2007年04月のコラム
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●2007年04月19日(木)

なんか寒いんですけど〜。
4月も半ばを過ぎていますから、とっくに春のはずなのに。

♪春なのに〜、春な〜のにぃ〜・・・♪って唄がありましたが、とにもかくにも「寒い」としか言い様がありません。
コンビニに行って「おでんは?」と聞いたんですが、早々とお終いにしてしまったそうです。


と言う事でもないのですが、↑こんな物を買っちまいましたv
ずーっと昔から欲しい欲しいと思っていた、Jun製/49.5mmロングストローククランクです。
もちろん、カブ系Eg用ですからモンゴリなどの12v仕様車とかに対応しています。

名づけて、『そ〜よ、母さんも長ぁ〜いのよ〜♪クランク』ですv
母さんは女性ですからクランクもピストンも付いていませんが、所有はしています。
それが、父さんなのか、若いツバメなのかは不明ですが・・・・。

で。
他所のメーカーからもロングストロークなクランクは出ているのですが、この製品はちと特徴があるのです。
コンロッド長で寸法を合わせてありますから、通常ストローク(41.4mm)のピストンがそのまんま使えます。
また、むやみに軽量化とかしていませんのでズルリズルリ・ヌルヌルなトルクフィールが実現できそうですv


真面目に行きます。
49.5mmのストロークと言えば、ホンダ純正カブ90/CD90の寸法です。(実際は85cc)
カブは90も70もピストンは同一で、ストロークが変えてあります。

しかし純正流用はちと難しいです。
理由は、連桿比を上げ振動や耐久性を向上するためシリンダー長が6mmほど長いのです。
当然シリンダースタッドボルトやカムチェーンもその分長くしてあります。
※オートバイ工房に70/90純正シリンダが比較できるよう置いてありますv
なので、シリンダヘッドと前タイヤのクリアランスがきつい、モンゴリに90エンジンは載せにくいのです。
もちろん、マフラーも同様に取り付けが少し前の方になりますね。

50/70cc用のクランクから僅か8.1mmのストロークアップですが、実は排気量として18%も大きくなります。
さらにピストンスピードの加速度とかも大幅に変わりますので、Egフィールは激変するでしょう。
当然ながら高回転はちょっと苦手になる傾向はありますが、底力が出るので実用パワーはかなり向上します。
しかし、クラッチは一次側のままではちと厳しいかも知れませんです。


で。
これは私の『ぷちとまと君』に組み込みたいと思っていますv
前人未到の、50ccヘツド改でのストロークupに挑戦するんです。
多分、カム周りとかが厳しいのかも・・・と心配はありますが、まぁダメだったら元に戻せば済みますし。
何をどう何回やっても工賃タダってのは強みですv  (←私、バイク屋だし。自分でしないとイケナイのがちょっと辛いが)
シリンダーボアが52φですら、都合105ccとなりますね。
吸排気システムもそのまま使いたいですが、これは後から考えます。
オイルクーラー、要るのかな・・・・・。一応、用意だけはしてありますが。

今までのフラットトルクかつ高回転の素直な特性を失いたくはありませんが、立ち止まってても進歩がありませんからね。
てか、本当はクランク替えるつもりは無かったんです。
ちゃんと程度の良い純正クランクは2本ほど用意していました。
が・・・それらはモロモロの事情で、お客さんのバイクに使ってしまったんです。
どうしても自分のバイクよりお客さんのを優先しますから仕方ないんですけどね。
ちなみに、純正クランクは新品にて約2万弱ほどのお値段です。
このJunのは、\20,800-です。あまり変わんないですね。
(※交換にはガスケット類も別に必要です。それと工賃もv)

今後また程度の良い中古クランクを仕込んだ所で、結局自分のバイクには行きそうもありませんから、いっその事コレを買ってしまえ!とヤケを起こしてワンクリックしてしまった、と言うのが正直な所です。
へっへっへっ。譲って欲しければ、新品価格で買いなさい。
そもそも一般修理、しかもエンジン関連では中古パーツは使わない方針なんですが、でも大きく費用が掛かりますからねぇ。
本来ならば、エンジン死亡=そのバイクは終わりに限りなく近いんです。

もっとも、↑のようにしても、結局工賃はすごく掛かるのでオートバイ工房としてちゃんと利益は確保出来てます。(つまり、そうで無ければ手持ちの秘蔵パーツなんて出しませんです。)
売っても良いのかダメなのかは難しいので、都度御相談下さいね。 ※クレーム防止の為、対面販売限定。

但しオートバイ工房/ぶいぶいEg共和国はいわゆる「中古部品商」ではありませんので、品揃えなんてのは全く期待できません。
「売ってやる/買ってやる」ではなく、たまたま成り行きで部品をお譲りする事があるやも知れない、と解釈して下されば良いです。
値段の相場の目安は、新品の半額を基本に程度により調整。

まぁ安く済ませたいならば、支払い金額だけに囚われないようにするのが得策です。
世の中「値段相応」ですから、安い物には安いなりの理由ってのがございます。
私の方の姿勢としては、「結果的に効率良くお金を使う」と言う考えを推し進めたいので、場合によってはむしろ新品パーツを奨める事が多々あります。
でも、あまり「お金は使いたくないけれど、イイ思いだけはしたい」ってのが強過ぎるのは困りますよv


で、一体何時組み込むんだ?ですが・・・・。

ひたすら、未定です。やはりお客様の方の作業が優先ですからね。
先のこたぁワカンネぇもんですな。

今日の所は、温めた牛の(・人・)汁でも飲んで寝ますv
  牛乳ですよ↑。イヤらしい物じゃありません。

●2007年04月18日(水)

ずーっと探しておりました、ラッタッタですv

正式名称は、ホンダ・ロードパル [NC50}と言いまして、
1976年発売のいわゆるミニバイクです。(スクーターじゃないよ)
この時代に出ていたミセスの足としては、自転車+エンジン付きのモペットであるリトルホンダPC50とか、ちょっと大きくなりますがシャリィなど。
このサイズですと、自転車感覚で乗れるバイクなので、買い物などにはとても便利でして、当時ものすごく大ヒットをした車種でございます。
これが出てから、ヤマハ・パッソル、スズキ・ユーディー(&ユーディーミニ)などが続々デビューして、
ロードパルも次々と改良されたり姉妹車が出たりとかして、その後のスクーターブームに繋がりました。
スクーターのヒット作は、1980年発売のタクトだったと思います。



80年代は製造メーカー問わず、原動機付き自転車/50ccバイク=「ラッタッタ」と呼ばれる事が多かったですね。
※大きいバイクは大抵、何でも「カブ」と呼ばれていました。
私が不思議でならないのは、そのラッタッタとカブの境界線が何処にあるのかなんですが、どうやら見た目の大きさのようです。
この時代は、ヘルメットの着用義務はありませんでしたのでノーヘルにてまさに自転車のように乗っている方もいました。
もっとも、ほとんどの方はちゃんとヘルメットを被っていましたけどね。
元々ヘルメットなんて物は自分の身を守る物ですから、自分自身で判断すりゃ良いんですが、いざ事故となった場合には相手や周囲に迷惑を掛けますので絶対に被るべき物だと思いますよ。
誰ですか?「大抵事故の時は相手が悪いんだから、別に良いじゃん」とか言ってる人は。
どっちが良かろうが悪かろうが、怪我したり死んだりするのは自分です。
「自分は悪くない」ではなくて「事故に遭わない」様に心掛けなくてはバイクやクルマを運転してはイケマセン。
周りにとってすっごく迷惑ですから。(でも実際、そういう人多いんですよね・・・・困ったもんだ。)


で。
我が家には、新車でこのオレンジ色のラッタッタを買って母親が乗っていました。
(最初で最後の、新車の乗り物とのことでまさに記念すべきバイクです。)
前カゴはオプションでしたが、便利なのでほとんどの方が付けていました。
大抵、荷台には自転車のゴムひもが巻いてありましたね。


ロードパルの説明に戻ります。
>>>ホンダのサイト:新発売 ロードパル(NC50)
エンジンは、ごく普通の空冷2サイクル。ご覧のとおり自然空冷です。
変速機は遠心クラッチ/変速比固定。平坦路で45〜50km/h弱の最高速です。
(めっちゃくちゃ遅い、と言われていますが車体が軽いのでそこそこ軽快に走ります。本当にそこそこですが・・・)
燃料タンク容量は2リットルなので、こまめなガソリンの補給が必要です。
始動方法は独特です。
セルは付いていないのですが、オバチャンではなくミセスにも楽々エンジンが掛けられるように「タップ・スターター」というメカです。
具体的には、ゼンマイの力でエンジンを掛けます。

(1)キックアームを3〜4回、「じょりっ、じょりっ、じょりっ・・・」っと踏ん付けてゼンマイを巻きます。
(2)キーを走行または夜間・・・つまりonにして、必要に応じてハンドル右チョークレバーを引きます。
(3)後ブレーキを思いっきり握ると、「ボフンッ!・・・テケテケテケテケ・・・・・」とエンジンが掛かりますv

電装系は6vですし、安価なバイクなのでセルは採用されていませんが、
こういったメカニズムを搭載してくるのがホンダらしいですね。
ちなみに、翌年にモデルチェンジして「ロードパルL」となった時には更に進化して
ゼンマイは自動巻きとなりました。
30mほど走行すると自動でゼンマイが巻かれるので、この「じょりじょり」ってのをしなくても済む(事が多い)、超〜楽々な仕様です。
エンジン掛ける時は確か、ボタンを押しながら後ブレーキを握るように操作が変わったと記憶しています。

もっとも、実際はしばらく乗っていなかったりしてエンジンの掛かりが悪いと、何度も「じょりじょり」としなくてはならないので、結構足が疲れたんですけどね。
※この商品はバッチリとメンテナンスしたので、始動性はすこぶる良好ですv


当時のCMは、大女優である「ソフィア・ローレン」が出演していました。
あくまで私のあやふやな記憶なんですが、ケーキだかパンだかクッキーだかを焼いてて、ふと何か調味料かを忘れてこのラッタッタで買いに行く、というものだったと思います。
すごく見事な(・人・)で、流石外人は違うな〜と感心しましたv
・・・私の中での追加ストーリーは、買い物に街まで出かけたが財布を忘れて、お日様や犬やネコにまで笑われてしまった、と。
(↑由来はサザエさんです。昔から想像力はたくましかったv)


タイヤサイズは前後共、2.00-14。
現在ではこのサイズのタイヤを使っているバイクはありません。
一応ストック用としていろいろ探して、2本新品がまもなく手に入りそうです。
勿体無いので、今付いているタイヤがダメになってから交換しようと思います。
残念なのが、速度計が調子悪くて指針が気ままに振れる症状があります。
動いている事は動いているんですけどね。(内部の問題なので修理が出来ない・・・)
しかし、元気良く走るラッタッタは現在ほとんどありませんからこの辺りは妥協が必要でしょう。



現在、オートバイ工房にて置いてあります。
一応、現状にて販売も考えてはいますが価格などは未定です。
新品のタイヤが入手できれば、3万を超えてしまうかな。
我が家の思い出のバイクなので手元に置いておくかも知れません。
(なのでオレンジ色じゃなきゃ、ダメだったんですv)

●2007年04月11日(水)

下の方にも同時にupしていますので、よろぴくv

ここんとこ、イロイロなお仕事が来ていますがかなり私の趣向とマッチしたのがこれです。
名前は、「たまごちゃん」。(ニックネームは「たまちゃん」)
いつもの通り、見たまんまです。
チャームポイントは、「なんだ、どノーマルじゃん」。
そうです。基本的に何も形は変わっていません。
でも、遠心クラッチなんです。

元々、1967年(昭和42年)発売のZ50Mモンキーから、モンキーと言えば遠心クラッチ仕様のみだったのです。
マニュアルクラッタになったのは、1984年の初代ゴールドモンキーから。
(一般モンキーは、翌1985年からです。)
丁度その時にエンジンも改良されて、2.6ps→3.1psとなりました。
現在では、遠心クラッチのモンキーはありません。

と言う事で、「モンキーって言ったら、自動遠心クラッチであるべきだ!!」と伝統を重んじる考えからこんなのを作ってみたかったのですv
(※ちょっと前に、Jimmy君ってのを売り物で作りましたが売れちゃいました。)
もちろん、排気量はちょろっと大きくなってますし、ミッシヨンは豪華に4速が入っています。
ベースEgは、エコノミーカブですv

ステップ周りとかは結構工夫が必要ですよ。そのまんまではくっつきません。
左側スイッチも、他車種流用(+加工必要)して、ごく当たり前な状態に見えるようにしています。
メーターも、95km/hスケールに交換してあります。

ついでに、とっておきの仕掛けがあるんです。
エコカブには、ニュートラルスイッチの他に、トッブギヤスイッチも採用されています。
それを活用して、4速トップに入れると速度警告灯が点灯するように改造してあります。
部品代はほとんど掛かりませんが、手間はすっごく掛かります。
(メインハーネスにラインを1本追加しなければなりませんので)
実際の走行では、マジで便利です。
幻の5速に入れようって気が起きませんし、またトップギヤ走行→停止→ニュートラルへという状況では、なんか信号が変わるみたいで豪華絢爛v
(※このミッションは、ニューロータリーなので走行中トップ>Nには入りません。)


●2007年04月10日(火)

↑かな〜り、カワイイ写真が撮れましたv

昔むかし、「親亀の上に小亀が乗って、そのまた上に孫亀が乗って・・・」
という歌だか呪文だかをお年寄りに聞いたことがあります。
状況・情景は思い浮かぶのですが、それがどうしたのかは全然判りませでしたが
多分、とても面白くコミカルなんだろうな、と思いました。

で。
コンビニで時々見かける¥400-位のバイク模型をいくつか衝動買いしたのがあるのですが、
モンキー/ゴリラのシリーズとスーパーカブのシリーズで私のコレクションのうち
丁度、お客さんのモンキーと同じカラーのがありました。
こうやって並べて写真を撮ると、やはりコミカルなイイ絵が出来ましたv

(この模型は、お客さんにプレゼントしましたv 家宝にしていただけると嬉しいですね。)

●2007年04月07日(土)

本日と明日の土日は、オートバイ工房の近くにある八幡宮のお祭りです。
丁度のぼりを近所の方々が立てていたので写真を撮りましたv

とても由緒正しいお宮さんで、本殿は何と530年も前に建立されたそうです。
詳細はココ。(豊川観光マップへ)

ま、オートバイ工房の建物は周りで一番古いんですけどね。
道路拡張工事/河川改修工事おかげでほぼ全て引越しまたは建て直しされています。ウチだけ残ってる・・・・。
まるで、成田闘争本部何ちゃら監視小屋みたいな様相を呈しています。
私はそもそもそんなキャラじゃないですけどね。何でもイイや派(?)です。


で、話を戻します。
豊川の八幡宮境内には、さざれ石もありますよ。
古(いにしえ)の恋歌、国歌の「君が代」に詠まれている石です。
写真にはまだ撮っていないんですが、和の風情みたいなのがあります。
八幡宮には、遠くから参拝される方もちょくちょくみえます。
一応、ウチは表参道入り口にあるんで・・・土産物屋さんのポジションかな?
人が沢山来れば、チョコバナナとかたこ焼とか綿菓子とかの屋台を出してもおかしくないです。

もし、気が向いたらお祭りを見に来て下さいね。
桜がキレイですよ。

実はこの日は夜なべしててそのまま寝てしまいましたv
夢の中の世界を漂ってて、突然トカレフ拳銃の発射音が!!
びっくりして目が一気に覚めました。文字通り飛び起きました。
すると外でざわざわ騒いでるし、何か物を引きずってたり、人が大勢居たり・・・・・
しばらくの間、状況判断が出来ませんでしたv
実は花火だったというオチ。
この写真ののぼりを地元の方々が建ててたんです。


●2007年04月06日(金)

まずは、景気付けとして。

ぶいぶいEg共和国周辺には春が来て、桜が満開となっています。
お花見のピークは今度の土日だと思われますね。
以前、勤め人時代にはほぼ毎年浴びるほど花見酒を飲んだものですが・・・・
今ではほとんどそういう事は無くなりました。
うっかりお酒が残ってると次の日の業務に支障が出ますんで。


しかし、春が来ているはずなのに天候はヘンです。
普通「春」ってのは気候が温暖となり過ごし易くなるはずだったのに、
現実としては昼間は初夏並みにクソ暑くて、夜になると真冬並みに冷え込むんです。
よって、まだストーブは活躍中です。(ちっちゃい方にはしましたがv)

でも、自宅庭にはチューリップが満開全開となってます。
色々なカラーで、なんかアイスキャンディー売り場みたいな雰囲気ですね。

もし、このコラムを開いた時のBGMがパチンコ音楽だったなら、まさらカラオケで言う
「ムードを盛り上げる映像付き」ってトコでしょうか。


もっとも、オヤジに言わせると「今時こんな曲掛けてるパチンコ屋なんて無いよ」
「お前はいつの時代の人間だ?ジジ臭せーぞ、ワッハッハ」だそうです。
・・・爺さんにジジイ呼ばわりされて、正直凹みます〜〜〜〜@
※ちなみに私はパチンコはしません。パーラーには放送設備のメンテの仕事ではちょくちょく行っていましたけど。

●2007年04月03日(火)
ものすごく、変な天気が続いておりますが皆さんイカがお過ごしでしょうか?

ひょんな事から、委託販売を依頼されたモンキーちゃんの紹介です。
Z50Zで、カマボコみたいなタンクのリヤサスが無いタイプです。
エンジンはダックス70のが載っています。

名前は・・・・・Yakiniku。

ぼーっと眺めてて考えていた時、ふと焼肉が食べたくなったから。
そう思ったら、色目がどうしても焼肉に見えてきてしまいました。
まぁSukiyakiってタイトルの歌がある(注:上を向いて歩こう/坂本九)位だから
外人さんのセンスに合わせれば、これもアリかなと。


リジッドサスと言いますが、実はフレームがリヤサスを兼用しているので乗り心地はそれほど硬くありません。
ノーサス、とも呼ばれますね。悩殺して刺してしまう・・・なんてイヤらしい想像をしてしまうのは
多分、春の陽気のせいではないでしょうかv

このタイプのモンキーで、「二人乗りしたいんですけど・・・・」と聞く人はさすがにいませんです。
※時々50ccスクーターで二人乗りしたいという要望があったりします。
 でも、法で禁止されてるのでダメですv


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