2012年06月のコラム
[過去のコラム一覧] [管理者モード]
●2012年06月30日(土)

昨日の続きネタです〜〜〜〜〜〜@

プラグコード&プラグキャップをリニューアルすると大変気分が宜しいモノです。
しかし、IGコイルによってはプラグコードと一体になっているモノもあります。
そういうタイプのIGコイルだと、プラグコードの交換は簡単には出来ません。

一般的な方法では、元々のプラグコードを途中から切断してジョイントで繋ぎます。
このジョイントは専用品が市販されています。
もしそういうパーツを使わずにコードを繋ごうとするならば、普通の電線とはちょっと勝手が異なります。
何て言ったって絶縁被服がすごくぶ厚いですからねぇ。
芯線を電気的に結合しても、コード自身を物理的にガッチリと繋ぐのは困難です。
なので、出来る限り専用ジョイントを使用するのが望ましいですねぇ。


しかし、私はこういうジョイントはいまいち好きになれません。
と言うのも、電気ってのは例え僅かでも導体が接触していれば流れます。
さらにIGコードの二次側ともなれば高電圧が発生しているので、少々の空隙があっても電気が流れてしまいます。

「電気が流れているんだからイイじゃないか」
そう思われる方ってのは結構多いみたいですねぇ。
でも、たまたま流れてるだけなのと、しっかり確実に流れているのでは随分と事情が違うんです。
これが機械モノに置き換えれば、例えばネジが緩んでいても部品はくっ付いてますよねぇ。
グラグラとぶら下がってる状態でも外れては居ません。
そんな状態で「イイじゃないか」とは誰も言えないでしょう。
要するに電気でも機械でも、ちゃんとしていなければダメなのです。
ちゃんと繋がっていないと電気抵抗が生じて損失が発生したり、また接触不良に陥ったりしてしまいますからねぇ。

ジョイントを使うってコトは、接触部分が増えるってコトです。
しかも、その接触状態ってのは例えば圧着でガッチガチに締め付けてるとか、半田付けなどでキッチリ固めてるとかではありません。
木ネジ状のモノがねじ込んであるだけなので少々頼りないです。

接触部分が増えれば、折角の高電圧電気のパワーが多少なりともロスしてしまいます。
なので、出来るだけ接触部分を減らしたいと思いますねぇ。


またジョイントの物理的な大きさも問題になります。
プラグコードの取り回しの都合上、ちょっと無理をしなければならなくなるコトが多いんですねぇ。
特にバイクによってはスペースが大変苦しくて苦労するコトがあります。


ホンダのミニバイククラスのCDI車に使われているIGコイルも、プラグコード一体型のタイプです。
カブやモンキーから、Dioなんかにも同じモノが幅広く使われています。
また、ちょっと似た外観の別のもありますねぇ。

IGコイルの違いで流用時に気を付けなければならないのはコイルの電気的特性です。
コイルはインダクタンスで定格が決まってるんですけど、バイクの世界では便宜的に直流電気抵抗値で区別します。
0.4Ωとか、0.6Ωとかあります。
もっとも、IGコイルとは呼んでいても実際にはトランスですから、一次二次の巻線比も大切です。

しかし、実際には同じCDI方式で似たような構成だったら流用が出来てしまいます。
でもあんまり欲張って出力が大きくなるような方向のパーツを使うとCDIユニットに負担が掛かってしまう場合がありますので要注意ですねぇ。
ちなみにCDI点火の場合に点火電圧を高くしても、あんまり効果は得られませんけどね。


ヤフオクなんかでは、人気車種用のパーツってのは相場が高くなる傾向があります。
しかし基本的に同じモノを使ってる、不人気車のパーツを流用するととても安上がりになったりしますねぇ。
IGコイルは良くその手を使いますv

今回は生粋の「修理」なので、元々ついてたIGコイルのプラグコードを交換しました。
プラグコードと一体とは言っても、実は接着によりコードをくっ付けてあるのです。
さらにゴムのチューブを併用してガッチリ固定してあります。

この接着部分を道具を使って少しずつはがすのです。
再使用するゴムチューブを傷めない様に気を付けて慎重な作業となります。
接着剤を溶かして柔らかくするのに溶剤を使うコトもありますねぇ。

ちなみに油をさすのは厳禁です。
グリップ交換なんかでも一緒ですけれど、後でまた接着する部分には油を与えてはいけません。
もし止むを得ず油を使う場合は、手低的な脱脂作業が必要になります。
もっとも普通のゴムって材質は油を吸って脱脂困難になるコトが多いですけど。

接着をはがして、完全にコイル単体にしたら、新しいプラグコードに接着剤を塗布してくっ付けます。
最初の製造メーカーがくっ付けて来たようにヤれは良いです。
仕上がりがカッコ良くなるようにします。


出来上がりは写真の通りです。
ちょっとカメラが番うのでピントが甘いです〜〜〜〜〜@
IGコイルボディにはぶいぶいステッカーが貼ってあり、スペシャルな雰囲気を醸し出しております。
バッチバチにスパークしそうですねぇ。

●2012年06月29日(金)

注文しておいたパーツ類が入って来たので、記念撮影しておきましたv

まずは・・・左上のモノ。
「ねじロック」と書いてありますが、ロックンロール(byU田Y也)とは全然関係ありません。
これはいわゆる、ネジの緩み防止のボンドみたいなケミカルです。

普通の接着剤とはちょっと違ってて、嫌気性という特徴があります。
空気を遮断すると固まるんですねぇ。
なのでネジにチョロッとこれを付けて絞め込めばガッチリ固まって固定されるって寸法です。

これは機械の色んな部分に使います。
緩み止めが指定されている部位ってのは、ディスクローターの固定ボルトとか、足回り部分とか、エンジン内部なんかにも一部ありますねぇ。
ただ乱用は禁物です。
ネジが緩むのが怖いからって、あっちにもこっちにも塗布するのはイケマセン。
本来ネジってのは、ちゃんとした方法で締めれば簡単には緩まないんですから。
反対に、指定されている部分には必ずコレを使うようにしなけれはなりません。
ねじロック剤をこうやって別に買わなくても、ネジ自身に最初からネジロック剤が付いているのもありますねぇ。

ディスクローターボルトなんかだと、強力なロック剤が使ってあって分解する時に苦労します。
取り外すにはガストーチなんかで加熱する方法が使われます。
オイルを差してもロック剤のおかげで隙間がピッチリとシールされてますので、なかなか浸透して行きません。
加熱すればロック剤の樹脂は柔らかくなって緩むようになるのです。
力ずくでネジを緩めようとすれば、大体はナメてしまいますねぇ。
そうなると、解決するのにはより大変な作業となります。


次に、右上。
これは「アイドル・アジャスター」ですねぇ。
そう言えば最近のアイドルは48人以上いるそうでして、物量作戦が大流行ですな。
もちろん、そういうアイドルとは関係なくて、アイドリングの方ですv

4mini改造バイクに一般的に使われる、ケーヒンPCキャブ用のアイドリング調整ツマミですよん。
実は仕様によって暖気の時と、暖まってからとでアイドリングが変わってしまう場合があります。
そういう時に、一時的に調整ツマミを回してあげて暖機運転をやり易くするためのアイテムでございます。
勿論ですが常時アイドリング回転が変化しないバイクには使う必要はありません。

このような小物ってのは、支那製品とかがヤフオクなどで売られてますけれど、今回はちゃんとしたメーカー品にしました。
大きな違いは材質と表面仕上げですねぇ。
ちなみに偽物でも機能上は問題が無いケースがほとんどです。
切削加工ってのはNCマシンとかがやってくれるので、精度の点で問題となるコトは随分少なくなりました。
(無くなった、と言っていない所がミソです)
しかし材質の問題は未だに大きいですねぇ。

この手の部品ってのは、ちゃんとしたモノだとアルミ合金を使っています。
大体はA2017等のジュラルミンですねぇ。
これをズルして、純アルミを使っちゃってる場合があるのです。
すると加工は容易になるんだけれど、やっぱり柔らか過ぎて弱いですねぇ。
そのうちひん曲がってきたりするのです。

表面仕上げは、正規品はアルマイトが掛けてあります。
しかし偽物の場合は、塗装です。
しかもアルマイトに見せかける為に、色の付いたクリア塗料を吹いてあるのです。
アルマイトの場合、表面硬度が上がり固くなりますので皮膜が丈夫なのですが、塗装の場合はすぐに剥げちゃいます。
しかもアルミってのは塗料の載り難い材質なので、下地にプライマーでも掛けないと塗膜の密着性も弱いですから。
新品をパッケージから取り出すまで、そこまでキレイなら後はどうでもイイって感覚なんでしょう。

ポッシュの製品ですが、色は写真の「ブルー」の他に、金色、銀色、赤色があります。
どれもお値段は、小売価格で\1,050-です〜〜〜〜〜〜@
くれぐれも、バイクの仕様に応じて使うモノなのですよん。


そして真打とも言うべきなのが、下半分の商品です。
NGKの「レーシング・プラグコード」と、同社「イリジウムプラグ」です。

いわゆる、ヤル気マンマンvな点火系チューンナップパーツですねぇ。

ちなみに・・NGKってのは大阪にあるお笑いの殿堂、難波グランド花月劇場の頭文字でもありますが。

このセットは、そもそも古くなって劣化したプラグコード&プラグキャップを交換しようってコトで、それならいっその事ヤッてしまおうかと考えた結果です。
全部リニューアルしようと思うと実はイグニッションコイルも含めてとなりますけど、そこをちょっと工夫して先っちょ部分だけにしたのです。

ちなみにレーシングケーブルは\1,890-、イリジウムプラグは\1,680-(各1本)です。
合計で\3,570-ですねぇ。
高いです〜〜〜〜〜〜〜〜@
もしも四気筒バイクに使おうってんならば、部品代だけで\14,280-もしてしまいます。
(ちなみに今回のプラグはCR7HIXですから、例えばD型とかだともっと高くなりますねぇ)

そうやって考えてみると、「あぁ単気筒で良かったな〜」と思えますです。
何にしても4発ってのはお金がそれだけ余計に掛かるんですよん。


プラグコード関連ってのは、バイクが古くなってくると劣化するので交換したくなる部分です。
放っておくと段々調子が悪くなって、終いには突然死してしまいますからねぇ。
だからって、おいそれと全部新品にしてしまえ!とは中々行きません。

もちろんもっと安い商品もあるんですけどね。
NGKのモノでは、黄色いコード&海老茶色キャップの奴が\1,680-で、ノーマルプラグが\480-ほど。
すると1気筒辺り\2,160-、4発なら\8,640-となりますです。

・・・でもやっぱり4発は金掛かりますねぇ。


実は、この他にもイロイロとあるのです。
最近はちょこちょこと手広くやってますので、部品も部材も仕入れが多い目ですねぇ。
でもその中で、ネタになるモノってのは意外と少ないですよん。

●2012年06月26日(火)

ここ最近ずーっとコーヒー熱が再燃しております。

私はコーヒーが大好きでして、普段からお茶代わりにコーヒーです。
その時に飲むのは、安価な紙パックのコーヒーでして冷蔵庫にいつも常備してあるのです。
しかし、本格的な豆から淹れたレギュラーコーヒーも楽しみたいですねぇ。
なんてったって、香りからして違いますから。


いつもコーヒー豆は、豊川市牛久保町の『井筒屋珈琲店』に行って購入してきます。
自家焙煎なのでとても香りが立ちますねぇ。
マスターが炒った豆を一粒ずつ、悪いモノを選り分けているのです。

しかし、コーヒー豆ってのは産地や種類などにより随分と味わいが違うのです。
また同じ産地の銘柄でも、炒り方なんかでかなり美味しさとかが変わって来ます。
もちろんですが、淹れる方法でも別モノになりますけどね。

概ねですが、コーヒーの味の方向性に付いて。
苦味、コク、酸味の3つの区分が大まかにあり、その他に芳香性や甘み、バランスなんかも評価軸としてあります。

私の好みとしてはどちらかと言うと「酸味系」でスッキリした味わいでまとまっている銘柄がイイですねぇ。
具体的には、モカ系の豆となります。
モカはエチオピア・イエメンが産地でして、苦味が少なくスッキリ・フルーティーな香りで甘みを感じる特徴があります。
焙煎はちょっと強めの、ハイ/シティローストが合いますねぇ。
一時期、農薬問題で出荷停止となってしまってたのですが、現在では輸入再開して普通に入手ができるようになったようです。
ストレートで飲むよりも、コロンビアとかとブレンドしても良いですねぇ。

しかし我が家の父親は、バリバリの「苦味系」が好みなのです。
さらにコテコテのコクがある、濃い口の味わいがイイみたいです。
もしかしたらエスプレッソコーヒーの方が気に入るのではないかと思いますけどねぇ。
最近、コーヒー店なんかでは特にエスプレッソマシーンで淹れるのが増えてますし。

確かに、苦味系の方が簡単な味・・・と言っては語弊がありますね。
いかにもコーヒーらしい味わい、でしょう。
酸味系の場合はちょっと間違えると不味くなりますからシビアです。
しかし上手に淹れると、酸味系の豆なのに酸味が感じられなくなるコトがあるのですよん。
キレ味がシャープで鋭く、後味もスッキリ爽やかなコーヒーになるのです。
酸味と渋み・エグ味は良く似ていますので、多分その辺の加減じゃないかと。
その美味いピンポイント的な部分で淹れられると、苦味系の好きな方でも美味しくコーヒーを味わえるのです。
その最たるモノが、ブルーマウンテンと言う銘柄なんですげとね。
希少価値ゆえにお値段も高いです〜〜〜〜〜@
キリマンジャロもこの系統で、広く普及して飲まれてますよん。

また、特にコーヒー好きではない普通の人にもオススメなのが、コロンビアでしょう。
味わいが全体的にまろやかでコクもあって、バランスが良いのが特徴です。


で、浮気性な私は、より美味しいコーヒーを求めて他のコーヒー屋さんに行きました。
そう言えば昔コーヒーに凝った時は、『ワルツ商会』の豆を買って来てましたねぇ。
ワルツ商会ってのは豊橋にあるローカルなコーヒー会社でして、コーヒーの他に製菓材料など喫茶店で扱うモノ全般もやってます。
私がまだ学生だった時なんですけど、とてもお世話になった覚えがありますねぇ。

現在ではデパートとかに店舗が入ってるコトが多いみたいです。
なので早速出かけました〜〜〜〜〜@


いやいや久し振りですけれど、実に沢山の種類のコーヒーが売られていますねぇ。
正直言いまして、どれを買って良いのやら迷ってしまいます。
ワルツの豆の場合、オススメ銘柄は「ブラジル・サントス」なんですけど、各種ブレンドなんかもまたイイですねぇ。
しかしオンラインショップでは、ブラジルサントスが見当たりません。何処へ行ってしまったのか。
それとブルーマウンテンが絶品ではありますが、如何せんお値段が高いです。
100gで、ブルーマウンテンが\800,グレートブルーマウンテンってのが\1,070もしますから。
ちなみに普通の銘柄だと、100gで\420〜\450位ですねぇ。

散々迷ったのですが、とりあえずはこれまた無難な「炭火焼コーヒー」ってのにしました。
これが苦味重視で、まさしく父親の好みにピッタリなんですよん。
家で早速淹れてみると、昔飲んだ時と全く変わりが無い洗練された味わいを堪能できました。
ワルツの豆はとにかく品質の安定性がありますので、いつでも安心して飲めるんです。
でもちょっとお値段が全体的に高い目かな?


コーヒー豆の銘柄と、炒り方と、淹れ方での呼び方が混在しているのがワルツのコーヒー豆なんですねぇ。
それぞれのコーヒー豆には特徴がちゃんと解説してありますので、それを参考にすると良いです。


ローストの具合ってのは、自家焙煎をウリにしている店なんかでは注文が出来たりします。
またコーヒーマニアの中には、生豆を買って来て自分で焙煎するコトもあるようですな。
私はそこまで手間暇掛けようとは思いませんけども。
せいぜい自分ちで豆を都度挽く所までです。


ローストの種類は、浅い方から「ライト・シナモン」「ミディアム」「ハイ」「シティ・フルシティ」「フレンチ・イタリアン」となってます。
ミディアムが名称の印象だと中間の普通炒りに思えますけれど、実はアメリカンがミディアムローストなので浅い目なのです。
標準的なのはハイローストだったりします。
そして苦味系の好きな方は、シティロースト〜フルシティロースト辺りの、豆の表面に少し油が浮いた状態のがイイでしょうねぇ。
ワルツの「炭火焼コーヒー」はここいら辺りのロースト具合でしょうな。
もちろんコーヒー豆の銘柄によって丁度良い炒り具合ってのがあります。

で、ローストってのが実に難しくて、コーヒー豆も農産物であり生鮮食品ですから入って来た時の状態ってのはそれぞれ変わります。
水分の含有量とか熟成度合いとかの違いを、ローストの時に調整しなければ同じ炒り具合となりません。
年がら年中安定した味わいを出そうとすると、とてつもなく困難なのです。
まさしく職人技が要求されるんですねぇ。

火の通し加減をアレコレ言うのは、ステーキなんかでもありますねぇ。
ステーキの場合は「レア」「ミディアム」「ウェルダン」で大まかに区別されます。
実は細かく言うと、生っぽい方から「ロー」「ブルー」「レア」「ミディアムレア」「ミディアムウェル」「ウェル」「ウェルダン」「ベリーウェルダン」と分かれます。
もちろんそれぞれの中間のも指定できますけど、通常そこまで言うコトはありません。
まぁ好みって言えば好みなんでしょうけれど、本当なら調理人の目利きにお任せすればイイと思います。
一番美味しい加減でやるのがベストですからねぇ。
食文化の違いってのでしょうか。


外人はとかくアレコレと細かく注文を付けるコトが多いように思います。
しかし、奥ゆかしい日本人としては、そういうのは我が侭で嫌味で鼻に付くと感じるコトが多いですな。
繊細な感性を持ってるんだけれど、それだけに職人技ってのを重要視するのです。
提供者を「職人さん」と尊敬の念をこめて見るのか、はたまた「店員」として主導権はこちらにアリとコキ使う姿勢なのかの違いってのは言い過ぎかも。

私もやはり、あまり細かい注文ってのは好きではありません。
なんか「どうでもイイ部分にコダワリ通ぶってるだけ」「どっちみち細かい違いなんかわかんないクセに」とか思っちゃいますねぇ。
それと間違った常識に基づいてたりするコトも多くて、こっちが赤面してしまいます。
スターキだとやたら「通はレアで食べるんだ」「高級肉はレアに限る」とか言っちゃうアレですねぇ。
実はお肉によって、火を強く通した方が美味しくなる場合だって珍しくないんです。
そもそも、本当に生肉が美味しいものならば、日本のお刺身のように生食文化がもっとメジャーになってるはずですからね。
大原則として、お肉は焼いて食べるからこそ「ステーキ」なんですから。


まぁぶっちゃけ、美味しく頂くコトが最優先なのです。
結果が良ければプロセスはある程度なんでも良いんです。
なので好みは大雑把に伝えて、後は職人さんにお任せするのが一番賢いと思いますよん。


それに、もし格好つけるんならばコッチの方がイイですよねぇ。

「お肉の焼き加減はいかがいたしましょうか?」
「それはお肉に合わせてくれたまえ」
「かしこまりました」

とても粋だと思いませんか?



特にコーヒーに関して、外人的な「妙なコダワリ」をひけらかす風潮が最近感じられるのです。
アメリカのコーヒーチェーン店の進出により、そういうのが増えたんでしょうねぇ。
邪道だと思っても口に出して言ったりはしませんが、大変苦々しく思っとります。
コーヒーだけに。

●2012年06月24日(日)

暑いです〜〜〜〜〜〜@
梅雨の中休み、という事なのか晴天が続いております。

かねてからの懸案となっていた、クルマの電装アクセサリをちょっといじりました。
軽トラックは使い勝手が命なので、乗用車とはちょっと違った所があります。
例えば・・・ドアロック機構なんかは独特な動作をします。
通常、鍵をかける場合はドアノブを持って、ロックツマミを押し込んでドアを閉めますね。
そしてドアを閉めたら、ドアノブから手を離すと言うやり方をします。

しかしアクティ軽トラックの場合はちょっと違います。
助手席側は、最初の「ドアノブを持つ」なんてしなくてもそのままロックのツマミを押せば良いのです。
そしてそのままドアノブは関係なしにドアを閉めるだけでロツクが掛かるんです。
面倒ではなくてとても良いです〜〜〜〜〜〜@
ちなみに運転席側はちょっと違いまして、ロックツマミを押し込む時にはドアノブを持たなければ出来ません。
そしてロックツマミが押し込めたならば、後は助手席側同様にそのままドアノブ関係なしにドアを閉めるだけです。
1ステップ余分に必要なのは、多分キーの閉じ込め防止でしょうな。

またハンドルロックがありませんねぇ。
これは軽トラだからなのか、はたまた単なる省コストなのかは不明です。


それと、アクティ軽トラには荷台の作業灯が装備されてます。
もっともこれはエンジンが掛かっているポジションでのみ点灯します。
キーoffの時にも点けば良いのにと思う時もありますが、でも消し忘れてバッテリーが上がってしまっても困りますからねぇ。

それと、今回のメインテーマでもある「シガーソケット」の動作もちょっと違います。
シガーソケットは本来はライターなんだけれど、実質的に汎用DC12vコンセントとして使われます。
で、アクティ軽トラの場合は、キー関係なしに常時12vが出ていたりするのです。

こっちは、作業灯の時とは異なり、キーに連動してoffになってくれた方が良いな〜と思うコトが多いですねぇ。
と言うのも、私の場合はレーダー探知機とマップランプを使っています。
今まではいちいちソケットを抜いて電源を切っていたのですけれど、面倒なんですねぇ。
もっとも、携帯電話の充電とかをするんならば常時onの方が何かと都合が良かったりもするんですが。
欲を言うと、両方の動作をするソケットが欲しいですな。


という事で、欲張りなプランを実現する事にしました。
今まで使っていた3連のシガーソケットはクルマのハーネスから引っ張って来た「キー連動」のラインで。
そして本来のシガーソケットもそのまま残しますので、こっちは「常時12v」となります。

電装アクセサリーの配線をいじるためには、カーステレオ周辺の内装カバーを一旦取り外さなければなりません。
簡易的にヒューズとかから電気をとりだすモノもあるんだけれど、それは仕上がりが見苦しいですからパス。
車室内部ですので、ワンタッチコネクタの所謂「エレクトロタップ」で接続しても良いのですけれど、これも信頼性がとても低いので私は嫌いです。
なので、しっかりと圧着のギボシ端子でラインを作って接続しました。

この時に気を付けなければならないのが、マイナス側の配線です。
カーショップなんかでもやらかすんだけれど、アースの配線がしっかり取れていなければ電気は流れません。
どうしてもプラス側だけに目を奪われ勝ちになりやすいんですけど、マイナス側も重要なのです。
しっかりと丸型端子を使って、確実なボディアースのポイントを探して取り付けます。
金属ステーだからって必ずしもボディアースされているとは限りませんよ。
ちゃんとテスターで測るのはもちろんのコト、目で追ってシャーシに繋がってるのを確認する必要があります。

こういう作業は、ちょっと手を抜くと必ず後でトラブル要因となります。
電気系ってのは、例え僅かでも接触してたり繋がってればとりあえず電気は流れてしまいます。
すると、ちゃんと出来たのか、それとも悪い状態なのがが判り難くなります。
「とりあえず電気が点いたからok、キチンと出来ました」とは言えないのですねぇ。
なので一つずつの作業を確実に手を抜かずに行わないとダメなのです。


ついでに、レーダ探知機の配線の取り回しも変更しました。
元々はワイドミラー型のを使っていたのですが、その後GPS付きのヤツを兄から貰ったのでそちらに替えたのです。
(ちなみにワイドミラーとして、以前のは残してありますけど)
機器の設置場所が代わりましたので、配線はとりあえずブラリと取り回してたのですが気に入らないんです。
ちゃんと、すっきり隠してなければカッコ悪いですからねぇ。
もっとも、それをする為には大幅に内装カバーを取り外さなければならず大変面倒です。
こういう機会に、ついでにやらなきゃ、やる時がありません。

内装カバーを外すと、写真の通りの状態となります。
結構アチコチのネジを扱わなければならないので大変ですよん。
軽トラなんだからもちよっと貧相に簡単になってると思ったんだけれど、そうでもないですねぇ。

この理由は先日のコラム記事にもありますが、エアコンの熱交換器が運転席の下に付いているからです。
なのでブロワーまで、ダクトで引っ張ってあるんですねぇ。
運転席と助手的との間にフロアトンネルみたいなのがありますけれど、それがエアコンダクトです。
この為に、内装カバーが沢山必要となるんです。

もしエアコンダクトが無ければフロアトンネルも不要となりますので、ダッシュパネル部分は上半分のみになります。
そういうクルマもありますけれど、私はあんまり好きではありません。
と言うのも助手席側とのウォークスルーってのは不要だと思うからです。
むしろ、助手席側の床に落ちた異物がコロコロ〜っと転がって、運転席側へ行ってしまうとペダル操作の障害となって危険ですねぇ。
いちいち反対側の床の状態まで気を付けなきゃならないなんて、不便で仕方ありません。

まぁこのようにキッチリと分かれていると、車室内がより狭く感じてしまいますが。


出来上がりました。
3連ソケットの固定は、ダッシュパネル下部に穴あけしてタイラップ固定してます。
まぁたんまり力を加えませんから、一箇所止めですけどね。
もし固定が甘いようならば後でもう一箇所追加しようと思います。

夜になるのを待ち写真撮影をしました〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
イルミネーションがキラキラしてキレイですねぇ。

そして当たり前なんですが、キーと連動してoffになるのも嬉しいです。
ようやくマトモになったなぁと感激してしまいます。

クルマいじりってのは楽しいです。
しかし、そもそもアクティ軽トラは商売のツールですから、もあんまり構わないと最初から決めてました。
趣味の分野にしてしまうと、とりとめもなくお金が掛かりますからねぇ。
そうは言っても、チョコチョコと色んなモノが付いていたりはするのですが。
常時自制心との闘いです〜〜〜〜〜〜〜@


ホントのコトを言うと、アルミホイールが欲しいんですよねぇ。
それを無理矢理に、「ホイール変えても運転中は見えないし」と納得させて我慢してんです。
時々ヤフオクとか探してたりしますけれど、内心は出物が見つからない様にと祈ってたりしてて、矛盾を抱えてます。


ちなみに、先日のDTM音源の時に書いた「もう一つのご挨拶入札品」ですが、無事に高値更新されました。
結果としては、入札した金額の約二倍で終了していましたので、「話にならない」入力だったんですねぇ。
こういうのはむしろすっきり諦められますv

●2012年06月22日(金)

LEDナンバー灯が付いた、ナンバープレート台を中古で入手しましたv
反射板もありますから、車検にもバッチリと対応しております。

最近は電力危機ブームってコトでして、LED照明もクローズアップされてますねぇ。
もっともそれは家庭用照明としてですけど。
でもちょっとばかり、持て囃されすぎな気がいたします。

果たして、LED照明ってのはそんなに良いモノなのか?

これが本日のテーマですねぇ。


実は、電力とか通信なんかのインフラ事業ってのには、必ず「利権」が絡んできます。
どうしても規模が大きな商売となりますので、その利権を巡る争いや交渉ってのは非常に苛烈なモノがあるんですねぇ。
なので色んなキャンペーンとか張られるんだが、そこに真実がどの程度含まれているのか否かってのは、判らないんです。

どうしても利権優先すると、嘘・捏造・大げさ・誤魔化しが多くなってくるようです。
原発問題にしても、事故発生からその後の対応なんかで、マスコミ報道のほとんどがアテにならないのが良く変わってしまいました。
重要な情報を恣意的に外したり、意図的な加工をしたり、実に様々な「物語作り」をしてくれましたからねぇ。

なので正確性や公平性を求めること自体が間違っているのではないか、という時代にどうやら入っちゃっていた様子です。
報道各社に、社会の木鐸なれなんて言うのはもう無茶なんでしょうな。

LED照明に関しても、政府が推進してたりとかイロイロきな臭い動きがあったりしますです。
・・・・ここからは出来るだけ技術的なお話でイキますからね。


LEDってのは発光ダイオード。半導体素子です。
ダイオードですから、直流電流を流して使います。勿論+-の極性がありますよん。(アノード/カソードと言います)
つまり、向きを間違えると光らないってコトです。
また交流の電流はダメです。直流に直さないと使えません。(整流と言います)
なので、必然的にバッテリー電源にて使うのに向いてますねぇ。

さらに、加える電圧ってのはそんなに高くありません。
3v位から光りますので、これまた電池とかバッテリー電源との相性がよろしいのです。
そして100vみたいな高電圧をそのまま扱うことは出来ませんので、コンセントからの電気の場合は電圧を変換して使わなければなりません。
つまり、コンセント電源との相性ってのはそんなに良くないのです。

これが蛍光灯や水銀灯などの「放電管」とか、白熱電球の場合だと比較的高い電圧で使う事になります。
特に放電って現象は高電圧を作り出さなければなりませんねぇ。

白熱電球の場合、文字通り内部のフィラメントに電流を流して熱と共に光をも出す現象を利用していますので、実に幅広い電圧に対応できるのです。
1.5v程度の豆電球から、AC100vや200vの投光器なんかで使う電球まで様々なのがあります。
しかし衝撃に弱いので、高速な点滅には向きません。
また基本的に発熱がメインですから、どうしても光の出力に対しての効率が良くないんですねぇ。
まぁトーマス・エジソンが発明したんですから、照明機器としてはとても古いのです。


そしてLED照明なんだけれど、実は本来持ってる弱点ってのがあります。
それは「暗い」という事。
明るくすればするほど、発光素子へ多くの電流を流さねばなりません。
すると素子は発熱してしまいます。
半導体素子ってのはとても熱には弱いんです。
LED発光は、熱の放射がとても少ないという特徴があるのですが、それはあくまで照らしてる相手に対しての熱のコト。
ここでは発光素子のチップ自体の熱のコトを考えなければなりません。
放熱板を取り付けて、素子の温度が上がり過ぎないように設計してあるモノが出て来てます。

また、素子を沢山並べれば明るくなりますねぇ。
でもスペースの問題がありますし、狭いパッケージの中にぎゅうぎゅうに押し込めば放熱の障害になります。
なので、こちらも限度ってのがありますねぇ。

半導体素子は定格の熱の範囲内で使用していれば、とても寿命が長いんです。
インジケーター用に使われているLEDが滅多に切れないってのは、この為ですよん。
ほとんど電流が流れていませんので(10〜20mA程度)発熱もありませんから、半永久的に光り続けます。

しかし、照明用となると途端に事情が変わってきます。
懐中電灯なんかでもLED採用例は増えていますが、あれも意外と早く、寿命が来て暗くなっちゃいますよねぇ。
実は、ああいう高輝度でのLEDってのはかなり無理して使ってんです。
そして家庭用のLED照明器具もまた同様です。


公称、4万時間。
これがほとんどのLED照明器具に書かれている寿命です。
しかし製品によってはそれよりもはるかに早く、暗くなったり点かなくなったりしてしまいますねぇ。
まぁそういうのは寿命と言うよりか故障なのかも知りませんが。
最初の頃の製品だと、やはり内部の電源回路の不具合がとても多かったように思います。
小さなトランスとかがギッチリ入ってて、発熱も多かったですからねぇ。

ちなみに、節電効果に関して。
実は、現時点では効率から考えればLED照明と蛍光灯とほぼ互角なんです。
つまり暗い照明に置き換えて我慢をしての節電ってのは根本的に間違ってんですねぇ。
技術の進歩による節電ってのは、ちゃんと従来同様の明るさで快適に使ってて、電力の節約をするコトです。
この辺は、もうちょっと技術の進歩を待たなければなりませんねぇ。

LED照明機器ってのは従来のモノよりも一般的に高価ですから、わざわざこちらに交換するメリットってのを考えなければなりません。
今の所のメリットは・・・交換するサイクルが長くできるって点でしょうか。
自動車にも言える事ですが、漠然と「イイコト」をする為に高価な買い物をするってのは、ちょっとまやかしがあるような気がします。
ちゃんとした、良い物なら進んで買いたいと思うのですが。

家屋用の照明機器としてのLED採用は、私としては「直流低圧配電」が出で来なければ本格的普及は見込めないと思います。
つまり、電源部分を集約してユニット化しておいて、そこから直接LEDが駆動するのに良い電気を供給するんです。
各機器内部にそれぞれ電源ユニットを入れておくのは効率も悪いですし。
また、LEDチップの小ささを活用して、もっともっと自由なデザインの照明器具が出て来ればと思いますねぇ。
現行の器具は、その規格の制約から大きすぎますからねぇ。
LED照明ならでは、という方向に進んで行くのがイイです。


オートバイのアクセサリーにもLEDがどんどん採用されてきております。
まぁ先進的っぽい雰囲気とかもあるので、これは否定いたしません。
ただし、自動車とはちょっと電気事情が異なりますので注意しなければならない点があります。

バイクの電気ってのは、バッテリーラインから供給される「直流12v」の電気と、それ以外のがあります。
それ以外ってのは、発電機から交流のまま出てくる「交流12v」なんですよねぇ。
しかし、普通の電球(白熱球、ハロゲン含む)を光らせる場合には直流でも交流でも関係有りません。
なのでヘッドライトなんかはわざわざ直流に変換せずに、そのまま交流で使ってんです。

しかし、この電球がLEDになると話が違ってきます。
LEDは半導体ダイオードなので、極性がありますから交流では基本的に使えません。
交流の電気ってのは、+-の極性が変化していますので、LED側から見て正しい+-になっている時にか光らないのです。
実際には、高速で点滅しているような光り方になってしまって、チラチラするだけではなく暗いんです・・・・。
なので、LEDを使う場合はバッテリー電源ラインにて、が鉄則です。
逆の極性でLEDランプを使うのは良くないですねぇ。
ちゃんと内部に、逆接続防止回路が入っていれば問題ないんですが。
LEDのダイオード特性に頼ってるタイプの製品だと、結構それが原因で故障するコトが多いみたいです。


バッテリー電源ラインは、ウィンカーとかホーンがそれですねぇ。
下にまとめてみました。

◎バッテリー電源(直流電源)
ウインカー、ホーン、ニュートラルランプ、ブレーキランプ、各種警告灯など

●ヘッドライト電源(交流電源)
ヘッドライト、テールライト、メーター照明、ハイビームインジケーターなど

テール部分は、ストップランプは直流なのでLEDとの相性が良いです。
しかしスモールランプ(テールランプ)は交流なので、暗くなっちゃいますねぇ。
でもテールランプって一般的に暗いモノですから、大抵はそのまま使っちゃってますが。


実は、この電源系統の区別ってのは車種によって違います。
ヘッドライト常時点灯になってからデビューしたバイクだと、全ての電気がバッテリー電源系統に一本化されてるのもありますからねぇ。
ちなみに、我が愛車TT250R改も直流一系統のモノです。
反対にバッテリーレス車なんかだと、全部が交流電源の場合もあります。
ホンダのエイプなんかが有名ですねぇ。


もしも、交流電源を使ってるバイクにLEDを付けたい場合はどうするか。
これは電装系の大幅な見直しが必要ですねぇ。
あつちもこっちもLED化をするならば、例えばライト点灯に連動してon/offするバッテリー電源系統を1つ設けなければなりません。
まぁテールランプ一つだけとかなら、そこに整流・平滑回路を付けるってのも考えられます。
もっともボディアースとかされてると、アースの切り離しとかが必要なのでまたちょっと面倒になって来ますねぇ。

結論から言いますと、ちょっとしたお洒落心からLED化をするんならば、ベースになる車種の電装系の相性を調べろってコトです。
相性の悪い車種ならばお手軽には出来ませんので、ちょっとした覚悟が必要ですねぇ。
反対に、あっちもこっちも直流電気ならば、どんどんLED化を進められるってコトです。

クルマの場合はほとんどがバッテリー電源基本の直流電源なので、色んなアクセサリーが手軽に付けられます。
バイクもFI化とかされてるので、どんどんクルマに近づいて行ってるはずですが。


んで、タイトル写真のナンバー灯付きベースはと言いますと・・・TT250Rに取り付けようと考えています。
実は恥ずかしながらTTRは昔流行った「モトクロッサー風」にナンバーが付いているのですねぇ。
私の手元に来る前からこのスタイルだったのです。
しかもインナーフェンダーまで取り外してあるし。
フェンダーの上の、テールランプ下にへばりついてる形ですから、ナンバープレートの被視認性に問題があるのです。
コンセプトは全然違うとは言っても、なってるコトは「ナンバーカチ上げ」と一緒なんですよねぇ。
なので、ちゃんとした取り付け方に直さなければと思っていました。

正規のパーツでヤフオクとかでずーっと探してましたけれど、なかなか出物がありません。
幾つが出てたのは結構高いんです・・・・。
でも、メーカー純正オリジナルに拘らなきゃならないってコトはありませんので、ちょっとチャライけどこのLEDナンバーベースにしたいと思います。

●2012年06月21日(木)

最近のヤフオク事情は相変わらずなんですが・・・・・

とりあえず掘り出し物ってのにはなかなか当たりませんねぇ。
ある程度メジャーな、人気の有る商品には大体の通り相場ってのが形成されております。
もっとも珍品レア物の類ともなるとその限りではありませんが。

ここんとこは少しずつ出品しているんだけれど、珍品関連が結構出てしまってて、今ではDTM音源のMU-90をぐるぐると回しているだけになってます。
ちょっと開始価格が高かったかも知れませんけれど、長年愛用していた稼動品なので、まぁ売れても売れなくてもいいやって感じですねぇ。
後釜モデルとして、MU-100Bを手に入れたので通常はそちらを使っています。

※この顛末に関しては、2011年12月16日のぶいぶいコラム記事にあります。


DTM音源ってのは途中で進化が止まってしまったようでして、あんまり新製品ってのは出ておりません。
なので、MU-100Bでも充分実用になるのです。
でも、本音を言うと、やつぱりもっと後のモデルが欲しいと思っていました〜〜〜〜〜〜〜〜@

一体、何が違うのか。

まずは、MU-90とMU-100ですが、音色データもモデルチェンジされているのです。
楽器の種類は今までのと追加がされてるのですが、それだけではないんですねぇ。
なので音色がとても良くなってて、響きとかが全然違うんです。
これは「聴く専門」に近い私の使い方でもメリットが大きいです。

もっとも私の持ってるのはMU-100Bという操作パネルがシンプルな機種ですから、音源本体だけで色んな操作をしようと思っても不可能です。
その点、MU-90の方だと音源に内蔵された各種モードが使えるので、鍵盤楽器に繋いで拡張音源として使うのに適しています。
つまり〜BってモデルはPCと接続してDTM専用に特化した機種なんですね。
通常楽器に近いのは、やっぱりパネル付きの方です。

その他に、拡張ボードが1枚入るってのもMU-100の特徴です。
非常にリアルなピアノ音源になるボードが人気ありますねぇ。
もっとも、それら拡張ボードは中古品でも1.5万前後は確実にしますので、おいそれと購入するワケには行きません。
ずーっとヤフオクを見張ってましたが、安く出品されているコトがありませんでした。
掘り出しモノは皆無です。


そのMU-100の後のモデルは、MU-128,MU-1000,MU-2000と簡易版のMU-500です。
他にもシーケンサ内臓モデルとかもあります。
そして、現状ではヤマハDTM音源の最高峰のMU-2000に人気が集中してたりしますねぇ。
もちろんですが、中古での入手もかなり高価だったりするのです。

そして簡略版のMU-500ですが、こちらもポチポチと人気がありますねぇ。
比較的お値段がこなれてて、必要十分な機能を残して音源部分はMU-2000と同じになってます。
同時発音数の制限が64音になってはいますが、これはなんとかなるレベルでしょう。

特筆すべきは、接続インターフェースがシリアルの他にUSBが付いているコトです。
それと音声出力が従来のアナログに加え、光デジタルも装備されてます。
コンピュータでのレコーディングの時に、これは大変ありがたいですねぇ。
どうしてもアナログ音声で録音しようと思うとノイズ対策で大変なのです。
私の環境だと、メインPCのBouillon(ぶいヨン)のサウンドカードではダメですねぇ。
予備機のDos-V3にはサウンドブラスターが使ってあり、こっちなら大丈夫です。

また他にもヤマハのUSBオーディオ UW-10もありますが、これは音質的には良いんだけれど残念ながら音とびとか突発ノイズ混入とかの不具合が出ます。
散々じっと我慢して録音が終わり、いざ通しでチェックすると最後の方で不具合が出てたりするので困ります。
どうしてもこういう些細な不具合ってのはどの製品にもあるみたいですねぇ。
普通に聴いてる分には問題にはならないんです。
ごく微妙な音飛びが発生しても「あれ?」と思うかどうかって程度ですので、もしかしたら何度も聴かないと気が付かなかったり。
けれど、レコーディングだと記録に残りますので使いモノになりなせん。
完成したと思ってて、何回も聴いてて後になって不具合が見付かるとガッカリします。
なので、UW-10は嫌いです〜〜〜〜〜〜@

DTM音源の音声出力からデジタルならば、そういうトラブルは発生しにくいですからねぇ。
アナログとデジタルの変換を繰り返すから不具合が出やすいんだと思います。


なので、もしも買い替えてグレードアップをするのなら・・・・とは考えてました。

MU-90→MU-100Bと来たんだから次はMU-128でも良いとは思いますが、折角ならばもうちょっとステップアップしても良いですよねぇ。
機器が新しい方がより安心ですから、MU-500も捨てがたいです。
最も無難なのが、MU-500が安く買えればそっちに移行するって作戦でしょうか。
MU-2000またはMU-1000も掘り出しモノが見付かればイイですけれど、どちらも人気機種なので難しいかも。

と言う事で、ずーっと以前からヤフオクで検索して、開始価格が低いモノをピックアップしてました。
そして手持ちの資金がある時には、ウォッチリストに入れるだけではなく例の「ご挨拶入札」をしとくんです。

「ご挨拶入札」ってのは私の造語でして、つまり掘り出し物価格で安〜く買えるんなら欲しいけれど、相場価格まで上がっちゃうようなら要らないってレベルの商品です。
欲しいには欲しいんだけれど無理してまで買うつもりはないよって感じですねぇ。
これは目に付く商品をどんどんウォッチリストに入れておくと、ウォッチリストが一杯になっちゃって判りにくくなるから。
興味だけってのと狙ってるのと混在してると、万一大事なのを取り逃がしたりしますからねぇ。
なので、その欲しい/買うレベルの中間なのも必要なんです。

完全に狙ってる商品の場合だと、無闇に早く入札しておくと他の入札者を呼んでしまって値段が吊り上ったりして買いにくくなりますので、終了時間間際に勝負を掛けます。
ご挨拶入札なら吊り上れば諦めますので、先に適当な金額を入れておくのです。
もちろんですが、一旦入札したら落札できた場合には必ず取引をしなければならない責任があります。
なので、「こんな値段で買えるワケがないよ」って思っても、万一の場合には支払えるだけの金額に留めておかなきゃダメなのです。

実はこの辺の事も、去年末のMU-100B入手の記事にも書いたのですが。


それをずーっと何度もやっておりました。
もちろんですが結果は全て空振りです〜〜〜〜〜@
全くかすりもしませんでしたねぇ。
しかし、落札さえしなければお金は全く掛からないので安心です。
とにかく入札しなきゃチャンスはありません。
良くよく考えてみればゼロコストでチャンスだけいただけるってのは、とってもオイシイ話しですよねぇ。

万一の際の責任はあるとは言え、気軽にポコポコと入札しといて後のお楽しみにしていたのです。
すると最近はちょっと事情が変化してきたみたいですな。
少しずつですが、DTM音源の価格相場が下がってきた感じがするのです。
以前はMU-500なんかの新しい目なモデルは一万円以上は出さないと落札できませんでしたが、最近はそうでもありません。
場合によっては、7〜8千円程度で落ちているんです。
もしかしたら掘り出し物に出会える可能性ってのが僅かずつですが出てきたんですねぇ。

がぜん張り切って、益々調子付いてポコポコとご挨拶入札をしておきます。
もちろんですが、ダブってしまわないようスケジュール調整には気を使います。
同じモノが2つあっても困りますし、そもそもそんな資力が私にはありませんから。


で、奇跡が起こってしまいましたv

MU-500でAC電源に取り説付きの、格安スタート品が落札できてしまったのです〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
しかも私以外の入札人は一名のみ。
ご挨拶入札の金額等はヒミツですけど、市場価格相場からはかけ離れた安い金額です。
入力した金額で買えたとしても掘り出し物なんですから、実際の落札価格は超ミラクルなのです。
ちょっと出品された方には申し訳ないですねぇ。
ささささっと連絡と手続きをして、荷物の到着を待ちますv


来ましたねぇ。キタキタ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

外観などは説明の通りです。
早速PCに接続してドライバを組み組んで鳴らしてみました。

おおおっ♪
とても柔らかい音質ですねぇ。
特にオーケストラ系の楽器は、上品な感じがします。
昔の音源みたいなギンギンギラギラしたパワー感は少なくっています。

特に低音の響きが断然良くなってますねぇ。
どっしりと出ていて、それが他の音色を邪魔しないんです。
私の作成した「ド演歌」なんかだと、超絶素晴らしい演奏ですよん。
ちょっと効果の係り具合とか各楽器の音量バランスなんかは変わっちゃってますけど。

例えて言うと・・・NHK-BSの歌謡コンサートっぽく演奏してくれますねぇ。
かなり細かいディテールで楽器が鳴ってくれますので、これは創作意欲を刺激しますな。
正直言って、こんなに違うとは思いませんでした。


その他の機能とかは、まぁ見た感じのままですv
A/Dインプットという、アナログ音声入力系統がなくなっちゃってますけど、実は今までも使ってなかったのでそんな困りませんねぇ。
エレキギターとか繋いで、DTM音源のイコライザーやエフェクトを掛けられるんだそうな。
演奏表示パネルはシンプルで寂しいんだけれど、でも今までのMU-100BだってLEDが3つだけですから、それに比べりゃ豪華です。

写真には3台重ねて設置してありますが、これはあくまで暫定処置です。
正直言いまして、こんな複数台は要りませんねぇ。
強いて残すとすると、MU-90の方でしょうか。
A/DインプットにPFMモード搭載ですから、これはMU-500にはありません。
もっとも、それらも絶対に必要ではないんですけどねぇ。


MU-100Bも、MU-90も、売却の方向で検討しています。
ちょっとお値段を見直しして確実に売れるよう安く出そうかな。
ずーっと保有しておいて値上がりが期待できればイイんだけど、そんなワケには行かないですから。
・・・またデモビデオとか作らなきゃなりませんねぇ。


実はまだまだ、ご挨拶入札してあるモノがあるのですv
もしも買えちゃったらとても嬉しいのですが、正直言ってお金の点でちょっと困りますねぇ。
さてさて、どうなることやら。

●2012年06月20日(水)

またまたまた、バッテリー充電器ネタです〜〜〜〜〜〜〜〜@

っていうか、壊れてしまいました。
今回は私のモノです。

先日、知り合いのショップ2件の充電器が故障して、それを修理したばかりなのに。
昔から「二度ある事は三度ある」なんて言われてはいましたが、まさかこっちにも順番が回って来るなんて。
やれやれです。


思い起こせば、一件は長年に渡る使用で金属疲労によりバッテリー接続ケーブルの断線を起こしていました。
これはケーブルを切り詰めて繋ぎ直して完了。

もう一件は、メイン基盤の入り口付近に付いている電解コンデンサが焼損してしまいました。
これは部品交換(コンデンサ、ヒューズ)により完了。


そして今回私の充電器は、ACコードの損傷なのです〜〜〜〜@

これは使用状況がマズかったですね。
人が出入りする場所で使っていたのですが、椅子の足で踏まれてショートしたのです。
突然「☆バチッ!」とスパークして、ブレーカが落ちました。
いきなりだったので何なんだ?とびっくりしましたけれど、椅子の足が焼け焦げていたのですぐに原因が判りましたね。

反省することしかりです。
バッテリーの充電には、実は大変な危険が伴うんです。
保護回路などは付いてるものの、運が悪ければ充電中のバッテリーが破裂することも考えられますからねぇ。
内部の圧力が高まりますし、何てったって可燃性ガスが発生するんです。
特に爆発事故に関しては、怪しいアジア製品の場合にはより注意しなけれはなりません。
どうしても製造上のウィークポイントを抱えていたりしますからねぇ。

それを「とりあえず」と言う考えで、コンセントの場所で優先したのが間違いでした。
つまり明らかに取り扱いミスで壊してしまったのですねぇ。


早速、修復をいたします。
写真の一番上は、修理完成したモノですよんv

写真中段からスタートです。
こんな感じでACコードの被覆が損傷しております。
実は一箇所のみではなくて、複数の場所がヤラれているのです。

まずはパネル部に入ってる箇所の、ブッシュを取り外します。
ツメにより嵌め込み固定ですので、構造をよく見てダメージを与えないように外さなければなりません。

そしてACコードを交換するワケですが、同等品で使えそうなモノを探します。
コードのスペックは、芯線の太さ(断面積)と被覆の材質が重要ですねぇ。
とは言っても、この充電器のACコードはごく普通の電線を使ってますので、流用品はいくらでもあります。
その中で見た感じも良く似ているヤツを見つけました。
ラジカセなどに使うACコードで、長さもほぼ同じですねぇ。
このプラグを切り落として流用するコトにします。


不良品のコードの接続を外して、新しいコードにブッシュをかましてから繋ぎ直します。
さらにコードをまとめておくバンドもちゃんと事前に通しておかなければなりません。
この時注意しなければならないのは、出来上がりをキチンとイメージして、線を通すべき場所とかブッシュの位置関係とかを把握しておくコトです。
いくら電気的にちゃんと繋がってても、パネルやケースの組み立てが出来なければ何にもなりませんからねぇ。

ACコードでショートしたので、理論的から本体には関係はありませんけれど、とりあえずバラしてある状態で通電チェックをします。
バッテリー充電器ってのは出力側にある程度の負荷がないと機能チェックになりませんので、テールランプを負荷として繋いでみました。
これで、約0.5〜0.75Aほどの電流が流れますからバッテリーへの充電電流のシュミレートが出来ます。

ちゃんと「充電中」ランプが点灯しましたねぇ。
そして負荷を外せば、「異常」表示へと切り替わりますので、動作は正常です。
確認が取れたので、ケースを元通りに組み立てて完成です。


と言うコトで、目出度く修理が出来上がりました。
見た感じだと完全に元通りになっているので、ユーザーとしては大満足ですねぇ。

次からは、取り扱いに気を付けて壊さないよう大切に使いたいと思います。


WebDiary CGI-LAND