2010年02月のコラム
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●2010年02月28日(日)

今日は、珍しく食べ物ネタではありません。

ふと窓の外を見ると・・・・うわっ!なんか人がいる・・・・・。
バケット車で、電線かなにかの工事をしてます。

よーく観察してみると、電気ではなくて光ファイバーのようです。
このラインは、ケーブルTVですねぇ。


画面に縞々のモアレ模様になっているのは、網戸越しで撮影しているからなんです。
そしてjpegファイルの宿命として、このようなシマシマが出現してしまうんです。
(大きさを変更すると、モアレ模様はかなり変化するんです)
アナログ写真派のマニアが、鬼の首を取ったように喜んで突っ込むポイントでもあります。


私は、恥ずかしながら高い所がすごく苦手です。
しかし、そんな私でも天井に吊ったテレビカメラやビデオプロジェクタのメンテナンス、あとアンテナ工事なんかもこなしていました。
バケット車には2〜3度乗った事がありますが・・・あまりの恐怖からか、記憶に殆どありません。
もっとも揺れさえしなければ怖く無いんです。しかし、動かしたり風が吹くと、すごくユラユラと揺れるのです。
まだカゴに囲まれているだけマシなんですけどね。

脚立の上での作業も、もちろん苦手なんですよv
過去落っこちたことも何回かありますけど・・・打ち所が悪ければ、死にますからねぇ。


今日で、2月も終わりです。
短い月の最後の記事も、また短めです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

●2010年02月27日(土)

今月は、ただひたすら晩御飯ネタが続いております。
ちょっとした企画シリーズだと思っていただいて結構なのですが、あくまで成り行き上ですので。

と言う事で、今回もなんか同じような献立でやってますです。

我が家の謎なのですが、やたらと「三色ご飯」の献立が登場するのです。
これは食べる方の好みよりもむしろ、作る方が楽だからだという発想じゃないかと思います。
以前の記事にも三色ご飯は出てますけど、「肉そぼろ」「煎りタマゴ」「ほうれん草お浸し」を乗せるだけ。
ようするに簡単ですし、全部一皿の上ですから後片付けもしやすいと。


でも、私の趣向としては「同じ物は食べたくない、変わったものを色々と食べたい」んです。
ある程度のローテーションは仕方ないとは思います。
しかし、全く同一のパターンが出現すると、それだけでがっかりモードに入っちゃうんです。
(よっぽと美味しいメニューの場合なら、ある程度続いても構わないんですが)
しかし、晩御飯の献立だとどうしてもパターンが決まって来てしまいますんで、考えるのも大変ですな。
なので、そういう場合は少し細かい部分とかをチョコチョコと変更したりしてます。


で、いつもの「ちらし寿司」でございます〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

永谷園のすし太郎、というちらし寿司の素を使っているのですけど、これも作り方の工夫で随分と出来栄えが変わってきます。
まずはご飯の炊き方なんですが、パッケージの説明書きにもある通り「ちょっと固めに」は必須でしょう。
本来、お寿司のシャリってのは、水分量の少ない古米をわざわざ選んで使っている位ですからね。
もっとも、新米で固く炊くってのは困難です。水を減らせば芯が残ってしまいますから。
二度炊きなどのテクニックを使うと、多少リカバリーは可能ですが・・・新米の季節は、ちらし寿司も避けた方が無難かな。

で、すし桶に炊いたご飯を広げてほぐし、ちらし寿司の素を加えて混ぜるんですが、この時に秘密兵器が登場しますv
大げさに書いてますけど、その正体は「扇風機」です〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
本来はウチワであおぎながら、ご飯の水分を飛ばしつつ一気に冷ますのです。
手早くやんないと、ベッチャベチャの出来上がりとなっちゃって失敗しますよ。
この辺が上手く行くと、出来上がった寿司飯に照りツヤが出るんです。
そして、ご飯粒が一つ一つ分かれてて、ぱらっとほぐれて食感が良く仕上がります。
しゃもじで切るように混ぜよ、とか色々と言われてますけど、コツを掴むまではなかなか難しいですねぇ。
ですから、ウチワの分は扇風機にお任せして、しゃもじ側に集中してやろうって寸法ですv


で、ちらし寿司って言っても、普段はそのまま「刻みノリ&ゴマ」を上に振りかけて終了です。
パッケージ表面の、盛り付け例みたいに絢爛豪華に作ることなんてのはありえませんからねぇ。

でも、それではやっぱり淋しいなと思う訳ですv
ですから冷蔵庫の中にある物で、いかにもちらし寿司ですよってトッピングを作ってみました〜〜〜〜@

まずは、錦糸玉子。
薄焼きにした玉子を何枚か作っといて、それを包丁で刻みます。
そして刻んだのをまた仕上げにちょっと乾煎りして、塩をパラっと振って出来上がりです。
しっとりとした仕上がりではなく、ちょっとドライな感じの方が、ちらし寿司のトッピングには良いと思います。

次に、きゅうり。
これは細かいせん切りですねぇ。
冷蔵庫でキンキンに冷やしてあげると、ちょっとパリっとしてより美味しくなります。

そして、鶏肉があったので照焼きチキンですv
照焼きの作り方は、タレが醤油:砂糖:酒:みりんそれぞれ同量。
そこに鶏肉を15分前後漬け込んでからフライパンで焼きます。
焼いていく途中、タレを回し掛けつつ、中火でじわじわ〜っと。


・・・と、この3つってのはまるで三色ご飯のようです。
ちらし寿司なのでもっと沢山の色・味があっても良いんですけど、最低3つは欲しいんですね。
カニカマボコとかでん粉などがあればもう一つ、赤系が入って映えるんですが。
お刺身がちょっとのってると本格的になるんだろうとも思いますけど、さすがにそこまで高望みすると、通常の晩御飯レベルを超えてしまいますね。


てな具合で、あとはすし太郎付属の、刻みノリ・ゴマを真ん中にちょろっとかけて出来上がりです〜〜〜〜〜@
実は、この海苔の黒色ってのの配色にはセオリーがあるのです。
それは・・・・一番高い所、天辺に持って来るってのですv

例えば、寿司桶の場合には、海苔巻きを必ず上と下に盛るのがお約束です。
人間の顔に例えると、黒=髪の毛ってコトになるんだと思われます。

もっとも黒色の食材ってのは、世界中の料理を見渡してもあんまり馴染みは無いんです。
特に海苔に付いては、外国人が最初に食べる時には、かな〜り抵抗があるみたいですね。
確かに得体の知れない黒い紙みたいなのが食べ物だってのは、びっくりするんでしょうな。


なんか美味しそうに出来上がったので、写真に撮りましたv
とは言いつつも、いつもの携帯電話カメラなのですけどね。
高級な携帯とそうでないのの決定的な違いが、こういうオマケ機能・性能なんです。
最近は、ちょっと調子付いてて、動画ファイルをいくつか携帯電話用(.3gpファイル)に変換して転送・格納してありますから、
SDメモリーカードの容量をかなり圧迫しております。

映画が6本、TVアニメが3シリーズ、OVAのが1シリーズとかなり沢山入れてありますから、4GBのmicroSDHCカードがほぼ満タンですv
もっとも視聴するにも動画再生はバッテリー消費が激しいので、せいぜい3時間分(映画2本位)が限度でしょう。
ただし、待ち時間などで何か見たいな〜ってコトが出来た時の為に格納してあるのです。

そのおかげで、ビデオカメラ撮影はおろか、静止画のデジカメ撮影すらままならない状態になってますけどね。
なんてったって空き容量が22MBしかないのです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
デジカメ撮影可能枚数で言いますと、9枚ですな。
まぁ使わない動画ファイルを削除してしまえば、すぐに1〜2GBは空くのですけど。(元ファイルはPCにある)


デジカメ撮影モードは色々あるのですけど、私の場合はなるべく「最大ピクセル」で撮影・保存するようにしてます。
800万画素ですから、具体的には3264x2448pixcelとなります〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
もちろんこのままの大きさで、このサイトとかヤフオクとかに使う訳ではありません。
ヤフオクの場合は800x600、このコラムの場合だとその90%の720x540pixcelですね。
(以前は800x600にしてたけど、レイアウト上ギリギリはみ出るコトが判ったので一回り小さくした)
もう一段階、小さく撮影すると・・・29枚ほどに撮影可能枚数が増えます。
もちろんこっちのモードでもなんら不具合はありませんけどね。

でも、元々ビデオ動画ファイルで無駄遣いしてるんで、やっぱそっちを消した方が良いですな。
これはPCに元ファイルが保管してあるので、いつでも元通りに出来ますが、デジカメ撮影はシャッター押した時が一発勝負なのです。
とは言う物の、普段使わない容量がたくさん空いてるのもなんか勿体無い気がしまして。


最後に、この3色ちらし寿司を食べた感想です〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

いやいや、鶏の照焼きを乗せたのは大正解でしたねぇ。
香ばしい照焼き醤油味が、酢飯との相性的に抜群なのです。

さらに寿司飯と具の間の距離感ってのが近いんですv
普通の三色ご飯だと、どうしても「ご飯、そして具」という感じにしかならないんですけど、ちらし寿司だと一体感があるというか。

・・・ビビンバでもそうだったけど、どうも三色ご飯が気に入らないなーと感じてたのは、多分こういうことだったのでしょう。
丼物と、ご飯におかずを乗せたのとの違いにも同じ事が言えます。
やっぱり、具とご飯の一体感ってのが大事だと、そう思いました。

ごちそうさまでした。

●2010年02月26日(金)

天気が悪いです〜〜〜〜〜@
でも、なんかそれほど寒いのが薄れてきたような感じではあります。
こういう時にこそ体調を崩しやすいので、要注意です〜〜〜〜〜@
(私はちょっと病気してました)


でもって、またまた「キンピラごぼう」の登場ですv
作り方はほぼ先日の記事の通りですけど、今回はもう少し原点回帰してよりシンプルに作ってます。
特徴的なのは、お出汁が肉ナシの、魚ダシのみ。
それとゴボウは笹掛けにせず、千切りです。

ダシに付いてもすでに記事にしてますけど、味付けのコンセプトによって色々と使い分けをするのが良いのです。
濃厚で豪華な味わいを楽しむのならば、いろんな種類のを混ぜ合わせて使うんです。
お魚(削り節など)+昆布+椎茸+お肉(豚、牛、鳥)
さらに香味野菜なんかも加わると、より豪華な味わいとなります。

しかし。
今回はシンプルに、お魚の出汁主体で行くのです。
というかむしろ、ゴボウの味を重視にしたいんですね。
具体的な作り方は、「土佐しょう油」と同様にして、まず小鍋でダシ材料と酒、そして醤油で「出汁しょう油」を作っておきます。
ちなみにお砂糖はこの時点では入れません。(味の染み具合を加減したいので)

ゴボウは洗って、皮は包丁の背中で軽く剥き、せん切りにして酢水に晒します。
このアク抜きの具合を今回は、ちょっと軽めにしてゴボウ本来の味わいってのを楽しめるようにします。
いつも思うのですが・・・・やっぱりゴボウってのはアクが強いですねぇ。
手に付いた臭いが、なかなか取れません。
人によっては痒くなったり、かぶれたりするそうですけど。

千切りに付いては、これが重要なのですが「大きさを揃える」のがポイントです。
つまり大きさがバラバラだと、非の通り具合もまちまちとなってしまって、歯応えや食感が大きく損なわれます。
切りそろえるサイズによっても随分と食感が変わるらしいのです。
今回ゴボウは4mm角、ニンジンは3mm角で切ってますです。


今回は、ゴボウを軽く下茹でしてみました。
お米のとぎ汁で、5分ほどざっと茹でます。
こうするとかなりの勢いで、アクが抜けて口当たりもまろやかになるのですけど・・・・
とぎ汁をわざわざ用意しなければならないのがちょっと面倒です。

そしていよいよフライパンで煎ります〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
下茹でしたゴボウと、生のまんまのニンジンを入れて炒めます。
んでもってちょっと火が通ってきたら、お砂糖を入れて、その後で「出汁しょう油」を加えます。
と同時に、輪切りにした鷹のツメも入れますね。
煮詰まってきたなら仕上げにゴマ油をちょいと回し入れて、全体に絡めて火を止めます。

味付けの具合ってのがちょっと難しいのですが、今回のように比較的細かく切った場合は、笹掛けの2〜3割引き位に調味料を加減しないと
ちょっと味付けが濃くなってしまいますね。
材料の表面積で変わりますので、思ったよりも味付けの具合が大きく変わるのです。
今回は、かなり控えめにしたつもりでしたけど、でもまだちょっと辛かったかも。
お酒のつまみや、佃煮みたいにして食べるには良かったんですけどね。

とは言う物の、やはり千切りの方が食感的に面白いです。
笹掛けだとかなりアク抜きをやらないとエグ味が出てしまって美味しく無いんですが、その反面ゴボウの味わいを楽しむことが出来ません。
千切りだと、味付けの加減が難しいものの、アクが多少残ってる位でもむしろゴボウの味と香りとして楽しめるメリットがあります。
アク抜きってのも、エグ味だけではなく栄養や風味も流失してしまいますので、必要最低限で済ますのが良いでしょう。
ちなみに、ゴボウのアクはまるで薄いコーヒーのような色です〜〜〜〜〜〜〜@

ただし、スーパーなんかでは予めせん切りにして水煮してあるゴボウが売られているようです。
確かにこういうのがあれば、もっと手軽にキンピラが作れるので良いと思います。
もっとも、こういうのを使う場合は、お肉を使うタイプの方にしないと美味しくないのかもしれませんね。


んでもって、我が家本来のキンピラゴボウの味はと言いますと・・・実は作り方からして随分と異なります。
煎り煮にするのではなく、普通に煮込んで作ってんです。
そしてお出汁は、お肉ですね。牛肉の場合が多かったように記憶してます。
ゴボウの切り方は、笹掛けで大き目。
大きなお鍋でどっさり作って、何回かに分けて食べたものです。
これが私のとってのいわゆるオフクロの味なんですけど、でも自分で食べたいなってのは全く違う、今回のようなキンピラゴボウなのです。
同じ家族の中で、ここまで趣向が違ってしまいますと困るんですが・・・・まぁ順番に色んなやり方を楽しむってことにしてます。

ただ、どんな流儀にしても、全員きんぴらごぼうは大好きなので、あっという間に売れてしまいます〜〜〜〜@
今回も、あえて2つの器に分けておいて正解でした。
そうじゃなきゃ、一回で全部食べられてしまう所だったのです。
こういうのってちょっと置いた方が、また味が落ち着いて美味しいんですけどね。


●2010年02月19日(金)

今日のお料理は、純和風に行きたいと思います〜〜〜〜〜〜〜@
やはり年をとってヲッサンになると、たまにはこのような献立であっさりと食べたい時があるのです。

えーと、写真をまずご覧頂きまして・・・・三品ほどですv


まず、第一は「コハダの酢〆」です。
まぁこれは出来合いのを買って来たんですけどね。以前は我が家でも酢で〆て作りましたが、
どちらにせよ、当たり外れが非常に出やすいメニューです。
手作りの場合は、まずコハダを買って来て開きます、
そこに塩を振って置いといてから洗って、そしてお酢に漬け込みます〜〜〜〜〜@
昆布なんかでちょっと旨みを加えてあげる方法もよく使われます。
(買ってきたのも、細切り昆布が一緒に入ってました)
アクセントとして、漬け酢に鷹のツメが少々入れてある場合もありますね。

ただそれだけなのですけど、素材の状態で出来上がりはすごく左右されますし、また途中の塩の加減とかで
生臭みが残ってしまう場合だってありますので、非常にこの辺りが微妙なのです。
これは買ってきたのも同様で、ハズレ品だととても食べるのが苦痛だったりなんてコトもありますね。

コハダってお魚は、寿司タネにもなってるモノで小さい順に「シンコ」→「コハダ」→「コノシロ」と名前が変わります。
もっともシンコに付いては、わざわざ「コハダの新子」なんて言い方をするんですけどね。
白身であっさりとしてて、ほんのり甘みもあるお魚なんですが、とにかく小さいのと小骨が沢山あって食べにくいので酢〆にして食べるのが一般的です。

買って来たのをそのまま食卓に並べるのも芸がありませんので、ちょっと一工夫。
レモン汁など柑橘系の果汁を食べる直前にさっと振ると、とても爽やかな風味が加わって食べやすいです。
柚子の皮があれば、針柚子にして天盛りすると豪華になるんですが。
写真には映っていないんですけど、わさびをちょっと付けてお醤油で頂くんですけどね。
それと、温度です。
ちょっと冷たいくらいが食べ頃ですから、やはり食べる直前に冷蔵庫からさっと出して、パパッと仕度するのが理想です。


第二は、「ほうれん草のお浸し」です。
まぁ簡単な料理なのでこれと言ったコツとかは無いんですけど・・・・・
ちなみに、電子レンジで作る方法と、昔ながらのお鍋で茹でるのとがありますが、美味しさの点で言えばやはりお鍋ですね。
手軽に作ろうという場合や、お浸し単体ではなく例えば三色ご飯などで使うって場合だと、電子レンジでも構わないんです。
電子レンジで作る場合は、自動コースが大抵ありますのでそれに従ってチン!します。
(無い場合でも、付属の取扱説明書に料理レシピがあったりしますので、あればそこに載ってます)
ラップに包んでチン!ってのが基本ですね。
で、加熱が終わったらすぐに、冷たいお水を桶などに張っといて、そこで〆ると美味しくなります。
どうしてもホウレンソウはアクがありますので、それを除く意味もあるのです〜〜〜〜〜〜〜@

お鍋で茹でる場合の最大のメリットってのは、根元・茎・葉っぱの各部位ごとに火の通り加減を変えられるってコトに尽きます。
ようするに鍋へ最初に入れるのは根っこから。
そこから時間差で、茎→葉っぱへと湯の中に浸すと、結果に全体的にムラなく絶妙な加減で火が通るのですv
この「絶妙な火加減」こそが、お浸し調理の真髄といっても良いでしょうな。
火を通し過ぎれば味が抜けて歯ざわりもダラダラとしますし、でも日の通りが浅いと青臭くて甘みが出ません。
あ、茹でる時にはできるだけタップリの量のお湯でやんないと、この微妙な温度管理が出来ません。
丁度パスタを茹でるのと一緒ですね。
それと、塩を一つまみ入れて沸騰温度を上げとくのもコツ。

電子レンジの場合は、本来あまり「加熱ムラ」ってのは発生しにくいんです。
外部からの加熱ではなく、食品自体が熱を発生しますんで(正確には含まれている水分だけど)このような茹で葉っぱには向いてます。
でもさすがに根っこの部分は加熱の具合が悪いので・・・・対策として、包丁目を入れといて固まりをバラバラにしとくんです。
茎が太っとい場合には、縦に飾り包丁を入れておくと良いのです。
つまり、火の通り具合の悪そうな部分は、包丁目で解決するのが基本です〜〜〜〜〜〜@
まぁ茹で汁はないから味が抜けづらいんで、ちょっと加熱時間を微妙に長めにする(仕上がりを設定できるのもある)ってのも良いですけどね。

これは、もしあったらで良いんですけど・・・・エビの尻尾とかを一緒に入れると、なんか色がキレイになるらしいです。
茹で上がったならば冷水で〆るのは、お鍋でも同じですけど、軽〜くささっとやるだけでokです。
で、水気を絞るわけですが・・・あんまりぎゅうぎゅうに絞っちゃうのもダメですねぇ。
私のやり方だと、まな板の上に並べといて、まな板をちょっと傾けてお水を切ります。
そして食べる直前に、仕上げできゅっと絞って切って、盛り付けますです。
すりゴマを盛り付けた上からパラパラっとふりかけるとお洒落ですな。
その他に削り節でも良いですねぇ。油揚げを細く刻んで添えても良いかなv

ほうれん草のお浸しの加熱時間を半分にして、それにベーコン&バターで炒めますと美味しいオカズ一品となります。
これはファミレスとか、居酒屋なんかでお馴染みのメニューですな。
ちょっと隠し味にオイスターソースが入ると、グっと高級感が出るのですけどね。
コレを作る場合は、電子レンジでokですよ。

昔のほうれん草はとってもアクが強かったんですけど、現在売られているものはそんなことありません。
ちょっと工夫してあげて、サラダになってる場合すらあります。
これは水にさらしてアク抜きをして食べるのです。タマネギなんかも生食の場合は同じ作り方ですね。
もっともほうれん草に関して言えば、生食するならばそれ相応の種類のが売られてますので、そっちでやるのが良いです。
「サラダほうれん草」なんて名前ですね。
もしくはイタリア料理で良く使われる「ルッコラ」なんかの方が、美味しく食べられると思うんです。


オマケですけど・・・・
この手の葉っぱの野菜ってのは、何かイメージ的に「健康・ヘルシー」ってのがあるみたいなのですけど、ついついそれが行き過ぎてるコトがあります。
ほうれん草に付いても、シュウ酸の問題ってのがありまして、摂り過ぎは良くないんだそうで。
さらに、持病をお持ちの方でお薬を服用されてる場合、それによっての制限とかがあったりするんです。
そういう特別なケースを置いといて。
基本的に葉っぱ野菜は生では食べづらいんですが、それを我慢して口に入れるのが「偉い」と勘違いしてしまって、
その試練を乗り越えると健康になれるなんて信じ込んでる人がまた結構多いんです。
もちろん無節操に、栄養やカロリーのコトを考えず、好きな物を好きなだけ食べるってのは体に良くなさそうですけど、
だからって、無理矢理・我慢・試練なんてのを、食事の分野に入れるのは間違っていると思うんですよ。
この葉っぱ野菜をジュースにして、苦く渋いのを我慢しゴクゴクと飲む健康法(または健康食品)がありますけど・・・・
もしそれをするのならば、誰が何と言ってもそれが絶対的に正しいと信じられなきゃ、やらない方が良いですv

まぁ人間の味覚・嗅覚ってのは、本来生きる為のセンサー・感覚器官ですから、それが「不快」と感じるのは危険信号なのです。
口に入れてマズい物ってのは、本能的に体の中へ入れちゃイケナイってコトですね。
(例えば、腐敗してたり、有毒の物とか、そういうのを回避するんです)
もちろん好みとかもありますし、そもそも人間は不思議な物で、必ずしも美味しい物ばかり口に入れてる訳でもないのですけど。

それと、菜食主義。
これは一種の文化でもありますから、頭ごなしに全否定するのは間違ってると思います。が・・・・
だからと言って、むやみやたらとベジタリアンに傾倒するのはどうかと思いますね。
菜食主義ってのは栄養摂取のバランスを保つのにすごく難しいので、一般人みたいに適当に色んなのを食べてりゃokにはならないんです。
日常的に、よく栄養のバランスを考えて食事をしない限りは、本当の意味での菜食主義者とは言えませんな。
偽ベジタリアンってのは、これはただの「好き嫌い」を言ってるのと変わりません。
好みによって食べられない物があるのは不幸ですし、それがあまりにも多い場合はなにかと不便だったりします。
「病的な偏食家」の方と一緒に食事をしに行った事がありますが・・・・あまりのすさまじさに絶句してしまった覚えがあります。
とにかく、食べられるものがあまりにも少ないんですよ。
さすがに悪いと思いましたけど正直に言いました。「貴方とはもう二度と、食事に行きたくない」と。
こっちが美味しく食べようってモノがことごとく「毒」扱いですからねぇ。こっちまで食欲無くします。
もちろんこれは程度問題ですよ。多少好き嫌いがあるのは珍しくないですし、私にだって苦手な食べ物はいくつもあります。
好み→好き嫌い→偏食→摂食障害、と程度によって呼び方は変わりますけど、さすがに摂食障害の域にまで達すると付き合いきれません。

とは言う物の無理してまで、美味しいと思えないモノを食べなければならないってことはありませんけどね。
でも食べられないモノを出きるだけ攻略しておいた方が、何かと便利です。
アレルギーによっての場合は・・・これはどうしようもないですねぇ。体質なので、基本的には治らないんだそうです。


で、何でしたっけ。あ、三品目ですね。

第三は「椎茸の味噌マヨ焼き」でございます〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
まぁここまでくると完全に、飲み屋のツマミ(アテ)ですねぇ。
しいたけを酒蒸しにしてから焼き上げ、傘の中にマヨネーズを盛り、七味唐辛子をパラリと振ってから味噌ダレをちょんと乗せ、
グリルで焼いてます。
たったこれだけの簡単な料理なんですが、実はとっても旨みが濃厚で、オカズとしても優秀なのです。

作る時のコツは、しいたけの下ごしらえです。
キノコ類ってのは、お水でジャバジャバ洗うと味も香りも飛んでしまいます。
ですから、汚れをちょっと拭く程度にしなさいってコトになってますね。
しいたけに付いては、この傘のヒダヒダの部分に旨みが入ってますので、ヒダヒダを上に保ったまま調理するとより美味しく仕上がりますv
もちろん、それが可能かどうかはレシピにも寄りけりですけど、今回のような焼き物の場合はイケますです。
ちなみに天婦羅にする場合でも、ヒダヒダを密閉して守ると考えりゃ、それだけで美味しくなるんです。

焼きしいたけ、が基本メニューなんですけど、これは作り方として色んな方法があります。
火を通しすぎない事ってのもまた大切なポイントですけどね。
でも傘の向きってのが隠れたコツなのです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@


この三品に、ご飯とお味噌汁が付いて、晩御飯の出来上がりですv
ここに佃煮と漬物がちょっと付けば立派な「和風定食」となりますし、さらに刺身&天婦羅&鍋が付けばもう立派な「宴会御膳」にまで発展したり。

でも、食べ過ぎは良くないのです。
実はこの写真の料理は、三人前なのですよ。
特にお昼をしっかり食べた場合だと、ちょっと少ないかな?と思う位で丁度良かったりするんです。


ちなみに、焼きしいたけの盛り付けは、はじかみとかが付くとちょっと本格的になるんですが・・・省きましたv
聞いた話によると、このお皿のように、皿自体に緑のもの(これだと竹の模様)がある場合には、葉っぱ類を添えないのがセオリーなんだそうです。
カイワレとか付けたいな〜と思っても、それは一種のタブーらしいんです・・・・。
もちろん家庭で食べるのに、そこまでの細かいルールを適用する必要は無いんですけどね。
でも某マンガに出てくる、美味●んぼの海■雄■氏には即効で料理を床にブチ撒けられてしまうんでしょうな。

この海■雄■氏に「ごちゃごちゃ言わず、黙って喰いな!」と叱り飛ばすオカーチャンがいれば良いのに。
あ、こいつは奥さんを亡くしてるから、好き放題言えるんだろうねぇ。
(一応「亭主関白」だと自称してるけど・・・あれは絶対に妄想だと、確信しております。)


とにもかくにも、美味しく頂きました。ごちそうさまv
(ちなみにこの献立の夕食は、ずいぶん前の話です〜〜〜〜@ 写真を撮っといて、後でネタに使ってるんで)

●2010年02月16日(火)

本日は、食べ物っぽいんだけどちょっと離れて・・・入れ物の話です。

なんか聞いた話によると、ペットボトルの「フタ」、つまりキャップですが、コレを集めてリサイクルをして、
その代金でポリオワクチンを買って、世界の子供を救うってチャリティをやってんだそうです。

小学校とかでも随分とこの運動は盛り上がっている様子です。
以前は、空き缶の「プルタブ」を集めるとクルマ椅子が寄付できるってのが流行っていたのですけどね。


この「リサイクル・チャリティ」ってのは仕組みが不透明だったりするんですが、ちょっと調べてみました。
まぁ身の回りで捨ててた物に、知らなかった価値があるのならばそれを見逃す手はないですからねぇ。


まずは、プルタブです。
これの金銭的価値ってのは、金属アルミなんですねぇ。
ようするにアルミのリサイクルでございます。
買い取り価格ってのは重さで決まりますので、実際には缶を丸ごとの方がはるかに効率が良いのです。
でも、スチール缶が混入してしまうと金銭的価値が低くなってしまうんで、それでプルタブだけで集めるのが良いんだそうで。
都市伝説として、プルタブは「アルミの純度が高い」とか囁かれていたりしますけど、それはちょっと的外れでしょうな。
確かに缶の製造時に、複雑な形状にプレス加工をするので、圧延性が安定していないと不良品になってしまいますから
リサイクル材料の比率ってのが少なめにしているようですけど・・・回収時に分けなければならないほどの「純度」の違いは無いんです。
ちなみに、スチール缶が混じってる場合でも、分別作業ってのは技術的には難しくないので本当は問題とはならないんですけどね。
(炉で精製する時に、比重の違いにより自然に分かれちゃうんです。でも取引・計量時の都合があるので混ざるのは困るんです)

プルタブは1つ辺り、約0.5gです。
これが缶だと1つ20g位はありますから・・・本当ならば、完璧に分別してアルミ缶だけ入れれば、
缶1つでプルタブ40個分くらいで計算するとのことです。

そして、このアルミが800kg分でクルマ椅子が1つ寄付できるらしいですな。(送料別)
プルタブで言うと、160万個ほど。
かさで言うと・・・・アルミの比重は2.7ですから、800kgだと2160リットル。
ドラム缶にぎっしり詰めると、10本前後分になりますv
かな〜りの量です。


じゃあ、そのクルマ椅子ってのは一体幾ら位するのか。
これは介護用品店とかで調べると、ジュラルミン製の軽いモノで、このプルタブリサイクルの機種同等のが、一台、3.8〜4.5万円ってトコです。
ちなみにスチール製のだと一台1.5万円ほどなんですけどね。
もっとも、これはもっと安い機種もありますし、安売り店もまたありますから、あくまで目安なんですが。


計算すると、クルマ椅子=4万円・プルタブ800kgで、アルミ換金価格は¥50-/kgとなります。
相場は変動するんだけど、チャリティってことでちょっと手心が加わって、高めになってるのかも知れませんね。
業者によっても違うだろうけど、以前\100-/kg位で買取してたトコもあったようです。

ちなみに金属リサイクルの場合、貴金属以外で言うと換金率が高いのは「銅」でして、アルミの3倍ほどします。
やたら電線とか盗まれるのはこの為でしょうねぇ。


缶ごとではなくプルタブってのは、昔の「プルトップ缶」の場合は外したプルタブで散らかるんで、環境美化運動も兼ねて集めれば大いに意義があったのです。
が、アルミ缶リサイクル協会なんかでは、現在の外れないプルタブをわざわざ無理に外して収集するのはナンセンスだとも言ってますし、
またリサイクルするにもモノが小さすぎて扱いが困難だという事です。

★アルミ缶リサイクル協会 のwebサイト★
◎同じく、Q&Aのページ◎

一説によると、まず「プルタブ回収でクルマ椅子」の伝説がどこからか囁かれ、ラジオ番組などで全国的に広まり、
厚志家の業者さんが後からリサイクルのシステムを構築したらしいのですね。
まぁ単純な話、金属アルミ回収=重量を沢山集めた方が効率が良いんです。
・・・現金での募金でいいじゃないかと言えば、それが最もチャリティとしての効率が良いので、本当はオススメなんですけどね。
まぁ最初に書いた通り、原資が不要品ならゼロですから、子供さんとかが参加しやすいって面があります。


そん次。
いよいよ、写真のペットボトル・キャップの回収です〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

ペットボトルってのはPET(PETE)樹脂、つまりポリエチレンテレフタラート製の容器です。
この樹脂は、容器やフィルムシート、それと繊維なんかに使われているとのコト。
リサイクルされると、タマゴのパック容器とか、繊維材料として自動車のカーペットになるそうな。
でもあくまでPET樹脂なのは、ペットボトル「本体」のみなのです。

キャップに付いては、PP樹脂、ポリプロピレン製なんですね。
ようするに全然違う素材なのです。
PP樹脂はかなり幅広く使われているプラスチックでして・・・
その中でもリサイクルされた物は、梱包材のPPバンド、ちりとり、コンクリートの骨材などになるとのコト。

でも、実はPP樹脂ってのはとっても安いんですv
さらに先ほど書いた通り幅広く使われてるんで、貴重性なんてのは全くありません。
自動車の樹脂部品の場合には、約2/3がこのPP樹脂で作られてたりするのですね。
まぁ加工が容易ですから、リサイクルしやすい材料でもあるのです。
プラスチックと呼ばれている物の中でまず思い浮かぶ、代表的なモノなんです〜〜〜〜〜〜@


で、チャリティでしたねぇ。
これはとあるNPO法人さんが推進してるんですけど・・・・詳細を見てみます。
そこに書いてあるのを見ると、金銭的価値では「キャップは400個で10円になります」だそうで。
キャップは1つ辺り、約2.5gですから、400個が1kg。つまり¥10-/kgの換金単価なんですねぇ。

でワクチンなんですが、しきりに「ポリオワクチン」を叫んでますけど、ポリオっのては小児マヒのコトです。
1人分が20円ほどと言う事で、フタ800個に相当しますよ〜と言ってるんですな。
このワクチン運動をやってるのもまた別のNPO法人です。

なんかNPO、NPOとやたら出てきますねぇ。
このNPO法人ってのは、別にボランティアに限らず、会社組織みたいだけどちょっと違う組織、となってます。
営利を目的にしてはいけないってルールがあったりするんですが、それ以外はほぼ会社組織と同じです。
ちゃんと役員に報酬(給料)を支払って活動して良いのです。(人数・割合とかは細かく決められているけど)
もっとも、この制度を天下りとかの隠れ蓑に悪用してたりするので、何となく胡散臭い雰囲気は否めないんですが。

一般のPP樹脂回収相場としては、細かい仕様ルールは別にあるんですけど、30〜40円/kgってトコみたいですね。
キチンと洗浄・粉砕してあって、まとまった量(1t以上)をコンスタントに持って行く、とかの条件です。
なので、製品のフタでのお値段ってのは妥当なのです。が・・・


このチャリティの問題点として、まぁ色々と突っ込み所はあるんだけど「運送コスト」が最も大きいと思います。
集めている団体へ持って行くのに、宅配便を使うのです。
これまたチャリティってコトでして、佐川急便が特別ルールの料金で運んでくれるらしいんです。
ただし「専用の箱」を購入して、それに入れた時には1つ\420-とのこと。
そしてその「専用の箱」は20枚入り\3,150-だそうです。1箱に2400個/6kgの容量だそうな。


これを単純計算すると、恐ろしい結果になってしまいます・・・・・。

箱1つの場合。
「60円分のチャリティをするのに、578円の運送代を支払って、送る」

そして箱20個を全て使わないといけないので、そうすると・・・・
「1200円分のチャリティをするのに、11550円の運送代を支払って、送る」
この時のフタの個数は、4万8千となります・・・・。

ちなみに集める容器も、そのNPOで販売されてたりします。5〜6千円くらいからイロイロと。


アルミの場合は、まぁそこそこ換金額ってのがあるので目立ちませんでしたけど、このチャリティに付いての意味ってのを考えてしまいますねぇ。
ちなみに、運送コストってのは集めた人(又はグループ)が負担するのです。


なぜ、60円チャリティするのに、別途578円も誰かが支払わなきゃならないんでしょうか。
その578円分そのものをチャリティの方へ回した方が良いのではないでしょうか。


もしもチャリティ=困っている人を助ける、が目的ならば必ずこのような発想が出てくると思います。
特にこの手のリサイクル収集ボランティアだと、原料は不要品なのでタダで入手が出来ますから子供さんなんかも参加しやすいメリットは確かにあります。
しかし、収集コストと原料コストは無料化できても、運送コストが残ります・・・・・。誰かが支払っているのは間違いないんですけどね。
予算という名の、みんなのお金だったりします。
それでもやっぱり、お金はお金ですから、その使い道は有意義にやった方が良いでしょう。無駄遣いはダメです。

なのでこのフタ収集は、チャリティに名を借りた一種の「情操教育」とか「イベント」として考えた方が良さげです。
もちろん、「イイ事をした良い気分に浸れる」というリターンが得られますので不毛ではないでしょうな。
しかし、教育ってのはちょっと問題アリだと思います。
理由は、目的が完全に異なってて、意義を失っちゃってるからですね。
困っている人なんかどうでもいい。けれど人助けをしたつもりになっている、と言う結果なんです・・・)

この、「困っている人なんかどうでもいい」、と言う結果が大いに問題アリなのですよ。
教育ならば、子供に「困ってる人なんかどうでもいいんだよ」なんて教えられませんよね・・・・。

もっとも、ボランティアとかチャリティなんてのはそんなモノさ、所詮自己満足にしか過ぎないよ、と言うすごく現実的で醒めた意見もあるんですけどね。
だからって、子供とかを騙してヤらせるのは問題アリでしょうな。
意義を考えると、やはり小額でもいいのでお金を「募金」というカタチでチャリティをするのが一番良いと思います。
もしくは何かのついでに、例えばCDのチャリティアルバムってのを購入するカタチとかでも良いかも。
(まぁ真偽のほどは定かじゃないイベントとかも沢山ありますけどね)


実は、チャリティは関係なしに、このリサイクルにまつわる問題ってのは色々とあるのです。
まずは、リサイクルする「意義」「目的」ですね。
昔から材料・製品によってはリサイクル率がとっても高いのがありました。
ガラス瓶容器なんかや、紙がそれです。
これはひとえに、製造コストの節約が目的ってのが共通する特徴です。
つまり、再利用すれば安上がりだから、リサイクルするんです。

しかし材料ってのは「物性」ってのがありまして、ようするに使い古して劣化したのと、新品材料とでは質が違うんです。
さらに汚れとか、添加物とかの不純物が混じってたりしますし、他の材質との組み合わせがしてあったりもします。
一度製品として世の中に出回って、それをまた集めて来た「素材」がどの程度の価値があるのかってのが難しいんです。
良くあるのが、新品素材よりもはるかに高価になってしまったりするんですねぇ。
不純物を取り除き、精製加工して・・・と技術的コスト的に乗り越えなきゃならないハードルがあるのです。
もちろん材料により、リサイクルがしやすい物もあれば、難しい物、割に合わない物、技術的に不可能な物、それぞれです。
さらに政治的な考え方・事情なんてのも合わせて検討しなければなりません。
色んなコトまでひっくるめて考えて、リサイクルした方が金銭的メリットがあると判断されて、初めてリサイクルが成立するのです。


この複雑さ、難しさがリサイクルに関して「怪しい・胡散臭い」要素が紛れ込む要因ともなってます。
つまり、本来はリサイクルによるメリットを享受する所が、そのコストを負担するのが原則なのですが・・・・
それをイメージとかで惑わせ騙して、他所に負担を押し付けて、おいしい所だけ頂こうってズルい人が必ず出てくるのですね。
先ほど書いた通り、どうしても末端ユーザーは「精神的報酬」で誤魔化されやすいですから、「良い気分に浸る」だけに多大な出費をしちゃったりするのです。
この場合、本人が承知・理解していないコトが多いですから・・・・完全に、詐欺ですな。

昨今の、「エコ商法」がモロに該当すると思います。
もちろん地球環境が破壊汚染されれば、その後処理の負担は子孫へ行くのでものすごく幅広い視点で見ればメリットは無いとは言えません。
しかし、ある程度直接的に還元されないんなら、メリットが無いのと同じになってしまいます。
さらに、他にもっと良い方法がある場合だと、完全に無駄なんですねぇ。
確かにエコエコって言ってれば、その製品や製造企業のイメージが向上しますので、供給側には金銭的メリットとなります。
でも、それを買う側に金銭的メリットは何ら生じません・・・・。
もっとも「書いてあるだけ」で品質その他に影響がないなら、損失も無いんですけどね。
(損していないから良いじゃないかってコトで、やたらとエコ商法が蔓延しているんでしょうな)
しかし再生品使用ゆえの品質低下をしていると、完全に損をしてしまいます〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

ようするにエコ商法ってのは、消費者側から見てリスクが大きいばかりでリターンは無いんです・・・・。
つまり、「環境に優しい」はモノを買う理由に当たらないってコトとなりますね。
でも買ってしまうのは、何となく良い事をした気分に浸れるから。
これは全くもって、先ほどのフタ・チャリティと同じですな。

「偽善」って言うんですが、ようするに個人の楽しみってコトに尽きるんです。
個人の楽しみってのはあくまで、その人の中に留めて置くのが良いです。

ちなみに、そういう偽善に対して私は「あーヤってるねー」としか思ってないです。
批判したり文句付けたりはしませんv 思ってても口に出さないんです。(今回はちょっと書いたけど)
そういう事を面と向かって口に出すと、喧嘩になってしまいますからね。
だから、個人の思想ってのはむやみやたらと表に出すべきじゃないと思うんです。トラブルの元ですからv
記事にしたってのは、ある意味喧嘩を売っているのと同義じゃないかと思いますし、認めます。

それでも言います。
偽善を、それと知らず行なうのはヤメにしませんか?、と。
すごくミットモナイですし、周囲に対して迷惑を掛けちゃったりして、ロクでもない事になります・・・・。
もっともその愚かさを指摘されるからこそ、逆ギレして喧嘩に至るんでしょうけど。



ペットボトルのフタは、回収自治体によって「取り外すように」指示されているのは、ようするに材質が違うからです。
PET樹脂を再利用しようとすると、PP樹脂は不純物となりますし、逆もまたしかりです。

でもフタって構造的にどうなってるのかな?と思って、真っ二つに切断してみましたv
昔はこの手のフタってのはボディとパッキンが別々になっていたのですけど、これは完全に一体型になってますね。
ようするに形状の工夫で、確実な密閉性を実現しているのです。
リサイクル効率が高くなるような作りです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

もっとも私も経験がありますけど・・・分別回収ってのは、ちゃんとした理由がある場合と、そうでない場合とがあります。
リサイクル自体にも、やる理由があったり、無意味だったりしますからね。
ただ、やってる側としては「こうしなさい、ああしなさい」とこと細かくルール設定したり、管理監督したりととにかく「仕事してます」的に美味しいので
そのような問題の温床となりやすいんです。

ちなみに、燃焼させるのも一種の資源再利用ですよん。
もちろん、燃料としての利用が前提ですけどね。
この手の樹脂製品ってのは、高カロリー燃料として使えますから、海外への引き合いが実は多かったりします。
(もちろん各種規制とかもまた、多いんですが)
あ、ダイオキシンに付いてはそこそこブームも去ったのであんまり言われなくなりましたね。
あれの真実ってのは実はとっても不透明でして、まだ研究段階の途中で良く判っていない部分が多いのです。
それでもあれだけ大騒ぎしてましたから・・・・ある意味、怖いコトです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@


最後に一つ。
地球環境を偽善ではなく、本当に考えているのならば・・・・リサイクルよりも、むしろ購入段階が重要です。
つまり、使い捨て商品はなるべく使わない、買わないに尽きるんです。
少なくともリサイクルが容易な物を選ばなきゃなりません。
その辺の状況とか判断材料になるデータってのは、実は表には出てこないようになってたりします。
色んなしがらみとか都合があるんでしょぅねぇ。
まぁ、ペットボトル商品に関しては、あんまり環境によろしくないみたいですよv


■補足■
フタ収集運動に付いては、非効率で無意味だと思われるんだけど・・・でも学校等で特に熱心に行なわれているようです。
もしポリオワクチン(?)で世界の子供を助けたいのなら、フタ資金の行き先は次の所です。

◎世界の子供にワクチンを 日本委員会◎

ここでも募金の受付をしてますので、サイトから辿ってって下さい。
(もちろんこの団体の内容を保証するものではありません。ただリンク辿って行った結果ですから、内容の吟味は各自でどうぞ)

最近はさすがにネットなどで、この手のコトがあちこちに書かれてますから関連団体はちょっとトーンダウンしている様子です。
ようするに何か収集するのは構わないけど、各自で換金して来て欲しい、募金というカタチで協力して欲しいってトコです。


くれぐれも「先生〜この方が良いよ〜」なんてご提案をすると、人間関係的にヤバくなってしまうケースも考えられますので、
そういう頭の良い指摘は、相手を良く見て、自己責任にてお願いします。
(私は随分とこれで苦労してしまいました・・・)

世の中、無駄なことでもバカだなーと思いつつ、付き合わなきゃなんないコトってのは沢山あるのですよv
ちなみに自治体のルールとかは、ちゃんと守らなきゃなりません。
ルールの検討と、運用中の部分は全然話が別ですからね。

●2010年02月12日(金)

本日は、鰤の照焼きです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

なんかブリバリの家庭料理、というよりか居酒屋メニューが続いておりますねぇ。
もっとも私の食べたい物を優先して作りますので、どうしても発想が偏ってしまうのは仕方ないんです。
元々は洋食系が得意だったんですけど、意外に洋食系の献立はボリューム不足だったりするのですね。
どちらかと言うと軽食の方になりますので、お昼ご飯には良いのですけど。
オムライスがやっぱり一番好きですねぇ。
あ、サラダ系はよく作ります。副菜としてとっても都合が良いし、お野菜を美味しく食べられますんで。

その次に多いのが、中華料理。
これは少し前に、ほぼ連日喰いに行ってましたのでここんとこマイブーム気味だったのです。
エビマヨは月に一度程度、肉団子は同2度くらいのペースで作ってますv
それと回鍋肉(ホイコーロ)も、ちょくちょく作ってますです。
豆板醤は置いてないので、ラー油で代用してますけど。(辛いのだと家族に評判が悪い)
棒々鶏(バンバンジー)もちょくちょく作りますね。
タレは、ネギとショウガを細かくみじん切りにしたのと、マヨ&醤油がベースです。
青椒肉絲(チンジャオロウスー)や麻婆豆腐(マーボードウフ)とか酢豚なんかもヤりますねぇ。

中華料理の良い部分は、それ一品で充分おかずとして通用する所でしょう。
しかもお野菜を沢山食べるには、うって付けなのです。


インスタントのタレと言うか素ってのは、私が嫌いなのでほとんど使いません。
どうしても味が画一化されるんですねぇ。
確かに、まぁまぁおいしいとは思うんですけど、でも前述の中華料理店で食べているのとはかけ離れています。
むしろ手作りでやった方が、近いものが作れたりするんです。(もちろんメニューによりますけど)
具体的な商品名をだしてしまうと問題なので書きませんが、C●●kd●みたいなのです。
インスタントは、スープの素なんかはよく使うんですけどね。
鶏ガラスープとかブイヨンやコンソメです。


で、話をブリに戻します〜〜〜〜〜〜〜〜〜@
ブリってのはご存知の通り出世魚でして、大きくなっていくにつれて呼び名が変わります。
もっとも、お魚の呼び方ってのは難しくて、地域によってもてんでバラバラですし、また漁師(釣り人)と料理する人でも全く違うんです。
しかも、大きいのと小さいのとでは、別の魚扱いされてたりとか。
なので複雑極まりないんです。

大雑把に全国共通レベルにて区別すると、小さいのが「ハマチ・イナダ」大きいのが「ブリ」と呼ばれてます。
他に、ワラサとかメジロとかツバスとか地方色豊かな呼び名だと色んなのがありますけど・・・とりあえずは置いといて。
ちなみに料理する人の立場だと、ハマチ=養殖のブリ、という定義もあったりします。(私はこれが本当だと信じてた)

それと、カンパチ(寒八)やヒラマサとブリを混同してる人がたまにいますけど、これら3つはそれぞれ別の魚ですv
とは言う物の、「さかなクン」でも無い限りは、魚の分類・区別なんてそうそう出来ませんので、買ってくる時には書いてあるのを信じるしかありません。
ブリの場合、脂の乗り具合と、肉質がポイントとなるんです。
イナダ(等)だと若いので、あんまり脂っぽさは薄いんですけど、その分、身の締まり具合が重要です。
青物と言われる魚ですから、失敗すると青臭くて大変なコトになってしまいます。
ただし身の色が、白い場合と赤い場合がありますが・・・・天然=赤、養殖=白、なんて聞いた事もあるんだけど、
実際の所はそう決まってるワケではなく、産地・泳いでた条件でもって変わるとのコト。

切り身で買う事になるのですけど、選ぶポイントは「血合いの色」と「肉汁の出具合」でしょうか。
身の弾力ってのを指で押して確かめる方法は良いんですけど、慣れが必要なのと、売ってる商品を傷めるコトになりかねないのでパス。
血合いの色ってのは、鮮度が落ちると赤→茶とすぐくすんできますので、判りやすいです。
身の切り口の角の立ち具合なんかも鮮魚全般に使える、見分けテクですけど。
・・・冷凍されてるとさすがにちょっと見ただけじゃ判んないですねぇ。


で、照焼きを作るワケです。

材料は、ブリの切り身、塩、薬味(ショウガ、鷹のツメ)。
タレはしょうゆに酒に砂糖に味醂です。
その他には、サラダ油とゴマ油。

照焼きのタレってのは、基本的に上の材料を等量で混ぜるんですな。
もっとも献立によって多少の加減をした方が良いのですけど。
別容器に電子レンジでチン!して作っておくと良いですな。
・・・ちょっと昆布とか入れるとまた味がオシャレになるんだけど。


ブリの下味つけは、上のタレに身を漬けるってのが基本です。
が、私は今回は塩を振って置いておくだけにしましたv アッサリ・軽〜く仕上げたかったので。

ブリはサラダ油をごく薄〜くひいたフライパンで表面を焼きます。
あんまり油が多かったならば、躊躇せずキッチンペーパーなどで余分な油を取り除きます。
(油が多く残ってると、後のプロセスでタレの絡み具合が非常に悪くなってしまうのです)
それからタレを入れて煮ます。2,3回に分けて温度が下がんないようにするとより良いですな。
全部タレが入ったならば、薬味も入れます〜〜〜〜@
くれぐれも「フタ」はしないように。
このような青臭さが付き物のお魚を調理する場合にフタをしてしまうと、青臭いのが閉じ込められてしまいます。
煮魚の基本は、「煮汁が煮立ってから魚を入れよ」とされてるのも、この青臭さ・生臭さをすっ飛ばす為ですv

※※※ 下の写真その1が、調理中のモノです ※※※

後は、中火で10〜15分くらいかけて煮あげますv
時々お玉で、おツユを身の上へ回し掛けしながら。根気が必要ですね。
5分ほどで鷹のツメは取り出してしまって構いません。
これは辛味を付ける為の物ではなくて、コクを増す役割ですから。
で、最後に火を止める時に、ごく小量のゴマ油を入れ満遍なく行き渡らせると風味が増します。
(ゴマ油ではなく、バターで風味付けをする流儀もあります)


味付けの具合ってのが一番難しいのですけど・・・・
煮詰まった状態でちょうど良くしなきゃなんないので、感覚的には最初かな〜り薄くてokです。
それと、気持ちお砂糖を大目にしといてもよいでしょう。
出来上がりが「煮魚っぽい」のか、もしくは「飴っぽい」かは好きずきなんですけど、飴っぽいんなら尚更バランスの取り方が難しくなります。
それだけ、煮詰めるわけですから。

そんなこんなで出来上がったならば、お好みで山椒をちょっと振るなり、針ショウガとかを添えるなりします。
料理屋さんだとシシトウとかが添えてある場合が多いですね。
まぁ今回は別に青いのがあるので簡略化。
でもって、ちょっと置いといて冷ましてから食べた方が、実はおいしかったりするのです〜〜〜〜〜〜〜〜〜@


出来上がったのが、写真その2です〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@

照焼きって位ですから、この「照り」「ツヤ」こそが命なんです。
ただ、コレを味醂だけで出そうと思うとちょっと難しいですねぇ。
ですから仕上げの時のゴマ油ってのが大事なんです。
バターで風味付けする方法もあると書きましたけど、バータだと味は良いんですが見た目のツヤがあんまり出ないんです。

ちなみに、写真はレタッチなどは施してありません。
撮影時の補正すらしてないんです。
それなのにこのツヤツヤテカテカですよん。ぁあぁあぁあ・・・美味しそうだなぁ・・・・・・。

実際に食べてみると、そりゃ美味しかったです。
ちょっと甘口にしたのですが、それがまたブリの具合にマッチしました。
もっとも照焼きは度々作りますから慣れているんですけどね。

「味付け」「焼き」の加減が大事で、実はそれだけって料理なので、あんまりレシピ紹介しても意味がなかったりします。
お魚のコンディションとか、調味料のメーカーとかでその「加減」は変わってきちゃいますからねぇ。
もし人数が少ない場合だと、タマゴ焼きのフライパンで十分作れます。
タレの回し掛けは小さなお玉か、なければスプーンでもokですねぇ。
あぁ、1人暮らししてる時にも、ちょくちょく作ったな〜@
余分に作って冷蔵庫に入れといて、次の日も食べるんですv


この照焼きの他にブリの代表的な食べ方として、ブリ大根がありますねぇ。
アレもまた美味しいんですけど・・・身よりもむしろアラを使った方が良かったりします。

ブリの一流ブランドと言えば、富山湾は氷見漁港で揚がった、「氷見の鰤」でしょうな。
確か昔、これを丸ごと一本頂いて、連日連夜ブリばかり食べてた想い出があります。
その時に一番美味しかったのは、ブリカマの塩焼きでしたねぇ。
照焼きは、その当時はレシピ開発してなかったので、それはそれは悲惨な出来でした。
ようするに、ただめっちゃ濃い醤油煮だったのです。というか魚料理全般的にアウトだったのですが。
この照焼きレシピは飲み屋のママさんに教えていただいたモノで、家では私しかやりません。



「まぁ、なんて美味しいんでしょう〜(ポッ)」と、ブリっ子してみたり。
ブリの親玉は・・・・ドン(首領)ブリだぞーって言ってみたり。
ブリも美味しいけど、チーズの「ブリー」も美味しいんだぞ、カマンベールチーズの原点と言われてるんだとか。
10匹ブリが獲れる国は・・・・イギリス(英国)。ブリテンだからさ〜とか。
使おうと思っていくつか考えておいたネタが、結局出せずに終わってしまいましたv



●2010年02月11日(木)

写真のみです〜〜〜〜〜@
記事本文は、2/12(金)にまとめます。


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