電気配線は簡単です。
本来ナンバー照明ランプが装備されている車種ですから、コネクターはちゃんと付いてんです。
注意しなければならないのは配線の取り回しでしょう。
白色LEDが4発付いてて、満遍なくナンバープレートを照射するようになってます。
ちなみに、ランプの台座はナンバーステー部分に付くのですよん。


で、出来上がりが写真の左上の状態です〜〜〜〜〜〜〜〜@
実に自然な位置に収まってますねぇ。
一体ナニが変わったんだろうかと、以前の状態を知らなければ判らないですな。

やっぱり、こうでなくっちゃ。
とっても満足です。
しかも、どんどんと良い子仕様になってイクんですv

●2012年07月21日(土)

ちょっとブレイク。

・・・と言う書き出し方はブログの定番でございます。
まぁブレイクっていう位なのでとてもユルい話題に決まっているのですが、本日のお題はこれ。
タイトル写真の食物です〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

その名も、「おやつバーグ」

一見すると単なるレトルトのハンバーグに見えますねぇ。
お弁当に最適な、イシイ食品のハンバーグなんかと同じようなのですが、ちょっと大きさが異なります。
縮尺的には1/3位のサイズですねぇ。

この、大きさを写真で判るようにするのには、私の流儀だと以前はタバコやライターを使っていました。
元々が喫煙者、しかも相当ヘヴィなヤニ中毒だったので、手元にいつでもありましたからねぇ。
でもオークション出品とかするようになると、このサイズ見本が使えないのです。
と言うのも、中古品の売買をする場合には、モノにもよりますが一般的にヤニ臭いモノは大変嫌われます。
クルマなんかの場合だと、喫煙車かそうじゃないかで査定金額が物凄く変わりますからね。
電化製品など室内で使うモノ、衣服とかアクセサリーなど身に付けるモノは要注意です。
バイク部品ではヘルメットとかの用品じゃない限りそんなにシビアなコトは言われないと思いますが。
でも、タバコを類推するような見本写真を撮るのはデメリットしかありませんからね。


なので、途中からサイズ見本は「500円玉」にしたのです。
なんで10円とかじゃないかってのは、あんまり深い意味はないんだけれどちょっとリッチ感を出したいなと思ってですv
もっとも財布の中に丁度500円玉が居てくれないと困りますけど。

てなワケでして、この「おやつバーク」の大きさ見本も500円玉です。
かなり小さなハンバーグでして、ミートボールを一回り大きくして潰した位の大きさですねぇ。
かなりピッチリと厳重に密閉されてパッケージなのですが、どこにも暖めるコトか書いていないのでそのまま食べれば良さそうです。
そもそも駄菓子なんだから、調理しなければならないはずがありませんね。

しかし、味は全く想像できません。
確かに外観からは、ごく普通のお弁当ハンバーグ同等に見えるのです。
でも、バッケージに書いてある原材料の欄を見てみると、「醤油」とかデミグラスソースに関する調味料の記載がありません。
ケチャップとか、せめてトマトだとか野菜だとかの表現があってもよさそうなんですが。
つまりこれから察するに味付けがされていないみたいなのです。


散々、想像をこねくりましたので、いよいよ開封して食べてみますv
いざ開封!と言う時に、足掛かりという手掛かりというか、いわゆる開け口が見当たりません。

なんか先ほどから、見当たらない見当たらないとばかり言ってますねぇ。
まぁ駄菓子レベルですから仕方ないんですが。

仕方が無いのでハサミを持って来て開封します。
実は、私の所には事務用の小さなハサミが2本あったんだけれど、それを1本キッチンへ持って来てあります。
意外とこれが重宝するんですよ。
特にお年よりとか手先の不自由、いいや不器用な方には強〜い見方になってくれるのです。
お菓子とかパンとかの開封時に苦労する事がありませんからねぇ。
コンビニなんかでも小さい事務用のハサミは売っていますので、気が付いた時についでに購入しておくのをオススメします。

んで、めでたく開封しました。
おやつバーグを取り出して見ると、やっぱりハンバーグそのものですねぇ。
100円回転寿司の「ハンバーグ軍艦」を彷彿とさせます。
そして食します〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@


ダイレクトに、魚肉ソーセージですねぇ。
まぁ原材料名の所を見てて予想は出来ましたが。
つまり、おやつバーグって食べ物は、それっぽく色づけされた大径魚肉ソーセージを輪切りにしてパックされたモノであると言う結論です。

美味しいか?と問われれば、まぁイイのではないかと答えます。
すんなりと美味しいって言えない所がありますねぇ。
大体、私の経験則から言うとパッケージ等に「おいしいよ」とか自画自賛してある食べ物ってのは大抵マズイのです。
このおやつバーグにも、「わ〜い」「おいしい〜」とありますので、やっぱりなと思いますv

ではまた買うのか?と聞かれると、ちょっと微妙ですねぇ。
この商品は面白さから買うモノでしょうな。
つまり一回買えば用済みです。
そもそも私がこれに触手を伸ばしたのも、ただコラムネタになると思ったからだったりします。
でも、これは是非とも実物を手に取って、そして食べてみて楽しむべきでしょうな。
ただの知識としてではなく経験してこそ物事は楽しいんですから。


そんな、「おやつバーグ」は、近所のコンビニ(サークルKサンクス)にて、1つ¥30−位のお値段で売っていましたv

「当たり」が付いていそうな雰囲気ですが、残念ながらそのようなシステムは実装されておりません。
また、DHAが入っているのでどうやら食べるとアタマが良くなるみたいですよん。
(※個人の感想であり、効能を示すものではありません)←薬事法対策


●2012年07月18日(水)

少し前から愛用しているヘッドホンのイヤーパッドが、劣化してボロボロになってしまいました。
なので補修用のイヤーパッドを購入して来て、交換作業を行いました〜〜〜〜@

ヘッドホンは、オーディオテクニカ製ATH-A700というモデルです。
交換用イヤーパッドはHPA900(\1,575-)と言うモノが市販されています。

でもネット検索してみると、どうやらこのイヤーパッドは評判が芳しくありません。
フィット感はソフトで良いんだけれど、耐久性に乏しいとのこと。
良く使う方だと、約1年ほどでボロボロになってしまうコトもあるんだとか。

イヤーパッドは耳周辺に直接当たるので、汗などで傷みやすいんですよねぇ。
メーカー側としては、消耗品の扱いになっています。
つまり、メーカー保証期間の最中でも保証対象外なのです。


イヤーパッドの材質は、メーカーやモデルにより様々なモノが使われています。
しかし傾向として、フィット感(装着感)と耐久性は相反するみたいですねぇ。
それとヘッドホンのお値段に比例してイヤーパッドの価格も高くなるんです。

オーディオテクニカ製品の高級タイプだとコラーゲン配合のとかもありました。
調べて見ると、その様なタイプのイヤーパッドは5〜6千円ほどしますねぇ。
なので、\1,500-ほどで出ているこのA700用のイヤーパッドは安い分類に入ると思われます。
でも煩雑に交換しなければならないんなら、安いといえるのかどうか微妙です。


ネットで検索してみると、どうやら違うモデルのヘッドホンに使ってるイヤーパッドを流用するテクニックがあるみたいですね。
本来のHPA900と言うイヤーパッドは、ATH-A500/700/900用のモノなのですが、その上位モデルのは材質が異なるそうで。
ATH-A1000用のイヤーパッドで、HPA1000(\2,625-)がそれです。
物理的に大きさ等は同一ですから、そのまま嵌め替えが出来るんですねぇ。

随分とお値段が高くなりますけれど、それでも耐久性はとても良いそうな。
装着感はちょっとパッド材質が硬いんだけれど、そこそこ悪くないみたいです。

なので、今回はこっちの方にしました〜〜〜〜〜〜@
悪くなってないのに交換するコトはありませんけれど、補修する場合には是非検討した方が良いテクニックですねぇ。


交換作業は、ちょっとしたコツが必要ですけれど簡単です。
でも絶望的に手先の不器用な人にはちょっと難しいのかも。

イヤーパッドはハウジング外周の溝に嵌まっているだけです。
接着とかビス止めとかではありません。

古いイヤーパッドは、フチから引っ張り出せば簡単に外せます。
そして新しいパッドをはめ込んで行くのですが、その前に左右確認ですねぇ。
こういう部品ってのは、右用と左用に分かれてるコトが多いのです。
付属してきた説明書に書いてありますので、落ち着いて良く見て左右の判別をします。
・・・・書いてある事が読めない、見ない人ってのは結構沢山いますねぇ。
それなのに出来ん出来んと大騒ぎしたりして。一体何がしたいのやら。
ちゃんと読むか、そうじゃなきゃ自分でやるのを諦めるかの二者択一しかないですよねぇ。

てなワケで、右左の正しいイヤーパッドが判別できたら向きを合わせてはめ込みに掛かります。
この時に気を付けなければならないのは、力ずくで無理矢理解決しようとはしないコトです。
タイヤ交換に通ずる部分がありますねぇ。
レバーの代わりに竹製の耳掻きでヒョイヒョイっとイヤーパッドのフチをハウジングの溝に入れて行きます。
くれぐれもレバーでこじるのではなく、あくまでちょっと助けてあげるような感じで優しくヤルんです。
もちろん引っ張るのは最小限ですよん。

パッドの取り付けが出来たら、全体的に収まり具合を調整します。
やっぱりちゃんと収まってないと装着感とかが悪くなりますからねぇ。
そして、完成です〜〜〜〜〜〜〜〜@


長々と書いてますけど、左右合わせてホンの5分程度の作業ですねぇ。
慣れていない人でも30分位掛ければ出来るのではないかと思います。

●2012年07月17日(火)

PC関連ネタでございます〜〜〜〜〜@

パソコンと言えば、まず思い浮かぶのが「ディスプレイ」と、マウス・キーボードですねぇ。
特にディスプレイは使っている限り見続けるので、パソコンのいわば主役です。
その昔、まだPCの普及が始まった頃は「パソコンの電源を切ってくれ」と言われてディスプレイの電源ボタンを押す人もおりましたね。

そんなワケですけど、ディスプレイは過去何度も大きく進化してきました。
最初はブラウン管を使ったCRTと呼ばれる、いわゆるテレビでした。
CRTは「カソード・レイ・チューブ」の略なので、ブラウン管自体のコトを指してんです。
大昔、NECのPC-8001とか9801の時代には白黒(または緑/アンバー単色)が主流で、カラーは非常に高価でしたね。
それが物凄い勢いで価格が下がって来て普及したのです。
これが〜2000年位でしたっけ。

その次は、液晶ディスプレイの普及です。
液晶ディスプレイの英語読みのまま、LCDを呼ばれています。
これも出始めはとても高かったんだけれど、どんどんと値段が下がってきました。
そして現在ではすっかりCRTに取って代わってしまいました。
机の上のスペースが広く使えるようになりましたねぇ。
今から5〜6年前にはすっかり液晶ディスプレイの時代になったようです。


実は、画面の部分以外にも変遷があるのです。
DOS−V規格から言いますと、最初はPCとデイスプレイの接続には「アナログRGB」で繋いでいました。
これは「VGA端子」とか、「アナログD-sub15pin」、ちょっと専門的には「アナログHD15」なんて言う呼び方もしています。
実はアナログRGBに付いては映像機器の世界だといくつかの種類があり、混乱するとイケナイのでD-sub15pinってのが一番確実な呼び方だと思いますよん。
8pinの奴とか、25pinの奴とかイロイロありまして、一部はMacなんかにも採用されてましたねぇ。

そのD-sub15pinの規格はPCの世界ではすっかり標準になりましたので、我が家のPCもこれを使ってました。
呼び方の中にもあるとおり、アナログ信号で映像を伝達しているのが特徴です。
RGBってのは光の色の三原色のコトで、赤・緑・青それぞれの成分に分けて信号を流します。
これに対してコンポジットビデオの場合だと、位相変調をして色信号と輝度信号を重畳して1本の信号線で流してんですよねぇ。
ちなみにSビデオは、輝度信号と色信号を分けて2本の信号線で伝達してんです。
つまり。映像信号である以上どの方式でも大差はありませんが、品質を追求するのならまとめてしまうよりも各要素ごとに分けた方が有利なんですねぇ。

しかし、液晶ディスプレイへ替わって行くと、このアナログ映像信号を扱っている点がだんだんネックとなって行ったのです。
従来のブラウン管の場合では、水平方向へ電子ビームを走査して映像を出していますので、明暗は連続したなだらかな信号でもokでした。
しかし液晶ディスプレイの場合、画面構成はドット単位ですので隣接するドットとの関連性ってのが無いのです。
つまり、■□■□■□■□■というような表示が当たり前になっちゃったんですねぇ。
ドット文字を出力するのには大変クッキリとしてて都合が良いのです。

ここで映像信号のデジタル化が進みます。
元々PCの内部ではデジタル信号が普通なんだけれど、今まではわざわざアナログに変換したり、それをデジタルに逆変換したりしてたんですねぇ。
その度に信号が劣化してしまっていたのです。
そういう煩わしさから解放されたのが、DVI規格です。

もっとも従来の機器・規格との互換性を放棄するわけには行かないので、それらも考慮されたアナログ/デジタル併用のが主流でした。
しばらくはアナログとデジタルが混在する状態になっていたようですが、現在ではかなりデジタルへの移行が進んだようです。


我が家のPC事情だと、父親のPCがかなり早いうちからDVI接続して使っています。
でもそれには事情がありまして、まだ液晶デイスプレイが高価だった時代に中古でIBMパソコン用のLCDを格安で手に入れたのです。
なぜ安かったのかの理由がありまして、それはIBMパソコン専用品なので、電源もPC本体から供給、接続ケーブルはDVIのみという仕様でした。
つまり、そのディスプレイだけ持って来ても汎用PCでは使えないのです。

しかし我がファクトリーにはその手の電気部品や機器が転がっていますので、早速産業用のPSユニットを使って電源の問題は解決です。
産業用なので大容量で安定性が高く、信頼性もバッチリですからねぇ。
そして、DVI接続の問題は残ったのですが・・・・ビデオカードのコレクションの中から探し出したのが、RADEON-LEチップのモノです。
RADEONと言っても高性能版ではなく、昔100$PCとか言われてたクラスに使ってた製品なのです。
でもこの場合は描画性能なんかよりもねDVI端子が付いてるコトが重要なんですねぇ。
でも結果的にこれが良かったようでして、ずーっと安定したシステムとなったのです。
もう10年以上は稼動し続けていますからたいしたものですよん。


それ以外のPCでは、DVI接続はしていませんでした。
やはりビデオカードの選択の影響が大きくて、アナログD-sub15pinしかなかったのです。
しかしメイン機のディスプレイは最後に替えた奴が、またまたIBM純正品でして、それにはアナログ/デジタルの2系統の入力があるのです。
そして表示部分が壊れてしまったメビウス・ノートPCを繋ぐのにも使ってたりするのです。
最初はケーブルの繋ぎ替えを都度行っていたのですが、段々面倒になって来ました。
なのでアナログD-sub15pinとDVI-I変換アダプタを買って来て、メイン機の方はデジタル入力側にしたんですねぇ。

それがこの間のビデオカード買い替えにより、今度はPCの出力側もデジタル対応になったのです。
なので、どうせだったら映像信号のデジタル化をしてしまおうってコトで、DVI-Dケーブルを調達しました。


タイトル写真のモノが、DVI-Dケーブルです〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
とうとうデジタル化だと思うと、感激モノですな。

ちなみに、DVI-IってのとDVI-Dってのがあり似ているのですが、ちょっと異なります。
DVD-Dはデジタル専用なんですねぇ。
ちなみにシングルリンクとデュアルリンクの種別もあります。
こっちは信号クロック上限の問題でして、かなりの高精細度で使わない限りシングルリンクでokです。


実際、今までの接続との違いがあるのかと言われると、実は微妙なんだけどあるんです。
文字の輪郭とかがクッキリしましたねぇ。
もっと細かく言うと、ある文字が画面のどこにあっても同じに見えるのが大きいです。
もっともノートPCでは最初からちゃんとしてましたけれど、アレは内部は完全にデジタルで処理しているからです。

特に画数の多い「薔薇」とか「憂鬱」なんて文字だとハッキリ判ります。
これは映像信号を一旦アナログに変換し伝送、それを再度デジタル化する時にしきい値の問題でドットの輝度が揺らぐからでしょう。
上に書いた■□■□■□■□■という表示の場合の、黒(または白)の部分が灰色になってしまったりするのです。
これがアナログの限界なんですねぇ。
写真なんかだと表現が柔らかくなってイイ場合もあるのですが。

一番の美点は、ディスプレイの接続部分がスッキリした点です。
やはりどうしても変換アダプタを使うとゴツくなりますからねぇ。

でも、「だからどうした?」感は正直あります。
まぁ金額が数百円なのでイイんですけどね。

●2012年07月16日(月)

クルマネタです〜〜〜〜〜〜〜@

先月下旬に工事をした、DCソケットが不調に陥ってしまいました。
ソケットの詳細は、6月24日のぶいぶいコラムに書いた通りです。
カーステレオ部分の、ACC電源から配線を取り出して3つ又シガーソケットをくっ付けてたのです。

しかし、突然にそのソケットからの電圧が物凄く弱くなってしまいました。
全く出力されないのではなくて、1〜2vほどは電圧が出てるんです。
なのでソケット自体に付いているLEDインジケータは微妙ながらぼんやりと点灯いたします。

でも、そこのソケットに接続してある機器は作動しません。
この間買ってきたUSBカーアダプタ電源ですらダメなのです。
つまり3週間ほどは動作していたのにダメになっちゃったんですねぇ。


しかし、最近あまりにも私の周囲でモノが故障し過ぎです。
何でもかんでも壊れてくれると、確かにコラムネタに事欠かないのですが、いちいち修理したりで大変です。
どうしてなんでしょうねぇ。


まぁぼやいててもボヤッキー(注:不屈の闘志を持つ天才科学者)にはなれません。
気を取り直して、トラブルシューティングです。

カーステレオに関しては正常動作しております。
電源はここから取り出しているので、ちょっと不思議ですねぇ。
一応クルマの方のヒューズボックスから点検しましたが、やはりヒューズは無事でした。
まぁヒューズ飛んでいたら、カーステレオも電気が入らなくなりますから。

テスターを持って来て、ソケット部分の電圧を確認してみましたがやはり1〜2v程度の電圧しか出ていません。
面倒ですけど、もう一度内装パネルをバラしてソケットの取り付けと配線部分を見えるようにします。

ACC電源への接続部分は、何度確認しても異常は見つけられませんねぇ。
うーん・・・と考え込みましたが、電気ってのはプラス側だけではなく、マイナス側もちゃんと繋がっていないと流れないんです。
なので、マイナス側の接続を疑ってみる事にしました。

マイナス側は車体アースなので、ボディに取り付けてある金属ステーにマイナス線を接続してあります。
ちゃんと丸型端子に圧着して、それをボルト止めしてんです。
配線の被覆を向いてネジに巻き付けて締めるなんて手抜き工事ではないですよん。
もちろんエレクトロタップは信用していないので使っておりません。
目視点検では、しっかりと線は繋がっておりました。


ここで、ちょっとテスターをまた持って来て、プラス側はソケット端子へ、そしてマイナス側は全然別の部分にくっつけてみました。
本来のシガーライターソケットのアース部分です。
すると・・・・電圧がバッチリ12v超出てますねぇ。
これでビンゴです。


アース不良ですねぇ。
信じられない事に、金属ステーを介してボディにしっかり繋がっているはずなのに、電気的には抵抗があったのです。
例えばボルトがステンレスを使用していたりすると、こういう事が起き易いですねぇ。
もしくはアルマイト仕上げがされているアルミパーツなんかでも同様です。
どちらも見た目がキラキラしててキレイですから電気がしっかり通りそうに思えますが、実は電気抵抗が結構大きかったり電気が流れなかったりするんです。
純アルミならば電線にも使ってる位に、よく電気を通すんですけどね。

でも今回のステーとボルトはユニクロメッキなので、ちゃんと電気を通すはずなのです。
もっとも年代モノなので、ネジ穴が錆等で電気を通しにくくなっていたのかもしれませんね。
最初に工事した時にその酸化皮膜が破れて一時的に導通するようになったモノの、3週間掛かってサビが進行、酸化皮膜が復活したと。
確かにその間、梅雨なので天候が悪くて湿気もありましたからねぇ。
まるで時限爆弾のような症状の出方をしてました。

実は、もう少し配線を伸ばせば、本来のクルマのハーネスからのアースポイントがあるのです。
大体15cm位の距離ですねぇ。
でも、コレを伸ばすと配線の取り回しが長くなってしまうので、そこにアース接続するのは諦めたのでした。
今回はちゃんと配線を伸ばし、しっかりとクルマ本来のアースと共締めして仕上げます。
もちろん配線の取り回しは後々のトラブル防止のためにちゃんとタイラップを駆使して仕上げておきました。

判ってしまえば、たいしたコトではありません。
でも、そこまで到達するのにかなりの手間が掛かります。
工賃は自分のクルマなので掛かりませんが。

やっぱり、ちゃんと基本に則って電気配線はやらなければイケナイなと再確認したのでした。


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