2008年05月のコラム
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●2008年05月25日(日)

今週、土(朝から)・日曜日(お昼まで)こちらは雨降りです。
すっごく盛大に降っております・・・・・。

余りにも降水量が多いと、排水が間に合わなくなり洪水となってしまいます。
現に、八幡宮周辺はどっぷり水に漬かってしまっているのです。
クルマの通行がかろうじて出来るかな、位。

こんな状態は一昨年もありましたし、その時はぶいぶいもあわや床上浸水!?ってトコまで来ましたから
結局、寝ずの番をすることとしました。
今朝ようやく雨も落ち着いてきたようなのでようやく帰宅した所です。
二日ぶりの我が家は、両親が温かく迎えてくれ、やっぱり良いな〜と思いますね。


で。
いつものデジカメは持って来ていなかったのですが、携帯電話のカメラで帰り道の川の状態を撮ってきましたよ。
すでに、通っている水量はギリギリなようでして、トドメにもう一発「ドシャーッ」って降れば
堤防が決壊してしまう可能性があるのでは??

撮影場所よりも下流は、もっと水量が多いです。
流れる水の飛沫が橋桁を掠めるほど。
当然ながら、南側の堤防が決壊するとぶいぶいにも影響してしまいます・・・・。

お宮さんの周辺は前述の通り、道路がほぼ水没していましたので
ちょっと迂回して帰ったのです。
新興住宅街が急激に開発された場所なのですが、地面が低い所にお家を建ててしまった方は気の毒ですね。
見る限りは、どの家もオミズに漬かっては居なかった様子ですが。
(大抵、土地に盛り土してその上に建物がある)

しかし気になったのが、防火用水池があちこちに作られているけれど
どこも空っぽに近い貯水量でして・・・・折角、困るくらい雨が降ったのにコレではいつお水を溜めるのだろうかと。

自然に手を加えて開発しても、やはり自然の力は偉大です。
床上浸水だけは勘弁して欲しいです〜〜〜〜@


●2008年05月22日(木)

上の画像をじーっと見ていると、動くように見えますv
(正真正銘のjpeg静止画像です。アニメgifではありません。)

あまり一生懸命見ていると気持ち悪くなってくるかも??

ここ↓から引用
北岡明佳の錯視のページ

この方、立命館大学のセンセイなんですね。本も出しているようです。


●2008年05月18日(日)

昨日は、GW中に空振りして喰いそびれた「野菜カレー」を食べにバイクで出かけました。
マシ〜ンは私の都合で、軽2輪/250ccクラス。

普通のバイク関係者のブログから言うと、車種はホンダ・NSR250R、ヤマハ・TZR250R、スズキ・RGV-γ、ひょっとしてヤマハ・RZシリーズ・・・
そんな感じになるのでしょうけど、(全部2ストなのは個人的見解です)
実は「ビクスク」と「オフ車」。
ちなみに両方共ヤマハですv

軽2輪クラスってのは、車検も無く維持しやすいとても美味しくて貴重なクラスだと思うんですよ。
気軽にお手軽に乗れて、使いようによっては充分すぎるほど楽しめます。
昨今のバブル思想や大型バイクブームの影響、そのほかエコ革命により、今ではバイクの主流では無くなってしまった感がありますが
これからバイクに乗ろうって方々をターゲットにする上で、軽2輪という制度はすごく大事に育てていかなければと思いますよね。


と、バイクの話はこれ位にして、本来のグルメのネタで進めて行こうと思います。

で、野菜カレーですが美味しかったですv
・・・こんな芸能人グルメ探訪番組並みでは、何も伝わりませんね。

食事をした場所は、本宮山スカイライン出口近くのロッジみたいな所でして
宿泊客以外は土日のみレストランがオープンしています。
GW中に行った時は、曜日としては平日だったんで閉まっていたのです。

そして、カレー。
グリルで焼いたコロコロお野菜が沢山入って、ご飯は少な目の具を主体としたカレーなのです。
サツマイモとかも入ってて、それが煮込まれてはおらず純粋に「食す」行為が美味しさの秘訣。
なので、時間を掛けてゆっくり召し上がり堪能するのが良いでしょう。
それを大自然ののどかな風景と一緒に。
これぞ、真の心の贅沢って感じです。


ただ、私が起き抜けにいきなり出発して、比較的すぐ到着してしまったがため、
そのような状況での朝ごはんとしてはかなりヘヴィ〜でした。


ヘヴィ〜と言えば・・・マムシは怖いですねぇ。
毒蛇ですから危険です。好きではありません。
ただ、「まむし」と呼ばれる物をグルメ的な見地から見ると、鰻のことなので、こちらは大好物です。
そもそも、名産地が近いから美味しいウナギはちょくちょく食べていたりします。

ちなみに、名産地には2種類あり、ブランド的には浜名湖、実質的には一色町となると思います。
ぶいぶいは丁度その2箇所の間にあるのですよv
さらに、地元びいきではありませんが全国レベルでも屈指の味を出す店だと自信を持ってお奨めできるのが
愛知県は東名豊川インター近くにある「京楽軒」。

実はかなり昔、ネットのオフ会を開催した時の主旨として「バイクに乗って美味しいウナギを食べに行く」で
このお店を皆様に紹介させていただいたことがあり、そのレポートもぶいぶいEg共和国のサイトの記事としてアップしていました。
多分、覚えている方はほとんどいないと思いますが・・・今から8年も前の事ですからね。
(実は、写真はその時の保存データから探し出しました)

注文を受けてからさばくので、料理が出てくるまでかなり待たなければなりません。
1時間位は覚悟しなければいけないのですが、お味は一言、「待つだけの価値はお釣りが来る位ある」。
すごく好評で、リピーターとなってしまった方もいると聞きましたv


鰻を食べようって習慣として「土用の丑の日」が定番となっています。
今年は、7/24と8/5ですね。
そもそも鰻の味わいとして濃厚コッテリを求めるのなら、本来は冬が旬なんですけど、まぁいいや。

またまた私の幼年期時代の話になりますが、子供心に「土曜・牛の日」と思っていましたv
まぁコレは常識的なセンなのでセーフかな。
現代っ子ならば、土曜日に吉野家(すき家とかでもok)で牛丼を食べる、となるでしょう。
・・・なんか思いっきり小市民的ですね。
でも、実際マジで「ゆとり世代」の人の中にはそう固く信じているのもいるのですよ。とってもミステリーです。

ちなみに、土曜ってのはもちろん間違いです。(たまたま土用の丑の日が土曜日に当たる事もありますが)

だがちょっと待って欲しい。(←どこかの新聞コラムみたいvあ、東西新聞の元ネタの所か)
本来はうなぎに限らず「う」の付く食べ物なら何でも良かったのです。
当然、牛の肉を食べるのも正解。
牛肉(ぎゅうにく)ではなく、あくまで牛(うし)の肉(にく)と呼べばですよ。
それがなぜ鰻になったのかは、実は諸説交々ありはっきりしていません。

ちなみに平賀源内がどーのってのをしたり顔で薀蓄足れ悦に入っていると思いがけず恥を書く羽目になりますよ〜〜〜〜@
それはあくまで色々な説の中の1つに過ぎず、真実とは断言できませんから。



鰻の代表的な食べ方は、蒲焼なのですがこれは広く知られている通り、大まかに関西風と関東風の2つの流儀が有ります。
通常どちらが良いかとか、どちらが好きかって話になるはずなのですが・・・・
はっきり言って、私は「どちらも好き・食べたい・美味しい」です。
大体、二者択一しなけりゃならない義理なんて何処にもありませんからね。
御馳走ならば全てゲット&イートってのが私の主義なのです。

美食の本質を追及しているのです・・・・カッコイイv
なんか、某グルメ漫画の様相を呈してきましたな。
いきなり「誰だ!この吸い物を作った奴は!」とか「主(あるじ)を呼べッ!」とか、「フッ。この雄山もナメられたモノよ。」とか騒ぎ出しそうな勢いですよ。


けれど、その実体は単に食い意地が張ってるだけの事なんですねv
美味しい料理を出されたらバクバクガツガツムシャムシャ貪り食う事が一番大事なことだと思います。マジで。
無駄なウンチクを垂れるより、まず食ってウンチにして垂れた方が良いですよv


で、ウナギでしたね。
ウナギってのは、隠語でナニ、という意味もありますし、漢字の鰻の読み方はマン、ですから
深読みすると、とってもアダルトですねぇ。
先日のバナナと言い、本当に中学2年生から何も変わっちゃあございませんな。



次回予告ですが・・・こうなったら、アワビのお話でもと思いましたが、実際アワビは高級食材ゆえそんなに食する機会は無いんです・・・・。
食べた事が無い訳ではありませんが、語れるほどのものではありませぬ。
実際、トコブシの方のが食べていますし。(中にはそれを鮑と銘打って出してる店も結構あったりしますよ)

じゃあ、アサリかな・・・・伊良湖の名物、大あさりってのもありますし。
でも、わざわざ食べに行くのも面倒だからパス。
貝類に関しては牡蠣の方が一番好きだったりしますし。

正しい話題の流れでは、マツタケとかウインナーの方が自然なのかも?
でもマツタケは未だシーズンではありませんね。しかも食べてもあまり美味しさってのは判らないし。
ウインナーの方は、ドイツ料理には疎いですし、魚肉ソーセージの方では万人ウケしない・そもそも若々しさに欠けますからパス。
理想のナニのイメージとしては、「肌面は魚肉ソーセージで、その実体=硬度はサラミ」なんです。
魚肉ソーセージをメインに持って来ると、「お肌はサラミで実体はヘニョヘニョな魚肉ソーセージ」となってしまいます〜〜〜〜@

まぁ食べ物と下ネタのコラージュって作戦は、この辺でひとまず区切りを付けた方が良さそうですね。

●2008年05月13日(火)

バ・バ・バ・バ・バ・バ・バ
・・・って何ぁ〜んだ?


このコラムでは画像が冒頭に出てしまうので、ナゾナゾになっていませんが、
答えはバナナ。

バナナと言うと、私もそうだったんですが子供達の大好物だったり、
古くは叩き売り、今はチョコバナナ&おどろおどろしいカラフルなトッピングでお祭りの風物詩だったり、
またオトナの方たちには、男性のナニの象徴だったりv

とても安く、でも栄養もたっぷりあるフルーツのバナナなんですが、
ちょっと調べてみたらこんなに大切に持ち運びが出来るアイテムを見つけてしまいました。(画像参照)
その名も、バナナホルダー
これの開発元は、日本バナナ輸入組合で、バナナ大学のページにも堂々と紹介されています。

ただ、バナナは傷みやすいので保存にも気を使います。
冷蔵庫に入れておくと、熱帯産の果物は変色して風味が損なわれる物が多く、バナナも例外ではありません。
風通しの良い直射日光の当らない所に置くのが良いのですが、底になった部分が自重で傷み黒ずんでしまいます。

ここで、バナナハンガーの出番です。
「バナナスタンド」との別名もあります。
こんな物まで市販されているんですねぇ。


バナナはまだ青いうちから収穫して、その後流通過程で熟すのを待って食べるのですが、
何で完熟バナナってのが無いのかなーと不思議でした。
これは検疫の都合だそうです。

また、子供の頃「バナナは種無し→絶滅してしまうかも?」「だったら食べられるうちに食べておこう!」と一大決心をし、
見つかって親に怒られるのを覚悟し、一房全部一気に食べた事があります。
(その晩、満腹でごはんが食べられなかったv 当然親は怒ったけど理由を聞いたら笑われた・・・・)

食べ時は、バナナの表面に茶色の斑点がポツポツと出て来た時点が最高に甘いですね。
若かりし頃、勤めていた会社の近くに(高級住宅街)果物屋さんがあり、高級なフルーツばかり扱っているのですが
そのお店の中にジューススタンドがありまして、そこのバナナジュースが至極の逸品。
一口、口に含むと体中に小宇宙が広がり、そこをふわふわと漂うように幸福感で一杯となり、
津波の中を泳いだり、口からビームを出したり、車椅子で階段を駆け上がったり、
褌(ふんどし)一丁で海をバックに「う〜ま〜い〜ぞ〜ぉ〜っ!!」と叫びたくなったりしましたね。
※ 全て、TV版のミスター味っ子のネタです。

まさに至福の一時でした。
正確な値段は忘れてしまいましたが、確か一杯800円位だったと思います。
あまりに美味しいのでお店の人に詳しいことを色々と聞いたのですが・・・
お店には一箱(5本位かな?)6000円超のプライスが付けられた高級バナナ(台湾産)がありまして、それを使っているとの事。
そのバナナに、ミルクと少々の生クリームが入っている様子。
塩とか砂糖とかは一切加えていない、純粋なバナナの風味だそうです。
もちろん、いつ行ってもある訳ではないのが残念でした。
バナナが入荷し、それが売れずに残ってしまった場合のみの裏メニューだったようです。(なので凄まじく甘美)


ああ・・・高級バナナ、食べたいなぁ〜@
ネットで検索していたら、三木果物店にありましたよ。
台湾バナナが高級品の代名詞かと思っていたのですが、それは昔の話だったようです。
(ちなみに台湾バナナ、は品種の名前でフィリピンでも生産されています)


皆が大好きなバナナですが、その舞台裏には色々と悲惨な歴史を抱えていたりします。
でも、そんな事を感じさせない美味しさが、バナナの良い所なんでしょうね。

ちなみに、最凶のヲヤジギャグとして君臨するのが「そんなバナナ(バカな)」。
これは禁句ですよ。下手すると殴られるか、良くても無視され軽蔑されること請け合いです。
もちろん嫌がらせの武器として使うのは、その凄まじい破壊力で文句無くNo.1でしょうv

アメリカンギャクにもバナナは良く登場しますね。
バナナの皮を踏んでの転倒とか、「ビバリーヒルズコップ」でクルマの排気管に突っ込んで動けなくしたり。
日本でも昔、エンジンオイルの「モービル1」のCMで極低温でも流動性を失わない100%化学合成オイルの特徴を、
凍らせたバナナで釘を打ってアピールしていました。
(ちなみにモービル1はとても良いオイルですよ。)

世界中の人に愛されるバナナ。
忙しくて朝ごはんを食べない人や、病気で体が弱っている人、スポーツマンの栄養補給などなどにも大活躍です。
ミルクだけではなくチョコやヨーグルト、アイスクリームとの相性もバッチリなのです。

そういえば地元にも「バナナセンター」ってのがありましたね。
ひょっとしてバナナの楽園?珍しいバナナが手に入るのか?と思いきや、
小売はしておらず、卸と加工をしている会社だそうです。


あぁぁ、バナナ食べたい・・・・。

次回はウナギの話にしよう。
何か思わせぶりでセクシー路線でしょ?フフフv

●2008年05月08日(木)

今期こそ、ぶいぶいコラムをしっかり更新するぞと固く心に決めたのですが・・・
やはり意志の弱さってのは厳しいものがありますね。
だからタバコもコーヒーも止められないんですな。

でも、必殺技としての「辻褄合わせ」。
気合を込めて書き上げました。
テキストが13KB位ですから、約6500文字ってトコです。

学校で作文を書く時の原稿用紙が、一枚400文字詰めですから・・・・
なんと!改行も含めて計算すると20枚位になりますね。
現在の大きな文字化した新聞だと、片側1ページと同じ位になります。


こりゃ、読む方は大変だ〜〜〜@
実はネタさえ思い付けば、書く方はそれほど大変でもないんですv


で、疲れたらこんなのはイカがでしょう。
無料FLASHゲームですv
Heavy Metal Rider

●2008年05月07日(水)

五月になりましたv
ゴールデンウィークはイカがだったでしょうか?
私はずーっと営業中だったのですが、昼間は抜け出してバイクで遊んでおりました。
たまには供給側の立場から離れて、使う側の気分を満喫したいのです。


今回は、ちょっぴり高級なパーツとしてコレですv

ビッグシーダ製:4Lモンキー用アルミタンク(¥40,950-)

これは4gモンキー('74-'77までのZ50J/J1)の最大の泣き所である、
リザーブの無いガソリンコックではなく、現行のリザーブ付きコックが使用できて
さらにピッグキャブ装着時にコックとの干渉を避けるため、コック取り付け位置まで変えてあると言う優れモノです。
お値段は結構しますんで、お客さんにお奨めしても中々ご決断いただけないのですが・・・

実は、4gタンク(通称おにぎりタンク)に付きましては現在入手が非常に困難で、かつ高騰しています。
頼みの綱の中古品にしても、ヤフオク相場で1万円以下で買えることはほとんどありません。
大抵は程度が酷く、サビにより穴が開いているものばかりです。
(現在開いていなくとも、サビ取り剤で処理するとほとんど穴が開きます)
実は1つ修復中のが手元にあるのですが、ロウ付け補修しつつサビ取りしつつ・・とすでに何回か繰り返しているのです。
ごくたまに未使用新品デッドストック品が出ていたりしますが、4万円前後とかなり高いプライスが付いていたりしますね。
むしろリジッドサスの「かまぼこタンク」の方が安く簡単に入手が出来る事がある位です。


で、サビて穴開きのタンクを補修するとなると・・・・これがまた結構手間だけではなく、お金が掛かるのですよ。
(1)サビ取り剤・・・花咲G、Wako'sピカタンなど ¥5250〜¥6800-
(2)銀ロウ付け・・・銀ロウ、フラックス、トーチなど ¥3000〜¥4000-
(3)コーティング剤・・・Wako'sタンクライナー ¥6300-
★★★ここまで小計¥14550〜¥17100-(約¥15000-)

ここから更に、塗装が必要です。
塗装に関してはプロに出す場合でも値段にはかなりの開きがありますが、
ソリッドカラー(単色)で修正ナシなら、1万円前後くらいが相場ですね。
もちろん凹み修正したり、凝った色(キャンディ/多色など)にすればするほど高くなりますが
折角やるんならって事で思い切って資金投入するのがコツです。
ケチるとロクな事はありません。
出来上がり仕上がり優先で見積もると、1.5〜2万円出す覚悟で依頼した方がよさげです。
じゃあ自家塗装で、となる訳ですがこれがまたクセモノだったりします。
塗料関連ってのは意外と高いのですよ。ここではスプレー缶で計算します。
プラサフが1本¥1000-位(このタンクの大きさだと1本で大抵ok)、
ウレタン塗料が1本¥2000-以上して、2本+クリヤ1本の計3本は必要です。
そしてペーパー(ホントはスコッチブライトが良いんだが)などで少なくとも¥1000-位必要ですから、
道具や設備の無い状態からですと、タンク1個塗装するのに¥8000〜10000-掛かってしまいます。
手間・仕上がりを考えるとプロに頼むのと変わらない、と言えますね。
費用節約のためではなく、手間自体を楽しむ方でなければ自家塗装はお奨めできかねます。
★★★ここまでの合計は約¥30000〜

・・・つまり、ベースとなるタンクを調達するのと合わせると、充分にこのアルミタンクを購入するのに見合うんです。
本来大きいバイクではアルミタンクってのは10万円前後する物ですから。
それとタンク=燃料供給装置ですから、信頼性の点でやはり新品にするのはとても有意義な事です。
内部にサビ異物が混入しているとエンジンの調子まで影響しますし、穴開きで燃料漏れをすると車両火災のリスクもあります。



あ、エンブレム関連も必要ですね。
純正風デカールが¥3000位、立体エンブレムが1セット¥3600〜¥4800、画像のシンプルなシールは¥420-でした。
それとガソリンコックが¥2500-位。(ホンダ純正以外は、粗悪品ばかりですからお奨めしません!)
タンクキッャプは写真の物(純正)だと¥1610-です。
他にタンク固定のゴム3個が必要です。
4gおにぎりタンクのモンキーでは、機会があれば新品にしたい部分です。

ただしエンブレム・デカール類はデザインのまとまりを考慮して選ばないととても悲惨な結果となります。
初心者が犯しがちな、超激ダサ/ダメダメ仕様の王道ってのがあるんですが・・・
「色は、ブラック1色」
「塗装のコストをケチってクリアが弱いまま」
「やたらと豪華でケバケバの立体エンブレム、しかも流用」
これに古いコックが付けば完璧(?)ですね。

なぜ↑がダメなのかって言いますと、まず黒という色。
黒色ってのは使い方が難しいのです。
バイクのデザイン配色の基本は、色の対比と大きさのバランスです。
タンクが黒色ならフレームは何色になるんでしょう?
黒色と対比させると映えるのは、例えば金色が代表的ですね。(仏壇が良い例です)
大きさのバランスに関しては、大きい物は小さく、小さい物は大きく見せるのが基本ですが
おにぎりタンクは元々バイク車体に比べて小さいので、大きく見せなければなりません。
どうしても黒色にするなら、ゴールドのピンストライプを加える等の工夫が必要です。
・・・これ、ゴリラでホンダがやってますね。
白や黄色や赤系の、明るい膨張色との組み合わせも良いですが、色数が増えれば費用に跳ね返ってきます。

そして2番目のクリアに付いて。
ベース色が黒ならば、可能な限りクリア層はぶ厚くしたいのです。
ようするに「ツヤ・テカり」があってこそブラックの高級感が出るのです。
この辺りが、判っていない連中の仕上がりがダサくなっている原因なのですよ。
ゆとりって言うのか思慮が浅いってのか、黒は黒としか認識しないのです。
クラウン・セルシオ・メルツェデスベンツの黒色と、味噌汁飲むお椀の黒色との違いです。
時々何をトチ狂ったのか、艶消しブラックにしてあるのを見かけますが・・・目眩がしますね。

「お金をケチる」のと「コストダウン」とは根本的に違います。
コストダウンするにはその根底に高度な技術ノウハウがあってこそなんです。
技術もノウハウも持たないのに安く仕上げようってのは大間違い。
例えて言うならば、日本製の量産品vs中国製安物の差といえば判りやすいでしょう。
安物で粗悪品を作ってどうするんですかねぇ。
そもそも大昔のバイクを今の時代に乗ろうってんなら、これは所謂「趣味の領域」「贅沢」なのであって
お金は掛かって当たり前なのです。
ましてやタンクってのはバイクの顔。仕上がりの程度が大きく印象を変えます。
そもそも塗装をして「キレイに・美しく」するのが目的な筈なのに、浅はかな考えでこねくり回せば
結果がおかしくなってしまい、本末転倒となります。
すると、第三者が客観的に見て「いったいこの人は何をしたいんだろう??」と困惑しますし、
そのような理解不能な事柄に対して生理的嫌悪感をもよおすのは自然の成り行きです。
もし、機能さえ果たせばと割り切るのならそれでも良いですし、プロセス自体を楽しんで結果を求めない(例え失敗しても)場合もそれで良いとも思います。
まずは落ち着いて冷静に、どうしたいのかを見失わないように心掛けなければダメですよ。


エンブレムに関してはとても難しいです。
大きさとのバランスも配色コントラストもバイク全体のイメージも全部ひっくるめて考えなければなりません。
丁度良いのが見つかれば良いのですが、流用する場合は似通った大きさの物から選ばなきゃなりません。
この時、組み合わせバランスを考えず、エンブレム単品だけで見ると確実に失敗します。
これは何事にでも言えるんですが。


結局、デザインをいじる時に大敵なのは「面倒臭い」「けど高望み」という気持ちでしょう。
黒にしたがるのは、塗装がやりやすいから、コストが抑えられるから。
(本当はクリア層をかなり徹底的にやんないといけないから高いのです)
で、やっつけで色を決めたのに、小物だけは豪華絢爛にして誤魔化すと。

おにぎりタンクは、個人的には明るい色でまとめるのが無難だと思います。
ぶいぶいでは大抵が白です。微妙にパールにしたりもします。
そしてデカールでちょっと色を加えて、可愛らしさを出すようにしています。
もしくは純正仕様ですね。


と言うことは、もし仮に良くある程度の4gタンクを持ち込んで、ノーマル仕様にて補修し完成させる見積もりは・・・・
もちろん現物の程度によりけりですが、工賃コストを除外して考えると少なくとも3〜4万ほど。
ここに工賃を加えるとなると、手間と必要時間を考えれば2万円位は少なくてもいただきたいです。
よって、5〜6万は必要となりますが、実質的には新品か上物の中古を探した方が良くなりますね。
もしくは、やはりアルミタンクですv

ちなみにアルミタンクへの塗装ですが、アルミは塗装が載りにくいのでその辺りの技術ノウハウのある専門家にお任せしなければ
後々悲惨な事になりますよ。
もちろん無塗装のバフ掛けのまま使う場合はこまめなお手入れが必要です。
(こういう所がマニア向けたる所以です)
そして、日頃の取り扱いには注意しなければなりません。
ちょっと何かがあたるとすぐに凹みますし、水分が付着すれば白くサビてきます。
アルミ製品をメンテナンスフリーに使いたい場合の標準的な仕上げといえばアルマイト加工なのですが
これだと表面の輝きと質感が失われてしまいますね。
社外のあわせホイール何かだとメッキが掛けてあるものが殆どです。
(ポリッシュ加工、と言ってるのがこれです。キズ修正して研磨する事は不可能ですからご注意。
私は最近新品のにキズ付けてヤッてしまいましたv)


これだけアルミタンクを持ち上げといて何ですが、一つだけ苦言と言うか重箱の隅突付きを。
タンクの下端の部分に、ノーマルでは存在する耳がありません。
底板と上半分を溶接結合している部分の事です。
これが形状のイメージとして、なんかポッチャリした感じを与えるのです。
バイクのスタイル的に、ちょっとメリハリが薄くなる感じでしょうか。
この印象の差が人によっては気になるかも。


それと、中国タンク。
最近ヤフオクを見ててもかなり相場の値段が下がっているようでして、大容量ゴリラ化を考えている人には大いに気になるでしょう。
でも、ちょっと待って下さい。
所詮中国製品。つまり何か罠がある、新品ジャンク。
「でも使えないっとコトはないだろう」と考えるオボッチャマ&オジョウチャンには
「ちょっと前になるが、騒ぎの渦中に中国製冷凍ギョーザを貴方は平気でパクパク食べられる位の度胸がおありだったのですか?」と問いたい。
その位のズ太い神経の持ち主でなければ、激安中国製品なんて使いこなせませんよ。

つまり、「ヤフオク買いの銭失い」とはよく言ったものでありますv
ちなみにタンクに関しましては、キャップが専用のでないと使えない、そのキャップの嵌り具合が悪く
キーが機能しないとか、嵌らないとか、取れなくなるとかの不具合があります。
そして怖い事に・・・接合部分から燃料が漏れてくる物も。
振動で溶接部分が剥がれて走行中にガソリンを撒き散らしたという事例もあります。
材質的な問題で、サビも来やすい傾向が見られますね。(これはキ●コのビッグタンクも同様)
板圧も成型加工性優先で、ホンダ純正より薄いですから長くは使えないんです。
もちろんハズレ品ばかりではなく、中には当たりも混じっているので、そういう運試しを楽しむのと
ここまでダメダメなのか〜とびっくりするのには良いですね。
基本的には値段相応の粗悪品と考えた方が間違いないです。

ちなみに、現行形状のタンクに付いてはホンダ純正部品で購入すると、意外と安いんです。
エンブレムやデカールもちゃんと付いていますよ。
燃料コックとキャップ、取り付け部分のゴムは別売りです。

価格は、デザインにより高いのもありますが(例えばメッキとか凝った色のとか)、
大体、モンキーの5gらっきょタンクが2万円前後、ゴリラの9gタンクが2.8〜3万前後です。
オートバイのタンクってのは少なくても4〜5万位するのが本当なんですが、やはり原チャリですからね。

ちなみにドカティのタンクだと16万位してたようです。国産の大きいクラスだと8万円前後が多いです。
レーサーレプリカみたいなのは5〜6万位ですね。

原付クラスで、スクーターとかダックスとかの内臓型(インナータンク)は5千円前後で買えてしまいます。
・・・サビ取りなんてバカバカしくてやっていられませんね。
花坂G買うお金で、実は新品タンクが買えるのです。
この辺の事に関しましては、しばしば補修の依頼を持って見えるお客様がいらっしゃるのですが
私のポリシーとして、ちゃんと説明して新品購入をお奨めしています。
もちろん修理で請けた方が工賃収入=利益が大きくなりますから魅力です。
部品売りのマージンなんてたかがしれていますからね。
でも中々納得していただけないんですよ・・・。

なので、「もしこのタンクに、例えば初恋の女性の想い出とかが一杯詰まっているのならば、あえて修理しますけど」と説得します。
新品購入>修理、と勝手に思い込んで勘違いしている方の誤解を解くのは一苦労なんです。
もっとも、新品購入を決意された方でも当店で注文して行ってくれた方ってのはいまだかつて1人も居りませんv

大抵、修復は見合わないと納得していただけた方のほとんどは、「じゃあ中古品探して」ってなりますね。
今はフリマだけではなく、ヤフオクだってモバオクだってあるんですから自分で探そうと思えばかなり楽なんです。
もちろん中古品なので程度がさまざまですから、その辺の見極めが重要ですけど。
当然、そのまま使えるかどうかも判らないですし、補修が必要だったり、
出品者の勘違いで違う車種用のが来たりもする事があります。
・・・それを代行するならば、それ相応リスクに見合う人的コストが掛かって来ます。
幾らになるのか、は明確な規定は存在しませんから都度ご相談となります。
割に合わない事はしませんし、そもそもそのような業務は通常取り扱ってございません。
つまり少なからずの費用が加算される訳でして、結果的に幾らになるのかは不明ですが大抵の場合安くはありません。
そうするとやはり新品が買えてしまいます。

もちろん、その辺りの事情はお客様はご存知ないのが当たり前なので仕方ないのですが、
少なくともこちらが誠心誠意ご説明差し上げている時には、多少なりとも耳を傾けていただいて
ご理解していただく努力はお願いしたいです。
無理難題を吹っ掛けていただいても、出来ない事はやりません。

お客様は神様でありますが、神様は私たちを生かして下さるからこそありがたいのです。
人々の役に立たない貧乏神や疫病神も神様である事には変わらないのですが・・・・・勘弁してね。



と言う事で、GWも含めた7日分、長々〜と書きましたがまとめると、

必要なコストは惜しまないでネv

と言う事と、やっばイイものはエエなぁ〜ってコトです。

※このアルミタンクの魅力は、オーナーさんにはきっとお判り頂けると思います。
 そして、宝物として大切にし愛情を注いで頂けたら、このタンクをチョイスした者として幸せです。


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