2008年12月のコラム
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●2008年12月31日(水)

今日は、とっても寒かったですね。
大晦日という事で、今年も御終いです。


DTMネタの続きです〜〜〜@

さて、midiファイル作りをしようと思うと必ず必要となるのがエディターソフトです。
大雑把にメジャー処として、ローランド系の「Cakewalk/Sonar」ってのと、ヤマハ系の「XG-Works/SOL」ってのがありまして、
私はCakewalkProってのをずーっと愛用していますv
もちろん音源はXG系の方を使っているので、エディタもXG-Worksの方が当然相性が良いのですが、
残念ながらヤマハのこの手の製品が中々Win2k/XPに対応してくれなかったので(現在では対応してます)、
そのまんま何もせずに動くCakewarkPro一本にしました。
※画像は、編集中の物です。※

もちろんフリーウェアも含めて、他にも色々なのがあるんですが、とかくmidi編集ってのは特異性が高く、
文書のワープロソフトのように操作系統はソフトによりマチマチなんです。
つまり、慣れってのが必要になるのに、やり方がバラバラってのでとっても困るんですね。
なので他の製作者の方はどうやっているのか判りませんが、私は編集ソフトは1つに決めて、音源コントロール関係は対応した制御コードを送る手法を取っています。

もっとも、完全独学・試行錯誤ゆえ、編集ソフトにはまだまだ未知の領域(使った事がない、使い方を知らない)機能が沢山あったりするんですv
これは、ぼちぼち実験しつつやってイクようにしてます。

私の記憶では、そもそもこの分野ってのはマッキントッシュの独壇場だったのが、徐々にWindows機の方へ移植されてきたんですね。
その前にPC-9801シリーズでやってたアーティストの方もいたような・・・。
芸術関連はMac、という定番があるようなんですが、私の場合は手が届きません。
(実は、私はPCにお金使いたくない人なんですよ。台数は沢山ありますが、どれも何世代か前のマシンしか持っていない)

そして、チマチマと耳をそば立て、脳をシビれさせながらポチポチ作って行くんですが、
本来のDTMってのは、あくまで「演奏」させての結果のサウンドを録音してupするものです。
一応、私の音源で演奏した物はPCでデジタル録音してMP3ファイル化まではするのですけど、
これが世の中に出ることってのは、まずありませんね。
midiファイルのままupして、それを使う事が多いので、必ず各種音源への対応・マッチングの確認が必要となるんです。

この音源に付いては、左のメニューのDOS-Vコーナーに昔の記事ですがupしてあります。
PCのシンセサイザー(以降シンセと略します)音源機能と言えば、ソフトウェア音源とハード音源があります。
現在のPCではソフトウェア音源の動作に付いてマシンパワーが問題となる事はありませんけれど、
昔はすごく処理が重たくて、さらにシステムまで不安定にさせやすい「危険なデバイス」でした。
ローランドのVsc-88と、ヤマハのS-YXG50のどちらかと言われてましたね。

ソフトウェア音源ってのはどんな仕組みで音を鳴らしているかと言うと、各楽器の音声波形データをメモリーに持ってて、
それを演算して、目的の周波数(=音階)を作り、複数楽器分を混ぜ合わせた結果の波形に合成し、
それをD/Aコンバータを通じてアンプ回路→スピーカーへと鳴らしていたのです。
(ちなみに電話の通信モデムに付いても、同様に演算による波形合成で音声信号を作る「ソフトウェアモデム」ってのもあり、これらはサウンドカードにくっ付いた機能として存在します)

とにかく、演算処理が沢山必要になるんです。
楽器の波形データ(テーブル)は、よりリアルで高音質を求めれば、容量が大きくなる傾向があります。
普通は2MBほどあればそこそこ良い音で鳴りますが、4MBとか持っている場合もあります。
もちろん、音質が良い=精細なデータと高速な演算処理が必要、となります。
ちなみに演算処理は当然ながらCPUが行いますv

ハード音源ってのはこれら演算処理・波形合成を専用のICチップで行いますので、PCの負担が軽くて済みます。
さらに、外付けの音源ともなりますと、D/A変換後のアナログ電気回路の設計も贅沢なのがありますので、
純粋に音質(音の響き)がキレイになりますね。

PCのサウンドカード上に、この1チップ音源ICが搭載されている物もあります(YMF-74xシリーズとか、SoundBlasterとか他にも色々)。
これもPCへの負担が軽いので、一時期は破竹の勢いで普及しました。
Windows以外のOSでもデバイスドライバ次第でmidi音楽が鳴らせるので、そのような深いマニアさん達にも人気がありました。

なので、昔の低スペックPCで使う場合、またはアナログ的に品質の良い音が欲しい場合はハード音源で、
比較的新しい〜現在のスペック(およそPen-B600MHz以上)のPCで気軽にmidi音楽を楽しみたい方にはソフトウェア音源がオススメです。

ただし、冒頭に出てきたmidi編集ソフトを使う場合、例えば入力用のmidiキーボードを接続したりの都合とか、
どうしても処理が錯綜しがちなので発音タイミング遅れの問題解決のため、外付けハード音源ユニットの採用は多分必要だと思います。
(特にリアルタイムレコーディングする場合には、ソフトシンセだとどうしても発音が遅れますね)


私の所には、ずーっと主力で使っている音源として、ヤマハのMU-90があります。
まぁすごく古いんですけど、何とか使えるんで中々買換えができません。
もう一台、ローランド系の確認用として、これまた古いSC-88ST Proもあるんです。
これもヤマハのと比較してちょっと迫力不足な鳴り方をしますけど手放せませんv

「じゃあ、本格的な演奏をさせたい時はどうすんのさ」と言われれば、実はエレクトーンもあるのでその音源で鳴らしてしまえばokなんです。
接続はUSB-Midi I/Fもありますので良いのですが、困った事にゼネラルmidiに非対応なので、
エレクトーン専用にデータを加工して製作する必要があったりします。
(現在の新しいエレクトーン他は、最初からゼネラルmidiに対応しているんですが)

とにかく、この編集ソフトについても、楽器に付いても高価なのでおいそれと買い替えが出来ません。
DTMをやってみたいな〜と考えている方の、第一のハードルがココでしょうね。
とりあえずは編集ソフトさえあれば、何とかなるんですけど。

ちなみに第二のハードルが、とにかく判り辛い用語と、機能イメージです。
説明書やマニュアル、DTM解説書を読むと、何語なんだか判んない位ぐっちゃぐちゃで、
やっててから読み返して、初めて何を言いたいのかが理解できる、なんて事も少なくありません。
一般音楽用語と、DTM専用の音楽用語、DTM専用の機能の用語、midi関係の用語、これら全部網羅していなければならないですし、
さらに制御コードの関係で16進データに付いても馴染みがなければヤれません。つまりPCの機械語に近い部分ですね。
さらに音源ユニットの機能に付いての理解も必要です。これも専門用語だらけですし、概念を把握するまでが大変です。
そういう私も、現在のレベルで何とか聞ける作品が出来ているってだけで、詳しい部分は知らないことばかりです。
つまり「慣らしてみたら、鳴っているからok」的な所が多分にありますよv

多分、新しいソフトになればこの点は改善されて使いやすくなっていると信じたいんですが・・・・
現代人で多い「教えてもらう姿勢」の方は、そういう学校とかで最初から順番に学ぶしかないでしょうね。
ちょっと前に、NHKの趣味の講座でDTM入門ってがあったような??

そんなこんなで、今年最後のコラムはPC音楽で〆ました。
みなさま、良いお年を・・・・

●2008年12月30日(火)

昨日の続きですv

DTMの作業は、ただひたすら各パート毎に音符を置いて行くのですが、ある程度カタチになって来たら次は奏法の表現をします。
これはメロディーなどに表情を付け、ともすると無機質で一本調子になりがちな電子楽器に「命」を吹き込む作業です。

ここでいつもジレンマに陥るんですv
と言うのは、PCに演奏させるよりも人間が弾いた方がはるかに良いんです。(電子楽器でさえ)
しかもノリノリで速いテンポの曲よりも、スローテンポでキレイな曲になると、ここはすごく重要になります。
入力パラメーターはグラフ線と数値で指定できるのですが、この加減ってのがなかなか決まんない事が多いです。
あまり大げさにし過ぎると不自然となりますし、大人しくし過ぎると判りません。
腹八分目にして、ツボだけ押えておくってのがコツになりますね。

どうしても行き詰まった時は、他のパートがある程度出来ていれば伝家の宝刀「リアルタイムレコーディング」です。
つまり、キーボードを弾いた入力データで「録音」するんですよ。
(実際は録音ではなく、入力データのリアルタイム記録です。)
これもまた、後で直接データをいじって修正すると変になりやすいのでビシッと決まるまでやり直しします。
意外に思うかも知れませんが、メロディーラインにはこの方法を使う事は殆どありません。
途中のソロ演奏部分とか、コードのバッキングとかですね。
パーカッション(リズム)も雄大でスローな曲だと使うかな。


例えば、このコラムで良く流れる「軍艦マーチ/pachincoバージョン」ですが、
途中のブラス楽器(ラッパ)のソロの所(2つあるけど両方)、イントロの出口、打楽器が直弾きですね。
盛り上がり部分に魂を注入したかったんですv
ミスター・ロンリーは、ピアノのアルペジオがそれです。
微妙にモタモタする感じがどうしても欲しかったから。
それと2コーラス目のメロディーに異なる音がユニゾンでのせてある部分です。

(ユニゾン、とはメロディーラインと同じ旋律で一緒に弾くことですよ。)

なので、結構「裏方さん」に持って行くんですね。
森の熊さんは、全て直弾きですけど、これはソフトの使い方の練習で機能確認のため作ったモノなのです。

で、最後に、各パートの音量バランスとパン(音の定位)を調整します。
場合によっては発音タイミングをずらしたりもします。
もうこの時点ではミキサーさんになったつもり、聞く立場に変わります。
電子音ってのは倍音構成が整然とし過ぎている、という弱点がありますから、音の響き方がおかしくなる部分がどうしても出てきます。
しかもmidiで使う前提だと、再生環境によってもそれが変化するので困りますね。

これは使用音源の種類をいくつも切り替えて、妥協点を探します。
つまりM$オマケシンセで聞く時のことをどれだけ考えるか(逆に言うと切り捨てるか)次第なんです。
最も困るのは楽器パランスの差異ですね。余りにも違いすぎる事があったりします。

ここで聞くモードは、曲の「流れ」全体を受け止めるのと、一部分に注目するのと随時切り替えながらです。
これもまた訓練次第なんですが・・・・・
例えば大自然の中でぼんやり周囲の音が聞こえて来る感じと、雑踏の中で相手の話し声を聞き分けるって感じの違いでしょうか。

ここまでの過程の作業は、1コーラス作った時にある程度進めておいて、2〜3コーラスはコピーペースト機能を使ったりもします。
(xxコーラスってのは、歌詞で言うと1番、2番、ってのです)
このコピペ機能は便利だけど、間違えやすいんで注意して使わなければなりません。
コピペ結果から編集して行ったら、結局ほぼ全部書き換えたなんでコトもザラにありますv

この「演奏」「聴こえ方のバランス」「響き」の作業をする時には本来スピーカーで鳴らして行うのが良いのですが、
近所迷惑になっても良くないし、そもそも作品が未完成な時点で他人に聞かせられないって気持ちがありますから、
この時もまた、ヘッドホンで聴くことが多いですv

これで使っているヘッドホンは、オーディオテクニカのATH-A55がメインです。
これまた密閉式で、外部からの音を遮断してくれる大きなハウジングの物です。
※写真は、置き方が左右反対に見えます。コードが付いている方がLchとなります。

詳細は→オーデイオテクニカのサイト ATH-A55

メーカー希望小売価格は\11,550-(税込み) ※サイトの価格は税抜きです。
いわゆる普及クラス〜中堅の製品ですね。
(テクニカのは〜5/7/9とシリーズでラインナップされてて、5は普及クラスなんですが)

このヘッドホンの特徴は、かなり聴きやすい周波数特性を持っていて、低音〜高音までキレイに鳴ります。
少し音の明瞭度が少ない感じがありますが、これは上位機種だと良くなってるのかな。
重量はこのガタイでも300gを切っていますから、かなり軽いです。
イヤーパッドの密着も良いのにソフトな当り方なので、とにかく長時間の使用で疲れることはありません。
(でも、音を聞いてての疲れってのがあるんだな)
感度も良いので貧弱な出力のアンプ回路でも、大きな音で鳴ります。

これは音楽鑑賞用ですね。
自然な音で鳴りますから、普通に音楽を聞くのにとても良いんです。
その代わり高音域は艶やかに出ますので、電子楽器音を聞くのには高域が耳に刺さる感じがしてしまいます。
低音は迫力がありズンズン響くので、DVD映画なんかを鑑賞する時にもピッタリです。

コードは片だし(左側)、ストレートで、プラグはTMS3.5φです。
ちょっとイスの足とかで引っ掛けるコトがありますね。

装着感がとても良い反面、この大きなイヤーパッドってのは寿命が短いんです。
ある程度の年月使っていると、表面が剥がれて来てしまうんですね。
なので、スペアのイヤーパッドを購入してあります。
(2つ購入し、交換して1つ予備がある。写真にも写っていますね)
スペアのイヤーパッドは、\1,250-します。

この手の補修部品とか買う時は、通信販売を利用することが多いです。
ココとか→サウンドハウスのサイト
もっとも、通販には魔力が潜んでおり、「どうせ送料が掛かるんだから」と余計な物まで買い込んでしまいがちなんですv
なので2つイヤーパッドを買った、のかも知れませんね。
よくよく考えてみると、このヘッドホンも既にある程度使ったんだからモトは取れている訳で、
不具合が起こった時点で「上位機種への買い替え」を検討しても良いんですよ。

しかし、「スピーカーやヘッドホンの音質は、値段に比例する」という原則はあるのですが、
ヘッドホンの場合はそれぞれの製品に個性がありますんで、上位機種が必ずしも上回るとは限りません。
なので、使ってみて気に入った製品はなるべく長く使い続けたいんです。

これは昔々、松下のRP-HT250という\29,800-もするヘッドホンを使っててすごくお気に入りだったんですが、
長年の酷使によりドライバが吹っ飛んでしまいました。(片方、鳴らなくなった)
この時は補修部品で修理をしたんですが・・・全然、鳴り方が変わってしまったんです。
かなり特性が荒れたので、結局オーディオ事業部さんに相談して対処していただきましたが、製造時でも特性がなかなか揃わなくて苦労しているとの事でした。
これも10年以上使いましたが、最終的にはハウジングまで割れてしまって廃棄することとなりまして、
その後継モデル(つまり松下で一番高いの。値段は3万近くの同じクラス)を迷う事無く買ったんですが・・・音質の違いに唖然としましたね。
全くもってお話になりません。音悪い。1万円クラスにも劣る。
もちろん事業部さんにまた相談したのですが、性能の限界だそうでがっかりしました。
つまりハズレってことでした。
※以降Panasonicのヘッドホンは購入していません。更にその後継モデルの音質は多少マシにはなったけど。
たぶん、今でもどっかに仕舞ってあるはずなんですが・・・・。

そんなこともありまして、とにかく気に入った機種に巡り合ったんなら大事に長く使うのが良いです。
それと、スペアのイヤーパッドも事前に購入しておきましょう。
ヘッドホンの故障するパターンってのは、踏ん付けて壊す/コードが断線する/イヤーパッドが破れる、が殆どです。

ちなみにイヤーパッドの交換ですが、ある程度手先が器用な方じゃないと出来ない事もありますよ。
オーディオテクニカのこのでっかいヘッドホンは、交換しにくい部類に入ります。
(すでに私のは2回交換しています)

満足度は、★★★★☆(かなり良い)かな。
星が一つ足らないのは、前述のRP-HT250が余りにも音質が良かったんで、どうしてもそれと比較してしまうから。
もちろん価格帯が異なりますし、マニアのレベルでは1万円前後の製品は「入門用」なので、もっと高級な機種への期待を含めてです。

オーディオマニアってのは「音を聞く」事が目的なのですが、普通の「音楽を聞く」目的ならば
これは文句無しに満点だと思います。
私は、実はオーディオマニアじゃ無いのです。マニアの方をお仕事で相手してはいましたが・・・・。
(良い音で聞くのは好きだけど、大金掛けてまで求めるような情熱はありません。)

他にも沢山のヘッドホンがあります。
それはスピーカーで聞くよりも、気兼ねなく大音量で鑑賞出来る所からなんだと思います。
ほとんどが密閉式ですね。旧い旧いパイオニアのとかもお気に入りで一時期集めてましたから。
開放型のも1つありますが、それはまたの機会にご紹介します。

インナーイヤー型ってのは過去使っていましたけど(結構、高級なのも)、やはり私の耳穴形状には合わないようでした。
人間の耳の穴のカタチってのは、人それぞれ大きく違うのはもちろんですが、同じ人でも左右で違うんですね。
確かどっちかの耳への納まりが悪く、すぐ浮いて来てポロッと取れちゃうんです。
耳乗せ型ってのは、なんか落ち着かないんで好みに合いません。
やはり、私はしっかり安定して装着できるタイプの方が安心出来るようです。(側圧の強いのは全然気にならない)

ただ、スピーカーよりもヘッドホンの方が耳の健康を害しやすいので音量はほどほどに、
そして休憩を挟みながらってのをお忘れなく。
難聴になってしまうと治療は大変なんだそうですよ。

このスーパー長文コラムを書いている時にもBGMを、このATH-A55で聞きながらなんです。
(もちろん昨日のコラムの時は、PRO/4AAで聞きながら書いていましたv)

●2008年12月29日(月)

私の自宅は、結構田舎なのですが・・・
でも、DTM音楽作りとかしている時は、外部へ大きな音を出すわけには行きません。

そもそも、midi起こしをする時ってのは楽譜がある事は少なく、元の曲を聴いて「耳コピ」にて行います。
もちろん譜面があればそれに基づいて作りますが、大抵はその譜面の解釈(?)が合っているかどうかも問題となりますし、
最終的には「鳴らしてみての感じ」が大事なので、どうしても耳で聴くことが一番重要になります。

この「耳で聴く」ってのが結構大変なんです。
聴音って呼ばれるんですが、楽曲を聴いて各パート(楽器)毎に分解し、そのメロディーをなぞるという作業なのですが、
単に「音楽を聞く」のと異なり、「目的の音だけ取り出す」「それ以外の音は聴かないようにする」というのが必要になりますから、
ちょっとした才能とトレーニングをしなければ出来ません。

そして取り出した音を、譜面になぞらえて行く訳です。
その時、キーボードで弾いたりとか楽譜に書いたり色んなことします。


目的の音を取り出す作業の際には、文字通り「耳をそば立てて」聴くんですが、その時はスピーカーではなくヘッドホンを使います。
かなり大きな音量での再生をしないと、目的の音が隠れちゃって聴こえ難いんですね。

この時に愛用しているのは、アメリカはKOSS製のPRO/4AAと言うモニター用密閉式ヘッドホンです。
※画像は、左右が反対に置いてあります。手前はLchですよ※
周囲の余計な音を遮断してくれるので密閉式のハウジングが大きいタイプなのは必然で、
それに加え、音の解像度(分解能)の良さが求められます。
所謂音の良し悪しではなく、いかに正確な定位でハッキリと鳴るかってトコですよ。

TASCAMのサイト・KOSS PRO/4AA

実はこのヘッドホン、とても重いんです。約600g弱あるのですが、その秘密は発売以来30年間不変のドライバ。
(ドライバってのはつまり中身のスピーカー部分ですな)
イヤーパッドは空気が封入されている独特な物で、密閉性がとても高いです。
側圧は高めだと言われていますが、私はガチガチに締め付けられる位の方が安定感があって好きなので気になりません。
ヘッドバンドが最初から少し広がり気味なんで、保管の際には紐で縮めています。
(これはKOSSの全般に言えますね。他に同社のはQZ99ってのを持っていますが、同様です。)

すこし感度が低く、大きな音を出すにはアンプを通した方が良いかも知れません。
周波数特性は、低音は控え目で響く事が無く、中高音域が持ち上がり、高音域は控え目に鳴ります。
つまり、低い音・大きな音が響いて他の音が聴こえないって事がとても少ないです。
普通に音楽を聴くとどうかと言うと、ちょっと癖のある音ですから古いレコードのJazzなんかは良いでしょう。
反対に、デジタル音源の艶やかなのは相性が良くないかも知れませんね。
「音楽」より「音」を聴き、追いかけるのに向いています。

お値段は、メーカー希望小売価格\24,150-(税込み)とのこと。
結構高いですねぇ。ずーっと昔に買ったんで忘れちゃいましたが、確かに高かったような気がしますが、
そんな金額は出していないと思いますよ。

画像でLch側にアルミ製のポッチが付いているのですが・・・
コレは何なのかって言うと、多分「マイク」が付くのではないかと思います。
丁度、航空機で使うヘッドセットのようですね。全体の形もそんな感じです。
プラグはTMS6.5ステレオ。
コードは片だし(左側)でカールコードになっていて、動いても引っ掛かることが少ないです。

各パート毎に音を追いかけて拾って行く過程で、どうしてもこのヘッドホンの周波数特性と合わず、
目的の音が取れない場合には、違うヘッドホンに換えてます。
反対に、音源の録音状態が良くない場合は、ほとんどコレを使います。
まるで「虫眼鏡」使っているような分解能の良さならではです。

それと製作が長時間に渡る場合だと疲れてしまいますから、使用頻度で言うと実はそんなに高くは無いですv
素晴らしいことに耳はあまり疲れない音なんだけど、物理的にすっごく首や肩にクルんです。
それと頭のてっぺんも痛くなりますね。重いから。


高価な物の割りに普段はあまり使わないってのは、ちょっと勿体無いんですけど、こう言うモノってのは実際に使ってみなければ判りませんので。
オールマイティーに使うのには向きませんが、モニターに特化した使い道では◎でしょう。
総合満足度で言うと・・・★★★☆☆(まぁまぁ)ってトコかな。





↓昨日のイレーサーパッドは、結局ヤフオクに出してしまいましたv


●2008年12月28日(日)

昨日のクルマネタ、続きですv

実は車体側面にはオートバイ工房/ぶいぶいEg共和国のロゴと電話番号がカッティングシートで入れてあったのですが、
現在ではご覧の通りはがしてあります。

この、剥がすのがとても大変だったんですよ〜〜〜@
と言うのは、御存知の方が多いと思いますが、ステッカー類ってのは長年貼ってあると硬化してしまうんです。
そうすると中々うまく除去できません。
暖めてみたり、溶剤使ってみたり、色々やったのですけど・・・。

そこで登場したのが「ステッカー剥がしイレーサーパッド」などと呼ばれる器具でございます。
まぁ一種の消しゴムですね。
ドリルに取り付けてギューンって回転させ、押し付けてステッカー&糊を削り取るんです。
これが、結構良いんですよv

ステッカーを剥がす薬品もありますけど、対候性の高い奴をやっつけるにはあまり効きません。
なかなか薬剤が浸透していかないんです。
暖め作戦ってのも、作業環境が良くないと効果を発揮させにくいんです。(今は冬で寒いからね)


で、いつもの工具カタログを見て発注しようと思ったら・・・・
なんと製造メーカーは既に倒産してしまってました。
あぁぁこんなトコまで不況が。

この倒産したメーカーってのは、株式会社エイシン
ES POWERってプランドで、安売り工具ショップの大手「ツール王国」を主宰してたんで有名です。
今年の3月の出来事だったんですね・・・・・合掌。
他の安売り工具ショップってのだと、ストレートツールとか、アストロプロダクツなんかもありますけど、
そっちの方も結構不況の影響で厳しいようですな。
薄利多売でやってると、とにもかくにも数をさばかなければ成り立ちませんからね。
倒産云々って言えば、ドカティ・ディーラーの「モトプラン」も7月に倒産しててショックを受けました。
最近のニュースでも、景気の良い話は聞こえてこないんです・・・・あぁぁぁぁ。


しかし、違うメーカーからも同じのが出てますし、こういう便利品ならパチもんが無法市場(つまりヤフオク)には
必ず出ているはずなのです。
で、探し出して購入。

もちろん何種類かあります。
値段を考え、安く済まそうと思い、しかもどれだけ必要なのか判らないんで「5個入り」のを買いましたv
商品単価が安く送料が占める割合が大きいので、足らなくなったら困るんです。
同じ理由で、同店からまとめ梱包にてエアラチェットも買ってしまいましたv
(すでにこの時点で当初の「安く済ませる」目標が消失してますね。私バカよね〜♪)

ここで言い訳。
実はエアラチェットは以前持ってて、重宝していたんです。
しかし、盗難されてしまいました。
ちなみに工具の盗難は他にMACツールの12mmスパナもヤられたんです。
すごく気分が悪いですね。
一応「お客さん」の人を疑うってのは嫌なものです。
(大体の、下手人の見当は付いてはいるのですが。)
なので、今回違うものですがエアラチェットは買い直したので、これで気持ちに区切りが一応付きました。



で、モノが来ましたv
特徴として、すごく「美味しそう」な甘い香りがします。
お菓子みたいな、そういう匂いです。
多分ゴム臭いのは気持ち悪くなるから、香り付けでもしてんのかな?

思っていたよりもゴムは固いです。
しかし使ってると摩擦熱で熱くなりますv
ゴム製品がチンチンなんですよv
でも♂特性とは逆に、熱くなると少し柔らかくなるんですね〜〜@  (←バカ。死んで下さい、100年以内でv)

真面目な話しに戻しまして、使い方は少しコツがありますけど、これはヤッてると判ります。
但し使う電ドルにはある程度のパワーが必要です。
でも、高馬力の電ドルは重くて疲れるんで、私は小さい電ドルでヤりましたけど。
当然ながら削りカスなどで粉だらけになってしまいますから屋外作業にてとり行います。

さすがに面積が大きいのでちょっと時間は掛かりました。
約4時間ってトコですね。
塗装の退色がありますから痕跡はやはり残っていますけど、思ったよりも上手く出来ましたv
しかも使用したパッドは1個だけ。4個余っちまった〜〜〜〜@


という事で、ステッカー剥がしをしたいって方に譲ります!
(1つは残しておくんで、3個なんです)
条件は、直接私に連絡することと、基本的に手渡しのみ。(手間掛ける位ならヤフオクで売るよ)

あくまで必要な方にってコトです。
連絡方法は・・・・自分で何とかしてちょ。メールとか電話とか。
お礼はそっちにお任せします。
ちなみに同じのをまともに買おうとすると、商品代1個\580+送料(最低)\210+振込み手数料で、千円弱ってトコですね。
なので1/3〜1/2程度の価値のモノは欲しいな〜〜〜@

ゴム製品なので、あんまり長く置いておくとダメなんじゃないのかな??
すぐに使った方が良いですね。
パチもんだと思うんだけど、かなりハードに使ったけど軸部が緩んだりはしませんでした。
(どっちかって言うと電ドルの方がネをあげた位ですv)

当然ながら転売野郎や収集目的、乞食根性の持ち主はおよびではありません。
お礼をおねだりしておいて言うのも何だけど、セコい奴は嫌いなんです。
(心が震えた時は、タダであげる事も厭わないんだが。困ってる人は放っておけない性分なんで。)


こんなのは本来、常識の範疇なんですけど、わざわざ明記しなければならないご時世ですからねぇ・・・・・。
ったく、ゆとり人間ってのはどうしようもありませんな。
前述の不況の話といい、ったく嫌な世の中になっちまいました。


もちろんですが、剥がしワザってのは、テクの引き出しは沢山持ってて臨機応変に切り替えて作業するのが大前提です。
なので、私はコレは結構良いモノだと思いましたが、絶対的ではないです。
もっと良いのがあるんなら、それはその方が良いんですけどね。


もしくは、コレ、他の使い道ってのがあると大変良いんですけど・・・・・v
如何わしい事でも何でもイイですよ〜〜〜〜@

●2008年12月27日(土)

本日は、クルマネタですv


弐代目ぶいぶい専用車は軽トラの「ホンダ・アクティ」で、前にもこのコラムのネタで出てきた事もありましたが
肝心の写真に付いては無かったかと思います。
(ちなみに初代ぶいぶい専用車は、スズキのキャリィトラック550でした)

で、出してみましたv

・・・青色って以外はコレと言った特徴は無いんですけどね。
エンジンはSOHC/3気筒660ccで4バルブ(らしい)、古いのでキャブ車です。
アクティトラックの中では2代目前期モデルにあたり、パワーはたったの38ps。
(改めてスペックを見てみると、やっぱり非力なんだな〜と再認識します)

もっとも、実用速度域はかなり低いんですが、交通ルールに則った中で使うには、
貨物車Egのおかげで中低速トルクの粘りが非常に高くて具合がとても宜しいのですv
4速マニュアル車で、ブレーキもステアリングもノンアシストですから、古き良き時代の運転感覚で、
使い方によっては結構運転は楽しいです。
1速は坂道発進ギヤってことで、すごくローギヤードなので、街中の平坦路かつ空荷の際は、「2速発進」が原則です。
2→3→4とギヤは実質3つしかありませんけど、Egは回せばかなりビュ〜ンって高回転まで伸びますから結構使えます。

もちろん、いくらがんばってもこのスペックでは出せるスピードなんてのはたかが知れていますし、
そもそも貨物車なので車体足回りは貧弱ですから無理は出来ません。
スピードを出しても、そんなに楽しくは無いです。
(ただコントロールする楽しさってのは、かなり大きく持っています)

美点ってのは、街中の運用にてアクセルを殆ど踏まなくてもキビキビ走れる所です。
つまり、燃費がすごく良いんです。(平均15km/L、最大20km/L位まではのびます)
燃料タンクは30L位入りますから、満タン航続距離は500km位あるんです。
しかし、調子付いてEgをガンガン回して乗ると10km/Lを割ってしまいます・・・・・。
エラコン(省燃費レース)モードで出来る限り燃費を延ばす乗り方をする、という楽しみもあり、最近は殆どこっちです。


タイヤの空気圧でもかなり操縦性は変化します。
とは言う物の、ぶいぶいトラックに履いているのは所謂「ウンコタイヤ」に相当する物でして、
しかも購入当時に買った、ずーっと使いっ放しのなんですよ。
後輪2本はグッドイヤーで、前輪2本はブリジストンです。(当然トラック用の安いの)

とにかくグッドイヤーのは、ブランドの響きはとても良いんですがグリップ性能はお話にならないです・・・・。
横だけではなく縦にも滑りますからね。
でも、とにかく減りが遅い、と言うか減らないに尽きます。
耐久性は物凄くあるんです。(だからグリップしないのか)
ガッチガチに固いんですよね。剛性も高過ぎの感じがする位あります。
よって、ハンドル切っても曲がんない・ブレーキ踏んでも止まらないってのは困りますから後輪に持って来ています。

その点ブリジストンのは、性能的には結構良いですね。
いくら安くても総合性能が良いってのがBSならではだと思います。
(ちなみに私は、4輪=BS,2輪=ダンロップのタイヤにしとけばもまず間違いないと思ってます)
もちろん耐久性も結構良いですよ。グッドイヤーと比較すれば負けますど。
なので、フロントはBSなんです。

・・・4本ともグッドイヤーにしようかと思ったけど、止めておいて正解でしたv
グッドイヤーってのは昔のレーシングカーのイメージなので迷いましたけどね。


で、車内に話は移ります。
操作系パーツのステアリングとシフトノブは好みにより換えています。
もっとも私の好みってのは、ハンドルに付いては皮巻き派で、イタルボランテのラリーに使うようなのとか、パーソナルの手触りの良い物なんです。
形状はシンプルなのが良いですね。モコモコやボコボコしているのとか、D型ってのは好きではありません。

しかし、この働くカウンタックに付いてはちょっとお洒落志向ってコトで、ウッドのにしました。
汗とかで滑る・ぶつかった時刺さる、とか言われてて今までは避けていたんですが・・・・。

メーカーはOBAで、28φです。
オバ(?)のハンドルだから「オバハン」、と言うのは於いといて、確か昔にちょっと流行ったモノでそんなのがありましたね。
でも、スポーク部の肉抜きがスリットではなく丸穴3つで、ロゴも小文字筆記体ではなく大文字デザイン字体だったはずなので、
ひょっとしたら「パチもん」なのかも知れません。
何故故、28φなんて小さいのをつけているかって言うと、腹が引っ掛かる・車内が狭いのでゆとりが欲しい、が理由です。
走行中はとても運転しやすくて良いのですが、低速の切り替えしの時はとてつもなくハンドルが重いです・・・・・。
ホーンボタンはつい先日壊れましたから、新しいのを買いました。
カウンタックを自称しているので、ランボルギーニのマークが良かったけれど見当たらなかったんで、
素直に「Honda GrandPrix〜」ってのにしました。(しかも金色)

シフトノブは、これまた懐かしのナルディです。
ウッドで縦長・細身のモノでして、ケンメリとかハコスカの時代に流行ってたんですね。
もっとも私自身はそれらの年代の車には思い入れは全くありません。(好きでも嫌いでもない)
まぁノリって言うか、雰囲気ですv
(実はヤフオクで見つけて衝動買い。しかしその後良く見たらネジのサイズが全然違ったので加工して付けました)

それと、カーコンポ。
これはCD-Rが読めることってのが目標で選んだのですが、カロッツェリアの何たらってのです。
これまたヤフオクで安く安〜く買っていますv
ドア内部に、vivio(ぶいぶい丸)の時購入した純正ビルトイン型チューンナップスピーカーを仕込んでいます。
強力重低音ボコボコみたいにしようとデッドニングを念入りに施したので、マジで鳴らすと大変なことになります。
(クルマがバラバラになりそう。ちょっとやり過ぎたかも)
マグネットが大きいので、窓開けてドアを乱暴に閉じられると中でガラスと干渉して当り、ヤバいです〜〜〜@
配線取り付けは当然、自前です。

ダッシュボードにはドリンクカップ乗せと、電波時計があります。
これらはお仕事用として必需品なんですね。
長距離運転時は飲み物がいるし、時計は標準で付いていなかったから。
(電波時計だと常に時刻は合っていますから安心です)
バックミラーにはレーダーが内蔵されてます。
それと足元照明としてシガーソケットにランプが刺さっています。
本来は携帯電話の充電器だったんですが、コード損傷によりランプのみ使ってます。

アクティトラックはちょっと変わってて、シガライターは常時電気が来ています。
つまりキーを抜いても通電したまんまなんです。
なので、手動でソケットをちょっと抜いてon/offしているんです。
それと、ハンドルロックも無いんですね・・・・。
ブレーキ倍力装置も無いですから、惰性で走行して先にキー抜いて滑走しても使えてしまうってのはちょっと馴染めません。
助手席側の鍵は、ツマミを押してロックすれば、ドアノブを持たずそのままドアを閉めても鍵は掛かります。(便利です)
しかし運転席側は、ちやんとドアノブを持っていないとツマミすら押せません。
(多分、インロック=キーの閉じ込みの防止でしょう)

荷台照明はキー連動ですから、基本的にEgが掛かっている時だけ光ります。
エアコンもあるんです。
熱交換器は運転席シート下にあり、エアダクトでインパネの所まで持って来てたりします。
(さすが、ミッドシップ)
放熱器は車体中央に下向きで、ラジエターと共にレイアウトされていますから電車みたいでカッコ良いんだけれど、
その反面、能力は低いみたいですね。
ヒーターはEgの冷却水を回しているんですが、そもそもEgが小さいのと配管経路が遠い為、中々温かい風が出てきません。
今の時期だとたっぷり10〜15分走らなきゃ暖かくならないんです。(近所だと到着してしまいます。アイドリングではもっともっと時間が掛かります)
軽トラってのはクラッシャブルゾーンがほとんどありませんので(つまりぶつかれば、良くて大怪我、大抵は死にます)、
バイクに乗っているのと変わりません。
暖房に付いても、バイク基準で考えろってコトだと思ってますv
そう思えば、付いていないよりははるかに快適ですね。

助手席の足元はちょっと乱雑になってます。
荷台で使うブルーシートとロープなどが散乱してますが、普段は助手席シート下のスペースに入れてますよ。
軽トラってのは近場の足として使っているお年よりも多いのですが、弱点としては絶対的な収納スペースの乏しさがあります。
つまり、荷物は荷台に載せるなら大物でも汚物でも何でもこい!なのですが、
例えば買い物をして、寄り道してその辺にクルマを止めて置くという使い方が出来ないんです。
特に雨が降っている時だと、濡れては困る荷物の場合には荷台は基本的に使えません。
すると助手席部分に載せるしかないんです・・・・・・。
もちろんですが2人乗りなので、その点も使い道が限られます。


マイカーとして軽トラはどうなのか?と考えると、もちろんメリットも沢山ありますが、その反面どうしようもないデメリットもあるんです。
1ボックスの「箱バン」の方が、自家用車として使うのにはるかに良いですね。
アクティにも箱バンタイプはありました(アクティ・ストリート)。
今で言うとバモスに当ります。
・・・てか、実は今のクルマってのは良く判んないんです。

アクティトラックも3代目の、ちょっとボンネットが付いているモデルになると、
実はバモスのフロントグリル周りを移植して、バモス顔に流用改造して「バモティ」と呼ばれる仕様がもてはやされてたりします。
その辺からも、やはりバモスってのはアクティストリートの新型に当るんですね。
もっとも、アクティシリーズは未だに「車室が狭い」という弱点を抱えていて、大柄な人には窮屈なんですね。
私のも、長距離走行時には、この点だけはとても気になります。
ヒザがとっても痛くなるんですよ。

「ピザって10回言ってみて」「ピザピザピザピザ・・・・」
「ここは?(膝を指差して)」「ピザ!あ、違った、ひざ」ってのが有ったな・・・・関係ないですが。

ミッドシップなのでEgが遠くにありますから騒音は少なくて結構快適なのですけど、この弱点は致命的です。


つまり、かなり妥協が必要なのが軽トラなんです。
もし、導入を検討される場合はくれぐれもこの点にご注意下さいね。

だからこそ「働くカウンタック」なのでしたv

●2008年12月24日(水)

本日は、クリスマスイブですv

なぜか本番のクリスマス(25日)よりも、前夜祭の方が盛り上がりますね。
子供さんたちはワクワクしながら、サンタさんがプレゼントを持って来てくれるのを心待ちにしているのでしょう。

プレゼントと言えばオモチャと相場は決まっているのですが・・・・
最近はゲーム機が流行ってて、お出掛け中でもどこでも熱心にヤッてるガキ共を見かけます。
あれはちょっとね・・・・・・躾が悪いぞ、と。
ゲームは私も好きなんですが、暇つぶしの域を出ないと思っていますんで、お家で暇な時だけやりゃ良いんですよ。
そして、どうせやるんならチャンピョンを目指せ、と。
向上心のない人ってのはツマラナイし、見栄や虚飾に縛られた人は情けないですから、どんな分野でも上達しなければやる意味がないと思うんです。

で、ゲーム機に対して否定的なコメントはおいといて、昔懐かしい物が出てきましたv

※写真参照※

これは「地球ゴマ」と言う物です。コマなんです。
ジャイロスコープ装置を作っている名古屋のメーカーが売り出していた科学教育玩具で、かなり昔から存在します。
なんと大正10年からってんですからスゴイですね。日本の発明です。
ちなみに「宇宙ゴマ」ってのもありますけど、そっちはパクリ品です。




たわいのない物、と言ってしまえばそれまでですが、実はこのコマの原理ってのは奥が深くて、
ミサイルやロケット、魚雷から航空機、カーナビまで使われているんです。
ちなみになんで地球ゴマって言うかってのは、地球が自転している様を模してるんで。
ヒモで回すんですが、高速回転中のコマは自立します。
ちょっと指で傾けようとすると、変な方向に力を感じたりとか面白いです。
(この動きを科学的に証明しようとすると、結構難しいお話になるそうな)
軸を上下方向へではなく、水平方向にしても安定するんです。
ちょうどバイクの走行中のホイールの状態になり、「走っていればバイクは簡単には転ばない」事を改めて認識できる次第ですv


コマの構造はとてもシンプルで、外から見て判ります。
しかし、何でかな?と考え出すと、とても奥が深いんです。
そして、その現象はとても役に立っているんです。
ここが「科学教育玩具」と呼ばれている所以ですね。

で、またゲーム機の話しに戻りますが、実際ゲーム機には高度なコンピューターテクノロジーが使われているのですけれど、
残念ながら、その存在は、ソフトウェアの演出の陰に隠れ表には出てきません。
テレビジョン(テレビ)もそうです。
私も過去テレビ技術でお仕事をしていた時もありましたが、技術的にはとても高度で興味深い分野ではあるものの、
これまたソフトウェアの演出の方を楽しむだけで、技術は表には出て来ないんです。
つまり、ブラックボックス化されている訳でして、そうなると人はその技術の存在をいつのまにか忘れてしまい、
見えないから『無い物』にしてしまいがちです。
もっとも、どんな仕組みで動いてんだろう?と思っても、説明を請けて理解するには相応の基礎知識が必要なんですけどね。

こういう、本当の意味で楽しい玩具ってのは、やはり小さい時に出会ってこそだと思いますよ。


ちなみに、私が地球ゴマに思い入れが強いのは、実は「欲しかったが高くて買えなかった」からでもあります。
実際、高速回転させてもほとんどブレもせず、スムーズに回り続けるんです。
これはひとえに工作精度の高さゆえ実現できるんです。

イイ仕事、してんなぁ〜〜〜@

●2008年12月23日(火)

いよいよ2008年も押迫ってまいりました。
年末恒例行事として楽しい物ばかりではなく、「大掃除」ってのもあります。

もっとも、このクソ忙しい時期にわざわざ大騒ぎしてまでする事はない、と私は思うんですけども。
でも、節目って事なので、今日はいつもお世話になっているキーボードの大掃除をしました。

パソコンのキーボードってのは、上面に隙間が沢山あるので、どうしても汚れてホコリが溜まりやすいのです。
私が愛用している製品はIBMの「KB-7953」と言う物です。
アプティバ辺りに付属していた物で、まぁ高級でも何でもないんですけど、お気に入りなんです。
メンブレンスイッチ/ラバードーム、という組み合わせで「フカフカ」した打鍵感なのですが、
IBMのはちょっと重たく深い感じですので私には丁度良いんですv
シャーシ内部にごっつい鉄板が入ってるまで、しっかりしています。

キートップは、真っ直ぐ上に引き抜けば外せますので、分解掃除が可能です。
もっとも、やる前にデジカメでキーの並び具合をメモ代わりに撮影しておかなければ元に戻す時に困ります。
とにかく沢山あるので、地道に根気良くお掃除です。
(お掃除用のウエットティッシュを使いました)

※写真は、ヤッている真っ最中です。

キーボードは白いんで、キレイにするととても気持ち良いですね。
もっとも、使ってりゃまたすぐに汚れてしまうんですが。


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