2010年08月のコラム
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●2010年08月28日(土)

夏の暑さゆえなのか、はたまた寿命なのか、我が家の洗濯機が故障してしまいましたv
今まで使用していたのは、松下電器産業鰍フ「NA-F60K1」という機種です。

これは、1993年の製品でして当時はまだ家電業界にいましたから覚えてます。
全自動洗濯機は1980年代の初め頃発売され、そこからどんどん進化し機能性能が向上し、90年までには2槽式よりも人気となりました。

元々洗濯機の原理ってのは単純でして、洗濯物と水と洗剤を攪拌する、ただそれだけのモノです。
すすぎ工程の場合は、洗濯物とお水だけで攪拌いたしますけどね。
そして脱水の工程は、脱水槽(全自動なら洗濯槽)を高速で回転させ、遠心力で水を切るのです。

実際、それ以上でもそれ以下でもないハイテクとは程遠い製品なのです〜〜〜〜〜〜〜@


しかし、家電製品ってのは日々進化することを宿命付けられていますから、付加機能とか基本性能の向上とかが留まる事はありません。
ちょうど1990年にはすでに成熟商品となっていた感がある洗濯機ですから、各社の商品開発部門は新しいアイディアや企画を渇望していた頃ですな。

どうしても重量物(洗濯物+多量の水)の攪拌用に、強力なモーターを使用しますので「騒音問題」と「消費電力」は課題となってました。
さらに、「洗濯時間の短縮」も望まれていましたけれど、これは中々実現は難しかったようですね。
と言うのも、時短するのならばより強力に攪拌しなければなりませんが、そうすると布地が傷む恐れが大きくなってしまうんです。
洗濯液を温めるって方法でもやはり同様ですね。
ですから、ある程度洗剤の性能と二人三脚で時間短縮を目指すしかないんです。

「騒音問題」に関しては、洗濯機のボディに「防振鋼板」を採用する機種が増えてきました。
これは鉄板と樹脂のハイブリッド材料でして、防振防音性能が高いんです。
・・・リサイクルの際には障害となるんですけどね。
普通の洗濯機よりも、同じ外寸でもちょっと重たいのが特徴でした。
我が家のNA-F60K1もこの防振鋼板製ボディでしたよんv

消費電力に関しては、これは出力upも同じ問題として、モーターの改良がなされてきてました。
非常に小型化された樹脂モールドのモーターになってましたねぇ。
それ以前の製品ですと、かなりゴツいモーターが付いてたものですけど。
ちなみに、洗濯機や掃除機に使われているモーターはかなり強力なモノでして、手作り電気自動車なんかにはよく流用されていたのです。
回転数が欲しい場合は掃除機のモノを、そして強力なトルクが欲しい場合は洗濯機のモノです。
もっとも、その後の製品ではインバータ搭載でDD(直接駆動)のが登場しましたけれどね。


洗濯機ってのは、数ある電化製品の中でも唯一「メカっぽい」部分が多いのです。
オートバイとか自動車とかの機械に通ずる部分があるんですねぇ。

技術的なコトからでは、先ほど出てきた「モーター」があります。
それをプーリー&ベルトで動力伝達したり、もしく継ぎ手(カップリング)を経由し直接駆動したりします。
さらに、全自動洗濯機の場合には「トランスミッション」に相当する、メカケースと呼ばれる部品があるのです。
これはモーターの回転を減速し、方向や出力軸をソレノイド(電磁石)で切り替えてます。
基本的に1つのモーターで、パルセータ(羽根)と洗濯槽の2種類を駆動しなければなりませんからね。
ちなみに、切り替えソレノイドには排水弁も関連してたりします。

さらに、懸架装置(サスペンション)やダンパーまであるのです。
洗濯槽は脱水時に高速回転するので、振動の発生源になります。
ですから、槽全体をボディ内部で吊り下げてあるんです〜〜〜〜〜〜〜@
そこで振動などを逃がしつつ、余計な動きをダンパーで抑制してるんですな。
もっとも部品自体は単純なモノで、金属棒とバネとプラスチックのカラーで構成されてるチャチなモノなんです。
大体、4本付いてます。
故障例としては・・・4本のうち1本が破損して、内部で槽が暴れ、検出スイッチ(SF-sw)で異常振動が検出さレエラーとなる、ってのですね。
後は、経年劣化により振動が抑制されにくくなり、頻繁に異常振動検出がかかるとか。
ちなみに、洗濯機はちゃんと水平に設置しなければならないのは、この異常振動検出の都合からですv

その他のダンパー類として感動するのは、洗濯槽のバランサー機構ですねぇ。
槽のフチにドーナツ状容器があって、内部に液体が封入されています。
洗濯槽の中が完全に排水されてて水が入っていないのに、手で揺すると「チャプチャプ」音がするのはこのメカのおかげです。
この流体バランサーの構造設計も時代と共に随分進化してきてますので、新しい製品ほど性能が優秀です。
反対に、3流メーカー製のとかだとこういう基本技術部分のスキルに乏しいので、使ってみれば歴然とした差がまだまだあるんです。
(ちなみに振動抑制は、消費電力節約や、製品寿命・耐久性に直接関わってくる重要なモノです)

これは「流体バランサー」ってメカでして、脱水時に内容物が偏ってても回転バランスをある程度自動で補正してくれます。
もっとも偏りが発生しない方が良いので、シーケンスの方で脱水工程前にちょっとだけ注水しバルセータを回して洗濯物をほぐす動作なども組み合わせてます。
・・・・こういう「怪しい動き」は、よく神経質なお客様が「洗濯機のマイコンが狂った!」とパニくって電話掛けて来てましたねぇ。
ちゃんと説明書には判りやすく書いてあるんですけど。


それと、NA-F60K1から出てきたのが、「ステンレス槽」でしょうな。
洗濯槽ってのは二重構造となってて、大きな桶の中に、円筒状のザル(=洗濯槽)が入ってる構造です。
ザルですから、洗濯物が入る面とその裏側の両方に、洗濯液が触れます。
洗濯液ってのは洗剤と汚れが多量に含まれてるんで、結果的に槽にヘドロ状の汚れが堆積しやすいんです。
露出している部分ならばお掃除が簡単にできますし、そもそも槽内部には常時洗濯物がぐるぐる回ってますんで、汚れが堆積する間がなくてキレイな状態が維持されます。
しかし問題は、裏側です。
洗濯液は確かに循環してきますけれど、直接固形物で擦られたりしませんから汚れやすいのです。
特に洗剤の溶け残りカスってのはカビが繁殖したりして、嫌な臭いの発生源になったり、洗濯物を汚染したりします。
2槽式の場合だと、汚物堆積する部分はパルセータの内側とか循環ラインや排水ライン程度と少ない面積なので、こういった障害は表に出てきませんでした。
ステンレス槽化は、従来の樹脂槽には強度確保のため沢山リブが付いてたのを廃止したんです。
凸凹していればそれだけ汚れの堆積が激しくなりますからねぇ。
もっとも、ステンレス槽だからって完全に汚物堆積を防止できるワケじゃあないんですが。


昔から必ず言われてきたのは、「洗剤を入れすぎないように」の注意書きです。
汚れをより落としたいって気持ちで、洗剤をドハドバ多量に入れるのは間違っていますよ、と警告してくれてんです。
実は、合成洗剤に関してはある量を超えると、それ以上の濃度があっても洗浄力は上がらず、むしろ低下傾向になります。
少なくてもダメですが、多過ぎてもまたダメなんです〜〜〜〜〜〜〜〜@
適正な洗剤濃度を、「限界洗濯濃度」って言いますです。
一般的な粉末洗剤だと、0.1%くらいのトコが美味しいらしいですね。

さらに、洗剤の入れすぎはすすぎ工程にも余計な時間(=電力)とお水が必要となります。
環境に対する負担も大抵ここで出てきますけれど・・・・私のトコはエコブーム=胡散臭いと思ってますからパス。
それよりも洗濯機の寿命の点で、非常に不利となるんです〜〜〜〜〜〜〜@

大昔に洗濯機の修理を手がけてた時に(ちょうど全自動の出始め)、お客様の使用環境により故障率がかなり違うコトに気付きました。
一番は、水質問題でしたねぇ。
特に井戸水で、特定の水質のが「洗濯石鹸」との相性が悪くて、どうしても沢山の石鹸をいれないと汚れが落ちないってんで、
そのおかげで溶け残りカスが比較的短い期間で堆積して、不具合を引き起こすってのがちょくちょくありました。
合成洗剤である「洗剤」と、「洗濯石鹸」とは別のモノですよんv
石鹸の良し悪しに関しては、アレルギーをお持ちの方とかでどうしても合成洗剤の使用が出来ない場合もありますので一概に言えません。
でも、やはり理想の洗剤(石鹸)とは、「さっと溶け」「洗浄力が強く」「すすぎで泡切れが良い」ことです。
どうしても石鹸の場合は溶け難いんで、使用を控えていただくか、もしくは予め少量のお水かお湯で溶かしておいて使うようにオススメしてました。
2槽式は構造がシンプルなので故障しにくいんだけど、でもやはり汚物堆積すると排水弁周りは壊れましたねぇ。

あと、設置時の水平出しが甘かったり、床が弱かったり(ぐらぐらしてたり)も、モーター駆動関連のヘタリが早かったです。
湿気の多さってのは、さすがに水周りでの使用前提商品なので、そんなに差はありませんでしたけど。
でも海の近い沿岸部で、屋外設置だとボディはてきめんにヤラれましたねぇ。
(聞いた話だと温泉地でもすぐにボロボロになるらしいです)

でも洗濯物の入れすぎってのは、どの程度故障に結び付く影響があるのかは判りませんでした。
設計時にこれはかなり余裕を見越してんでしょうねぇ。
ただし・・・「タコ洗い」「サトイモ洗い」に使われていた洗濯機は、さすがに寿命が短かったです。
漁師さんや農家の方ってのは、色んな工夫をしてるんですねぇ。


今まで使ってた、NA-F60K1の愛称は「やさしい愛妻号」ってのです。
何がやさしいのか、それ以前ではやさしくなかったのかってツッコミは野暮なので置いといて。
特徴は前述の通りの「ステンレス槽」採用と、それと「W滝洗い」ってのですな。
洗濯工程中の循環水流を工夫して、より洗剤が溶けやすく、洗浄力も強くなってんです。
攪拌力そのものを強くしてるワケじゃないんで、布地の傷みは心配ないんですな。
ちなみに、他メーカーではハート水流だとかの追従商品がたくさん出ました。


で、どんな壊れ方をしたかって言うと・・・・エラー発生ですねぇ。
洗濯開始して数十秒後に、「ふた開きエラー」が出るんです。(勿論フタは閉めてます)
フタ開閉検出は、物理的にスイッチで行ってますんで、早速分解して診断しましたが・・・・
残念ながら単純な「接触不良」ではありませんでした。
スイッチ動作はokですから、制御基盤(コントローラ)側に不具合があるようです。

ちなみにコントローラ基盤ってのは、水回り機器ですから、元々樹脂(ゴム)モールドされて一体化してます。
なのでユニット交換が前提となって、高額修理となりやすいのです。
ですから、今回は昔取った杵柄で、自家修理となりましたv
※修理技術および経験がない人の自家修理はダメです!むしろ高いモノにつきますよん※

しかし、部品注文をして数日後、思いがけない結末を迎えるのでした。
それは・・・・・「部品生産中止」。


ン十年前のバイクとか修理してて、すっかり感覚が狂ってましたねぇ。
洗濯機ってのは、製品の生産中止から6〜8年しか部品保有期間が無いのです。
1993年発売のNA-F60K1は、17年経過してますからねぇ。(確か我が家に来たのは94年だったはず)
参考までに、洗濯機の平均使用年数は約10年弱と言われてます。
ナショナルだとちょっと長く使う方が多いんですが、それでも12〜13年位ですねぇ。

一瞬、部品供給が終わったと聞き「ウソだろ!?」と思いましたけれど、冷静になって考えてみれば無理も無いコトです。
中古品を使って修理するってのも考えました。
不良部分はコントローラですから、他の同型ので機械部分などが壊れたのを部品取りすれば直せるでしょう。
姉妹機種での共通性もある程度はありますんで、頑張れば中古部品の入手は不可能ではありません。
でも生活密着商品ですし、そもそも耐用年数を大幅に超えて使ってましたから修理するメリットはそんなにないんです。
修理ってのは、技術的に可能でも、大事なのは「修理後に使って、どうなのか」なんです。

これだけ使い込んでいれば、そのうちまた他の部分が故障するのは目に見えていますからね。
なので無理矢理に修理を進めずとも、いっそのコト買い替えを検討するのは間違いではありません。
・・・・この辺はオートバイ工房でもずいぶんとお客さんに説明差し上げましたねぇ。
もっとも、説明に苦労したケースもまた多いんですけども。

ちなみに、洗濯機の廃棄には「処理費用」が掛かります。
全自動のは1台\2,520-とっなてます〜〜〜〜〜〜〜〜@
なので、おいそれと中古の部品取りを調達してくるってワケには行きませんな。


この\2,520-を節約しようと思って、買い替えして新しい洗濯機がくるより前に、屋外に運び出して家の前に置いときました。
欲しいって人が現れれば・・・・なんて思ってましたけど、結局は近所のオバサン達に「アンタん家の前に、洗濯機が落ちてるよ!」って言われる始末。
まぁ家電リサイクル法がありますし、不適切な処分業者に依頼すると頼んだ方もリスクを負いますので、正規の方法での処分がベストです。
一人で運び出しましたけれど、やはりバブル時代の落とし子らしく、すごく重たかったです・・・・。
(後で調べると、40kgちょいあったみたいですね)


で、早速機種の選定です。
家電業界に居たのはかな〜り古い話ですから、現在では浦島太郎状態ですから予備知識を仕入れておきます。
洗濯機のお値段ってのは、「機能・タイプ」がまず第一にありますね。
最近増えてきたナナメドラム型とかは高級品です。
ちなみに、斜めではない普通の形状(縦型)でも、乾燥機が内蔵されてる製品だってあるんです。

我が家の場合は、乾燥機は別にあります。
ですから洗濯機には乾燥機能は必要ではありません。(簡易乾燥機能が付いてるモデルも多いけど)
斜めドラムはお洒落ですけれど・・・これも乾燥機内臓前提ですからね。
洗濯物の出し入れが楽だと思うんですが、お値段が14〜18万円とスゴいのです。
(写真の製品NA-VR550Lは、約19万円です)
ですから、見なかったコトにします。

もっとも、斜めドラムは出始めの頃には課題山積でした。
洗浄力が弱い、騒音振動が多い、軸受け負担により寿命が短い・・・・・
最大の特徴は、洗濯〜乾燥まで全て自動でってのが売りですから、例えば日中に洗濯物が干せない生活をしてる方にはオススメです。
反対に我が家みたいに洗濯物は日中干すのが普通で、乾燥機の稼動が少ない家庭ではこの製品を使うメリットが少ないんです・・・・・。
同様の理由により、乾燥機内蔵型全ては選択肢から外れます。

他の機能では、インバータ&DD(ダイレクトドライブ)搭載、後は節水機能かな。
メカケースによりガチャガチャと駆動切り替えするよりも、モーターを直接電気的に制御した方が効率も良いし静かにもなります。
21世紀になって登場した新技術ですからねぇ。
節水機能は、洗濯する時に水を効率良く回して使い、少ない量で行うようになってます。
これは基本技術の進化ってのですな。
両方の機能が搭載されてて、以前使用機種と同格なのが写真のNA-FS60H2ってのです。
なんかこの辺の機種はモデルチェンジの切り替え時だったらしく、新旧入り混じってますけどね。
お値段は・・・安売り店で5〜6万円ですねぇ。
もっとも安売り情報では別料金分での加算とかで、見かけ上の値段になってたりしますから、実際には6万ちょいってトコでしょうか。


・・・洗濯機って、意外と高いんですねぇ。バブル崩壊して安くなったとばかり思ってました。
冒頭にも書いた通り、洗濯機の使命は「洗濯をする」コトです。
つまり、洗濯がちゃんと出来て、ある程度使いやすければそれ以上の贅沢は要りません。
今まで使ってきた機種が相当気に入ってたらしいので、あくまで次のモノも「同等品」が希望なんだそうです。
私はちょいと気を効かせて、同格製品から選びましたけれど・・・ひよっとしたら機能上、構造上が同等なら良いのではないかとも考えました。
つまりメカケースでの駆動切り替えをしてる、オーソドックスな作りのモデルを選ぶのもアリなんです。
そこで候補として出してきたのが、一番下に大きく写真が出てるNA-F60B2ってのですな。
これだと安売り店情報では\29,800〜\42,800ってなってるんで、実質4万ほど。


その次にお値段を決めるファクターってのは・・・・・「洗濯容量」ですな。
常識的に、大きければ大きいほど高いんです。
これは槽がでかけりゃ構成機能部品もまた大きくゴツくなりますし、特にモーターだってより高出力なのが必要です。
槽がでかければそれだけ、お水も電気も沢山必要なんですけどね。
(これに付いては、高機能で解決してる製品もまた沢山ありますので一概に言えません)

我が家の場合は、従来6kg洗いでした。
もっとも家族の人数も少ないし、年齢層も高く洗濯物はすくないですから6kg満杯での使用はあんまりありません。
但し今非常用に使用している2.4kgですと、さすがに詰め込まなければダメなのである程度の大きさがあった方が良いらしいです。
なので、狙い所は今までのと同じ「6kg」、もしくは一回り小さな「5kg」です。

つまり、6kg同士の「NA-F60B2:¥4万くらい」と「NA-FS60H2:¥6万くらい」では相当な価格差があります。
1.5倍ですし、絶対金額でも2万円差ですから、これでは文句なしに安い方を選びますね。
この高い方を5kgのにすれば安くなり、価格差が小さくなるのではないかと思ったんです。
ひょっとしたら比較検討レベルになるかも知れませんv

で、価格調査です。

5kg洗いのDDはNA-FS50H2で、価格差は6kg洗いのより5千円安程度です。
そして近所の大型家電量販店に見に行きましたけれど・・・ソコでは5kgも6kgも同じ値段でした。
どちらも、表示価格で\59,800-でしたねぇ。(約6万円です)

通販だと、なんかすごく安いトコがあります。
6万円ほどする機種の販売価格が4万円位で送料まで込みになってたりしますからねぇ。
まぁ設置作業や梱包材廃棄、旧製品の処分とか絡んできますから多少面倒ではありますが。
ちなみに、オーソドックスな構造の機種の方は、5kgで価格差は2千円安程度ありましたけれど、これは考えてないです。
やっぱり、イザって時のことを考えると、容量はちょっと余裕があった方が心強いですから。


量販店に出かけて価格調査してたら、そこで電動バイクを売っていました。
電気屋さんでバイクを売る時代になったんだなーとしみじみ感動してしまいましたv

その気になる電動バイクってのは、★これ/ミレット★です。
アフターサービスはどうするんだろ??と思ったら、ちゃんとサイトに取り扱い店情報が出てました。
ちなみに、★愛知県はこれ★です。

デザインが、なんか湾車っぽい、今風のモノですねぇ。
カラーバリエーションも沢山あります。
お値段は\13.8万ってコトでして、ホンダ・トゥディとほぼ同じ値段です。

電動スクーターと銘打ってますけれど、自転車同様のペダルが付いてて、乗り物としてはモペッドに分類されますね。
ちなみに、このペダルのみで走行することも可能ですし、また走行中任意に漕いでもokなんだそうで。
でも、どちらにしろ公道走行するにはちゃんと原付の登録をしてナンバーを貰って来て、さらに自賠責保険に加入し、ヘルメットをかぶらなければなりません。
もちろん運転免許だって必要ですよん。

現物の作りはさすがに、原チャリよりもむしろ自転車っぽいですな。
かな〜りちゃっちいんで、あまりハードに使うのは無理っぽいような・・・
でも、今後は日本のメーカーも、電動バイク(又はハイブリッド)に力を入れていく様子ですので、その先鞭をつけた商品なんでしょうねぇ。


でも、ここでふと考えてしまいました。
省エネとかエコブームが過熱すると、そのうち洗濯機にもペダルが付いて、世の旦那様達がエッチラオッチラと漕ぐようになるんでしょうか。
・・・そんな未来は、勘弁して欲しいです。


んでもって、洗濯機の結論はNA-F60B2に決まりましたv
実はパナソニックの洗濯機は、斜めドラムの高級機以外は全て中国の工場で製造されてます。
部品レベルではなく製品完成まで全部あちらです。
その辺のコトもありますから、オーソドックスな構造のモノのがむしろ良いと判断しました。
枯れた技術で作られた製品の方が、信頼性が高いですからねぇ。

で、お値段は・・・ヒミツですv
実際に購入したのは、古くからの知り合いの電気屋さんですからねぇ。
もちろん壊れた洗濯機の引き取りも含めて、全てオネガイしてます。
今回は部品問い合わせとかでお世話になったし、ちょっと前は電力線の不具合も見つけてもらったし。
後々のコトも含めれば、高くないですよんv


設置の前に、今まで洗濯機が置いてあった所のお掃除です。
洗剤の粉末が飛んで、湿気を吸ってヘドロ状にな堆積り、カビが繁殖して床が悲惨なことになってましたねぇ。
でも、黒く変色してたけれど百円玉が1つみつかりました〜〜〜〜〜〜〜@
自販機に入れたらちゃんと反応したので、清掃作業後のドリンク代となりましたv
まぁ17年間に渡って積もり積もった汚れですから、清掃は大変です。
スクレーパで掻き落とし、タワシでごしごしこすり、それから雑巾掛け(水ぶき&空ぶき)、さらにしっかり乾燥させてます。
もともと洗濯機は洗面所に設置してありますけれど、狭くて湿気が篭りますから非常に環境が厳しいですな。
僅か1畳程度のスペースなんだけど、都合30分ほどは掛かりましたねぇ。
壁側もホコリだらけですから。


で、試運転ですけど・・・・okですな、ちゃんと洗濯できましたv
そもそもシンプルな機種を堅実に選んだので、これと言った特徴とかネタとかがありません。
と言うことは、つまりぶいぶい恒例の「ニックネーム付け」も無しです。
(メーカーでもニックネームは設定されてないです)

まぁ何でもかんでも凝ればイイってものじゃあ、無いのです。
あ、そう言えば新しいだけあって、さすがに作動中は静かでしたねぇ。
洗濯は自動コース使って、約40分弱とかなり速いです〜〜〜〜〜〜@

●2010年08月26日(木)

まだまだ料理ネタが続きます〜〜〜@
とにかく暑い。暑すぎですな。
7月20日ごろから続く「酷暑」により、熱中症による死亡者もバタバタ出ている様子です。

なので冷房をガンガン効かせてる場合もあるかと思います。
この時期では「冷気」ってのは最高のご馳走ですからねぇ。
しかし、省エネなどの理由により、ここ20年ほどは「弱冷房」とか、もっと具体的な「温度設定28度」とかが流行ってます。
そもそも、空調コストってのは馬鹿になりませんので、我慢させて削減できるんなら是非ともヤリたいですからねぇ。
しかし、ともすると「健康のため」とか「環境のため」とかの気持ち悪い正義の理屈を捏ねる連中です。
昔の人に多いんだけど、「エアコンの冷気は体に悪い」という似非(エセ)科学を信じ込んでいるケースもみられますな。
酷いのになると、窓を開け「換気」しながらエアコンつけてたりしますからねぇ。(田舎モノに多いです)


空調ってのは、「調」の字が付いてる通り効かせ過ぎも良くないんです。
だからって、効かなさ過ぎもまた全然ダメなんですけどね。あくまで、丁度良いトコで使うのがベストです。
そして正しい使い方、上手な使い方ってのを心掛けなければなりません。

なんかどこかで、「エアコンと扇風機を一緒に付けて寝ると、死ぬ」なんて話を聞いたことがあります。
私もよくエアコンと扇風機は併用しますけれど・・・・・まだ生きてますv
確かに、すごく涼しいんです。温度設定が結構高めでもですよん。
エアコンにより除湿された空気が、そんな温度が低くなってなくても風となって当たってくるととても気持ちよいのです。
もちろんですが、強い冷気を強い風として当たれば、寒くなって凍えたりもしますねぇ。
そんな冷え冷え状態で寝ていれば、そりゃ確かに凍え死にする人が出てくるかも知れませんな。


そこまでキンキンに冷えていなくても、冷房のせいで体調を崩してしまう人もまたいるんです。
「クーラー病」って呼ばれてます〜〜〜〜〜@
本来のクーラー病は、自律神経による体温調整機能が低下して起きる症例ってコトになってますので、冷え過ぎだけではないんです。
エアコンが効いた室内と外とを頻繁に出入りしてたりしてても体調が悪くなりますよねぇ。
これもまた、クーラー病です。
冷え過ぎ防止、外気温との差の問題、そして血行をよくするとか睡眠や栄養をしっかり取るとか、色んな対策方法があります。

そう言えば、女性に「冷え性なのでエアコンが苦手」って方が多いですねぇ。
これも生物学的にそういう性質になってるんだそうで。
血行が良くなくてどうしても手足の先っぽとかが冷たくなっちゃったりするんです。


で、ここでようやくテーマ写真に出てきている「ショウガ」のお話です〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

生姜ってのは、昔から薬効が知られていました。
体を温める作用があり、また滋養強壮や健胃作用が認められています。
風邪の初期症状では、ショウガで体を温めて・・・と聞きますねぇ。
そんなワケでして、冷え性にはバッチリ良いのが、ショウガなのですv

ちなみに、今は新生姜のシーズン真っ盛りです。
地元でも栽培農家が多くて、農協スーパーとかではとても良い物が安く大量に出回ってます。
し・か・し。
ショウガってのは、「食材」としてよりかむしろ「香辛料」的に使う方が多いんです。
豚肉とかの「ショウガ焼き」や、煮魚に入れたりとか。
あくまでオマケ的に、ちょっと使うモノでして、ショウガそのものをバリバリ食べるってワケにはなかなか行きません。
人によりその刺激が苦手って場合もありますからねぇ。

なのに、家の人が、すごく立派な(=でかい)のを買ってきちゃいました。
実はこの新生姜とは別に、調味用としてちゃんとヒネ生姜が常備してあるのです。
しかも、さらに小量使い用としてチューブ入りのおろしショウガもまたあります。
これではショウガだらけじゃないですか!

まぁ買って来た理由は聞いていませんけれど、多分「パッと見て美味しそうだったし、安かったから」でしょうねぇ。
もちろんほれぼれするほど立派なんで、仕方ないとは思いますが。
でもちょっと前に、やっぱり新生姜が知らない間に買ってあって、気付かずに結局ダメにしてしまったばかりなのです。
あんまり食べないモノは買って来ないようにって言っておいたんだが、お忘れのようですな。


で、この大きな新生姜をどうにか調理して、消費しなければなりません。
ショウガを沢山食べられるレシピは?????

これは、お寿司屋さんの、「ガリ」しかありませんねぇ。

これは回転寿司なんかだと好きなだけ食べられるので、いつもお皿に積み上げパクパク食べてますv
しかし、普通の寿司屋さんの中では驚くほど美味しいガリを出すところもありますねぇ。
既製品ではなく、手作りしてんでしょうな。
昔、大阪に居た時は地元の寿司屋に入り浸り状態でしたv
(理由は昔書いた通り、赤だしのみそ汁が飲みたいってのです。東三河の味噌は赤味噌ですからね)
そこもガリがすごく美味しくて、お代わりして食べてました。
そんなにガリが好きならば、と言う事で作り方を教わったんだけれど・・・うろ覚えなんです・・・・。
ネットで調べつつ、その時の話を思い出しつつで何とか作り方に到達しましたv


というコトで、今回のレシピは「お寿司屋さんの、ガリ」です〜〜〜〜〜〜@
正式名称だと「新生姜の、甘酢漬け」ですねぇ。

ちなみに、作り方に付いては色んな流儀がございます。
あくまで私が昔お寿司屋さんで教わったヤリ方の紹介で進めますよんv
ただし、寿司酢に付いては簡略化してます。

お酢は「米酢」を使うんですけれど・・・実は、普通の「穀物酢」ってのに比べて、違うお酢ってのは高いんです。
お寿司で使う米酢と、普通の穀物酢では2倍ほどのお値段の差があります。
このようなお酢ってのは、米酢、黒酢、りんご酢、バルサミコ酢、ワインビネガーなど色々とありますよねぇ。
酢の物を作る場合でも、複数のお酢をブレンドすると味に深みが出て本格的になるんです。
しかし、あんまりお酢ってのは沢山は使わないんで、変わった種類のお酢は持て余し気味になりがちですな。
日本料理では、基本的にお酢と言えば「米酢」になりますけどね。
当たりが柔らかくて酢の物に使うのに良いんです。

一般家庭用に普及してるのは、穀物酢です。
酸味がキツいけれどさっぱりして風味が軽く、それと安価なのが特徴です。
その代わり酸味のキツさにより、酢の物とかに使うにはみりんと合わせてちょっと沸かして酸味を飛ばすなどした方が良いんです。

お酢ってのはお酒と同様、凝り出すとキリがない、奥が深い世界です。
適当に作られた安物もあれば、幻の銘柄とされてる高級品もあるんですよん。
あ・・・飲料用としての、胡散臭い健康食品のもありますねぇ。
(ちなみにお酢は刺激が強いので、むやみやたらに飲むってのはオススメできません。)


そのうち、巻き寿司も作りたいな〜とか思ってますんで、その時のコトも考えて今回はお酢を買ってくるのではなく、出来合いの寿司酢を調達してきました。
つまりすでに調味済みですので、そのまま炊き上がったご飯に混ぜれば「寿司飯」が出来上がるって寸法です。
甘酢としても使えるんです〜〜〜〜〜〜〜@

「いつもの手作り趣向はどうした?」と聞かれそうなんですが、ちらし寿司の場合には「寿司太郎」とかの「ちらし寿司の素」をいつも使ってんで、その延長だと思えばまぁいいかなと。
もっとも手作りする場合でも、お酢と砂糖を3:2位の割合で暖めつつ混ぜればokなんですけどね。
(ちなみに米酢を使っての甘酢作りは沸騰させてはいけません。酸味だけではなく風味までもが飛んでしまいます)
味の加減ってのは・・・生姜が入るとずいぶん変わりますから難しいですね。
寿司飯にするつもりで調味するのがコツだそうです。


1.まず新生姜は皮をむいて、薄くスライスします。
 スライスする向きに付いては繊維に沿ってってのが主流です。
 でも今回は出来る限り刺激を少なくするため、繊維を切る方向で切ってます。
 薄くすれば早く漬かり、さらに辛くもなりません。
 包丁で切ってますけれど、スライサーとかを使った方が簡単ですねぇ。

 重要なのは、新生姜の赤い「頭の部分」を必ず残して加えるコトです。
 このおかげで、美しいピンク色に染まるんです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@


2.スライスした生姜はボウルに入れ、塩を振って軽くもみ、しばらく置いときます。
 塩に付いてはこの後の茹で工程で抜けますんで、多少多くてもokです。

3.大きいお鍋に水を入れて、お湯を沸かします。
 沸くまでが、先ほどの塩もみ生姜の放置時間ですv


4.湯が沸いたならば、塩もみ生姜を入れてほぐしつつ茹でます。
 茹で時間は、再沸騰してから1分30秒ほど。
 1mm以下で薄く切っててこの位です。厚ければもう少し長く、2〜3分までで加減します。

5.ザルにあげて水気を切り、冷まします。
 10〜15分ほど置いてある程度冷めたら、別の容器に移しつつ寿司酢にて漬けます。
 2〜3時間すれば食べられますけれど、酢が馴染んで落ち着くには冷蔵庫に入れ半日ほど(一晩)は必要ですね。


1.で「繊維に沿って切る」切り方だと、食感がシャキシャキしてピリリとした刺激が楽しめます。
より生姜好きな方向けでして、こちらが主流です。
反対に、「繊維を切るように」では食感がシャクッとして、刺激も柔らかくなります。
ちょっと生姜の刺激が苦手だって人にはこちらですな。

とは言うものの、生姜の形状は芋(?)部分が複雑にくっ付いてて、調理し難いんですよねぇ。
ちなみに皮に関しても、「剥かない」流儀すらありますんで、まぁそんなにシビアにならなくても良いと思います。
包丁で、1mm以下で、できる限り均等な厚さでスライスするんです〜〜〜〜〜〜@
理想的には、0.6〜0.7mm位ですけどね。
厚みがあるとそれだけ、ビリビリ刺激がきつくなるし、食感も劣りますよん。
スライサーを使えって大抵の料理本に書いてありますけれど、やってみれば確かに一理あるかなと思います。
とにかく「均一に、薄く」を継続するのがツライんです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

でも私は根性で、包丁でスパスパと切ってますけどね。
ここは金平牛蒡作りの時と同様に、切り方や切れ味で随分出来上がりが変わりますので。
切断面が滑らかじゃないと、舌触りへ微妙に影響するんですよ。
なのでここは「伝説の板前」にでもなったつもりで、スパスパスパッとやっつけて下さい。
・・・集中力の維持は大変です。しかも生姜の香りで、タマネギの時みたいに涙も出てきますからねぇ。


赤い頭の部分の重要性は、書いた通りです。
ピンク色に染まってるのはこのおかげでして、別に着色しているワケじゃあないんです。
(ちなみに紅ショウガの赤色は、本来なら紫蘇の葉で付けるんです)
市販のガリだと、これが着色料だったりするんですよねぇ。

甘酢に関しても、なるべく不自然な添加物が入っていないモノを選びたいです。
本来ならば上質な米酢とお砂糖と少々の塩だけで良いんです。
(ちなみに寿司酢にお砂糖が入るのは関西系です。江戸前だとお酢と塩だけだったりします)
市販のガリだと、漬け酢に妙な甘味料とか多量の化学調味料を加えたりして風味を誤魔化してたりもします。
そういうのは食べた後の感覚に違和感を覚えますねぇ。

もっとも、ガリの美味しさの具合は、やはりまず第一には生姜そのものの出来によるんです。
安っすい輸入品を使ってると一発で判りますからねぇ。
(ちなみにチェーン店の大手回転寿司店で、もっとも味の差が大きいのが「ガリ」だったりしますv)



あと、私の流儀では「塩もみ」→「茹で」にしてますけれど、他のやり方だと茹でてから塩もみするのも見られます。
その場合にはお塩の使用分量を守らなければ、塩加減が変わっちまいますんで注意です。
ちなみにお塩はこの場合、あら塩とかがとっても良いです。
食卓塩ではかな〜りやりにくいです。
私が愛用してるのは、沖縄のシママースってお塩とか、瀬戸内の何とかってお塩ですねぇ。
有名な「伯方の塩」でも良いですよんv
まぁザラッとした天然塩ってひとくくりにして、お値段との都合も考えて選んでますが。
精製塩(食塩)よりも、塩辛さが柔らかくて加減も判りやすいんです〜〜〜〜〜〜〜@

ちなみにお塩の役割として「色止め」があります。
お野菜が鮮やかな色のまま仕上がるのは、このおかげです。


で、出来上がりがこの写真です〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
作ってから、約1.5日経過してますv
とっても「シャクシャク」とした食感でして、香り高いですよんv
本格的に作ったので、ちゃんとしたお寿司屋さんで出てくるガリみたいです。
今回は寿司酢で手を抜いたので風味の差がちょっとありますけれど、それでも上品に仕上がりました。
なんてったって、色目が綺麗なんですv
桜色ですよん。

これは・・・ちらし寿司でも良いので、是非ともお寿司に添えたいですねぇ。
今回は普通に、お刺身&山かけと、冷奴とで食しましたけれど。
日持ちがするし、食べ頃は4〜5日経過後らしいんで、後のお楽しみとしておきましょう。
もっとも、それまで残ってるかどうか・・・・。

●2010年08月24日(火)

と、料理ネタで続くんですが、いきなり豪華なメニューです。

なんと「豚・ひれカツ」です〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

いにしえより、カツレツって料理は縁起物とされて来ました。
勝負に「勝つ」と語呂合わせからなんですけれど、やっぱり豪華で美味しいメニューです。
何てったって、この料理専門のお店がある位ですからねぇ。

それだけに、いざ調理にチャレンジしようと思っても中々難しかったりします。
まぁあと片付けも大変だったりで、ついつい出来合いのを買って来る羽目になりがちですな。
しかし、そこはやはり手作りのカツってのはまた格別なモノでもあります。


という事で、今回はカツを揚げる、その一点に全ての情熱をささげてみましたv
「おらおらおら〜 兄チャン、ちょっと金貸してくんねぇかなぁ」
「出すもんさっさと出して楽になれや、ゴルァ!」
「オラオラオラ〜(バシッ!ボコッ!)」

・・・と、これはカツアゲ(恐喝)ですねぇ。物騒な。
ちゃんと真面目に、カツ揚げをいたします〜〜〜〜〜〜〜〜@


カツレツ、と古い言い方をしますけれど、この技法にはいくつかの流儀があるようです。
古典的な方法として私が教えていただいたのは、材料が浸る程度の少量の油で、焼き上げるように揚げるんです。
もちろん一般的なのは、多量の油で煮る様に揚げる、天婦羅の技法でしょう。
いつもはこっちの方法でやってんですけれど・・・・一度は古典的な方法で作ってみたいと思っとりました。

正直言いまして、かな〜り大変です。
まぁこの手の料理はひたすら場数を踏んで、慣れるのが一番なんですけどね。
このクソ暑い時期に、コンロで熱したフライパンに付きっ切りでの調理となりますから、結構ハードです。
もっとも、この少ない油で揚げる方法は仕上がりがカリッとして、でもあっさりしてますんで、むしろ食欲低下傾向なこの時期にはピッタリなんですが。
今回はさらにもう一工夫。
ヒレカツなので使うのはヒレ肉です。
これも脂身が少なくあっさりとしてるんですが・・・・
トンカツ屋さんでは良く見かける、「棒揚げ」「パーティー揚げ」ってのにしますv
これを後で輪切りにすれば、衣の部分がより少なくなってヘルシー志向にピッタリですからねv

難易度が高いし、熱いし、手間が掛かるのですが、一度だけはやってみます。


ヒレ肉は下ごしらえをします。
我が家の仕様では、香辛料は苦手な人が多いので「大根おろし」で肉を柔らかく下ごしらえします。
大根おろしの汁で20〜30分ほど漬け込むと、臭みが消えて柔らかくなるのです。
・・・タコの桜煮と原理は一緒ですな。大根のジアスターゼ酵素の働きですv
ちなみに、大根おろしの身に付いてはカツに掛けるとか、別に添えるとかで使います。
別添えする場合は汁が足りませんので、ちょっと追加で大根をおろして補っておきます。

んで、お肉を下ごしらえが済んだら水気をしっかり切ります。
ペーパータオルなどで拭いてあげても良いでしょうな。

次に衣を付けるワケですけれど、かなりしっかりくっ付いてくれないと困ります。
通常は、「小麦粉」→「タマゴ」→「パン粉」と3段階で衣を付けるのですが、物の本によると今回みたいな丸ごとの場合はちょっと違います。
小麦粉とタマゴを予め混ぜ合わせた液を作っておいて、それに浸した後にパン粉をまぶすらしいですね。
パン粉をまぶす場合の工夫は、パン粉を広げておいたラップを敷いといて、そこにお肉を置いてラップごと巻くんです。
カツの衣ってのは、しばらくの間馴染ませる時間が必要ですから、先にここまでやっといて冷蔵庫の中に置いとくのも良いでしょうな。
ただし、揚げる前に充分室温までの温度に、中身がなってないとイケマセンけれど。
(内部が冷たいままだと火の通りが悪くなっちゃいます)

写真の下、一番左側がこの衣を付けて馴染ませてる状態です。


後は、油の温度はまず「低温」ですねぇ。
160度ほどで、じっくりと時間を掛けて揚げます。20〜25分位でしょうか。
もちろんですけれど、掛け油をしながらですよん。

ここで丁寧に、内部まで均一に火が通るように揚げるんですv
途中、2〜3度ひっくり返してあげますが、モノがでかいので油ハネに注意です。
(実はとても危険な作業となります)
揚げ上がりの判断は、ここが肝心なんだけど、「泡の出具合と音」ですかねぇ。
お肉の水分が抜けていくと泡となって鍋から出て行くのですが、それが徐々に少なくなっていくんです。

まぁどうしても火が通ってない場合には、伝家の宝刀「電子レンジでチン!」ってリカバリ法がありますけどね。
金串を肉の中心に刺して引き抜き、その温度を確かめよとかモノの本には色々と書いてあります。
でも、やっぱり泡の出具合と音、そして勘が一番ですねぇ。


この具合は是非記録に残したおきたいと思いつつ、写真撮影を試みましたが・・・・
イマイチ臨場感が出ないんです。
動画の方ならばもう少し判りやすいかもと思ったんですが、それだと調理の方が出来ませんねぇ。
カメラマンが別にいれば良いんですけど。

下写真の左側から2番目が、揚げ始めて5分くらいの時です。
そして隣のが、同15分ちょい位ですねぇ。
微妙なんだけど、衣の色で揚がり具合が進んでいるのが判るでしょう。
でも見て頂きたいのは、泡の出方です。
最初は食材全体から湧き出ていた泡が、最後には鍋の離れた所からして出ていません。
(水は油より重いんで底に溜まり、それが熱せられ蒸気となり泡立つのです)

写真の最も右側はお玉で「掛け油」してますけれど、ほぼ揚げ上がりの状態です。
ちなみに、二度揚げしますんで、完全に火が通りきる寸前の8割程度で鍋から引き上げます。
我が家のコンロはなんか、火力が弱いんです・・・・。
(ちなみにコンロの自動温度調整を使用してます)
モノの本には、10分とか15分とかって書いてあるんですけどね。
後述しますが、この火力の具合ってのは家庭毎で大きく違いますんで要注意です。
何分って時間はあくまで一つの目安として考えなきゃなりません。


1回目の揚がったカツは、油を切っておきます。
でもこの時でも内部はまだまだ余熱で調理進行中なのです〜〜〜〜〜@
約5分ほどこの状態で休ませますけれど、その間、揚げ油を高温に加熱しておきます。
180度ちょいほどですよん。

そして高温の油で、約1分ほど揚げるんです〜〜〜〜〜〜@
この時の感触としては、肉ではなく「衣をフライにする」感じですねぇ。
そしてさっと網に上げて油を切っておきましょう。
ここでパッパッとやんないと、カラリとした感じが出ません。


で、包丁で輪切りにします。
まぁアツアツですし衣がスパッと形良く切れてなきゃ美しくないので、ちょっと難しいんですけどね。
具体的なヤリ方は、やはりトンカツ専門店とかで見学しとくのが良いですな。
学校とかにある「紙の裁断機」で切る様に、包丁を使うんです。

食すにはやっぱりアツアツの間が美味しいですから、時間勝負となります。
その都合で、肝心の出来上がり写真がありませんv
まぁ料理ってのは、まず第一に食べるコトが最優先ですからねぇ。
(切る時に油で手がベタベタになるわ、盛り付け〜食事開始と忙しいわで、やっぱりカメラマンが別に必要です)


このひれカツの棒揚げのポイントってのは、やっぱり火の通り具合につきますねぇ。
お肉には全体に均一に、しかも火が通りきる寸前ギリギリのトコが理想です。
豚肉の場合でもごく僅かに桜色が、うっすらと感じられるのが良いんですな。
(これが牛肉だとレア・半生でもokですんで、むしろ難易度は低いかも?)

そして、衣はカリッと揚がってなきゃダメですよん。
だからって焦げちゃってれば台無しですからねぇ。
(なので、弱火でじっくり→休ませ→強火で短時間、の2度揚げをするんです)

出来具合は、ほぼパーフェクトでしたv
火力の弱さと言うか、古典的な方法ゆえ火の通り方がマイルドだからなのか、時間は掛かりましたねぇ。
あ、そもそも油の量とフライパンの比熱とかに対して、お肉の量が圧倒的に多すぎてますから。
いつもの作り方のヒレカツだと、同量のお肉では2回か3回に分けて揚げてるんです。
そんな難しい条件の中でも、上手く出来上がりましたので感激ですv

専門店では、大抵は多目の油でキッチリとした温度管理の元で揚げてます。
というかむしろ、そういう条件ならではの「棒揚げ/パーティー揚げ」なんですけどね。

これは例えば、薄肉と野菜などを巻いて棒状にして揚げるとか、鳥のささみ+チーズ巻きでとか、色んなバリエーションが考えられます。
でも、やっぱり火の通し加減は難しいんですよねぇ。

ちょっと小さめに作れば良いのかも知れません。
でも、それだと迫力が不足してしまいます・・・・・。


実は、ロースカツに関してもやはり同様に、火の通り具合の問題が出てきます。
家庭で作る場合では、お肉を薄くするのが無難ですねぇ。
でも食べ応えってのは、ブ厚いトンカツじゃなければダメなのです。
2度揚げの技法をうまく使えば解決するんだけど、難易度が高いですよん。

スーパーなどで売ってるお惣菜として、結構ブ厚いトンカツってのはメジャーですから、手作りにこだわる必要はどこまであるのやら。
私自身、もう二度とひれカツの「棒揚げ/パーティー揚げ」はやりたくないです。
(上手に出来たけれど、もうこのプレッシャーに耐えられません・・・)

でも食べるだけの人からは、大好評だったんですけどね。
「買って来たモノだと思ってた」ってのは、大賛辞ではありますが、言われたこっちにとっては大惨事でしかありません。
まぁ「妙に美味いなーとは思ったけど」とフォローが入ったので、ヨシとします。

ちなみに、掛けるタレは「大根おろし」「ウスターソース&ケチャップ」、そして極めつけの「味噌ダレ」ですv
やっぱり、名古屋名物の味噌カツは外せませんからねぇ。
(ちなみに味噌ダレは、ロースカツよりもヒレカツの方が相性良いんです)


PS.出来上がりの写真、立体感がイマイチですねぇ。
実際には、多少縮んだけれどちゃんとした棒状になってんです。
そもそもスーパーで買って来たヒレ肉をそのまま切らずに丸ごと使ってますから。

付け合せはもちろん、キャベツの千切り(かなり微細な切り方で)ですv

●2010年08月22日(日)

本日はまたまた他料理ネタに戻ってまいりました。

お盆休みも終わって、また平常運転に戻っております。
なんか不景気だと言われているけれど、やはり帰省ラッシュは相応にあった様子ですね。
聞いた話では新幹線も結構混んでいた様子ですし、高速道路も私の住んでる町内を通っていますが、そこを見てても渋滞してました。
もっとも例年とは少し様相が異なり、混雑するのは一点集中型みたいでして、ピークさえ過ぎれば比較的すぐに混雑が解消してるみたいです。
以前は混みだすと、トコトン渋滞して、それが終日続いてましたからねぇ。
やっぱり、不景気なのかも知れません。


こういう時こそ、豪勢にグルメを堪能して・・・・とはさすがに言えませんねぇ。

なので、安くて美味しくいただける「もやし炒め」を紹介いたしますv

実は私はモヤシ炒めが大好きなんです。
しかし、絶対的な条件が付きます。それは「美味しいコト」です。
美味しくないもやし炒めは、ダメです。
なので、美味しく作るコツやポイントを紹介して行きますv


まずは基礎知識。
もやしとは一体何なのか、旬はあるのか。

もやしってのは、豆を発芽させ少し成長させたモノの事を言います。
なので、素の豆の種類によって色んなもやしが存在します〜〜〜〜@
通常市販されているもやしには「緑豆もやし」「大豆もやし」「ブラックマッペ」の3種類があります。
スーパーなんかで売られているモノで一般的に多いのが、「緑豆もやし」でしょうか。
お値段はとっても安く、200g入りで\35〜\38位ですねぇ。
それぞれに特徴がありますけれど、今回のテーマでは安く美味しくですんで、あんまり拘らないようにします。
モヤシは水耕栽培により8〜10日程度で出荷可能となる、大量生産にむいている食材です。
ですから明確な旬ってのはありません。
一年中安く供給されているのはこのおかげなんですねぇ。
もっとも種に付いては、主に中国で栽培していますので、こちらは気候などの影響を受けます。
もちろん不作になると出荷量も少なくなり、価格も上がってしまいます。


で、調理のコツです〜〜〜〜@
もやしってのは、あんまり好きな人はいないのかも知れません。
と言うのも、特有の青臭さ,人によっては機械油の臭いがするとまで言いますけれど、アクがキツイんです。
その割りに味わいがとても淡白ですんで、「もやしの美味しさ」自体が判りにくいのかも知れません。
他の野菜みたいに、持ってる味わいを濃く強調するようなメニューってのもありませんからねぇ。

さらに、その安さからか、料理のオマケとか嵩上げ用として使われている事例もまた結構多いんです。
一般的に、手を加えずともそのまま簡単に調理して食べて美味しい食材ってのは、高いです。
安く手に入る食材は大抵、一手間も二手間も掛けなければなりません。
手間が掛かるものなのに、その手間を惜しんで手を抜けば美味しくなくて当然なんです。
・・・こういうのは「手抜き」ですから、文句言っても良いんじゃないかと最近そう思うようになりました。
もともと、食べ物に付いて文句を言うのは恥ずべきコトだと思ってたんですけれどね。


それと、新鮮度が重要です。
買って来たその当日か、遅くとも翌日には食べたいですねぇ。
それ以上時間が経過してしまうと、どんどん風味が低下して行ってしまいますんで。
お刺身とほぼ同様の新鮮さが要求される食材です。

もしも、余ってしまったならどうするか。
これは一旦茹でるなど調理して、それを冷蔵庫で保存すれば2〜3日は延命できるらしいです。
もっとも、そこまで先延ばしにせずとも、さっさと喰っちまった方が良いのは言うまでもありません。


もやしを使った、最も簡単なレシピは・・・・もやし炒めですけれど、具にベーコンを入れるんです。
味付けは塩・コショーなんですけれど、実際にはベーコンにそれらが沢山含まれていますから、無しでも良いですね。
ベーコンはカリカリに火を通すと、余分な脂が抜け出して、それがスパイス分と共にもやしに絡み美味しくなります。
ベーコンが無ければ代わりに荒挽きウィンナーの輪切りでもokですね。

とにかくもやしには動物性の脂との相性がとても良いのです。
ただしくれぐれも控え目にしなければ、もやし自体の味わいを楽しむことが出来ません。
ベーコンか荒挽きウインナーを使わないんならば、せめてパターかラードを使うのが良いです。
植物性の油とは香りが喧嘩してしまうコトが多いようです・・・・・。
場末の食堂のもやし料理がマズイのは、マーガリンやサラダ油などの安いアブラを使ってるから。
もちろん他にスープなどで味付けをするんならばこの限りではありません。


もっとも、これだけだと彩り的にも寂しいですから、プチ豪華さを演出するんならば「炒りタマゴ」を加えると良いでしょう。
先にタマゴを作っておいて、後で混ぜるんです。
タマゴにはめんつゆ等で軽くしょうゆ風味を付けておくと、味がぼやけずにすみます。


もやしは、ひげを掃除して、それをまず軽く下茹でします。
鍋かフライパンにたっぷりのお湯を沸かして、ちょっと塩を入れ、30〜40秒ほどゆがきます。
こんな短時間で良いのかって不安になるかも知れませんが、これで良いのです。
後でちょろっと炒めますんで、その時にも火が通りますからね。
茹でただけで食べるんならば、それでも60秒程度にしときます。
もやしの味わいは、シャキシャキ感ってのもかなり重要なんですよ。


「ひげを掃除」とさらっと書いてますけれど、実際これは大変面倒な作業です。
やってみれば判りますが、1袋200g入りのもやしの掃除には、大体30分ほど掛かります。
(大急ぎでやれば、それでも15〜20分くらい)
根っこの先端のひげ部分・堅い所を取り除きます。
料理によっては頭の部分も不要なので除きますよ。(大豆もやしでは、勿体無いのでやらないように)

これやってると手がすごく青臭くなってしまって嫌になりますよねぇ。
しかし、よくよく考えてみれば、この青臭さはひげの掃除をしなければそのまま料理へと入ってしまうコトとなります。
これではやっぱり格調高い献立には程遠くなります〜〜〜〜〜〜〜@
なので、面倒ですけど我慢して、黙々とひげ掃除に励んで下さいませ。

・・・もっとも、「もやしはひげ掃除せよ」と作る人に強要するワケには行きません。
個人的には、比較的高い値段の料理としてお店で出してる場合ならば、ひげ掃除してなければ許せませんけれど。
でも、そこでいちいちブチ切れても大丈夫なのは、某料理劇画の■山雄▲氏くらいなものです。
揚げ足をとりながら食事してて、美味しく頂けるはずが無いと思うんですけどね。

もし自宅で、ひげ掃除に拘るのならば・・・口だけ出すんではなく、是非ともお手伝いしてあげて下さいね。
本当にこの作業は面倒なのです。
省略したからって料理自体が台無しになるワケではありません。
(ちっょと塩とスパイス等の味付けを濃くすれば十分リカバリ可能です。但しもやし本来の風味を楽しむコトは出来なくなりますが)


順番が前後しましたけれど、もやし炒めの手順です。
まずもやしはひげ掃除しときます。


次に、炒りタマゴを作ります。
私はフライパンでヤりますよんv
変化球として薄焼きタマゴにして、それを短冊に切っても良いです。


そのフライパンを水洗いしながら、たっぷりとお湯を沸かします。
ちょっとグツグツ言って来たら、塩を一つまみ弱入れます。(気持ち程度でok)
もやしの質が悪い場合とかだと、サラダ油を小匙1杯入れて茹でるテクニックもありますよん。
(チンゲンサイとかの泥臭い野菜を茹でる場合にもこのテクは使います)
茹で時間は、30〜40秒程度。
お湯が少ないと、もやし投入後の温度低下が激しいので要注意ですな。

※もし、もやしの量が多い場合は茹でずにザルにあけて上から熱湯を掛け湯通しした方が良いと思います。

茹で上がったならば、ザルにあげて水気を切っておきます。


そのフライパンをちょっと水ですすいでキレイにして、今度は炒めの工程です。
ベーコンを細かく切ったのを炒めます〜〜〜〜〜@
脂が出てきて、揚がったようになったら、もやしをパラパラっと投入します。
ここで鍋を振って、よく混ぜ合わせて馴染ませます。
「もやし炒め」と言いつつも、もやしを炒めるつもりでは火の通しすぎとなりますんで要注意。
感覚的には、8割方の火の通り具合でokなのです。

そしたら、必要に応じて調味料で味付けします。
この調味料ってのはお好みなんですけど、オススメはオイスターソース&マヨネーズ少々かな。
その他には鶏がらスープとか、ラー油仕立てとか、変り種ではカレー粉とか色々です。
あんまり塩辛くなり過ぎないよう、控え目に味付けするのがコツですよん。
折角ひげ掃除した新鮮なもやしならば、むしろ味付けは邪魔になります。


そして炒りタマゴを投入し、全体に混ぜ合わせて終了〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@


下ごしらえの手間や時間はすごく掛かるんだけれど、調理自体はあっと言う間です。
ちなみに私が使う鍋は、ごく普通の樹脂加工してある26〜28cmのフライパンですよん。
鍋底が平べったいヤツです。

何故、中華鍋を使わないのか。

中華鍋ってのは、底がまあるくなってます。
このおかげで、コンロのバーナーの炎をしっかり受け止め、強力な火力を調理に活かす様になってるんです。
ただし・・・ここに一つ、落とし穴があるんです。

実は、一般的な家庭用コンロのバーナーでは炎が小さく火力不足になりやすいんです。
ですから、むしろ家庭用コンロでは鍋底が平たい方が、火力の効率が良かったりしますv
炒め料理には平底鍋の方が向いているんです。

もちろん、中華鍋の形状ならではの蒸し料理とかの場合はこの限りではないんですけれどね。
でも中華風の蒸し料理ってのはあんまりやりませんねぇ。
しゅうまいとか大好きなんだけど。


この火力のパワー不足の問題ってのは、家庭での中華料理ではちょくちょく問題となります。
まぁ解決策としては、下茹で・下揚げなどで予め火を通しておくとか。
電子レンジを有効に活用しても良いですねぇ。
または、料理する量を少なくします。
炒飯とか焼きソバ(これが中華か否かはこの際置いといて)とかだと、1人前ならば大抵上手に火が通るんです。
これが2人前だとちょっと難しくなり、3人前、4人前だとかなり困難になって来ます。
具と別々に調理して混ぜ合わせるってのとか、少しずつ作っておいて後で混ぜ合わせるとかの工夫が必要ですね。
むしろ沢山作るんならばホットプレートを使った方が良いかも知れません。


という事で、出来上がった「もやし炒め」が写真のモノですv
これにもう一品あれば立派に、夕食一膳の献立が出来上がりです〜〜〜〜〜〜〜@
焼き豚とか焼き鳥とかコロッケとか、そんなのでokですねぇ。


一皿3人前の原価としては\100-弱ですんで、非常に経済的です。
そしてやるべき基本をビシッと抑えて作ってあれば、決して貧乏臭いメニューではありません。
手抜きで簡単に作るのよりも、数段上の格の料理となるんですv

その点はもやしよりもむしろチンゲンサイのおひたしとかの方が、はるかに難しいと思います。
食材本来の風味を美味しく引き出すってのは、奥が深いモノなんですな。

●2010年08月16日(月)

少しばかり趣向が変わり、パソコン関連のインターネットネタですv

動画サーバーサイトなどが随分とメジャーになってます。
ぶいぶいでもアカウント取得してアップロードもしてる、YouTube(ユーチューブ/ようつべ)とか、
海外の同様のサイトでエッチなのも混じってるYourFileHostsとか、ちょっとアングラな部分のある中国韓国サイトとか。
それと楽しいネタが豊富なニコニコ動画もありますねぇ。
ちょっと分野は違うけれど、旧Gyao新ヤフー動画みたいな、ブロードバンド放送サイトもあります。

その他にはプロバイダ提供のブロードバンド放送ってのもあったりしますけどこれはちょっと置いといて。
どうしても混沌としてますんで話がややこしくなるんです。


代表格としての、YouTubeとニコニコ動画をより楽しむのには・・・・やっぱり動画ファイルのダウンロード保存でしょうな。
これらはGyaoみたいにDRM縛りはありませんので、一旦ファイルとして保存すればいつでも手軽に再生するコトが可能です。
もちろん著作権の問題は、個々で適切に処理をオネガイしますけど。


これらの動画ファイルをダウンロードする為には、ツールが必要になります。
この手のツールってのは色んなモノがありますので、解説サイトとか雑誌とかを見て試してみるのがまず第一です。
ネット等での評価や噂ってのは、あくまで参考程度にしなきゃダメですね。
他人の評価なんてのは話半分に聞いといて、あくまで自分で良し悪しを判断するのがセオリーです。
特に「このツールが絶対に良い」なんてコトは、実際ほとんどありません。
大抵はどれも似たり寄ったりだったり、一長一短があったりで突出して良いツールってのはあんまり無いんです。

それを踏まえてから、以降のぶいぶいで良く使うツールを紹介します〜〜〜〜@
当然ながら無料ソフトが基本ですんで、正直言うと何が中にまぎれているか不明です。
スパイウェアが仕込んであっても当たり前ですな。
そもそも対価の支払わずに便利ツールの恩恵だけに預かろうってのが間違ってますから。
情報収集が対価でも仕方ないです。あくまで程度問題なんですが。
さらにシステムとの兼ね合いとかも、検証は不完全です。
これまた当然でして、正確にそんなモノを検証できるはずがありません。
まぁある程度使い続けてて問題が見られないからokじゃないかな〜って程度には、やってます。
(すぐに「こりゃダメだ」ってのも結構あります。いくつもアンインスコして捨ててますからね)


まずば、ダウンロードツールです。
YouTubeやニコニコ動画にはほぼ対応してます。私はようつべDL専用として使ってますv
その他だとDL出来ない場合が多いですが。

「Craving Explorer」といいます。
オフィシャルサイトは、★ココ(http://www.crav-ing.com/)★です。入手もここからokです。
現在の最新Verは、1.0.0.RC3です。
ちなみに対応OSはWindows 2000/XP/Vista(32Bit)で、IE6.0以降となってますんで「2000殺し」には無関係でありがたいです。
もっとも、動画再生が性能的に厳しいPCでは、DLツール事態も使わない方が良いかと思います。
ダウンロードだけではなく動画フォーマットの変換も行ってくれますんで、ある程度の性能が必要なのです。
もしも性能不足のPCで走らせると・・・固まりますねぇ。
目安としてPen-iii 1GHzクラスは最低限ラインで、鱈セレ1.4GHzが実用ライン下限かな。

使い方とかコツってのは・・・・正直、良く判りませんv
でもそんな中でも言えるのが、ツール>オプションのタグを開いて、ダウンロード品質の設定をしとくのとか、
自動リンクがウザいし、なんか障害となり得ると思われますんでそれを無しにしとくとかでしょうな。

詳細はオフィシャルサイトのQ&Aとかが充実してますんで、それを眺めて頂くとして・・・
オリジナルのスクリプトが作成配布されてて、それにより様々な動画サイトに対応するみたいですね。
もっとも試した事はありませんけど。

あと、DLは音声のみとかも可能ですし、ビデオ形式もいくつか行けるようです。
最も普通な「FLV」形式のファイルだと、過去使用した他のツールではなかなか不安定でした。
場合によってはモノラル音声や低ビットレート音声になったりするケースがありましたけれど、このツールでは大丈夫みたいです。

ちなみにオリジナル・ブラウザっぽくて、これは人により好き嫌いが分かれるかも知れません。
とかも機能の都合で窓が上下分割されてるので、どうしても縦方向が狭っ苦しいです。
これはIE7-8に関しても全く同様な傾向があります。
世の中進化したらワイド画面となり、横方向に広がったんだけどどうしてソフトウェアは縦方向に積むんでしょうか・・・・。
考え方の原点が、ちょっとWindows3.1時代の「タイルウィンドゥ」っぽいんですよねぇ。
さらに、IEの代用ブラウザとして使えなくは無いんだけど、そうするにはちょっと機能不足です。
例えばお気に入りはIEのを自動参照してますが、お気に入りアイコンまでフォローしてないとか。
当然なんだけど複数ページへのアクセスってのは不可能です。
(このDLツールは複数同時起動しません。新しいリンクはIE等の標準ブラウザで開きます)
ちょっとした制約ってのはありますけれど、その反面DL確実性は高く動作の結果もイメージしやすいです。

あ、最低限DL用として使うポイントですが・・・・
ファイルの格納先は、MyDocumentにこのアプリ用のフォルダが作成されて、その中にまとまってます。
そこから辿って行けば、閲覧したページのファイルとか、DL変換した結果のファイルとかが入ってます。
つまり・・・・HDDの空き容量がそれなりに必要になりますんで要注意ですな。
(これもオプション設定から変更が可能です)


私の使い方は、携帯電話へのフォーヘマット(3gp)変換が前提ならば、flvで保存。
それ以外のPCなどで一般的に再生するんならばいきなりwmvでダウンロードですね。
(もしくは音声のみ・mp3でDLです)
aviでの保存ってのも使いますけれど、これの場合は拡張子が一緒でも再生コーデックの組み合わせが色々あって、
再生しにくくなっちゃってたりしても判んないって欠点がありますねぇ。
その点wmvならば、ほぼメディアプレーヤで追加コーデック不要で再生してくれるのでありがたいです。

この動画ファイル形式の混沌としたカオス状態はしばらく続くみたいです。
これだって決定版がなかなか決まらないんです・・・・・。


んでもって、ポータブル機器仕様への変換前提ならばflv形式が良く使われます。
やはり圧縮率も高くてファイルサイズが小さくなるのがメリットでしょうな。
このflvファイルを再生するには、色んな方法があります。
コーデックをインストールして、メディアプレーヤでの再生が出来るようにする方法がもっと使いやすいです。
これは「TAGIRIコーデックパック」ってのが有名ですけれど、現在では作者や配布サイトは無くなってるみたいです。
似たようなのに「K-Lite Codec Pack」ってのもありますけど、これは試したコトがありません。

問題点としては、場合によっては対応できないflvファイルが出て来ることです。
再生エラーになっちゃうんですよねぇ。困ります。


それ以前だと、flv専用プレーヤなるものを色々と試しました。
確かに再生が出来るけれど、鑑賞するレベルではなく、内容の確認程度でした。
これもまた進化しまして、様々な種類のAVファイル再生に対応した、いわゆる「マルチコーデックプレーヤ」ってのが続々と出てきてます。

中でもかなりメジャーなのが、「GOMブレーヤ」ですね。
オフィシャルサイトは、★こちら(http://www.gomplayer.jp/)★です。
ちょっとすごいなーと思うのが、MPEG2(DVDのフォーマット)にも対応していることです。
無料でこれが対応する時代がやって来たんだなーとしみじみ感じますねぇ。

もちろんこちらも、一種のスパイウェアらしき動作とかしてますけれど、対価だと思って割り切が必要ですな。
丁度昔の、リアルプレーヤみたいな感じでしょうか。
リアルプレーヤは開発途上のバージョンだととにかく行儀が悪かったですねぇ。
GOMプレーヤも同じコトにならなければ良いと思っとりますが、今の所は「Good」という評価です。
でも、ファイルの関連付け設定に関しては、ちゃんと自分で把握しとかなきゃダメですよん。
一般的にこの手のプレーヤは、「標準使用プレーヤ」を自分のトコにしたがりますんで。
いわゆる囲い込みってヤツです。
インストールの段階から、どの種別のファイルをGOMプレーヤにお任せするのかってのを明確にしとかなきゃね。
(私は、flvとmp4と3gp,3ppファイルをGOMプレーヤにお任せする設定で使ってます)


動作はかなり軽くて、画質もそこそこキレイです。
Win95〜に対応してるってのが、旧型PC使いには嬉しいですな。
その代わり、最新OSへの対応状況はちょっと判りません。


ちなみに、同じようなプレーヤで人気なのには、「KMPlayer」ってのがあります。
こちらは後でデビューしたので、新しいOSへの対応状況が良いみたいですね。
それと特筆すべき特徴が、TVチューナカードにも対応してたりするコトです。
しかし動作の安定性はまだまだレベルのようで、私は試しはしたもののボツになりました。

やはり、少し時間を掛けて使い、慣れてみなければ判断は出来ないんですけれど、でも一つだけセオリーがあります。
この手のコーデックを持ってるアプリってのは、同じ系統のモノとの共存が難しいんですね。
つまり複数のAVプレーヤがインストールしてあると、互いに干渉しあってシステム全体の動作安定性まで影響するコトも考えられるんです。
同様なのにCD-Rライティングソフトがありました。
これまた複数のを入れるとASPIがケンカして滅茶苦茶になりやすかったのです。

ですから、原則としてこの手のマルチコーデックプレーヤのインストールは一種類だけ。
しかも、あんまり気軽に入れたり消したりしない方が良いですな。
アンインスコしても行儀悪く居座ったり、設定とかいじりっぱなしとかは過去には珍しく無かったですし。
(ちなみにシステムの復元を掛けたからって、隅々まで元通りになるとは限りません。)


まぁ多少なりともリスクとかは付き物な分野ですから、くれぐれも導入・実験は慎重に。

動画関連はまだ他に、フォーマット変換だとか、編集とか、様々な役割機能のアプリが出ています。
私もぶいぶいビデオ番組の制作をする為に、各種試行錯誤します。
(それでも一番重宝してるのが、WinXP標準付属のムービーメーカーなんですけどね)

まずは、何がしたいのかって目的を決めるのが第一です。
それから導入アプリを選定するんです。


・・・くれぐれも、他人の言動に惑わされすぎないように。
私も過去何度か苦汁を舐めてきてます。
妙に自信たっぷりと「xxxが良いよ!」と勧められて、入れてみたら動作は重いしお話にならない。
結局ボツにして、改めて詳細について聞いてみると・・・到底、実際に使い込んでるとは思えない程度だったりするんです。
つまり、設定とか機能とか、それと対応したファイルの種別とか出所とか、そういう大事なコトを知らなかったりするんです。
どうやら適当に、感覚的な評価でオススメしたりするんですねぇ。
これはとても困ります。まぁ実際にインストールして動作したよってコトだけは確認とれはしたんですが。

私も上記のアプリが、良いモノだとは断言しておりません。
たまたま現在、私が使用中で、作動してるよってコトです。

●2010年08月14日(土)

本日からしばらくは、食べ物ネタが入ります〜〜〜〜@

なんか喰ってばかりじゃないかと言われちゃうんですけれど、少しばかり言い訳を。
実際、毎日食事をしておりますので、文字通り食べてばかりです。
もっともお惣菜メニューが基本でやってますので、ごく普通のモノばかりなんです。
くれぐれもグルメなサイトへと成り下がってしまってる訳ではありませんのでご安心を。

てなワケで、本日の献立は「肉ピー」ですv


肉ピーとは一体何なのか。
これは正式な名称として、「ピーマンのひき肉詰め」とか言われてます。
でも、ぶいぶい的にはもちょっとカワイイ呼び名が欲しいので、肉ピーマン>肉ピーにしてます。
でも不思議な事に、だいたいはこれで意味が通っちゃったりするんです。

具体的には、ピーマンを半分に割り、その中にハンバーグの種相当の具を詰めて焼き上げた料理です。

丁度、今の時期は夏野菜の旬真っ盛りでございます。
夏野菜と一からげにしてますが、代表格としては・・・・
「トマト」「キュウリ」「ナス」「カボチャ」「オクラ」そして「ピーマン」。
小さなお子様たちにはイマイチ嫌われやすいものばかり並んでいますねぇ。

しかもピーマンってのは昔から、チビっ子たちの天敵みたいな扱いをされてきました。
大昔はニンジンがその役割でしたが、品種改良によりエグ味が少なくなり、ヘルシーブームによりジュース等にするとかで認識が変わってきたりしてますからね。
しかし相変わらず、ピーマンに関してはエグ味・苦味と独特な青臭さが特徴なのです。


そう言えば、TVのCMで人気の子供タレント・●●店長は野菜類が一切食べられないんだそうで。
いわば逆ベジタリアンってとこですねぇ。
実際、菜食主義などに関しては私は全く理解出来ていません。
体質的に受け付けないってのなのか、何かの宗教とかファッションとかなのか、それとも嗜好の極端なカタチなのか・・・・
「何でも好き嫌いせずに食べなさい」と躾けられて育ったので、余計に判らないのです。
でも、やはり苦手な食材ってのは私にもありますので、「嫌いな野菜」とはとんな感じなのかってのは理解できます。
一旦、苦手意識を抱いてしまうと、それ以降はなかなか口にする事が困難になるんですよねぇ。
「この食材は危険」と体が覚えてしまうと、後が大変なんです。

好き嫌いってのは、正直あんまり酷いと、一緒に食事をしようという気力すら萎えます。
私も覚えがありますけれど、食事に行って「アレは嫌い」「コレも嫌い」「ソレも嫌い」とあんまりほざいてると、
ついテーブルをひっくり返し恫喝したくなる衝動に駆られるんです。
※「星一徹症候群」と言う現象です※
まぁ多少飯なんぞ食わなくても、大人ならば人間簡単に餓死したりしませんから勝手に断食でも何でもしとけってなモノですねぇ。
もっとも、余程大切なお客様としてお迎えし、おもてなしをしなければならない状況であれば、これは心血を注いで相手が食べられる食事を用意するしかないのですけど。


で、ピーマンです。
実はピーマンってのは香味野菜としてハーブ的に使うと、その嫌な臭いが素晴らしい香りに変化します。
ネギとかセロリなんかも同等ですねぇ。
そして、油との相性が抜群に良く、さらにほんのり火を通すと苦味が失せて甘みすら感じるようにもなります。
もちろんですけど、お野菜としての質が良い物を選んで買ってこなければなりません。
もっとも最近のスーパー、特にライバル点が近くて激戦区にある店ってのは、そうそう質の悪いモノは置いてません。
いくら最近の主婦達の家事レベルが低下してると言われてても、さすがに直接比較すりゃ、質の良し悪しは簡単に誰にでも判りますからね。
もっとも時々、間違って質の悪いモノが入荷してしまってるケースもあるんですけど。

そして今が旬真っ盛りのピーマンなので、お値段も手頃で、質の良いモノの入手が容易です。
お野菜とかお魚ってのは、やはり旬ってのがありまして、その時に美味しい物を食べるのが正解でしょう。
当然、栽培技術の進化や、運送技術の進歩等で時期関係なく一年中出回っていたりするんですけれど、
だからって元々は自然のモノなんですから、やはり旬が消滅したワケではないのです。
ここんトコを勘違いしてて、思いつきで食べたいモノから選んで献立を立ててると良い事はありません。
もちろん、シイタケとかモヤシとかカイワレ等、全く季節に影響されない栽培方法がされてるモノもありますのでご注意を。


てなワケでとりあえずピーマンをしこたま買ってまいりました。
ピーマンを使ってレシピで、まず思いつくのが「青椒肉絲(チンジャオロースー)」でしょうな。
牛肉又は豚肉と、出来ればタケノコも使い、すべて細切りにして炒め合わせた中華料理です。
味付けは醤油と言うかオイスターソース主体でokでしょうねぇ。
本場では紹興酒でコクをつけて、塩味でサラっと仕上げてますけど。

※あんまりインスタントの素ってのは使わない方が良いです。結構クドくなりますからね。
私のお奨め味付けは、酒(焼酎とか)とニンニクでお肉の下味付けをして、仕上がりはオイスターソース回しがけ+マヨネーズ少々です。
ちなみにお肉に関しては個人的には、安い部所のモノほど相性が良いと思いますv
脂身の少ない部位の肉を使う場合はラードで、それ以外はサラダ油を炒め油にします。
(オリーブ油とサラダ油を半々に使うと、風味が軽くなります)

もっともタケノコは高いので使わずに、ニンジンを彩り用としてちょっと入れるとかですねぇ。
流儀によってはタマネギやモヤシが入るのもあるようですが・・・・・
私の場合は、この手の献立には2品、多くても3品までにしといて、あっさり軽い風味に仕上げるのが好きです。
アレもコレも欲張って具を入れると、味わいが平均化されてしまいますからね。
青椒肉絲はあくまで、ピーマンと肉との絡み合いを楽しむものだと思うんです。

同様に、味付けに関しても化学調味料に頼りすぎてしまうと、どれ喰っても同じ味って結果になりやすいです。
(これはプロでも犯す失態として良く知られています〜〜〜〜〜〜〜〜〜@)

もしも沢山の種類の具を楽しみたいんならば、献立自体を2品か3品に分けるべきでしょうな。
青椒肉絲ともやし炒めとか、そういう風にです。


と、まあ簡単にオカズにするってんならばどうしてもまずは中華料理になっちまいます。
個人的に中華料理は好きですし、食べる機会がとにかく多かったから仕方ないんですけどね。

でも、作ったり食べたりしてて楽しいのはやはり洋風料理でしょう。
肉ピーとして食べると、一度に沢山ピーマンを消費できますし、ちょっとしたごちそうにもなります。
作り方は・・・・・ひき肉(牛豚の合挽き)とタマネギのみじん切りベースに、ハンバーグ種を作ります。
今回はピーマンに火を通す都合により、出来る限りタマネギは事前にキッチリ細かくみじん切りにして、飴色になるまでしっかり炒めます〜〜〜〜〜@
ハンバーグだけだったならば焼き加減は強い目にすりゃ済むんだけど、ピーマンが付いてるとそうは行きません。
焼き過ぎれば簡単にピーマンは焦げてしまいます・・・・。

でもって、ひき肉に塩・コショーとタマゴx1個とパン粉少々を入れ、炒めたタマネギを冷ましてから混ぜて練り合わせます。
そうして冷蔵庫にしばらくの時間入れて落ち着かせます。
ここまではハンバーグとほぼ一緒ですねぇ。
ただし、ハンバークよりもつなぎを少なくして、「肉でホクホク感」重視にしておきます。


ピーマンは縦割り半分にして、中の種部分をティースプーンを使って掻き出します。
包丁とか手だけでは中々うまく行かないんですよ。
そして、中の詰め物がはがれて来ない様に小麦粉をしっかりまぶしておきます。
ちょっとした接着剤代わりです〜〜〜〜〜〜〜@

んで、肉種を詰め込んだら、その上からも軽く小麦粉をまぶしておきます。
衣みたいなもんですな。
これで準備終了です〜〜〜〜〜〜@


後にも先にも、焼き方の加減が命なんです。
基本的には、蒸し焼きで火を通してから、仕上げに焦げ目をつける感じですな。

なので、まずはピーマンの器をひっくり返した状態で、肉の面から焼きます。
表面が固まって肉汁の流出が防げそうになったら、ちょっと多い目のさし水をしてフタをして蒸し焼きにするのです。
感覚的には・・・・ギョウザですねぇ。
火を中火のちょっと弱い目へ一段階落として、じっくりゆっくり蒸しあげるんです。

この時、コンソメとかブイヨンを溶かした薄いスープで行うと、よりしっかりとした味が付くんですが、旬のピーマンの場合にはむしろ邪魔になりますのでお水でokです。
こればかりは使うピーマンの肉厚とかで判断して下さいね。
くれぐれも、煮詰まる事を考え、スープを使う場合はごく薄〜くです。

で、8割方火が通ったならばフタを取ってひっくり返して水気を焼き飛ばします。
ここからどの程度火を通すかってのが問題ですねぇ。
一番確実なのは、金串を刺して肉の具の中心温度をみるってんですけど。
自信が無いんならば、「あとちょっと」の手前で加熱は止めておいて、仕上げは電子レンジで行うって方法ですな。
もともとお弁当用にもなるメニューではありますが、やはりアツアツを食べるのが最高に美味しいんです。
ハンバーグの仲間ですからねぇ。

なのでここまで作っておいて、食べる直前の再加熱兼用で「チン!」するのんが合理的かもしれません。

理想を言えば、ブランデーなどでフランベをして香り高くしっとりと仕上げると高級感が出ます。


ちなみにタレに関しては、ハンバーグの時と同様に、炒めたフライパンに残った肉汁と脂を使います。
古き良き時代の洋食屋さんよろしく、ケチャップとウスターソース、グラニュー糖に酒(出来れば洋酒かワインが良い)で伸ばすんです。
ちょっと小麦粉でトロミをつければ完璧ですね。
ただしダマになりやすいんで、多少インチキしてマヨネーズで代用してもokです。

マヨネーズは炒め料理の時にはかなり大活躍するんですよ。
例えば玉子焼きを作る場合に予めちょっとマヨを混ぜておけば、ふんわりした仕上がりになります。
(ちなみに酸味とかは付きませんので、和風の厚焼き玉子でも大丈夫です)
もともと、乳化してて水と油両方との相性が抜群ですからねぇ。
さらに青椒肉絲の時にも書いたけれど、全体的に味付けをマイルドにしてコクを増すのにも良いんです。
「マヨ炒め」ってのはちょくちょく聞きますよね。
刺激を和らげ、味をまとめてくれるオールマイテイーなのがマヨです。
火を通してしまえば、マヨ臭さってのはなくなります。
ちょっとカロリーが高い調味料なので、使いすぎには要注意ですけど。


写真の右上にちょろっと写ってますけれど、副菜としては「ブロッコリーの茹でたの」です。
カニカマを刻んで乗せて、軽くマヨネーズ掛けてます。
まぁ色合いとかを加味してですけどね。
この2品で立派に、晩御飯のオカズになると思うんですけど・・・・・。

ちょっとこの量は、3人で食べるには多かったです。
実際5〜6人前ですからねぇ。
もちろんですけど残しておいて、翌日のお昼のオカズにもしましたv

肉ピーってのは、かなりメジャーな献立ではありますけれど、実際に作ってみたのは初めてです。
その感想は・・・・
「面倒である」「三度手間」「もう作りたくない」

タマネギをみじん切りにして炒めるのを丁寧にやんないと、ピーマンに詰める具として使えません。
これがまず第一の手間ですな。
通常ならばこれだけで一品献立が出来上がってしまうって意味です。
さらにピーマンに具を詰めるのがまた結構大変です。
空気を追い出しつつキッチリ充填せねばなりませんけど、ピーマンの内側って意外と凸凹してて加減が掴みづらいんです。
ハンバーグや肉団子として丸めてるのの、2〜3倍の労力が必要ですねぇ。
これが第二の手間。

そして焼き上げなんですけど・・・とにかく気を使います。
ちゃんと火が通っていないと、具の肉に甘み旨味が出でこない。
でも火を通しすぎれば器としてのピーマンの甘み旨味が損なわれる。
両方がギリギリのせめぎあいをして拮抗してるポイントで火から降ろさなければダメなのです。
(だから予め、具の中の炒めタマネギはしっかり作っておく必要があります)
ギョウザにも似た様なトコはありますけれど、意外と粉モノの皮ってのは許容範囲が広いんです。
生鮮野菜の皮ってのは、本当に美味しいタイミングはピンポイント的ですからねぇ。
つまり、出来合いの生ギョウザを買ってきて、それを作る+αの手間が掛かるんです。

これで三度手間ってコトになりますな。
自分ではかなりスピーディーに調理したつもりですけれど、延べ1.5時間ほど掛かりました。
(副菜とか他のも同時進行で作ってますけど)
ハンバーグなら30〜45分程度ですからねぇ。

その代わり、と言っては何ですけどとっても美味しかったですよんv
純粋に食べるだけの立場ならば、「是非また作ってね」です。

高い方のピーマンを選べば、形がもっと揃ってて作りやすかったかも知れませんが。
「チーズ載せ」はもちろん考えましたけど、結局副菜にマヨネーズ使ってるんでパスしました。
あんまり重くなっても良くないし、カロリーも気にしなきゃダメですからねぇ。

それと、どこかで見た事があるんだけれど、縦割りではなく「輪切り」にした肉ピーも良いかも知れませんねぇ。
この場合はまた別の料理となりますんで、具剤とかが変わってくると思いますけれど。
油が落とせるので、よりサッパリした出来上がりになるのではないでしょうか。

●2010年08月10日(火)

先日、予告しておいた通りの「禁煙ネタ」です〜〜〜〜〜〜@

本日は私が禁煙を開始してから丁度1年経ちましたv
今の所は、ちゃんと禁煙が継続できております。
よくよく考えてみると、喫煙係数(ブリンクマン係数)からしても800を誇ってた私が突然スッパリ辞めたんですから乱暴な話です。

ちなみに、喫煙係数ってのは、一日あたりの喫煙量(本数)x喫煙期間(年)で計算されます。
これが200以上あれば、禁煙外来の病院に掛かっての禁煙治療が、健康保険適用されるコトになってます。
詳しい事は検索してみてくださいね。ワードは「喫煙係数」「ベルクマン係数」です。


喫煙および禁煙にまつわる四方山話ですv

まず第一のテーマとして・・・禁煙の難しさに付いて。

時代の流れなのか、喫煙・タバコはカッコイイ物から、むしろカッコ悪いモノへと変わりつつあります。
そういえば俳優の舘ひろし氏も、今年の1月13日から禁煙キャンペーンをやってましたねぇ。
★ここがファイザー製薬の、禁煙サイトです★
なんかバイアグラで有名なファイザー製薬が主催してて、禁煙外来に12週で5回の診察を受け4月を持って治療終了したらしいです。
これは報道によっては、禁煙成功って扱いをしてたりするんですが・・・・なんか、時期尚早じゃありません?
まぁ派手にパフォーマンスを交えたりは商売上仕方が無いとは思いますけど。
でも舘ひろし氏は去年も禁煙宣言を何処かでしてたような。
裏づけする記事とかを探してたら、★スポニチの中★で、渡哲也氏がこんなコメントしてましたv

 舘の禁煙宣言から約30分後に報道陣の囲み取材を受けた渡は「舘さんが禁煙を宣言したが…」という報道陣の声に、
「彼は禁煙しているでしょ。1年近くなるよね?」と首をひねった。そして「僕には禁煙していると言っていた。
ウソをついているんでしょうか。後で厳しく言っておきます」と釈然としない表情だった。


あーあ、気の毒に。ウソついてるんではなくて、挫折しちゃったってコトですよん、団長。
さすがに今回の宣言は派手にやったので、俳優生命を賭してまでの覚悟の上でしょうな。
失敗すればイメージに傷が付いてしまいますからねぇ。

そもそも、禁煙成功率ってのはある説によると、1年後で僅かに6〜7%程度なんだそうです。
多分これは自分の決心だけでやった場合だと思うんですけど・・・でも低すぎますねぇ。
ようするに、禁煙開始しても1年経過したら、93〜94人は挫折してるって話ですから。
それくらい難しいってのは、何となく実感できます。


次に、嫌煙権にまつわる話です〜〜〜〜〜@
なんかやたらと、タバコの話題に過剰反応を示す人々ってのがいるんです。
煙草自体だけではなく喫煙者もひっくるめ、蔑み、否定し、ボロクソに罵り貶すんです。
まさにファッショの様相を呈してますねぇ。(嫌煙ファッショ、と言われてます)

確かにタバコってのは、非常に迷惑な物です。
正直言うと吸わなくなるとすごく実感しますねぇ。
毒ガス同様のレベルで体調に影響するんで、私は喫煙する人には近づけません。辛いんです。
(なので常時、避けてます。行き来しなくなった人に思い当たるフシがあったりするかも知れませんね)
ここまで極端じゃなくても、やはりタバコの煙・臭いに嫌悪感を持つのはごく自然なコトなんです。

だからって、嫌煙ファッショってのまでになってるその出発点は、実は「イジメ」とか「ストレス解消」とかだったりする場合もあるみたいですな。
程度の差はあれ、世の中の風潮として「タバコは悪者」という常識があります。
だからこそ、無謀な増税・無茶な値上げを何度も繰り返してたりするんです。
また今度の10月1日から大幅に値上がりするという話題は、先月したばかりですな。
デフレ進行中・価格破壊が蔓延してる最中に、完全に時代に逆行してますもん。
しかし、これが許されてしまうっのてのが、タバコ悪玉論ゆえなんです。

だから、誹謗中傷して良いという理由にはもちろんならないんですが。
雰囲気としてどうしてもイジメの対象になる傾向があるのは否めません。

余談ですが、タバコ税ってのは、巨大な税収源なので簡単に手放せない事情があります。
しかも使用目的が限られない一般財源で、更に国と地方自治体の両方へ配分されるんです。
だから国の一存で、税収減の方向には進められませんから、あくまで「税収確保した上」でネチネチと増税してんです。
このおかげで、コンスタントに2兆円規模の税収がありますね。
酒税関連が約1.5兆円ですから、それよりもでかいです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
正体を晒せば、実はタバコってのはすごく国家財政に貢献してんです。良い者なんですよん。
(だからって喫煙者が偉い、というのはやはり言い過ぎだと思います)

まぁ喫煙者を過剰に苛める、鬱屈した嫌煙ファッショの人こそぷかーっと一服して落ち着いた方が、健康的でオススメですけどねv


関連してなんだけど・・・喫煙を初めた、または続けてる理由ってのに付いて。
これをじっくりと一度考えてみると、ひっょとしたら喫煙習慣を見直すきっかけになるかも。

何故、人はタバコを吸うのか。 (ちょっと詩的v)

吸い始めた理由ってのは、まぁ興味本位ってのが多いでしょうな。
ファッション的にカッコ良いから、大人びて見える憧れから等。
それと周囲に勧められてとか影響されてってのもあるかと思います。


それと吸い続ける理由ってのが重要ですねぇ。
辞めたいなと思うかどうかってのも。(できれば、程度でも大事です)
まぁ吸ってる人はタバコが好きなのには違いないんだけど、だからって必要不可欠な物か否かですな。
どうしても無くてはならないモノだと思ってれば、これは個人の嗜む自由の範囲内ですから、マナーを堅持してお楽しみ下さい。
当然ですけど、自己責任ですよん。
(なかにはタバコ会社を訴えて金をたかる、人間のクズみたいな連中も居ますけど)

ここで「辞められないから、結果的に吸い続けてる」って人は、禁煙にチャレンジする資格があります。
私はタバコはとても好きでしたけれど、よくよく考えてみると吸い続けてる理由がコレだったんですよねぇ

実は辞められるものならば辞めたいなーと常々思ってましたからね。
嗜好品として楽しむモノならば他にもありますし、喫煙ってのは年々面倒になってきてますし。
しかも、自分でも吸い過ぎ傾向だなーと自覚する事がちょくちょくありましたから。

冷静に考えて、ふと喫煙する事に対してシラケてしまったんです。
タバコに対しての興味が、ふっと無くなったんですねぇ。
・・・これと、ひょんなキッカケ(出来心)もあって、禁煙することになった次第ですv

なんか、ゆる過ぎと言うか、いい加減なんだけど・・・結果的にそのユルユル具合が、上手くいったようです。
あまりにも気負いすぎ・頑張りすぎは禁煙失敗の原因になるそうなんです。


あと、肝心の禁煙中の色んな影響に付いて。
いわゆる禁断症状ですな。
肉体的依存と精神的依存、習慣的依存・・・色んなコト言われてますけど、もっと簡単で具体的に。

まずは、タバコを吸いたいという「喫煙欲求攻撃」です。
実はこれが厄介でして、一度体に染み付いた喫煙の快感(感覚)が思い出されるんです。
本能に訴えて攻めてきますから大変ですねぇ。

私の場合は、これは「夢」となってよく表れて来ました。
というか実は未だに、時々ですけど悩まされてますv
夢の中で、ついついタバコの誘惑に負けてしまうんです・・・敗北感に苛まれつつも、タバコを咥えて火を点け・・・・
と大抵この時に、目が覚めます。
「ぷはーv」って思い切り吸ってからの場合もありますけどね。
すると、手の指はしっかりタバコを持つフォームをとってるんです。
場合によっては口もタコになってたり、指をしゃぶってたりしてて、すっごく自己嫌悪に陥りますよ。
完全にノイローゼ同等の状態ですな。
つくづくタバコの依存性の強力さと怖さを実感します。

とタバコの話をしてると、やっぱり喫煙欲求が沸いてきますねぇ。
なのでこのコラム記事は休み休み、数日掛けて書いてます。


次に、禁断症状としては・・・「頭痛・めまい・耳鳴り」があります。
集中力が低下するほど酷かった時期もありました。
もっとも、それ以上に集中してしまえば克服できましたけどね。
あと深刻だったのが、睡眠障害です。
「不眠」と「慢性的な眠気・倦怠感」が同居して押し寄せてきて、滅茶苦茶です。
特に、禁煙半年経過した頃は酷かったです。
夜中の早い時間(1時頃)にふと目が覚めて、以降夜明けまで寝られません。
※冒頭の写真は眠れず悶々としてた時、朝焼けがとてもキレイだったので撮影したモノです※
しかも「眠くて眠くて仕方ない」のに「眠れない」んで苦しいんです。
これまた酷い時は、いつのまにか寝入ったんだけれど、その夢の中で「眠れない・・・」と苦しんでんです。
「眠れない夢を見る」という複雑さに混乱して訳が判らなくなり、現実を見失いそうになってました。
で、日中は突然どうしようもなく眠くなりますんで、クルマの運転とかがとても怖かったです。

あとはストレス耐性が大幅に低下しました。
日常生活で嫌な事があると、通常の3倍はめげますねぇ。
もっともこれこそが禁煙失敗・喫煙再開に至るコースですから、あんまり嫌なコトは考えないようにしてました。


もっとも、私みたいなヘヴィスモーカーが禁煙するんなら、ちゃんと禁煙外来を受診すりゃ良かったと思いました。
乱暴なやり方をしたから、こんなに苦しんだんだと後悔しましたねぇ。
ま、なっちまったモンは仕方ねぇってんで、そのまま突き進みましたけどv
ちなみに、これらの禁断症状の出具合には多大な個人差があるようです。
私のはかなーり重症で酷い部類みたいですな。自業自得ですけど。

良かった点ももちろんありますよん。
ご飯が美味しく食べられたりとか。体重が急激に増加して困りましたけど。
それと、やっぱりタバコが無い方が全体的に体が軽快ですv

何やかんやと言いつつも、やっぱり禁煙して良かったと思います。


最後に。
禁煙した人は偉いのか、威張り過ぎてないか。

偉いかどうかってのは、自信を持って「とても偉い」と断言できます。
不屈の精神力の持ち主である証明ですな。
自画自賛してますけど、それ位喜ばしいコトですんで、喫煙者の人は目指す価値は大いにアリですよ。

威張りすぎてないかどうかってのは・・・こればかりはケースバイケースですね。
私自身も喫煙者だった頃、禁煙者の勝ち誇ったような態度や言動には不愉快な気分にさせられた物です。
理は相手側にあり、反論の余地が全く無いってのは悔しいですからねぇ。
もっとも冷静になれば、別に勝負してるワケじゃないんで勝ち負けに拘る必要はないんですけど。


物事の経験ってのは、成功したのよりも失敗例の方が役立つコトが多いんですよv
私の事例も、反省点こそが参考になるだろうって思います。

また禁煙のコツは、やはり前向き思考が大事ですんで、10月のタバコ大幅値上げをむしろ禁煙のチャンスとして考えると良いでしょう。
私自身もまだまだ禁煙が成功したと自信・自覚が持てていませんが、10月まで維持できればより安心できるのではないかと思います。
なんてったって、あんなの「ボッタクリ価格」ですからねぇ。
\300−の商品が、中身そのままなのに\440−ですよ。買わされたら頭にキます。
買わないのが一番です〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@


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