●2008年02月13日(水)
久しぶりに、カブ系エンジンのヘッド加工です。 少々時間を頂いたので、サンドブラストもしましたv 仕様としては、まぁ普通の小さいキャブ&純正マフラー準拠で75〜88ccのワイドレシオ用です。 カムスプロケットカバーもちょっとバフ掛けて仕上げました。
・・・・シャリィなんで、見えないってのがちと難点。 12v中期シャリィは初めてなんですが、いろいろ混沌としています。 腰上に関してはクランクも含めて12vカブに準拠していますね。 ただ特徴的なのがカムカバー。ジャズと同じ短いフィンのが付いています。 これはレッグシールドとのクリアランスが狭いのと、エンジン上半分がフレームに隠れるレイアウトゆえでしょうか。 オイルポンプは12vカブ70/90と同じ大容量の物が付いています。 やはり、冷却は強化してありますね。 エンジン掛けっ放してオバチャンが長話してても壊れないように・・・。 エンジンマウントが唯一、ラバーマウント(アッパーのみ)になっていたりしますし、 キャブレターが新旧共に、特殊なタイプです。 (ちょっと癖があるのでセッティングしにくい) ラインナップに70ccもあるのですが、マフラーは共通でした。
デイトナのカム(リミッターカットカムというふざけた名前が付いていますが、ハイリフトでよさげなカムです)、 いつものキタコ鉄シリンダ75ccとの組み合わせです。 ・・・シリンダにもマウントがありますので、レッグシールド取り付けのボス穴がないと具合が良くないんですよ。 オイルポンプはカブ100EX、クラッチスプリングはカブ90用です。 自動遠心クラッチ3速、タイヤサイズは前後共チューブレスの3.50-10です。 装備としては、純正で燃料計が付いています。 後付けでハザードが付いていたり、リヤボックスにハイマウントストップランプ付き。 親切設計ということで、リヤボックスとバイクのキーは共通にしております。 もちろんベトナムキャリアやプチ前カゴ、ドリンクホルダーもついています。 オーナーさんは心待ちにしていますので、早いとこ仕上げて納車したいのですが、 作業しだすとついつい念入りに、細かい部分までやり出してしまうのです・・・・。 カオスのような混沌としたシャリィエンジンなので、紆余曲折アリアリですv
|