2011年05月のコラム
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●2011年05月31日(火)

5月は今日でお終いです。その割りになんか寒いですねぇ。

●2011年05月30日(月)

昨日に引き続きまして、テレビネタです〜〜〜〜〜〜@
すっかり、この「デジタル玩具」にヤラれてしまってます。

とにかく新しい製品を手に入れた時には、取り説片手に散々いじくり回してみなければ、使い方や色んな機能を掌握するコトは出来ません。
機械が苦手と言う人に見られる傾向は、ようするに機械と向き合おうとせずに屁理屈を捏ね回して逃げちゃってるコトが多いですねぇ。
使い方をマスターしようとすると当然頭を使わなくてはなりません。
何がどうなっているのかを体系付けて記憶し、さらにそこから応用して行くのですが・・・・
苦手意識を持つ方だと、とにかくそういう努力や労力を惜しむんです。
「誰かが変わりにやってくれないか」「こんなの使わなければいい」
そういう言い訳ばかりで思考を停止してしまえば、当然それ以上の進歩は望めませんからね。
もちろん、それで納得していれば個人の勝手ではありますが。

地デジのテレビは文字通りデジタル技術をふんだんに取り入れて作られていますので、実に様々な機能を持っています。
特にパソコンとの親和性が高くて、PCモニター(ディスプレイ)としての利用が出来るようになってるのが嬉しいですな。
またテレビ本体にも、インターネット関連の機能が内蔵されているのは先日のコラム記事の通りです。
ただし色んな制約がまだまだあるのが、ちょっと残念ですねぇ。
(このぶいぶいコラム記事も、1ページに載っている写真が大きいと「メモリ不足エラー」が出てしまいます)


で、我が家のSHARP LED AQUOS/LC-32DX3にはブルーレイディスク・レコーダが内蔵されています。
なので見たい番組を録り溜めておけば好きな時に見ることが出来ますね。
またインターネットのストリーミング番組として色んな業者のに対応しているのですが、ほとんどが有料番組なので別途契約が必要です。
でも、Yahoo!動画TVの場合だとそういう煩わしさがありませんので、ココを大いに利用したいと思います。
もっとも、チョンコロドラマが多すぎて、他のコンテンツで面白そうなのを探すのは大変なんですが。

面白番組と言えば、やはりネット動画に尽きますねぇ。
Youtubeやニコニコ動画が現在ではすっかりメジャーになりました。
またその他のアングラな動画サーバにも、イケナイファイルが沢山アップロードされていたりしますからねぇ。
しかし残念ながら、これも先日のコラム記事で触れましたが、このAQUOSテレビでは見ることが出来ません。

こうなったら、PCの助けを借りてイケナイ面白動画を家庭内LANで共有し、テレビで見てやろうという計画がスタートしたのです。
これには「DLNAサーバー」と言う機能を使って、実現しようと思いました。


まずPC側にこの「DNLAサーバー」のプログラムをインストール・起動しておきます。
するとLANでテレビと繋がっていれば、テレビが「DNLAクライアント」となり、動画などのファイルを視聴可能となるそうです。
ちなみに調べて行くと、このDNLAクライアントとして圧倒的に使われるりがSONY/PS3なんですよねぇ。
プレイステーションで、PC内部の動画ファイルを共有してでっかい画面で見てしまおうってコトです。
PS3はこんな楽しい機能まで持ってんですねぇ。ただのゲーム機ではありません。

PC側にインストールするDLNAサーバーのプログラムはいくつかありますが、フリー(無料)のモノからまず探します。
すると・・・Windowsのメディアプレーヤ11(12でもok)には、標準でDNLAサーバー機能があることが判明しました。
MyDocumentsフォルダ内の、MyPictureとMyMusicフォルダの中に画像・音楽ファイルを入れておいてライブラリ管理をしておくと反映されるんです。
ちなみに設定は、[ツール]→[オプション]→[ライブラリ]→[共有の構成]から行います。
そこの[メディアを共有する]のチェックボックスをonにしておくと、それだけで完了です。


我が家のSHARP AQUOSテレビのDLNA機能は、基本的に「JPEG動画」「MP3音楽」ファイルに対応しています。
肝心のビデオ動画ファイルには、一応は専用機器しか対応していない様子ですねぇ。

他のDNLAサーバーのソフトに「TVersity」というのがあるのです。
これを試してみましたが、残念ながらPCサーバは確認できて各フォルダまでアクセスが出来るんだけれど、肝心のファイル単体が見えません。
(音楽ファイルがありません、と言うエラーメッセージが出てしまいます)
あと少しで何とかなりそうな雰囲気だったのですが、結局はネットでの評価同様の状態までで、どうやら無理みたいですな。
このサーバーアプリはとても優秀で、ビデオ動画ファイルのコーデックが違っていても自動的にPC側で再変換してクライアント側が再生できる種別にしてくれるんだそうな。
もちろんそれなりにPCのスペックは必要なんですけどね。
ほぼ丸一日、このTVersityと格闘していたので、すっかり脳は過熱するわ(このソフトは全て英語)、階段を上り下りしすぎて膝にクルわで大変でした。


で、結局はウインドゥズメディアプレーヤ11(WMP)の機能で、DNLAサーバーとしjpeg写真とmp3音楽ファイルのみの再生を楽しむことにしたのです。
もっとも、今まであんまりWMPの機能を使おうと思ったことがありません。
大昔のWMP6.4の時代ですっかり止まってしまっているのです。

WMPはバージョンが新しくなると共に、PC内部にあるマルチメディアファイルの一元管理機能が強化されています。
つまり、従来は好き勝手な場所に置いといて、都度再生したいモノをWクリックする使い方で良かったのが、格納フォルダを決められるんです。
[MyDocuments]フォルダ内の、[MyMusic][MyVideo]そして[MyPicture]ですねぇ。
(他にプレイリストは[MyPlaylist]フォルダとかもあるのですが)
そうして、常時フォルダ監視して各ファイルの使われ具合とか更新状況とかを管理してんです。
またUSBデバイスとの連携も付いてて、携帯音楽プレーヤとのファイル同期なんかもやってんです。

とても多機能で、活用すれば凄く便利だろうとは思いますが、残念ながら私の用途からはちょっとズレてんです。
私はとにかく入手した音楽ファイル等はどんどんとコレクションしておくんです。
それとは別に、「いつも聞くファイル」と「仕舞って置くだけのファイル」、さらに音楽製作用の「作業ファイル」など目的別に分けて管理してんです。
当然ながらいつも聞くファイルってのは、格納してあるモノと重複してたりするんですよねぇ。
WMPの管理機能だと、この重複部分で混乱してしまうんです・・・・。
製作中の作業ファイルだって、バージョンがいくつもあったりすると、WMPではどれがどれだかさっぱり判んなくなりますから。

でも、WMPをDNLAサーバーとして運用し続けようと思うとこれではダメです。
ちゃんとWMPが管理しやすいように、ファイルの格納場所を正しくして、かつ整理してあげなきゃなりません。
それとMP3ファイルにはIDタグってのがあるんですが、それもちゃんと編集してアーティストやジャンルをキッチリ明確にしなければならないのです。
コレクションは四千曲ほどあるんだから、もしちゃんとやろうと思うと気が遠くなりますねぇ。
既に手遅れだと思うんです〜〜〜〜〜〜〜〜〜@


でも、テレビ側(クライアント側)からもフォルダ別にアクセス可能ですから、まぁフォルダで整頓しておく程度でも使えますねぇ。
少なくともアーティスト別にしてあれば、探していくコトは可能です。
ライブラリの管理をする習慣を、今からつけようってのは難しいのかもしれませんが追々やって行きます。


問題は、写真ですな。
これは昔エロいのに凝ってた時代がありましたので、混沌としてんです。
そういう問題のあるファイルをうっかり共有してしまうと、悲惨な事故になってしまいますからねぇ。
なので一旦別管理にして、共有閲覧して良いモノだけMyPictureに置くようにします。
普段デジカメで録ってるヤツに関しては、今までデスクトップにとりあえず保管してましたがこれはマイピクに一元管理することにしました。
音楽ファイルに比べればそれほど沢山の容量は必要ないので、楽勝です。


ちなみにWMP11をDNLAサーバーとして使う場合、常時WMPを起動していなくても大丈夫です。
ちゃんとサーバー側のPCが動いていればそれでokですからね。


もしも、「これだけは見たい、聞きたい」というファイルがあるのならば、ここは素直にUSBメモリーへコピーしておいて再生するのが良いですな。
ちなみにYouTubeなどでも、PCをRGBケーブルでテレビに繋いでディスプレイとした方が、簡単・確実だったりします。
技術的見地からはナンセンスですけど、まぁこれもアリってコトで。


逆に、テレビ側をサーバーとして、内部に録画してあるファイルをLAN経由でPC等で視聴したいって場合を考えて見ます。
この場合、DNLAサーバー機能をテレビ側が持っていなくてはなりません。
しかし現在ではまだまだこれを実装しているのは日立Wooシリーズくらいですから、一般的ではありませんねぇ。
見る側(クライアント)はPCなどで良いんですけど、必要なアプリと再生コーデックのインストールは必須です。

もしも、テレビ内臓BD(HDD)の番組を、2階のPCで見られたならば良いな〜と思いましたけれど、残念ながら我が家のテレビでは無理な様子です。
そういうコトは最初から予定して、テレビ選びをしなければならないんですね。


ようするに、家庭内のファイル共有となるとどうしても話がややこしくなります。
色んな機器の組み合わせがありますし、また標準なプロトコルは決まっててもそれをどう実装するかってのは各機器の設計者の考え方一つですからね。
そしてあれもこれも幅広く対応させようとすれば当然どこかに無理が出てくるのです。
著作権管理とかの都合もありますから、余計に話がややこしくなるんです。

なので、利用する側として理想的なのは予め使い方を想定しておいて、それに対応する機器の組み合わせで選び用意するコトです。
しかし実際にはなかなかそういうワケには行きませんねぇ。
現実的には、買って来た機器を、持っている機能や仕様に応じて最大限活用する方向へ工夫するのが正解です。
デジタル玩具と割り切れば良いんです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

いつかは、ビデオ動画をホームネットワークでテレビ視聴したいと思いますので、これは宿題です。

●2011年05月29日(日)

本日は、家電ネタです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
長年働いてもらっていた、Panasinocのワイドテレビがとうとう不調となってしまいました。
以前より画面にチラチラとノイズがのって、どうやらBSチューナモジュール辺りから電源ラインに悪さをしている様子でした。
これがどんどんと酷くなりまして、突然ブチッと電源が落ち、しばらくの後勝手に復帰しているという症状です。
症状の出る頻度は、大体1日に1回程度なんですけどね。

すでに地デジ化の為にと、あらかた液晶テレビの機種選定をしてありました。
まず画面の大きさですが、大きいほど良いんだけれどその分お値段が高くなってしまいます。
最初は40インチ位を考えていました。
ちなみに、ワイドTVは32インチのモデルでして、リビングルームの角に丁度良く納まってます。

でも、置き場所の寸法をメジャーで調べてみると、ちょっぴり問題発生。
我が家のリビングは昔ながらの、所謂「家具に囲まれた生活」の様式ですから、薄型TVを置くにはちょっとした障害があります。
キャビネットやソファがありますので、画面の位置がかなり部屋の真ん中近くになければならないんです。
そして、8畳間のクセに意外と狭いんです。と言うかスペース効率が悪いんですよねぇ。

理想を言えば、思い切って家具を減らしてモダンに模様替えするのがベストです。
もちろんこれはそのうち機会があれば、例え少しずつでもやりたいと思ってました。
(エレクトーンが非常に邪魔になりますが。ちなみにレイアウトの都合上、エレクトーンも使いにくくなってます)
しかし、悲しい事にまだまだ私に主導権がないので、勝手に実行するコトが出来ません。
・・・結局は、模様替えナシでそのまま入るサイズのテレビを選ぶしかないんですよねぇ。

と言う事でして、必然的にサイズは32インチとなりました。
37/40インチに比べてちょっと小さめだけど、液晶パネルの高級なクラスじゃなくてもokなのです。
大画面ともなると、必然的に液晶パネルのスペックは高級なモノが欲しくなりますからねぇ。
「倍速描画」や「フルハイビジョン」ではなくても充分に綺麗な画像が得られますから、その分割安となるんです。


で、メーカーはシャープのAquos指名買いです。
当然ですが「亀山モデル」の日本製に限りますよん。

ちなみにシャープの液晶テレビのラインナップは、32インチの上はいきなり40インチとなってしまいます。
37インチとかは昔存在したのですが、現在ではありません。
そして32インチの中で、6つのモデルがあり、最下位モデルは「亀山モデル」ではありません。
下から2番目のはバックライトがCFL(冷陰極管)で、その上位からLEDバックライトになるんです。

Aquosの特徴は、キレイな画面の他に「USB外部HDD対応品」が安いモデルから出ていることですな。
ただし、Wチューナ搭載機種は上位2モデル(正確に言うと3モデルだが)ですので、裏番組録画が出来るかどうかってのの違いが有ります。
ちなみにUSB-HDDは幅広く対応してて、Buffalo製1TBのヤツが標準的なオススメです。(\8,800-)


しかし、下見に出かけて一つ気になるモデルがありました。
丁度中間グレードのモデルなんですが、BD(ブルーレイディスク)レコーダ内臓してんです。
それなのに結構お値打ちなんですよねぇ。
品番は、LC-32DX3と言いまして、7.5万円弱で売られてんです。

このモデルは、液晶パネルは廉価版のヤツでして、BDレコーダ内臓。
Wチューナなので裏番組録画も対応しています。
(ちなみにこのWチューナの1つは、裏番組録画専用ですので、2番組同時視聴は不可能です)
しかし、外付けHDDは非対応となってますので、ちょっとここは注意点ですね。
人感センサーは付いておりません。(もう一つ上のモデルから)

つまり、亀山・普及モデルにBDが付いたヤツなんです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@


BDはとてもキレイなのですけど、ちょっと扱いにくい面があるのは否めません。
ただし、録画したのを取っといてライブラリ化するコトが可能なので、メリットとデメリットが同居してると思われます。
もつとも光学ドライヴが内蔵されていると、ちょっと耐久性の点で心配ですねぇ。
なので延長保障が得られないネット通販での購入は避けようかなと思います。
メーカーは、液晶テレビに関しては出張修理対応品となっているのです。
しかし、それでもやはり初期不良とかクレームが付いた時の商品交換は、実店舗販売じゃないと対応できませんからねぇ。
ちなみにサービスセンターでは、修理対応はしてくれますが、基本的に商品交換は受け付けておりません。

気になる値引きですが・・・どこも渋いですねぇ。
さらに震災の影響で、品薄になってたりします。
実は、これの一つ上のモデルにしようかと思い、ネット通販で探したのですが、どこも在庫切ればかりでした。
ちなみに他のメーカーだと結構あるんですけどね。
てなワケでして、値引きはソコソコに買って来たのです。

配達や設置は自分で行いました。
液晶TVは意外と小さくて軽いので、乗用車で充分だったりします。
32インチモデルならば、トランクルームに格納が出来ました。
もっと大きな画面サイズのだとちょっと苦しいかもしれませんけどね。
アンテナ関連は既に地デジチューナで見ていますので、確認済みです。


で、せこせこと設置です〜〜〜〜〜〜@
と言っても何ら難しい所はありませんし、既に準備万端整っていますからねぇ。
アンテナケーブルの他に、LANもちゃんと線を引っ張ってあるのです。
(無線LANのアクセスポイントをリビングルームに持ってってあり、それをハブ兼用してます)
やはり安定した速度での接続は、有線に限りますからねぇ。

ドラマチックな展開ナシで、ちゃんと写りますねぇ。
受信感度も良好ですし、インターネット接続もすんなりokです。
webブラウジングの試験と言えば、当然ここの「ぶいぶいコラム」になるんですが・・・・・
やはり、ちょっと一部機能不全を起こしています。
BGMは鳴りませんねぇ。再生プラグインを解釈できずに無視されてます。
ただ、頑張ってるなーと思ったのが、Java関連です。
テレビの裏側にjavaのロゴが入ってたんですが、大したもんですわ。
右上の、元アナログロゴも出ますし、リンクページのヒヨコ&卵まで動きますから。
ただし、他所のサイトですけど「メモリ不足」のエラーで見られない所がありました。
フレームにもバッチリと対応してんです。
ちなみにブラウザ名は、「DTV) NetFront/3.4 InettvBrowser/2.2」となっています。

ただし、YouTubeには対応していない様子です。
flashプレーヤが必要ですって言われて、それまでなんですねぇ。
これはテレビのメーカーによりけりで、見られるメーカーさんもあるんです。
その代わりにYahoo!動画のTV版に対応していますから、テレビッ子になりそうなヤバい予感がします。
ちなみに、ネットワーク関連機器の対応具合とかも、メーカーによって明確に思想が分かれています。
出来る事と出来ない事がはっきりしていますから、テレビ選びの際にはこの点をしっかり確認しておく必要があるでしょう。

タイトル写真は、ぶいぶいコラムと地上波デジタル番組を2画面で見ている所です。
ちなみに左下に置いてあるリモコンは、VHSビデオデッキのですよん。

でBDドライヴは、CDやDVD再生に対応しております。
もっとも解像度とか画面のアスペクト比の都合で、「一応見えますよ」レベルなのは仕方ないですな。
ブルーレイの映画ディスクをそのうち一枚仕込んでこなければ。

さらにUSB端子が装備されてんですが、ココにUSBメモリを付けると中に記録された「jpeg写真」と「mp3音楽」の再生がされるんです。
ビデオ動画は見事にサポート外でしたのでがっかりですが。
そして素晴らしいことに、SM(スマメ)カードリーダやデジカメを繋いでもバッチリ動作するんですよねぇ。
ひょっとしたら、「USB-マスストレージクラス」の機器なら、かなり幅広く対応しているのではないかと思われます。
音楽再生する時に、むしろUSBメモリの方が手軽で良いかもしれません。


と、ここで大きな問題に気が付いてしまいました。
事前に調査してあったコトでしたが、やっぱり「音が貧弱」なんです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
そもそも筐体が薄く、スピーカーキャビネット容積が稼げないので宿命なんですが。
映像が付いていれば人間の感覚の錯覚で気にならないんだけれど、音楽のみだとはっきりしちゃいます。
これは絶対に、「外部アンプ&スピーカ」は必需品だと思いますねぇ。
てなワケでして、台所からケンブリッジサウンドワークス製のパワードスピーカを持って来てセットしました。
(このパワードスピーカは、5月9日のコラム記事で紹介してます)
やっとこれで、普通に、マトモになりましたねぇ。

ちなみにもう一つのボストンBA635は知り合いに譲りました。
アレはアレでカワイイ形してますから気に入ってたんだけど、でもメインでBA735使ってるから良いのです。
ちなみにもう一つ、ハーマン&カードゥン製のパワードスピーカも使ってんですよん。
ようするに、この手の機器がダブってたんです。

台所はどうするのかと言うと、これはブラウン管テレビですから、その内臓スピーカで頑張ってもらいます。
久し振りに内臓スピーカにしたら、やはり重厚感がなくてショボイですねぇ。
でも数日すれば慣れると思います。
どうせ今までモノラルで鳴ってたんだから、音さえ出てりゃokです。

接続に関しては、ちゃんと音声専用出力があります。
しかもボリューム可変の連動・非連動とか、内部スピーカを切るか否かとかがオンスクリーンで設定できるんですねぇ。
ちなみにヘッドホン端子も付いてて(当然ボリュームは連動してます)、同様に内臓スピーカの入り切り設定が出来るんです。
でも、ヘッドホン端子だと音量をゼロにしてもスピーカから音が出てんですよねぇ。
多分これは回路設計上の都合だと思いますが、こういう所がやはりSHARPだなと感じます。
低音はケンブリッジSPにお任せして、後は音質イコライザやサラウンド他で仕上げりゃokでしょう。
・・・正直言うと、ホームシアター並みのシステムが欲しいなと思うんですけど、あんまり贅沢は言えません。


実は、LANにサーバー(NAS)を設置して動画が見られたら良いな〜と密かに思ってます。
でもAquosテレビの対応具合がどんな程度なのかがイマイチ不明なんです。
基本的な部分ではちゃんと機能として持ってんですけどねぇ。

もっとも、PCが直接刺さりますんで(DVIでもアナログRGBでもok)、ノートPCくっ付けて対応すりゃ良かったりもします。
何でもかんでも1つの機器にやらせようってのが間違いの元ですからねぇ。
しかし技術的な可能性を追求はしたいなーとか考えちゃうんです。


実は、このぶいぶいコラムのサイトの再構築を考えています。
メインのコラム部分はcgiですけど、左側のメニューとフレームであわせてるんでちょっとスペース的にキツイんですよねぇ。
写真だってもう少し大きく載せたいので、いっそのこと「全て単フレームにして、cgiに書かせる」よう仕様変更を考えてんです。

ちなみに現在は、写真は横720pixelに加工して掲載するようにしています。(800*600→720*540)
こうすると、1024*768pixelの画面サイズで見て丁度収まるんですよねぇ。
もちろんですが、1280*1024pixelでも均衡が取れたスタイルで表示されます。
でも横のフレームさえなければ、もう少し横幅を大きくしても大丈夫になりますねぇ。
カウンターやBGM関連とかは、上にでもくっ付けようかと思ってます。
お役立ちリンクは、リンク集のページで対応した方が良いかも知れません。
正直言って、左側メニューは機能的に要らなかったりするんで。

もちろんですが、アクセスするのに都合が悪くならないようにしたいと思います。
基本的には、「http://www.vivieg.com/imatech/」でアクセスすれば良いようにします。
最後にindex.htmlとか余計なモノは付けない様にして下さいね。
サーバー側の.htaccesで設定しておきますが、一応間違っても大丈夫なように対策する予定です。

●2011年05月27日(金)

またまた、お花見物のネタです〜〜〜〜〜〜@
最近あちこちにお出かけすることが多いのです。

今回は、愛知県刈谷市の「小堤西池のカキツバタ群落」です。
詳細は★こちらの刈谷市のサイト★を見て下さいね。
全国的にも珍しく、カキツバタが自生している場所で、国指定の天然記念物になっています。

もしも見に行きたいと思うならば、是非急いでください。
すでに身頃のピークを過ぎていますので。


駐車場はかな〜り離れた場所にあります。
自然保護の観点からマイカー乗り入れが規制されていますのでちょっと歩かなければなりません。
どの位歩くのかと言いますと・・・500〜600mってコトになってますけど、実質800m位かな?(片道)
写真の上3枚、左から順番になっています。
森の小道をずいずい歩いて行って、開けた先に田園地帯が広がります。
かきつばたの群生地は、田園地帯の端の山との境目付近にあるのです。
結構な広さでして、そこにぽちぽちと花が咲いてます。

地図で言うと、池のような表現になってます。
実際は天然の田んぼ=湿地ですから、確かに池でも間違いではないんですけどね。
そしてかきつばただけではなく、サギ草とか色んな湿地帯の植物があるのです。
もちろんですが、どれも珍しいモノばかりですよん。
当然ですが・・・天然記念物ですから植物採集とかは厳禁です。
かけがえのない財産でもあり、お金で買えない価値がありますので、荒らさないように。

このような湿原といえば、豊橋の葦毛(いもう)湿原も有名です。
こちらは県指定の天然記念物なんですけどね。
6月になるとモウセンゴケという、食虫植物が見られます。
かきつばたは咲いていないようですけどね。


かきつばたは、愛知県の花と言う事ですが・・・・・
よく似た花に、アヤメやハナショウブがあります。
「いづれがアヤメかカキツバタ」とか言われる位に似てるんです。
ただし見分け方ってのがちゃんとありまして、生えている場所も花の咲く時期も微妙に違います。
花の咲く順番は、アヤメ(5月上旬〜)>カキツバタ(5月中旬〜)>ハナショウブ(5月下旬〜6月)です。
つまり、今はちょうどカキツバタのシーズンが終わって、ハナショウブへバトンタッチする時期なんですねぇ。


ショウブとハナショウブは、実は別の植物です。
豊橋市賀茂の菖蒲園や豊川ぎょぎょランドに見所がありまして、私の近所ですので是非見に行こうと思ってます。
ちょっと離れていますが、浜松フラワーパークにも沢山植わっている菖蒲園がありますね。
これらは花を観賞するので、「ハナショウブ」が植わっています。

本来の「ショウブ」は菖蒲湯なんかにも使われるんですが、これの花はあんまり目立たないんです。
花が咲く方はアヤメ科で、咲かない方はサトイモ科ですんでやっぱり全然違う種類の植物なんですな。
なので、花が咲く方のハナショウブを見て、「端午の節句でお風呂に入れるんだよ」って言うのは間違いですから要注意。
でも一般的にショウブと呼んでいるのは、花が咲くハナショウブの方なので紛らわしいですねぇ。


カキツバタに話を戻します。
愛知県の花になっているのは、三河国八橋(今の知立市八橋)にて古の歌人「在原 業平(ありわら の なりひら)」が詠んだ歌が有名です。
古今和歌集だったと思いますけれど、習ったのはずいぶん昔の話ですからちょっと曖昧です。

から衣  きつつなれにし  つましあれば  はるばるきぬる  たびをしぞ思ふ

これですねぇ。
それぞれ頭の文字をつなげると、「かきつばた」になると言うアナグラムが仕込んであります。
昔の人ってのは粋に言葉遊びをしていたんですねぇ。
恋文の代わりに歌を詠んで、それをまた歌で返して・・ととても優雅なやり取りをしていたと言う話も聞きます。
とってもロマンチックな時代だったんですねぇ。


ちなみに、在原 業平の有名な歌といえばまず思い浮かぶのがコレ。

ちはやぶる 神代もきかず 龍田川 からくれなゐに 水くゝるとは

これは小倉百人一首でもお馴染みなのですが、上方落語の「ちはやぶる」で使われているんです〜〜〜〜〜〜〜〜@

自称・物知りのご隠居(実は知ったか振りの爺さん)を、ハチが訪ねて来てこの句の解説をお願いする所から話が始まります。
ご隠居も実はこの歌の意味は知らないんだけれどついつい見栄を張って知ったか振りをしてしまうんですねぇ。
そんでもって、はちゃめちゃな解説をするんです。

うろ覚えですが確か・・・・
竜田川(たつたがわ)という相撲取りが、美形の花魁の「千早(ちはや)」に惚れたけれどすぐ振られ=「千早振る」、
その妹の「神代(かみよ)」にも言い寄っては見たが、聞いてもらえなかった。=「神代も聞かず」。
ここまでで、「千早振る、神代も聞かず、竜田川」

そしてその竜田川は失意のうちに相撲取りを廃業して実家の豆腐屋を継いだんだそうで。
数年後、その豆腐屋にすっかり落ちぶれた千早がやってきて、おからを恵んでくれと頼んだのです。
しかし竜田川は昔の事を根に持っていたので断った。=「(お)から、くれない に」
千早はがっかりして川に身投げして死んでしまった。=「水くくる」

当然、無理矢理なこじつけなのでハチは訝しがりますが、ご隠居は強引に押し切るんです。
で、最後の「とは」は何なの?とハチが突っ込むと・・・・
ご隠居は考え抜いた挙句に、んーと・・・・「千早」が源氏名(商売用のニックネーム)で本名が「とわ」だったんだ、でオチになるんです。


上方落語の中でも明確なオチってのが感じられないので、演ずる落語家の技量に掛かってくるお話です。
でも、実際に今現在の原発関連とかの政治ニュースでは、こんなやりとりは珍しくなくなってるってのも皮肉ですねぇ。
言葉遊びってのは、洒落でやってるウチは楽しいけれど、政治や商売に持ち込んでもらっちゃ困ります。


ちょっと高尚な話になってしまい、ぶいぶいらしさが薄いです・・・・。
でも私は子供の頃、落語の本にハマり込んだ事がありまして、なんか懐かしいんです。
テレビの笑点でも、前半は落語をやる事が多くて楽しみにしてましたからねぇ。
こういう大衆娯楽の文化ってのは大事に継承していかなければと思います。


で、三河八橋のかきつばた園は、無量寿寺という所にあります。
かなり有名なスポットらしくて、実は小堤西池に行く前に寄ってみましたv
写真は、日付先行で投稿しますんでこの記事の下をご覧下さいね。
こちらはほとんどカキツバタの花は終わりかけてましたので、ちょっと退いた所から眺めての撮影です。
人工的に植えて管理されているカキツバタと、先ほどの野生(自生)しているのとはまた違った趣がありますねぇ。

実は、在原 業平のゆかりの地ってのは京都にも、そして東京にもあったりします。
実在の人物であるコトは間違いないのですが、何てったって千年以上前の人ですからねぇ。
で、東京には「業平橋」という地名として残ってんですが、そこにはなんと「東京スカイツリー」が建ってんです〜〜〜@
でもよく考えてみると、千年前の東京なんて何も無いド田舎(武蔵の国)だったはずなんですけど。
ちなみに西三河地方もまだ開拓が進んでいない大昔には湿地帯が数多く存在し、カキツバタがごく普通に自生していたんだそうですよ。

平安の時代、千年の時を超えて思いを馳せてみるってのもまた、風流です。

●2011年05月26日(木)

写真のみ。 カキツバタの花です。(愛知県知立市八橋・無量寿寺にて)
記事本文は、27日付です。

●2011年05月25日(水)

さてさて、2台の似たようなデジカメが来てしまった件以来、写真を撮るたびにどちらを使おうか迷います。
本当に性能の優劣なんてのは付けられないんです・・・・・。

オリンパスX-200と、フジフイルムF-410です〜〜〜〜〜〜〜@

なので、機会を作って色んなシチュエーションの写真を撮り比べしてみました。
これで随分とそれぞれのカメラの「個性」とか得意分野が判ってきます。


まずフジのF410は、マクロ撮影が得意です。
これだけはどんなにがんばってもX-200は太刀打ちできませんねぇ。
細かいディテールが実にキッチリと写ってくれるのです。
ピントだってとても良い具合に合います。
X-200はキレイに写るのには、被写体との距離がある程度必要ですからね。
ぶいぶいコラムの写真は、品物を接写するコトがとても多いので、F410は手放せなくなりそうです。
あんまりカメラを引いて撮影すると、お部屋での撮影だと写って欲しくない部分まで入っちゃうんで。


オリンパスX-200は、風景写真が圧倒的にキレイです。
少し前から、お花が咲いてる所を中心に撮影テストしてましたけれど、彩りが豊かです。
もちろんフジF410にもモード補正とかの機能があって、それをも活用すれば結構良い具合に写りますよ。
でも、やっぱり比べると圧倒的に雰囲気の良い絵が取れるのが、X-200の方なんです。

デジカメでは苦手とされる、夜景撮影にちょっと挑戦してみました。
カメラの撮影モードを「夜景」にセットして、撮影してみたのです〜〜〜〜〜@
当然ですが、シヤッタースピードは最長レベルですから、手ブレを起こしやすいです。
三脚は持っていかなかったけれど、その代わりに下に台座代わりとなる物を見つけて保持しつつシャッターを押しました。
それでもブレてしまってるのが半分くらい出ましたねぇ。
ちなみにF410では、お話にならないレベルでしか写っていませんでした。
ISO800相当のモードがあるんだけれど、ノイズがとても酷くてダメなのです。
そう言えばこれ以前のモデルだと、もっと感度の高いISO1600相当の、殆ど「暗視カメラ」状態な所まであったみたいですねぇ。
高感度モードは、「暗くても写る」のに特化していて、必ずしも夜景撮影みたいに「キレイに撮れる」のを目指したワケじゃないんでしょう。

タイトル写真は4つ+1つくっ付いていますが、撮影機材はどれもオリンパスX-200です。
ちなみに「夜景モード」で撮影してますよん。
で、左半分が蒲郡のとよおか湖・堤防上より、蒲郡市街方面に向けて。
右半分が豊川市の御津山展望台からで、右上が展望台上よりラグーナ蒲郡方面を、右下が公園から豊橋市街方面です。
右上の写真の真ん中を、じっくり見ているとオレンジ色の丸い物体が判るでしょうか?
これはラグーナの観覧車なんです。

※この部分は元画像をトリミングして、下にくっ付けてあります。

この時は連休中で、毎晩花火とサーチライトの演出があったんです。
ドンドンと音がしてて花火が上がってるので、急いで展望台の螺旋階段を登っていったんですが・・・・
頂上に到着したその瞬間、終わってしまいましたv
その後、30分程度は再開を待ちましたけれど、結局それで終了だったんですよねぇ。
待ちながら撮影した一枚です。

左下のは軽トラが写っていますけれど、こちらはフラッシュ併用です。
さすがにこのアングルでは。カメラを保持する物がありませんでしたので脇を閉め息を止めての撮影でした。
ほんのりと遠景が縦ブレしてるのはご愛嬌だと思って勘弁して下さいね。
次回はちゃんと三脚持参で行きますから。(小型のヤツは昔買ったのを持っている)

元の写真画像はもちろんもっとでかいサイズです。
2048×1536pixelありますからねぇ。
コラム記事に載せる標準的なサイズは720×540pixelですし、複数画像の場合だとさらに小さくなります。



インドアユースのF410,アウトドアではX-200。
なんか上手に住み分けが出来そうで良いですねぇ。
もちろんですけど、一台で全て賄おうと思えばそれでも良いんですけど。

●2011年05月21日(土)

本日は、PCと言うか家電というか、オーディオっぽいモノのお話です。

私が愛用している音響関連の機器で、「あったら便利」といつも思うのがこのヘッドホンアンプです。
(以下、HPアンプと省略します)
オーディオテクニカの製品でして、品番はAT−HA2。
詳細は、★メーカーのサイトへのリンク★をどうぞ。
希望小売価格が\7,000-で、ネット通販とかで調べると実売価格が\6,000-前後ってのがほとんどです。

中古品はこれよりかは安いけれど、元々のお値段がこんなものですから、よほど安く買わないとメリットは無いような。
某ハー▲゛オ■に、「中古品:\5,000-」とのびっくりプライスが付いていた事件もありましたけどね。


スペックはさておいて、機能は下の通りです。


オーディオ入力はステレオで、RCAピンとミニジャックの2系統あります。
でもこれは内部で繋がっていて、丁度オーディオ再生機器とアンプの中間に入れて使えるようにもなってます。
もちろんですが、本体の電源が入っていなくても繋がってるんです。
もしも、このアンプが最終段ならば片側の端子だけ使えばokですよん。

出力は、ステレオミニジャックが2本あり、同時使用が可能です。
各系統にon/offの切り替え機能とかがあればより便利ですが、シンプルさが売りなので仕方ないですね。


特徴的なのが、電源ユニットです。
いわゆるACアダプタなんですが、その電圧がDC15vとかな〜り「増幅回路の都合」的なんですねぇ。
私は、富士通のノートPC用のACアダプタを使っています。
高性能なスイッチング電源ユニットですので、音質的にも有利になるかと。
もっともアンプ内部を解剖して見ると判るんですが、本体内で12vレギュレター通してるんですけどね。


外観からの予想通り、中身はICアンプ一発のシンプルな回路構成です。
JRC(新日本無線)製の、NJM2073と言うパワーアンプICですねぇ。
ここで気を付けなければならないのは、「オペアンプ」ではなく「パワーアンプ」なんです。
つまりこのICだけで小型のスピーカを直接くっ付けて鳴らすコトが出来るんですな。
電源電圧が、1.8v〜15vととても幅広いのも特徴です。
汎用性が高くて、あちこちで良く見かけるのも頷けます。


一応、このHPアンプの評価やインプレとかをネットで調べてみました。
すると・・・「ノイズが多い」と言う意見が実に目立ちます。
どうやら、ネット特有の、悪評レッテル貼りをされちゃったみたいですねぇ。

現物がここにありますんで私は検証が出来るのですが、このHPアンプ自体のノイズなんて全然大したコトはありません。
実はアンプってのにはどうしてもノイズは付き物なんだけれど、その発生源は外部機器との組み合わせから来ているケースが殆どです。
それと、ヘッドホンの仕様に関しても重要だったりします。
相性があるんですよねぇ。
ポータブル機器での使用も想定したヘッドホンは、効率が良くて「鳴りやすい」設計となってます。
でも一昔前の音響製品としてのヘッドホンだと、充分なパワーを持つアンプで使う前提になってる「鳴りにくい」のが殆どです。
これは使い道の問題ですから、良いとか悪いとかの話ではありません。
そしてHPアンプってのはどちらかと言うと「鳴りにくい」タイプのヘッドホンを使う前提に設計してあるのです。
もちろんですが低インピーダンスのヘッドホンを繋いでも大丈夫なようになってはいますけどね。

普通に使う分には、そんなヘッドホンの仕様なんてのをいちいち意識する必要はありません。
このHPアンプだってメーカーが推奨するヘッドホンはこれですなんて言っていませんし。
でも、HPアンプは性能や特性が、ヘッドホンとの組み合わせにより大きく変わってしまうんです。
それを踏まえずに、アレコレと製品を評論しても無意味なんですよねぇ。


で、HPアンプの実際に使う状態でのインプレです。
組み合わせる機器によっては、とてもノイズが目立って聴きづらくなる場合があります。
ポータブルオーディオ機器やPCの音声出力との接続では、ノイズがかなり大きくなってしまいますねぇ。
ヘッドホン事態の効率が良いと、より顕著です。

・・・なんて書いてますけど、そもそもナンセンスなんですよねぇ。
元々の再生機器でノイズだらけなのに、そこにアンプ繋いで増幅すりゃノイズが大きくなって当然なんですから。
こんな基本的なコトを忘れて、「AT-HA2はノイズだらけ」なんてしたり顔で公言してんですから、毎度恐れ入ります。
まぁせいぜい「場合によってはノイズの影響を受けやすいかも知れない」程度にしておげば良いのに。


アンプICに関して調べても、やはり同様のレッテル貼りがありました。
こういう部品ってのは、部品単体での性能の優劣を語る前に、まずどんな仕様のモノを求めるのかってのが大事なんです。
汎用パワーアンプのICをつかまえて、オペアンプICの基準での考えでアレコレ酷評するのは間違っていませんかねぇ。
例えて言うと、日本料理の真髄を極めようって人物が、激辛のカレーライス喰って評論してるようなモノです。

総括して言いますと、このHPアンプは「ごく普通に音量が欲しい場合に使う」という明確な目的で、シンプルに設計された製品です。
特筆すべき点は・・・・これと言ってありませんねぇ。
そもそも部品点数からして少ないんですから。


とは言いつつも、揚げ足をとったり無い物ねだりしたりするのがオーディオマニアの悲しい性質です。
なので改造ネタが、実に沢山出てきてますねぇ。
無難なのが、使っている部品のグレード自体を上げる方法。
コンデンサーなんかは一般用のモノを使ってますけど、これを定数をイジらずにオーディオ用とかの高級品に交換するんです。
たしかにこれは良い方法ですねぇ。
使っている部品点数は知れていますので、費用だってそんなに掛かんないですし。

もう一つは、定数変更。
そもそもICアンプってのは、外付け部品の定数によって動作点を決めて使ってます。
なので、それをいじってあげれば仕様特性を大きく変えることが可能です。
もちろんですが・・・・設計の都合でその定数は決まるので、むやみやたらにイジるのは良くないですよ。
ちょっと小手先で音が良くなったりするんなら、そもそもメーカーの設計者がやってますから。
「自分以外は皆馬鹿」みたいな尊大な考えをお持ちの方はやたら変えたがりますけどね。

よくやる手法は、増幅率を抑制してノイズを減らすんです。
もちろん音量もそれにつれて小さくなりますけど、ボリューム位置に余裕があれば問題とはなりませんし。
あと出力ラインへ直列に抵抗器を入れる(又は抵抗値を増やす)方法。
インピーダンスを高くしてあげると、アンプの特性が変わって「良くなった」と思い込みやすかったりもします。
使っているヘッドホンが効率の良い「鳴らせ易い」タイプならばある程度有効な方法です。
これが紹介されているコトが昔から多いですねぇ。


そもそも、HPアンプの使い道ってのはどんなのでしょうか。
PC用に使う場合、音声の出力レベルが小さくてヘッドホンを直接繋いで使えない場合です。
オンボードのサウンド機能とか、安いサウンドカードなんかで良くある話ですねぇ。
以前のコラム記事で書いた様なアンプ内臓のスピーカシステムを使うのも良いと思います。

その他、HPアンプの能書きを見ると・・・再生機器から直接モニターしたい場合に、となってます。
ヘッドホン端子の付いていない機器につないで、ヘッドホンで聴く事が出来ますとも書いてます。
あんまり通常でこんな使い方をするとは思えませんねぇ。

良く聞く使い方としては、バンド活動とかしてる人がスタジオモニター用の補助としてです。
テンポや他の楽器の音とかをモニターしつつ演奏を行う場合に、「あともうちょっと音量が欲しい」ってコトがあります。
私もDTMをやってる時には、この音量不足で悩まされました。
そういう時に、ちょぃとこのHPアンプをかましてあげると解決なんですよねぇ。
もしくは音声ソースを途中でモニターしたい場合なんかにも都合が良いのです。


ちなみに、楽器演奏モニター用に使うんならば、ベリンガー製のHPアンプにその用途にぴったりなのがあります。
4本のヘッドホンが接続できて、それぞれにボリュームが付いてますからねぇ。
しかも機種によって端子がXLRだったり1/4TRSなどの、PA機器に準じたモノになってたりするのです。

もしも音楽鑑賞用としてのHPアンプをお求めならば、相応の機種を選ばなければなりません。
今回のようなクラスの製品は音量の確保が第一ですので、そこそこ良い音質では鳴りますがその程度です。


などと使い道を考えてると、意外と特殊なケースしか思い浮かばないんですよね。
なのでどちらかというと、特殊用途の機器ってコトになるんでしょう。
ポータブルオーディオ機器用のアンプとしては、電源の都合で持ち運びが出来ません。
据え置いて高級ヘッドホンで聴こうってのも判らなくないけれど、あんまり意味はないような。

私は以前、ヘッドホンを小型スピーカ代わりにするのにこのHPアンプ使ってました。
寝床にて夜中に使うので、音量が細かく調整できて何かと都合が良かったんです。
普通のスピーカから音を出すのは騒音問題になってしまうんで、耳元に近い所にヘッドホンを掛けておいて「手元スピーカ」とするんです。
いつもいつもDTMばかりやってるワケじゃないですから、有効利用しなければ。


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