●2011年09月24日(土)
本日は、PCネタです〜〜〜〜〜〜〜@ 知り合いからスキャナーを頂いたので、いろいろチェックをしてみました。 実は我が家には既に2台もスキャナーがありますので、3つ目になりますね。 最初のスキャナーは、キャノン製の何トカってのですv とても年代物でして、接続I/F(インターフェース)は「プリンタ端子」ですねぇ。 正式には、パラレル接続って呼ばれてます。 実はプリンタの端子は規格によって双方向通信が可能なのです。 しかしデータ転送速度が最大でも2Mbps程度と遅いのが難点ですね。 ちなみにUSB1.1の場合は最大11Mbps、USB2.0ならば480Mbpsの理論値を持っています。(実効速度は大体その半分位) 当時から、ちゃんとした高級なスキャナーはSCSI接続が主流でした。 でもSCSI-I/Fは標準装備されているPCってのは少なくて、ようするに高価だったわけです。 それよりも大体のPCへ標準装備されてる安価なプリンタI/Fの方が手軽だったのですね。 私が最初に買ったMP3音楽プレーヤも、パラレル接続でデータをやりとりしてました。 もちろんですが、時代の流れと共にUSBへ移行してしまい廃れちゃったんですが。 そんなワケなので、対応OSがどう頑張ってもWin2kまでなのです。 (正式対応はどうやらWinNT4.0みたいなんですけどね) もっとも、スキャナーの使用頻度はそんなに高くないので、これで充分だったりします。 ただし父親の物ですから、私が使いたい時にはわざわざ父親のPCでスキャンして、データをLANで転送するってコトをしてました。
2台目のスキャナーは、商売用として購入しました。 製造メーカーは、★台湾のMustek(マステック)★で、CU600と言うモデルです。 ちょっと耳慣れない会社ですけれど、実は富士通の純正スキャナーをOEM供給している実績があります。 もっとも平成13年をもって、日本からは撤退しちゃってるんですけどね。 品質も富士通純正品として売られている位なので良いんです。 ちなみに接続インターフェースは、USBです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@ これならばノートPCなんかにも繋ぐことが可能ですねぇ。 ただし、対応OSがWin2kまでで、XP以降はダメなのです。 もともと商売用として、コピー機代わりに使っておりましたけれど、その時はWin2kだったので何も問題がありませんでした。 でもちょっとした裏ワザを駆使すると、WinXPやVistaまでもインストール出来て使えたりします。 レジストリのWindowsバージョンの項目を、「Win2000ですよ」って騙せば、インストール時のチェックをすり抜けられます。 一旦ドライバをインストールしてしまえば、作動させる分には問題なくいけるんですな。 ちなみに、このスキャナーのドライバはTWAINに対応していますので、読み取り時に専用ソフトは必要なく使いやすいのです。 600CUって型番から、多分600dpiの分解能ってコトなんでしょうな。 写真画質は厳しいけれど、書類のコピー程度ならば全く問題になりません。 ちなみに、調達は確かハードオフで確か\500-だったか\1,000-位でしたねぇ。
そして、3台目としての、写真のエプソン・GT-7000Uです。 接続インターフェースは、やはりUSBです。 型番末尾のUは、USBのUですからね。 ちなみにこの時代にもまだまだSCSIは現役でしたので、そっちのタイプも用意されてました。 それとオプションですが、透過原稿読み取りユニットがありましたねぇ。 これはフィルムスキャナーとして使えるので、昔からの写真マニアさんには好評だった様子です。 その他にビジネスシーンで活躍する、連続読み取りユニットってのもありました。 原稿フィーダでして、複数枚の原稿を連続してスキャン可能なのです。 コピー機なんかにも同じ機構のモノとかがありますね。 ちなみに対応OSは、WinVistaまで正式対応しています。(32bit版のみ) Win7に関しては、どうやら互換モードでインストール作業をすれば使えるらしいです。 結構古い機種なんだけれど、さすがエプソンでアフターサービス体制はバッチリですな。 もっともフラットベット・スキャナーの需要自体はそれほどでもありませんし、現在ではプリンタと一体になった複合機が主流だったりします。
スキャナーを使った実験ってのは色々と考えられますけれど、その中で危険なモノが「紙幣のスキャン」ですね。 よくニュースで偽札事件が出てまして、PCを使って作ったとか報道されてます。 しかし、現在では偽札は簡単に作れないような、偽造防止策が施されているのです。 もちろん紙幣の側にも、特殊なインクや印刷技術を用いての偽造防止もしてますけれど、スキャナーやプリンタ、それとコピー機なんかにも防止機能が実装されてんです。 スキャナーに関しては、新しい機種以外は偽造防止機能が付いていないんですが。 プリンタに付いてはデバイスドライバ次第みたいですけど、やはり古いモノは防止機能なしです。 もっとも、相当昔の機種でドライバが更新されていないモノじゃないと、偽札の印刷が出来ません。 なので、もし偽札を作ろうってんならば、偽造防止機能をクリヤする方法を考えなきゃなりません。 昔の機種ならば実装されていないんだけれど、その代わり性能が低いので、見た目の精巧さに欠けてしまいます。 もしかしたらアングラなツールとかがあるのかも知れませんが・・・・・。 ちなみに、法的な部分に付いてです。 偽札造りは、何処の国でも国家経済の根幹の関わる重大犯罪とされてます。 そりゃ勝手に無節操にお金を発行されてしまうと、通貨の信用=国家としての信用まで失われてしまいますからね。 日本に法律では、「行使の意思を持って」の偽札造りが取り締まりの対象となると良く引き合いに出されます。 じゃあ使う目的でないのが明らかならば、例えばコピーしてみたりしてもokなのでしょうか。 でも、実は別の法律で、「通貨と紛らわしい物」の製造・販売は禁止されていたりもします。(通貨及証券模造取締法) 興味本位での偽札作りの実験ってのは、こちらに抵触しそうですねぇ。 使うつもりがなくても、製造するだけでアウトなんですから。 もっとも、「紛らわしさ」の判別と、「製造」の範囲の定義が曖昧なので、実際にはかなりグレーな事例がちょくちょく見られます。 例えば、子供銀行券などや、テレビ番組なんかでお札をモチーフにした賞金の看板とか、手品の小道具です。 厳密に言えばアウトっぽいんだけれど、黙認というか見過ごされてるようです。 そう言えば、アニメ映画の傑作と言われる「ルパン三世・カリオストロの城」とか、松田優作の遺作となった映画「ブラック・レイン」も偽札事件がテーマでした。 昔から、偽札作りってのは一種のロマンがあったみたいです。
なので、スキャナーやプリンタを手に入れて、色んなテスト・実験をしようって場合に、身近にある精密な印刷物としてふと紙幣で試してみたりする事は誰しも考える事だろうと思います。 でも、それは本当ならば「やってはいけない」行為なので、気を付けた方が良いですねぇ。 特にネットの世界では必要以上に公明正大さを要求する人達が多く居ますから。 実験レポートをブログに書くなんて、もってのほかですv 偽造防止機能ってのはどのような感じになるのかは、調べた所スキャンや印刷が途中で止まってしまうってのが多いみたいです。 多少、画像が加工されててもバッチリ動作するらしいので、どのような仕組みで判別しているのかは定かじゃありません。 紙幣である判別は、画像パターン認識でやっているんでしょうかねぇ。 模様を見て判断している事は、まず間違いないんですけど。 また機種によっては、警告メッセージが出力されるって噂もあります。 国際的な通貨偽造防止の啓蒙団体のサイトへのリンクが出てくるなんて恐ろしい話もありますねぇ。 (ちなみに↑のサイトは、かなりの多言語サポートしてますです。日本語の所から見れば内容がよく判りますよん) こういう情報はやはり匿名で発信してる所じゃないと出てきませんので、ちょっと信頼性に乏しいかも知れませんが。
あんまりヤバいネタばかりでは、また不良サイトの烙印を押されちゃうんで、ちょっとイイ話に変わります。 スキャナーはあんまり使う事がないんだけれど、実はコピー機代わりになるんです。 複合機ではそういう機能が元から付いてたりしますけれど、そうじゃない古い機械を使ってる人にでも便利なフリーソフトがありますねぇ。 それは、★Scopy-KI★と言うモノでございます。 最初に設定をちゃんとしておくと、本当に手軽なコピー機(しかもカラーコピー)として使えるんです。 もちろんですが、設定メニューの中に「白黒でコピーする」モードも用意されてます。 スキャンから印刷まで全自動ですから便利ですよん。 強いて難点を言うと、原稿と印刷したモノとの寸法の対比がちょっと変わるってトコでしょうか。 まんま元通りの大きさでという訳には、なかなかいかないようですねぇ。 商売をやってて、車検証とか免許証のコピーが必要な時に使ってました。 本当に精密にコピーしなきゃなんない時は、近くのコンビニにでも行けば済む事なのです。 TWAIN対応のスキャナとプリンタをお持ちの方は、是非一度使ってみてはいかがでしょうか。 ちなみに対応OSにWinXPが入っていませんけれど、ちゃんと動作しますのでご安心を。
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