2010年07月のコラム
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●2010年07月31日(土)

灼熱地獄のような暑さも、ここ2〜3日ほどは随分と和らいでおります。
20日位から一週間は35度を超え、最高38度近くまで気温が上がるという異常事態でした。

なんか、また『地球温暖化ブーム』がやってきそうです〜〜〜〜〜@

ニュースでは一部だけ↑が出てきましたし、CO2削減の関連もちょっとばかり活気付いてたり。
人間なんて現金なモノだ、とでも言いたげですが・・・・
これは完全に、一般大衆がバカだと思われていますねぇ。
春先から5月中旬頃までなかなか気温が上がらず、レタスなどの作物が大打撃を受けました。
まだ未成熟の物も出荷せよと勧告まで出たのはまだつい最近のコトなのです。
それすらも忘れてしまうってのはあり得ないんですけどねぇ。

さらに、エコブームへ強引な便乗をしている連中。
自動車やテレビを新しいのに買い替えると、エコになるってのはあまりにもこじつけです。
工業製品ってのは、製造したり廃棄処分するにもエネルギーその他を沢山消費するんです。
なので、本当にエコを重視するのならば、なるべく新しく製品を作らないのは第一条件です。
んで、今あるものを大切に上手に工夫して使って行くのに限ります。
極論を言えば・・・文明を捨てるしかない、というコトになりますねぇ。
SFの設定なんかでは「文明を捨て去った種族」とか「文明により滅んだ種族」ってのは良く出てくるのですが。
更に驚きなのは、原子力発電=CO2の排出量が少ない=環境にやさしい、というインチキ3段論法ですな。
これは完全に詐欺レベルなんですけど・・・一時期だけTV-CMで堂々と流してましたねぇ。
確かに、原子力ならば炭酸ガスはそんなに排出しません。排熱は出ますけれどね。
でも最も厄介な排出物として、核廃棄物が出てきてしまいます〜〜〜〜@
どの位厄介かと言いますと、危険性が言われてる放射線レベルが1/2なる半減期ってのが数万年単位とのコトです。
1万年前ってのは日本ではまだ縄文時代ですから、ほとんど永遠に近い期間なんです。
もっともプルトニウムの再利用とか、最終処分案とか検討はされているんだけど、答えはまだ見つかっていないん
だそうで。
「トイレの無いマンション」に例えられる問題です。

そんな厄介な廃棄物を出しといて、地球に優しいってのはあまりにも悪意が感じられますねぇ。
さすがにやり過ぎたらしく、すぐ引っ込めましたけど。
(もっとも原子力発電は、資源を持ってない国にはこれが選択肢の中でかなり有効だったりするので、むやみやたらと反対したりはできませんのです)

まぁエコブームってのは、8〜9割方が「政治的・経済的な意図」が渦巻いていると思ったら良いでしょう。
時事問題とかはスルーしてきたぶいぶいなので、このようなドロドロした話題はこれで区切ります。


でも、本当に暑かったですよねぇ。
さすがに35度以上になったり、あるいは夜間でも30度以下に下がらなかったりすると大変です。
かく言う私も、ちょっと体調を崩してしまいました・・・・。
だいぶ回復しましたけれど、まだ頭痛とフラフラ感が残っております。

私の居る地域ではまた8月2日位から2〜3日、「酷暑日」が続くらしいのです。
※ これは各人、天気予報サイトなどで情報を収集して対策して下さいね ※
オススメのサイトは、★日本気象協会★のサイトです。
ピンポイントでの天気予報まで進めて、「お気に入り」に入れておきましょうv
ただし仕様変更などでURL記述が変わる事がありましたし、これからもあると思われますので、大本の方も一緒に入れとくのが良いです。
それに加え、★気象庁 レーダー・ナウキャスト★もお気に入りに入れとくと良いです。
例えば、ほぼリアルタイムで雨雲の動きとかも見られますし、色んな注意報・警報もみやすいです。
ちなみに雷に関しては、電力会社の雷情報サイトの方がより細かくレスポンス良く知ることが出来たりします。

欲を言えば、熱波とか豪雨とかをマウスでちょちょちょっとズラせれば言うこと無いんですけどね。


で・・・・この酷暑日の被害者は、何も私だけではありませんでした。
先日からたびたびコラム記事に書いた、「リュウキュウアサガオ」の花が、今年は沢山咲いていたんです。
その数は、大体40〜50個ほどでしたねぇ。

し☆か☆し☆!!

全滅です。

花は全て干からびて枯れてしまいました・・・・・。
写真の左側は、以前アップもした写真でして、ここからポンポンと咲き出したのにしぼんじゃったんです。
右側の写真が現在の様子です。お花はみんな無くなっちゃってます。
暑さには強いはずなんだけど、ダメだったようですねぇ。
木の枝を払った際に、一緒に刈っちゃったのかと思ったけど、それはないそうです。
確かにまだつるは残ってますし、さらに花の残骸(枯れた残り)がポツポツ付いてますし。
恐るべし、この夏の暑さですねぇ。


もっとも、別の所から新しいつぼみがまた出てきていますので、また復活するのではないかと思われます。
コレを見つけた時はちょっと嬉しかったですねぇ。
さすが、しぶとい我が家のリュゥキュウアサガオです。
よく見ると、茂ってる部分の北側・つまり日照の直撃を受けなかった所から、つぼみが出てんです。
もともと花のつぼみは日当たりの良い所から発生してましたけど、そこがダメになっちゃったら代わりに裏側ですからねぇ。
ちなみに、つるにしてもあちこちへ進出して行くし、さらにつぼみを全く付けていない株もまだ何本かありますので、まるで意思を持っているようです。
もちろん植物は生命体ですので、生きようと頑張る本能を持ってんですけど、ここまで根性と努力を見せられると、自分も頑張らなきゃって思います。

とは言うものの、このリュウキュウアサガオは本場の琉球地方(沖縄)ではありふれて自生してて、厄介な雑草扱いだったりするとのコト。
あまりにも生命力が強くて、建物とか塀・フェンスを飲み込んでしまうし、同じ場所に生えている他の植物の栄養分を横取りして枯らせてしまったり。
結構大きな木でも、リュウキュウアサガオの勢いに負けてしまうコトもあるそうです。

それだけに、暑さで花がダメになるなんて思ってもみませんでした。
・・・夏休みの定番として「アサガオの観察日記」がありますけれど、我が家の花でやってたらすごくドラマチックになるでしょうな。


で、暑さが和らいだと言いつつもまだまだ暑いです。
比べればマシってだけなんですが、それでも随分と感覚的には我慢できる範囲ですねぇ。
元々私は夏生まれなので暑さに対してはそれほど弱くは無いんですけど。

で、お部屋の中の最高温度を引き続き測ってみますと・・・
●36.0度●
です〜〜〜〜〜@
測定機器は、「仁丹体温計<平形1号>」と言う物でして、測定範囲は35.0〜42.0度です。

いわゆる、水銀体温計ですよん。
これは普通のガラス管の温度計の中身(液体)がアルコールなのに対して、文字通り水銀を使ってます。
で、不思議なことに水銀体温計ってのは、温度を測定して示した数値が、冷えてもそのまま下がりません。
これは何故なのか?と言う疑問は、私は小学生の頃から持っていました。
(小さい頃は体が弱かったので、度々熱を出して体温計のお世話になっていたからです)
もっとも、その疑問に対する回答はなかなか得られずかなりもどかしい思いをしたものです。

答えは、水銀の通り道に秘密があるのです。
水銀溜からガラス管がメモリの方へ伸びてってんですけど、その途中に細くくびれている部分があります。
温度が上昇中はこのクビれをも通り越すほど膨張力がありますので、支障になりません。
しかし温度が下降中だと、このクビれ部分で、水銀の柱が途切れてしまいます。
水銀溜に回収される分と、目盛り部分に残る分とに分かれてしまうんですね。
当然ですがその間の空間は真空状態なのですが・・・・・・
水銀ってのは非常に表面張力が高くて、目盛り部分に残った水銀がお互いに引き合い、この真空力に勝ち動きません。
もちろん僅かに収縮する分は原理的にありますけれどそれは2%弱ですから目盛りでは0.5度位に収まります。
そして、途切れてる水銀柱は、水銀溜を外側に向け振ってあげると、遠心力で戻ります。
水銀はこれまた非常に比重が大きい金属ですから、そんなに力一杯振り回さなくて大丈夫です。
・・・これが途切れたボールペンインクですと、インクは比重が軽いので超スピード&勢いで振り回さないとダメなのですけどね。


あと、水銀体温計での「体温の測り方」について。

測る場所は・・・まず第一は「腋の下」ですよねぇ。
オトナはこれで測るのが最も一般的だと思います。
でもちょっとコツが必要だったりするのです。
まず汗などを拭いて、腋の下の最もくぼんでいる部分を先っちょが当たるようにはさみます。
体温計の角度はナナメ上ですねぇ。このナナメは重要です。
真っ直ぐだとどうしても、肝心の先っちょが目的部分に当たりません。
先っちょが浮いたりすると、測定温度が低い目に出てしまいますんで要注意。
そして、10分ほどじっと動かずにしてます。

第二として、「口の中」ですな。厳密には「舌下」です。
舌べらの下のスジに、体温計の先っちょが当たるようにして、舌ではさみます。
歯で噛むのと勘違いしてる方が結構多いらしいですけどダメですよん。
測定に掛かる時間は同じく10分ほどです。

第三として「お尻の穴」ですな。正確には「直腸」部分ですけど。
肛門から約1cmほど先っちょを突っ込んで、10分ほど測ります。
もっともこれは自分一人で行うのは困難ですし、よほどのマニアさんじゃない限りは無いと思います。
子供の時に酷い熱が出て、病院でこれをやられたコトはありますけどね。
肺炎を起こす寸前の状態だったので、より正確に体温を測る必要性があったんだとか聞きました。
もっとも、体温計だけではなくついでに注射までブスッ!!といきなりヤられたので、かなり気持ちが萎えた思い出があります。
高熱で朦朧とした意識の中で、精神的に萎えるとマジで気を失いそうになりますよ・・・・。
思い出しただけで、ちょっと涙が出てきます。

ちなみに、「舌下」「直腸」は、腋の下より0.5〜1.0度ほど高い温度になるらしいですな。
まぁそれだけ安定して正確に測れるってコトみたいです。

実はもう一つ測定場所はあるんだけど・・・・私にはほぼ無関係なのでパス。判らない、としておきます。
そういう心配をしてみたいなーとは時々思うんですけどねぇ。


もっとも、現在では電子体温計がありますから、お子様とかの体温測定も短時間でピッとやって完了します。
しかしこの手の計測器ってのは、平衡温予測方式ってので、測定開始時からの温度上昇カーブを計測し、演算により実温度を算出するというモノです。
なので、温度が完全に伝わり終わらない位の短時間でも、計測が出来るんです。
まぁより正確な測定をするんならば、やはり時間を掛けた方が良いのですけどね。
製品の中では、最初の数十秒では平衡温予測で、その後は実温度測定に切り替えしてるのがあります。

子供ってのは暴れたりして動きますから、ちゃんと体温を測るのも難しいんです。
ですから短時間でパパっと済ませたほうがむしろ誤差が少なかったりする場合もあります。
もちろん時間を掛けてしっかり測るに越したことはありませんが、正しくセンサーが当たってなければ誤差だらけで何にもなりません。
昔みたいに押え付けといてケツの穴に体温計を突っ込むってのは、理に適ってはいますけど・・・・
今では無理にそんなコトしなくて済むのならば、良い時代になった、まさしく技術の進歩だと思いますv
実際の医療現場ではどうなんでしょうか?

あ、耳穴で「ピッ!」っと一瞬で体温を測る機械もありますねぇ。
赤外線センサーで、耳の鼓膜の血管温度を測定するモノです。
これは精度が悪いとか噂がありますけれど、実は精度というよりか測定法の正確性が問題だったりします。
ピシッと正しくセンサーが、鼓膜を捕らえていなければ誤差が出たりして計測不良となるんですな。
耳の穴の形とかは人それぞれですから、相性があるのかも知れません。
赤ちゃん用にはこれが一番人気です。約1秒で済みますからね。

先ほどのも含めた、電子式体温計ってのは実はメーカーや機器によって、その使い勝手や性能はマチマチなんです。
私の知ってる製品はかなり昔の時点でのコトですので、今では技術の進歩により正確な測定が出来てたりすると思います。
少なくとも、ハイテク製品ならばちゃんと名の通ったメーカーの製品を選ぶ必要はあると思いますけどね。
で、オーソドックスな水銀体温計はと言うと、まだ販売されていますが、これも減少傾向だそうで。
お店によってはすでに扱っていないトコもあるようです・・・・・。
お値段も、電子式の安価なのより高かったりします。
まぁ折れた割れたって事故が、幼児とかに使ってる時にままあるようですからねぇ。
もっとも電子式の方だとボタン電池の誤飲事故ってのもありますんで、100%安全ではないですが。


ちなみに体温なんてのは、睡眠とか食事とか運動とかでコロコロ上がったりしますから、条件を出来るだけそろえて測らなければなりません。
それと平熱って何度なのか?ってのも、実は個人差があったりするんです。
概ね37度前後ってコトになってますけど・・・・。

計測の基本として、どんな分野でも似通った部分は多いです。
寸法を測定する時に、ノギスやマイクロメータの立派なのを揃えて悦に入ってる人がいますけれど、
その横にちゃんと清潔なウェスが置いてなければ、全然お話にならないレベルだとバレバレです。
まず、被測定部分をキレイに拭く所からスタートですからねぇ。
(適当にささっと測る場合でも、基本が出来てる人だと指とかでサッと拭う癖が出たりする)


体温計の話が延々続いていますけれど・・・実はこれってネット等でも議論のネタになってます。
もっとも高尚な議論ではなく、どちらかと言うと与太話の応酬に近いんですけどね。

どの方式にも、メリットとデメリットがあり、ケースバイケースだと言う事。
さらに、より正確な体温が知りたければ、1度だけ・1つの方式だけって馬鹿馬鹿しい制限を課すのがナンセンス。
ただ、それだけのコトですな。


まぁ体温ではなく室温が今回は計る事が出来て大変役立ちました。
大げさに言うと、知らず知らずの間に生命の危機に晒されていたんですからねぇ。
なので、オーソドックスな水銀体温計万歳!ですv

この水銀体温計ってのは役に立ちますねぇ。
何処かの映画でみたんだけど、中の水銀を集めてダムダム弾作れるし。
(ダムダム弾=炸裂弾の一種で、殺傷力が大きいとされてる)
ルパン三世にもそのネタは流用されてたなv

でも来年から、欧州連合(EU)は確かこの水銀体温計の輸出禁止をするとか。
水銀には毒性がありますからねぇ。
体温計だけではなく、水銀を利用した製品全般に渡る規制らしいんで大変な話です。
血圧計も、航空機の気圧計なんかにも、もっと一般的に水銀灯や蛍光灯とか色々と使われてますから。
もちろん他の材質に代替えするんだろうけれど。
乾電池はかなり前から「水銀0(ゼロ)」をやってました。
鉛とか水銀とか、嫌われモノですな。

●2010年07月30日(金)

今回は、ガスコンロのネタです〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

我が家のガスコンロは3代目でして、今では写真の通りナショナル(現パナソニック)のモノです。
2口でグリル付き、といった家庭用としてごく一般的な仕様です。

でも以前使ってたコンロは、3口/グリル無しだったのです。
これは大いに私の好みや流儀も入ってたりします〜〜〜〜〜〜@


まずは、流儀その1として「コンロは3口であるべき」です。
これは作る料理の献立にもよります。
私はどうしてもソースやタレを手作りしたがりますんで、当然使う鍋も増えます。
一度に2つの料理を並行して作る場合も多いし、また下ごしらえとかもこまめにしますんで、
どうしてもコンロの口が沢山付いてないと困るのです・・・・。

まぁ、無いものは仕方ないんで、電子レンジとかも活用していますけどね。
野菜を茹でたり蒸したり、付け合せを作る場合にはあんまり電子レンジ調理は美味しくないんだなぁ。
ささっと沸騰させたり、全体的に微妙に火を通したりとかは良いのですけども。

あと、作りかけ中のお鍋置き場にも使いたいんですよ、コンロは。
これは鍋置きで代用してますです。


流儀その2として「グリルは嫌い」です。
魚焼きグリルってのは、一種のオーブンみたいな作りになっているのです。
天井部分に平面バーナがあり、そこに火がついてて「天火」で調理すると。

しかし・・・グリルには致命的な、構造上の問題を抱えてんです。

まず第一には、スペース不足。
庫内がどうしても狭いんですよね。しかも、火からの距離が近過ぎます。
焼き物の極意(というか基本的なコツ)として有名なのが、『強火の遠火』で焼くコトです。
食材全体を上手に加熱しつつ、短時間で仕上げて旨みを閉じ込めるんですな。
でもグリルだとどうしても、「遠火」が実現できません。
火力が弱ければ、相対的に遠火っぽくはなるんだけど、そうするとどうしてもパワー不足で加熱時間が長く必要になっちゃいます。


実は、グリルを使って焼き魚を美味しく焼くコツってのがあるんだけど、その最も大事なテクニックは「魚選び」なのです。
つまりグリルの性能に応じた、小ぶりな魚を買う時に選べってコトです。
特に身の厚さとか肉質は重要でして、ある程度火が通りやすいのを買うんです〜〜〜@
もっとも失敗しやすいパターンは、分不相応に立派な魚を買ってきてしまうコトに原因があったりします。

まぁ大きい・厚い魚ならば捌いて開きとか切り身にしてあげれば大丈夫なんですけども。
もっともこんなテクニックをマスターしようなんて大変なコトよりも、まずは実行しやすい部分からやってくのがイイですv
火の通りさえ良ければ、弱火で焼いても大丈夫って理屈なんですけどね。


第二として、ちょっとダブり気味ではありますが庫内の狭さゆえ、加熱特性に影響してんです。
オーブンがおいしくこんがりと焼けるのは、庫内の熱の対流と、水分の分布です。
庫内の空間、特に高さってのは、それだけ重要なんですよねぇ。
ガスってのは燃焼すると、水と二酸化炭素が生じます。(不完全燃焼だともっと違うモノが出てきますけど)
つまり、水気が生じて、さらに食材からも湯気として水分が出て、庫内はかなり湿気が高くなります。
この湿気ってのも、ちょっとした「蒸し焼き」効果により、加熱へ貢献するのですが程度問題です。
あまりにも湿気がこもれば、焼き上がりが「ベタッ」としてしまいます・・・・。

これも中に入れる食材の量を少なめに加減すると、ある程度防げます。
あと受け皿に水を張って使うようになってますが、それをアルミ箔で代用するとかも有効ですね。
でも、根本的に解決する所までは行きません。
すこしグリルの入り口を開けて使うなんて荒ワザもありますけど・・・


一番の理由は・・・・使った後の、掃除がしにくい点です。
焼き魚とかをすれば、油も汁も跳ねて飛びますから、盛大に汚れます。
でも、それを掃除するのが大変なんです。
排煙機構部分なんてのは設計段階から、お掃除するのを放棄・無視してますからねぇ。

網に関して、こびり付き防止策ってのが色々とあるようです。
「お酢」を塗っておくって方法は・・・・あれは網を酸で傷めますからオススメできません。
代わりに「サラダ油」を塗るのは、まぁ良いかも知れないけども、あんまり効果が見られなかったりします。
事前に充分加熱しておくのは基本的には良いんだけど、グリルってのは形状が悪くて魚を入れる際にヤケドしやすいんで要注意です。
まぁこびり付いたなら付いたで、あとはお湯に漬けたりして根気良くお掃除するしかないですな。


「グリルなんて、ダメだ」と紋切り型口上で否定し、終わりにするつもりはありませんよ。
嫌いだし使いにくいとは思いますけど、それでもすでにあるんですから何とか活用したいと思ってます。

まずは、下調理とかで食材内部までの調理加熱は他でやっといて、グリルは焦げ目だけ付けるのに使う方法が良いでしょうな。
順番を逆にして、表面の焦げ目をグリルで付けといて、後の仕上げは電子レンジで行うってのもアリです。
電子レンジならば食材の芯から直接加熱ができますからねぇ。

他には、弱火でじっくりと焼き上げるモノだと、比較的上手にできたりします。
西京付けとか粕漬けなどですな。
もっともこれらを焼く場合には、前述の通り身の厚みなどに配慮する必要があります。
身崩れが生じない範囲で厚みを抑えるってのがコツです。
(ブ厚いのは包丁で薄くするとか)

しいたけのマヨ焼きとか、ナスの味噌焼きとかは、けっこう上手くできますねぇ。
これらの料理だと、万一加熱不足になっても電子レンジでのリカバリーが簡単にできますし。
むしろパサパサになりにくい点で、有利だったりもします。


コンロ全体に話を戻しまして、GT-BS1Rって機種ですけど、まぁ新しい目の製品ではあります。
特徴としては、操作系が完全に「電子化」されてるんです。
パネルスイッチになってますんで、ツマミをカチッ!とひねったり、ボタンを押し込んだりはしません。
この電子化の恩恵で、各種安全装置が完備されてます。

例えば、空焚き防止機構とか、未着火検出とかですね。
グリルにはタイマーまで内蔵してますから。
それと左側コンロだけですが、「湯沸し」「あげもの」「炊飯」なんて機能もあります。
これは温度を監視してて、お知らせしてくれたり、火力の自動調整してくれたりなんです。

「あげもの」機能は、本当に役立ちます。
私の流儀ですと、揚げ物は「フライパン調理」なんです。
てんぷら鍋も一応ありますけれど、小さいんです・・・・・。
フライパンだと開口部面積が大きく、火力調節を注意すると比較的少ない量の油で調理が出来ます。
天ぷらを作るよりも、フライとかのが多いんで、フライパン調理に向いてんです。

電池に付いては、このスイッチパネル下部に入ります。
こういうのは本体裏面とかが多いんだけど、汚れがちですからねぇ。
交換がしやすい、前面に付いてるのはまさしく好感がもてて嬉しいですな。


ちなみに我が家のガスは、プロパン(LP)です。
実はガス機器ってのは、プロパン用と都市ガス用とは、仕様が異なりまして互換性がありません。
機器製造メーカーには、相互に仕様変換キットが出てて、仕様変更は可能ですけど有料です。
ガスホースの色によっても区別するようになってますよん。
プロパンは「橙色」で、都市ガスが「青色」だったと思います。
実はカロリーが違うので、ちょっと都市ガスの方がパワーがあったりします。

電子レンジも、50/60Hzのサイクル交換って作業をいくつかやったコトがありました。
これは発振電波の周波数が変わっちまうんで、それの対処です。
もっとも今では回路が違ってて、インバータになってたりするので周波数関係なしに使える製品が多いです。
レコードプレーヤとか、時計とか、周波数変更がある機器ってのは昔の話になりつつあります。
あ、でもモーター機器でエアコンなんかは能力差が出てたりしますね。


最近の、オール電化に伴うIH化に付いてです。
そもそもIHってのは何ぞやってのから入りますが・・・・強力な磁力線を発生させて、鍋などの容器自身を熱源にして調理する仕組みです。
つまりIHコンロは熱くならないんだけど、お鍋はチンチンになるんですね。
当然、料理はお鍋に入ってるので、加熱調理されるって寸法です。

原理的に、お鍋が金属製である必要がありますし、その材質も鉄かステンレスに限られてました。
(最近はアルミでも使えるIHコンロが出てますが、実は夢の技術のレベルの製品なんです)
つまり、使用できるお鍋と、出来ないお鍋が出てくるんです。
土鍋に関しては、IH専用に作られたモノじゃないとダメですけれど、それ以外にも使えない鍋ってのが沢山ありますからね。
「IHは鍋を選ぶ」宿命を抱えてます。

もっともメリットも大きいんです。
まずは安全性と制御のしやすさによる多機能。
火を使わないので、火事のリスクが大幅に少なくなります。
ガスにはガス漏れのリスクだってありますからねぇ。
さらに直接パワーをコントロールできますので、天ぷらとかこまめな火力調節の必要なモノは得意です。
タイマー機能も付いてるのが多いですな。
その他には、厨房の温度が上がりにくいって点ですね。
今のシーズンだと特に顕著です。
火炎からの輻射熱とかがありませんので、キッチンが暑くなりにくいんです。
もっともお鍋とかからの熱は出るんで多少は暑いんですけどね。

あとはハイパワー仕様のがコンパクトな製品で実現できるってトコですな。
3kwクラスのだと、そのパワーは業務用のコンロに匹敵します。
そんな火力の強いのが一般家庭にも使えちゃうんです〜〜〜〜@
お鍋自体が熱源ですから、効率も良いです。
反対にトロ火での長時間調理ってのも、ムラが生じにくく簡単だったりします。


IHは電気を沢山使うんですけど、これは仕方ないというかむしろ当たり前ですねぇ。
でもこのおかげで、昔の家では電気配線を根本的にやり直さないと使えない場合が多いです。
もっとも新築の家を建てる際にIHを採用するパターンが普通になってます。
マンションなど共同住宅とかは防災の面からもIH化を推進するコトが多いです。
それと・・・焼き物は苦手ですねぇ。ロースター付きの製品もありますけども。
「海苔を炙る」なんてコトは残念ながら出来ません。


もっともコンロなんてのは、やっぱり使い慣れた物が一番良かったりするんです。

●2010年07月27日(火)

突然ですが・・・「この酢の物を作ったのは誰だっ!?」と怒鳴られそうな勢いで始まります。
料理ネタです。和食です。美食倶楽部っぽいです〜〜〜〜〜@

季節柄、どうしても食欲が低下しやすいです。
ですから献立ては、食べやすさを考えて決めなければなりません。
汗をかくので、ある程度塩気があり、味付けも濃い目でさっぱりが良いかと思います。
でもちゃんと栄養のコトも考えなきゃイケマセンね。

と言うことで、更に和食系ともなればこれは「酢の物」は外せないでしょうな。
実は会席料理とか、本膳料理とか、色んなコース料理ってのがあるんですけど・・・・
難しくて、はっきりしたコトまで判りませんv
確か「一汁三菜」が基本形としてあって、飯・汁・香の物,なます.煮物.焼物、という部分に分かれてます。
このなますってのが、和え物だったり酢の物だったりするんです。
ちょっとした酒の肴みたいなんですけど、
ちなみに香の物ってのはお漬物ですねぇ。
で、使う器の形状とか配置とかが、色々と細かく決まっています。
これが複雑なことに色んな流儀がありまして、時代と共に変遷して完成されていった経緯まであります。
ちゃんとしたトコでは、ちゃんとした決まり通りになっているらしいんですけどね。
これはどちらかと言うと「お作法のルール」の分野だと思います。

もっとも、こんな小難しいコトにこだわる必要なんてのは、どこぞの皇子様お姫様でもない限りございません。
普段の晩御飯として料理を並べる際に、こんな感じかな〜って応用すればokなのです。
一汁三菜に則ってだと、ちょっとしたご馳走になりますねぇ。
そんなの関係なしの場合でも、メインの料理に添える一品として「酢の物」はオススメです。
丁度サラダの代わりにもなりますからね。


んで、酢の物ってのはちゃんと作ろうと思うといくつかのコツがあります。
もちろん作り方のレシピってのは色んなのがありまして、作る人によりけりです。
私の流儀では・・・ちょっと酢のあたりがソフトな方が良いので、酢タレには一度火を通します。

まずは、三杯酢から。
三杯酢ってのは基本形として、「酢」「醤油」「みりん」をそれぞれ1杯ずつ混ぜ合わせるんです。
しかしちゃんとした分量の割合だと1:1:1ではなくて、3:1:2位ですねぇ。

3があるのなら2もあるだろってんで、二杯酢。
これは別名「酢醤油」とも呼ばれて、「酢」「醤油」を3:2位で混ぜます。
甘くない酢の物はコレですな。

じゃ甘いヤツで、と言う事だと甘酢です。
これは「酢」「砂糖」を1:1で混ぜ、それに塩を少々加えたものです。
お野菜類なんかをこれで漬けといて供するととても美味しくさっぱりといただけるのです。

これの応用が、寿司酢ですねぇ。
配合は色んな説がありますが、「酢」「砂糖」「塩」が3:2:0.5位でしょうか。
ちなみに教えて貰ったのは大阪のお寿司屋さんなので、江戸前では砂糖は入らなかったと思います。


のっけからの美味●んぼネタから、そろそろ出て来るだろうを期待してる方もいると思います・・・・
お次は、「ポン酢」ですねぇ。
ポン酢のポンとは何だ?と偉い芸術家の先生が息子に問うた話が有名です。
細かい謂れはウザいんで置いといて、ようするに柑橘系の風味が効いた合わせ酢です。
柑橘系の果汁(レモンとかすだち、かぼす、ゆずなど)と、醤油とほぼ1:1位で混ぜます。
(使用する果汁により味の具合が変わるので、配合で調整します)


これらはあくまで基本ですんで、本番の料理を作る際はここからさらに応用するのです〜〜〜〜@
まず、お酢なんですけど市販品のごく普通のってのはどうしても酸味だけキツくて、その他の味わいが足りません。
ようするに「風味」と「コク」を足してやらないと、味に深みが出ないのです。
なので、甘みの為の「お砂糖」を「味醂」を使うことで、コクを足してます。

この「味醂(みりん)」もまた曲者なんですねぇ。
私はたまたま地元が味醂の故郷・三河地方ですんで、本物のちゃんとしたのが比較的簡単に入手可能です。
しかし、スーパーなんかでは「みりん風味の調味料」が安く売ってるので、まぎらわしいんです。
味醂ってのは、とても甘く濃厚なコクがある調味料だけど、れっきとしたお酒です。
なので本来は酒屋さんで売ってて酒税も掛かってるモノなんです。
当然、生のまま使うと酔っ払う可能性がありますんで、火を通すのが基本です。
本みりんと、みりん風との違いってのは甘さの質ですけど、みりん風は基本的に、水あめ・シロップの甘さで成立してます。

みりんが無い場合とかは、お砂糖と日本酒を混ぜて使うやり方もあります。
同等のというわけには行きませんが、コクと甘みが必要な場合に打ってつけなのと、もう一つ理由があります。
それは、お砂糖をキチンと溶かすのに都合良いのです。
火を通してアルコールを飛ばすんですけど、過熱して混ぜると簡単にお砂糖は溶けて混ざりますからね。
これは日本料理の基本的なテクニックとして知られています。
あと、味醂の甘みがキツすぎる場合は、日本酒で割る方法もまた良く使われてます。


・・・こういう時に使う日本酒に、何かの風味が付いてると「おおっ!」となるんですねぇ。
ここで、冒頭のスッ飛ばしたのが、また生きて来る訳ですv


〜某・美味●んぼの一節より引用〜

『ムウ…・・ダシのとりかたは完璧、調味料の配合も申し分ない。
 酢を使っているが、酢のキツイ香りを巧みに抑えてある。
 ふむ・・全体的にわざと香りを抑えてある・・・・・・・
 いや待て・・・・・・かすかに・・・かすかに何か香りをつけてあるぞ!
 このわずかな香りが、この何もなんの味も匂いもなきものに、
 鮮やかでふくよかな風味を与えているのだ・・・・・。
 この香りはなんだ?』
『おのれ!! この♂▲の味覚と嗅覚を試そうというのかっ!!』

(中略)

『桑の実だ!! そうだろう!!』

〜引用終わり〜
てなワケでして、日本中に「偽グルメブーム」を撒き散らしたこの漫画ではございますが、このお話の時はマトモでしたねぇ。
(他の話では、ちょっと酷いのもイロイロありましたけど・・・)
確かコレは、最初に「鯉のあらい」を調理した人がタバコ吸ってて、「このあらいを作ったのは誰だぁっ!?」とバレて首になったと。
んで、不良記者に泣きついて入れ知恵してもらって、酢の物で♂▲氏を唸らせ、目出度く職場復帰したと。
その時も「これを作ったのは誰だ!?」と、ドスドスと足音を響かせながら。
そんなストーリーだったと思います。

喫煙者が嫌いだってのは判りますけど、ここまでとは・・・・
一応知り合いに料理人は数名いますけど、ごく普通にタバコ吸う人もいますよ。
まぁ、芸術的に極限の高みを目指す崇高な料理職人ならば、タバコは大敵かも知れませんけど。
確か他の料理マンガ「味いちもんめ」とか寿司マンガとかで、親方クラスが休憩中タバコをプカプカやってるシーンが普通に描かれているのです。

期せずして、先日のネタと繋がりましたねぇ。


で?風味の話でした。
酢の物に風味を付けるのに、わざわざ何か漬けた日本酒なんか使わなくてもちょっとした薬味として加えれば良いと思います。
例えば・・・柚子の皮とか、生姜とかですねぇ。山葵なんかも変わりダネとして良い場合もあります。
レモンがあれば、イチオシなんですよ。アレは何にでも合いますから。
出汁昆布を漬け込むって手法も有効ですけど、意外とコンブは他のモノとの相性がありますので注意。

で、酢の物の場合には「酢タレ」だけでどうにかしなきゃならないワケではありません。
あくまで漬ける具というか中身もまた、重要なのです。
味わいとコクを出すには、何と言ってもダシですねぇ。

合わせ酢を作る際に、だし汁を加えるやり方もあります。
でもどうしても酢などとの配合が難しくなるので、家庭用には「つゆの素」で代用する方法がオススメです。
つゆの素ってのは、出汁の系列がイロイロとあります。
鰹だし系で濃いもの、他の魚だしとの複合タイプ、昆布が効いてる系、椎茸が効いてる系、出汁は効いてなくてかえし風のモノ。
これらの特徴をよく掴んでおくと、ちょっとだけ出汁風味が必要な場合に代用できますです。
ただし、美味●んぼ・♂▲氏に感化されてグルメになってしまった方がいるとダメかも・・・。

ちなみに、今回は写真Cにある通り、隠し味として「オイスターソース」を僅かに加えてます。
牡蠣を熟成させた醤なので、海産物の濃厚な風味がありますからね。(強いので加減が必要です)


それと、お砂糖を使ってますけど・・・甘み調味料ってのは、種類がいくつもあって、それらを複数組み合わせるとより美味しい効果が生まれます。
清涼飲料水なんかで甘い奴の、原材料欄を見ていただくと、複数の糖類が使ってありますよね。
ちなみに、これと同じことが、お酢に関しても言えるのです。
いろんな種類のお酢がありますんで、それらをいくつか組み合わせて用いるってのも、日本料理の調理人が使う基本的なテクニックです。
穀物酢+果実酢って組み合わせがよく用いられるようです。
まぁ本当はお酢も凝りたいんですがキリがないし、意外と家庭ではお酢はあんまり使わないんで保管上の問題もあり断念してます。


とりあえず、作り方です〜〜〜〜@

まずは、★合わせ酢★から。
電子レンジで直接チン!出来る、耐熱ガラス製の小鉢はかなり便利ですよん。

お酢・・・大匙3、しょう油・・・・・大匙1+、みりん・・・・大匙1、お砂糖・・・・大匙1.5
※出汁風味が必要な場合、つゆの素をしょう油と入れ替え加減して使います。

@これをチョチョっと混ぜて、A電子レンジでチン!(500W/約1分30秒)
Bちょっと隠し味のオイスターソースを小匙1/3ほどコッソリ加えて、冷ましておきます。

※とにかく味醂(または酒)+砂糖で加熱して、アルコール飛ばし&溶かし込みは必要です。
でもその他の材料に関して風味や香りを失いたくない場合は、加熱なしで後混ぜでもokですよん。
自分なりのレシピってのを作るのがオススメです〜〜〜〜〜〜〜@
実は隠し味に蜂蜜もほんの少しだけ使ってるし


次は、★具材のきゅうり★です。
きゅうりの扱い方ってのは、色んな方法があります。
今回私がやったのは、皮を半分残して剥いて、薄く輪切りします。
他に皮むきに関しては、お塩できゅうり表面をゴシゴシと「板ずり」する場合もありますね。
これは皮の風味を活かしたいと思った場合にやります。

で、薄く輪切りにしたのを、「塩もみ」にします。
写真Dのプロセスですよん。
塩もみをすると、しんなりして良い感じに漬かるんです。ごく浅い漬物って感じですね。
小匙1杯ほどのお塩をパラパラときゅうりへ振り、手でモミモミして馴染ませます。
ここで基本的には2〜3分ほど置いときます。
時間は、材料の具合で加減して、歯ごたえが残るようにして下さいね。
(置き過ぎるとコシが弱くなりフニャフニャします)

こうすると、水分が滲み出てきます。
これを流水でささっと洗い流し、それからちょっと水を張って5分ほど置いときます。
これは塩抜きですねぇ。写真Eです。
きゅうりに塩味が残った方が良い場合は洗い流すだけでokなんです。
この時間によりきゅうりの風味をどの程度残すのかの加減が出来ます。
もともと味の薄いきゅうりならば、ささっと短めに。アクの強いモノなら長めにです。
そしたら、水気を絞って一段落完了です。写真F


いよいよ★混ぜ合わせ★です〜〜〜@
ツナ缶(今回はカツオのシーチキン)を、油を切っておきます。
この時少々油が残ってても味の点ではokですよん。出汁みたいなモノですからね。
ただし見た目がちょっと悪くなりますけど。
具材は主に海産物が似合います。
ゆでたタコとかホヤとか、ジャコやシラスとか。
彩りを加えるのにカニ(カニカマ)をちょい載せするのも良いですねぇ。

天盛りとして、針しょうがとか針柚子なんかもいいし、すりゴマを加えても良いです。
それと酢の物には、わかめとかの海草も良く使われます。
これの場合はとにかく食感が生命なので、トロトロにならないよう注意して下さい。

で、塩もみ済みのキュウリと、合わせ酢と混ぜます〜〜〜〜〜〜〜@
写真Hがまさにその瞬間です。


できあがりなんですが・・・・
私の場合は、ここから冷蔵庫でキンキンに冷やしますv
まぁ別のおかずの準備とか配膳の準備とかしなきゃなりませんから、その間が冷却タイムです。
大抵この手の料理ってのは、食べる直前に和えるモノなんですけどね。


合わせ酢ってのは、出来合いのインスタント製品も売られているようです。
確かにコレでも美味しく作れるんですが、でも味の好みが意外と出る料理ですから、自分で加減するのが良いでしょう。
インスタントを使う場合でも、ちょっと調整してあげると随分と趣が違って来るんです。

ポン酢や寿司酢に関しては・・・使っているお酢の種類が、ちょっと変わってます。
前述した通りポン酢は柑橘類の果汁です。つまり柑橘類を買って来なきゃ作れません。
寿司酢に関しては、一般的な酢の穀物酢ではなく、米酢や赤酢という寿司用の酢を使うんです。
どっちの酢も、複数の種類のがブレンドされてたりしますけどね。
なのでこれらの場合は、インスタントの合わせ酢を使うのはアリだと思います。
そもそもの材料が大幅に異なれば、ちゃんとした味・風味にはなりませんからねぇ。
ちなみに、すし酢に関してはメーカーがブレンド済みのモノがありますが、インスタントって訳ではありません。(お寿司屋さんも良く使ってますので)


で、我が家(というか私)の酢の物のレシピは、特徴的なのがお酢を加熱して使う点です。
これは使ってるお酢が、「ミツカン穀物酢」というごく一般家庭用のモノで、少々キツいんです。
もしもこのお酢が別の種類のモノ(高級なモノ)だったりすれば、折角の香りが勿体無いんで熱は入れないでしょうな。

ちなみに、加熱中の蒸気を吸い込むと、かなり強烈に咳き込みますんでご注意を。
かなりの刺激性の気体が出てきます〜〜〜〜〜@
電子レンジの中も、酢の匂いがプンプンしますんで、後はちよっと扉を開けとかなきゃダメですよん。
とにかく、換気注意ってコトでオネガイしますね。
まぁ合わせ酢に関しては、作ってからちょっと置いといた方が馴染みますから、早めに作っとくのが良いですな。


でもって、今回の晩御飯はこの酢の物のみってワケではもちろんありませんよ。
ちゃんと別に、お刺身とかもありますからねぇ。
ちょっとしたお祝いだったのですが、外食しに行く代わりとして、ちょっと頑張ってみたのです。
品数がちょっと多かったので大変でした。
特に・・・・洗い物が多かったな・・・・。

●2010年07月26日(月)

実は、ネタとしては上のと繋がっているのです。

お祝い膳ってコトでして・・・・お赤飯を炊いてみましたv

どんなお祝いかってのはプライベートなコトですんで割愛します。
ちなみに我が家は年頃の娘とかは居ませんので、妙な想像をしないように。
夢・妄想・アレってのは、とかく膨らむモノなのですがv


お赤飯ってのは、大抵お餅屋さんとかで買って来ますよねぇ。
昔から作るのが難しいって言われてます。


炊飯器で作る場合のやり方です。
ちなみに、炊飯器に「お赤飯・おこわモード」が付いてるモノって前提ですよん。

(1)もち米を研ぐ。最低3時間、できれば前夜から水気を切って置いとく必要があります。
(2)あずきをゆでる。少なめの水(400cc)にて、さし水をしながら20〜30分ほど。
 茹で加減は8割程度で、噛んで食べられなくも無い程度。
 茹で汁は炊く時に、赤飯の色つけに使うので量が多すぎないよう注意。
(3)お砂糖と塩を加えて、お水(茹で汁+水)は少な目で炊く。豆は米の上に乗せる。
(4)炊き上がったら充分に蒸らして、ごま塩を振りかけて食べますv

量は、もち米(3合)/小豆(1/3カップ)/砂糖(大匙1)/塩(小匙1)とゴマ塩。

※ちなみにこのレシピは炊飯器の説明書などにあります※


まぁポイントとしては、お赤飯のあの赤い色ってのが、小豆の茹で汁を使うトコですね。
なのでたっぷりのお湯で茹でちゃうと、茹で汁が多すぎ・薄すぎでダメなのです。

ちなみにパスタやマカロニやうどんなどの麺類、ジャガイモなどの野菜を「水茹で」する場合は、
とにかく「たっぷりのお湯で茹でろ」って言われてますね。
これは、小麦粉の茹で汁が、麺に再回帰して味を悪くするのを防ぐためだそうです。
茹で汁=スープ、でもありますので、使い道はケースバイケースでしょうな。

んでもって、私が嫌いなタイプの言い方として、やたら「栄養が」ってのがあります。
(派生タイプに、塩分がとかカロリーがとかもあります)
この場合だと、茹で汁の中に「栄養が」逃げちゃう、とか言うんですよねぇ。
もちろん栄養他を考えなくて良いワケではありませんけれど、やはり味が最優先だと思います。
料理を食べるのか餌を喰うのか、どちらか選べってコトですよ。
生命の維持目的ならば餌で充分です。
ちなみに、私は他人の食餌に付き合う趣味はありませんので、こういうコトを言う人と食事に行くことはまずありません。
まぁ病人向けとかの事情があるのなら仕方ないと思います。それでもご一緒して食事はしたくないなー。

話は脱線しましたけれど、とにかくお赤飯ってのは一種の「炊き込みご飯」なんですねぇ。
なのでコツとか手順とかが必要なんでしょう。


しかし、今回はもっと手軽なモノを使いました〜〜〜〜〜〜@
というかコレを頂いたので、お赤飯を炊いたんですけどね。

これが写真の、「お赤飯セット」です。

内容は、もち米(無洗米)にお豆(ささげ豆。調理済み)、それとタレ。ごま塩も入ってます。
そしてこれらは保管のために空気を抜いて脱酸素剤入りのパッケージに入ってますv
容量は2合ですから、お茶碗に軽く3杯分ですな。

・・・これだけ見ると、なんか軍事用携帯口糧(レーション)みたいですねぇ。


作り方は、いたって簡単。
炊飯器に米をそのまま(無洗米なので)投入、お豆とタレと、規定量のお水(250cc)と、これまた規定量お塩(小匙1/2杯)も投入。
よくかき混ぜて、普通の白米モードで炊きます〜〜〜〜@

コツとしては、余計な水分を吸収させないコトですな。
本来もち米を研いでからザルにあげて、水気を3時間〜一晩切るんですから。
なのでタイマー炊飯とかする場合には水を減らすように指示されてますです。
まぁ混ぜてから即炊飯のスタートスイッチをon!ってのがベストでしょう。


他の製品でも、例えばもち米ではなくて、普通の白米で炊ける赤飯の素とかまであります。
「炊き込む」タイプと、炊き上がってから混ぜ合わせる「混ぜご飯タイプ」ですな。

ちなみに、「炊き込みご飯」と「混ぜご飯」の2種類あるんだけど・・・・
我が家ではずーっと後者の、混ぜご飯でした。
これはどうしても水分が多くベチャベチャしてて、嫌だったんです。
なので家の人に懇願したのですが、却下。

理由は・・・炊き込みご飯の方が確かに美味しいんですけど、その反面難しいんです。
特に味付けの具合とか、具剤の煮具合とか、風味ですね。
何度か作って慣れてくれば感覚的に掴めるんですが、それまではちょっと失敗するコトも覚悟しなきゃなりません。

もっとも家の人が作ってくれないんならば、私は食べたい物を自分で作るしかないのです。
お料理得意な奥様でもいればすごく良いんですけど・・・・冒頭の妄想とイコールですねぇ。
私はこの「炊き込みご飯」ってのが、一番の大好物ですv
カレーライスも好きで、いくらでも食べられるんだけど、それ以上に好きなのですv
ですから、やはりこれは自分で作るしかない、と思って、修行の成果により今では満足の行く炊き込みライフを歩んでます。


やはりお赤飯の素ってのも、最低限「炊き込みタイプ」までにしとくべきですな。
うるち米で出来る奴の仕上がりには、興味がありますけどね。


てなワケでして、上のネタと関連してのお祝い膳でしたv
品数を用意した日本料理ってコトでしたけど、さすがに後片付けも大変でしたねぇ。

お赤飯のもち米ってのは、とかく引っ付きやすいんで、お釜を洗うのにも苦労しました。
お湯張っといても、うるち米と違って取れませんからねぇ。

もち米は腹持ちがとても良いので、ちよっと少な目の量を食べるようにしないと後々苦しいですよ。
今回はちゃんとその辺を判ってましたので、大丈夫ですv
完成したお赤飯は写真に撮りませんでしたけど・・・・まぁ普通の状態です。
もちろんですけど、上手く炊けたので、とても美味しかったですねぇ。
これならばお餅屋さんで買って来るのと同じ位の仕上がりでしたから。

次回は、素ではなく素材からに挑戦してみたいと思います。

●2010年07月25日(日)

もう二度と言うまい、と思っていたのですが・・・・・

暑い〜〜〜@

どうやらピークは通り過ぎて、僅かずつながらこれから最高気温は常識的な温度になって行くと思われます。
地域にも寄りけりですが・・・・温度高すぎですねぇ。


写真は、私の部屋の机の上にリセットして置いといた「水銀柱体温計」をそのまま何も手を加えずに撮影したモノです。
これが午前中ですでに、この数値なんです〜〜〜〜〜〜@

なんと!37.8度ですよ。

これは確実にヤバい室温ですな。
ちなみにお部屋のエアコンは完全に、暑さに負けてしまって冷房がほとんど働きません。
室外機の設置条件が悪いのです・・・・・・。


エアコンの室外機ってのは、夏の冷房時には熱くなって外気へ「放熱」をさせてます。
冬の暖房の場合は逆に冷たくなって外気により「加熱」してます。
この熱移動がうまく行かなければ、いくらコンプレッサーがフル回転して冷媒ガスを循環させようにも、ダメなのです。
それと、夏は陽射しの加減、あと湿気とか風の通り方も含めた「設置状況」が重要なんです。

根本的な原因ってのは、そもそもこのエアコンは冬に購入して工事したからなんですけどね。
そのおかげか、暖房に関しては相当外が寒くてもイイ具合に効き、しかも霜取り頻度も少ないです。


で、室温が人間の体温より高いってのだけでもヤバいんですが、湿度に付いても高かったりします。
なんか、大気の重さとか質量とかの存在感を、凄まじく感じるんですから。
ネバネバ・ネットリとしてて、いくら扇風機で空気をかき混ぜてもどうにもなりません。

先日のコラム記事に、「37度ちょっと」と書きましたが、その時の体温計の状態は引き出しに仕舞ってあったんです。
今回はちゃんと温度を測るつもりで、周囲に熱源の無い普段使ってる机の上に置いときましたから正確です。
37度どころではなかったワケでして・・・正直、血の気が引きました。

熱中症気味になった影響はちょっと残っています。
なんか、やたらクラクラと眩暈(めまい)がするのです。それと頭痛ですな。
フワフワ感があって、酩酊してるみたいで気持ちいいんだけど、力がフッと抜けるのが厳しいです。
もう、二度とこんな失敗をしないように、気を付けますね。


んでもって、暑くて、エアコンも効果が無いってんならば・・・・避難しかありません。
季節柄「疎開」と言った方が良いのかも知れませんねぇ。

日曜日ですし、ちょっとフラフラするけれどバイク(TT-R)で山奥方面へ、避暑に出掛けてきました。
ココ最近はどうしてもかもめカブばかりだったので、ちょっと遊びで足を伸ばすってのは久し振りです。

さすがに山道の登りだと、250ccクラスでは馬力不足感は否めません。
しかし、車検があるクラスだとさすがに維持するのも大変ですからねぇ。
よほど気に入ったバイクでもない限り、何となく持つってのはちょっと無理があります。
もっともTT250Rはシート高がありますんで、正直乗り降りが苦痛です。
乗ってりゃ慣れるかなと思ってたけれど、年を経て益々苦痛度合いが高くなってたりするんです。
(以前の方が、むしろ気にならなかったような気がする)
こういう細かい部分なんだけど、「乗るのが億劫」になるキッカケには充分ですねぇ。
これは大敵です。
やっぱり、こまめに乗れないとダメなんですよ。
バイクが動かなくなっちゃいます。

TT250Rはおかげさまで、なんとか動態保存できてます。
バッテリーも能力を維持してるし、始動性や吹け上がりも良好です。
まぁ、何とか言いつつもちょこちょこっと定期的に乗っているのが良いみたいですな。

バイクに乗る生活ってのが出来るかどうかは、人それぞれの都合がありますから何とも言えません。
しかしできる事ならば、バイクに乗る際に一種の「覚悟」とか「気合い」が必要になるってのはオススメできません。
気軽にちょっとお出かけ〜ってのじゃないと、ついつい放置プレーまっしぐらですからね。
もちろん、その覚悟を乗り越えられるほどの魅力を感じてて、その気持ちが維持できてりゃ話は別ですけど。

もっとも、バイクにあまり拘り過ぎるのも、つまらなくなる要因なんですけどね。
そこそこで気軽に楽しむのがとりあえずのコツでしょう。


とか言いつつも、だらだらと約100kmほど走行してまいりました。
とりあえずの目的地として、涼しそうなトコを目指したのですけどね。

現地には、旧いハーレー2台と、ゼファー750、ビクスク、それと珍しくヤマハTDR250がいましたねぇ。
他にはヤマハ・ディバージョンと、スズキGS250FWなんてのもありました。
まぁ道の駅なんかでもそうですが、ピカピカの高級な車種ばかりではなく、意外とボロっちいのとかも愛用してるライダーは多いんです。
どうしても向上心(or自意識)が過剰だと、上ばかり見がちですけどね。
・・・と言いつつも、私自身がそのボロっちい派そのものだったりするのですが。


この写真の池付近の気温が27〜28度ほど。
正直言って、涼しくて気持ち良いんです。
バイク乗り連中の他、家族連れも結構いました。
中にはお昼寝してる人もいましたけれど、これはごく自然の摂理だと思いますよ。
私も30分以上は、ぼーっとしてましたもん。
しかも池には、ボートが。

そして、帰り道ですけど山の中の集落まで来ると、気温が31度ほどになります。
日陰ならばまだまだ涼しいなと思いますです。

そして、もっと戻ってくると気温が33度ほどに上がります。
そろそろ大気の質感・存在感が出てきますねぇ。
でも、走行していれば風のおかげで、そんなに暑いとは思いません。

しかし、山を抜けて平野部にまで戻ってくると、完全に「ヌメヌメ空気」の中です。
気温は35度位なんだけど、多分湿度がすごく高くで空気が淀んでいるのでるんでしょうな。
アスファルトからの照り返しもあるし、不快指数が一気に上がります。
走行風も、なんかヌルイのがまとわり付いてくる感じですからねぇ。


実は、愛知県の話なのですが・・・他所と比べると、凄く蒸し暑いんです。
まるで「肉まん用の蒸し器の中みたい」ですな。
特に、名古屋にいる時は酷かったですよ。

ある時に、この時期九州に居た年がありますが、気温は高くてもここまで湿気はありませんでしたからねぇ。
比較的カラッとしてるので、嫌になって気分が滅入るような暑さではないです。

金沢に居た時だと、蒸してはないけど温度が非常に高く、それが夜半になっても下がりません。
昼も夜も同じ厚さが続くってコトで、まるで「オーブンの中にいるみたい」でした。
盆地の地形特有の、フェーン現象に見舞われてる所はこんな感じなんでしょうね。


まぁ、愛知県ってのは通年で気温が高く温暖なんです。
冬の雪だって、年に1〜2回程度しか積もりませんし。(山間部は別ですよ)
温暖というかむしろ熱帯に近いのかも知れないです。
お野菜とかメロンとか花とかの栽培が盛んなのも頷けますね。


あ、それと一点気が付いたこと。
やたらアウディTTが走っているのですよ。
高級スポーツカーってのは何か終わってしまった感じがありますけれど、その中でも頑張ってるようです。
こういうクルマが走ってるのを眺めてると楽しいですねぇ。
今日の徘徊中でも、2度ほど後ろに付いてしまいました。
同じカラーだったし、ナンバーも近かったんで「まさか同じクルマか?」と一瞬思いましたけど、よく見るとマフラーが異なりましたねぇ。

それと、途中の「沢」で水浴びしてる家族とかをよく見かけました。
市民プールとか行くよりも涼しそうですが、事故にはくれぐれも気を付けて頂きたいモノです。
川ってのは思いがけず流れがあったり、深くなってたりしますからねぇ。
でも自然の冷房効果で、気持ち良さそうでしたv
まぁリスクとか気持ちよさってのは、バイク乗るのも一緒なんですけど。

●2010年07月24日(土)

なんかデフレ進行中なのか、やたら価格破壊の話が多いです。
つまり値下げってコトでして、二輪関連も先日ホンダが新車販売価格を値下げすると発表してました。

安く買えると言うことは、良い事でもありますが、悪い面もまた抱えています。
産業が衰退する要因にもなり得るんですよね。

ここで顕著なのが、ファーストフード夜食部門の代表格「牛丼」です。
何か値下げキャンペーンとかを、やたらやってる印象があります。
しかし最近は、恒久的な安売りではなく、一種のタイムセールの様相を呈してたりするのです。
もうすぐまた各社がキャンペーンをする様子ですのでニュースをあさって、調べてみました。

・牛丼の値下げキャンペーン情報
吉野家: 380円 → 270円  期間:7月28日〜8月3日(7日間)
すき家: 280円 → 250円  期間:7月27日〜8月10日(15日間)
松屋 : 320円 → 250円  期間:7月29日〜8月5日(8日間)

※対象店舗に関しては、詳細不明です。


250円で牛丼が一杯食べられるのは、ちょっと驚きですねぇ。
実は私はあんまりこの牛丼ってのは食べません。
まぁ出先で仕方なくってパターン位でしょうか。
ラーメンなどの方が好きってのもありますけれど、でも若かりし頃は良く食いに行った物です。
それにしても、このお値段ってのは安いです〜〜〜〜〜〜@

というか、元々のお値段もこんなに安かったんですね。
多分「並み盛り」の値段だと思いますが・・・・
私は、色んなモノを載せたりしてあるのが大好きなので、標準仕様のはあんまり見ていないんです。
吉野家に行く時は、玉子とか一緒に注文しますねぇ。
すき家の場合だと、お豆腐がサラダ仕立てになってて牛丼のタネが掛けてある奴が好きなのです。
松屋に関しては、私の行動範囲内には見当たりませんので、行った事がありませんv

牛丼ではないけれど、カレーライスになるとそれがより顕著です。
カツカレーとかの方がむしろ食べる機会が多かったりするんです。
ネットなんかで見てると、CoCo壱番屋で「トッピング全部載せ」とかやってたりしますけど、
実際にああいうのには憧れがありますねぇ。
もっとも、以前やってた「大盛り1300gチャレンジ」に挑んだ時はさすがにシンプルな内容にしましたが。
(壱番屋と、他に良く似た内容のカレーショップで2回挑戦して成功しております。20代の時ですけど)

こういうトッピングとかは、お店側が利益を出す手法として使われてますんで、良いお客さんだったりしますねぇ。


ホンダの二輪値下げに関しては、今後3年間掛けて10年前の価格水準を目指すとのコトです。
これは安売りとかデフレ加速とかに絡めて7月上旬に報道されたのですが・・・
ちょっとした、ミスリードがある様子です。

やたらにマスコミは「若者のxxx離れが・・・」と書きたがりますねぇ。
何故なのかは定かではないんですが、私のプロファイリングではこんなトコです。
ニュース記事の編集決定権を持ってるのは、爺ぃ世代なので、若者の「若さ」が羨ましくて仕方ない。
年寄りの愚痴の代表的なのに「最近の若い連中は・・」ってのが普遍的にありますけど、それが出てるだけのコトみたいですな。
そもそも、一般的なニュースや報道ってのは、発信先が「頭の非常に悪い、低レベルな人々」を想定しているので、
こう言う使い古された価値観に基づいての論調が、無難で安全でそこそこ受けが良かったりするのです。

もちろんバイク人口が少なくなって来ているのは事実でしょうけれど、だからって今の若者全てがバイクに対する興味を失っている訳ではないと思います。
いわゆる「ブーム」の時と比べるから、変になるだけでしょう。
「好きな人は好き」に尽きるんですな。


で、2000年の価格レベルに下げるってのは、つまりそれ以降値上げした経緯があると言う事です。
これの最大要因は、二輪車の排気ガス規制強化ですねぇ。
2段階に規制が強化されて、元々のバイクブーム終焉に伴う売り上げ減少もあり、ラインナップ車種の大幅なリストラが行われました。
特に排気ガス規制に対応しにくい、ハイパワー系のエンジンを持った車種を直撃しましたからね。
小さな排気量でパワーを出すってのが日本車の真骨頂だったはずなのに・・・・。
250ccの4気筒車とかは、全滅してしまいました。
それと、原付の2サイクルエンジンも絶滅しましたねぇ。
冒頭の牛丼じゃないけど、「安い、速い、美味い」と3拍子揃った、まさしく原付クラスにピッタリなのが2サイクルEgなのに。
シンプルな構造ゆえの特徴がツボにはまってたんですけどね。

更に、2番目の規制強化の時は、燃調制御の都合が良いってんでインジェクション化が進みました。
50ccクラスとかはほとんど全部FIになったと思います。
もともと四輪は早くからキャブレター廃止が進んでましたけど、とうとう2輪にもその波がやって来たワケです。
当然なんだけど、出始めは高価だったけどFIが普及すれば、部品単価が下がるワケです。
半汎用モジュール化とかされれば一気に値段が安くできますからねぇ。

で、その時がとうとうやって来ただけのコトではないかってのが、この「ホンダ値下げ宣言」の本当の所じゃないかと思うんです。


元々、原価の安いモノに沢山の利益を載せて、高く売っていたワケじゃないと思いますよ。
やたら下賎な連中ってのは、そういう嫌らしい思考をしますけど。
利益を削ってまで安売りをするってコトはあり得ません。
バーゲンセールだって、長期的展望ではむしろ利益増大を狙って行う物ですからね。
まぁいよいよ持って経営がピンチになってくれば、そうは言っていられなくなるかも知れませんが。
ホンダに関しては、まだまだそういう状態ではないと思われますです。


もともと2輪の分野ってのは、あんまり高価過ぎるとダメですからねぇ。
趣向とか考え方ってのは人それぞれあると思いますけど・・・・・
「クルマと同じ値段でも買いますか?」と聞かれればYesと答えられる人ってのはほとんどいないと思います。
(ちなみに「欲しい」「憧れている」のと「買う」とは違う物だという前提でオネガイしますね)


でも、そんな価格破壊/デフレ雰囲気を吹き飛ばすニュースがあります。

実は、タバコがまた値上げされるんです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

10月1日を持って、新価格となるんですけど、その値上げ内容は混沌としてます。
一律何円ってのではなくて、銘柄により値上げ幅が異なるんですよねぇ。
これは従来の値上げ=タバコ税upという関係だったのが、今回は製造コストup分の転嫁も入ってるからです。

私には実は関係ないんですけどねv
禁煙を開始したのが、去年の8月上旬でした。(10〜12日頃)
と言うことは、もうすぐ1年となるんです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
その間には紆余曲折がありましたけど、これはまとめればコラム記事ネタ1本分にはなりますんで後日。

元・愛用銘柄のピース(紙巻フィルタ付)は・・・300円でしたねぇ。
インフィニティって高級版は、350円しましたけど。
これが、10月からの新価格だと、なんと440円に上がるのです。(インフィニは470円)

基本的に、こんな感じで新価格となります。

【紙巻きたばこ】代表的ブランドの改定価格
 マイルドセブン等33銘柄 現行 300円 → 改定 410円
 ピアニッシモ等18銘柄 現行 320円 → 改定 440円
 セブンスター・ピース等14銘柄 現行 300円 → 改定 440円
 キャスター等10銘柄 現行 290円 → 改定 410円
 ホープ等5銘柄 現行 150円 → 改定 220円

詳しい一覧表は★こちら/JTのサイト★からどうぞ。


まぁ値上げ認可申請をしたのが、4月28日ってコトでしたねぇ。
ゴールデンウィーク前のドタバタしてた時期なので、ニュースになったかどうか覚えがありません。
そして7月16日付けでようやく認可が下りたのです。
・・・仕事遅っ!→財務大臣


ちなみに上記のJTサイトを見ると、タバコ税の増税分は3.50円@1本と過去に無いレベルだそうで。
通常は20本入りですんで、1箱の価格では3.5x20=70円もの大幅増税ですねぇ。
こんなバカみたいな増税は、暴動がおきたり、時の政府が転覆しかねないほどの暴挙だと思います。
しかし、なぜかタバコに関しては「国民の健康推進のため」という理由により、それがまかり通る風潮がありますねぇ。
もちろん体に良くないモノの代表格のように言われてますし、自分も経験者ゆえそれは正しいと思います。
だからと言って、嗜好品を無下に否定したり軽視するのは、これは大間違いだと思うんですよ。
娯楽や遊びなど、非生産活動で必要の無い行為をするのは人間の本来持ってる性質でもありますからねぇ。

と話が逸れちゃいましたけど、大幅増税事件勃発ってコトで、これが他の部分へ波及しなければ良いと心配しています。
特に、ガソリン税(暫定税率)と消費税の件については今の政権が大嘘つきましたからねぇ。
ナニをしでかすやら判ったもんじゃないんです・・・・。

税金ってのは、取りやすい所から取るのがセオリーです。
だからこそ、タバコに関しては常々そのターゲットにされ続けていました。
不思議なことに増税するとみんなに喜ばれることすらありますから。
嗜好品に掛ける税金ってのは他に、「酒税」があります。
特にこのクソ暑い季節になるとビールが美味いんですが、ビール関連の税金は狙い処になりやすいんですね。
発泡酒とかその他酒リキュールなどの、「節税ビール飲料」はその最たるモノです。
普及してて大勢の人が飲んでますんで、税率upさせると税収も大幅に増収が見込めますv

それ以外に、今月の初めに総理大臣がヤッてくれましたけど、消費税増税の話とか。
昔はこの話が出てくる際には、直間比率(直接税/間接税の比率)見直しってのが論議されてたはずなのに。
いつの間にか財源確保とか税収upだけで、なんの疑問もなく語られてる怖さがありますねぇ。


まぁ去年のコトを覚えていない前提って風潮が、どうやら現代ではある様子なんですが。
確か去年の今頃は、ノリピーが薬物の件で逃走してたりしてましたねぇ。
ノリピーはどうなったのかな??
介護ボランティアがどーのと言ってたけれど、ちゃんとやってんでしょうか?
故人献金が発覚したりとかセンセーショナルな事件が多かった時期でした。
それと「衆議院解散総選挙」ってので、マニフェストだとか何だとか、調子の良い事を言ってた人達にはまだ元気がありました。
その内容からすると、現在の方針とか政策は全くデタラメな方向を向いてますねぇ・・・・・。
多数決で選んだ結果なんだから仕方ないんですけど。(※ここは民主王国と言われる地域なのです)


この値下げ志向の最中、突出して「大幅値上げ」ってのはまさに、空気の読めなさを象徴してますv
まぁボヤイてても進歩が無いのですけどね。

むしろ、コレを「禁煙をしてみる」良い機会と考えては如何でしょうか。
チャンスと言えば、チャンスでもあります。
禁煙してて、ついフラフラと挫折しそうになった時に、もし値段が高くなってれば「歯止め」にもなるんです。
タバコが入手しにくければ、それだけ禁煙を続けられやすくなりますからね。
しかも、完全にボッタクリ価格なので、そんなのを買わされると思えばあまりにも悔しいしバカバカしいんです。


前述の、JTのサイトでの銘柄別価格の表を眺めてると、なんか懐かしいですねぇ。
「わかば」「しんせい」「エコー」の、3大爺ィ銘柄は健在なんですな。
これらは安価銘柄って伝統が続いてんです。
今現在は、1箱20本入りが\180-(わかばは\190-)で頑張ってたんですねぇ。
そして貧乏人の友・ゴールデンパットも、\140-だったのですか。
極貧ブランドとか言われてる通りに、最も値段の安いタバコのままなんですよねぇ。
給料日前カウントダウン状態の時に何度かお世話になりましたよ。

これら安価銘柄も、新価格では\240,\250,\200-となるんです。
これは一昔前の、普通銘柄の価格ですよねぇ。
ピースとかが\240-で、ハイライトが\200-でしたもん。

大昔にはハイライトも、他のより安い銘柄って特徴がありましたねぇ。
もっとも途中で、ごく普通のブランドと値段に進化(?)してしまいましたが。
これも一時期、自分銘柄にしようと思った時期がありますけど・・・さすがに好みに合いませんでしたv

愛用銘柄はピース(ファミリー)なんです。
缶入りは50本で、現在は\800-なんですけど・・・・新価格ではとうとう千円を超えて、\1,100-ですか。
ロングピース(黄色いピース)とピースライトも、440円になっちまうんですよねぇ。

もしもあのまま吸い続けてたら、千円札出してタバコ2箱と缶ジュース1本でキッチリって寸法です。
下手すればそれは一日分でしかありませんから、一ヶ月30日間では3万円ものお金が必要なんですねぇ。
さすがにこれはちょっと極端な試算ですけど、でも今まで千円で3箱買えたのが2箱しか買えなくなるのは大きいです。
実質的には、1箱\500-と同等ですよねぇ。
それを考えると、つくづく禁煙に成功して良かったと、ホッとしています。


税収の点で、禁煙を勧めるのは良くないのではないかという説もありますねぇ。
確かに、タバコ税ってのは国や県とかで分かれてて複雑なんだけど、全部の合計ではおよぞ2兆円超の税収源でもあるのです。
これは酒税の税収が1.5兆円前後ですんで、かな〜り大きなウェイトを占めているんです。

そして税率を上げれば、当然税収増も見込めます。
しかし、タバコの場合は吸う人がこのおかげで少なくなると、その分税収も減るはずです。
なので実際には、プラスとマイナス分を合わせただけ、税収が変化するのですが・・・・
過去からの例を見てみますと、タバコの販売量は年々減少傾向にあります。
若年層が少子化で少なくなってると共に、禁煙志向の高まりってのもあるようですな。
そして、平成10年と平成15年のタバコ増税をした時は、その翌年ちょっと増収になったんです。
しかし最後の平成18年のタバコ増税の際は、その税収回復ってのはしませんでした。
もっとも2兆円ほどで安定的に推移してはいるのですけどね。

※参考資料の出典=★総務省資料/pdfファイル(4頁にグラフがあります)★←pdfファイルへのリンクです。

この巨大な財源が目減りすれば、当然ながら追加のタバコ増税では対応できなくなります。
となれば必然的に、別の財源にシワ寄せが行くのは明白です。
平成18年度タバコ増税の際には、「消費税増税までのつなぎとして」と言う理由付けがされてましたので、消費税増税を加速する要因にはなるでしょう。
ちなみに今回のタバコ増税は、去年の12月上旬に鳩山内閣が打ち出してて、それが10月1日から実行ってカタチになってます。

なのでタバコを吸わない人から考えると、むしろ喫煙者の方にはがんばって税負担をお願いして貰った方が得なのです。
国としても、財政面から考えれば貴重な税収源として大切に育てて行くべき部分なんです。

もっとも物の考え方ってのは色んな部分からありますんで、一律に「喫煙奨励せよ」と結論付けられるものじゃありません。
だからって、あまりにも「禁煙志向」に凝り固まり、タバコ=悪の象徴とするのもまた正しいとは言えませんねぇ。
みの●んた流の、紋切り型でまず結論ありきってのがすっかり主流となっちまってますが。
物事はメリットモあればデメリットも抱えてて、複雑なのです。

まぁこの点もまた、後日の禁煙ネタでやりたいと思っとります。

●2010年07月23日(金)

とにかく暑いです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
梅雨も明けて、本格的に熱波到来ってなワケでして、連日35度超の記録更新のようですな。
ニュースでは、なんか熱射病で運ばれた人が愛知県で200人ほど出てるとか。

実は私は本来、暑いのはそんなに苦手ではありません。
夏生まれですからねぇ。
し・か・し・、さすがにこの暑さは堪えます。
特に私の寝床が東南方向に窓がありますので、朝早くからすぐに気温がぐいぐい上昇するのです。
下手すると午前中にもかかわらず、室温が37度ちょいまでイクんですよ・・・。
完全にその温度はヤバイゾーンです。
これは、体温計(昔からある、水銀柱の奴)を置いといたんですけど、それがちゃんと振って戻して有ったはずなのに、
今日の夕方に確認したら、バッチリ37℃ちょいまでになってたんです。
覚えている限り、体温を最後に測った時は結局平熱だった(=36度程度)ので、まず間違いなく「室温」を拾ってますな。
ちなみにノートPCが近くにはありますけど、放熱部分は反対側ですから熱の影響を受けていないんです。

今日起きたらなんかめまいはするわ頭痛はするわ気持ち悪くなるわで、更に気が付いたら汗がピタッと止まりやがったので典型的な熱中症の症状ですねぇ。
もっとも、高炉作業の基礎ってのは以前の職場で習ってますから、対処法もちゃんとできましたのでなんとかセーフです。
ただし、未だにフラフラクラクラしてて体がだるいです〜〜〜〜〜@
頭痛は前からありますから、あんまり気にしていません。


熱中症の対処方法として・・・・まずは冷却ですねぇ。
くれぐれも「頭を冷やす」ことに拘るのは間違いですんでご注意を。
(頭を冷やすと気持ちいいので無駄ではありまんせが、それよりも先にまずヤルべき事があります)
体温自体を冷やさなきゃ意味が無いのです。
つまり、熱中症=人間がオーバーヒート状態、ですからねぇ。
最も良いのは、血管の太い部分が走ってる、首筋・ワキの下・それとお●ン●ン周辺に水枕/氷のうなどを突っ込むのが良いのですv
(ちなみに、●は男性=「チ」女性=「マ」で共通に使えるテクニックです)

それと水分補給ですねぇ。
少しずつ冷たい飲み物を与えるのがよろしいですな。
さらに、これが肝心なんですけど・・・「塩分補給」もまた必要なのです。
高炉作業マンには必需品とされてたのが、塩の塊です。
これは熱中症になると失われるナトリウム分をあげないと、元気になれないのです。
まぁ塩をちょっと舐めつつ、冷たいお茶も飲みつつ、涼しい所で休憩して回復を待つのが良いです。

あ、その時に意識混濁とかが有る場合は、これは即効で救急車を呼ぶしかありません。
ワケの判らない事を口走ったり、会話が成立しない、意識がはっきりしない、そういう場合は危険な状況です。
もっとも、普段から↑のようなのが標準の人もいるので、大変紛らわしいんですけどね。
(常日頃の言動には気を付けた方がよろしいですな)
私もあんまり下ネタに走ってると同じ扱いされますから、自重しなきゃ。


熱中症は程度によっては命の危険性がある怖〜い病気です。
しかし、予め防護策を講じることもできたりもしますから、ちゃんと気を付けなきゃなりません。

昔は夏の風物詩としては「日射病」の方がメジャーだったんですけど、時代と共に変化してきてます。
実は、熱中症の分類とかはちょっと難しいのです。
気温が上がった時だけでもなく、例えば運動により体温上昇&水分が失われた場合には夏以外でも発症するんです。
とにかく「人間のオーバーヒート」状態になり、水分(と塩分)が失われる事によりいろんな症状となるのですねぇ。

私の場合は・・・塩分を控えてる(家族の都合上)のと、禁煙の成果なのか体重が増えた影響、それと中々眠れないので睡眠不足状態、
それとここ数日はお腹を壊してましたので、その下痢による水分喪失・・・と要因だらけでしたねぇ。
とどめとして、私のお部屋の特性が引き金になったみたいです。


そう言えば、旧オートバイ工房の建物も、このシーズンは日中では中に入れないほどでしたねぇ。
天井が高かったんですが、それでも床から1mの所で簡単に40度近くまで室温が上がってましたから。
屋根や壁に水を撒いたり色々対策したけれど、結局どうにもなりませんでした・・・・。
電力を使って、エアコンで冷やすしかないみたいでしたけど、設備投資は最後まで適いませんでした。
水冷式クーリングタワーを装備した業務用パッケージエアコンを最低二丁掛けしないと、あの建屋の冷房は賄えないでしょうな。
窓や出入り口の開口部が狭く限られてたので、熱が篭ってしまうんです。
扇風機を回しても、結局温風を循環させてるだけでお話になりません。
苦肉の策は、夜間営業でしたよねぇ。
やっぱり最初に、空調関連はケチらず計画しておくべきだったと思います。
・・・つくづくこういう点がダメですねぇ、私は。

暑い暑いと言うと、余計に暑くなりますのでこの辺にしときます。




で、本題ですねぇ。
ネタ切れ中なのですが、とりあえずその辺を見回して絵になるモノを探してみましたv

あーありましたねぇ。
これはかなり昔に買った、モデルガンでございます。
スミス&ウエッソン・モデル29、通称「44マグナム」リボルバーですな。
銃身長は8-3/8インチです。
モデルガンメーカーは国際産業製ですよん。
当然ながら金属製(亜鉛合金)です〜〜〜〜@

銃器関連ってのは、男の子にとって一種の憧れみたいな所があります。
手に取った時にズシリとくる重量感が金属性モデルガンの魅力なのですが、実は法規制が色々と掛かっているのです。
銃砲刀剣類所持等取締法、通称「銃刀法」です。
実は銃刀法ってのは、規制の範囲が武器全般に及んでて、しかも意外と細かい部分や判り辛い部分があるので困ります。
所持や譲渡までも規制してたりしますからねぇ。
特に、法解釈や運用の部分でも諸説交々あったりしますんで、ネットなどで囁かれる情報を鵜呑みにするのはダメなんです。

ガン関連ってのは、ネット上でもとかく荒れやすいネタでもあります。
やはり情報が錯綜してて、さらに正解が出しにくい(元々実物とは違う世界の産物)特徴もあいまって、「声の大きい方が勝つ」みたいなトコがありますからねぇ。
解釈の仕方次第で、セーフになったりアウトになったりするから厄介なんです。
しかも昔はセーフだったのにいつの間にか時代が変わってアウトになっちまったって例すらザラにあります。


絶対的な安全策としては・・・この手のモノは持たない、関わらないコトに尽きます。
もっとも取り締まり側はそれを理想としているはずですけどv
しかし、このようなある種の「ヤバさ」が、更にモデルガンの魅力をアップさせているってのも皮肉なもんです。


で、ガンマニアで、しかも実銃志向があって、射撃に興味をお持ちの方はどうするのが良いのかと言いますと、
これは銃規制の緩い国外へ出掛けてって、そこで実物の射撃を楽しむのがベストです。
私は過去にグアムへ旅行に行きましたけど、完全に目的がソレでしたからねぇ。
(ちなみにココス島でのマリンスポーツとかも、ついでに楽しんできましたが)
持って行った資金の9割方が、射撃、しかも拳銃のみに絞ってやって来たのです。

このM29リボルバーは、そのトレーニング用にとても役立ちました。
実物よりも重量がありさらに前にバランスが偏ってますから、保持する練習に最適なのです。
まぁ元々44口径なんてのは「狩猟用」として、実用性より趣味性寄りのモノだそうですから、一番立派に見える「長い銃身」のにしたんですが。
実はこのモデルガンだけが完動品なのです。
撃針がちょっと潰れてチビてますけど、それ以外は完璧なんです〜〜〜〜〜〜@
この手のモノってのは作りに問題を抱えてるのが多くて、カチャカチャ動かしてるとすぐに壊れちゃうんですよねぇ。
材質の強度を、法的な問題もあって、あんまり強くは出来ないと言われてましたし。
でもコイツは大事に保管してて、あまり他人に触らせたりしませんでしたので大丈夫なんです。


バイクでも共通して言えますが、やたら手癖の悪い人ってのが目立つんです。
他人の物を気軽に弄ぶ連中の多いこと多いこと。
・・・他人のバイクに勝手にまたがるとか、アクセルやブレーキを操作するとか、良く見掛けますよねぇ。
モデルガン関連だと、大抵は「空撃ちを繰り返す」のが殆どです。
玩具銃の中にはタマが飛ぶ「エアーガン/ガスガン」なんてのもありますし、不用意に引き金を引く行為は現に慎むべきなんですけど、
そういう意識なんて、手癖の悪い連中は元々から欠如してますからねぇ。

確か学生時代に、友人とモデルガン談義に花を咲かせてて、うっかり火薬を装填したままの状態のガンを横に置いといたコトがありました。
そこへ別の友達が来て・・・突然その銃を握って引き金を引き「発射」しやがったのです!
私と友人の間の位置なので、ちょうど我々の顔のすぐ横・耳元ですから、たまったもんじゃありません。
火薬と言っても音が出るだけですが、それでも多大なダメージを食らいました。
更に悪い事に、やった本人が驚いてそのガンを放り投げたんです。(当然、壊れました)
まぁ、とんでもない事故でしたねぇ。
何故そのようなテロ行為に走ったのかって問いただしましたが、理由は「無い」んです。
なんとなく、ついフラフラと、ごく自然に手に取って発射しちまったんですな。
さらに、人間の性質なのかご丁寧に「人へ向ける」コトまでする事例もまた多いようです。
やたら振り回したりとかってオプションもまた、ヤルんですよねぇ。

まぁ、元々銃器ってのは他人に向けて発射するのが使い道ではありますが・・・・危ないです。
危険性を含め、超人的・圧倒的な威力を持った機械を扱うってのは、バイクもガンも共通してるんですけど、
時代は何やら安全で良い子ちゃん志向らしくて、現在ではひょっとしたら通用しないのかも知れません。

なんか、刃物の使い方を学校で習うべきだ、鉛筆を削ろう運動なんてのがありましたねぇ。
私は田舎の子なので自らナイフ使って色んなモノを切ったり削ったりしてましたけどね。


ちなみに刃物(ナイフ)に関しても銃刀法での取り締まり対象で、ちょっと前にかなり厳しく規制強化されたばかりです。
「タガーナイフ」と呼ばれる、突刺し目的の刃物は完全に武器に認定されました。
つまり、手元に持ってるだけでアウトなんです。
例え家に置いてあってもですよん。

刃の付き方によっては、サイズの小さなモノでもダメなんだそうです・・・・・。
両刃、と言ってもこの場合は刃がミネ側にも付いてる諸刃って意味ですけど、木の葉型のブレードだと該当してしまったりするんです。
ダイバー用ナイフなんかにもこういった形状のモノがあり、その目的は明らかに武器ではないんだけど、十把一絡げにアウトなのです。
・・・知らずに、ご禁制の品になっちまってたってコトがあるのが怖いですねぇ。

詳しいコトに関しては、★ここのサイト H20銃刀法改正★とかをご覧下さい。
もっとも、詳しく見れば見るほど、訳が判らなくなってくるんですけど・・・・・。


なので、玩具銃や刃物に関するネタを、インターネット上で出すってのもリスクが高い行為なのです。
「こんなの持ってるんだぞ」と自慢してると、銃刀法違反です逮捕しますってコトにもなりかねません。
まぁ過去に、ちょこちょことは記事ネタに持って来てはいたけれど、それでも慎重になってたんです。
銃刀法関連は、警察だと「生活安全課(4課)」が担当してて、実は古物商関係も同じ部署ですから、啓蒙チラシとかも置いてありましたねぇ。

特に違法改造のガスガンに関しては、関連する事件が頻発してたのですごく神経質になってましたです。
(たまたま、問題のある製造メーカーが県内って事情もあるんですけどね)
ヤフオクかなんかでごく普通に入手したら、ある日警察が来て取り上げられちゃった事件ってのもありましたし。
まぁ所持者(=購入者)まで罪に問われたのかどうかってのは微妙なんですが。

バイク関連に関しては、商売で扱っていた経緯もあり、違法かどうかってのはかなり詳しく勉強しました。
しかし、銃刀法に関しては本当に判り辛いですねぇ。
解釈次第でクロくもシロくもなりますし、グレーゾーンも広すぎます。
もっとも、「何かあった場合」を想定するのは常に最悪の状況をイメージするべきですから、
そう考えると取り締まろうと思えば、相当微妙な場合でも一応調べることが可能なんです。
んで持って、調べられただけでは推定無罪が原則なんだけど、もうその時点で報道対象とされてしまって、
社会的には有罪確定みたいなモノになっちゃうんですな。
なので、調べられたらアウト、なんです。
と言う事は、心配しだしたらキリが無いってのが正解ですv


ちなみに、この写真のモデルガンに関しては相当調査しましたけれど、法的な問題はありません。
規制後のモデルでちゃんと先っちょはふさがってるし、色に付いても大丈夫ですからねぇ。
もっとも重量がありますので、これで殴り付ければかなり危険な武器ともなり得るんだけど・・・・
それだと銃刀法の守備範囲外ですから、okなのでございます。

しかし、映画とかでもこういう大型リボルバーはあんまり出て来ませんねぇ。
マグナム拳銃ですら、オートマチックばっかりでつまらないです。


実はグアムでの実弾射撃旅行で、最もお気に入りだったのがスミス&ウェッソンのM60「チーフス・スペシャル」2インチモデルです。
これは仲良くなった射撃場のオーナーの護身用のモノで、ようするに観光客用のガタガタ・弱装弾仕様とは違うんです。
キチンと手入れが行き届いてて、装填されている弾は「+Power」という強装弾なんです。
(グアムは治安が良いので必ずしもこういうのは必要ではないとも言ってました、多分。)
んで、グリップ他は完全にノーマルのモノでしたので、撃つと凄まじく手にキますねぇ。
ちょっとコツを掴むと、これが意外と当たるんですよ。
もっともいくら2インチ銃身の拳銃だって、当たるように作ってあるんですから当然ですね。
さらに自分の好きな、というか憧れていたモデルでしかもこれも金属モデルガンを持ってて「扱い慣れている」部分がありましたから、バッチリなのです。
(でも本当のコトを言うと、なかなか短銃身モデルは慣れないと命中しないらしいです)

もちろんオートマチックも含めて、色んなのを一通り体験してきました。
日本人観光客に大人気の、写真にも写ってるM29(.44Magnum)は私の場合教務が薄く1弾装分(=6発)だけ。
どうせ弱装弾なのに「マグナム」ってのはおこがましいですからねぇ。
まぁ、ドンドドーンっと射撃ではなく、発射だけしてきました。
ちなみにオートマチックは弱装弾だと全般的に調子が悪く、しかも命中精度もガタ落ちになります。
リボルバーの方がその点、有利なんだそうで。

で、22口径のリボルバー(S&WのM586みたいな奴,6インチ銃身モデル)に関しては、ほとんどガスガンみたいな物です。
反動はほとんどありません。
発射音は、モデルガンに火薬2倍入れた程度ですな。(←そういうコトをして壊した思い出が・・・)
でも、命中精度ってのは段違いですねぇ。
しかも、22口径は基本的に弱装弾とかはなくて全部本番用です。
そこにあったのは薬きょうの長さが短い、22ショートって弾なんですけどね。
これより薬きょう長の長い22LR,短い22BBってのがあります。★詳しくはこちら★から。
・・・つまり、本当なら22LRを使う銃に、22shortを入れて弱く安くしてあるってコトですな。
この弾丸は、ヘビ退治とか鳩撃ちとかに良く使うんだそうです。
威力が弱いとは言うものの戦闘用には向かないってだけで殺傷力はちゃんとあるとのコト。
でも1インチ厚の木の板を1枚貫通する位の威力だとか言っておりました。
純粋に射撃として、命中させるコトに拘るのならばこの22口径も楽しいです。

いろいろと撃ったんですけど、やっぱりリボルバーもオートも、.38口径/9mm口径(ほぼ一緒です)がバランス的に良いですね。
オートなら.45口径(11.4mm)も人気があり、こちらの方もかなり撃ち易いんです。
全てメジャー処に落ち着くってコトですな。

ちなみに、よくある疑問。
射撃を楽しんで、その記念品として空薬莢を持って帰りたいが、法的な問題があるか否か。
これは基本的には問題ないとされてます。(少数なら)
でも、数が多いとか、国によっては問題となるケースもあるらしいので、射撃場によって「持ち帰り禁止」になってるトコがあったりします。
日本での所持に関しては、あくまで火薬・雷管が問題となるだけなので、空薬莢は該当しないんです。
銃刀法ではなく、火薬類取締法の管轄ですからねぇ。

しかし・・・最近やたらと「実弾が送りつけられた事件」が発生してますよねぇ。
この「実弾」ってのも、実は空薬莢+弾頭を付けたダミーカートも含めて報道されてたりするんです。
もっとも脅迫目的だから事件となる訳でして、ダミーカートには全く法的問題はないんです。
だからって、先ほどの銃刀法の話と同様に、いつこれが法的にアウトになるのか判ったもんじゃありません。
なのでwebサイトなんかにコレクションをご披露してたりすると、後々困ったりするかも知れません。
web上のデータってのは簡単に消し去ることが出来ませんから、困りそうなモノは予め出さないのが正解です。



ハワイとかグアムなどでの観光客仕様のだとなかなか本調子なのに当たらない場合も多いんですけどね。
この点、ちゃんとした実践仕様の、正真正銘本物の銃を撃つ経験が出来て満足ですv
韓国が本格的な射撃体験として有名だったんですが、火事の件のおかげですっかり「危険フラグ」が立ってしまいました。
まぁ海外旅行ですから、どのみち事故のリスクは付いて回るんですけどね。

まぁ射撃に関してもスポーツとして楽しむならいざ知らず、こんなモノで他人と命のやり取りをするのは、出来れば勘弁してもらいたいモノです。
一時期はエアライフルとかにも凝ったコトもありましたねぇ。(玩具じゃない方です)

撃つのは好きだけど、撃たれるのはみんな嫌いなんです〜〜〜〜〜〜@


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