●2010年12月28日(火)
本日もバイクネタのシリーズです。 明るい、明るい話題です〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@ 「ウインカー」に付いての四方山話を。・
モンキーちゃんには現在ウインカーランプが付いておりません。 以前はちゃんと付いていたのですけど、何らかの理由で取り外されてそのままになっています。 純正オリジナル品がスタイル的には良いのですけれど、これは振動に対して非常に脆く、レンズやステー基部が破損しやすいのです。 「ボアアップ車両には使わないで」と言うのがセオリーなんですねぇ。 実は5Lラッキョタンクになった時に大型化されまして、そっちの方だとちょっと丈夫になってます。 なんてったって純正で100ccのバイクに使われている位ですからねぇ。 レンズのところのゴムリングがとても重要な役割をしていて、これは防水だけではなくレンズの緩み止め・固定に大きく役に立っているのです。 ゴムの反発力を利用して、ネジこんだレンズが緩まずピタッと固定されるのです。 つまりゴムの柔軟性が失われてくるとレンズの固定に支障が出てきてしまうってコトですな。 定期交換をした方が良いパーツなんですけど、なかなかこういうチンケな部品だけを取り寄せするってワケには行きませんよねぇ。
で、モンキーちゃんには社外品を使っておりました。 ごくごく一般的なモノでしたが、取り付けステーが実は後ろ側だけそのまま残っていたのです。 なので今回の修復にも、同じタイプのウインカーで補修しようと思ったのですv 実は・・・個人的にお気に入りなのは、オフロード車用の小型ラバーボディのタイプです。 キタヒから「ワレンズ」なんて名称で売られてますねぇ。 2個入りで\3,150-のお値段です。一台分は4個ですので、パッケージ2つが必要です。 もう一つは、グリップエンドに付く「ベスパ形」のですねぇ。 こちらは前後のウインカー兼用となりますので、一台分は2個となるんですな。 もともと保安部品が付いていない前提のカフェレーサースタイルには、これが似合うんです。 もっともバーエンドミラーと一緒には取り付けが出来ないんで、そっちとの兼ね合いも考えなきゃなりません。特殊って言えば、特殊なタイプです。
そして最も良く使うのが、一般的なヤツなんですねぇ。 ヨーロピアンウインカー、通称「ヨーロピ」ってのです。 デザインによって変わりますが、一番小型のモノだと2個入り2千円ちょっとで売られてます。 一台分だと、\4,200-とかですねぇ。 ただし、これには電球や取り付けステーは入っていないんです。 電球が12v10wが2個入り\370-位です。ステーも大体2本で千円ちょい程度しますねぇ。 つまり・・・バイク一台分の交換をしようとすると、安く見積もっても6千円は確実に部品代として必要になるのです。 さらにオシャレなデザインのモノとか、LEDタイプだとかとの贅沢を言い出せば費用はどんどんと上昇してしまいます。 なんかウインカーに関してオマケ程度な扱いをする人が多いんですけれど、意外とお金が掛かるモノなんです。
でも、巷ではもう少し安いウインカーが出回っています。 これは大抵、ボディがプラスチック製ですねぇ。 メッキが掛けてあれば金属製と見分けが付かない所か、むしろ表面が滑らかでキレイだったりします。 しかも軽量ですから、耐震性でちょっと有利な点も出てきたりもします。 もっとも強度的にはオーソドックスな金属(アルミ)製のモノにはかないませんけど。 なので取り付けの際に締め付け過ぎるとヒビが入ってしまいますので、要注意です。 さらに、もっとプラスチック度合いの高いモノが出回ってんです。 これはネットオークションなんかで、すご〜く安売りしてるモノですな。 その安さの秘密は、構造にあるのです。 先ほどでてきたのは、あくまでボディがプラ製ってだけなんだけど、こちらはソケット部分までプラ製なのです。 電球ってのは通電して光らせれば発熱します。 そうすると樹脂は一般的に熱に弱いので変形したり溶けたりするのですよねぇ。 ただしウインカーは通常ランプが点きっ放しではありませんので、不具合が生じるまで熱くならないだろうって考え方で作られてんですな。 電球で「ウエッジ球」と言う口金が無いタイプのが良く使われてます。 あれはソケットはゴムで出来ている位なので、それ位の耐熱性があれば充分なんでしょう。 しかし・・・問題はソケットの物理的な点の設計です。 キチンと電球を保持して、接点はちゃんと電気を安定して伝えられるようになっていれば問題は無いのです。 が、残念な事にこの手のモノは粗悪品でしかないんですねぇ。 使っていると緩んでくるのです。 先ほどの熱の問題も絡んできて半年もしないうちに接触不良が頻発するのです。 つまり、新しいのを買って来て、取り付けた直後だけ何とかなってりゃok、その後は知らんという訳でしょう。 接点だって省略されてて、電線が剥いてあってはさんでるだけってのも多いです。 まさしく、玩具程度の製品ですねぇ。 使い物にならないトコまでチャチなのは困ります。ゴミでしかありません。 こういうガラクタ詐欺商品ってのは、作り手のコンセプト・考え方やモラルの問題です。 モラルの低い連中には関わりたくありませんねぇ。 時間と金、そして労力が無駄になりますので。
でも今回は予算の問題がとても厳しい中でですから、ある程度使い物になればヨシとしますです。 なので選んだのは、キジマのビンテージ・スモールウィンカー[219-5003/2個入り\1,890-]です。 実はカタログ表記に誤りがあるのです。 様々なのが並んでて、それぞれ「プラボディ」「アルミダイキャスト」「アルミボディ」と記述があるのですけれど、 この品番のはアルミボディのトコにあるんですよねぇ。 しかし実物は、プラスチックボディ製です。 さらにラベルにもちゃんと「軽量樹脂製クロームメッキ仕上げ」と書いてあります。 現物を見ないで注文すると混乱は必至ですねぇ。
で、モノとしては一般的に昔からある「ヨーロピ」とほぼ同じです。 ちなみにキタコとかでも扱っているんだけど、老舗メーカーとしてCGC(千代田)があります。 ★ウインカーで御馴染みCGCのサイト★ これで言う、180型ってのが丸い小型の「いつものヤツ」ですな。 またステー一体型の160型ってのも、私は使う事が多いです。 実は別売りのステーってのも結構金額的にバカになりません。 シンプルな物大体2個入り千円ほどですが、チリも積もると万札が飛んでいってしまいます。 車種によっては専用のステーが必要だったり、また別のアダプタ的な物が必要だったりしますからね。 例えば・・・カブのウインカー交換ってのになると、実はアレは一般のバイクとはちょっと違って、スクーター的にイヤらしい部分があるのです。 フロントはハンドルと一体になってますので一目瞭然なんですが、リヤの方は普通のバイクと同じに見えますね。 でもその取り付け基部ってのは、カブの車種専用品じゃないとスッキリ・キレイに仕上がりません。 事情や都合に応じてある程度の妥協策が必要な場合もあるでしょうけれど、でも「付いてりゃ何でもok」とまではなかなか割り切れませんねぇ。 そこそこのレベルで良いので、ちゃんとしてないと困ります。 つまり、車種によっては必要に応じてこのような専用ステーを買わざるを得ないんですな。
実は、ウィンカーの取り付け方法一つにしても拘り出すとキリがありません。 以前5Lモンキーやゴリラで、どうしてもノーマル純正っぽくタイトな取り付けに凝ったコトがありました。 一般的に社外のウインカーに交換すると、どうしても車体幅から広がって付いてしまいますねぇ。 これを出来る限りスマートに、内側へ追い込んでの取り付けを試みたのです。 それには・・・取り付け部の大幅な作り直しをして、溶接・塗装作業まで行うと言ったとても大掛かりなモノになりました。 が、出来上がりはあまりの自然さにより、むしろそんな苦労は全く判り難いのです・・・・。 通常ウインカーの交換の工数は純正品で0.2〜h程度ですねぇ。(前か後ろいずれか) 社外品なので、小加工程度までなら0.4h位でしょうか。\3,200-前後ってトコです。 それ以上の加工が必要な場合はレートなりが別計算となると思いますが。 しかし、溶接・塗装作業を駆使してのスペシャル加工だと、数千円レベルの話ではなくなって来ますね。 正直言ってどんな計算をしてよいのやら困ってしまうんです・・・・。 コダワリってのは、つまりこういうコトなので金銭に換算するのが違っていると思われます。 やはりマニアさんになって、自分でやるのが正統派なんでしょう。
でも今回のモンキーちゃんはそこまで凝ったりはしません。 元々、走行機能優先でやって来たおかげでF10インチ/R8インチという変則的なスタイルとなっています。 ただこれを今更変更するつもりはありません。 なので、外観デザイン的にはちょっと難しい点ができてしまっているんですねぇ。 どうしてもフロントが大きくなってますので・・・「まるで宇宙戦艦ヤマトのポスターみたいだ」なんて思ってました。 そう言えばヤマトのプラモデルも、リアルな寸法バランスだと最大のチャームポイントである波動砲がチンマリしてしまいます。 (波動砲の口径はアニメを見る限り5m程度です。内部に人が居る描写がありました) なのでデフォルメ版ってので、フロントを大きくして全体の見た目イメージを改善したプラモもありましたねぇ。 丁度私のモンキーちゃんも、そんな感じですv でも、多少は気になっていましたのでタイヤサイズで辻褄をちょっと合わせてます。 問題はヘッドライトです。 ヘッドライトってのは、口径が大きいほど明るさの点で有利です。 電球のW数でも明るさは変わりますけど、レンズの大きさの方が何倍の効果的なんですよねぇ。 ただミラーやウインカーにも言えますが機能を追求すればどうしてもでかくなり、スタイリング的には不利となりやすいんです。 もっともスタイルってのは全体的なバランスで成立するので、一概にでかい=カッコ悪い、とは限らないのですが。 しかし私のモンキーちゃんは夜でも走っていたので(通勤に使ってた)、その名残で大き目のライトが装着されていました。 ヤマハRX50の流用品だったと思います。 さらにスピードメーターがホンダCB350Fourの予備品で持ってたモノを使っていて、これはそのまま残ってます。 つまり・・・・180km/hスケールのメーターなんですけど、トリップ計が付いているのでとても便利なんですよねぇ。 (4Lモンキーの燃料タンクにはリザーブがありませんからガス欠の対策にトリップ計は必需品なんです) よってメーター外観もまた結構な大きさがありますので、ライトは大き目を踏襲しようって作戦でした。
なので、写真のメッキライトなのです〜〜〜〜〜〜〜@ レンズ径が160φ近くありますので、250ccのバリオス辺りに使っても良い位ですねぇ。 もっとも使用電球がPH7です。これ重要です。 例えばH4のをミニバイク用に選んでしまうと、小さいW数のがなくて困ります。(35Wが多分最小のはず) PH7ならば15〜18Wクラスからありますし、6Vの球ですらありますから。 まぁガタイがここまで大きくてPH7電球ってのはちょっと不思議な組み合わせなのですけどね。 オールメッキゆえ、見た目的にはちょっと小さく見える効果が期待できます。 これに、ブラックのライトステーを組み合わせて、ウインカーは耳付けにてメッキ&橙レンズ。 このセットで随分と縮こまって見えるはずです。 (キラキラする部分ってのは繋がって一体化して見えるんです〜〜〜〜@) ライトステーはアルミ切削のを最初考えていたのですが、ゴテゴテとするとその分重ったるくなるのでパス。 ホワイトレンズ仕様は個人的に好きですが、これは後でも簡単に変更可能なのでとりあえずオーソドックスな橙にしました。 プランBとして、もっと小さなヘッドライトで行く計画もありました。 しかしコレってのがなかなかないのですよねぇ。 東南アジア製品だと、小さいライトは押しなべてレンズカットが無茶苦茶なんです・・・・・。 ベーツライト以外でちゃんとした配光の製品にめぐり合ったことがありません。 光学的設計がされているモノじゃないと、眩しい割りに暗いライトとなってしまいます。 どうやら小さいライト=小排気量車用=あまり速度が出ないだろう=イイ加減で済ませちゃえ、的な思考パターンになってるみたいですねぇ。 なのでパス。 もしやるんならば純正流用しか考えられません。
で、取り付けの感じを出してみようってので、ちょっと仮組みしてみました。 実はいつもこうやってるのは遊んでいるのではなくて、都度確認しながら方法を模索しているのです。 これはとても重要なコトでして、いきなりパーツを買って来て開封して取り付けるってのは危険なんです。 取り付けが出来ないなんて事件も珍しくありませんからねぇ。 それに何らかの下準備や加工が必要だったりするコトは日常茶飯事です。 で・・・良い感じですな。 一つまだ取り付けを考えなきゃならない部分が残っているんですが、それは後のお楽しみってコトにしときます。 もしもライトが付けば、外観の見た感じはほぼ完成となります〜〜〜〜〜〜〜@ その前に、細かい部分の磨き入れをしなきゃなりませんねぇ。 年末のドタバタしてる最中にでも、現実逃避してヤリますかv
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