2015年09月のコラム
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●2015年09月10日(木)

ずいぶんと、ご無沙汰をしておりました。
この夏の間はとても忙しくて、毎日ヘトヘトになっていたのもあるのですが・・・・・
実は、新しい趣味が1つ増えてしまいましたv
やっぱり、ココロに潤いってのが必要ですからねぇ。


と言う事で、お話は7月下旬に戻ります。
とても暑くなって来て、お仕事も忙しくキリキリ舞をしておりましたし、プライベートでもちょっと問題を抱えてて精神的にも追い詰められていたりしました。
気分転換にカラオケなんかにもちょっと凝ってみたりしましたねぇ。

ぶいぶいコラムでは、丁度そのカラオケ関連の機器の記事を書いていたと思いますです。
まだ途中だったんだけど、それはおいおい機会があれば続編を書きたいですねぇ。

まぁその音楽つながりなんですが、もうちょっと本格的な方向に行ってみようかという気持ちになったのです。
私は元々は鍵盤楽器をメインにやっていたんだけれど、最近は専ら打ち込み(DTM)の方でしたねぇ。
そんなワケで、ちょっとシンセを入手して来て弾いてみたりしてたんだけど、久々に楽器演奏してみると実に気分爽快です。
現在の私の周囲には音楽が好きな人ばかりいまして、私よりも年代的には上の方ばかりなんだけど、みんなギター弾けるんですな。
かく言う私も、実は中学生の頃ほんの一時期だけフォークギターをやってみてた時期があったりもするのです。
まぁ簡単なコードをいくつか駆使して、フォークソングの弾き語りっぽいコトをやってたというレベルでしたが。
もっともその時は既に鍵盤楽器の人だったので、どうしても弦楽器の感覚に馴染めずに苦労したんですねぇ。
キーボードなら簡単にササッと弾けるのに、弦楽器ではいちいち考えなければならないんですから大変なのです。
そのうちに、ギターは触りもしなくなってしまいました。
これは30年以上前のコトなのです。

そんなワケで、実に久し振りにギターを触って見ました。
不思議なコトにおぼろげながら、簡単なコードの押え方はちゃんと覚えているモノなんですよねぇ。
こりゃ、押入れの中にしまってあるはずのギターを引っ張り出して来て、もう一度やってみようと思い立ったのです。

・・・しかし、我が家を探したんだけど何処にもギターはありません。
まぁ30年以上も経っているんだからどうなったのかなんて全然判らないのは仕方ないですな。
なので、丁度良い機会でもありますから、新しく楽器を購入しようと思いました。
現在ならば中古でも簡単に探せますし、また安くても作りの良い実用的な製品だって沢山出ているとのコトですから。


んで、どうせ買うんならばギターではなく「ウクレレ」にしようかと思い付きました。
コンパクトだし、今流行っているらしいし、お値段もギターと比べて安いですからねぇ。
まぁオモチャにする感覚で購入し、モノにならなければお部屋のインテリアにでもすれば良いかと気軽に考えていたのです。

ちなみに、私の友人のギター使いの方はウクレレも持っていて、ちょっと触らせてもらったのです。
その時まで知らなかったんだけど、ウクレレはギターとちょっと調律(チューニング)やコードの押え方が異なるんですな。
てっきりギターを小さくして、6本のうち高い方の弦4つだけにした楽器だと思っていたのでした。
(これはあながち間違いとは言えないんですけど、それは後で判明したので)

ウクレレは弦が4本なので、ギターよりも敷居が低くマスターしやすい楽器だと言われています。
まぁ高度なコトをしようとすると、その大きな制約の中で工夫しなければならないのでより大変ではあるのですけど、それは上級者になってからのコト。
とりあえず、ウクレレと言えば「ウクレレ漫談」の牧伸二を真っ先にイメージするので、ソレを目指そうってコトにしました。
決してハワイアンとかじゃない方向性が、ぶいぶいEg共和国らしいんです。


で、現在、私の手元には2つのウクレレがあったりします。
最初に購入したのは小さい方でして、大きい立派なヤツは友人から貰ったモノなのです。

ウクレレには大きさの種類がありまして、一般的な小さいヤツが「ソプラノ」で、それよりも一回り大きな「コンサート(アルト)」、もっと大きい「テナー」、そして「バリトン」の4種類です。
大きいほど楽器としての実用性が高いのですが・・・・・私は昔から小さいモノフリークなので、やっぱりウクレレらしい「ソプラノ」で行きたいと考えました。
ちなみにフレット(左手で弦を抑える所)の間隔も狭いので、指の太い人とかギターやってる人にはソプラノサイズは少々窮屈ですから、テナーを選ぶのが主流のようです。

しかしウクレレに関しては全く知識がなかったので、まず情報収集からはじめたのです。
メーカーもイロイロあって、初心者・入門用の定番ってのがあり、そこからステップアップして行くとハワイのメーカーのこれまた定番があったりするとか。
ちゃんとしたウクレレ教室とかに通うんならば絶対にその定番は外せませんねぇ。
ちなみに初心者・入門用の定番はフェイマスという日本のメーカー製のモノで、大体2万円前後クラスのを選ぼうってコトになってるようです。
まぁ楽器としてちゃんとした造りになってないと楽器をマスターするも何もなくなりますから、安心の日本製が一番でしょうな。
ヤマハがメーカーとして真っ先に出てこないのはちょっと意外でしたが、ギターと異なりウクレレにはあんまり力を入れていないのかも知れませんねぇ。

実は、ウクレレは安いモノだと2〜3千円位からあるのです。(新品で)
まぁ初心者はどうしてもそういうのを選んでしまいがちなんだそうけれど、楽器としての体を為していないモノも結構あるようなので失敗しやすいです。
ある程度弾けてウクレレが理解できるようにならないと、楽器選びってのは難しいと思いますからねぇ。
なので楽器屋さんで相談しながら購入するのがベストでしょう。

ここでも色んな情報をかき集めて検討したのですが・・・・未知の楽器選びってのは困難極まりないです。
なので方針転換をして、「そこそこ楽器として使えそうなモノ」なんだけど、外観イメージを最優先に選ぶようにしたのです。
そうじゃないと全然決まりませんからねぇ。
そして丁度、中古で出ていたこのまあるくてちっちゃい、クマ&ウサギのキャラクターのウクレレに決定。
結果的にはこれが大成功でした。


まあるくてちっちゃい方のウクレレの製造メーカーは「aNueNue(ア・ヌエヌエ)」と言う台湾のメーカーです。
2009年スタートの新興メーカーなんだけどウクレレ演奏者達からの評判は結構良いんですねぇ。
ソプラノの大きさの、aNN-U900Sと言うモデルです。
第一の特徴は、このデザインでしょう。とてもカワイイです。
マホガニー合板で作られていて、とても音がキレイに響きます。
ペグ(糸巻き)はギア式なので、調律もしやすく安定しているので、楽器としての基本性能は結構優秀なのです。
見た目的にはオモチャっぽいんですが。
このaNN-U900Sが私のメインウクレレとなりました。

弾いた感じは・・・かなり音が大きく響きますねぇ。
本体はとても軽いので、板厚が薄く作られているのでしょう。
この楽器だからってワケではなく、ソプラノサイズだからなのですが、とにかくフレットが狭くて窮屈で抑え難いです。
これは不慣れなせいもあるんだろうけれど、まぁ触っていればそのうち慣れるかなと考えてました。

このカワイイキャラクターのおかげで、ショーアップ効果は満点です。
なので弾き難いと感じてはいるんだけれど、ソレを補って余りある美点なので手放せませんな。
ちなみに、中古で出ていたんだがその時の商品説明に「7月購入品です」とありました。
現物を見ると、殆ど新品みたいだったので、もしかしたら今年の7月なのでしょうか。
まぁケースがタバコ臭かったのと、フレット板にコードを覚えるためのシールが貼ってあったのですけど。
・・・もしかしたら前オーナーさんって、一月も持たず即効挫折しちゃったのかな?
初心者が使ってたように見えるんだが、「Low-G」と呼ばれるセッティングになってたりしてて、ちょっとどういうコトなのか判らない点がありますねぇ。
ケースはファブリーズ攻撃をして干したので、タバコ臭は消えました。
ちなみにフレットのシールも剥がし、Low-Gセッティングも弦の張り替えをした時に普通セッティングに戻したのです。


もう1つの、ちょっと豪華なでかいウクレレ。
これは「KALA(カラ)」と言うメーカーで、かなりメジャーらしいです。
何でもアメリカの楽器メーカーのOEMをやってたトコが直接売り出したとかで、生産は中国なんだけど品質管理はバッチリしてるんだそうな。
「KA-TE」と言うモデルでして、テナーサイズでピックアップ(ギターマイクってやつです)内臓。

これは前オーナーさんの所にあった時、不慮の事故(?)によりネック部分がへし折れてしまったのです。
原因は不明とのコトなんだけど、破断面とかを観察するとどうやら外部からの力によるモノらしいですねぇ。
向かって左側から力が加わって折れてます。
不要になったとのコトなので、ピックアップも装備されているし部品取りにでもしようかと思って譲っていただきました。
でも調べてみると、ギターとかのネック折れってのは修理が効くんですな。
ちゃんとした方法と道具で行えば元通りの強度・信頼性が確保できるとのコトなので、早速チャレンジ。
外国メーカー製のボンドも調達して、バッチリ修理が完了しました。

そういう経緯により私のウクレレ・コレクションに早速追加されたんだけど、やっぱりテナーは「でかい」です。
そして、やっぱり弾きやすいですねぇ。
真面目にウクレレと言う楽器を選ぶんならば、多分こっちが正しいのでしょう。
その反面、可愛らしさにはちょっと欠けてしまいますが。


ちなみに、aNN-U900SもKALA:KA-TEも、グレードとしては似たようなモノです。
定価だとaNN-U900Sが¥18,000-、KALA:KA-TEが¥23,000-です。
KALAの方が高いけれど、ピックアップ付いてるしでかいですから。
どちらも、「楽器としての実用性に問題ない」クラスの製品なので、良かったです。


そんなワケで、一ヶ月ほどウクレレをマスターするのに頑張ってました。
コラム書く暇なんて全然ありませんでしたねぇ。
流石に長期間放置プレーってのも良くないので、反省しておりますv


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