2009年01月のコラム
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●2009年01月29日(木)

ア〜〜マ〜〜ゾ〜〜〜〜ン!

・・・といきなり叫んで変身してますが(仮面ライダーシリーズのつもり)、一足早く春が来たわけではありません。
実は、私の性癖の中で「突然、昔聞いた音楽がマイブームになる」と言うのがあります。
随分前のコラムでも、愛知県知立市の「藤田屋の大あんまき」のそばを通った時に、たい焼きを連想して
「およげ!たいやき君/子門 真人」が聞きたくなっちゃったりとか、何となくのノリで、「チキチータ/ABBA」のメロディーを口ずさんでいたりとか、
道でお巡りさんを見掛けてふと「君は人のために死ねるか/杉 良太郎」の歌が頭の中で鳴りだしたりとかの話を書いたと思います。
んで、一度マイブームになると、どうしてもCDが欲しくなってしまうのでしたv

もちろん、ネットとかにアップしてあるのを探したりはするけれど、でも私は気に入った曲はお金を出して買う主義なので、やはりCD盤を注文することとなります。
もちろん違法音楽サイトなんかにはあるのかも知れないけれど、そういうのはちょっとパスです。
(↑んな奴は、人間のクズだ! なんて野暮な事は言いませんけど、とにかく自分の流儀ではないのです)

以前、有償ダウンロード販売のMAGICLIP マジックリップってのをちょくちょく利用していたのです。SONYのサービスですね。
ところが、リンク付けといて何ですが、現在は「ダウンロードは終了しました」となってます。
サイトを見る限りは、2008年4月末日をもってサポートも終わったと。
逃げやがりましたね〜。多分、i-podのヒットによりi-Tunesに喰われちゃったんでしょうか。
ネット決済の点で、ヤフー音楽もちょくちょく利用していたのですが、こちらもほとんどダウンロード楽曲の該当するのがありません。
(これは私の音楽の趣味が特殊で、マイナーなのが多いからなのかも?)

そして、CD盤をいざ買おうってなると昔はレコード屋(CD屋)さん、と言うか楽器店なんですが、そちらに出かけて探していたのですが、
今ではほとんどが、amazon.co.jp(アマゾン)にて探して買うことにしています。
これはひとえに、品揃えの問題ですね。
目的の曲がハッキリしている場合だと、楽器店の陳列棚をずーっと探すのが大変なんですよ。
それと、店員さんに聞くにしても、マニアックな曲の事を言うのはちょっぴり恥ずかしいのです。

このamazone.co.jpは、ネットの隠語では「密林」と呼ばれてたりします。まぁそのまんまなんですが。
さらに何らかの不具合とか不手際があると、「尼損」なんて悪口言う事もあるようですね。
私も経験があるのですが、確かマンガだったかの予約注文をした時に、発売日をかなり過ぎて待たされてしまったんです。
そして待っている間、ちょっと買い物ついでに本屋さんに寄ったら、なんと山積みになってました〜〜〜@
ああぁぁ、本屋で買えるんだったら尼損なんかで予約注文するんじゃなかった〜と後悔したものです。
(前評判が高くて、いつ入荷するのか判らない状態だったので、あくまで結果論としてミスったと思っただけ)

そんなこともありましたが、実は予約注文のトラブルはリアルな本屋さんでも過去遭遇した事がありまして、
その時は気分が悪かったけれど、本の流通システムの仕組みが特殊なので仕方ないようなんです。
なので、何度も行ったり返したり電話したりの煩わしさがないネット注文が気楽で良いですね。

もう一つ、ヤフオク買いって方法もあるのですが・・・これは気を付けなければなりません。
と言うのも、ヤフオクで「新品」にて買ったら、なぜかアマゾンから商品が届いた、なんて事があるからです。
これはいわゆる「転売屋」と呼ばれる人がやってて、アマゾンの注文システムの機能を逆手にとってんですね。
つまり、注文時に「お届け先」ってのを別に指定が出来ますんで、それを落札者の住所氏名にしておいて、
一種の「取次ぎ」みたいな形で在庫も持たずノーリスクにて甘い汁をすするのです。
(さらにアマゾンのポイントが溜まり、それが利益になると言う寸法)

まぁ買う側の方としては変わりはないんですけど、こういうのって何となくシャクですね。
細かく考えると、ポイント分だけ損してますし。

なので、ネット(ヤフオク含む)でCDや本とかを買おうかな〜と思っている方は、是非ともアマゾンのアカウントを取得しておく事をオススメします。
amazon.co.jp(アマゾン) ←これですね。

ちょっと気を付けなきゃならないのは、個人情報の観点で少し甘い部分がある所です。
「欲しいものリスト」というお気に入り機能があるのですが、それは初期値では公開されちゃってるんです。
※これは、設定の変更画面で「非公開」に出来ます。※
ちょっと登録作業はドキドキしちゃうかも知れませんけど、やって見なければいつまで経っても出来ませんのでチャレンジしてみて下さい。

こういう、ネットとかコンピュータ関連の事で初めてヤル時には尻込みしてしまいがちです。
何か難しそうで良く判んないから怖い、という気持ちになるのは当たり前のことでしょう。
だからって安直に他人を頼る姿勢は良くないですよ。
知ってる事は親切に教えてくれるかも知れませんが、その人は自分でやったから知っているだけなんです。
なので試しもしないのに、最初から考えることや、やってみることを放棄するような人は、本来そういう便利なのを使っちゃダメなんだと思います。
もちろん、試してみて上手くいかずにどうしても判らずに悩んでいる人には、助けてあげるのは良い事だと思いますけどね。

とか言いながら、私は結構気軽に教えてあげちゃってますけどね。(除く:エラそうな人)
それでも何度も何度もアテにされるとさすがに参りますので、そういう場合はケツ捲くって逃げてますv

ちょっとお固いハナシになってしまいましたので、元に戻します。

んで、今回の密林買出し作戦は、ここんとこ「働くカウンタック(軽トラ)」に乗る機会がめっきり増えたのですけど、
いっつもBGMが同じで飽きて来たので、いっちょ新曲を入れようと思い立ってのことです。
ドライブミュージックってのは、眠気防止の為にノリの良い曲が良いのですが・・・現在のマイブームは、アニメソング。
それも昔懐かしい、寺沢 武一(てらさわ ぶいち)さんの「スペースコブラ」のopとed曲ですv
これは、ルパン三世のテーマなどで御馴染みの、大野雄二さんの曲でして、歌は前野曜子さんと言うジャズシンガーです。
さらに演奏は、羽田健太郎さんと言う、超・ゴージャスな内容なんです!

音楽性がとても高く、アニソンのジャンルで括ってしまうには惜しい位ですね。
昔のテレビの音楽ってのは、クオリティーが高いのが多かったな〜〜〜〜@

ようつべ(youtube)なんかで、このコブラのop曲がフルコーラスで出ていたのを見たんですが、ツボに来てしまいましたv
特に気に入っているのは、謳い出しのメロディーと、サビの部分とかです。(全部良いんですけどね)
この、フルコーラス版ってのがミソなんですよ。テレビのは1コーラスのみですからね。

ed曲に付いては、甘〜ったる〜い雰囲気の歌声が良いのですv
このシンガーは実は良く知らないのですが、すごく言葉がハッキリしててレベルが高い。
大抵、英語の歌詞だと日本人が歌う場合に、発音と言うか発声が変になってしまう傾向が見られるのですが・・・微塵もありません。
(歌詞は、英語と日本語が両方織り交ぜて出てきます。)
ジャズボーカリストってのは、上手な人が多いのですね。

これだけ良いと、絶対に「高音質」じゃなきゃイヤんv ってコトで、とにかくopがフルコーラスで収録されているアルバムを探しました。

買ったのは、↓これです。
「ANIMEX 1200シリーズ(16) スペースコブラ オリジナル・サウンドトラック」(完全限定生産)
\1,222- COLUMBIA [COCC-72016]


オープニング曲(フルコーラス)は2曲目。「コブラ」
エンディング曲(唄入り)は16曲目。「シークレット・デザイアー」
ちなみにed曲のインスト版は、1曲目に入ってます。


ここで、言い訳というか申し開きなのですが、あくまで「音楽性」で買ってます。
スペースコブラに出てくる、アーマロイド・レディ他の(・人・)が良くて買っているのではありません。
これは神に誓って、本当の事です。

まぁ、このマンガは、ちょっと色っぽい女の人が出てくるのが特徴だったんですけどね。
しかも造詣がマジで外人ギャルでした。かな〜りヤバめなんです。
でも少年誌、それも週刊少年ジャンプに連載されていたのです。
ハードボイルドなストーリーとあわせて、ちょっぴりオトナの雰囲気を漂わせてたのが人気の秘密だったと思いますよ。
サイコガンも、何となく「オトコ」って感じでイイんです。コブラの咥え煙草(葉巻)も、オトナのオトコですね。カッチョイイv

それと、敵役のクリスタル・ボーイのコトを何となく縮めて「クリボー」と呼んでいたけど、それはごく普通に通用していたようです。
黄金のガイコツって姿がオドロオドロしいのですが・・・・正義の味方の「黄金バット」と頭/体の構成がちょうど逆なんですよねぇ。不思議だな。
なんとなく、あちこちで見たようなテイストってのをギッシリ詰め込んでて、欲張りな漫画でした。


音楽の方に話を戻しますが(脱線してばかりv)、映画版だと松崎しげるの歌だったりするので、CDを選ぶのにも苦労します。
目印は、再生時間が2:58あるのが、フルコーラスです。
テレビ版の1コーラスの物は、「TVサイズ」って書いてあります。

こぉ〜ぶらぁ〜ぁ〜 りっびゅゆぶゅぅ〜 こぉ〜ぶらぁ〜ぁ〜 みんすぅゆとぅ〜
 こぉ〜ぶらぁ〜ぁ〜 ??????めもりぃs  after you〜〜〜

ついつい歌ってしまいますv (↑は、「こう聞こえた」だけで正確ではありません。まぁイイ線行ってるけど)

あ、忘れてました。

いくら厳重な梱包で来る密林ショップでも、さすがにこの写真の段ボールってのはCD1枚だけではありません。
これは、\1,500-以上になると送料がサービスになるので、ついでにプリンタのインクセットを購入したんです。
(決済方法によっては、その手数料が別に掛かります。例えば、代引きだと\260-とか)

実はアマゾンのサイトを見れば判るのですが、本やCDだけではなくて家電製品とかパソコン関連商品、オーディオ製品、
玩具とかアウトドアグッズ(なんと自転車も)などなど、とにかく幅広く取り扱っているんです。
も・ち・ろ・ん・アダルトな雑誌とも買えちゃうんですv (←ただ、情報漏えいの心配が・・・)

で、ちょうどメイン機のプリンタの、カラーインクのストック分が全色無い事に気付いたので、どうせ買いに行くのならってコトで一緒に注文しました。
ホムセンとかでも売っている機種なんですが、ちょっと割引価格だったし、運送料として支払うよりも良いかな〜と思いまして。
多分、こうやって、通販業者さんってのは売り上げを伸ばしてんだと思います。

そして過剰梱包気味な密林ショップの、この段ボールの箱の中には、また段ボールの台紙がありまして、品物はその台紙にビニールパックされてます。
ちなみに納品書と、広告も一緒です。
まさに、鉄壁の防御v

前にCD1枚買った時は、緩衝材入り封筒で、周囲を熱接着した形態で届きました。
・・・給料袋(給与明細)のオバケ、と言えば判りやすいでしょうか。
発送地は、千葉県ですね。業者は、日通ペリカン便。

しかし、この広告ってのがウザいですねぇ。これは町の本屋さんも一緒ですが。
資格■商法のユーキャンのでした。
なんか、最近これ↑、良く見かけます。同業のニチイとかも。テレビCMもじゃんじゃんやってますし。
これも世相を反映しているんでしょうかねぇ。
ちなみに、ちょっと前は結婚相談所とか、健康食品とか、そんなのが多かったですけど。

まぁ、■商法とかは良いかな。趣味講座なんかはお稽古事みたいな物ですからね。
(ただし、一般人が受験資格すらないような、実務経験が必要な資格講座をダマして受けさせるのは良くないと思います)

結婚相談所に付いては、「大きなお世話だ」とは思いますが、あまり気になりません。

健康食品に付いては・・・これは、正直ムッとしますね。
と言うのは、理由は定かではないけれど、私は健康食品に対してすごく嫌悪感を持っているのです。
それを商っている連中も、嬉しそうに買って喜んでいる奴らも。
・・・詐欺師&低脳馬鹿は嫌いなんですv へへへっ、言っちまったゼ。
まぁ大事件となったカルト教テロ集団の教祖も最初アゲられたのは偽薬でしたし、信者もまたしかりです。
こんな薬なんだか何だかあやふやな物にすがってる時点で、人生終わってますね。終了。さよなら。ばいばい。

占いもまた大嫌い(特に踊らされている人達)なのですが、多分「似非科学アレルギー」なんだろうな。
日頃、メカの仕組みだとかそういうのを追求し続けてるゆえでしょうけど。

目の前でそんな話しをされちゃうと、実は胃に蕁麻疹が出そうになっているのですよ。
そして無理矢理平常心を装いつつ、軽蔑してます。コイツダメだわ、と。
さらに得意気に、こっちに勧められると内心大変なんです。
心の中はまさに修羅の状態ってトコでしょうか。あまりにしつこいと辟易しますね。
MG5(マジ切れ5秒前)って感じィ〜みたいな〜@
(実は宗教勧誘に来た人には、かなり手酷い仕打ちをしてたりします。面と向かって「お前、バカだろ?」なんてのはレベル1クラス)


まぁ考え方とかは人それぞれだとは思うんです。信ずるなら救われててokでしょう。
しかし、この手のにハマってる連中ってのはまさにカルト信者状態。
思考停止に陥ってたり独善的だったりするんだが、実は何も判っていないってのがダメダメ。
心根に「楽して結果を得たい」という、他力本願なのが垣間見えるんです・・・卑しいなぁ。
まぁ、少しでも自分で考えるとか、調べる努力が出来る人ならば、この手のにはまずハマりませんけどね。
努力する姿勢が欠如してて思考力がナイナイなのでハマる、とも言えます。

もっとも人間なんて弱い物なので、心の隙間にドドーンって入って来られちゃうと、厳しいものがありますな。
(笑ウせぇるすまんネタなんだけど、知らない人が多いかも)
やっぱり、受け手よりも、送り手の罪の方が絶対的に大きいと思います。悪ですよ、悪。

おやおや、ちょっとトゲトゲしくなってしまいました。

その、悪と言えば・・・「天才ドロンボー」って歌もノリノリで、ドライブミュージックに良いですね。
(実は話をココに繋げたかった)

タイムボカンシリーズの、確か2作目だったかな??ヤッターマンだったと思いますが・・・
名古屋の星★山本正之さんの逸品ですv (本当はこの人、安城市出身なんだけどね)

この人の曲と言うか歌は、「山本節」と呼ばれてて、独特の節回しに定評があります。
私が見事だな〜と思うのは、とにかく盛り上げ、盛り上がって行く楽曲構成ですね。


それと、全く気取っていない部分がイイんですv
例えば、作者不詳の、小学生辺りがシチュエーションにより歌うコレに通ずるんですよ。

♪あ〜りゃ〜りゃ こ〜りゃ〜りゃ〜、せぇ〜んせぇ〜にぃ〜言ってやろ」 (多分、標準バージョンその1)
♪い〜けなぃんだぁ いけなぃんだ〜、せぇ〜んせぇ〜にぃ〜言ってやろ」(標準バージョンその2)

私の生まれ育った地域(三河地方某所)では、三河弁でこんなのです。

♪わぁ〜や〜じゃん わ〜や〜じゃん、せぇ〜んせぇ〜にぃ〜言ってやろ」 (※わや=いけない、だめ、の意味)

この節回しと同じ香りがするのですよ。メロディーライン全般的に。


実は、多過ぎて正直、どれがどれだか判らなくなっています。それだけ名曲が多いとも言えますが。
大体どの悪人トリオでも「いつもの三人」だし。
そこで何故あえて「天才ドロンボー」なのかって言うと、これはとってもクリエイティブスピリットを刺激するんですね。
創作意欲、と素直に書いた方が良いのですけど。

ぁゃしぃまし〜んとか作っている時に、まさにピッタリなんですv
(ちなみに某ファクトリーのテーマソングって事に勝手に決めてます。詳細は、ヒ・ミ・ツ・v)←人間関係に軋轢を生むといけないので。


ついでに言いますと、私が無精ヒゲ延ばしてて太っているので、キャラとして「トンズラー」だと言われてた事もありました。
まぁ馬(鹿)力も私のウリの一つなんで、その通りかと。
(本当はクリエイターとして、ボヤッキーに憧れてたんですが・・・インテリっぽくて、かつスケベv)
そうか・・・ぶいぶいは、トンズラーだけしか居なかったんだな・・・・。

より正確に考えると、ゲンを担ぐって意味では全くダメダメなんですね。
いつも結末はアレですし、そもそもマシン製作の原資がイカサマ商売ですから。
しかし、あの不屈の根性と作業中の楽しそうなノリだけは賞賛に値すると思いますv

とか言いつつ、イージーリスニングとか、昔のポップスとか、何でも聞くんです。
最近、歳を感じるんですが、演歌もまた良いですし。
一種のオールディーズですな。全般的に古い音楽が好きなんです。

そう言えば、ぐっと渋く、サッチモ(ルイ・アームストロング)もまた大好きですねぇ。
この素晴らしき世界(What a Wonderful World)というのが有名です。クルマのCMに使ってました。
(↑youtubeリンクです。再生する時は、左メニューのBGM演奏を止めてからv)
チム・チム・チェリーと共に、素晴らしいです〜〜〜@
ボビーヴィントンも良いですよ。
♪ろぉんりぃ〜I'm ミスタ ろぉんりぃ〜♪
♪こぉ〜ぶらぁ〜ぁ〜


・・・全くまとまりが、ないですv


※ノリノリのドライブミュージックは、運転中ついスピードを出し過ぎてしまう事があります。
 わたしが若かりし頃、最初にヤられたのはスクウェアのTRUTH聞いてた時でした。
 F1のテーマ曲になってたから仕方ないです。 (↑youtubeリンクです。再生する時は、左メニューのBGM演奏を止めてからv)


●2009年01月28日(水)

ぶいぶいコラムの撮影に使っているデジカメの、スマートメディアが壊れちゃいました・・・
元々、デジカメにはあまり拘りが無くてお金を掛けない主義だったんですが。
(安くて、映りがキレイなのという事で、オリンパスのC-2zoomってのを中古で買って使ってます)

この手の記憶装置をストレージメディア(記録メディア)と言いまして、色々な規格・種類のが乱立しています。
私から言わせていただくと、役目さえ果たすんなら、どれでも良いんですけどね。
手持ちの機器で使うのは、このスマートメディア(略して、スマメ)、それとコンパクトフラッシュ(CF)の2点です。
他にもSONYのメモリースティック/Pro、SDカード、xDピクチャーカード、マルチメディアカード(MMC)などがあります。
変り種としてCFの仲間でマイクロドライブってのもありましたね。超小型のHDDが入っているんです。

最初の頃は、記録容量もそんなに大きくなかったのです。8MBとか16MBが普通で、32MBはとてつもなく大容量扱いでした。
まぁイメージ的な基準として、フロッピーディスク(1.44MB)で何枚分かって言い方してましたからね。
そんな時代でも群を抜いて「超巨大容量」を誇るメディアとして、CD-Rがもてはやされていた位です。

スマメはその時に、富士フィルムとオリンパスカメラのデジカメに採用されていた規格です。
規格の提唱をしたのは、確か東芝だったと思います。(東芝はその後SD陣営に行っちゃったけど)
特徴は、メディアの厚さが1mm以下とすごく薄いことです。0.76mmですね。
郵便で送ったり、保管の時にかさばらずに整理がしやすくて良かったのですが・・・・。
しかしメディアの面積は結構大きかったんですね。
この形状により、その後衰退するコトになってしまったのです。
最初の頃は、「スマメvsCF」でしのぎを削ってたんですが、スマメの良い所は「フラッシュパス」と言う、
フロッピーディスクのアダプタにて読み書きが出来、PC側に特別なインターフェースが付いてなくても使えた事にありました。
(現在も時々見ますけど、実はすっごく遅くてイライラしてしまいますv しかもFDDなんてほとんど使わなくなりましたし)
内部には不揮発性メモリーチップのみが入っててシンプルな構造なので、コストも安いのもウリでした。
これはCFの方もすぐに安く製造出来るようになりましたので、アドハンテージとはなりませんでしたが。
でかい、規格上最大でも128MBまでしか拡張できない、端子が露出してて壊れやすい、これが現代では使われなくなった理由です。

ちなみに、スマメの後釜は、xDピクチャーカードとして登場しましたが、これもまた著作権保護機能が云々ってので
イマイチ普及しにくく苦戦しているようです。

「じゃあ、どれがベストなんだよ〜」って声が聞こえてきそうですが、これは決め手がないってのが正解でしょう。
ちなみに、大容量化と共に小型化へのニーズも発生してますので、各メディアの規格の中でも何種類も出ており、
混沌としています。
ユーザーへの利便性ってのだけ考えれば、統一してくれるのが最も良いんですけど、そんな単純な問題じゃあなさそうです。
(新聞とかの消費者記事なら、↑こういう観点だけで論じて、業界批判しておけば済むんですが)

ちなみに最近は大容量化へ向かうにあたり、新たな「転送速度」の問題もまた出てきています。
つまりメディアに読み書きする時のスピードが求められるようになったんです。
確かにギガバイト(GB)クラスのデータってのは、時間が掛かりますからね。
なので、ハイスピード規格ってコトで、Typeいくつだとか、色々増えてて、更に混沌としています。
機器の小型化にも対応させるため、小さい「mini」とか「micro」版のとかが出て、混乱に拍車を掛けているのです。

現在では、デジカメ以外、携帯電話とか音楽プレーヤなど色んな機器に使われてます。
我がスマメちゃんも、デジカメの他には玩具や電子楽器の記録メディアとしても主流だったんですが。
(フロッピーディスクの代わりに使われてて、沢山入るので重宝されていた)

それと、シリコンオーディオ機器の先駆者として韓国の製造メーカーが発売していた「MP-man」ってのもありましたね。
私の所にもMP-F20ってのがあるんですが・・・確か「MP3は著作権違反」だとか騒がれてた時期でしたんで、
これらも物議を醸し出して、まるで御禁制の品のような扱われ方をされてました。(だから持ってんだが)
コピー対策として、記録フォーマットをスマメ標準の規格と違う方法にして、PCなどでアクセスできないようになってたりします。

そんなこんなですけど、とにかく「安く、キレイに写ること」と言うコンセプトで中古のデジカメを選ぶと、
やはり記録メディアの種類が人気のないモデルになってしまうのは、ある意味仕方ない部分です。
もちろん、他にもっと良い選択があるんだろうなとは思いますが・・・私の出来る範囲はココまで。

このスマメちゃんは、接続端子が露出してて取り扱いに気を使うのですが、私の使い方だとメディアを出したり入れたりが多く、
端子の接触不良とかメディアの物理的変形なんかでストレスが溜まり、壊れてしまったようなんですね。
(写真の右側に映っている、128MBの物が壊れています)

同じく写真に映っている8MBのモノは、「3V」とあります。
これは当初のスマメの規格が5V作動だったんですが、後に3.3Vへ変わったんですね。(その後、ID付きに進化した)
もちろん私のデジカメでもちゃんと使えるんです。
初期の5V規格のスマメでは使用できる機器が物凄く限られてしまうので、ヤフオクなんかで中古デジカメを買う場合には注意が必要です。
(5V⇔3.3Vでは互換性がないので、物理的形状を変えています。つまり差し込めません)

もう一枚あるのは64MBです。
もちろんこちらもちゃんと使えますし、標準モードで200枚ほど撮影できますから実用性も全く問題ないんです。
ただし、「大きいことは良い事だ」と言う方針に基づき、日常的な使用には128MBを使ってるだけなんですv
(壊れたのはその128MBの物ですが、先日丁度128MBスマメを1枚安く入手したので、今も128MBで使用中です。)
元々スペアとして持っていた物なので、控えとしてとってありますv
本当はもう一枚128MBがあったのですが・・・これは母親にデジカメをあげたので、そっちに入ってます。
(メディアが一杯になった時に、壊れた〜ってパニくられるのは明白なので。)

先ほどから「現在は衰退・消滅した、スマートメディア」と書いていますが、本当に無くなっちゃったんです。
新しく生産されていない状態で、流通在庫のみなんです。

通称スマメ協会、正式にはSSFDCフォーラムなんですが、2007年春に解散しました。

よってスマメが壊れると、とても困ります。
ヤフオクなんかで安く見つけたらスペアを買っておくのも良いですね。(しかし使わなくても経年劣化で壊れる事もあるんですが)
電子楽器使いの音楽家の方なんかだと、楽器ってのはコロコロ換える訳には行きませんので、より深刻な問題だと思います。
そういえば2005年の夏頃に掛けて、一時期スマメが高騰したんだった・・・・。

「中古なんて貧乏臭い、新品に限る」なんて言ってる方、いないですよね?
実は、これが現実です。
「メーカー問わず」って書いてあるのは、どのメーカーのが来るのか判んないよっていうコト。
で大手カメラ屋さんとか、ホムセンとか色々回った時に、新品が売ってないかこまめに見ていたんですが・・・・
どこにもありません。やっぱり終わってしまったんですよね。
やはり、現在は中古品をヤフオクで調達するって方法が良いんでしょうな。
最近は取引の値段もある程度落ち着いているようです。
ただし、スマメは静電気などで壊れてしまいやすくて、動作するかどうかは判んないってのがネックです。
もちろん壊れてても外からは判んなかったりしますからね。

で、今、安いデジカメを買おうってんなら、実は新型では安いクラスがとても元気良いんですので選び放題です。
大体2〜3万円のクラスですね。
もしくは、携帯電話で写真機能の良い機種を選ぶ、と言うのもアリでしょう。
もはや私の大のお気に入りのオリンパスC1/C2は、オモチャ程度の扱いになってしまったみたいです。
もっとも最初から、調達価格はオモチャのレベルだったんですけどね。

とは言いつつ、やはりキレイに写るので、使える限りは使い続けるつもりですよv

で、もう一つコンパクトフラッシュが映ってんですが、これはたまたま持ってるだけなんです。
一応、電光看板へのデータやり取りには使ってますけど・・・。
CFを使うニコンのデジカメもあったのですが、動きません。
以前のお仕事で使ってた制御パネルもCFでしたね。8MBの入れといたら盗られてしまいましたが。
(同僚に泥棒がいるってのは、すごく気分が悪いものです。だって毎日顔を合わせているはずなんですから)

それと、右側の写真の物はプレステのメモリーカードです。
これは本体が既にありません。でもコントローラとか、メモリーカードは2つ残ってます。
確かこのメモリーカードってのは内臓電池がどーのと言われてた事がありましたが、分解してみると全くのガセネタでしたv
ICチップ1つと、トランジスタ数個の回路です。
「CXD8769M」ってICのデータシートは、私の閲覧ソフトの期限が切れちゃってたので見られません。
他のところで調べると、S-RAM(フラッシュメモリ)のようですね。128KBの容量を持っています。
という事は、あくまでゲームデータのセーブ用なんだな・・・。
似たようなチップは、ステレオコンポの中で見た事がありますね。ボリュームやEQ、チューナの記憶素子として使ってました。
珍しい故障で「時間他が経つと記憶喪失に掛かる」ってのがあって、悩んだ末交換したので覚えているんです。
(他の方が見込みで制御ICを交換しok出したが失敗、クレームとなり、私がそのケツを拭かされた)

私自身は、旧規格とかのPCやデジカメを平気で使っているんだけど、これはある程度不利は承知の上なんです。
なので機会がある度に、スペアのパーツを見つけたら買ってストックしています。
なので困った時に良く相談を受ける事が多いのですが・・・
ストック品は自分の為に持っているので、原則として譲ってあげるわけには行きません。
当然、レア物扱いともなれば、特別価格になるんだろうけど、調達価格自体はそんなに高くないんでいくら貰えば良いか悩みます。
(本当は、欲しい人が大体の値段を言ってくれれば良いんだけどね)
そういえばPCのメモリー(SDRAM)もそろそろ枯渇してきた様子です。
よく考えてみると、こっちも2回ほど壊れて交換したコトがあったっけ。なのでスペアはちゃんと持ってます。

なので、レトロマシーン愛好家の皆様も、しっかり集めて持ってて下さいね。
基本的には、困った時はお互い様の精神なんです。貰うばかりの一方通行じゃ相手にされませんよ〜〜@

・・・しかし、旧規格の機器に、果たして哀愁を感じるのだろうか?
(さすがに現在Windows95のオープニング画面を見ると、おぉぉっ!となるけどね)
単なる貧乏かケチでしかないようにも思えるんですけどv

もっとも、他人に迷惑を掛けている訳じゃないんで良いんですけどね。
ケチは一人でヤルべきものです。

●2009年01月27日(火)

これまた、どっさりと部品が入荷しました〜〜〜@
25品目ほどありますので、確認するのも結構手間ですね。
修理車では2台分です。

左のは、ヤマハの250ccアメリカンのエンジン部品です。
まぁヤル事ってのは、吸気バルブを1本交換するのがメインなんですが・・・・
それを換えるだけ、つまりポン換え(?)でも動くでしょう。(多分)
とは言うものの、折角エンジンを車体から降ろしてヘッド部分まで分解視点ですから、
ある程度のオーバーホールをしてあげないと、今後の調子維持が適いませんです。
もっとも、Vツインだとヘッドが2つ独立していますから、ちょっと手数が掛かるんですけどね。

ちなみにこのバルブの部品単価は、千円ちょいです。
意外と安い物なんですね。(排気側は耐熱鋼製なので、一般的に吸気側より高く2倍位します)
う〜ん。単品で見ると、まるでカブ70/90の物に見えますv
実は寸法的にも良く似ているんですよ。ステムシャフト径は4.5mm、バルブ長65mm、径25.5mmです。
元々このEgは、ボアが49mm(ストロークは66mm)なので、やはり2種カブと似ています。
おおっと、これは流用チューンの可能性が・・・・・
ついでに寸法の測定をしておこうかな。

しかし。交換作業に付随する部品ってのもまたあるのです。
ガスケットやシール類ですね。
それがまた結構な数でして、修理部品代を押し上げる事となるのです。
今回の故障原因は、吸気バルブの不良でしたが、それに至った原因として考えられるのがオイル下がりです。
バルブステム部分には適量なオイル供給が必要なのですが、それが多くても少なくてもトラブルに発展します。
少なければ焼き付き、多ければオイル下がり/汚損により不調を招くのです。
これはバルブステムのガイド(シリンダヘッド側)の磨耗状況と、ステムシールの劣化具合が原因ですね。
今回は、バルブステムシールのリップが張力を失っていましたので、新品に交換します。

腰下に付いては、リヤバンク分のみしか見ていませんが、磨耗消耗は見られませんでした。
これはしっかりとしたケース剛性のエンジンで、運転条件が良いからなんでしょうね。
改造モンキーなどのエンジンだと、さすがにこういう訳には行きません・・・・。
軽量コンパクト設計ってのは、やはり難しい部分があるんだなと再認識してしまいました。
当然ながら、部品はしっかり洗浄して組み付けます。

とにかく燃焼室の汚れがちょっと多いので、プラグも含めてその辺りをしっかり手当てします。
合言葉は、「真心込めて、丁寧に」ですよv
このバイクに愛情を持っているオーナーさんに負けない位の愛情を注がねば。

右のは、また違うバイクのなんですが・・・・結構品数が多いですね。
キャブレターを含む、燃料系統の修理です。
これまた、交換する部品選定には悩む所が多いです。
アレもコレも手当たり次第交換しようなんてのは、金額がエラい事になってしまいますし。
でも、キャブレターなんかは精密な部分ですし、また車種によってはその辺りのコンディションが非常にシビアなのもあるんです。

キャブOHの王道部品ならば、フロートバルブですね。これは交換するのがセオリーでしょう。
ここが不良だとオーバーフローの原因になる、と言われますが、このオーバーフローってのが厄介なんです。
完全にダダ漏れになってりゃ、こりゃ大変だって判るのですけど、問題は微妙に漏れている場合。
フロートレベル(油面)が不安定だと、撚調が取れませんのでエンジンの調子がすこぶる悪くなってしまいます。
時により濃くなってしまうんですよね。チョーク引くのと同じです。
すると燃焼室内部にススが溜まり、プラグもかぶり気味となります。
そのまま使い続けると、そのエンジンは壊れてしまうのです・・・・。
そんな重要な役割をしているんですよ、このフロートバルブってのは。
なので、ちょっと部品単価は高いですけど、新品に交換しておいた方が何かと安心です。
1つ2〜3千円しますけどね。(車種によってはもっと高い場合もあります)
こういう時に、単気筒と4気筒では随分と費用が違ってくるのです。
今回の車種は単気筒で2キャブなのですが、フロートバルブは1つしかないのでちょっと良かったなと思いますv

それと、忘れがちなのは「エアカットバルブ」でしょう。
これは付いているのと、そうじゃ無いのがあるのです。
このバルブの役割は、スロットルを戻した時にエア通路をブロックして、瞬間的に薄くなるのを補正します。
そこに不具合があると・・・・・その機構が働かない、だけじゃないんですv
実は、キャブレターに付いては燃料通路ってのに関心が行きがちですけど、同じようにエア通路も気にしなければなりません。
だってキャブの役割は、良好な混合気の生成、つまり燃料と空気をミックスさせる事ですからね。
燃料ってのは年月が経つと変質し固まりますので、ジェット穴などを詰まらせてしまいます。
が、空気にはそんなのはありません。しかし空気の計量ってのは物凄く小さい穴でやっているので、
ちょっとした異物付着による影響はとても大きいのです。
このエアカットバルブってのは、その影響の大きい大事な部分についているのですよ。
なので、ここが調子悪くなると全体的に調子が出なくなり悩む事が多いのです。
例えばアクセル操作に対するエンジンの反応が悪くなったりとかしますね。
これまた重要な部品らしく、2千円ちょいのお値段がします。
交換するか否か大いに悩む所ですが、もし長い年数使い続けたバイクならば機会を見て、一度は交換してあげても良いでしょう。

その他のパーツは、コックのシールとか、ホース/クリップ関連です。
この辺りもどの程度の部分まで交換するのかを決めるのが大変です。
ゴム製の部品ってのは、年数により劣化しますから、変えておいた方が良いのは判りますけどね。
また、比較的安く細かいパーツなので、部品注文することすら面倒になりがちです。
後で1つだけ欲しいって思っても困りますから。
しかしもココにも落とし穴が。
調子付いてアレもコレも全部注文しようって欲張ると、積もり積もって結構な金額になっちゃったりします。
なので修理計画ってのを事前にしっかり立てて、換えるべき物は換える、使えるものは使う、の区別をしなければなりません。

そして、このオーバーフローにより付随して発生する不具合箇所が、他の部分に出るのです。
一つは、溢れた燃料がエンジン内部に入っちゃう事により、オイルが希釈されてしまいます。
オイルの量が増えている??なんてコトが起こるのです。
ただ、この状態のオイルは粘度低下して潤滑性能が著しく劣りますから、使えません。
そのまんまエンジンを回していると内部のアチコチが凄い勢いで消耗して、かなり重大な故障に繋がります。
また、他にはプラグの汚損ってのもありますね。
プラグは正常運転の状態だと、付着した汚れを焼き切って飛ばす「自己正常作用」が働くのですが、これにも限界があります。
すると万年失火気味の状態になりますので、不完全燃焼を招き、汚れが汚れを呼んでどんどん進行してしまいます。
不調を感じだ場合はさっさとチェックして対処すれば良いのに、ダラダラと誤魔化して使ってると後が大変なんです。
(なんてコト言いつつ、自分のバイクだと結構そんな調子で乗ってたのが多いんだが。TT-Rとかね)

このバイクのエンジンは、ボア・ストロークが87X67.2mmありますので、燃焼室は結構大きめです。
燃焼室の大きさってのはボア径によるんですが、実は大きいEgでも小さいEgでも、使っている燃料は同じですし、
使っているプラグもそんなに違いはありません。
という事は、燃焼の火種は同じで、燃焼速度もまた同じなんですから、大きいEgだとよりちゃんとしてくれた方が良いですね。
ここでちょっとだけ、チューンするのが効果的だったりします。
点火プラグを細い電極の。イリジウムのにしたりとかですね。
普通のプラグに比べてお値段が高いですけど、これまたこのバイクには1本使っているだけなので、助かります。
(元々イリジウムプラグを使っていたので、原状回復するには同じプラグに交換するしか無いのですが)
消耗品でもあり、また燃料系統の不具合の影響を大きく受ける部分でもあります。

ここで、ふと閃いた事があります。
私のTT-Rですが、プラグっていつ交換したんだろ?ってのですね。記憶にありません。
結構長く乗っているはずなのですけど、メーターがデジタルで「記憶喪失」に掛かってまして、正確な距離は不明です。
ずーっと前にオーナーさんに引き渡す時に替えたと思いますけど・・・・。
という事で、私のもイリジウムプラグに交換しようと思いました。
部品注文はまとめて行いましたので、いわゆる「ついで」ってのですけど。
NGK製のCR8EIXなんですが、定価\1785-と高いです・・・。(お客さんのはDPR7EIX-9で、同\1680-です)
まぁ1本だけなんで良いんですけどね。
ちなみに私の流儀では、プラグ=NGK製が一番良いという事になってます。
イリジウムプラグの分野ではDENSO製のが進んでいるのですけど。
NGKってのは、よしもと新喜劇で御馴染みの難波グランド花月劇場の略でもあるのですが、関係ないですねv

と、アレコレと交換部品がありましたから、やはり結構な金額になってしまいました。
私のTT-R修復計画でも、アレコレ部品を沢山交換したので、これまた凄い事になってますけど。
(自分のは、部品代=修復費用となるのですが、それでもウン万円飛んでますv)
もちろん、作業も大変なんですが、セコセコと一つずつ地道に片付けて行こうと思います。

修理屋をやってるとつくづく思うんですが、予防できる故障ってのが中にはあるんですよね。
それと、不具合は早めに手当てしてあげた方が良いと。
色々な部分が壊れれば、それだけ修復に手間とお金が掛かります。

もっとも、判っているんだけど中々実行するのは難しい物です。

それと不思議な事に、私の所に来る修理車ってのはなんか大掛かりな作業になる事が多いですね。
まぁできるだけしっかりと治して、後で困らないようにしようと思っているからなのかも知りませんが。
どうしても修理費がかさむケースが多いんです。
もちろんその時だけしばらく動けば良いってオーダーがあれば、それは尊重してますよ。
安くピンポイントだけの対応ってのも、また腕の見せどころではあります。(ケースバイケースです)
でも、それだけバイクの好きなお客さんばかりだから、だと思います。
新しいのを頻繁にとっかえひっかえして楽しむのも良いですし、一台のバイクとじっくり長く付き合うのもまた良い物です。

しかし・・・寒いですねぇ。寒すぎ。
バイクに乗る方には、とても辛いシーズンです。早く春になって暖かくならないかな〜〜〜@
そういえば、もうすぐ梅の咲くシーズンですね。
大体2月中旬ごろなんですけど。あと3週間位かな〜@
梅が咲いたら見に行きたいです。写真撮ってアップしますね。

あ、でも春は花粉症のシーズンでもあった。
これまた、大変なんでしょうね。(私はあまり酷くなった事はないです)

●2009年01月26日(月)

めっきり寒くなりました。
多分、今が寒さのピークなんではないかと思います。
と言うかこれ以上寒くなるのは勘弁してほしいです・・・。

今日は、バイクの修理・整備に付いて。
バイクは機械である以上、使っていれば消耗するし、場合によっては故障する事もあります。
もちろん、人為的に何かヤッて「壊してしまう」事もあるんですけどね。
(事故とか、取り扱いミスなんかで)

その時には、まず落ち着いて考えなきゃならないのは、この事態をどうするのか。
よく見られるのは、トラブルに遭遇した時にパニック状態へ陥り、正常な判断が出来なくなるケース。
これではいけません。

第一の選択は、修理して乗り続けるのか、諦めるのか、です。
これは修理費用にもよりけりですね。
どの位までお金を掛けても良いのか、を大体決めてなくてはいけません。
ただし修理費用ってのは、壊れた具合によりけりですから、費用の見当を点ける為にもある程度の技術が必要となることが殆どです。
なので、こういう場合は専門家に相談するとかが大事だと思います。

修理をする為には、まず故障している原因を探ります。
壊れてしまった状況なんかから類推する事ができたりするので、何か思い当たるフシがないか考えましょう。
例えば、自分で何かしらの整備をしたとか、ぶつけたとか、長い間乗らずにおいたとか。
これらの状況と、現在の症状と併せてみると、故障箇所の見当が付くことが多いのです。

ただ、それだけでは原因が判らない場合もまたあります。
ヒントにはなるけれど決め手にはならないって事ですね。
その場合は、色々診断をしなくてはなりません。
(原因の見当が付いてても、確認の意味で必要です)
まずは、ある程度の仮説をたてます。
何がどうなって、この症状となるのか。
そこから該当箇所を取り外してみたり、分解して、とにかく原因追及の方向へ作業を進めます。

もちろん、闇雲に分解するのは絶対に良くありません。
仕組みなどが判っていないのに分解しても結果は悪くなるばかりです。
いじってて症状が消える場合もあるんですけど、それは一時的なものなのか、ずーっとその状態でいけるのかは判らないのです。
という事は、安心して使うことが出来なくなってしまうんですね。
これはある意味、最悪の状態です。

修理で難しいのは、症状がはっきり再現しない時。
原因を調べていくのに、肝心の故障の状態が判らなければ打つ手がすごく限られてしまいます。
なので、バイクは壊れてしまうのは困りますけど、壊れるんならハッキリと壊れてくれた方がある意味助かりますね。

で、故障原因が部品の不具合ならば、修正手直しもしくは交換する事となります。
しかし、ここでちょっと落ち着いて考えなければなりません。
「その部分が不具合を引き起こすに至った要因」に付いてです。
それと、「その部分の不具合で他に影響を与えていないか」もですね。
つまり、悪い部分を見つけて喜んでしまい、肝心な部分の見落としをする事があるのです。
バイクって言う機械はシステムで動作していますので、一つ一つの部品が勝手に動いているわけではないんです。

例えば、ギヤ(歯車)。
一つのギアの歯が削られてしまい壊れていたとします。
ここで、その歯車一つだけ交換すれば、とりあえず症状は改善されるでしょう。
しかし、それではダメなんです。
歯車ってのは、お互いに噛み合って回っていますので、相対する側の歯車も傷んでいないのかを見なければ方手落ちです。
そして、軸と軸受けもまたセットで考えなきゃなりませんね。
その歯車が壊れるに至ったのは、軸部分に不具合があったからかも知れません。
そこのチェックを見落とすと、いくら新しい部品に交換しても、また壊れてしまうのは明白です。

ここで、交換部品が判明したら、部品番号を調べなければなりません。
そのためには必ず、車体番号(フレーム番号)から正しい物を探さなければいけないんです。
同じ車種でも、年式・モデルにより部品が違う事もあります。

これは社外品のアクセサリーなんかを買う時にも同じ事が言えるんですね。
まずは自分のバイクの車体番号はちゃんと把握しておきましょう。
ここで困るのが、車体とエンジンが違う物を組み合わせてあるとか、それらの組み合わせが不明な車両の場合。
部品の注文は、現物だけでは出来ません。形状とか刻印だけでは判断材料不足です。
もちろん、その車種ばかり扱っていて詳しく、見ただけで判る場合も無くは無いんですが・・・。
こういう事情があるので、他モデル・他車種と組み合わせて作ってあるバイクを買う際には、相当覚悟をしなければいけません。

めでたく、部品の発注リストが出来ましたら、注文をする事になります。
まずは気になるお値段をそこから調べるのも良いですね。
パーツリストに価格が載っている場合もあります(バイクメーカーによりけり)。
ただその値段は、パーツリスト発行時の物でして、実は補修部品と言うのは年々価格改定されていますから、
古い物になればなるほど実際の値段は高くなります。
これは、部品を製造してからストックして置くだけで経費が沢山掛かってしまう、日本のシステムの問題もあるからなのです。
(倉庫に保管してある商品=補修部品、には資産価値が認められて、税金がかかるんです)
もちろんですが、部品の値段ってのは、製造原価のほか、これらの保管・維持管理に掛かるコストも入っているのですね。

という事は、長く長〜くこのバイクに乗りたい場合は、お金がある時に必要となりそうな部品は先に入手して、
手元にストックしておくと良いんです。
特に旧車と呼ばれるほど古い年式のバイクに乗っている方には必要な事ですよ。
メーカーは大体、そのバイクの生産終了から8年は部品供給していますが、それ以降は手に入らなくなる可能性が高くなります。
ただ、一律にその供給する期間が決まっているのではないので、もっと古い物でも大丈夫だったり、
反対に意外と短い期間で供給停止になってしまう場合もあるのです。
限定モデルなんかの特殊な仕様のパーツは、比較的すぐに供給を止めてしまう事が多いようです。

部品発注の際には、注文を間違えないように気を付けなければなりません。
恥ずかしながら私も何度かミスした事があります。
部品番号は一文字でも異なると、エラーになってしまったり、場合によっては他の部品の事を示したりするんです。
・・・昔、クランクシャフトを発注した時にやってしまったんですよね。
排気量の異なるモデルのを頼んでしまったんです。
基本的にメーカーは部品の返品を受け付けていませんので、間違ってしまったらどうしようもないんです。
(今はヤフオクで売り、多少なりとも費用回収するって道もあるのですが・・・)

この間違った時に、「何とかこの部品で使えないだろうか」なんてつい考えてしまう事はあると思います。
もちろん、それで何とかなるのならば良いのですが・・・大抵はどうしようもないですね。
そういう時にはその間違った部品を使う事に拘らず、きっぱり諦めて再度発注するように考えるべきでしょう。

また、メーカー純正の補修部品を使う以外に、社外品の部品を使用する方法もあったりします。
当然ながら性能の保証ってのは、まずありません。
しかし、値段が安かったり、入手が簡単だったりのメリットがありますから検討するのは良いと思います。
これらの社外品を使う場合に気を付けなければならないのは、品質の問題ですね。
一般的には「安物買いの、銭失い」と言われている通りなんです。
安い価格には、ちゃんとした理由が付いて回ります。
これが企業努力の結果ならば歓迎するべきなのですが、行き過ぎたコストダウンの成果なら敬遠した方が良いですね。
品質の伴っていない部品は、製品ではなくてゴミなんです。

つまり、この安く仕上げる為には工夫や努力が必要なんですね。
ただあまりにも多大な労力を費やしてしまうと、その労力に見合うコストはどうなるのか?と言う問題もまた出てきてしまいます。
その良い例が、中古部品でしょう。
中古部品は、まだ使えるのか、修復して使うならどの位費用が上乗せされるのか、と言う問題があります。
消耗性の高いパーツの場合は特にこの点に気をつけなきゃいけません。
安く済ますには、それなりのリスクもあるんです。

補修部品で言うと、社外部品の場合はシートとかは良い物があります。
何かと評判の悪い中国製パーツですけど、今までそれらでダメダメ印を与えた事はほとんどありませんでした。
(シートベースの取り付けの穴が合わない等の問題はありましたけど)
反対に機械系の部品の品質はイマイチなのが多かったです。
台湾製の部品は使える品質のが多いですね。
ブレーキパッドとかスクーターのベルト等の部品も良く使いました。
しかし、キャブレターとかエンジン部品になると、ちょっと精度が悪くて性能が発揮できない事がありました。
当たり外れがあるんですね。
やはり、無難にメーカー純正の部品を使うのが一番安心できます。

そして部品の入手が出来たら、交換の作業に入ります。
この交換作業ってのは、とにもかくにも気配りが必要ですよ。
「部品をポンっと変えて・・」なんて言う人は、この辺りの事を軽視して考えてる人が多いです。

まずは汚れている部分などをしっかり清掃します。(写真は、左が開けた直後の状態で、右が清掃した物)
これが結構大変だったりします。
シコシコと地道にキレイキレイしてあげるのですが・・・気が遠くなりそうな作業ですね。
早く簡単に済ませたいとはやる気持ちとの戦いです。
機械は嘘を付きません。手を抜けば抜いたなりの結果になる物です。
いくら言葉で「ちゃんと動け!」と命令しても、聞いてくれることは無いです。
なので、面倒でもコツコツと確実に、一つずつ作業をこなしていく以外、ありませんです。

ただ、この季節だと冷えますから、さすがにキツいです〜〜〜〜@
写真のスクーターのケース内清掃は洗い油とパーツクリーナを使ってましたが、これらの有機溶剤ってのは人体に有害でして、
長時間吸い込むと体調が悪くなってしまいます。
それに、冷たいですからね。
ちゃんと防止策を事前にとっていれば大丈夫です。
溶剤を使う場合には、換気を充分に行うとか、マスク(有機ガス対応フィルタが付いてる物)の装着とか。
手袋も目的別に色々な物が出ていますので、良く選んで使いましょう。

洗浄剤として使いやすいのが、パーツクリーナー(ブレーキパーツクリーナー)ですね。
洗い油ってのは灯油(ガソリンを混ぜる場合もある)を使うのですが、個人で整備をする場合には後の処理が面倒となります。
しかし、パーツクリーナーの中にはすこぶる安い物が売られています。
長い缶の物で、\200-前後とかですね。ホームセンターや、モノタロウ等の通販店で手に入ります。
これは洗浄性があまり良くなかったり、水分が付着したりなんかの問題がありますけど、手軽に洗い油代わりに使えるのです。
後始末はとても簡単です。
スプレー噴射ですから、その噴射力も利用できますからね。
激しい汚れ部分にはブラシと併用すると良いでしょう。
それとウェス。ボロ布の事なのですが、これもまた充分な量を用意しておかなくてはなりません。
これは「工業用ウェス」として売っています。(ホムセンやネット通販とか)
私の場合は、とにかく沢山の量を使いますから、紙・布資源のリサイクル工場に行って買ってきてます。
作業場所の下に敷く、ダンボールなんかも用意しておかなくてはなりません。

とにかく、これらの材料に付いては、ケチらずに使う分は気軽にどんどん使う方針で行くのがオススメです。
結構こういう部分をケチったがために、ちゃんとした作業が出来なかったり、ミスの元となる事は多いです。

これらの保護具、洗浄ブラシなどの道具、交換作業に必要な工具設備、全部あわせてコスト計算すると、結構な額になると思います。
ここがお店に修理依頼するか、自分で作業するか判断の分かれ目となる部分です。
いくら部品の値段が安くても、他の所でコストが掛かると、場合によっては自分でやると高くなるんです。
もっとも私は修理依頼を受ける立場なのですけど、改めて考えてみると、修理って仕事はあんまり儲からないんだなーと思います。
(当然ながら、道具や設備は何度も使えるし、材料だってまとめて買えば単価は低くなるので、その部分で利益を出しているんです)

で。ようやく部品の交換が出来たら、しっかり作業手順を見直しながら組み立てます。
オイルを入れ忘れていないか、ネジはちゃんと元通りの所に付けてあるか、付け忘れたパーツはないか。
常日頃言ってますが、「ネジが余った」と言う言い方には嫌悪感を覚えますね。
私が神経質だけなのかなとも思いますけど・・・これは自己愛の主張がにじみ出ててイヤなんですよv
ネジの付け忘れは、作業者の責任です。
なので、ミスはミスと素直に認めて、さっさとやり直ししましょう。
早く気が付いてやり直せば、「無かったこと」になりますからね。

そして、待望の試運転です。
最初の症状・不具合の状態をよ〜く思い出しつつ、ちゃんと直っているのかを確認します。
調整が必要な場合は、きちんとした手順にて調整を行います。
この試運転ですが、結構なリスクってのがありますのでご注意を。
普段の運転と異なり、注意力が機械の方に行っていますから事故に遭ってしまわないように気を付けなければなりません。

そして、修理完了です。
が、ここでちょっと待って下さいね。
バイクが直ると誰でも嬉しいものなので、頭がポーっとなって冷静さが欠けてしまう事は珍しくないのです。
一度頭を冷して、冷静に客観的に、再度確認してあげる位の心掛けが大事です。

そして、本当にちゃんと直った場合には、それらの作業や準備に関わる事柄を記録して保存しておく事をススメます。
この経験ってのは立派な財産なんですよ。
もし次にまた違う作業をする場合にも、きっと役に立ちます。

ここまで、修理に付いての流れを書いてきましたけれど、今までもっと簡単に考えてて「面倒くせ〜」と思われた方も多いと思います。
実は修理ってのは、すごく面倒な作業なんです。
なので、日頃のお手入れとか、安全運転ってのは、とっても大事なんですね。
壊れないように予防すれば、面倒が回避できたりもします。

たまにナンセンスなクレームを受ける事がありましたけれど、こういう事をちゃんと考えていない場合がほとんどです。
メーカの製造責任、販売店の責任、色々ありますけど、自分のバイクの事はまず自分で責任を負わなければならないんです。
さらに工賃の話しなんですが、これは直接目に見える訳ではなく判りにくい部分ってのはありますけれど、
やみくもに金、金、だけで考えるのは良くないですね。
内容に見合っているのか、とかを検討すると、それが不当な儲けなのか、必要なお金なのかはおのずと理解できると思うんです。
もちろん不当な儲け(ぼったくり)には遭わないようにしなきゃいけませんよ。
だからと言って、やたらにケチればokじゃあないのです。
必要なコストを削ってしまえば、手抜き作業にしかなりませんからね。結果は知れています。

そんなこんなで修理の作業をしてますが、やはり寒くて冷えますので厳しいですね。
それに折角直しても、乗らなくては元も子もありませんし。

バイクの困る所は、ちょっと乗らずに放っておくとすぐ壊れてしまう性質です。
乗りたくなった時にはいつでもさっと乗れて、そうじゃない時は気軽に置いておけると、とても良いのですけど。
お天気が悪かったり、寒かったり暑かったりすると、やはりバイクに乗ろうって気が萎えるのは仕方ないです・・・。

●2009年01月23日(金)

これが「ぶいぶいEg共和国サイト」の真髄だ!
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 続きは後ほど。。。。

ここんトコ、ずーっと殺人的長文なコラムが続いていますv
概算ですが6000〜8000文字位ですね。昨日のは制御タグ込みで約8000文字と、ちょい巨大です。
本日のだって約7500文字ですからv

新聞の記事部分だけを数えてみたら、1頁で大体3000〜4000文字位ですね。
これは新聞社によりレイアウト・フォントが違うので、当然文字数は異なります。
私の家のは、紙面全体で12文字x69行x12段ってトコでしょうか。
単純計算だと1頁最大1万文字になりますが、実際は見出しとか写真、広告のスペースがあります。

なので、丁度見開きの記事分に相当する文字数がある計算となります・・・・。

普通ネットでのブログってのは、長くても記事1つで2000文字位までなんですよねぇ。変態だぁv
が、これは良いキーボードを買ってしまったゆえなんです。
私のせいじゃあありません〜〜〜@(とか言ってみた)

しかしマジでこのキーボードは打ちやすいですねぇ。スコスコ打ち込みが速い速い。しかも指が痛くならないと来てる。
なので「長文ウザ、読みづらい」というのは私にではなく、東プレにでも言って下さい。
(ちなみに来たメールはどんな長文でも、必ずしっかり目を通してます。嫌がらせには長文メールでどうぞ! 但しちゃんと内容書くようにね。)

文字が小さく読みづらい人は、「表示」→「文字のサイズ」から変更するか、[Ctrl」+マウスホイール↓で大きくすると良いですよ。
ちょっぴりレイアウトは崩れますが、スタイルシートとか使っていないんで重なっちゃう事はないです。

そもそもHTMLのスタイルシートってのは、レイアウトを保持しようって働きかけで奨励されてたはずなんですが、
他所のサイトなんか見てると、ホームページビルダーみたいなツールを使ってる為なのか、ぐっちゃぐちゃなのもありますね。
ワクなんかで区切ってるハズなのに、はみ出てたりとか。
その点、ぶいぶいコラムの記事はデータとしてupし、それをcgiが取り出して、単純なHTMLとして出力して表示してます。
なので皮肉な事に、問題が発生しにくいようになっているんですよ。

もっとも左側のメニューの、バイク(等)画像/BGM曲名/BGMプレーヤ表示の部分にはちょっと隙がありまして、
場合によっては変テコなレイアウトになると言う弱点があるんですけど。
これは、直さねば、直さねば、と思いつつそのまんまって事情で、まぁ良くある事なんですv
いつの日にか、各コーナー含めてリニューアルする時にはやろうと思ってます。

あ、それと長いのはあくまで結果としてたまたまです。長文にチャレンジしている訳ではありません。
(ちなみに文字数カウントは、原稿作成時テキストファイルになってるんで、その容量に基づいて算出してるんです)
こう書いておかないと、いざネタ切れ気味になった時にあっさり書く事が出来なくなっちまうんで、予防線張っておかなきゃね。

これからブログに挑戦しようかなって人に、アドバイスですv
「毎日更新」をウリにする場合じゃないならば、あまり自分ルールでガッチガチに縛っちゃうと、後悔しますよ。
もちろん、毎日必ず更新するような心掛けはとても崇高ですし、そうじゃなきゃ読むほうはツマンナイでしょう。
しかし。
ネタってのは、時には全く出て来ないコトだってあるのです。

(ここで、だいじょうブイって言ってしまうと、親父ギャクで冷えるから言わない)

コラムのデータ部分(記事/画像)は、15MB少ししかありません。(2009/1/21分まで)
ちなみに画像は200枚ちょい。記事は一月分で1つのファイルになってて、54個。
このコラム(ブログ風の絵日記ですv)のスタイルになったのは2004年の5月からですので、もうすぐ5年になります。
という事は、あと3〜5年は大丈夫ってコトになりますね。
現在のペースのままカッ飛ばしても、1〜2年は持つでしょう。
その他のサイトのデータは、各コーナーを含めても8MB弱程度です。
ちなみにカウンターcgiとログは別のサーバーに設置してありますから、iswebのには関係ないですね。
これら全てを合計しても、半分以下です。(約24MB弱)

意外とデータって小さいんだな・・・・。
いいや、時代と共に感覚が狂ってしまったのかも知れないですね。
昔は転送速度の限界が低く、サイト表示がスムーズに行くように、画像加工とかした物です。
大きい画像が表示される場合は、必ず予告とかしてましたし。
(さらに「サイトが重い」という苦情が正当でした。今なら単なるクレーマー・キチガイ野郎扱いですが)

こういうデータ容量ってのは、つい忘れがちです。
これは海よりも、いや母の愛情よりも、深く深〜く反省せねばなりません。
例えば自分のPCのHDD容量に付いても同じ事が言えますね。
(サーバーだって一種のPCで、付いてるHDDを使ってんですから一緒なのは当然なんだが)

技術の進歩により大容量で安くなったから、ついついそのありがたさを忘れて、しょ〜もないデータを溜め込んだりします。
私のDosV3パソコンなんて、HDD5台入ってますし。(まだ3台増設可能。非IDEドライブならもっとok!)
無論ですが、何が何処に入っているのかなんてのは、判らなくなってますv

最近でHDD容量が問題になるのは、ファイル交換をしている方たちですね。
ぶりぶり回してると軽〜くG(ギガ、10^9の単位)やT(テラ、同10^12)は必要ってんですから。そして足らなくなると。
でも私はそれらはやってませんです。
マザボ上のIDEに接続しているHDDには、「136GBの壁」ってのもあります(拡張IDEカード経由だとありませんv)し、
そもそもそんなにでかいデータを読み書きする性能は、すごく時間が掛かって実用的じゃあないんです。
一番の問題はセキュリティなんですけどね。

で、もしもですよ。
万一このサイトの容量がヤバかったならどうしようかと。(心配なので計算中に考えてた)
解決策は・・・あるんですv
このコラムごと、ごっそり他サーバーに置いといて、参照すりゃokですね。
別鯖ってのはすでに契約して使ってるトコがあり、その容量はMax5GBもあり、余裕なんです〜〜〜〜@
iswebの規約だと外部へのデータ参照はNGなんですが、他所から持ってくるのはok。
これはサーバー負荷対策と、データ倉庫にされれば広告効果が無くなってしまうからです。

この無料ホームページサービスってビジネスモデルも、実は時代と共に変わって行ってるはずなんです。
ひょっとしたら、すでに時代にそぐわない、古い形態のサービスとなっちまってるのかも知れません。
なので、いつまで持つのかは判らないですね。
例えば、これからこのぶいぶいコラムみたいなのをやろうとすれば、必然的に「ブログ」となります。
でもぶいぶいコラムはブログサービスを使っている訳ではないんです。
最初は「秘密の花園」と銘打った、掲示板でしたし。
その時に自家開発のcgiが設置できる無料のホームページサーバーってのが、iswebのウリでしたから、ココに引っ越してきました。

そもそも、ぶいぶいEg共和国の歴史ってのを紹介しますと・・・
スタートは他所のバイク系掲示板で遊んでた所から始まります。
しかしサイトにはそこの掟ってのがあるんです。
それは当然なのですが・・・やはり自由度は制限されますし、場合によっては人間関係に軋轢を生じたりのトラブルもあります。
なので、この際思い切って「自分のサイトを作ろう!」と一念発起しました。
この自分のホームページを作るのもブームだったと思います。(1998〜1999年頃のお話です)

まずやったのは、技術的なハードルの攻略です。
本屋さんに行き「ホームページ作成入門」みたいなタイトルの本を買って来ました。
それが宝島社のHello!ホームページって奴です。5分で出来るって売り文句でしたね。
初心者向けに必要なツールとか、無料ホームページサービスのアカウンまで全部セットになってたんですよ。
当時のマシンは借り物の、NEC/PC-9821Xa(Win95)でしたから、肝心のツールは動作が怪しくて大変でしたが。
(しかしそのおかげでHMTLタグとか、FTPツールとかの扱いをマスターすることが出来た)

そして、サイトの企画、つまりプランニングです。
まぁこの当時のホームページってのは、自己紹介と友達作り(相互リンク)が主流でしたね。
個人情報の扱いにも寛容で(もちろん、やるなって言われてたが)、自分の家族の写真とかupしてるサイトも多かったです。
お約束は、サイトのタイトルが「My Homepage」です。(現在は「無題ドキュメント」「Untitled」ってのが主流か)

もうこの時点で、「ぶいぶいEg共和国」という名前でスタートしてました。
なので永年の伝統を誇る、由緒正しいサイトなんですよ〜〜〜〜〜〜@
だって、10年やってんです。
ちなみにピンク系の花柄模様の背景も、この時から使っています。

肝心の内容ですが、バイクコーナー(整備記録など)があって、掲示板がありました。
他にも少しずつ色々なジャンルのコーナーがあったと思います。ツーリングやイベントのレポートとか。
バイク関連サイトのつもりだったんですが、どんどん下ネタが増えて来て、終いには収拾が付かなくなりましたねv
この下ネタ路線で、パイブルギャル(別名ぶいぶい女王〜クイーン〜)等が登場します。
ここで、ようやく画像の内容・意味に触れるのでした。
久し振りの落書きコラージュですが、まぁ当時はこんなのばっかりだったんですよ。懐かしいな〜〜@
もっとも下ネタ発射にはちゃんと理由がありまして、あまり真面目すぎるとサイトの雰囲気が固くなってしまいます。
私自身が、そういう堅苦しいのは嫌いですから、そうなるのは避けたかったんです。
でも妙に馴れ馴れしいのは鬱陶しいし(顔文字とかやたら使うのさ)、やはり個性が出てなきゃ話にならない。
この乱雑さ、絶え間ない下ネタ連発ってのは、なかなか斬新だったんですよ。よって批判もまた多かったです。
この批判内容はほとんど同じで、「このサイトは下品だ」「人格を疑う」ってのでしたねv
更にサイト作成技術が向上するにつれ、色々と妙な仕掛けをしたり。ブラクラまがいのもありました。

この当時、リンクコーナーにもあるKAORIさんとネット上で知り合いましたね。
(Heloo!の足跡記録/友達紹介の機能から、バイク・ドカティ関係で検索したんです)
現役の女子大生の訪問者が意外と多かったり。今は大抵人妻になってますけどv
ロマンスは・・・無いです。だってお互い、姿も声も知らないんですから。
多分当時の、私のイメージされてるキャラは「志村けんのバカ殿+変なオジサン」辺りじゃないかなと思います。

そして、収拾が付かなくなっちゃったのを打破しようと、バイク関連の真面目なコーナーを独立したサイトにしました。
これが「ぶいぶいメカニカ」のスタートです。いつだったか忘れてしまいましたが。
下ネタばかり乱発してると、ちゃんとした情報の方も信頼性が低下するのを危惧してです。
設置したのは、和塩、つまりヤフーのジオシティー(日本)ですね。

そして、2003年春。
宝島出版がHeloo!のサービスを停止・廃止してしまったんです。
その時にはすでにcgiの技術をモノにしてましたので、自家開発cgiのテスト目的で借りてたfreewebに引越ししました。
ちなみにfreewebは会社変更とかで今はisweb、つまりココなんですv

時々サイト構成をリニューアルしたりはありましたが、基本的にはずーっと同じ流れでやってんです。
「堅苦しくならない」「下ネタ」「色んなジャンル」「お楽しみコーナー(又は機能)」「(・人・)」はぶいぶいの伝統ですな。
・・・と言うとスゲーって自慢してるような印象を与えてしまいますが、本当の所は10年間全く進歩せず。
自分でもしょーもないと自覚してるんですよv

真打であるはずのぶいメカですが、和塩の陰謀でサイト消失・場所乗っ取られの憂き目にあってしまいました。
あちこちとこまめに検索登録したり、ファンの方も多かったんですけどね。
ある日突然、同じURLなのに別人が使ってるんですよ。
でもこの時に初めて、「Yahoo!」会社の本質ってのを知りましたから、良い勉強となりました。
だからヤフオクに依存する商売は、避けていたのです。Yahoo!BBも最初からダメだと判断できたし。
今心配なのは携帯電話です。J-honeで契約したのに、いつの間にかボダ→ついに柔らか銀行になっちまってます・・・
(もっとも番号ポータビリティ実現の流れは、かなり早い内から掴んでたので、じっと我慢して待ってました。
 なので現在は「どこに引越ししようか」とじっくり検討中なんです。まぁ似たり寄ったりではありますが。)

ようするに、私のアンチ禿げってのは筋金入りなんです。
規約を勝手に変更して、著作権は俺の物宣言したり、杜撰な管理&サポートで被害受けてますから。
なので例えば「ネットで言ってたから」なんて理由で嫌っているのではありません!
きっぱり断言すると、敵なんです〜〜〜〜@ さぁ、殺っておしまい! ポチっとな!
今日の画像だって、ソフトバンク電話への当て付けでもあるんです。他の意味も色々含んでますが。
TV-CMに出てくる家族で、パパ=犬ってのがダメダメ。弱すぎる。この包茎野郎め。
ぶいぶいプロデュースだったら、絶対に馬ですよ!
(何故なのかは、ご想像にお任せします。 答えのヒントは→馬太郎とかv)
へっへっへっ。んな暴挙は、やれないだろうな〜〜〜@
「受け取り側が勝手にイヤらしい事を想像するように仕向ける」「クレーム付けて来た人の品性を炙りだす」
これがぶいぶいの流儀なんです。
そして「下ネタは世界平和に貢献し、人類発展の源」なんですよん。
もっともネット上では、このCMは日本人を馬鹿にしてるって陰謀説も囁かれてんだが・・・・。
真偽の程は定かじゃないが、争乱の種撒きなんてレベル低過ぎてお話になりませんな。崇高なぶいぶい理念を見習うべきでしょう。



んで、ぶいメカは、自分の契約プロバイダに付随したホムペスペースに引越ししましたv(現在のURLです)
そう言えば契約プロバイダも最初に契約したtcp-ip(旧:東海インターネット)のまま現在も使ってますねぇ。
商売用の拠点ではコロコロ変えましたけど。

さすがに長くやってるので、語り出すとこれまた長いですな〜。

でも、ぶいぶいコラムをご覧になってる方で、読むだけではなく発射してみたいな〜と思ってる方には、
是非やってみる事をオススメしたいんですよ。
私だって最初は全くの初心者でしたし、試行錯誤を重ねて行って、今のぶいぶい10年の歴史があるのです。

「やり方が判りません」ってのは、回避理由にはなりません。言い訳・逃げですな。(ビシッ!)
今のブログのシステムも、昔のHTML作成も、どちらも難しい部分は沢山あります。ありました。
でも、探せば必ず答えは見つかるのです。
「教えて下さい」とむやみに他人におんぶする姿勢がタブーなのも10年以上、変わっていないです。
突き詰める所、ヤルかヤラないか、ですね。


改めてまた考えてみると、初心者をターゲットにした宝島社のHello!てのはスゴいと思いました。
mixiとか出会い系とかブログとか、とにかく大まかな機能の原型はすでに実践してたんですからね。
残念ながら、途中で無くなっちゃいましたけど・・・・・。
あぁぁぁトラブった時、散々悪態ついてゴメンナサイね。今なら素直にそう思います。
isweb(旧freeweb)も昔から変わらないサービスをずーっと提供してくれていますので感謝しています。
これもまた、障害発生時に散々悪態ついてスミマセンでした。


懐古趣味的な要素が続いてますけど、私はヲジサンなので仕方ないんですよv
一時、A*ima=女性説とか囁かれてたりもありましたが。(この件がネットやってて最も恐怖を感じた部分です)
ワタシ、おんなのコじゃありませんよ〜〜〜〜〜@
証拠を見せろってんなら出しても良いけれど、倫理規定に違反しちゃいますからやっぱダメ〜v

●2009年01月22日(木)

ちょっぴり趣向が変わりまして、またバイクネタです。

実は、ぶいぶい秘密工場は未曾有の大ピンチに陥ってます。
それは圧倒的な「スペース不足」。
重整備のバイクが入ってて、身動きが取れません〜〜〜〜@
TT250Rも前足が外してある状態で、奥にあるのです。
アメリカンのエンジン修理も、部品待ちなんで困ってます。

そして。
お世話になってるピザ屋さんの所にタイヤ交換を、出張修理で行ったんですが・・・
他のが調子悪いってコトで、そちらもご依頼されました。(ありがたいですv)
しかし問題が。
駆動系関連の故障なんですが、以前キャノピーで物凄〜く嵌まってしまったコトがあるのです。
(半年以上あったので、旧オートバイ工房に御来店された方は見てると思う)
あの時も、分解する前は単なる「消耗」だと思っていたのですが、結果的にはギヤボックス内部まで至る、
「もう、あきまへ〜ん」状態でした。
修理作業は難航し、大変な労力を費やしてしまいましたです。(お客様にも多大な迷惑をお掛けしてしまった)
だって、ギヤボックスの中のメカってのは、まるで四つ輪ですよ。
しかもそこまで到達するにしても、車体の固定をどうにかしなきゃならないし。
しかも当初の甘い見込みの災いして、お店の入り口付近でバラしてしまったんで移動させられなくなっちゃったんです。

なので、見込みで部品調達してから引き上げ、一気に作業完了→配達まで持っていこうかと作戦を立てましたが、
やはり分解・診断してから部品調達という正規の流れで行うこととしました。
今回はキャノピーではなく、Xなので、車体がちょっとだけコンパクトなので助かりますけどね。
早速、引き上げて来ましたよ。
しかしその時と状況が異なるのが、工場です。

恥ずかしながら、ちょっぴり公開しちゃいますv
公開して、後悔。 (←これが言いたかった)
ご覧の通りの有様なのですが、三輪車は木製のイスの置いてあるスペースに入れたのです。
実際、「良く入ったな〜」ってのが正直な感想ですね。
こうなってしまっては、作業スペースはおろか、中に人間が入ることすらままなりません。
気になるお天気ですが、木曜日あたりに崩れるようです・・・あぁぁぁ。
(もっともその日に作業する予定はないですけど)

あ、入り口の右側手前にあるのは「お水タンク」です。
いわば水道ですよv
実は敷地内に、共同で使える水道もあるのですが、ちょっと離れているのです。
もちろん飲み水ではなく、手洗い用ですね。
キャンプなんかで使う用の物で、20Lほど入ります。(最初1回汲んで、まだ残ってる)
実はコック部分の密閉が弱いので、使いたい時にだけ90度変形ロボみたいに向きを変えてます。
最初はそのまま使えるように置いといたら、翌日大変なことになってましたからね。
ちょっと見えにくいですが、消火器もちゃんと備えてあります。床にひっくり返ってますがv
お水タンクのすぐ脇の、赤い物体がソレです。(いつもはちゃんと置いてありますよ)
命綱のエアコンプレッサーは、お水タンクの向こう側です。
これはコンセントから延長すると、どうやら電圧降下の影響で起動不良を起こしやすいので、必然的にこの場所になります。
もっとも秘密工場のある場所全体的に電圧が低めなので、ちょくちょく起動不良→本体ブレーカ断、になりますが。

奥の方には、ゴチャゴチャと色んなモノが相変わらず置いてあります。だいぶ整理したんですけどね。
実は扉の左側も開きますけど、面倒なのと必要も無いので、締め切っててめったに開けません。
資料棚とか、パソコン(りぶりぶ)置き場にしてあるので、雨とかが振り込んで濡れるとマズいです。
濡れた方が良いのは、オネエチャンのアソコだけv

この僅かな隙間に三輪車を入れるに際して活躍したのが「メジャー」ですv
まずトランポ(働くカウンタック)に積載状態のまま、みっちり横幅を測定しました。
一番問題となるのがリヤタイヤのトレッド幅とフェンダ部分の幅ですね。ここが一番大きいです。
それと、ステップボード付近の寸法と、バイクの全長も測りましたよ。

で、「イケる!」と確信してから降ろしましたv
(もしダメだったら、その時改めて別プランを考えることにしてたんです)
まさかバイク格納時に、巻尺まで使うハメになるとは思いませんでしたけどね。

さて、早い内に分解診断して、部品注文しなきゃ。

話は変わって、この三輪車(ホンダ・ジャイロシリーズ)です。
ちょっと前に巷では、このバイクのトレッド幅を0.5m超に広げ、原付バイク→ミニカーへ登録変更するのが流行ってました。
ぶいぶいの地方では、水色のナンバープレートになりますね。

で、その時、ちょくちょくお客さんからお問い合わせやご相談を受けたのですが・・・
そもそも「ミニカー」とは?ってトコから説明しなきゃならないコトが多かったです。
そういう変な事したいんなら、ちゃんと自分で調べてくださいよ〜〜〜@

ミニカーってのは、50ccの「クルマ」なんです。「バイク」ではなく「クルマ」ね。これ大事ですよ。
つまり必要な運転免許とか交通ルール(法律)上はクルマの仲間となります。
という事は、原チャリ小僧は運転してはいけないマシーンになってしまいますよ。
当然ながらヘルメットの装着義務はありませんし、制限速度も30キロじゃなくなります。

元々ミツオカなどのメーカーから、超コンパクトカーとしてデビューしたのが始まりです。
最初は、原付運転免許で乗れるって振れ込みでした。(ちゃんとそれでokだった)
しかし、この乗り物はクルマじゃないのかって物議を醸し出しまして、結局「クルマ」って事となり、
法律も改正されて、自動車運転免許が必要ってコトになっちゃったんです。
そのおかげで、一気に売れ行きが落ち込んじゃいましたけどね。
だって原チャリおばちゃん達が、雨の日でも濡れずに買い物に行けるってんで好評だったんですよ。
私はオバチャンは濡れてなくてイイと思う。オネェチャンは濡れてて欲しいけどさ (←まだ言ってる)
よって、断言できるんだが、ミニカーは、クルマです。

で、何処ぞの誰かが考えたのが、ジャイロシリーズ改ですね。
車両の分類とかのルールは「道路車両運送法」という法律で決まってます。
この法律は、整備不良かどうかとか、車検に適合しているかどうかってのも含んでます。
つまり、道路車両運送法の中のミニカーの条件を満足させてしまえば、原付三輪バイクがミニカーに変貌を遂げると。
ジャイロで問題となる点は、運転席の密閉の方よりも、トレッド幅の方が解決しやすいんです。
で、ワイドトレッド化しようって方法でも流行ったんですよ。

実は、ぶいぶいではミニカー改造ってのはあまり乗り気ではないんです。オススメしてません。
何故ならば、このワイドトレッド化ってのは、車軸構造部などへの負担が増大するんです。
つまり支点(支持部分)から、外部入力部がより遠くなりますので、テコの原理で強く力が加わってしまいます。
具体的には、ドライブシャフトの軸受け部と勘合部にガタが出やすくなるんです。
(普通の仕様で乗ってても、ここは走行距離に応じてダメになってしまう部分でもあります)

そもそも、何でジャイロミニカーにするのか。その目的はって言いますと・・・・
お巡りさんをからかって遊ぶ為なんですよねv
ノーヘルで三輪車乗ってれば、不勉強なお巡りさんが目ざとく見つけ、「そこの原付、止まりなさぁ〜い!!」。
で、「免許証!」とか言っちゃって、ノーヘルで切符を切ろうとする。
そこまではじっと我慢してて、いざ切符にサインするって時点で反撃するんです。
「えー、これミニカーですよ。ヘルメット要らないの。まさか・・・知らなかったんですかぁ〜@」
そして説教する立場のお巡りさんをいじめて楽しむ、と。
これは田舎の、警らのお巡りさん(いわゆる駐在さん)なんかがターゲットでしたね。
しかし、それもこれだけ流行ってしまってはもう望めません。

ミニカー登録で語られるメリットってのは、第一にノーヘルokってトコです。
しかし遇えて言いますと、ヘルメットなんて物は他人の為ではなく、自分の身を守るために被るんですよ。
ちょっと後タイヤの幅が広がった所で、乗り物の本質的には原付三輪(ジャイロ)のままなんですから、
事故の時を考えりゃヘルメット被った方が良いですよね。
もし、どうしてもヘルメット被るのが嫌なら、法律はどうであれ自分の責任でノーヘルにすりゃ済むんです。
ぼーそーぞくのお兄さん達は、ノーヘルだったりしますからね。
あ、「ヘルメットを被ると禿げそうだから」って身体的な理由でも、違反は違反としてペナルティーを科せられますよ。
ここはシートベルトと違う所です。理由はいまいち良く判んないんですけど。

それと第二に、制限速度の問題。
「原付は30キロ」って金字塔の如く出てきますから、かなり意識している方が多いと思います。
特にネット掲示板だと、必ず登場する、決まり文句って言うか、三つ葉葵の印籠みたいになってますね。
しかし・・・この手の輩ってのは、実は「大きいバイクにも制限速度がある」ってのと、
「その数値は、とても低い」のをお忘れなんです〜〜〜〜〜@
一般道では、YZF-R1でもCBR1000RRでも、フェラーリでも最高で60km/hまでなんです。(高速道路ですら100km/h)
運転免許を持っているのなら周知の事実なはずなんですが、意外と忘れちゃってたりしますv
この速度ってのはマシンのポテンシャルから言えば、お話にならない程の速度ですね。
だって現行の50ccですら凌駕してしまって、制限わざわざ装置で抑えてますから。

しかし、実際問題として、原付バイクを狙った速度取締りが横行しているのもまた事実です。
加えて言うならば、混合交通ゆえ原付の30km/hでの走行には危険が伴うってのも事実なんです。
(これは過去チョイノリで国道一号線を走った時に痛感しましたv 前より後を気にしなきゃ走れませんし)
なので、交通ルール(法規)は守らなければならない基本形はあるけれど、臨機応変に対応するコトもまた必要です。
運転の際の優先順位は「事故に遭わない事」、その次に「取り締まりに遭わない事」ですよん。

一応ネットのウザい人達対策として、法規は放棄せよと言ってないよって書いときますね。
こんなのは実際に乗り物運転していれば「法律は守らねばならぬが、こっちを守ってくれるとは限らない」。
こんなのは判ってるはずなんですけど。

という事は、ジャイロミニカーにするメリットなんてのは、ほとんど無いのです。
ヤるコトによって付いてくるデメリットの方がはるかに大きいですね。
なので「やるな、禁止!」なんて野暮なコトは言いませんけれど、軽い気持ちではなく、充分検討してからにして欲しいです。

ちなみに、軽い気持ちってのはキッカケとしてはとても良いですが、プラン検討の時までそれでは困りますよ。
実は、ジャイロシリーズってのはすごく高価なのです。
屋根の付いていないので約35万ちょい、屋根付いてるキャノピーだと50万円以上するんです。(新車価格)
昔のだともう少し安いんだけど、似たような物です。
(だから業務用に使わなきゃならない人達は、とても大変なんです。買い替えの検討がなかなか難しいし)

元の値段が高く、そして中古でも人気・需要があって引き合いが多い。
なので「マトモ」な物になれば、結構な金額となるのは考えるまでもありません。
しかしブームに踊らされている人達は「考える」事を放棄してしまいがちですから、困ったものです・・・。
あ、そうだった、中古で買う時の注意点です。
このバイクはとにかく重量があり、さらに働く車種(業務用)なので、駆動系が消耗し切ってるのに当らないように。
走行距離の表示なんてアテになりませんよ。
何故ならば、悪徳業者が巻いて(戻して)るから・・・ではなく、ワイヤー切れなんかでメーターが動かなくなっても
そのまま使い続けている事なんてザラにあるからです。
お金をケチってるのもありますが、修理に出すと稼動車両が減る=配達業務に差し障るって事情がありますからね。
(速度計が作動しないのは、れっきとした整備不良なんですが・・・実際、走行中メーター動いてるかってのは他人から見えない)
「駆動系が弱い」訳ではありません。むしろしっかりと作ってあります。
しかしながら、実務でハードにとことん使うんで、仕方ないんですね。
そういうコンディション(オーバーホール前提としても)の良否ってのは、後々必ずオーナーさんの所へ廻って来ます。
なので将来を見据えて、しっかり中古車選定をお願いしますね。


オートバイ工房にも、既に終わってしまった状態のモノが良く持ち込まれます。
しかし大きな費用が掛かるケースだと、お互いに不幸になってしまいます。
確かに修理金額が多ければこちらは儲かりますが、その分以上の労働をするんです。(大変なんです)
オーナーさんも、金銭の負担が多ければ大変ですからね。
しかし、だからって「安くしろ」って迫られても困ります・・・・。
修理代の算出は、ちゃんとした基準に基づいていますし、大抵は金額以外の点でサービスもしてます。
それなのに工賃を少なくしなきゃいけないなら、手を抜くしかありません。
例えて言うと4本止まってるネジを3本にするとか。
そんな事は絶対にしたくないし、やりません!(なので、縁が無かったってコトで、お断りする事となります)
作業内容は同一で値段を安くしろってのは、ようするに私に奢れって言ってるのと一緒です。
それは、イヤですよんv
私の格言として「修理代はバイクに聞いてくれ」ってのがあります。
現状に応じて金額が決まりますからね。(私は不具合の判断はしますけど、金額を決めているのではないんです)
・・・でも高いと、恨まれちゃうコトがあるんです。しくしく。

もし、修理代が沢山掛かってしまうんなら、お金掛けた分長く楽しむようにする、って考え方をオススメしてますv
その楽しみの大きさ&長さと、支払い金額(コスト)をしっかり天秤に掛けて決断して下さいね。
判らない場合は、早い目にご相談下されば良いです。
(ちなみに作業を伴う診断等は、やはり料金が掛かってしまいます)
ただし自分で調べられる事柄は、なるべく調べるようにお願いしてます。
これは他人から言われた事より、自分で得た事の方が、より納得出来るからという面があるんですよ。
それとそういう習慣を付けておくと、今後役に立つから。
しかし、自分で出来る範囲かどうかってのを判断する事もまた重要です。
修理技術が無いのに故障診断しろなんて言いません。(むしろ話がややこしくなるデメリットがある)

・・・結構、難しいですね。
コラム読んでて判ると思いますが、ぶいぶいは頭を使うコトを奨励してるので、難しくても仕方ないんですv

話を少し戻しますが、この原付三輪バイクってのはホンダの独壇場です。
そもそも三輪車ってのは運転にコツが必要だったりする厄介な乗り物なんですよ。

例えば、昔あったオート三輪なんかもいまではすっかり廃れてしまいました。
ATV(バギー)も現在は4つ車輪が付いてるのが殆どです。
以前ホンダのATC70と言う三輪バギーに乗る機会があったんですが・・・正直言いますと、乗りにくいですね。
ハンドルを行きたい方に切って、かつアウト側へ体重移動しなきゃ曲がりません。
そこでスピードが出てると、曲がり始めた時遠心力が加わり、一気に巻き込み、最悪転倒してしまいます。
三輪車ってのは基本的にコケ易い構造の乗り物なんですね。

このようなデメリットを解消するのが、ホンダの「ユニットスイング方式」です。
車体の前後をジョイントで自由にスイングするようにして、バイクのようにイン側へ体重を掛けて曲がれるのです。
この機構があるからこそ、今でも原付三輪バイクはホンダなんですね。(特許とかも持っているのかな?)

なので整備作業はややこしく、どツボに嵌まり込んだりしてて良い想い出は無く、少しだけ憂鬱気味です・・・・。
やはり同業の方も、嫌だな〜と言う人も多いですね。(お客さんも、断られる事ってのは結構あるそうですよ)
しかし、ぶいぶいですから、実はこのメカってのはハイテクマシ〜ンなので結構好きだったりしますv
今回のも「マゾッ気全開モード」にて、がんばろうと思いますv
試し乗りを楽しみにしつつ、希望に向かって、あぅ〜んv、もっと、もっとぶってぇ〜〜〜〜@
ワタシは醜いメスブタよぉ〜ん。あぁぁぁぁ御主人さまぁ〜ん、もっとイジめてぇ〜(以降、自主規制v)


前述したコトと、すぐ上に書いたコトに関連するのですが・・・
2〜3日前に、バギーを公道仕様にしてツーリングしていた人が、事故で亡くなりました。
仲間と共にツーリングに出かけ、カーブでコースアウト→路肩の崖(5m位)から落ちた、との事です。

バイクも充分に危ないんですが、実はATVとかを公道で乗るのはすごく危険なんです。
重心の関係で舗装路では走行性能がとても低かったりとか、小さいので他の車から見落とされたりとか。
緊急回避の時に機敏な動きが出来るかどうかってのは、運命の分かれ道となる場面が多くあります。

なので、特に変な乗り物を公道で運用しようって思うならば、その辺のリスクってのも事前に充分考えて、じっくり検討してからにして頂きたい物です。
しっかり認識していれば大丈夫なんですが・・・・・。

何にせよ、流行(ブーム)になればロクなコトが無いってのは言えるでしょうね。
認識の甘い人達まで、軽い気持ちで乗りますから。

「考えよ、そして行動せよ」ってコトですv

「なんかマジな事で〆たワリに、中身がアダルトな部分が多いね。」
「・・・・・・・。」  (←おぉ、Duke出てんぞ)


●2009年01月21日(水)

先日のTT250Rパーツが今日届きましたので、そのレポートなど。

注文したのは、フロントフォーク内部パーツをちらほらと、ホイールハブベアリング関連です。
もちろんですが、フロントフォークのオイルシールは別に用意してあります。(片側1本)

フロントフォークってのは、とても働き者なんですが、その反面「忘れ去られる」事の多い場所。
大抵オイル漏れなんかが発生して初めて、手を入れるんですね。
しかし、本来ならば走行距離10,000kmごと程度には、お手入れしてあげた方が良いのです。

フロントフォークって言っても、色々な形式の物がございます。
外観から見て判る物として、一般的な「正立フォーク」と、ちょい高級な「倒立フォーク」です。
正立型ってのは、太い部分(アウターチューブ)が下側に、細いパイプ(インナーチューブ)が上側。
倒立型は反対に、太い部分が上側になります。

さらに正立フォークの中にも種類があるんです。
普通のダンパーに対して、「カートリッジダンパー」と呼ばれる複雑な構造を持った高級な物なんですが、
このTT250R(無印)には、そのカートリッジダンパーが採用されているんです。
ただしツーリング用として人気のある、姉妹車のTT250R Raidは、内部構造が異なり普通のダンパーになってます。
(外観からは判りませんけど、細かい部分は随分と異なるんですよ)

カートリッジサスは、スポーツモデルに採用される、とっても高級な正立フォークです。
ちなみに倒立フォークのダンパーは、カートリッジ式の構造になっています。
特筆すべきなのが「動きの良さ」でしょう。
サスペンションってのは、固い方がスポーティーだと勘違いしている人がまだ居るようなんですが、
第一条件として「動きのスムーズさ」が命なんです。
これは逆に考えてみると、動きがスムーズではないフォークってのは役立たずのゴミ同然。ただの棒ですね。
少しの入力にも反応して動き出す(ストロークする)物でなければ、タイヤのグリップ力を発揮させられません。
更に、高級なダンパーってのは、その微少な入力にもしっとりと減衰力を安定して発揮するのです。

で、なんでTT250Rってオフ車がそんなに高級なフォークを採用しているかと言うと・・・・
このバイクはオフロードコースをカッ飛ばす目的を汲んだ上で設計されているからです。
つまり、すごくスポーティーなモデルなんですv
それに対してRaidはツーリングユースを睨んで作られたモデルなので、普通のサスになっているんですね。

オフロード走行時には、サスペンション性能の優劣で走りがかなり変わります。
また、サスペンションストロークの量が多い方が、より起伏や激しい入力に対応できるので、
オフ車にはかなり良い足回りが求められます。
このストローク量の多さってのが、ちょっと困った事に跨った時のシート高さにかなり影響するんですね。
路面の凸凹が多ければ多いほどストローク量に余裕があった方が良いのですけど。
もちろん舗装路では、そんなにサスストローク量は要りません。
モタード改造の時にはこのストローク量を減らす方向の対処が必要となります。
(前後に荷重が大きく変わりすぎると、車体の姿勢が安定しないので)

また、ストロークの多いサスってのは、ヘタるのもまた早いのです。
それだけ働いてんですから仕方ないんですが。
オフ車を中古で買う時には、エンジンよりむしろ足回りのコンディションを良〜く見なければダメですよ。
フロントなら、インナーチューブが曲がっていたりすると、修理にかなりの費用を覚悟しなければなりません。
(元々フォークが長いので、ちょっとした事故で曲がってしまいやすいんです)
リアの場合は、ダンパーの減衰力がしっかり働いているかどうか、ですね。
サスペンションを縮めてみてパッと戻した時に、「ぽよょょ〜〜〜〜〜ん〜〜〜〜」となるのはダメダメ。
「スッ」と、しっとり無駄の無い動きをするのが良いんです。
ちなみに、リヤサスユニットはオーバーホールする業者さんがいますけど、少なくても3〜5万は掛かりますね。
リンク機構が付いているのが多いですが、この部分の動きも良くなければダメ。
ただし、リンクは動く量としては少ないんだけど、問題は水気の掛かりやすい所(下側)にありますから、
サビとか油ギレとかが起きやすいんです。

今回のような整備となりますと、やり方と言うかコツってのが必要です。
とにかく倒立フォーク&カートリッジサスに付いては分解/組み立ての作業が難しい場合がありますので、
自信の無い方には自家整備はオススメしていません。
もっとも、普通の正立フォークの中にも機種により整備性が悪いのもあるんですが。

まず、フォークオイルの交換はして欲しいなと思いますね。
フォークオイルってのは作動油でして、ダンパー部分の小さな穴(オリフィス)を油が通過する時の抵抗力を利用しています。
これは油の粘度により、そのセッティングを変更することが出来るんです。
もちろんバイクには、指定された粘度のフォークオイルを使うのが基本です。
その他の役割として、作動部分の潤滑も行っています。
つまりオイル漏れして無くなっちゃった状態で乗っていると、フォークのメタル等がカジったりしてしまいます。

フォークオイルの種類として、大体「#10」「#20」と「#01」ってのがあります。
#10、#20ってのは、普通の正立フォーク用です。
この2つをブレンドすると、中間の#15とかが作れます。(#30ってのもある。あまり使いませんが)
#01ってのは、倒立フォーク&カートリッジサス専用のオイルです。

実は#10相当として、昔はATF(オートマフルード)が指定されていた時代があったので、これでも代用が可能です。
オイルの働いている状況は似通っているので、オイル自体も似たような感じです。
また10W-30のエンジンオイルでも一応代用が出来ますけど、私としてはオススメしていません。

ちなみにフォークオイルってのは、結構お値段が高いです。
500ml入りとか1000ml入りって荷姿になっているのですが・・・実際の使用量では半端なので、
それが余分に買わなきゃイケナイ場合だと悲しくなりますね。
実はメーカーによって、びっくりする位に値段が違う事があるんですよ。
これは、何でなのかはさっぱり判りません。
あ、高級オイルってのも、フォークオイルには御座いますv
これはバイクにより体感できるかどうか異なりますが、やはりフォークの動きがとても良くなります。
私はプロジェクトサイエンスから出ているオイルを使った事がありますが、とても良かったですv

フォークオイルの交換の仕方ってのは、これはサービスマニュアルなどを見ていただくのが良いでしょう。
ちなみに私のサービスマニュアルを使う目的のほとんどが、オイルレベル/量を知りたい時です。
(エンジン部分だと締め付けトルクとか、調整値とかのデータ)

オイルの交換だけでも充分構わないんですが、やはり内部の洗浄クリーニングをしておくとより良いです。
スラッジと呼ばれる汚れが中に溜まります。ヘドロ状になってます。
多くのフォークのダンパー構造は下部にありますから、ここに汚れが堆積していると良くないんですよ。
ある程度バラバラに分解しなくてはなりませんので、手軽に行うってワケには行かないかも知れません。
まぁ一度しっかり分解クリーニングしておいて、あとはこまめにオイル交換していくとスラッジも溜まりにくいので
一般ユーザーさんにはその方法をオススメしておきます。

で。今回の作業で追加部品として頼んだのが消耗部品交換。
シール関連は、漏れて来たので交換するのは良いとして、スライドメタルもまた交換します。
スライドメタルってのは名前の通り、内外のチューブの擦れあう部分にある一種の軸受けです。
ここは、ガタがあってはなりません。
しっかりバッチリと噛み合いつつ、ストローク方向には軽く動かなきゃならんのですよ。
もしガタが出ていると、ブレーキング時など外部から強いひねり力が加わった時に動きが引っ掛かります。
つまり、最も肝心な時にフォークの動作が「糞」となっちゃうんです。
実は、そんなに頻繁に交換しなきゃいけないパーツではありません。

がしかし。
ぶいぶい流としては、走りに拘るお客様は無論、あと足回りにより負担が掛かる車種の場合には交換する事にしてます。
具体的には、オフロードバイクと、アメリカンですね。
この小さな薄っぺらい部品に、バイクの重さ+αの大きな力が加わってんですから。
アメリカンはフォークがかなりナナメに付いていますので、意外と横方向への力が大きく掛かってて、メタルもがんばってます。

ちなみに、メタルは2種類(フォーク1本分)だけ購入してありますが、欲を言うと他の部分も本当は変えたいんです。
ダンパー部にもスライドメタルって言うかピストンリングがありますからね。
でも、今回はこの部分が壊れていたり不満があるわけではないので割愛しました。
普通の正立フォークでも、この2つのメタルは存在します。
でもミニバイクや昔のバイクだと、インナーチューブ側にメタルが入っていないのもありますよ。
もし部品供給されていれば、一つ千円程度の物なので交換して欲しいですね。
ただし。(←妙にコレ多いね)
アウターチューブとA'ssyになっている場合とかもあります。
さらに交換作業自体がとても大変なのもまたありますから、その辺の事情も併せてご検討を。

で、存在が見えなかったダストシールの他に、オススメセット部品としてスナップリングがあります。
変形C型の輪っかですv
これはお水が入ってサビサビになっちゃってる場合がありますので、部品注文時にはセットで購入しておくと良いです。
せいぜい2〜300円しかしないんですけどね。
さらにも一つ、大きなワッシャーがあります。
これは、アウター側の、スライドメタル<>オイルシール間に付いている部品です。
これ自体が消耗することは無いのですが、実はインナーチューブを抜く時に変形するコトがとても多いんです。
もちろん金床でポチポチと平らに修正すりゃ使えなくも無いのですが・・・
変形したものを修正しても、金属ってのは延びますから完全に元通りの形状・寸法にはなりません。
オイルシールの収まり具合に関わってくる部分なので、それでは気持ち悪いですね。
なので、事前に判ってれば、一緒に部品注文しておくべきなんです。
4〜500円程度の部品で気持ち良くなれれば、安い物です。

で、果たしてフォーク1本をシール/メタル関連交換するとどの位のお金が掛かるのか。
パーツですと、オイル&ダストシールがそれぞれ\1,000-位で、約\2,000-。
スライドメタルも同じく、\1,000-位。
それにワッシャとスナップリングを合わせると、合計\4,000-弱ってトコですv
そしてこの他に、フォークオイルも必要ですし、工賃が掛かりますです。
(総合計金額はここで書いても意味が無いので省略v)

こうやってみれば、一概にフォークメンテナンスの費用が高いとか安いとか比べられないってのが判って貰えると思います。
何故ならばコンディションにより、ずいぶんと内容が変わるからなのです。
また各部分の消耗の具合ってのも判断しにくい場合があります。

左側にあるのが、ホイールハブベアリングです。フロントホイール側ですよ。
これはガタが認められましたので修理交換となりました。
ベアリングが2つ、シールが2つです。
2つのベアリング間にディスタンスカラーというスペーサー(パイプ)があり、これは作りによって痩せてる場合があります。
でもTT250Rはかなりしっかりとした物だったので大丈夫でしたv
古めのミニバイクとかだと、一緒に交換しちゃっても良いパーツなんですけどね。

ベアリングは、懐かしいKOYO製ですv
私は理由は無いけど、KOYOが好きなんですよ。
でも、現在はジェイテクトって名前に変わってます。
TT-Rは2種類違うのが付いてますね。6003RSと6202RDです。
末尾のRS/RDってのはシールのタイプで、両方とも接触シール形になってます。(RSが標準,RDは低トルク仕様)
実は汎用品でも良かったんですが、他の純正部品も買わなきゃならなかったんで。

オイルシールは、再利用しようと思えば出来るコンディションだったけれど、200円ちょいの部品なので新品にします。
先ほどから、細かいパーツに付いていちいち悩んでいるのが不思議に思われるかもしれませんが、
実は、安い物でも調子付いてあれこれ注文しちゃうと、意外と金額がかさむのです。
なので、一律に新品ってワケには行かない場合が多いですね。

少しばかり不安が残っているのは、フロントのアクスルシャフトです。
ここは交換しようかどうしようか迷ったんですが、今回は見送ります。
(新品B/Gに交換した後、また確認して最終判断しますけど)
まぁ万一変えようって思っても、交換作業は簡易な部分ですから、後回して良いです。

それと写真に入れていませんが、フロントタイヤ(BS製BT-45・90/90-18)も新品が来てますv
タイヤはオープンプライスなので実際の価格が判りにくいんですが、一応\13,000-位です

そして、何の関係の無い、バイク部品すらでない物が一緒に写真に写っちゃってますv

明治のアポロチョコレートです〜〜〜@

これはコンビニで見かけたので、買って来たのが袋に入ってて、この買い物袋にTT-R部品を一度入れておいたのですが、その時に紛れ込んだようです。
私は甘い物好きではありませんが、チョコは頭が疲れた時の疲労回復とか、お腹がすいた時の非常用携帯口糧として優秀。
でも何でアポロチョコかって言うと・・・これ、懐かしいですよね。
結構昔から売っているし、パッケージの印象もあまり変わんないような感じです。
確か小さい時、今のお家を建築中に見に来たその帰りに、近所の駄菓子屋さんで買ってもらって、とっても嬉しかったのを覚えてます。

で、調査してみましたv
アポロチョコレートの「アポロ」ってのは、アメリカの宇宙開発計画の宇宙船の形状から来ています。
月に行ったヤツですね。アポロ11号。(チョコのカタチは地球に帰って来た、先っぽの円錐形の所ですが)
昭和44年(1969年)の出来事だったんですが、チョコもその時に発売されて40年間ずーっと続いて売られているんです。

昔からあるお菓子と言えば、他にはグリコのポッキーですね。
こっちは、昭和41年(1966年)発売で、ちょっと早いです。
同社のプリッツはその前からあります。昭和38年(1963年)です。
カルビーのかっぱえびせんは、昭和39年(1964年)に発売です。
カクダイのクッピーラムネも古いですね。昭和37年(1962年)発売。
カールは昭和42年(1967年)の発売です。
マーブルチョコレートは昭和36年(1961年)なんですね。
ちなみにマーブルチョコと良く似ているアメリカのM&M'sは昭和15年(1940年)発売です。

こうやって見ると、昭和40年前後ってのは人気お菓子の新発売ラッシュだったようですね。
しかも40年経ってもずーっと作られ続けている製品が多いです。
ちなみに不二家のミルキーやネクターは、もっと前の1950年代の発売です〜〜〜@
良い時代だったんだな。

もちょっと後の昭和50年頃になって登場した物は、ポテトチップスとか、きのこの山とか、チュッパチャプスがありますね。
チュッパチャプスでヤらしいコトを連想する方も・・・・(イカ芳しい、いやイガがわしい店に行くと、待合室に必ず用意されていた)
最近のコンビニのレジにも置いてあるコトがありますが。


で、話はアポロチョコレートに戻りますが、ベース部分が黒いチョコ、頭がイチゴチョコのツートーンになってます。
しかし、ごくたま〜に、この上下関係が逆になっているのがあったりします。
これは逆さアポロって正式名称が付いてて、製造メーカーさんがワザとやってるんです。
一種の希少品、レア物、当りってコトですね。何も出ませんけど。
・・・今回のアポロチョコには、残念ながらありませんでした。


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