●2010年07月24日(土)
なんかデフレ進行中なのか、やたら価格破壊の話が多いです。 つまり値下げってコトでして、二輪関連も先日ホンダが新車販売価格を値下げすると発表してました。 安く買えると言うことは、良い事でもありますが、悪い面もまた抱えています。 産業が衰退する要因にもなり得るんですよね。 ここで顕著なのが、ファーストフード夜食部門の代表格「牛丼」です。 何か値下げキャンペーンとかを、やたらやってる印象があります。 しかし最近は、恒久的な安売りではなく、一種のタイムセールの様相を呈してたりするのです。 もうすぐまた各社がキャンペーンをする様子ですのでニュースをあさって、調べてみました。 ・牛丼の値下げキャンペーン情報 吉野家: 380円 → 270円 期間:7月28日〜8月3日(7日間) すき家: 280円 → 250円 期間:7月27日〜8月10日(15日間) 松屋 : 320円 → 250円 期間:7月29日〜8月5日(8日間) ※対象店舗に関しては、詳細不明です。 250円で牛丼が一杯食べられるのは、ちょっと驚きですねぇ。 実は私はあんまりこの牛丼ってのは食べません。 まぁ出先で仕方なくってパターン位でしょうか。 ラーメンなどの方が好きってのもありますけれど、でも若かりし頃は良く食いに行った物です。 それにしても、このお値段ってのは安いです〜〜〜〜〜〜@ というか、元々のお値段もこんなに安かったんですね。 多分「並み盛り」の値段だと思いますが・・・・ 私は、色んなモノを載せたりしてあるのが大好きなので、標準仕様のはあんまり見ていないんです。 吉野家に行く時は、玉子とか一緒に注文しますねぇ。 すき家の場合だと、お豆腐がサラダ仕立てになってて牛丼のタネが掛けてある奴が好きなのです。 松屋に関しては、私の行動範囲内には見当たりませんので、行った事がありませんv 牛丼ではないけれど、カレーライスになるとそれがより顕著です。 カツカレーとかの方がむしろ食べる機会が多かったりするんです。 ネットなんかで見てると、CoCo壱番屋で「トッピング全部載せ」とかやってたりしますけど、 実際にああいうのには憧れがありますねぇ。 もっとも、以前やってた「大盛り1300gチャレンジ」に挑んだ時はさすがにシンプルな内容にしましたが。 (壱番屋と、他に良く似た内容のカレーショップで2回挑戦して成功しております。20代の時ですけど) こういうトッピングとかは、お店側が利益を出す手法として使われてますんで、良いお客さんだったりしますねぇ。
ホンダの二輪値下げに関しては、今後3年間掛けて10年前の価格水準を目指すとのコトです。 これは安売りとかデフレ加速とかに絡めて7月上旬に報道されたのですが・・・ ちょっとした、ミスリードがある様子です。 やたらにマスコミは「若者のxxx離れが・・・」と書きたがりますねぇ。 何故なのかは定かではないんですが、私のプロファイリングではこんなトコです。 ニュース記事の編集決定権を持ってるのは、爺ぃ世代なので、若者の「若さ」が羨ましくて仕方ない。 年寄りの愚痴の代表的なのに「最近の若い連中は・・」ってのが普遍的にありますけど、それが出てるだけのコトみたいですな。 そもそも、一般的なニュースや報道ってのは、発信先が「頭の非常に悪い、低レベルな人々」を想定しているので、 こう言う使い古された価値観に基づいての論調が、無難で安全でそこそこ受けが良かったりするのです。 もちろんバイク人口が少なくなって来ているのは事実でしょうけれど、だからって今の若者全てがバイクに対する興味を失っている訳ではないと思います。 いわゆる「ブーム」の時と比べるから、変になるだけでしょう。 「好きな人は好き」に尽きるんですな。 で、2000年の価格レベルに下げるってのは、つまりそれ以降値上げした経緯があると言う事です。 これの最大要因は、二輪車の排気ガス規制強化ですねぇ。 2段階に規制が強化されて、元々のバイクブーム終焉に伴う売り上げ減少もあり、ラインナップ車種の大幅なリストラが行われました。 特に排気ガス規制に対応しにくい、ハイパワー系のエンジンを持った車種を直撃しましたからね。 小さな排気量でパワーを出すってのが日本車の真骨頂だったはずなのに・・・・。 250ccの4気筒車とかは、全滅してしまいました。 それと、原付の2サイクルエンジンも絶滅しましたねぇ。 冒頭の牛丼じゃないけど、「安い、速い、美味い」と3拍子揃った、まさしく原付クラスにピッタリなのが2サイクルEgなのに。 シンプルな構造ゆえの特徴がツボにはまってたんですけどね。 更に、2番目の規制強化の時は、燃調制御の都合が良いってんでインジェクション化が進みました。 50ccクラスとかはほとんど全部FIになったと思います。 もともと四輪は早くからキャブレター廃止が進んでましたけど、とうとう2輪にもその波がやって来たワケです。 当然なんだけど、出始めは高価だったけどFIが普及すれば、部品単価が下がるワケです。 半汎用モジュール化とかされれば一気に値段が安くできますからねぇ。 で、その時がとうとうやって来ただけのコトではないかってのが、この「ホンダ値下げ宣言」の本当の所じゃないかと思うんです。 元々、原価の安いモノに沢山の利益を載せて、高く売っていたワケじゃないと思いますよ。 やたら下賎な連中ってのは、そういう嫌らしい思考をしますけど。 利益を削ってまで安売りをするってコトはあり得ません。 バーゲンセールだって、長期的展望ではむしろ利益増大を狙って行う物ですからね。 まぁいよいよ持って経営がピンチになってくれば、そうは言っていられなくなるかも知れませんが。 ホンダに関しては、まだまだそういう状態ではないと思われますです。 もともと2輪の分野ってのは、あんまり高価過ぎるとダメですからねぇ。 趣向とか考え方ってのは人それぞれあると思いますけど・・・・・ 「クルマと同じ値段でも買いますか?」と聞かれればYesと答えられる人ってのはほとんどいないと思います。 (ちなみに「欲しい」「憧れている」のと「買う」とは違う物だという前提でオネガイしますね)
でも、そんな価格破壊/デフレ雰囲気を吹き飛ばすニュースがあります。 実は、タバコがまた値上げされるんです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@ 10月1日を持って、新価格となるんですけど、その値上げ内容は混沌としてます。 一律何円ってのではなくて、銘柄により値上げ幅が異なるんですよねぇ。 これは従来の値上げ=タバコ税upという関係だったのが、今回は製造コストup分の転嫁も入ってるからです。 私には実は関係ないんですけどねv 禁煙を開始したのが、去年の8月上旬でした。(10〜12日頃) と言うことは、もうすぐ1年となるんです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@ その間には紆余曲折がありましたけど、これはまとめればコラム記事ネタ1本分にはなりますんで後日。 元・愛用銘柄のピース(紙巻フィルタ付)は・・・300円でしたねぇ。 インフィニティって高級版は、350円しましたけど。 これが、10月からの新価格だと、なんと440円に上がるのです。(インフィニは470円) 基本的に、こんな感じで新価格となります。 【紙巻きたばこ】代表的ブランドの改定価格 マイルドセブン等33銘柄 現行 300円 → 改定 410円 ピアニッシモ等18銘柄 現行 320円 → 改定 440円 セブンスター・ピース等14銘柄 現行 300円 → 改定 440円 キャスター等10銘柄 現行 290円 → 改定 410円 ホープ等5銘柄 現行 150円 → 改定 220円 詳しい一覧表は★こちら/JTのサイト★からどうぞ。 まぁ値上げ認可申請をしたのが、4月28日ってコトでしたねぇ。 ゴールデンウィーク前のドタバタしてた時期なので、ニュースになったかどうか覚えがありません。 そして7月16日付けでようやく認可が下りたのです。 ・・・仕事遅っ!→財務大臣 ちなみに上記のJTサイトを見ると、タバコ税の増税分は3.50円@1本と過去に無いレベルだそうで。 通常は20本入りですんで、1箱の価格では3.5x20=70円もの大幅増税ですねぇ。 こんなバカみたいな増税は、暴動がおきたり、時の政府が転覆しかねないほどの暴挙だと思います。 しかし、なぜかタバコに関しては「国民の健康推進のため」という理由により、それがまかり通る風潮がありますねぇ。 もちろん体に良くないモノの代表格のように言われてますし、自分も経験者ゆえそれは正しいと思います。 だからと言って、嗜好品を無下に否定したり軽視するのは、これは大間違いだと思うんですよ。 娯楽や遊びなど、非生産活動で必要の無い行為をするのは人間の本来持ってる性質でもありますからねぇ。 と話が逸れちゃいましたけど、大幅増税事件勃発ってコトで、これが他の部分へ波及しなければ良いと心配しています。 特に、ガソリン税(暫定税率)と消費税の件については今の政権が大嘘つきましたからねぇ。 ナニをしでかすやら判ったもんじゃないんです・・・・。 税金ってのは、取りやすい所から取るのがセオリーです。 だからこそ、タバコに関しては常々そのターゲットにされ続けていました。 不思議なことに増税するとみんなに喜ばれることすらありますから。 嗜好品に掛ける税金ってのは他に、「酒税」があります。 特にこのクソ暑い季節になるとビールが美味いんですが、ビール関連の税金は狙い処になりやすいんですね。 発泡酒とかその他酒リキュールなどの、「節税ビール飲料」はその最たるモノです。 普及してて大勢の人が飲んでますんで、税率upさせると税収も大幅に増収が見込めますv それ以外に、今月の初めに総理大臣がヤッてくれましたけど、消費税増税の話とか。 昔はこの話が出てくる際には、直間比率(直接税/間接税の比率)見直しってのが論議されてたはずなのに。 いつの間にか財源確保とか税収upだけで、なんの疑問もなく語られてる怖さがありますねぇ。 まぁ去年のコトを覚えていない前提って風潮が、どうやら現代ではある様子なんですが。 確か去年の今頃は、ノリピーが薬物の件で逃走してたりしてましたねぇ。 ノリピーはどうなったのかな?? 介護ボランティアがどーのと言ってたけれど、ちゃんとやってんでしょうか? 故人献金が発覚したりとかセンセーショナルな事件が多かった時期でした。 それと「衆議院解散総選挙」ってので、マニフェストだとか何だとか、調子の良い事を言ってた人達にはまだ元気がありました。 その内容からすると、現在の方針とか政策は全くデタラメな方向を向いてますねぇ・・・・・。 多数決で選んだ結果なんだから仕方ないんですけど。(※ここは民主王国と言われる地域なのです)
この値下げ志向の最中、突出して「大幅値上げ」ってのはまさに、空気の読めなさを象徴してますv まぁボヤイてても進歩が無いのですけどね。 むしろ、コレを「禁煙をしてみる」良い機会と考えては如何でしょうか。 チャンスと言えば、チャンスでもあります。 禁煙してて、ついフラフラと挫折しそうになった時に、もし値段が高くなってれば「歯止め」にもなるんです。 タバコが入手しにくければ、それだけ禁煙を続けられやすくなりますからね。 しかも、完全にボッタクリ価格なので、そんなのを買わされると思えばあまりにも悔しいしバカバカしいんです。 前述の、JTのサイトでの銘柄別価格の表を眺めてると、なんか懐かしいですねぇ。 「わかば」「しんせい」「エコー」の、3大爺ィ銘柄は健在なんですな。 これらは安価銘柄って伝統が続いてんです。 今現在は、1箱20本入りが\180-(わかばは\190-)で頑張ってたんですねぇ。 そして貧乏人の友・ゴールデンパットも、\140-だったのですか。 極貧ブランドとか言われてる通りに、最も値段の安いタバコのままなんですよねぇ。 給料日前カウントダウン状態の時に何度かお世話になりましたよ。 これら安価銘柄も、新価格では\240,\250,\200-となるんです。 これは一昔前の、普通銘柄の価格ですよねぇ。 ピースとかが\240-で、ハイライトが\200-でしたもん。 大昔にはハイライトも、他のより安い銘柄って特徴がありましたねぇ。 もっとも途中で、ごく普通のブランドと値段に進化(?)してしまいましたが。 これも一時期、自分銘柄にしようと思った時期がありますけど・・・さすがに好みに合いませんでしたv 愛用銘柄はピース(ファミリー)なんです。 缶入りは50本で、現在は\800-なんですけど・・・・新価格ではとうとう千円を超えて、\1,100-ですか。 ロングピース(黄色いピース)とピースライトも、440円になっちまうんですよねぇ。 もしもあのまま吸い続けてたら、千円札出してタバコ2箱と缶ジュース1本でキッチリって寸法です。 下手すればそれは一日分でしかありませんから、一ヶ月30日間では3万円ものお金が必要なんですねぇ。 さすがにこれはちょっと極端な試算ですけど、でも今まで千円で3箱買えたのが2箱しか買えなくなるのは大きいです。 実質的には、1箱\500-と同等ですよねぇ。 それを考えると、つくづく禁煙に成功して良かったと、ホッとしています。
税収の点で、禁煙を勧めるのは良くないのではないかという説もありますねぇ。 確かに、タバコ税ってのは国や県とかで分かれてて複雑なんだけど、全部の合計ではおよぞ2兆円超の税収源でもあるのです。 これは酒税の税収が1.5兆円前後ですんで、かな〜り大きなウェイトを占めているんです。 そして税率を上げれば、当然税収増も見込めます。 しかし、タバコの場合は吸う人がこのおかげで少なくなると、その分税収も減るはずです。 なので実際には、プラスとマイナス分を合わせただけ、税収が変化するのですが・・・・ 過去からの例を見てみますと、タバコの販売量は年々減少傾向にあります。 若年層が少子化で少なくなってると共に、禁煙志向の高まりってのもあるようですな。 そして、平成10年と平成15年のタバコ増税をした時は、その翌年ちょっと増収になったんです。 しかし最後の平成18年のタバコ増税の際は、その税収回復ってのはしませんでした。 もっとも2兆円ほどで安定的に推移してはいるのですけどね。 ※参考資料の出典=★総務省資料/pdfファイル(4頁にグラフがあります)★←pdfファイルへのリンクです。 この巨大な財源が目減りすれば、当然ながら追加のタバコ増税では対応できなくなります。 となれば必然的に、別の財源にシワ寄せが行くのは明白です。 平成18年度タバコ増税の際には、「消費税増税までのつなぎとして」と言う理由付けがされてましたので、消費税増税を加速する要因にはなるでしょう。 ちなみに今回のタバコ増税は、去年の12月上旬に鳩山内閣が打ち出してて、それが10月1日から実行ってカタチになってます。 なのでタバコを吸わない人から考えると、むしろ喫煙者の方にはがんばって税負担をお願いして貰った方が得なのです。 国としても、財政面から考えれば貴重な税収源として大切に育てて行くべき部分なんです。 もっとも物の考え方ってのは色んな部分からありますんで、一律に「喫煙奨励せよ」と結論付けられるものじゃありません。 だからって、あまりにも「禁煙志向」に凝り固まり、タバコ=悪の象徴とするのもまた正しいとは言えませんねぇ。 みの●んた流の、紋切り型でまず結論ありきってのがすっかり主流となっちまってますが。 物事はメリットモあればデメリットも抱えてて、複雑なのです。 まぁこの点もまた、後日の禁煙ネタでやりたいと思っとります。
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