2011年07月のコラム
[過去のコラム一覧] [管理者モード]
●2011年07月30日(土)

ふと気が付くと、梅雨は明けてるわ、いつのまにか暑さが和らいでるわ、そして7月もお終いに近づいていたりします。

ちょっと前に「ぎょぎょランド」へ出かけた時に撮影した写真を載せておきます〜〜〜〜〜〜@

お魚を展示してある水族館の建物前と、動物園の裏手に池が有ります。
特に建物前の池は、子供らが水遊びが出来るようになっていて、いつも賑わっています。
やはり「無料」ってのが人気の秘訣でしょうか。
どちらの池も噴水があって、見た目から涼しげですねぇ。


ちょっと撮影日が6月下旬でしたので、ハナショウブがまだ咲いていた頃のです。
さらに、駐車場の脇には大きなアザミが咲いていました。
つぼみはゴルフボール位の大きさでして、ちょっと不気味です。
アザミにも種類があるのですが、どれにあたるのかはちょっと判りません。
オレンジ色の花は、つる植物に付いてたんですけど、これも何という名前なのか不明です。


動物園「アニマルまぁる」のコーナーには、ミニブタが2頭います。
ブタってのは結構大きく育つんですけど、これはペット用として小型の種類です。
去年の暮れに生まれたばかりなので、れっきとした「子豚」ちゃんなんですが。

昔、ペットとして飼いたいなーと思ったことが有りました。
基本的に頭が良いので躾けをちゃんとして飼えば良いとのコトですが、色々と苦労もあるみたいです。
とてもキレイ好きだそうでして、トイレなんかも寝床と離れた決まった場所にする性質があるんだそうで。
このアニマルまぁるにいる子豚ちゃんも、1匹は外に居て何かゴソゴソやっているなーと思ったら、トイレでした。
そしてトイレが済むと後ろ足で砂をかけるような仕草をして、意気揚々と寝床に帰って行ったのです。
寝床のケージの中に入った所を撮影しました。
小さな声でですが、「ブヒブヒ」と鳴いてましたねぇ。

「おすわり」とか「お手」などの芸を仕込めばするようになるとテレビで以前見ましたけれど、ココのブタはまだやらないみたいです。
ただ、声をかけるとしっぽを微妙に振ってくれたりはしますねぇ。
何か面白い芸でもすれば良いのに。

●2011年07月25日(月)

いよいよ、完全にTV放送はデジタル化へ移行が済んだようです。
まぁ土壇場になってバタバタする人ってのは、実は少なくなかったりします。

例えば・・・折角テレビを買って来てあったのに、今日を迎えるまでは頑なにアナログに拘ってた人。
切り替えのセレモニーよろしく、本日始めて地デジで見たって人も結構いるんですよねぇ。

イベント好きな私としても、気持ちは大いに理解できます。
家族全員揃えて、「開所式」みたいな行事として、ついでに乾杯したりして、なんてコトもやりたい方ですから。
しかし、いざ地デジ側で受信しようとしてトラブルが発生!なんて事例も多々あるんですな。


ぶっちゃけ、アンテナと配線側の問題なんです。
私の住んでいる地域は田舎ですから、所謂サテライト局での受信です。
全ての局がUHFで送信されてんです。(アナログ50ch〜62ch)
そして地デジになっても送信所は同じで、送信バンドだけ15ch〜と変わるんです。

基本的には、アンテナや配線は全くノータッチで、テレビの入れ替えのみで済んじゃうんです。

しかし例えばアンテナがUHFオールバンド対応ではなくて、Hiバンド用のが付いていたりすると悲惨です。
前述の通り、地デジはUHFの低い方のバンドを使うのでアンテナの対応から外れちゃうんです。
もちろん現在売られている物はほとんどがオールバンド対応なのでここが問題になるコトはほぼありません。

アンテナの配線とか分配などで、ちょっとした障害を抱えている場合もトラブルに発展する場合があります。
アナログ放送の場合だと、多少電波のレベルが低くても、またノイズが混入してても、ザラツキつつも受信可能です。
しかしデジタル放送となると、これがちゃんと受信が「できる/出来ない」の2択となってしまいます。
特に顕著なのが、周波数の高い方の放送局(地デジで豊橋だと、NHK総合とテレビ愛知)は受信出来るのに、それ以外ではダメってパターンです。
もしくは反対に、周波数の低い方のチャンネルに障害が出るパターンもありますよん。


地元限定ネタで申し訳ありませんが、本宮山からの送信明細を書いておきます。
リモコン番号、放送局名、物理チャンネルの順番です。


[1] 東海TV (15ch)
[2] NHK教育 (24ch)
[3] NHK総合 (29ch)
[4] 中京TV  (17ch)
[5] CBCテレビ (16ch)
[6] 名古屋TV (14ch)
[10] テレビ愛知 (26ch)


※ちなみに豊橋技術大に、受信障害対策用中継局があります。所在は豊橋市天伯町です。



アンテナ・配線部分のトラブル原因ってのは、色んなのがあります。
まず第一には、アンテナの設置が悪い場合。
長年使っててボロボロに腐食してるのも含みます。
また地面からの高さに関しては、高ければ高いほど良いってモノではありません。
送信所方向が見える位の高さは必要ですけど、電界強度ってのは地上からの高さが変わると周期的に大小の変化があります。
つまり、丁度良い高さってのがありますので、方向があっているのにどうしても受信レベルが取れない場合、30〜50cmほどで良いですから高さを変えてみて下さいね。


高周波の電気ってのは、金属の表面を流れますから、表面が腐食してると途端に流れが悪くなるんですね。
つまり接続部分の接触が悪いと、かなりの損失が生じます。
さらに高周波ってのは気ままな性格なので、電線の周囲の状態にも影響を与えたり受けたりするんです。
そして電線の中を流れていった高周波電流は、端子部分で跳ね返って打ち消しあったりとかもするんです
通常の電線とアンテナ用ケーブルが違うのは、この性質の為です。
不適切なケーブルを使うと、やはり大きな損失が生じますし、ちゃんとした伝送が出来なくなるんです。

「電気なんだから、線をつなげれば大丈夫だろう」なんて軽く考えて、いい加減かつ間違った工事がされている場合を見かけます。
多いのかどうなのかは判りません。
(私はトラブル解決で呼ばれる事が多いので、必然的にミスってるケースに多く遭遇するんです)
たま〜に見かけるのが、アンテナケーブルを途中で繋いである場合。
天井裏なんかだとお客さんは見られませんから、こんな馬鹿げたコトを平気でやっちまうんですねぇ。
アンデナに限らず、電機配線の工事ってのはキチンとした器具にて、正しく確実に行うべきだと思うんです。
いい加減な性格の人には絶対に触って欲しくないと思いますね。


もう一つは、受信レベル不足です。
アンテナをしっかり建ててキチンと電波を受け止めるってのが基本です。
弱電界の地域の場合では、まず使うアンテナを利得の大きなモノから選ばなくてはなりません。

これを何をどう勘違いしたのか、やたらとブースター(増幅器)を使いたがる人がいるんですよねぇ。
そもそも悪質電気屋が、必要も無いのに高価な機器を受注して儲けようとしたのが始まりだと思うんですけど。
しかし、電波を上手にキャッチしてなくて、ノイズに埋もれた状態でいくら増幅しても良い受信をするのは不可能です。
ブースターの取り付ける場所は、アンテナに近い方が良いとされているのも、ノイズ成分まで増幅避けるためです。
もっとも、アンテナポールに設置するタイプのブースターだと、ちょっと動作環境的に厳しい部分がありますからベストだとは言い切れません。
個人的には、一度建物に入った所にブースター機器を設置するのが最も好ましいと考えます。
ブースターだって調子が悪くなったり故障したりする事があります。
少なくとも、何も付けない直接接続よりかトラブル要因が増えるのは確実です。
この微妙な不調ってのが、地デジ化された時に顕著な症状として出てきてしまう場合もあるのです。

ちなみに受信レベルってのは、大きければ大きいほど良いってモノではありません。
丁度良いレベルってのがありまして、実は大きすぎてもダメなのです。
これは音声信号の音量と違って、直接感覚的に掴めないので判りにくいんですけどね。

酷いのになると、発振一歩手前な状態になってたりとかザラです。
更に多いのが、途中の配線などか滅茶苦茶で大幅な損失が出ているんだけれど、その手前でブースターにより力技で大きくして送って、結果的にチャラになってる状態。
素人工事の場合に多く見られる状態ですねぇ。
もっとも電気屋さんでも技術レベルは様々ですから、中には信じられない仕事がしてある事もあります。
目が点になってしまいます〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

そもそもラインブースターってのは、アンテナ配線が長い距離引き回すとか、沢山の受信機器へ分配をする場合に使うのが正しい使い方です。
少なくとも、アンテナ工事の稚拙さをカバーする為に使うんじゃあありません。
頭がよろしくない考え方として、「とりあえずブースターかましとけば大丈夫でしょ〜」ってのがあります。
そのツケは、今回のようなデジタル化の時に出てきてしまうんです。


ブースター、分配器、混合器/分波器、と様々なアンテナ配線機器がありますけど、適性な使い方が重要です。
で、最初に書いた通りデジタル放送の場合、受信品質が良くなければバッサリと映らなくなります。
アナログ放送の時は良い意味でいい加減でも受信できましたので、より受信品質的にシビアな面があると言えます。


今回の地デジ受信トラブルでのほとんどが、アンテナ線の接続部にありました。

実はアンテナの接続端子としていろんな種類のがあります。
大昔は、UHFの場合「平衡フィーダー線」ってのを使いましたねぇ。
タイトル写真の上の所にチョロッと写っていますけれど、2本の電線が並んでセットになっているケーブルです。
別名「リボンフィーダー線」と呼ばれていて、インピーダンスが300Ωってのですな。

このフィーダー線にも、もう少し後の時代で主流となった「めがねフィーダー線」ってのもあります。
同軸ケーブルみたいに、絶縁体のポリエチレンで包まれているごっついケーブルです。
こちらのインピーダンスは200Ωでしたねぇ。

しかし時代が進むにつれ、VHF/UHFは混合してテレビに入力されるのが主流となりました。
元々VHFとUHFは別々のチューナ回路で受信しなければならなかったので、昔のテレビはアンテナ入力端子も分かれていたのです。
しかし、チューナー回路がモジュール化されるに従い、それぞれのチューナが一体型になったので、タンテナ入力端子も1つにまとまった経緯があります。
さすがにSHF帯であるBSアンテナまではまとまってはいないですけどねぇ。
ちなみに建物内部の配線を1本化する為に、UHF/SHF(BS)混合器/分波器を使う場合もありますが。

地上波では、U/V混合が主流になり、アンテナ配線も同軸ケーブルが使われることが多くなりました。
同軸ケーブルは周囲の影響を受けにくく、さらに損失も少ないので安定した伝送が可能です。
インピーダンスは75Ωとされていますねぇ。
さらに太さも数種類、それとBS対応・非対応のがあります。
もともとテレビ用同軸ケーブルってのは、本来の高周波用のよりも安く作ってありましたからねぇ。
(テレビ用のは、テレビで使う周波数帯だけちゃんとカバーしていれば良いので)
BS対応の同軸ケーブルは、いわば高級版なので一般的なUHF/VHFの伝送に使っても大丈夫です。
ただ、内部構造とかがゴツいのでコネクタ仕上げとかする場合にちょっと難儀しますけど。


地デジになってからのテレビ側アンテナ端子は、同軸ケーブルとの相性が良い「F型コネクター」が使われます。
F接栓と呼んだ方が私にはしっくりくるんですけどね。
これには「ネジ有り」と「ネジなし」のタイプがありますが、家庭用テレビならばネジなしの方が手軽に接続できて良いでしょうな。
ネジ有りの方がやはりしっかり接続できるんだけど、その反面しっかりガッチリ接続するので配線を不用意に動かしたりすると、機器側が損傷する場合が考えられます。
本来は一旦繋がったら絶対に動かさないって設置状況の所に使うモノなんです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

それぞれ、配線の具合によりストレート形状のと、L型になってるのがあります。
ネジ有りタイプのでL字の奴はちょっと珍しいですけどね。


そして、気を付けなければならないのが写真上で写ってる中で、「整合器内臓」タイプのF型コネクタです。
黒い四角い箱型のヤツがそれです〜〜〜〜〜〜@
これもまた、ごくごく一般的に出回ってるんで良く使われてます。

しかし、この器具ってのは使い方に注意しなければならない点が1つあるんです。
内部の構造は、写真下半分を見ていただければ判りますが、75Ω同軸ケーブルと、300Ω平衡フィーダの両方が使えるようになってんです。
ちなみに出力はF型コネクタなので、75Ωの方になりますねぇ。
つまり、フィーダ線を使う場合は300Ω→75Ωの変換がされるんです。(インピーダンス整合器)
この整合トランスは、75Ω同軸ケーブルで使う場合には不要となります。

その場合、トランスの配線を「取り外して使う」んです〜〜〜〜〜〜@

(写真の場合はフィーダ線で使っているので、配線は付いた状態で間違いないです)

コレを忘れると、この部分でちょっとだけ2分配された形になり損失が生じ、さらに微妙に定在波を生じます。
実は地デジ受信の際には結構問題になったりするんです。


そもそも、昔はフィーダーと同軸が混在してた時代に、事前確認しなくても両対応してるこのコネクタ機器をすごく重宝してたんですね。
場末の古いアパートの場合なんかだと、部屋のアンテナコンセントがフィーダー線用のだったりしますから。
整合器内臓だからって、そんなにお値段が高くなる訳でもありません。
テレビとか買うと、このコネクタ機器が付属してくることも多かったのです。

またスペース的に狭いので、同軸ケーブルの処理の具合がちゃんとしてないと思いがけないトラブルになります。
シールド線にヒゲが出てて、芯線と触れてたり近づくだけでも高周波信号であるアンテナラインは悪影響を受けます。
また前述しましたが、高周波電流は金属の表面を流れる性質がありますので、接触部分のサビや汚れも大敵です。
接触不良がノイズ発生源となってしまう場合だってザラにあるのです。
ちなみに接触部分に油分とかはつけない方が良いですな。
接点復活剤なんてのは、高周波には通用しません。トラブル要因になりやすいのです。

なので、ちょっとでも古い状態でつなぎ直す場合は、いっその事同軸ケーブルの剥き直しをした方が良いですねぇ。
芯線は新鮮ピカピカな方が良いですv
その状態でキッチリ締め付け取り付けてしまえば、後々まで安心できます。
本当ならば接続部分ってのは、「圧着接続」か「半田付け」が理想です。
もっともいちいちそんな繋ぎ方をするのも大変ですので、ちょっと端折ったりしますけど。


地デジにしたら、なんか受信が安定しないなどのトラブルの解決は正直ケースバイケースなので大変です。
伝家の宝刀の「全部取り替え」ワザを電気店が出してくるのも仕方ないですねぇ。
アンテナ関連ってのは一般的にはかなり長期間使って、何かの機会が無い限り新しくしませんからねぇ。
地デジ化が、その「何かの機会」だったりします。
もっともアンテナ工事とかの予定は、現在どこの電気店でも一杯だったりしますけどね。


●2011年07月24日(日)

とうとう、アナログTV放送が正午で終了してしまいました。
ご覧の通りのご案内テロップが夜、日付が変わるまで表示されて、その後は電波の発信もストップします。

テレビ放送をするには電波を発信するんだけれど、その為には免許と許可が必要です。
その許可の更新がされないので、アナログTVの電波を出すことが出来なくなったのです。
よくよく考えてみると、テレビの放送方式だと1チャンネル辺りに占有する周波数帯はとても広くて、技術の進んだ現在では非効率的ですからねぇ。
例えて言うと、片側2車線の道路を1台のクルマで使っているような物なんです。
それを改善するための、大幅な仕様変更ってコトなんですね。

そして、ついでと言ってはなんですがBS放送の方もアナログ→デジタルへと変わりました。
こちらの方が変化が大きくて、民放各社がそれぞれチャンネルを持っているので大幅に視聴コンテンツが増える・・・はずです。
しかし実情は、番組制作の体制が追い付かずに、昔のドラマの再放送やテレビ通信販売、それと韓国ドラマで埋めているんですねぇ。
折角、チャンネルと言う入れ物が充実しても、肝心のソフトウェアが乏しければ何にもなりません。
もっとも中身が薄いって問題はこのぶいぶいコラム自信にも言える事なのですけれどv


デジタル化して大きなメリットとしては、画質が良くなったコトです。
従来の方式に付き物のゴースト現象が出ませんので、輪郭とかもクッキリ見られます。
解像度が大幅に向上しているのですが、このおかげでタレントさんのお肌の荒れやシワなんかまで写ってしまいますけどね。
その他として、番組表とかデータ放送、それといつでも天気予報が見られる所でしょうか。
ネットと併用して使うと、とても便利なんです。

でもやはり番組の内容・ソフトウェアこそが一番重要なんですよねぇ。
ダラダラとしたバラエティ番組、お笑い系と局アナを並べての低コスト番組、食べ歩き・・・そんなのばかりでは、電波が勿体無いですな。
と言う事で、↓に貼り付けておきます。





●2011年07月12日(火)

ちょっと忙しかったのと、酷暑のおかげで更新が滞ってしまいました・・・・。
とにかく暑いですねぇ。
あまりの暑さに耐えられず、リビングに持って来た「リブリブ」ことLibrettoノートブックPCでこれを書いてます。
キーボードの配置とかが大きさの都合上特殊なので、とにかく打ち難いです。
デスクトップのメイン機には、高級なキーボードを奢ってるんですけどねぇ。
(ちなみにPS/2接続ですからリブリブに繋ぐことが出来ません)

そのおかげで長文コラムにならずに済みそうな予感がします。


タイトル写真は近況報告を兼ねて。
例年通りに、リュウキュウアサガオ(オーシヤンブルー)が沢山咲き出しました。
暑くなってきたので一気にポコポコと咲いてんです。
あんまり暑すぎるのも良くないみたいですが・・・・。

このアサガオは、一旦植え直しすると一回目のシーズンはあんまり花の先具合が芳しくないそうで。
本格的にポコポコと咲き出すのは、その次のシーズンから。
そういう事にはなっているはずだったんだけれど、何故か我が家のは元気良いですねぇ。

朝の明け方、明るくなる頃に少しずつ花が開き出して、8時過ぎ頃に満開となります。
そして夕方の4時頃に日が傾きだすと(植えてある方向による)、また少しずつしぼんで行くんです。
毎日毎日、開いたりしぼんだりを律儀に繰り返すんですねぇ。


今回は、生垣に沢山咲いている様子と、アップにて撮影してみました。

まだまだ秋が過ぎるまで咲き続けるだろうと思います。
もっとも去年みたいに暑すぎて途中で咲かなくなっちゃう可能性もありますけど。

●2011年07月02日(土)

いよいよ、テレビ放送のアナログ終了が近づいてきました〜〜〜〜〜〜@

地デジ、地デジとやたら呼ばれていますけれど、正式には「地上波デジタル放送」なのです。
でも実際に終了するアナログ放送は、地上波だけではなくBS放送もなのですねぇ。
デジタル化は、全部なのです。

そして、今月に入ってから各放送局は「告知テロップ」を流し出しました。
今までも画面の右上に「アナログ」の文字が浮かび上がっていたのですが、それに加えて今度は左下にカウントダウンです。
あと何日ってのを大きく出している局が多いのですけど、タイトル画面の通りです。
(我が家で受信可能な局数は7つです)

そう言えば、当ぶいぶいコラムでも最初の「アナログ」テロップ入れの時に悪ノリして、ここのサイトにも同じ表示が出るスクリプトを組み込んだ覚があります。
下の方にも告知テロップ(流し文字)を付け足してありましたねぇ。
今では折角作ったんで、文字ではなくロゴマークへ変更してますけどね。
流しテロップは邪魔なので外しましたけど。

んで、今回のカウンドダウンはどうしようかと、ちょっと考えました。
前回同様にウインドゥサイズ取得しスタイルシートで位置指定してやればokでしょう。
表示内容は画像ファイルではなく、必然的にテキストとなりますけど。
(自動で残り日数を生成する場合)

でも前回で既にネタとしてやっちゃったし、労力を使っても面白いのは最初に開いた時だけだったし。
やはり、ボツでしょうな。


我が家は一通りの地デジ対応策は済ませてあります。
とは言うものの、簡易チューナが計3台もあるんですが。
ちゃんとしたデドタル対応のテレビは一台っきりなんです。
これだって丁度故障してしまったんで買い替えただけで、本当ならばもう少し粘ってテレビが安くなるのを待つ作戦だったんですからねぇ。

私の目論見では、こうです。
7月に入り、駆け込み需要でちょっとだけテレビの売り上げが伸びる。
でも価格的にはその前とはあんまり変わんない。
もっとも、現行商品には大抵アナログチューナがまだ内蔵されているので、それが「旧式」の証しとなりやすいから場合によってはギリギリのタイミングで安売りするかも。
そして地デジへの切り替えが済んだら、最後のテレビ大売出し祭りが徐々に沈静化。

で、9月〜10月になったらいよいよ新製品の登場。
すでにアナログチューナは内蔵されていない、完全デジタルのモデルのデビュー。
当然ながら旧式モデルは安くなるはず。
さらに新型もアナログが無い分コスト的に有利だし、それから外国メーカが再参入を本格化してくるだろうからもう少しお値段が下がるのでは、と。
この予想はそこそこイケてるみたいで、既に国内家電メーカーは「テレビは儲からない」と海外へ生産シフト移行してたりします。
品質が安定してて値段が下がる、この秋のタイミングでの購入が最も良いんじゃないだろうかと思っていました。


そうじゃなくても随分とテレビのお値段は下がりましたからねぇ。
個人向けの22インチクラスだと、3万円ちょいほどでかなり良い機種が買えたりします。
私が自分の部屋用に目論んでいたのは、PCモニターとの兼用作戦です〜〜〜〜@
製造メーカーや機種によっては、D-sub 15pinやDVI-Iの映像流力端子を持っていたりするんです。
コレを利用すれば、PCモニターとしてテレビが使えちゃうんですよねぇ。

ちょっと調べてみたモデルを並べてみます。
(ちなみに個人的には海外メーカーは避けたいと思っとりますんで)
まずはシャープのAQUOS LC-22K3とLC-22K5が有力ですねぇ。
どちらも3万円ちょっとです。
それと三菱電機のREAL LCD-22ML10も良いですねぇ。
これは3万円を少し切るお値段で売られているみたいです。

もっとも安いモノを、と言う場合は海外メーカーとそれに準じるメーカー製の製品となります。
ぐっと安くなり、2万円代前半ですねぇ。
実はこれには理由がありまして、ほぼ全てがBSチューナを搭載していないんです。
アンテナを立てておらず見もしないBS放送に対応していなくても全然困らない方には、これで良いかも知れないですな。
かく言う私も、昔から現在に至るまでBS放送とは無縁でしたからねぇ。
・・・製造メーカーはあんまり気に入りませんけど、でも機能・役目を考えるとコレでもアリかと思います。
2万円ちょっとならば、PCモニターを購入したと思えば納得できる価格ですからねぇ。


ちなみに、調査したのは価格comです。
条件は、PC接続がD-sub15pinで可能なこと、22インチ、LEDバックライト。
そして絞り込んだ結果の比較が、★コチラです★
色々と持っている機能の違いがありますねぇ。
でも画素数がフルスペックハイビジョンの1920*1080か、それとも1366*768になるのかは微妙です。
22インチのクラスではあんまりメリットがないと言われていますが、でもPCモニターに使うならココは重要ですからねぇ。
となると国内メーカー製で安い奴だと、シャープしかないんですな。
海外メーカーのだとカンデラとかTruLuXってのが、安くて良い感じです。
もっとも比較する場合に重要なのは、液晶パネルの種類や特性、出来れば製造メーカーですな。
視野角が狭い激安専用パネルの場合、視聴状況によっては対応できなくて見辛いケースが生じますから要注意です。

ちなみに液晶テレビの製造は、従来の家電AV機器とはちょっと違って、既成の部品・ユニットを組み合わせる方式です。
つまりいちいち細かな回路設計とかはせずに、モジュールで供給されるパーツを組み立てるだけで製品が出来てしまうんですな。
なので新興メーカーでも機能や性能が高い製品を製造可能だと言われています。

でも・・・やっぱり、電気製品の設計ってのはノウハウがありまして、例えば放熱の問題だとか、ノイズ対策だとかです。
テレビ位に大きくなると、筐体の剛性なんかの設計も大事ですねぇ。
そういう細かい部分で、やっぱりメーカーの実力の差ってのが出てきちゃうんです。
もちろんアフターサービスの体制なんかは歴然とした違いがありますけどね。


う〜ん・・・決めるのは難しいですねぇ。
大体、あちらを立てればこちらが立たずで、延々と結論が出ずに堂々巡りとなりそうですな。
もっとも私の場合はすぐに買う訳ではないので、まぁどうでも良いんですけど。
しばらくは現状の、地デジチューナ+ビデオキャプチャで行こうと思ってます。

でも、アナログ放送が終了したら、チューナカードへのアンテナ接続を取り外し、2分配用に付けてあるブースターも無しにします。
終わった後の画面の様子を取り込んで、このコラム記事のネタにしてからです〜〜〜@

●2011年07月01日(金)

日付が変わり、いよいよ7月に入りました。
梅雨のはずが何故なのか、真夏のような暑さです。

バイクネタがここんとこ続いてて、今回もまたキャブレターのネタです〜〜〜〜〜〜〜〜@
某スクーターのキャブなのですが、ちょっとばかり困ったコトになっておりました。
腐れ状態はいつものコトなのですけど、燃料の通る部分だけではなくオートチョーク機構部分もなのです。

オートチョーク機構は、時代と共に仕組みがどんどん変わってきましたねぇ。
最初はバイメタルを使用して、エア通路の切り替えをしていたのですが・・・・
弁の部分の密閉などが悪いとか、作動の具合が不安定で感度が悪いとか、様々な問題を抱えていた物が多かったのです。
やはり作動ストロークと力が微小なので、そんな微妙なパワーを利用しなければならない所に弱点を抱えていたのですね。
そして、ホットワックス式という方式が主流となってきたのです。

ちなみにさっきからチョークと書いてありますが、正式にはスターターと言います。
チョーク=絞る、絞めるという意味があって、キャブに付いているのもそのような原理で動作するメカになっている物もあるのです。
例えば、先日からのスーパーカブのキャブレターのチョークは、ベンチュリー手前部分で蓋をするような機構ですからねぇ。
しかし、今回のスクーターのキャブの場合はこれではありません。
独立した混合気を濃くする「エンリッチャー」通路がありまして、そこにプランジャー弁にてon/offしているのです。

ホットワックス式は何もチョークだけではなく、水冷エンジンのサーモスタットなんかにも一般的に使われていますね。
加熱するとワックスペレットが膨張するのです。
チョークの場合はその力によりプランジャーを作動させて、弁を閉じ、エンリッチャーをoffするように動きます。
もしもこの部分の不具合があると、チョークがonになりっぱなしとか、反対にoffになったままでチョークが効かないという症状になります。
あんまり故障頻度は高くないのですが、その分イザ壊れると故障診断で厄介だったりするのです。
もっとも今回の場合は、目視状態でガサガサになっていたので判りやすかったのですけど。


旧車なんかをやってる時に出てくる、「ティクラー」とは何か。
これもチョーク、エンリッチャー機構の一種で冷間始動時に混合気を濃くするメカです。

ただ、仕組みとしては強制的に燃料をオーバーフローさせていますので、操作のミスにより様々な危険性が伴います。
例えば、燃料を出しすぎればプラグが被ってしまって、始動が出来なくなったり。
さらに燃料がこぼれて思いがけない事故になるケースも少なからずあったみたいですな。

メカ的には最も原始的な物ですから、後の方式に対して優れている部分は全くありません。
珍しさとか、操作にコツが必要な職人技っぽさとかで妙に崇高な物に祭り上げてる人もいますが、ナンセンスです。
機械の世界では、便利で高性能な方がエラいんですからねぇ。
つまり、オートチョーク機構が付いてるってのは、とてもハイテクでエラいのです。

その代わり、一旦不具合が生じれば厄介なんですが。



少し前にも確か書きましたが、「キャブレターを清掃する」と言うコトに付いてはレベルの違いがあります。
修理メンテナンスとしての清掃だと、キチンと機能を果たすようにならなければ意味がありません。
しかし、文学的表現(?)での掃除だと、汚れを落として見た目に清潔であれば由とされがちです。
もっともいい加減にやってれば、相手は機械なので正直な結果しか出してくれませんけどね。
それを「キャブは掃除したけどエンジンが掛からない」なんて言ってしまってはイケマセン。
みて見ると、その掃除のレベルがお話にならないコトがとても多いのです。

だからって、強力なケミカルやブラシ他の道具をフル稼動して、無理矢理キレイにすれば良いってコトでもないのです。
機構部分の形状や寸法を損なってしまっては、機能上に問題が出ますからねぇ。
もっともやらかす失敗ってのは、サンドブラストの道具を買った人なんかがキャブの内部までそれでせっせと吹くってのですな。
見る見るうちに汚れ・異物が無くなっていくので楽しいんですが、微細な寸法の穴なんかの形状を崩してしまいます。
さらに、砂粒がエア通路など細い部分に残ったりすると、それがキャブの機能に悪影響を及ぼしますからねぇ。
レストア作業なんかでキャブレターにサンドブラストを施す場合もありますが、そういう時は後の洗浄を念入りに行う前提になっているのです。

また、サンドブラスト以外の道具での失敗だと、マイナスドライバーでガリガリ引っ掻いているのもちょくちょく見かけます。
こういうコトをやらかす輩ってのは、もうすでに性格の問題なので、機械整備には本来向いていないのではないかと思うんですな。
真面目に、丁寧に、コツコツと作業して、確実にこなすってやり方しかないんです。


デジカメ撮影なのでちょっと現物よりキレイに写ってはいますけれど、タイトル写真のこのレベルまでの清掃は必要ですよん。
組み付けて後、安心して長く乗ろうってんならばですけど。(フロート部などは別にしてあります)


もちろん見た目だけではなく、各エア・燃料の通路はしっかり通ってるのも確認済みです。
アルミのパーツ皿の中にはMJ/PJの他、例のオートチョークメカ部品が入っているのです。
このチョーク機構部分が派手に腐食していましたので、そこの手直しにかな〜り苦労しました。
ちょっと内面の鋳肌が荒れているのがその痕跡です。

それとスロットルのリンクも固着気味でしたねぇ。
スクーター用ですからそれほどシビアな操作感覚を要求される訳ではないんだけれど、それでもやっぱり手を入れています。
軽やかにヌルヌルとスムーズな動きをしないと、気分が悪いですからねぇ。

最も問題が生じやすい、フロートバルブとシート部分ですが、このキャブだと別部品になっています。
これは大変にありがたいですねぇ。
カブ系のPBキャブとかPC20キャブとかだと、ボディ一体ですから不具合が生じればどうしようもないんです。
ちなみに、このキャブはミクニ製ですよん。
ミクニは偉い!
(ケーヒンは偉くないのかと言われれば・・・とりあえず直接被害を受けているので、偉くないと言っておきます)


ここまでしっかり整備すりゃ、後はバイクにポン付けするだけで簡単にエンジンは掛かっちまいますねぇ。
楽勝です〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@


WebDiary CGI-LAND