2011年09月のコラム
[過去のコラム一覧] [管理者モード]
●2011年09月30日(金)


●2011年09月29日(木)

何かが、起きたのです。

今朝の事ですが、我が家から直ぐ近くの路上にパトカーがいました。
秋の交通安全運動週間だからかな、と一瞬思いましたがちょっと様子が変です。

どうやら、写真に写っている大型トラックと、その後ろの白いクルマが事故か何かを起こした様子ですねぇ。
暫くすると救急車までやって来ました〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@


でも、怪我人がいるのかどうなのか、なかなか動きがありません。
ようやく救急車が動き出した時は、来てから約40分以上も経ってからの事です。
ちなみにパトカーは到着後、1時間半以上もこの状態でしたし。
不可解なことばかりですが、近くまで覗きに行く度胸は私にはありませんでした。

ご覧の通り、このアクシデントのお陰で周辺道路の通行の邪魔になってますねぇ。
何があったのか知りませんが、ご無事である事を祈ります。

●2011年09月27日(火)

今回は、バイクではないけれどエンジン物のネタです〜〜〜〜〜〜@

そろそろ失われつつあるテクノロジー、2サイクルエンジンですが草刈機(刈払機というらしい)ではまだ健在です。
2サイクルは環境性能の、特に排気ガス規制ではどうしても未燃焼ガスが排出されやすい構造を持っているので、対応が難しいんですな。
どうしても掃気(吸気)ポートと排気ポートが同時に開いているタイミングがありますからね。
でも、ちょっと調べて行くとどうやらこの手の機械(草刈機や発電機など)にも、環境規制の魔手が忍び寄ってきているらしいです。
確かに、原付きはダメなのに、発電機や草刈機なら構わないなんてのは片手落ちではありますけれど。

原付きバイクに関しての2サイクル状況は、すでに壊滅状態です。
一時期は、触媒付きマフラーとか二次空気取り入れなんかで対応してはいたのですが、力尽きてしまったのでしょうか。
代替えとして、4サイクルエンジンの出力が実用レベルにまで上がったのは良かったですね。
大体4馬力以上はないと、坂を登ったりの時に苦労しますから。
昔からホンダは4サイクルの原付きスクータを開発していました。1980年代初頭ですねぇ。
その当時でもやはり4馬力出すってのが大変だったようです。
試作品ではなく、量産して市場へ出すんですからねぇ。


で、発電機に関しては据え置き設置する都合で、早くから4サイクルエンジンは採用されていました。
定常回転での使用ですから、エンジンは一定の回転域での効率を求められるのみです。
なのでサイドバルブやOHVという簡易な構造の物が良く使われていましたねぇ。
やっぱり小型エンジンの場合に、構造を簡単にして製造コストを抑えないといけませんから。
この点で2サイクルエンジンのメリットが生きるんです。

しかし、刈払機とかチェーンソーの場合だとちょっと状況が変わってきます。
基本的にエンジンが付いた本体を手に持って使用しますから、軽量でなければなりません。
なのでこの分野では、圧倒的に2サイクルの独壇場でもありました。
もちろんですが家庭用としての電気モーター式とかもありましたけど。
どうしても4サイクルでは、出力馬力と重量との兼ね合いで厳しい部分がありましたからねぇ。

でも、ちゃんと2サイクルにも排ガス対策方法はあるんです。
ゼノア(Zenoa)のストラト・チャージってのがそれですねぇ。
詳しい解説は、★ゼノア社のサイト★からご覧下さい。
掃気ポートが2段構えになっていて、1番目のは新気(空気)のみが入ります。
そして掃気のタイミングで、まず新気でシリンダー内の排気ガスを追い出しておきますが、もちろんその時点で
少々の新気も一緒に排出されちゃいます。
しかし、空気だけですから排気ガスを汚染しませんね。
その新気の層に続いて、2番目の掃気ポートより混合気がシリンダー内へ充填されるのです。

いやいやいや、たいしたものですな。
これだと、メカ的な構造で追加部品とかが少なくて済みます。
惜しむらくは、この技術を原付きスクーターに使うことが出来なかったのでしょうかと言う事です。
まぁ、何かの弱点があるのかも知れませんねぇ。
基本的に充填効率が悪い2サイクルエンジンですから、出力低下分が実用上無視できないとか。

もっとも、潤滑油を一緒に燃焼させている都合上、排気ガスのクリーン化にも限界があります。
どうしても排出物が出てしまいますからねぇ。
そもそもこの燃焼煙の見た目から、クリーンなイメージとは程遠いってのがありますんで商品性を考えると2サイクルは不利なのです。


で、今回のマシーンですが、小松ゼノアのG2Kと言うエンジン搭載の草刈機です。
私にとって草刈はどうでも良いので、エンジン部分だけに直目していきますね。
症状は良くある「エンジンが掛からない」です。
小松ゼノアG2K26ccの排気量があり、ポケバイにも使われていた名機です。
ポケバイと言えば富士ロビンのエンジンも使われてましたねぇ。

写真を見ていただければ判りますが、シリンダーは下の方に付いています。
直立シリンダーってのは一般的ですが、逆立ちレイアウトはちょっと珍しいですねぇ。
もっとも、これだとプラグが液体で汚れ易いような気がするんですけど。
(その代わり、内部に溜まったモノを排出するのも容易でしょう)

キャブレターに付いては、草刈機で一般的なダイヤフラム式のものではなく、バイク用みたいなフロート式のが使われてます。
これは以前、他の修理品でダイヤフラム式のを見たことがありますので、機械によりけりなんでしょう。
私にとってはこっちのフロート式の方が馴染みがあって都合が良いのですが。
ただ、エンジンを傾けての使用が厳しいと言う難点があります。

早速分解して修理します。
フロートバルブ付近の構造がちょっと変わってますねぇ。
どうやら分解掃除をする際、小さなフロートバルブが直接外れると紛失する恐れが多分にありますから、このようになっているんでしょう。
フロートバルブは金属板を介して、フロートの浮力で押されるようになってます。
スズキのチョイノリのキャブだかでも、フロートバルブが一体ユニットになってる設計のがありましたねぇ。
なんかちょっぴり豪華でハイテクな香りがいたします。

ジェット関連ですが、当然ながらこのキャブにはメイン系のみしか存在しません。
そもそもスロットルバルブが、バイク同様可変ベンチュリーになってるのが驚異なのです。
通常は、固定ベンチュリーが主流ですからねぇ。
・・・旧型のホンダ・シャリイが固定ベンチュリーキャブだったと思います。
ちなみに、メイン系のみしか存在しないキャブをバイクに採用されている例も見たことがあります。
海外のメーカーでして、エンジンがロータックス製50cc(と70cc)、キャブがデロルト製のモノでした。
メイン系しかないので、スローがとっても不安定でしたねぇ。
ただしチョーク機構がちょっと変わってて、ベンチュリーにシャッターが降りるんですけど、スロットルを全開にすると固定フックが外れてチョークが解除されるんです。
つまり、エンジンが掛かったら、スロットルを煽れば良いんですな。
なので決して手抜きをしているんじゃなくて、メイン系のみってのは「こんなもんで良いだろう」って判断でしょう。

こういうシンプルな構成のキャブは、ちゃんと掃除してあげれば問題は解決です。
ただし、このマシーンの場合にはこれらの作業はすでに前オーナーさんが済ませてあります。
なのにエンジンが掛かんないってコトでの持ち込みなんですねぇ。
ちょっとフロートバルブの動きが固いような気もしますが、とりあえず動くようにするのが先決ですから仮に組み立てます。

遅ればせながら、キャブレターの製造メーカーはTK(テイケイ)ですねぇ。
ここのキャブは、ヤマハとの関係が昔から深くてバイク用のも付くっているのです。
ただしヤマハ車以外に採用されている例は見たことがありませんけどね。
(ミクニとケーヒンのどちらかです)
ちなみにTT250Rの純正キャブは加速ポンプ付きの複雑なものですけど、TKキャブですよん。
・・・現在はミクニのTMRへと換装してしまってますけどね。

エアクリーナーはスポンジフィルタが入ってる、何の特筆すべき点も無いモノですな。
吸気音の低減を考えた設計になってるんで、ちょっと入り組んだ空気通路になってます。
マフラーに関しても同様に、排気音の低減を重視した造りとなっているのです。

と、ここで故障原因を発見!
マフラーの口から中を覗くと、どうやら土の塊が存在するようですな。
(写真をよ〜く見ると、異物がちょっと写ってます)
針金を持って来て突付き回すと、ポロッと出てきました。
ほんの僅かな異物なんだけれど、2サイクルは排圧が弱く微妙ですから、途端にエンジンの調子へ影響するのです。
ましてやサイレンサー容量がとても少ないので、出口が塞がっていれば排気が不可能となり必然的に吸気も出来ません。

スパークプラグは、草刈機用の短いタイプです。
ただし18mmのD型相当なプラグレンチが必要なので、手持ちのモノが見当たらずにちょっと困りました。
結局は先日のコラムの通り、簡単なモノを買ってきましたけどね。


燃料は、混合ガソリンです。
混合比は25:1ってのが指定だと思いますけれど、オイルはヤマハ青缶ですからそんなに入れなくても大丈夫ですな。
40:1〜50:1程度まで絞っても焼きついたりしません。
むしろあんまりオイルを多く入れると燃焼不良を起こす「オイルかぶり」の状態になりやすいんです。


スターターを何度か引くと、エンジンがめでたく掛かりました。
ブーンって言う、結構低い音で回ってますねぇ。
そこそこの調子ではありますが、やはり燃料供給がちょっと不調のようです。
燃料タンクキャップのブリーダーバルブや燃料コック、それとキャブ内のフロートバルブの動きをもう少し見直ししなければなりません。
プラグも交換したい所だけれど、とりあえず徹底的な掃除で何とかなりそうです。

試運転は、やはり草刈りしかありませんねぇ。
丁度お借りしている駐車場の草が伸びて来ていましたので、ちょっと刈って見ましたv
刃が随分と減ってて切れ味が鈍いです。
ただ、それを逆手にとって、普段はなかなか刈り込めないようなコンクリ壁との隙間なんかを重点的に攻めました。
どのみち寿命が近い刃なんですから、怖いものナシです。


実は、試運転の為の草刈をどうしようか考えてました。
我が家は草刈機が必要なほどの広い庭がないんです。
駐車場は大屋さんがいつも管理してますので、私が草刈りをする事は現在ありません。
良く気が付く方なので、あの草の伸び具合だと近日中に刈ってしまうでしょう。
なのでまさしく時間との闘いです。
大屋さんがやる前に、このマシーンを修理してシェイクダウンしなければなりませんからねぇ。
試運転は、やはり実際の状況でテストしなければ確実性が薄れますし。

失敗したのは、肩紐が無い状態で使ったことです。
意外と重いんですねぇ。
それと修理する前に、ちょっとエンジン始動の試みをしつこくやり過ぎました。
リコイルスターターなので、肩とひじへの負担が大きいんです。
(もっと高級な草刈機だと、リコイルスターターの負担低減機構があるんです)

もうちょっと調子を出してあげれば、売り物になりそうです〜〜〜〜〜〜@
・・・我が家に置いといても仕方ないですからねぇ。


調べていくうちに、小松ゼノアは資本が変わって、「ハスクバーナ・ゼノア」になっていました。
スウェーデンの誇るあのハスクですな。
ちなみに、バイク部門はとっくにイタリアのカジバグループへ売却されています。(ドカティも一時期そうでした)
草刈機やチェーンソーの部門も売却され、ゼノアと一緒になったんだそうです。

私の勝手なイメージですが、小松と言えば建設機械・重機。
なのでガンガンと草をなぎ倒して荒地が開拓されて行くって感じがしますv
これがハスクバーナだと、どうしてもモトクロッサーのイメージですねぇ。
ビンビンにカッターが高速回転して、草を切り開いていく印象かな。
まぁ、ハスクバーナって言葉の響きはかなりカッコイイんだけれど、重厚な感じはないですねぇ。

小松ゼノアでよかったです。
写真に写ってないけれど、反対側には例の「小」ロゴマークがちゃんとありますよん。


●2011年09月25日(日)

本日と昨日は、豊川市の体育館&野球場にて「B−1グランプリ」というイベントが開催されていました。
いわゆるご当地メニュー、B級グルメの流行でのコンテストですねぇ。

で、ここが普通のプログならば食べ歩きレポートへと話題が続いてイクのですが・・・・・


なんと、私は行っておりません。

覗く位はどうかなと思ったので、用事を済ませる帰り道に寄ったのですがご覧の通りの大盛況でして、
周囲の道路までクルマは溢れてて、近づくことすらままならない状況でありました。
中へ入った人の情報によりますと、人気のある出店ではずらーっと人が並んでて、2〜3時間待ったとか。


正直言って、私はご当地メニューとかに対してはちょっと懐疑的です。
昔の人は「名物にうまいものなし」なんて言いましたけれど、とにかく非常識な組み合わせの食材を用いて、
とにかく特徴だけを出そうってのはどうかなと思ってんですねぇ。
勿論ですが、今楽しめる料理のスタート地点がそういう所からだったモノってのは沢山あるんで、闇雲に否定はしませんけれど。


このB-1の賞ってのは、「料理」に対してではなくあくまで出品者・団体に対して贈られるんだそうです。
これは、全然関係のない業者が便乗して「B-1グランプリ入賞のメニュー」とか勝手にやるのを防止するためだそうで。
最初の頃はこのような問題とかが出てきて大変苦労したみたいですねぇ。
地域の活性化の助けになれば、と思います。


ぶいぶいEg共和国のご当地メニューって何でしょうか。何がふさわしいのかな??

●2011年09月24日(土)

本日は、PCネタです〜〜〜〜〜〜〜@

知り合いからスキャナーを頂いたので、いろいろチェックをしてみました。
実は我が家には既に2台もスキャナーがありますので、3つ目になりますね。

最初のスキャナーは、キャノン製の何トカってのですv
とても年代物でして、接続I/F(インターフェース)は「プリンタ端子」ですねぇ。
正式には、パラレル接続って呼ばれてます。
実はプリンタの端子は規格によって双方向通信が可能なのです。
しかしデータ転送速度が最大でも2Mbps程度と遅いのが難点ですね。
ちなみにUSB1.1の場合は最大11Mbps、USB2.0ならば480Mbpsの理論値を持っています。(実効速度は大体その半分位)

当時から、ちゃんとした高級なスキャナーはSCSI接続が主流でした。
でもSCSI-I/Fは標準装備されているPCってのは少なくて、ようするに高価だったわけです。
それよりも大体のPCへ標準装備されてる安価なプリンタI/Fの方が手軽だったのですね。
私が最初に買ったMP3音楽プレーヤも、パラレル接続でデータをやりとりしてました。
もちろんですが、時代の流れと共にUSBへ移行してしまい廃れちゃったんですが。

そんなワケなので、対応OSがどう頑張ってもWin2kまでなのです。
(正式対応はどうやらWinNT4.0みたいなんですけどね)
もっとも、スキャナーの使用頻度はそんなに高くないので、これで充分だったりします。
ただし父親の物ですから、私が使いたい時にはわざわざ父親のPCでスキャンして、データをLANで転送するってコトをしてました。


2台目のスキャナーは、商売用として購入しました。
製造メーカーは、★台湾のMustek(マステック)★で、CU600と言うモデルです。
ちょっと耳慣れない会社ですけれど、実は富士通の純正スキャナーをOEM供給している実績があります。
もっとも平成13年をもって、日本からは撤退しちゃってるんですけどね。

品質も富士通純正品として売られている位なので良いんです。
ちなみに接続インターフェースは、USBです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
これならばノートPCなんかにも繋ぐことが可能ですねぇ。
ただし、対応OSがWin2kまでで、XP以降はダメなのです。
もともと商売用として、コピー機代わりに使っておりましたけれど、その時はWin2kだったので何も問題がありませんでした。

でもちょっとした裏ワザを駆使すると、WinXPやVistaまでもインストール出来て使えたりします。
レジストリのWindowsバージョンの項目を、「Win2000ですよ」って騙せば、インストール時のチェックをすり抜けられます。
一旦ドライバをインストールしてしまえば、作動させる分には問題なくいけるんですな。
ちなみに、このスキャナーのドライバはTWAINに対応していますので、読み取り時に専用ソフトは必要なく使いやすいのです。

600CUって型番から、多分600dpiの分解能ってコトなんでしょうな。
写真画質は厳しいけれど、書類のコピー程度ならば全く問題になりません。
ちなみに、調達は確かハードオフで確か\500-だったか\1,000-位でしたねぇ。


そして、3台目としての、写真のエプソン・GT-7000Uです。
接続インターフェースは、やはりUSBです。
型番末尾のUは、USBのUですからね。
ちなみにこの時代にもまだまだSCSIは現役でしたので、そっちのタイプも用意されてました。

それとオプションですが、透過原稿読み取りユニットがありましたねぇ。
これはフィルムスキャナーとして使えるので、昔からの写真マニアさんには好評だった様子です。
その他にビジネスシーンで活躍する、連続読み取りユニットってのもありました。
原稿フィーダでして、複数枚の原稿を連続してスキャン可能なのです。
コピー機なんかにも同じ機構のモノとかがありますね。

ちなみに対応OSは、WinVistaまで正式対応しています。(32bit版のみ)
Win7に関しては、どうやら互換モードでインストール作業をすれば使えるらしいです。
結構古い機種なんだけれど、さすがエプソンでアフターサービス体制はバッチリですな。
もっともフラットベット・スキャナーの需要自体はそれほどでもありませんし、現在ではプリンタと一体になった複合機が主流だったりします。


スキャナーを使った実験ってのは色々と考えられますけれど、その中で危険なモノが「紙幣のスキャン」ですね。
よくニュースで偽札事件が出てまして、PCを使って作ったとか報道されてます。
しかし、現在では偽札は簡単に作れないような、偽造防止策が施されているのです。

もちろん紙幣の側にも、特殊なインクや印刷技術を用いての偽造防止もしてますけれど、スキャナーやプリンタ、それとコピー機なんかにも防止機能が実装されてんです。
スキャナーに関しては、新しい機種以外は偽造防止機能が付いていないんですが。
プリンタに付いてはデバイスドライバ次第みたいですけど、やはり古いモノは防止機能なしです。
もっとも、相当昔の機種でドライバが更新されていないモノじゃないと、偽札の印刷が出来ません。

なので、もし偽札を作ろうってんならば、偽造防止機能をクリヤする方法を考えなきゃなりません。
昔の機種ならば実装されていないんだけれど、その代わり性能が低いので、見た目の精巧さに欠けてしまいます。
もしかしたらアングラなツールとかがあるのかも知れませんが・・・・・。

ちなみに、法的な部分に付いてです。
偽札造りは、何処の国でも国家経済の根幹の関わる重大犯罪とされてます。
そりゃ勝手に無節操にお金を発行されてしまうと、通貨の信用=国家としての信用まで失われてしまいますからね。
日本に法律では、「行使の意思を持って」の偽札造りが取り締まりの対象となると良く引き合いに出されます。
じゃあ使う目的でないのが明らかならば、例えばコピーしてみたりしてもokなのでしょうか。

でも、実は別の法律で、「通貨と紛らわしい物」の製造・販売は禁止されていたりもします。(通貨及証券模造取締法)
興味本位での偽札作りの実験ってのは、こちらに抵触しそうですねぇ。
使うつもりがなくても、製造するだけでアウトなんですから。
もっとも、「紛らわしさ」の判別と、「製造」の範囲の定義が曖昧なので、実際にはかなりグレーな事例がちょくちょく見られます。
例えば、子供銀行券などや、テレビ番組なんかでお札をモチーフにした賞金の看板とか、手品の小道具です。
厳密に言えばアウトっぽいんだけれど、黙認というか見過ごされてるようです。

そう言えば、アニメ映画の傑作と言われる「ルパン三世・カリオストロの城」とか、松田優作の遺作となった映画「ブラック・レイン」も偽札事件がテーマでした。
昔から、偽札作りってのは一種のロマンがあったみたいです。


なので、スキャナーやプリンタを手に入れて、色んなテスト・実験をしようって場合に、身近にある精密な印刷物としてふと紙幣で試してみたりする事は誰しも考える事だろうと思います。
でも、それは本当ならば「やってはいけない」行為なので、気を付けた方が良いですねぇ。
特にネットの世界では必要以上に公明正大さを要求する人達が多く居ますから。
実験レポートをブログに書くなんて、もってのほかですv

偽造防止機能ってのはどのような感じになるのかは、調べた所スキャンや印刷が途中で止まってしまうってのが多いみたいです。
多少、画像が加工されててもバッチリ動作するらしいので、どのような仕組みで判別しているのかは定かじゃありません。
紙幣である判別は、画像パターン認識でやっているんでしょうかねぇ。
模様を見て判断している事は、まず間違いないんですけど。
また機種によっては、警告メッセージが出力されるって噂もあります。
国際的な通貨偽造防止の啓蒙団体のサイトへのリンクが出てくるなんて恐ろしい話もありますねぇ。
(ちなみに↑のサイトは、かなりの多言語サポートしてますです。日本語の所から見れば内容がよく判りますよん)
こういう情報はやはり匿名で発信してる所じゃないと出てきませんので、ちょっと信頼性に乏しいかも知れませんが。


あんまりヤバいネタばかりでは、また不良サイトの烙印を押されちゃうんで、ちょっとイイ話に変わります。
スキャナーはあんまり使う事がないんだけれど、実はコピー機代わりになるんです。
複合機ではそういう機能が元から付いてたりしますけれど、そうじゃない古い機械を使ってる人にでも便利なフリーソフトがありますねぇ。
それは、★Scopy-KI★と言うモノでございます。
最初に設定をちゃんとしておくと、本当に手軽なコピー機(しかもカラーコピー)として使えるんです。
もちろんですが、設定メニューの中に「白黒でコピーする」モードも用意されてます。
スキャンから印刷まで全自動ですから便利ですよん。
強いて難点を言うと、原稿と印刷したモノとの寸法の対比がちょっと変わるってトコでしょうか。
まんま元通りの大きさでという訳には、なかなかいかないようですねぇ。

商売をやってて、車検証とか免許証のコピーが必要な時に使ってました。
本当に精密にコピーしなきゃなんない時は、近くのコンビニにでも行けば済む事なのです。
TWAIN対応のスキャナとプリンタをお持ちの方は、是非一度使ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに対応OSにWinXPが入っていませんけれど、ちゃんと動作しますのでご安心を。

●2011年09月23日(金)

写真を複数アップする都合で日付がズレております。

天気が悪かったので久々にPCネタを進めようかと思いました。
混沌としているカオス状態のラビリンスこそ、ぶいぶい本来の姿ですからねぇ。
で、今回の野望は「ノートPC用DVDトライブの換装を試みる」です。


実は、今までも何回かはノートPCの光学ドライブの交換はやっています。
しかしその内容は、同じメーカーの同系統機種同士でのグレードアップに過ぎませんでした。
いわゆるメーカー標準のグレードアップなんですねぇ。

これが据え置き型のドライブになると、通常光学ドライブは5"ベイに入る規格になっています。
そしてPCへの接続をする場合、電源コネクタとI/Fコネクタをそれぞれ繋ぐんです。
ちなみに大昔のPCでは音声信号がアナログでしか扱えなかった時代もありました。
そういう場合は音声コネクタをサウンドカード等へ別に接続する必要がありましたねぇ。

そして、設定など注意点は、I/Fの規格の種類としてATA33/66(100)の区別でしょうか。
接続するケーブルは大変良く似ているのですが、別モノなのでこれに気を付けなきゃなりません。
間近ってても一応動作するのですが、規格外な使い方ってのはあんまり良くないですからねぇ。
その他の規格では、SATAでしょう。
もっとも私はまだこんな「新しい」のは使ったことがありませんので、詳しくありませんから省略です。

おやおや、忘れてました。
設定と言えば、マスター/スレーブのジャンパ設定をしなければなりませんねぇ。
これはHDDのと同様です。
HDDの場合では、3.5"ドライブと2.5"の両方共に、同一のジャンパ設定があります。
この設定をちゃんとしてあげないと、PC側から接続ドライブが見えない(=認識できない)事になります。
でも実は、マスター(MA)/スレーブ(SL)の他にもケーブルセレクト(CS)と言うモードもあります。
これはドライブ側ではなく、文字通りケーブル側でMA/SLを設定して下さいねって事ですな。

ココで疑問です。
「もし、MA/SLをどこも設定してなくて接続したら、結果はどうなるのか」。
これは規格から外れた状況ですから、それぞれのPCで答えが違います。
全くドライブを認識しない場合もありますし、1台のみなら自動的にMAで認識する場合もあります。
これは後の話で、とても重要なキーとなるんです〜〜〜〜〜〜〜〜@


あざといドラマとかなら次回につづく、で終わりそうな勢いですv
もしくは、つづきはCMの後で、というパターンですねぇ。
でも、ぶいぶいコラムにはそういうモノはありませんので、ちゃんと続きがすぐに出てきます。

で、問題のノートPC用光学ドライブのお話となってくるのです。
HDDに関しては大抵2.5"ドライブで、MA設定だとジャンパ無しってのがセオリーですな。
そしてHDDは1台のみ搭載されているのが普通です。
光学ドライブの接続は、2つのパターンがあります。
マザーボード上のIDEチャネルが「プライマリー」1系統だけで、HDD/CDをそれぞれMA/SLに接続してある場合。
もう一つはIDEチャネルはプライマリー/セセカンダリーの2系統使用して、HDD/CDはそれぞれのMAに接続してある場合です。
これらは動作しているPCならば、デバイスマネージャとかから確認することが可能です。
BIOS設定画面からでも判別できますけどね。

そしてノートPCとなると必然的にメーカー製となります。
どんな接続方法を取ってるのかは、完全に製造メーカー任せとなっちゃってんですな。
そして困った事に、光学ドライブの仕様は、PC製造メーカが特注するようになってんです。

例えば、写真に写ってる光学ドライブは、CD/DVDのコンボドライブで、九州松下製UJDA730ってモデルです。
私の「メビちゃん」ことシャープのメビウスCB1-C9に内蔵されていたモノで、部品取り用のスペアで持ってるものです。
写真右上のラベル部分の「2002 SH-A」という記載が、多分SHARP仕様ですよってコトだと思います。
(同様にNEC仕様の場合だと、NE-になっていますからねぇ)
この特注仕様により、この光学ドライブがMA/SL/CAどれに設定されているかが異なります。


そして、こういうドライブを他のPCへ流用しようと思った時に、問題が発生するんです〜〜〜〜@

とりあえずそのまま接続して様子を見るのですが、BIOSレベルでドライブが認識出来ないってケースもあります。
私は当初ドライブとの相性なのかと考えていましたが、そうではありませんでした。
つまり、CSではなくMA/SLの設定がされていないとダメって場合とかがあるんですねぇ。
まぁ仕様設定の違いによる相性ではありますけど。


そしてここからが本編の始まりです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@


ノートPC用スリムドライブ(光学ドライブ)のMA/SL/CS設定をどうすれば任意に行えるのかを調べてみました。
TEAC製の仕様書しかなかったのですが、アップしときます。
(下の日付の写真だけの所をご覧下さい)

イラスト図面から、ドライブ外観から見て右上が1pin、次は右下が2pin・・・と番号が続きます。
上、下、上、下・・・と続いてって最後の50pinは左下になります。(これ重要)
ちなみにコネクタの出っ張りは下になりますが、どのメーカーのドライブでも大体方向は同じようですね。

1/2pinはそれぞれ、LOUT/ROUTとなってますのでこれは音声信号でしょう。
どうやらアナログ音声信号は標準的にコネクタ内に含まれてるみたいですな。
普通のIDEケーブルは40芯(ATA66/100だと80芯だけど使っているのは40芯です)なので、50pinだとちょっと余裕がありますからねぇ。
そこに電源とか音声他も入れてるんでしょう。
ちなみに2.5"HDDと同様に、電源は+5v系統のみです。(+12vは使ってないんですね)


で、問題のMA/SL設定は47pinとなります。
この端子をGNDに落とせば、強制的にMA設定となりますのでそのような手直し作業を行います。
・・・もしPC側で手を加えられるんならば、むしろ接続ケーブルの端子付近で加工した方が良いかもしれませんね。
具体的には、47pinをドライブ制御基盤から浮かして、隣の45pinがGNDなのでそっちに接続すると都合が良いんです。
写真左下のにちっちゃく写ってますが、かな〜り大変ですねぇ。
人によっては端子部分に、アルミ箔を細く切ってコネクタ接続する際に挟み込むって方法を取ってるのもあります。
どちらにせよ、あんまり他人へ気軽にオススメできるような内容ではありませんねぇ。


で、内部の改造をしたので外観から判別が出来ませんので、ラベル部分にメモ書きしておきます。
部品取りのスペアですから、実はもう一台あって混同し易いですからねぇ。


実は、PCメーカー向け特注仕様には、MA/SL設定以外にもまだあるのです。
それはドライブのフタ、ベゼル部分ですねぇ。
ここの色やデザイン形状には、実に色々とあるんです〜〜〜〜〜〜〜@

一般的にノートPCは四角い箱のような形状をしているのですが、厳密に言うとナナメに絞り込んでたり、丸みを帯びていたりするんです。
当然ですが光学ドライブのベゼルも外装の一部としてますので、その色と形状に合わせてあるんですねぇ。
このために、全然別のPCへ流用する場合にベゼル形状が合わないってコトが良くあるのです。
特に、向かって右下の部分が切り欠いてあるのと無いのの違いが問題となり易いですな。

そしてバルク品として汎用的に売られている光学ドライブの場合、ほとんどが平面形状のベゼルで、切り欠きもありません。
なので流用先の物へあわせて加工しなければならなかったりします。
ちなみに、ベゼルの機構的な部分は規格化されていませんので、製品により固定方法やボタン位置などはマチマチです。
なのでグレードアップしたい場合に、元のドライブのベゼルを取り外して流用しようと思ってもうまく行かなかったりするんです。
(もっともCDとかDVDの対応マークが違っちゃってると、無用の混乱をきたすので流用はしない方がよさげです)
スリムタワー型の据え置きPCへの使用ならばちょうど良いんですけどねぇ。


ちなみに、メビちゃん用スリムドライブのベゼルは一見平面形状に見えますが、実際はちょっと厚みが右側から左側へ向かって薄くナナメになってます。
私が目論んでいるのは、ちょっと古いタイプのDELLのスリムタワー型PC、DIMENSION-4500cへの流用です。
最初、そのまま無加工で取り付けたのですが、ドライブを認識せず失敗しました。
それが悔しくて悔しくて、原因を調べなきゃってコトで、台風の時にヒマがありましたから頑張ってみたのです。
折角持ってるDVDコンボドライブですから、活用できずに余らせてちゃ勿体無いですからねぇ。
この結果に関しては、また後日報告したいと思います。
(多分、ここに追記するかたちになるかと思われます)

ノートPC用スリムドライブの流用ってのは、かなり難しいモノなんですねぇ。


DELL Dimension4500cへの装着した結果は・・・・ダメでしたねぇ。
なんか根本的に何処かの相性が悪いようです。他のメーカーのドライブで換装成功した話はあるんですが。
非常に残念なので、ヤケ・パイナップルジュースをぐい飲みしました〜〜〜〜@

まぁDVD鑑賞したい場合は諦めて、外付けドライブで対応したいと思います。

●2011年09月22日(木)

※コラム記事は、上の日付です。(ここは写真のみ)


WebDiary CGI-LAND