●2009年05月25日(月)
ずーっと同じカテゴリーの話が続いてますので、ちょっと一息。 今回は、パソコンのメモリーネタですv パソコンを使う上ではあんまり気にならないんですが、買う時には大いに気になるのがこのメモリー。 容量が大きければ大きいほど良いってのは判るんだけれど、一体メモリーの役割とは何ぞや?という所から。 メモリーってのは「記憶装置」と言われてます。 ・・・でもこれでは初心者の方には、全くイメージが掴めないのでは。 なので私が説明する場合には、次のような例えをします。
パソコンが何か作業する場合に、データ(情報)をやり取りする訳です。 このデータってのが、各種プログラムそのものだったり、写真や文書や音楽などだったりするのです。 もっとも、これらはどれも数字の羅列で表現されていますので、パソコン側から見ても区別しないんですけどね。 パソコンのお仕事は、これらのデータを広げて、それに基づいて加工したり移動したりの作業をします。 この作業の手順書が、プログラムと言い、これもまたデータの一種として扱われます。 パソコンの性能ってのは、いかに大きなデータを高速に処理が出来るのかって所なんですけど・・・・ このデータを広げておく「作業机」の大きさを考えてみます。 作業机のスペースが大きく広ければ、お仕事は沢山かつ速く行えます。 しかし反対に机が狭ければ、その限られたスペースを上手にやりくりしながらの作業となりますから、 どうしてもお仕事を片付ける速度や効率も悪くなってしまいます。 この机の上に広げられないデータは、いちいち「机の引き出し」にしまっておいたり取り出したりしなければなりません。 このお話での「作業机」がメモリーに相当します。 そして「机の引き出し」はハードディスク(HDD)ですね。 で、メモリーを増設するってコトは、つまり作業机を大きく広くすると言う事となります。
勿論ですけど、机の上が散らかってると使える部分が狭くなりますので、作業効率が悪くなります。 キチンと整頓されてて片付いていれば、その反対にスムーズに仕事ができるでしょう。 パソコンのメモリ上でも、同じコトが起こります。 幾つかの別の仕事を平行して行ってますので、その手順が乱雑だったりすると机の上を無駄に使ってしまいます。 さらに、一つの仕事が終わってもその時のデータが残って散らかってたりすると、他のお仕事も滞ってしまうんです。 この整理整頓をキチンとしてるかどうかってのは、プログラムの出来次第なんです。 優秀なプログラムはちゃんとしてんですけど、そうじゃないのもあるのです・・・・・。 なので、何か作業をさせようと思ったのならば、プログラムも優秀な物を選んで使うことをオススメします。 また、もっと怖いことに、あまりにも作業机の上が散らかってれば、作業中のデータがどこかに紛れてしまったりして、 探し出すのにも労力を無駄に消費します。 作業机自体が小さい場合も同様です。 ごちゃごちゃになってるデータをあれこれかき回したり、引き出しの中に出し入れしているうちにワケが判らなくなって、 その結果データを壊してしまうコトだってあるんです。 この壊れたデータを基に処理しても、ちゃんとした結果がでません。 最初に「プログラムもデータの一種」と言いましたけど、このプログラムのデータが壊れてしまったらお手上げです。 パソコンが作業を続けることが出来なくなって、動かなくなるのです。
なのでパソコンを選ぶ場合には、ある程度以上の作業領域・つまりメモリー容量が必要です。 もちろんウィンドウズには各種毎に、最低限必要なメモリ容量が記載されています。 しかしごく普通に使ってるだけでも、元々のウィンドウズが動作するのに必要な作業量ってのが年々増えて来てますので、 この最低限では快適かつ安定した動作ってのは望めません。 実際には、この最低限容量の2倍ほどはメモリを積んでおくコトが必要だと思います。 もちろんですけどもっと沢山のメモリがあれば、より有利です。積めるだけ積んでおく流儀の方も多いですね。 (私も、その一人です〜〜〜〜〜@) メモリを沢山積むことによるデメリットってのは、例えばノートPCだと消費電力が大きくなるのでバッテリーの持ちが悪くなることかな。 動作中のメモリーは発熱しますので、放熱性も考えておかなければなりません。 もっともこれらのデメリットはそんなに大きくないので、やはり沢山積むのが良いでしょう。 目安として・・・ウィンドウズ2000なら256MB以上、XPなら512MB以上。 ビスタなら・・・自分のは持っていませんのでちょっと判んないですけど、2GB以上って言われてます。
しかし、メモリってのは意外と高価な物だったりします。 さらに種類も沢山あって、どれを選んでよいのやらが判りにくいんです。 沢山ある種類の中から、自分のPCに適合する物を選び出し、その中から安くて良い物を見つけなければならないんです。 特にノートPCともなると、ソケットの大きさが色々ありますので、より種類の多さに悩まされるかと思われます。 その場合には、パソコンパーツメーカーさんのサイトで調べていくのが良いですね。 バッファロー、グリーンハウス、I/O-DATAあたりが有名処じゃないでしょうか。 で・・・実はパソコンってのは技術の進歩が著しいので、このメモリに付いてもどんどんモデルチェンジされ、規格が変わってます。 なので昔の製品だと対応するメモリが見付からないと言った状態に陥ることがあります。 基本的には、このような場合になったならば「パソコン買い替え」をする事が推奨されておりますね。 当然ながら古いパソコンは現代での処理もキツイですので、事前になるべくメモリを多く搭載しておきたいです。 でも、例え新しい機種でも先を見越せば必ず「型遅れ」になるのは明白です。 またメモリみたいなオプション品ってのは後で買おうと思ってもなかなか買えません。 つまり、「あった方が良いけれど、そのままでも動かない訳じゃない」ってのは、後日改めて大金を払うのが難しくなるのです。 なので、私としてはパソコンを買う場合に一緒にメモリも増設しておくことをオススメしたいですね。 これならば、対応するメモリを探すのも、パソコンの型番がはっきり判っているのでやりやすいんです。 これは新品パソコンの場合でも、また中古パソコンの場合でも一緒です。
写真のメモリーは、バッファロー製ノートPC用の「VN133-512M」ってのです。 メモリ素子の種類としては144pin SODIMMってのでして、PC133/CL=3,Non-ECC 3.3vって規格です。 (PC100の上位互換ですので、PC100メモリとしても使えます) これは・・・CPUがPenBとかのノート、モバイルアスロンなんかでチップセットがKTM133ってのに使うメモリです。 私の場合はSHARPメビウスCB1-C9(モバズロ1GHz)で使っておりました。 東芝のDynaBook (DynaBook T4/410PME, DynaBook PAC9212PDEW, DynaBook Satellite1800, 1801, 一部の1850 DynaBook C7/212CMHF 他) SONYのVAIO FX55V/BP, NECのVersaPro PC-VA73H/BH では認識できないなんて情報もありますけどね。 相性問題ってのが多少あるようです。 なので、知り合いに譲ると(相手によりますけど)後のフォローが面倒でしょうな。 ・・・自然に相性保証付きってカタチとなりますから、その分高〜く値段付けなきゃ割に合いません。 そうだな〜1万円ってトコか。 もちろん相手側としてもリスクが大幅に低減されるんで、悪くは無い話だと思うんです。 でも人間なんてのは自分勝手な物でして、自己責任は嫌だけど高く買うのも嫌だって言うんですv オートバイの部品だって車体だって、今までそういう輩に引っかかって何度も気分の悪い思いをしてますし。 「現状販売」で売って、でもクレーム付けられ、後始末さらせれましたからねぇ。 (もっともこう言う場合の対処のコツは、相手より速くキレることですわv「何だオマエ嘘付いたのか!」と。) パソコン関連商品ってのもこれまたリスクが高くて、何かの拍子で延々とトラブル対応とかさせられるケースも多いのです。 なので、そういうリスクを踏まえた上で、お取引をしなければなりません。 まぁヤフオクならば後腐れないので、そっちの方がお気軽ですね。
で、実はこの512MBメモリーってのは、ヤフオクでの中古相場でもそこそこ人気があるようです。 なので・・・そのうち売り出そうかと思ってます。 と言うのも、もう一枚同じもの(グリーンハウス製ですけど)があるのですv 当然ですが私のノートPCには1枚しか入りませんので、満杯なんですよ。 うまく行けば、5千円くらいにはなると思います。 確かメビちゃんを買う時には、新品で一緒に買ったんだけど3万円ほどしたと思いますねぇ。 512MBあれば、Win2000はサクサク動くし、Xpでも同様です。 なんたって私のメイン&サブ機のデスクトップマシンは、全メモリ容量が512MBで使ってますので・・・これ1枚と等価ですv ちなみにメビちゃんみたいなノートPCってのは、大抵は取り外しできない内蔵メモリがあって、それに拡張する形になってたりします。 なのでメビちゃんは608MBのメインメモリが使える状態なんです。(128MB+521MB=640MB。そこからビデオメモリ使用分32MBを引いた残りです) メモリー不足で困った事ってのは、かなり酷使しましたけど全くもってありませんv だからこそ、容量の大きなメモリってのは長く人気が続くのでしょう。
こんなイイ物が余ってんのに、リブリブはメモリのソケットが異なりますから使えないのです・・・・・。 じゃあ何で余ってんのかって言いますと、実はこの間入手したノートPCのジャンクに付いてたんですよv そのメモリはメビちゃんで試験運用中ですが、今んとこ問題は見つかってません。 (Memtestってチェックプログラムを走らせたいけど・・・FDD無いんで代替え案を策定中) もちろんですけど、このジャンクってのは先ほどの中古メモリ相場より安〜く入手してたりしますv こういうコトもあるんですよねぇ。
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