2010年10月のコラム
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●2010年10月31日(日)

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こちらは、 ぶいぶいEgサーバー版(http://www.vivieg.com/imatech/) のぶいぶいコラムサイトです。

※ブックマークの修正をお願いいたします。サイト名はそのままなので上書きすればURLが差し替えられます。


新旧サイトの違いは・・・この欄の一番上と、一番下に出ていた広告パナーが無くなっています。
今までの過去ログに関しては、そのままのデータで引き継いでおります。
(記事内部でリンクは、なくなっている場合もあります)

本来ならば、ついでにリニューアルしたかったんですが・・・・とりあえず数ヶ月はこのままです。
だって、検索とかで探してきてくれた方がパッと見て判る方が良いですからねぇ。
(記事内容のネタはパクリに遭ったコトはありましたけれど、デザインまではさすがに盗作されなかったですv)


と言う事で、新生ぶいぶいコラムをよろしくお願いいたします。

●2010年10月30日(土)

台風が、何故かやってきております。

去年はこの台風で大きな被害があちこちに生じましたねぇ。
我が家のベランダの屋根もぶっ飛んで壊れてしまいましたし・・・・・。
記録を見ると、2009年10月8日の台風18号となっております。
朝にビデオ撮影したのが、まだYouTubeにアップロードしてありましたので再度貼り付けますね。




今現在来ている台風は14号ですんで、今年はすごく台風が少なかったってコトが良く判ります。
あんまり風雨はたいしたことがありませんが、一応警戒をゆるめずに注意しましょう。
大自然の驚異ってのは、人智の及ぶ範囲を往々にして超えますんで、気をつけるに越したことはありませんから。


台風=ハリケーンってコトで、無理矢理ここからバイクネタに持って行くのですv
この「ハリケーン」をペットネームに持つのは、ホンダCBR250R(MC17)でございます。

現在では排気ガス規制のおかげで、クウォーターマルチ(250cc4気筒)のジャンルは壊滅していますけれども、以前はとても元気の良いクラスでした。
ホンダに関しては、250cc4気筒のバイクには次のような経緯があります。


(1)CBR250Four/MC14
 1986年にデビューしたモデルで、ハーフカウルのバイクです。
 ブレーキが前Wディスクなんだけど、後ろがドラムってのが時代を感じさせますねぇ。
 ホンダのサイト内での紹介記事は★こちら★から。
 エンジン出力は、45ps/14,500rpm-(レッドゾーンは17,000rpm〜)。
 ちなみにエンジンは以降ずっと同じ機構のモノを改良・進化させて使っています。



(2)CBR250R/MC17 ※ハリケーン
 1987年にデビューしたモデルで、フルカウルになりました。
 ブレーキが後ろもディスクになり、かなりスポーティーになったのです。
 ヘッドライトは前モデルと同様の、異型の四角(台形)のモノです。
 ホンダのサイト内での紹介記事は★こちら★から。
 エンジン出力は、45ps/15,000rpm-(レッドゾーンは18,000rpm〜)



(3)CBR250R/MC19 ※ハリケーンU、と呼ばれていました。
 1988年にデビューしたモデルで、フルカウル・丸目2灯ヘッドライトのバイクです。
 ココ辺りからが、レーサーレプリカと呼ばれるジャンルになって来ます。
 ブレーキは前が大径のシングルディスクとなりました。
 エンジンと吸気系の改良により寝大幅に実用トルク域が拡大されてて、加速も良くなっています。
 (スペック上では、自主規制の都合もあり判りづらいですけど)
 ホンダのサイト内での紹介記事は★こちら★から。
 エンジン出力は、45ps/15,000rpm-(レッドゾーンは18,000rpm〜)
 翌1989年にはカラーリング変更マイナーチェンジがされています。



(4)CBR250RR/MC22
 1990年にデビューしたモデルで、フルカウル・丸目2灯ヘッドライトのバイクです。
 完全なレーサーレプリカで、不評だったシングルディスクブレーキも穴開きWディスクになっています。
 またフレームシャーシも大きく変更を受けてあり、低重心LCGフレームを採用、スイングアームもガルアームへと進化しています。
 ホンダのサイト内での紹介記事は★こちら★から。
 エンジン出力は、45ps/15,000rpm-(レッドゾーンは18,000rpm〜)
 1992年には、カラーリング変更。
 そして、1994年には「新・パワー規制」により40ps/14,500rpm-へと中低速域トルク型に仕様変更されてシリーズ最終までこのモデルでした。

そして、2000年をもってCBR250R/RRシリーズは一旦終焉を迎えることとなります。



そして、ネイキッドモデルです。
1991年に、ジェイドCB250F(MC23)がデビューしました。
エンジンこそMC22と同じタイプですが、特性変更により40ps/14,000rpmというスペックです。

1996年には、ホーネット250(MC31)にフルモデルチェンジして、これがシリーズ最終まで続きます。
エンジン出力は40ps/13,000rpmとちょっと高回転の伸びが弱くなってますが、多分これは排気管長のおかげかと思われます。

で、2007年をもって排気ガス規制のおかげで、ホンダ250cc4気筒バイクは消滅しました・・・・・・。


私は個人的に、250cc4気筒バイクは大好きです。
もっとも乗り回す上では4発に関してはもっと排気量が大きくないと、実用性能の点で不利です。
もちろん使えない事はないんだけれど、どうしてもシフトワークはシビアなものとなりますからね。
このクラスの最大の魅力は、メカとしての面白さですv

実用性能で不利なのは、シリンダー1つあたり62ccしか排気量がありませんので当然です。
底力ではなく回転馬力でパワーを出す志向ですんで、常時回して使うんです。
スピードは排気量を考慮すれば、かなり出る方だと思います。
あんまり山道でも登り勾配のキツイ所じゃないなら、充分に遊べます。
250cc4気筒のバイクは、速いんです。

・・・「速い」「遅い」でバイクマニア同士で不毛な論争が生じてるのを、あちこちで見かけます。
これは内輪で与太話として楽しんでる分には好きに言えば良いんですが、真面目な話の時にやられると不愉快ですねぇ。
そもそも基準をどこに置くか、ですから。
基準の設定を、自己の気位の高さと混ぜこぜにするおかしな人が物を言うと、周囲はシラけてしまいます。
「だれもアンタの自慢とか聞きたくないよ」って心の中とかで突っ込みが入るんですねぇ。
排気量クラスの概念を無視すれば、たかが250ccの小さな排気量はダメ出しするしかなくなります。
また、同排気量でも2サイクル車を比較対象に持ってくると、もう詭弁の領域にどっぷり漬かってますんで、ついて行けません。
結論としては、「まぁアンタの好きなようにすれば?」ってトコですねぇ。

バイク乗りってのは常識が薄かったり、自己主張が強く自意識過剰だったりな方が結構多いんで困ります。
マニアになればなるほどこの傾向が強くなるようです・・・・・。
夢は大きく理想は高く持つのは良い事ではありますが、それがあまりにも大きくなりすぎれば弊害も出てきます。
バイク業界が衰退して行った要因の一つが、ココにあるんじゃないかなって思うんです。
確かに人間の欲望は付きませんので、より高級で高性能なマシンが欲しくなるのは仕方ないです。
情報だって溢れかえっていますのでその手の「夢バイク」が身近になったような感覚に襲われてしまいます・・。
でも、所詮そんなのは特別なバイクですんで、現実的にはおいそれと買う訳にも行きません。
実際に買えるクラスってのは妥協するしか仕方ないのですが、ここで夢ばかりみてると割りきりが出来なくなるんです。
「俺様がこんなショボイバイクに乗るなんて考えられない」的なお話です〜〜〜@
頭でっかち、とも言いますね。

この夢マシンってのは、例えば外車だったり、ビンテージ物だったり、はたまた改造車だったり、人によっては大排気量車だったり。
そもそもバイクは買って乗ってこそ楽しめる部分が大きいのです。
逆に返せば、どんなのでも実際に買って乗ってれば、結構何かと楽しい思いが出来たりするんです。
ですから、「バイクは実際に買って、所有して、乗って楽しもうよ」って声を大にして言いたいです。

もっとも、上のCBRの経緯でも触れた通り、すでに終焉を迎え消滅してしまったバイク(のジャンル)もありますので、無いものねだりをするワケにも行きません。
まぁ中古車ならば、まだ程度の良好なのが残っているでしょうから、現在がいわば乗るのには最後のチャンスなのかも知れませんね。


とか言ってたら、ホンダのニュースで「CBR250Rが新型となって来年発売予定」だそうです。
これはとっても喜ばしいですんで、早速詳細を見てみました〜〜〜〜〜〜〜〜@

写真はタイトル画の通り。サイトへは↓のリンクにて。
ホンダ/プレスリリース 2010年10月27日


ん?アジア生産??
と言う事は、タイホンダ製の逆輸入車となりますねぇ。
これも時代の流れでしょうか。
カワサキだってNinja250とかは、タイカワサキ製ですからねぇ。

タイホンダの、★CBR250Rのページはここ★ですんで、英語サイトですが見てください。
すでにタイでは11月発売ですんで、タイ仕様の詳細な情報が載ってます。(日本仕様もほぼ一緒だと思います)

エンジンは・・・なんと、単気筒ですぅ・・・・・。
水冷DOHC4バルブで、パワーは26馬力くらいだそうです。
もちろんFIで、セルスーターターで、6速ミッションですよん。
新設計のエンジンで、内部構造はオーソドックスですからタイホンダが設計してるみたいですな。


これは、物議を醸し出しそうです。
確かにスタイリングはフルカウルで、今時のCBR顔を踏襲しています。
しかしメカの内容として、「走り」「スポーツ」意識したとは言えそうも無いです・・・・・・。
なんか何処かで見たようなバイクだなと思ってたんですが、同じくタイホンダの★CBR150R★の兄貴分に相当するようです。
もっともフレームとかは全然作りが違いますから、いわゆる「使い回し」ではありません。
エンジン的には良く似ていますねぇ。

ちなみに弟分のCBR125Rってのもあります。
こちらならば原付2種とクラスが変わりますんで、日本に持ってきても良さそうですが。
タイホンダ製バイクは輸入している業者さんがありますんで、ちょっと割高にはなる物のそういうトコでの購入が可能です。
例えば、エンデュランスとか。あとホンダバイクディーラーでも一部取り扱いしている店もありますよん。
タイホンダのラインナップは、日本に無いモデルが目白押しです。
ですから、★タイホンダ・バイクのサイト★とかをご覧頂くと楽しめるでしょう。(タイ語サイトですが)


で、話は新CBR250Rに戻ります〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
やっぱり、あちこちで物議を醸してますねぇ。
なんかすご〜くがっかりしたのか、拒否反応を示す方が多いです。
CBR250Rって名前を付けるような内容のバイクじゃない!って意見はごもっともではあります。
どうしてもレーサーレプリカのイメージを引きずってしまうんでしょうねぇ。
でも、全部ひっくるめてこれは新しい時代になった機種ですので、いつまでも旧態依然とした考えは通用しないんです。
バイク乗りの困った特徴のひとつに、「頭が固い」ってのがあるので仕方ないんですが。
この大人しそうなバイクで、タイ国製なのですが、これもまた時代の流れってもんです。

それを踏まえた上で、あえて言います〜〜〜〜〜〜〜@
ちょっと高級感はありませんねぇ。
むしろタンク部分がメットインになっていそうな雰囲気とか出てて、NS-1に近いです。
(CBR250Rはメットインではありません。ちゃんと燃料タンクになってる不通のパッケージングですよ)
待ち乗りマシン、というコンセプトなんでしょうか。
日本人の私には、ちょっとこのコンセプトとか、どんな使い方を想定して良いのかが判りません。
気軽に生活の足としてちょこちょこと普通に乗る、そんなバイクなんでしょうねぇ。
命名すると、「待ち乗り乗用バイク」とでも言いましょうか。
メーター周りのデザインは派手かつお洒落で、良いと思います。


しかしスポーツ走行にはちょっと物足りません。
これはライバル車のタイカワNinja250も同様ですけれど、こちらはツインでパワーもあります。
なんか最高速は頑張ると160km/hに届くとか・・・・。
ですから、ツーリング走行なんかには有利に使えるでしょうな。
タイホンダCBR250Rだとシングルですから、いくらバランサー内臓だからってやっぱり長丁場には不向きでしょう。
車幅がとてもスリムですんで、やはり待ち乗りにはよさげです。
ホンダの230(223)ccシリーズやスズキ・カワサキのレトロ系である、空冷2バルブシングルは軒並み20ps弱ですから、それよりかはパワーがありそうです。

でも、ハイパワーの走り路線だと、ヤマハWR250Xがありますんで、それとは勝負になりません。
だってあちらは31psあるんですから。
往年のハイパワーシングル、GB250クラブマンだって30psです。(私のTT250Rも30ps)
もっとも250ccなので25馬力出ていればリッター当たり100psですから充分に優秀なんですけど。

まだ日本仕様の全貌は明らかになっておりません。決まっていないのかも知れませんね。
ですからホンダさんがヤル気を出して、ヤマハWR250Xに対抗してくれるととてもありがたいんです。
しかし、上のタイ仕様のリンクから詳細を見ると、この新エンジンはあんまりパワー志向は強くなくて、むしろ実用性耐久性重視の設計みたいですな。
ローラーロッカーアーム採用してて、バルブ挟み角も立ち気味。
クランクピンが太いぞとか、クランクベアリング3点支持とかが自慢ですんで。
バランサー内臓は良いんだけど、ピストン形状とか材質に変わったトコがなくてとてもオーソドックスなんです。
WR250のエンジンの方ははるかにえげつない形してますから。

ちなみにホンダにもCRF250ってオフロードのコンペモデルがあります。
こちらはシングルカムの4バルブですが、完全にパワー志向のエンジンです。
そもそもホンダは伝統的に、ヘッドのコンパクト化/低重心エンジン設計のためにSOHC4バルブ単気筒を良く採用します。
XLR/XR250シリーズだって空冷ですけどそうでしたからねぇ。
このエンジンをCBR250Rに持って来てくれれば良いのですが・・・・でもそれは多分無理でしょうね。
お値段も高くなっちゃうだろうし、耐久性の点でとても不利です。

あー30馬力シングルってのは貴重になって来るんですねぇ。
しばらくはTT-Rを大事に乗ろうと思いますv
あれも古いんですけど、良く走りますからね。
もっともスピードの点で言うと、加速は良いけど最高速は120km/hどまりですんで高速道路は苦手です。
(車体はオフロードだけど改造して18inchモタードになってる)


タイ製CBR250Rは40万円台で、来年春に日本でも発売の予定です。
世界戦略車だそうですが、個人的にはなんか「たまたま合ったから、輸入して持って来よう品」じゃないかと思っとります。

先ほど、タイカワサキ製ニンジャ250Rをライバル車と書きましたけど、本当はホンダVTR250と対抗しています。
お値段とかスペックとか2気筒モデルって点とか。
唯一違うのはフルカウルモデルって区分ですね。

・・・じゃあ、タイCBRは一体どこのを見つめているのだろう。
そういう部分も含めて良く判んないバイクですけれど、それでも貧弱だったラインナップが少しでも充実するのは喜ばしい事ですv



●2010年10月29日(金)

先月、9月27日のコラム記事で紹介した「コスモス畑」の続編です〜〜〜@

愛知県は新城市富岡下川原のコスモス畑ですが、ちょっと前にもう一度見に行ったところ満開に咲いていましたv
写真の通り、それは見事なものでして約一ヶ月ほど経過しただけで随分と様子が異なります。

そもそも今年は酷い猛暑でして、それが9月半ば過ぎまで続いていましたので、季節で言うと夏がやっと終わったタイミングだったのです。
ですから秋の花であるコスモスは、まだまだ準備中なのは当たり前なんですねぇ。
もっとも、見に行こうってのは突然の思い付きで決めましたので、これまた当然の結果でした。


さすがに、あんな状態だけでは悔しいので、必ずもう一度出直したいと思っとりましたv
私の家からは少しだけ距離がありますけれど、ドライブがてら出掛けるには程よい道のりです。

ちゃんと屋台も出ていましたけれど、さすがに平日だったので食べ物屋(焼きそば?)は営業しておりません。
地元で採れたお野菜などと、ドリンクを売っておりました。
家の人へのお土産として、美味しそうな梅干しがあつたのでそれを買って参りましたv


コスモスは迷路みたいになっていて、背丈が低いお子様だと完全に壁となるみたいですが、迷子になるほどではありません。
わずか一ヶ月で随分と成長するものですねぇ。
土地はかな〜り広くて、中をぐるっと一周歩き回ると結構運動になります。
これだけの敷地に植えるには、かなり大変でしょう。
入り口に「コスモスの小径(こみち)」と銘打ったゲートがありまして、その脇にカンパの箱がありました。
基本的に入場は無料なんですが、やはり維持管理の資金が掛かりますんでその足しになればと幾ばくかのお金を入れるのが良いと思います。
運営は、地元の有志でやっているとのことですから、営利目的ではないボランティアだそうです。

現在ではすっかり秋も深まり寒くなってきたので、そろそろ花のシーズンも終わりかな。
もっとも、その次には紅葉のシーズンがやってきますんで、お楽しみってのはまだまだ続きますv

●2010年10月27日(水)

ふと小銭入れの中を見たら10円玉がいくつかあったのですが、その中に1枚だけ「ギザ10」がいましたv
随分前に、ほんの一時期だけこの「ギザ10」を集めていた事がありましたが、結末がどうなったのかは不明です。

この、縁にギザギザの付いている10円玉は、自動販売機に入れても認識できずに戻ってきたりしてちょっと厄介です。
とにかく昭和26年〜33年の間だけしか発行されていませんのでとっても古いんですね。
(その中で、昭和31年だけは10円硬貨は発行されていません)
西暦に直すと1951年〜1958年ですから、どんな新しいギザ10でも50年は経っているんです。

で、ウワサ等で囁かれているのが「価値」ですな。
それだけ古くて珍しいんだから、プレミアムが付いているのではないか?と期待してしまうのは当然です。
人の噂や都市伝説ってのは、ちょっとした誤解とかニュアンスの伝わり方が変わってしまったりでどんどんと尾ひれが付いて行くんだそうで。
そもそもギザ10に関しても、「古い、珍しい」点がまるで「古銭」みたいに混同されてしまったのでしょう。

実は、ギザ10だからって特別な価値はないとされています。


もっとも、プレミアムってのはいわば市場が決める価格ですから、需要と供給の話で、欲しがる人がいれば高い値段が付く場合もあります。
その対象者が例えば「マニア」と呼ばれる収集家だったりすれば、一般には全く価値が認められないゴミみたいなモノでも高価な宝物に化けるんですな。
ギザ10ってのはコイン収集家の中でも好きな人がいまして、発行数の少ない昭和32年・33年のモノだけにはちゃんとプレミアが付いているんだそうな。

記念コインとかではなく、ごく一般的に使用されていた貨幣ってのはその当時の額面金額よりも値上がりする事は、基本的にはないんだそうで。
つまり10円玉は10円、100円玉は100円までのお値段しか付かないんですな。
2000年に発行された二千円札に関しても同様です。

つまり、「珍しい」のレベルの話です。
普通の貨幣は流通数がとても多いので、なかなか見かけなくても「珍しい」所まではいかないってのが真実です。
ギザ10に付いても発行数は18億枚ほどありますし、また硬貨は寿命も長いので無くならないんですな。
希少価値と言うくらい希少(レア)にならないとプレミアが付きません〜〜〜〜〜〜〜〜@

反対に、ごく普通の貨幣でも「レア」なものならば立派にブレミアム価格が付く場合もあります。
紙幣だと通し番号の珍しいモノ。ゾロ目とか、123456とかです。
硬貨の場合では・・・50円玉とかにありますが、真ん中の穴の打ち抜きに失敗しているモノ(ズレてたり、開いていなかったり)とか。
紙幣や切手でも印刷ミスがあれば「エラー品」って事で、大変希少であるとされています。
そもそも、市場に出回ってはいけないモノがチェックをすり抜けて出たんですからね。


・・・と、ここまでが一般論。
でも、実際はどうなのか?と検証してみなければなりません。

★ヤフオク 10円硬貨/入札数順★

コレを見ると、結構「額面以上」の価値を見出されているモノがありますねぇ。
一番人気はやはり、昭和32年の10円玉です。
未使用のモノは格段に高いお値段が付けられていますねぇ。
ロールに包まったままのモノとかもあります。


・・・・ちょっと不思議な世界だな、と言うのが私の正直な感想です。
やはり珍しいとか言われてても、所詮は現行貨幣ですから、10円玉は10円だろ?つて気持ちが何処かにあるのです。
もっとも、マニアさんに不可欠なのは、その対象物への愛情ですんで、それが理解できるか否かは人それぞれですからねぇ。
このレアな10円玉が好きな方には、ン十倍の金額を支払ってでも手に入れたいと思える魅力があるのでしょう。

コレクションってのは、投機目的の邪な考え方を入れるのは邪道だと言われます。
特にこのコインみたいにお金そのものの収集は、どうしても「高く売れるかも」とか考えがちですねぇ。
まぁ実際、ちゃんと儲かるケースはあるみたいですけれど・・・それは、買う人がいるからこそです。

●2010年10月19日(火)

今日は、PCネタです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

パソコン機器ってのはとにかく技術の進歩が凄まじく、新製品だって次から次へと出てくるんです。
そして供給側としても、新しい製品への買い替えを積極的に薦める作戦をとっています。
「良く判んない」って人ならば、標準的に2〜3年毎に買い換えるのが運命付けられてんですな。
(目安として、ウインドウズの新バージョンが発売されるタイミングと同期してます)

だからって、PCは結構高価な品物ですから、できる限り長く使いたいという要望もあるのです。
しかしこの場合はかなりの工夫とか、妥協・我慢とかが強いられます。
場合によっては、ある程度のリスクをも背負わなければならなかったりですね。
そして・・・・物事には限度ってモノがあるのです。


この夏、父親が長年愛用して来たIBMのノートPCがとうとう逝かれてしまいました・・・・・・。

「逝かれた」と一言で言うのは簡単ですけれど、実は状態を伝えるには全く不十分です。
「起動しない」「電源が入らない」「使えない」と色んな言い方はありますけど、これまた「あぁ、とにかく壊れたのか」程度しか伝わらないですねぇ。
より正確に状態を書くならば、次の通りです。

電源スイッチをonしても、各種インジケータ点灯・HDDスピンアップ音は聞こえ、CDドライブもイジェクト可能だがそれだけ。
あらゆる画面表示はされず、POSTも掛からない。「ピッ」と言う起動音も出ない。

・・・そしてACアダプタ(電源)はテスターで電圧チェックokでしたので、あくまで本体内の回路に不具合があると予想されます。
メイン基盤の交換コースですねぇ。


でも、ここで問題。
とにかくこの機種は大昔のモノですから古いんです。
現代の環境で継続使用するには、無理があり過ぎなんです。
詳細は当サイトのコーナーに記事がありますが、1998年に発売されOSはWin98、CPUはセレロン(PenU系)366MHzでメモリは128MB(max)です。
拡張すれば、win2kは走るもののそれだけですねぇ。
音楽再生どまりで、ビデオ動画ファイルは扱えないと思って間違いないです。
もちろんですが、webサイトでFLASHを多用してる所だと、ほとんど固まった状態になり苦しいですな。

私の持ってる(稼動してる)東芝リブレット60よりかは高性能なんだけれど、アレは「動く事に意義がある」ジャンルですからねぇ。
引き合いに出すのが間違っていると思います。

つまり、ある程度のコストを掛けて修復しても、果たしてそれに見合うだけのコトがあるだろうか?と言う疑問が生じます。
2〜3万ほど出して探せば、もっと後の実用性の高いノートPCが入手できたりしますからねぇ。
ちなみに、ちょっと前に流行って、私も欲しかった「ネットブック」なんですけれど・・・これはオススメ出来ません。
実は性能的な弱点とかがあったりして使いづらい、という評価がちょくちょく聞かれます。
本来の使い道の通り、モバイル端末としてなら良いんだけど、「小さなノートPC」だと思って期待すると失敗するんだそうで。
私もちょっとしたビデオ動画マシーンとして期待していた部分がありますから、購入を見合わせて正しかったかもと思います。
(大体、5万円前後で売っていましたからねぇ)

これは、昔のPCを修復する際とか、また中古PCを入手する時に必ず付いて回る課題です。
自分の使い道に照らし合わせてみて、それにより必要性能が決まります。
「メールとインターネット」なんてのも時代と共に変遷があり、とても重たいサイトは続々と「普通」になってたりします。
YouTubeだって、IE6は対応せず=win2k終了、と言う事になってる位ですから。
(サポートの話なので見られないワケではないです。でも見て欲しくないって姿勢はアリアリですけど)

目安としては、ビデオ動画をどの程度扱うか、が判別しやすいですねぇ。
ある程度のビデオ動画が鑑賞(スムーズな再生)出来るなら、実用性の点で満足に値すると思います。


修理・修復の作戦検討の時に禁物なのが、「夢や希望」に傾倒して思考停止に陥るコトです。
具体例を提示すると問題がありますんで割愛しますけれど、ようするに限りなくクールに現実を見なさいってコトですねぇ。
故障箇所の特定も、修理代の計算も、とにかく現実のみがモノを言うんです。

まぁ、とにかくシンプルに考えるのがコツですな。


結果的には、IBMノートは修復を諦めて廃棄です。
中に入っているHDDは30GBですが、これは比較的使用時間が短いので取り出して使いますv
(色んな個人データを流出させない為にも、ドライブは取り外した方が良いです)

ノートPC用2.5"HDDは、現在稼動中のも含めると120GB,60GB,30GB,6.4GB,3.2GB,それと850MBのがあります。
850MBは東芝の旧リブレット60に標準で組み込みされてたんですけれど、容量的にCD-R同等ですから使い道はありません。
3.2GBは同リブ60の拡張用として入手しましたが、相性問題で断念。
そして6.4GBのがリブ60にて稼動中で、この組み合わせは完全に確定しています。

120GBは、最も後で購入したんですけれど、東芝リブレットL2に組み込みして稼動中です。
リブL2自体が最も後に入手してセットアップしたので、こんな組み合わせなんです。
しかし、リブL2は600MHzのCPUですからビデオ動画を扱うには非力です。(実用になりません)
従来はちょっとしたファイルサーバー的な使い道もしていたんだけれど、先日のPCスロット故障によりPCカードが一切使用不能になりそれも引退です。
これまた性能のジレンマがあり、ビデオ動画が扱えないPCには修復コストは掛けられませんからねぇ。
但しUSBは生きていますから、無線LANアダプタのUSBの奴をくっつけて「家庭内モバイル機」として活用しようと思います。
ちょっとした調べ物とかするのに、良いですからねぇ。
これだとHDD容量はそんなに必要ありません。・・・・これは30GBに換装すべきですな。
少なくとも現状の120GBのは無駄が多すぎです。

60GBのはシャープのメビウスCB1C9にて稼動中です。
元々標準で30GBだったのを拡張して60GBになってんです。
でも実はこのメビちゃんはビデオ動画ファイル観賞用として、大活躍してんです。
集めた動画ファイルを沢山格納しておけば、スタンドアロンでも楽しめて幅が広がりますv
いつか機会があれば120GBにしたいと思っとりました。
もっとも、それには同時に2台以上同時進行でのシステム再インストール作業が前提となり、面倒ですねぇ。


てなワケでして、30GBのHDDをリブL2へ入れます〜〜〜〜〜〜〜〜@
このセットアップ作業は、昔このコラムで紹介しましたがすごく手間が掛かります。
これはCDドライブを持たない「1スピンドルPC」ゆえで仕方ないんです。
win98の起動ディスクで立ち上げたPCでFDISKとフォーマットしておいて、win2kのインストールファイル群をコピーする。
セットアップを実行して、セットアップファイルのコピーが終了し再起動する所になったらそこで中止。
そうしたらリブL2を分解してHDDを組み付け、セットアップを続行させてwin2kインストールが完了。
それからドライバと制御アプリをいくつか組み込んで、基本セットアップが終わるんです。
もちろんそこから各種ツールとかデバイスとかアプリとかをまたインストールしなければならないんですけどね。

しかし問題だらけです。
そもそもリブL2のHDD交換は、やり難いのです。
ノートPCのHDD交換ってのはメーカー・機種によって簡単なのもあれば難しいのもあつてマチマチなんですよ。
旧リブ60とメビウスは簡単。リブL2とIBM i1456は難しいタイプです〜〜〜〜〜〜〜〜@

さらにもう一つ、リブL2にはHDDとの相性が物理的にあります。
接続コネクタに本体ボディとかが覆い被さっている形状だと、コネクタにしっかりと刺さりません。
1.4mmほど浮いてしまいます・・・・(0.6mmしかコネクタに刺さんないんです)
つまりHDD側が完全にコネクタ部分がオープンになっていないとダメなのです・・・・・。
ちなみに、コネクタの側面にちょっと干渉する部分があるタイプのは、そこを削り取る方法で使えますので、今までそうしてました。
しかし、今回の目的の30GBのHDDは、ボディ部分がしっかり被っててどうしようもありません。
HDDのボディケース自体を削るワケには行かないのです。
差込が甘い状態での使用は、故障するリスクがすごく高くなります。
データの読み書き中に接触が悪くなれば一発でダメになりますからね。(ハード的に故障もします)

つまり、折角途中までセットアップ作業を頑張ったんだけれど、リブL2へ組み込む時点になって「ボツ確定」したんですな。
悲しかったですねぇ・・・・ヤケクソになって、リブL2⇔メビウスのHDD入れ替え作業までやってしまいましたが。

結局30GBのHDDはモバイルラックにとりあえず入れて、メイン機で使ってます。
3.2GBの奴は、用途未確定でこれまたとりあえずHDDケース入りですねぇ。
win2kのシステム要件が、HDDは2GB〜なのでもしかしたら日の目を見る機会が訪れるかも知れません。


ここからが本命ですv
とにかく、メビウスに120GBのHDD容量が入って、さらにビデオ動画ファイルも沢山格納しましたから大満足ですv
やっぱり、使用目的とか役割に応じて機能拡張する、適材適所ってのは大切だと思います。
で、人間の欲望はさらに膨らむんです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

「もっと大容量のHDDへ交換できないか?」


まず第一は、「136GBビッグドライブの壁」問題です。
古いPC機種だと、136GBを超えるドライブ容量を認識・制御できません。
大昔だと「8.4GBの壁」ってのがありましたけどね。
そしてメーカー製PCの各機種の、ビッグドライブ対応状況に付いては・・・・・資料に乏しくて判らないんです。
まぁくっ付けてみて認識するかどうかを確認する方法しか、現実的には取れませんな。
(最初から136GB以上のHDD容量がラインナップされていれば大丈夫です)
拡張IDEカードとか外部HDDとして別I/F経由なら、ビッグドライブ対応されてたりしますんで、そういう解決策はあります。
でもノートPCだと持ち運びを考えると、それも非現実的対応ですねぇ。


さらにもう一つ、時代の変遷を感じる問題にブチ当たるんですよねぇ。
実は長年に渡って使われていたHDDのI/F(インターフェース)規格のIDEは、正式にはパラレルATAと呼ばれてますけど現在では終わっちまってます。
その代わりに主流となっているのが、シリアルATAなんですよねぇ。
コネクタ形状はおろか信号線の本数も大幅に異なりますので、互換性がありません。
変換アダプタ機器は各種発売されていますが、スペースに乏しいノートPCでは使えないのです。

つまり、現在では「IDE(パラレルATA)のHDDは希少」なんです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
一応2.5"ではWD製の80GBと日立製の160GBってのが比較的入手しやすいHDDとして残ってますけどね。
(3.5"HDDだと320GBなどビッグドライブしかないみたいです。もっとも変換機で解決可能なんですけど)

ちょっと前の時のつもりで、古いPCの修復を気軽に請け負うと、部品調達で大変な苦労が伴ったりとハマる可能性がありますv
まぁお値段は下がってますけれど・・・・でも無いモノは無い、ですからねぇ。
例えて言うと、「レコード針」でしょうか。
世の中はすっかりCDが席巻してんのに、いつまでも古い頭の考えが通用しない見本です。

同様のI/F規格の変遷ってのは、PCIスロット/AGPスロットなんかでも見られますねぇ。
デスクトップPCの方ですけれど、各種拡張カードとの接続線がすごく進歩してんです。
データの転送速度がPCの性能向上によってより求められるようになり、従来規格では対応できなくなったのです。
いくら凄いCPUが開発されても、周辺のメモリとか拡張カードとかHDDとかが遅ければ、処理速度は向上しません。
つまり、システム全体的に見直しして行かなければならないんです。
そうした結果、どうしても従来規格との互換性などを潔く捨てざるを得なかったのです。

つまり、これまた「レコード針」の例と同様に、昔の規格の機器が欲しいと思っても、物によっては調達に苦労するケースが考えられるんです。
すでに、キッチリ終わってしまった規格であるって現実は重たいですよん。

もっとも、これだけ日進月歩で技術が進化してる分野の製品ですから、規格自体が続々変わってってもむしろ自然なのですが。


てなワケでして、昔のPCの修復とか頼まれても引き受ける事は、まずありません。

直せない・直さない・直らない、いずれかの可能性の方が高いんですから。
結果が見えてるのに手を付けたくはありませんよねぇ。(無駄になります)
さらにPCの廃棄にはルールがありますんで、こういう部分も面倒です。

なんやかんやで、パソコンってのは結局「高級品」なのでしょうな。
まぁ安くは無かったけれど・・・・今まではかなりオイシイ思いをさせて頂いてた、というコトですv

●2010年10月12日(火)

本日は、突然ながら・・・・ダーツのお話です。

人気テレビ番組の、東京フレンドパーク2で最後にナントカチャレンジなるコーナーでダーツが出てきますねぇ。
的に色んな商品の当たりエリアがあって、クルクルと回転しております。
どこぞの新婚さん番組の最後のコーナーからのパクリネタなのか、商品として「たわし」もお約束のように入ってたりして。
そして、そこに向かって投げるわけですが・・・・なかなか難しいようでして、最近は一等賞相当の自動車「パッソ」が当たってるのを見かけません。
(以前はスポンサーが三菱自動車だったので商品は「パジェロ」でしたが、今はトヨタに変わったのです)
その他には、所ジョージの番組の中の企画で「日本列島ダーツの旅」ってのもありましたねぇ。
大きな日本地図にダーツの矢を1本投げ、刺さった所に訪問するってのです。

このダーツってのは、見ているだけでもなかなか楽しめるのですけれど、やっぱり実際にやってみると結構ハマりますねぇ。
ビリヤードと共に、ちょっぴりお洒落な大人のゲームってコトで静かなブームにもなってました。
このダーツなんですけれど、実は2種類あるのです。


「ハード」ダーツと、「ソフト」ダーツですv
ちょうど野球とソフトボールの関係みたいに、原則としては同じゲームなんだけれど、使う道具とか細かいルールとかが異なります。
ダーツでのハード/ソフトの最も大きな違いは、投げる矢の「先っちょ」ですねぇ。
スチール製の文字通り「硬い」針になってて刺さる、危ない方が「ハードダーツ」。
そしてプラスチック製の「柔らかい」太い先っぽの、より安全性を高めたのが「ソフトダーツです〜〜〜〜〜@

もっとも、私の若かりし頃ではまだソフトダーツはそんなに普及しておらず、ダーツ=ハードダーツでした。
あまり良く判らないのですが、ソフトダーツってのは普及してまだ10年そこそこ位みたいですねぇ。
でも的にコンピュータが内蔵されてて、面倒な点数計算を自動でやってくれる製品があったりするのです。

ダーツは年齢性別関係なく楽しめるスポーツではありますが、ハードダーツだと凶器になり得る危険性がありますんで気軽にその辺で遊ぶワケにはいきません。
どうしても的周辺の壁なんかが穴だらけになりますからねぇ。
だからって屋外では、風などの影響を受けますから不向きです。
これがソフトダーツが台頭してきた原因なんですけどね。

んで、ソフトダーツだと的の大きさとかが随分と異なるようです。
そもそも、ダーツの矢も重量バランスが大幅に変わりますので、これまたハードから移行するにはちょっとしたフォーム修正とかが必要です。
ちなみにソフトダーツには、先っちょの針部分を金属製のコンバージョンポイントに付け替え、ハードダーツに変身させられたりもします。
軽量なジュラルミン製の先っちょ(チップとかポイントと呼びます)で、ソフトダーツ時の重量バランスを崩さずに変換する奴までありますねぇ。

もっとも、テレビ番組に登場するダーツはゲームとしてちゃんとしてる訳ではなく、単なる余興ですけれど・・・・
そういう場合にはやはり昔ながらのシンプルな、針が刺さる危ない方のハードダーツばかりですねぇ。


的(ボードと呼びます)に付いて。
ハードダーツでは、本格的な奴だと「ブリュッセルボード」ってのがあります。
大きさとかは規格になってて決まってますv
材質は、サイザル麻と言うロープ材料の束を圧縮して輪切りにしたモノです。
これは奇しくも、日本古来からある「弓道」の的の俵と全く同じ構造なんですねぇ。
圧縮された麻の繊維の束なので、そこに矢の針が刺さっても抜けば自然に元に戻る性質があります。

お値段は・・・大体1万円前後ですねぇ。
丸い的だけのもありますし、びっくりドンキーのメニュー板みたいに枠に入ってる家具っぽいのもあります。
またオリジナルのイラスト・カラーでデザインされた楽しいモノもあります。

点数の数字エリアの境目には、通常は金属製の壁が付けてあります。
普通の針金のモノもありますし、そこに丁度ダーツが当たって跳ね返るのを避けるために金属板になっていたりするモノもあります。
また点数の文字まで金属の壁と一体になってるタイプが多いのは、これは使い込んでった時に板をくるりと回して付け替えて使える為なんだそうです。

もっとも裏側は単純な同心円の的のデザインになってるのが多いのですけれど、そちらには普通境界線の金属パーツはありません。


そて、もっと安い、本格的じゃないボードもあります。
紙製の「ペーパーボード」って呼ばれる製品でして、5千円以下で買えます。
これも種類があり、構造は上のサイザル麻製のと同一で、麻をボール紙に置き換えた作りのタイプもあれば、本当に無垢の板になってるタイプもあるのです。
当然ですけれど後者は耐久性の点で大いに問題アリなのですけどね。

また、頑丈な製品の場合はどうしても重量がかさみ壁掛けで使うには不向きとなりますので、その点を考慮して薄く軽量化してあるタイプとかもあります。
つまり、家庭用で練習に使う場合には、それ相応のタイプを選ばなければダメなのです。
「よく判らないんで、一番高い奴!」なんてヤケクソな選び方は失敗の元です〜〜〜〜〜〜〜〜@
もっとも、ボードとダーツ矢の一式がセットになってるのを買ってくるのが一般的だと思います。


セットの奴でも、ピンからキリまで色々あります。
本当に簡単なタイプのモノは、ダーツ矢もシンプルなモノが付属してます。
写真に見本として1本、緑色のを入れときましたけれど、他に赤色のと組み合わせてあるのが普通ですね。
ハウスダーツと言って、ダーツバー等でお店に置いてある貸し出し用ダーツもこんなタイプです。
如何にも玩具って感じはあります・・・・・。
重量が軽いのであんまり命中精度は上げられませんけれど、まぁ相手も同一条件ですからゲームとして楽しむには良いですね。

これはボーリングなんかでも言えます。
ハウスボールと言うんですが、ボーリング場に置いてある貸し出し用のボールでも、ゲームは行えます。
しかし、ちょっと本格的にやってみよう、遊びではなく趣味としてやろうって場合では、それじゃあ上達は見込めませんので自分専用のボールが欲しくなるんです。
いわゆる、「マイボール」ってのですねぇ。
ルールの範囲内で、自分に合わせた重量や穴の位置のセッティングにして、ボールの状況を整えてからひたすら練習してフォーム等を完成させて行くんです。

ダーツにもちゃんとルールに基づいた規格ってのがありまして、その範囲内で自分の好みに合った道具をまず用意するんです。
「マイダーツ」と言うのかどうなのかは不明ですが。
そして、何故か私もこの自分専用のダーツを持っていたりするんですねぇ。
いやいやいや。どうしても凝り性ですから、マイブームになった時に買ってしまったんです〜〜〜〜〜〜〜@
(もちろんその後やらなくなっても、ダーツ矢だけは記念にと取っておいたんです)

写真に3本セットで写ってるのが、私のダーツでございますv

メーカーなど詳細は、ちょっと失念してしまいましたが、お値段は結構した覚えがあります。
バレル(持つ部分)はタングステン製でして、重量は18g位だったかと。
このタングステンを使う理由は、何と言っても比重が高くて、さらに硬さもあるからなんです。


ここからちょっぴり、バイクネタっぽく近づいてきています〜〜〜〜〜@
金属材料のお話になりますよんv


タングステンは、電気抵抗が大きく、融点温度が高く、硬く丈夫い性質があります。
この為に、電球のフィラメントの材料に使われているんです。

ちょっと寄り道になりますが・・・・・いきなりクイズです。
「電球の発明者は、トーマス・エジソンである。◎かXか?」

これはよく引っ掛かるんですけれど、実はXなんですねぇ。
エジソンは炭素フィラメントの改良をしたんですけど、電球自体の発明はしていません。
英国のジョゼフ・スワンという人が白熱電球の発明者です。
白熱電球は最初は炭素フィラメントでしたけど、すぐにセルロースフィラメントに移行して(これもスワン氏の発明)、それから金属フィラメントへと進化して行ったのです。
この金属フィラメントで、最も一般的に使われるようになった材料が、タングステンなんですv
ちなみにエジソンは電球の口金をネジ式にして規格化する功績を残しました。
照明器具の電球口金の規格で「E17」とか「E26」とか言いますが、このEはエジソン(Edison)のEなんですよんv

白熱電球は、1878年に発明されたってコトになってますんで、実に130年間もの長い年月使われてんですねぇ。
もっとも世界的なエコブームのおかげで、そろそろ用済みになっていくんですけど。
(どこぞの国とかでは、すでに生産中止・・・というか生産禁止になってるらしい)
時代の変遷ってのでしょうけれど、ちょっぴり淋しいモノです。


もう一個、いきなりクイズです。
「タングステンの元素記号は?」

これは中学校の理科の問題なんですけれど、忘れちゃってる方がほとんどでしょうね。
何とかウロ覚えで答えようと頑張り、タングステンだからTn?そんなの無かったな、確かTaてのがあったけど??と悩むワケです。
ちなみにTaはタンタルですので違いますよん。
正解は・・・・「W」なんですねぇ。
意地悪なクイズばかり続いてますv


その他のタングステンの使い道と言えば・・・これはズバリ、徹甲弾ですねぇ。
比重が高い金属の体表格では、まず「金(Au)」、それと「鉛(Hg)」が思い浮かびます。
しかしこれらはとても柔らかいんで、貫通能力を高めるのが困難です。
比重が高く、かつ硬い金属ってので、タングステンはとても重宝されているのです。
ちなみに、劣化ウランも徹甲弾に使われているのですけど、色んな理由があってなんか悪者にされてますな。

後は、その硬さを活かして合金化して鋼材になってます。
ドリルの刃などに使う鋼材は、タングステン等と鉄の合金です。
それと比重の高さを活用して、金の延べ板の偽造をするのにもよく使われるんだそうですねぇ。
もっともコレは硬さでバレますけれど。(噛んでみて「ニセモノだぁっ!」というお約束のシーンが、昔の映画やドラマにはありました)
それと高い融点(何と3380℃で金属中No.1です)から電球フィラメントとか、溶接機の部品とか、ロケットの部品とかに使われております。


と言うわけでして、タングステンという金属は希少金属であるにも関わらず、とっても役に立つ重要な物質です。
産出国は、中国が世界の80%以上を占めてたりするのです・・・・。
これまたタイムリーなネタですけれど、レアアース以外の原料物質でも色んなのが中国から産出されてたりするんです。
あそこは資源国ですし、さらに人件費が安いんで採算ベースに乗りやすいんです。
通常なら割に合わないコトでも、あそこなら大丈夫だったりするんですな。
やっぱり中国と揉めるのは何かと都合が悪いんですよねぇ。(だからって領土を取られても困りますけど)


そんな、高級素材のタングステンが、このダーツ矢のバレル部分に使われているのです〜〜〜〜〜〜〜@
女性は貴金属として、金銀プラチナを珍重しますけれど、男はチタンやタングステンやコバルトなんかにロマンを感じるんですv

ダーツのバレルに使われる理由は、細くて重たいのが有利ってんで、それらを両立するには材質でカバーしてんです。
もちろん「劣化ウラン」を使用しても、なんか強力そうでよろしいんですが・・・・やはり様々な問題が付きまといますから実用にはならないでしょう。
なんか何処かで見た覚えがありますが、劣化ウランを核兵器扱いしてる人(と言うか団体)があるんですよねぇ。
さすがにそれは、大間違いだと思うんですが。
(劣化ウランの毒性は、重金属である毒性と、放射能の問題と別々にありますけれど、いざ議論ともなるとごっちゃ混ぜになって収集が付かなくなるのです)

もちろん、好みや競技内容により太いバレルの方が良いって人もいます。
特にダーツ矢が複数集約されない場合だと、バレルが太くても何ら不都合がありませんからねぇ。
これならば材質で重量を稼ぐ必要がありませんので、真鍮製になってます。
コスト的にも有利です。(タングステン製はとても高価です〜〜〜〜@)


もっともダーツはスポーツ、競技ですから道具にはある程度凝っても良いけれど、そればかりではダメです。
もちろん「道具に凝る楽しみ」はあるんですけれども。

ゲームの種類はなんかすごく沢山あるらしいんです。
これはビリヤードなんかにも言えますねぇ。
その中で、私たちがよくやってたのは「カウントアップ」という簡単な種類の奴です。
これは3本ずつ8ラウンド投げて、その点数の合計の高い方が勝ちってシンプルさが身上です。
(もちろん点数エリアのダブルやトリプルもちゃんと有りですよん)

その他に、たまたま知り合ったダーツ友達(すごく上手い)に教えていただいたのが「ゼロワンゲーム」ってのです。
501点の持ち点から減算して行って、最後には丁度ゼロで上がるようにコントロールして投げるんだそうで。
早く上がったほうが勝ちですから、スゴロクみたいな物です。
公式の大会ではこれなんだそうですが・・・・点数計算がちょっと面倒なんですよねぇ。
それとある程度コントロール技術のレベルに到達していないと、「いつまで経っても終わらない」状態に陥ったりするのです。

なので、酔っ払ってる所で気軽にやるんなら前者のカウントアップですな。
ちゃんとした趣味としてならば、01ゲームしか考えられないのですけど。


まぁ私自身はよくある話なんですが、マイブーム期間限定盛り上がり、上達しないうちにパッと散ってしまいましたねぇ。
ボードも結構良いのを持っていたのですが、引越しの際に友達にあげちゃいましたv
でも、すごく深い世界なのでまた機会があれば、今度はちゃんと真面目に練習して趣味としてやってみたいなと思ってます。


あ、羽根(フライトと言います)の部分に文字がありますが・・・・「Keep
    on
the GRASS」って書いてありますねぇ。
Keep off the grass.ならば、公園なんかに看板で「芝生に入るな」というコトで書いてるのが、トム&ジェリーなんか観てても出てくるのですが・・・・
多分、アンダーラインで強調してある所から考えてoffをonにしてみたパロディーではないかと思うんですけれど。
じっくり観察してみると、その文字の周囲は四角く枠があるようです。
やっぱり、看板のつもりなんでしょうねぇ。(どう頑張っても画像として判別しやすく出来ませんでした)
でも、その「面白さ」のツボってのが、私にはよく判んないのです・・・・・日本人ゆえなのか。
ネット探索してみると、★こんな外国のジョークショップ★が出てきてて、中にそれらしき看板の帽子があります。
一番下の2匹の豚さんのなら、全世界共通で面白さのポイントが判りやすいんですけどねぇ。
(外人が大好きな、パックマンのキャラクターの帽子もあります。これも判りやすいですな)

もっとも、外人に「布団が吹っ飛んだ」みたいなノリも理解できないだろうからおあいこですけどね。
所詮相互理解なんてのは、そこそこのレベルまでしか無理なのです。
ちなみに、ダーツ発祥の地はイギリスですよんv
このイギリスのネタもまた深くて色々あるのですが・・・・それはまたの機会にて。

●2010年10月08日(金)

グルメネタです〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

写真をご覧頂いた通りの、「パスタ」のお話。
実は、これはサラダ用のマカロニを買おうと思ってて、いつも行くお店に並んでるのをずーつと気になってたのです。
通常の、マカロニに関してはほとんどが「早茹で」タイプ製品になっていて、我が家でもそればかり買ってきていたのですが・・・・
実は、パスタが若かりし頃大好きでして、丁度会社のすぐ近くに本格派のパスタハウスがあったので、いつもそこで昼食を食べていたのです。
まだまだ世の中が景気の良い時代で、パスタを含むイタリア料理は「イタメシ」と称して持て囃されておりました。
そのパスタハウスのコックさんもイタリアへ渡り修行をして来たと言う、かなり凝り性な方だったんです。

その時に、身に着けた食べ方なんですが・・・・・
パスタ料理を注文する時に、何にしようか迷いますよねぇ。
トマトソースでもいくつか種類がありますし、カルボナーラも良いし、晩御飯ならイカスミも良いですな。
海の幸、山の幸といろんな味のパスタ料理が目白押しですからねぇ。
もっとシンプルな「スパゲッティー」でも、ミートソース、ナポリタン、カレー(インディアン)に、プラスしてハンバーグ乗せとか色々あります。

しかし、麺自体がしつかりしていれば、最も美味しい食べ方は「ソース無し」なんです。
せいぜい、バターかオリーブオイルかを選ぶ程度ですねぇ。
(そこに粉チーズをパラパラっと軽く振るのがコツです)
麺自体の、小麦の甘さと香ばしさ、ふくよかさで存分に楽しめて、むしろソースは邪魔なんですv
もっとも、そのパスタハウスは珍しいことに自家製麺だったからこそなんですが。
(確かプレーンパスタで、一皿\800-くらいしたと思います)

もっとも、麺自体によほどチカラがないとこういう訳には参りません。
そういう時は、私は「アーリィーオーリィ・ペペロンチーノ」って言う、オイルソース系の唐辛子&ニンニクのみのあっさりしたのを好んで食べますね。
ソースが掛かってるパスタ料理の中で、最もシンプルなものなのですv
・・・中年になってすっかり食欲がしぼんでしまいましたが、若かりし頃とか「がっつり」食べたいなーって時は、これは「カルボナーラ」でしょうな。
生クリームと卵黄、それにベーコンが味付けに入る、濃厚なクリームソース系パスタです。
これはお腹にどっしりとキますよ〜〜〜〜〜〜〜〜@

昔、バイク仲間とパスタハウスに出掛け、何気なくコレを大盛で注文したら、他のメンバーもつられて臨時大盛りパーティーになっちゃったコトがあります。
出てきたパスタのボリュームの多さに皆びっくり、結局食べきれずギブアップする者、何とか食べたけど動けなくなった者で阿鼻叫喚の地獄絵図となりました。
でも、私はいつも沢山食べてたし、カレーのココイチチャレンジ1300g攻略者ですから何てことなく、他の人の残したのも片付けましたよんv
まぁ今では考えられないですけれどねぇ。


他に、パスタ料理を注文する場合には、まぁコレ位は知っておけみたいなのがいくつかあります。
アラビアータは、トマトソース系の唐辛子でピリピリ辛いヤツですな。
ペスカトーレは同じくトマトソース系で、海の幸の入ってるヤツです。
ボンゴレロッソもトマトソース系ですが、具は「アサリ」のみです。(他の貝がちょっと入るのもあります)
ボンゴレビアンコは、具が「アサリ」のみで、ソースはワインベース系となりますよん。

その他、ジェノヴェーゼという、バジル系のも基本的なメニューの一つです。
それと忘れてはならないのが、ボロネーゼ。いわゆるミートソース系パスタですねぇ。

この他に、和風のキノコパスタとかツナパスタとかタラコスパとかもほぼ一般的になっておりますです。
オムレツと組み合わせてあったりとか、上にでっかい焼きベーコンが乗っかってたりとかも。


実は、大変紛らわしくて恐縮ですが、「パスタ」とか「パスタ料理」だけで言っても、何を示しているのかがあやふやです。
厳密に言えば、パスタは「麺」のコト、パスタ料理はそのメニューの話となるんですけどね。

うどんとか素麺とかで、麺の種類がご当地麺なんかも含め数多くのバリエーションがあるように、パスタにも沢山の種類があります。
もっとも一般的に呼ばれてる「スパゲッティー」ってのはロングパスタのごく普通の太さのモノのコトなんです。
この太さによっても分類が変わってくるのは、うどん・素麺の関係に良く似ています。
「スパゲッティーニ」とか、「カッペリーニ」とかの種類がありまして、後者になるほど細くなりサラダ向けです。

ロングがあれば当然ショートもある訳でして。
ショートパスタの代表的なのが、中心に穴が開いてる、いわゆるチクワ型の「マッケローネ」です。
「マカロニ」って呼ばれてますねぇ。
でも最近は他のカタチのショートパスタも、どんどん輸入されて一般的になって来てます。

車輪のようなカタチの「ルオーテ」、綱のようにヒネッてある「フジッリ」、貝のような「コンキリエ・リガーテ」辺りが良く見かけるタイプでしょう。
それと、忘れちゃならないのが写真の「ペンネ・リガーテ」です。
斜めに切り落とした、丁度ペンのような形です。中心に穴が開いてます。
リガーテってのは、表面に筋が入ってるタイプのコトを示します。
マカロニで筋があるのは「リガトーニ」と言います。これも時々見かけます。
この筋があるとソースに絡みやすくて、濃厚な味のパスタ料理に向くんですねぇ。
(なのでサラダにする場合は、マヨネーズソースを軽い風味に仕上げておいた方が良いでしょうな)

さらに、麺の中に野菜などを一緒に練りこんだパスタも売られています。
ニンジン=橙、トマト=赤、ほうれん草=緑、カボチャ=黄色ってのが良くあるタイプですな。
これらは微妙に風味が違ってるんだけど、ちょっと好みに合わない人もいるのではないでしょうか。


あ、ラザニアとかラビオリってのもパスタの種類です。
ラビオリはギョーザっぽい具入りの袋状のパスタですよん。
もっともこれらは料理の方のコトを示したりするんで、混同しやすいです。
(まぁスパゲティーと言えば、ボロネーゼのミートソース・パスタのコトでもありますんで、そんな感じです)


材料は、小麦粉なんだけど強力粉の「デュラム・セモリナ」って種類です。
うどんとか素麺は小麦粉なんだけど、中力粉が主体ですからねぇ。
ラーメンとかの中華麺だと、強力粉で作るのもあるんですが。

小麦の粉を練って形作った食品ってのは、世界中で食べられています。
人類の主食で最もメジャーなモノですからねぇ。
お米よりも沢山の人が食べてんです。
しかし、その中でも「麺」に分類されるモノもまた、世界中あちこちにあつたりします。
日本でも、うどんに素麺にラーメンにきとめんに・・・・と沢山の種類がありますからねぇ。
小麦じゃないけれど、蕎麦もまた仲間みたいなモノですし。

なので、わざわざイタリアにかぶれなくても良いじゃないかとか思ったりしたんですが、でも美味しいんだからイイんです。
残念ながら、家族にパスタが嫌いだと言う人がいるのでなかなか料理する機会がないんです・・・・。
でも、不思議な事にサラダにすれば、美味しいと言って沢山食べてくれます。
と言う事で、本格パスタをサラダで楽しみたい、と思って、この「ペンネ・リガーテ」を買って来たのです。


メーカーは、「Latino」ってトコで、あの通貨危機で有名になったギリシャ国製です。
う〜ん・チチュウかぁ〜いv ってな雰囲気ですねぇ。
♪Wind is blowing from the Aegean〜 女は海〜♪ ですねぇ。
※「魅せられて」ジュディ・オング より ・・・・・「Aegen」=エーゲ海ですv



ここで、ちょっと脱線。
実はこの唄を引用しようと思って、最初「異邦人(久保田早紀)」と混ぜこぜになってました。
年代とか雰囲気とか良く似てますからねぇ。

それと、憧れのエーゲ海クルーズペア10日間の旅が賞品になってるのが、あの長寿番組の「パネルクイズ・アタック25」ですねぇ。
司会の児玉清氏は、実はよく見ると「お髭」があるんです〜〜〜〜〜@
白髪で、お髭も白くてちょっと空いてるから、よっぽどじっくり見ないと判んないかも知れません。
確か昔はなかったと思うんですが・・・・名づけて「シークレット白髭」ですな。
私としては目立たないし、それに似合ってないので、無い方が良いのではなかろうかと思います。
もし「無駄なモノ」とか「無くても、いや無い方がイイモノ」大賞なんてのがあつたならば、是非エントリーさせたいですねぇ。


で、ギリシャ製のパスタでしたね。
Latino(ラティーノ)ってメーカーは聞いた事ありませんし、調べても出てきません。
ブイトーニとか、オーマイとか、マ・マーとかが一般的なんですけど・・・。
包装を見ると、いろんな国の言葉で説明が書いてありますねぇ。
中でも日本語の表示が結構大きいです。

特徴的なのが、標準ゆで時間「10〜11分」(外国語表記では11分)と長いんです。
確かに昔からあるパスタはこの位ゆでなければならないモノばかりでしたねぇ。
しかし現在では、ロングパスタで7分、マカロニなどでは4分ってのが一般的です。

で、実際に茹でて食べてみると・・・やっぱり、食べ応えがしっかりしてますな。
どうしても早茹でパスタはスカスカなんだけど、こいつはドシッとしております。

パスタを茹でるコツってのは、大きい鍋で多い目のお湯を用意すること。
これは茹でてる時、パスタ表面の「おネバ」が湯の中に溶け出すんですが、それが最付着すると粉臭くなるんです。
たっぷりのお湯で茹でれば、そんなコトはありませんからねぇ。
ちなみに、塩は1リットルあたり小匙1杯が目安です。
・・・とまぁ、これだけなら簡単なんですが、ちよっとしたコツがありますよん。
スパゲッティーの場合はあまりかき混ぜないで良いんだけど、マカロニの場合は茹で始めでほぐしてやんないとくっ付いて茹でムラが生じます。
それと火加減ですが、中強火ってトコですな。
ガンガンと強火で茹でるよりも、若干手心を加えてふきこぼれないギリギリのトコでゆったりと茹でるのです。
そうすると、甘い風味が強くなりますよん。
さらに、時間が来たらささっとザルにあげ、水気を飛ばしつつ塩コショーとかチーズとか振ります。
食べるまでの時間が空く場合は、ここで軽くオイルと馴染ませますv
(ただしサラダにする場合のマヨネーズは、少し冷ましてからじゃないと分離してしまいます)

茹で汁は、ちょっとしたスープというかブイヨンになってます。
例えば、炒めるパスタ料理のさいには、スープにこの茹で汁を加えて伸ばしたりするんです。
日本蕎麦で蕎麦湯を飲むってのと同じですねぇ。
実は、粉末のカップスープをこの茹で汁で作ると、ほんのり甘くて本格的な出来上がりになるんです。
普通はどばーって捨てちゃってますけどね。

茹で加減では、すでに伝説から一般名詞となってる感がある「アルデンテ」が理想だと言われてます。
しかし、これは例えば「ステーキはレアに限る」という説と同様に、ワード先行してるんですねぇ。
実際には、パスタの種類や料理によって茹で加減ってのは様々にあわせなければなりません。

この「ペンネリガーテ」は固く歯ごたえがあり、リガーテのおかげでソースもよく絡みます。
なので一般的なトマトソースとかだと、茹で加減は普通〜ちょっと固い目がベストですねぇ。
でもマヨネーズソースと和えてサラダにする場合は、かなり柔らかい目にして丁度良いのです。
もっとも茹で過ぎれば味も抜けるし、クドく重くなりますんで、ほんのり歯応えがある状態にしとかなきゃなんないです。
茹でるのは時間を見てて、そこから少しのんびりと火を止めるタイミングですねぇ。
実際に、このパスタはちょっと茹で加減が難しいなと思います。
その代わり・・・・バッチリと決まれば、至高の風味ですよん。「くわっ!!」と目を見開いてしまいますv


かなり厚みがありボリュームもありますので、サラダにする場合は量を少なめにしなければなりません。
お野菜との相性はそんなに厳しくありませんので、自由にやればokです。
味付けはどちらかというと大人風味の辛口の方が良いです。
ちょっと隠し味にトマトケチャップを加えてもバッチリとイケますし、好みによって荒挽きコショーやタバスコも相性が良いです。
甘口だとどうしても重たくなりますから、ホンの箸休め程度の分量でしか合わないんですよねぇ。


てなワケでして、長くクダクダと書いてきましたけれど・・・・このパスタのお値段は、\88-ですv
私の場合は、ジップドラッグで見かけるんでソコで買って来てますけれど、同様のモノはあちこちに売ってます。
色んなカタチがあって楽しい食材でもありますから、コレだけに拘らずに好きなのを買えばokでしょうな。

いやいやいや、美味しかったですよんv


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