●2009年04月24日(金)
ちょっと更新で間があきましたv 今日は、これが中華品質だ!と題してお送りいたします。 写真をご覧頂くと、この通りです。 スクーターのフロントカウルなんですが、補修用としてコストが厳しい場合のみたま〜に使います。 シールドレッグフロント(ブラック)/SUZUKI品番[48111-43EK0-Y7L] 相当品なんですけど・・・・ とにかく安いのですね。 メーカー純正部品だと\8,000-弱なのですが、この中華皮だと品物代\1,600-で運送料を入れても\3,200-程度で入手可能です。 (外観が大きいので、すごく軽いんだけど送料が結構掛かります) ただし成型がとっても甘いので、組み付けにはかなり苦労する事が多いです。 一旦取り付けたら恒久的にそのままって部分以外には使いたくないですね。 今回のは、なんと、3つある取り付け穴が1つあいていませんv さらにその部分の塗装がのっておりませんです。 なので、取り付け時には10mmのドリルで穴あけして、タッチペンで補修する必要がありました〜〜〜〜〜@ それとオリジナル部品は材質レベルで色が付いてますが、この中華品は上から軽く塗装してあるだけです。 しかも裏側はともかく、端面なんかは塗装がのっていなかったり。 でも、これで済むのならば全然問題が無いレベルなのです。 取り付け穴の部分「だけ」が良くないのではなく、全体的にこのような感じですし、材質もちょっと怪しいですね。 プラスチックもお菓子のおまけ的な材質でして、油断するとすぐにポッキリ逝ってしまわれます。 外装部品レベルでこうですから、エンジンや車体足回りなんかでは文字通り致命的な弱点となりかねません。
で、カウルに付き物のエンブレムですが、実は意外とこれが高いのです。 写真でチラッと見えているこの車種だと、\2,500-もするのですね。 モノによっては\3,000-を超えてしまうのもあります。 これがいわゆるステッカーだと、大きさによりけりですがもう少し安いのです。 もちろん大きくなればなるほど高くなるんですね。 レーサーレプリカのカウル部分なんてのは、\5,000〜\8,000-位するのはザラですんで。 これは、何で高いのかって言いますと、車種専用というかモデル・そいつのカラー専用部品だからです。 メーカーは大量生産によってコストを低くしているんですけど、カラー毎に違うんで仕方ないのです。 外装関連部品ってのはどうしても高価にならざるを得ません。
外装部品を交換しなければならないハメになるのは、いわゆる事故の時です。 いわゆる交通事故ではなくて、ちょっと倒してしまった的なアクシデントの場合に厄介です。 バイクを倒す、という行為は、「良くある・些細な事」と思われてます。 確かにそれはその通りなんだけど、だからって修復するのが「簡単・安価」だと勘違いして貰うと大いに困ったことになるのです。 外装部品は高いですから、部品代でかなりの出費となっちゃうんですよ。 ちなみに工賃ってのは部位にもよりますけど、そんなにしません。 このスクーターのフロントカバーだと、工賃は0.2hですから\1,500-程度です。 しかし、このフロントカバー&エンブレム類とクリップ類などの部品代が\12,000-しますので、合計金額は\13,500-となります。 「これ位のちょっとした事でイチマンエン以上とるのか!」とびっくりされる人がとても多いですよ。 でも問題の本質は、このちょっとした事でいちいち交換しようって所にあるのです。 外装の傷や割れ、へこみってのは、それ自体はバイクの走行に影響することがほとんどありません。 見てくれはもちろん悪くなりますが、それを我慢さえすればそのまま乗り続ける事だって出来る場合がほとんどです。 しかし、やっちまったと後悔して、それを何とか無かった事にしようとすると交換なり何なりするしかないのですね。 押しの強い方だと「安く直せ」とお店に迫って困らせるんですけど、何ともなりません・・・・。 ようは、倒さなきゃ良いんですよ。 もちろんアクシデントですから、完全に防ぐ事は出来ませんが、それでもやれる事ってのは沢山あるのです。 保管中の場合なら、ちょっと置き場所とか置き方を工夫する、スタンド接地部が土のまんまならコンクリの板か何か埋める。 走行中の転倒が多いのなら、タイヤなどのメンテナンスをより念入りにすればかな〜り効果があるのです。 原チャリは手軽に乗れるメリットがありますけど、その反面とにかく軽く扱われる傾向があります。 タイヤが完全に磨り減っててもお構いなしでそのまま使っているとか。 私はちょっと位タイヤが滑っても怖くも何ともないし転ぶってコトもないんですけど、それでも乗るのが怖くなるような状態で平気で走ってたりするんですね。 まぁ普段日常的に使っていれば、少しずつ減ってってオーナーさんには判り難い部分ではありますけど。 なので、お客さんのは機会があるたびに軽く点検してあげるようにしてます。 この写真の部品を交換したスクーターも、思い切ってタイヤ前後を新品に換えてます。 やっぱり新しいタイヤってのは良いですね。絶大な安心感があります。 不整地をフルスロットルで走り回ってしまいましたv まだレバー両方とか、レンズ類が部品注文中で来ていないんだけどね。 それと下取り代わりの、前オーナーさんのタイヤも来ていないです・・・・・。 部品が入荷したら、さすがに忙しくなりますよ。4台分ですから。 まぁコラムのネタには困らなくなりそうです。
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